第17回会議概要(平成24年11月15日実施)(PDF:240KB)

第17回
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市原市都市交流拠点整備推進協議会
会議概要
開会、閉会に関する事項及びその年月日
・平成24年11月15日(木)
10時00分から11時40分まで
・市原商工会議所
において
3階
会議室
※会議に先立ち、旧市原ショッピングスクエアビルを視察
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出席者
・出席の委員
学識経験者
芦沢哲蔵
市原商工会議所
榊原義久、齋藤文宏
E-タウン更級街づくり協議会
三宅邦弘
株式会社モール・エスシー開発
寺田昌弘、臼杵賢哉
株式会社カインズ
石塚隆、飯岡真次
市原市
千脇秀樹(会長)、中川茂治、鈴木昌武、伊藤幸男、吉野孝男、村野昇
・事務局
市原市企画部企画調整課・・・中島雅人、佐瀬正樹、佐久間正幸、佐久間政仁
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案件
1)都市交流拠点整備推進協議会の今後について
2)旧市原ショッピングスクエアビルの利活用について
3)その他
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会議の概要
1)都市交流拠点整備推進協議会の今後について
◇事務局から説明
○市原市都市交流拠点整備推進協議会設置要領の一部改正について
五井駅東口側の整備構想区域では、来年には総合公園(上総更級公園)が全面供用開
始となり、中核的な施設となるイトーヨーカドーのショッピングセンターも開店する予
定であることから、ハード面の整備が順調に進んでいる。
その一方で、五井駅西口側の中心市街地では、相次ぐ大型店舗の閉店により、交流人
口が減少し、まちの空洞化が進んでいる。
そのような状況から、本推進協議会を再開させる必要があると判断したところであり、
再開にあたり、委員構成を現状に即したものとするため、本推進協議会設置要領の一部
改正を行った。
・改正の内容
①五井駅前東土地区画整理組合が解散したことから、E-タウン更級街づくり協議会
を新たに加えることとし、同協議会会長と、同会長が推薦した者を委員とする。
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②市原商工会議所の関係者については、同会議所会頭と、同会頭が推薦した者とする。
③都市交流拠点に交流と賑わいをもたらすためには、まちづくりの担い手となる市民
や民間事業者の参画が必要であり、本推進協議会会長の指名により、これらの者を
必要に応じて委員に加える。
○今後の議題について
・当面の議題
中心市街地の活性化のため、旧市原ショッピングスクエアビルの利活用について、
意見交換を行う。
②中長期的な議題
都市交流拠点に交流と賑わいをもたらすため、五井駅東西両地区が連携した取り組
みの調整・推進を図っていく。
また、平成 17 年に策定した「都市交流拠点整備推進基本計画」を総括するとともに、
新たなまちづくりのビジョンを示すため、協議を行う。
◇質疑応答
・現在の都市交流拠点においては、西口の問題が大きいと感じており、地域で事業を行う
商工業者を 1、2 名推薦したいと考えている。(委員)
・是非よろしくお願いしたい。(会長)
2)旧市原ショッピングスクエアビルの利活用について
◇事務局から説明
○利活用計画策定の経緯
旧市原ショッピングスクエアビル(以下「当該施設」という。)については、平成 22
年 5 月にイトーヨーカドー市原店が閉店し、平成 23 年に最後のテナントが撤退して以降
は有効な利活用がされておらず、空きビルの状態である。
このことは、中心市街地の空洞化の進行の原因の一つであり、市のまちづくりにとっ
て大きな問題となっている。
このため、平成 24 年 3 月に、市が住友不動産ほか 2 社から無償譲渡を受け、中心市街
地に交流と賑わいをもたらす施設として早期に再生させるべく、当該施設の利活用計画
を策定することとした。
○利活用計画の検討において重視する要素について
中心市街地の活性化に寄与する施設として再生させるため、以下の 3 つの要素を重視
して検討を行う。
①集客性・・・地域経済の活性化のため、市内外から多くの人を呼び込む。
②公共公益性・・・より多くの対象者が利用できる公共性・公益性の高い施設とする。
③市民の利便性・・・市民の利便性を向上させ、中心市街地の定住人口の増加につなげる。
中心市街地の活性化には、より多くの人を呼び込む必要があることから、上記の 3 つ
の要素のうち、集客性を最も重要視する。
○今後の検討作業について
現在、利活用計画策定業務については、専門業者に委託して検討作業を進めている。
主な検討項目は、以下の 3 つである。
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①施設のマネジメント手法の検討
当該施設は公共、民間による複合的な利用を想定しており、施設の管理運営手法(直
営、委託、PFI 等)や、テナントの貸付に必要となる賃料等の条件を検討する。
②施設の利用方法の検討
集客性、公共・公益性、市民の利便性の 3 つの要素を踏まえ、中心市街地の活性化
に有効な導入機能について、公共、民間を問わず検討する。
③施設の改修計画の検討
イニシャルコストとランニングコストを踏まえ、施設の改修や機械設備の更新計画
について検討する。
また、当該施設の敷地内には駐車場がないことから、駐車場確保の手法についても
検討する。
上記項目の検討にあたっては、本推進協議会、商工会議所、都市交流拠点の整備に関
する調査特別委員会にも意見を伺いながら作業を進め、11 月末に委託業者から中間報告
が市に提出される。
この中間報告については、本推進協議会や議会等の関係組織に報告するとともに、パ
ブリックコメントにより市民からも広く意見を伺う。また、それと併せて民間事業者に
対する意向調査を行う。
これらの結果についてその後の検討に反映させ、利活用計画の方針案を策定する。ま
た、その際には、同時に進められている本庁舎耐震対策の結果と整合を図る。
○委託業者の選定における公募プロポーザルについて
利活用計画策定業務の委託にあたっては、高度な専門知識やノウハウが求められるこ
とから、公募プロポーザルにより委託業者を選定した。
プロポーザル参加者から、①公共、民間を問わず中心市街地活性化に資する利活用案、
②建物の改修及びマネジメント手法の主に 2 つの項目についての企画提案書を提出させ、
集客性、公共・公益性、市民の利便性の 3 つの要素と、施設を早期に再生させる必要性
から提案内容の実現性を重視して審査した結果、参加者 4 社のうち、最も評価の高かっ
た株式会社日本経済研究所を委託業者に選定した。
【株式会社 日本経済研究所の企画提案書の概要】
①旧ヨーカドー棟
・行政機能あるいは創業支援施設
・商業テナント
・駐車場(1F を改修)
②旧アイモール棟
・福祉に関する教育施設
・教育施設の学生が実習できる子育てや高齢者支援等の福祉施設
委託業者の提案については、教育施設の学生等、市内外から新たな来訪者が見込まれ
ることや、幅広い世代に対する福祉サービスが充実していること、福祉教育施設の学生
の本市への将来的な貢献が期待されること等から、高い評価となった。
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現在この提案をもとに、他市の同様の事例も参考にしながら検討作業を進めていると
ころである。
◇質疑応答
・今回の利活用計画の策定に関して、市原市都市交流拠点整備基本計画における考え方や、
エリアとしての位置付けは変わっていないか。(委員)
・当該施設の利活用に関しては、同計画に基づいて、中心市街地の活性化のために行うも
のである。(事務局)
◇各委員からの意見
・かなり大きい建物であり、商業施設では来訪客を上階まで引き込むことが難しいので、
低層階を商業施設とし、上層階は福祉施設や行政施設で構成するのがよいと思う。
駅から十分歩いていける立地であるので、住民にやさしい施設が望ましい。
・他市の状況からみても、東口と西口で同じような機能を持たせるのは有効ではなく、差
別化が必要と考える。駐車場の問題があり、大型の商業施設は難しいことから、福祉や
文化的な機能を充実させ、一部に日常品の販売を行う商業施設を導入することで西口の
魅力アップにつなげることができると思う。
・駐車場が非常に大きな課題である。また、5 階まで商業施設の来訪客を呼び込むのは難
しい。エレベーターやエスカレーター等の設備があるので、行政施設を上階にするべき
である。
また、行政施設は土日に窓口を開かないため、それだけで大半を埋めるのは避けるべき
である。
・大型の商業店舗は業績が悪化すると撤退し、まちの空洞化に繋がってしまう。
駅から徒歩で回遊できることが望ましいと思われる。
・ 中心市街地の活性化に大きく役立つ利活用を期待している。中心市街地の活性化に必要
な要因としては、人が多く来訪することと、人が多く住むことの 2 つがある。
人を多く来訪させるという点については、既存商業と競合しないこと、また、行政機能
の場合は人が多く訪れる窓口系の部署が効果的である。
人が多く住むという点については、幅広い世代が魅力を感じ、そこに住もうと思うよう
な導入機能が望ましい。スポーツ施設は若者だけでなく中高年も活用する時代になった。
福祉施設と教育施設、幼稚園と高齢者支援施設といった、施設同士の機能連携も効果的
であり、様々な組み合わせを検討してもらいたい。
建物の構造的には窓が無いことが課題で、窓を作れる可能性について検討が必要である。
3)その他
◇株式会社モール・エスシーから、東口ショッピングセンターの進捗状況の報告
大店立地法の手続について、10 月、千葉県に出店計画書を提出したところである。11
月中には計画概要書を提出し、12 月に立地法の届出を行う予定である。
その後、来年 1 月に地元説明会を実施した後、1 月下旬に着工したいと考えており、オー
プンは来年 11 月を予定している。
・それでは、本日は、以上をもって、第17回の都市交流拠点整備推進協議会を締めたい。
どうもありがとうございました。
以上
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