【2014年 9月号】 医 薬 品 情 報 2014年 8月 29日発行 8月の薬事委員会休会のため、新規採用医薬品等はありません 1.採用取消医薬品--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------1 ①バリテスターA240散(袋) ②メマリー錠5mg ③ペリアクチン散、シロップ 2.限定採用薬に関する医薬品情報の提供 -----------------------------------------------------------------------------1 3.医薬品添付文書の改訂(2014 年 7 月, DSU No.231) ------------------------------------------------3 4.医薬品・医療機器等安全性情報(2014 年 7 月, No.314) ---------------------------------------6 5.使用期限間近の医薬品リスト ----------------------------------------------------------------------------------------------7 6.医薬品情報 小児投与禁忌薬について ----------------------------------------------------------------------------8 問い合わせ先:薬剤部 医薬品情報管理室 内線2727 独立行政法人地域医療機能推進機構 九州病院 1.採用取消医薬品 ①バリテスターA240散(袋) [バリテスターA240散(ボトル)採用に伴い] ②メマリー錠5mg [メマリーOD錠5mg採用に伴い] ③ペリアクチン散、シロップ [ザイザルシロップ採用に伴い] 8 月 7 日(木)までに異議申し立てがありませんでしたので、採用取消とします 2.限定採用薬に関する医薬品情報の提供 8月新規の限定採用薬基本情報 1)<アデムパス錠 2.5mg> 1 一般名 リオシグアト 2 薬効分類名 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤 3 適応症 外科的治療不適応又は外科的治療後に残存・再発した慢性血栓塞 栓性肺高血圧症 4 用法・用量 1 回 1.0~2.5mg を 1 日 3 回 5 禁忌 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 6 重大な副作用 喀血、肺出血 7 使用部署(診療科) 外来(内科) 8 製薬会社 バイエル薬品 9 薬価 3366.9 円/錠 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 妊婦又は妊娠している可能性のある女性 重度の肝機能障害(Child-Pugh 分類 C)のある患者 重度の腎機能障害(Ccr:15mL/min 未満)又は透析中の患者 硝酸剤又は一酸化窒素(NO)供与剤を投与中の患者 ホスホジエステラーゼ(PDE)5 阻害剤を投与中の患者 アゾール系抗真菌剤を投与中の患者 1 2)<ゾリンザカプセル 100mg> 1 一般名 ボリノスタット 2 薬効分類名 抗悪性腫瘍剤、ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤 3 適応症 皮膚 T 細胞性リンパ腫 4 用法・用量 1 日 1 回 400mg を食後経口投与 5 禁忌 1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2. 重度の肝障害患者 6 重大な副作用 肺塞栓症、深部静脈血栓症、血小板減少症、貧血、脱水症状、 高血糖、腎不全 7 使用部署(診療科) 7北病棟 8 製薬会社 大鵬薬品 9 薬価 5618.9 円/カプセル 3)<ノウリアスト錠 20mg> 1 一般名 イストラデフィリン 2 薬効分類名 アデノシン A2A 受容体拮抗薬 3 適応症 レボドパ含有製剤で治療中のパーキンソン病におけるウェアリングオフ現 象の改善 4 用法・用量 20~40mg を 1 日 1 回経口投与 5 禁忌 1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 3. 重度の肝障害のある患者 6 重大な副作用 幻視、幻覚、妄想、せん妄、不安障害、うつの悪化・抑うつ、被害妄想、 幻聴、体感幻覚、躁病、激越、衝動制御障害 7 使用部署(診療科) 8北病棟 8 製薬会社 協和発酵キリン 9 薬価 782.4 円/錠 2 3.医薬品添付文書の改訂 (DSU No.231 より) ★:警告、◎:投与禁忌、併用禁忌、○:重要な基本的注意、重大な副作用 1)アドナ注(静脈用)(田辺三菱製薬) ○:重大な副作用(下線部改訂) ショック、アナフィラキシーを起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常があら われた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。 2)イトリゾールカプセル・内用液(ヤンセンファーマ) ◎:禁忌(下線部改訂) ピモジド、キニジン、ベプリジル、トリアゾラム、シンバスタチン、アゼルニジピン、 ニソルジピン、エルゴタミン、ジヒドロエルゴタミン、エルゴメトリン、メチルエルゴ メトリン、バルデナフィル、エプレレノン、ブロナンセリン、シルデナフィル(レバチ オ)、タダラフィル(アドシルカ)、アリスキレン、ダビガトラン、リバーロキサバン、 リオシグアトを投与中の患者 ◎:併用禁忌(追記) リオシグアト〔臨床症状・措置方法:リオシグアトの血中濃度を上昇させるおそれがあ る(リオシグアトとケトコナゾールの併用により、リオシグアトの AUC 及び Cmax がそ れぞれ 150%及び 46%増加し、また、消失半減期が延長し、クリアランスも低下したとの 報告がある)。 機序・危険因子:本剤の CYP3A4 及びP糖蛋白阻害作用により、リオシ グアトのクリアランスが低下することが考えられる。〕 3)クラリチンレディタブ錠(塩野義製薬) ○:重大な副作用(追記) 痙攣:痙攣があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適 切な処置を行うこと。 4)シグマート錠・注(中外製薬) ◎:禁忌(下線部改訂) ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤(シルデナフィルクエン酸塩、バルデナ フィル塩酸塩水和物、タダラフィル)又はグアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤 (リオシグアト)を投与中の患者 ◎:併用禁忌(下線部改訂) ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤[シルデナフィルクエン酸塩(バイアグ ラ、レバチオ)、バルデナフィル塩酸塩水和物、タダラフィル(シアリス、アドシルカ、 ザルティア)]〔臨床症状・措置方法:併用により、降圧作用が増強することがあ る。〕 ◎:併用禁忌(追記) グアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤(リオシグアト)〔臨床症状・措置方法: 併用により、降圧作用が増強することがある。 機序・危険因子:本剤とグアニル酸シ クラーゼ刺激作用を有する薬剤は、ともに cGMP の産生を促進することから、両剤の併 用により cGMP の増大を介する本剤の降圧作用が増強する。〕 3 ○:重要な基本的注意(下線部改訂) 本剤とホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤(シルデナフィルクエン酸塩、バ ルデナフィル塩酸塩水和物、タダラフィル)又はグアニル酸シクラーゼ刺激作用を有す る薬剤(リオシグアト)との併用により降圧作用が増強し、過度に血圧を低下させるこ とがあるので、本剤投与前にこれらの薬剤を服用していないことを十分確認すること。 また、本剤投与中及び投与後においてこれらの薬剤を服用しないよう十分注意すること。 5)ゾシン静注用 (大正富山) ○:重要な基本的注意(下線部改訂) 本剤によるショック、アナフィラキシーの発生を確実に予知できる方法がないので、次 の措置をとること。 ○:重大な副作用(下線部改訂) ショック、アナフィラキシー:ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、喘息様発作、 瘙痒等)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与 を中止し、適切な処置を行うこと。 6)ソブリアードカプセル (ヤンセンファーマ) ○:重大な副作用(追記) ・ 敗血症:易感染性となり、重篤な感染症を誘発し敗血症に至ることがあるので、定期的 な血液検査を実施するなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、 適切な処置を行うこと。 ・ 脳出血:脳出血があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場 合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。 7)ツムラ茵蔯蒿湯エキス顆粒【限定】(ツムラ) ○:重大な副作用(追記) 腸間膜静脈硬化症:長期投与により、腸間膜静脈硬化症があらわれることがある。腹痛、 下痢、便秘、腹部膨満等が繰り返しあらわれた場合、又は便潜血陽性になった場合には 投与を中止し、CT、大腸内視鏡等の検査を実施するとともに、適切な処置を行うこと。 なお、腸管切除術に至った症例も報告されている。 8)パキシル錠、パキシルCR錠(グラクソ・スミスクライン) ○:重要な基本的注意(追記) アナフィラキシー:アナフィラキシー(発疹、血管浮腫、呼吸困難等)があらわれるこ とがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処 置を行うこと。 9)フランドルテープ、アイトロール錠、ミオコールスプレー(トーアエイヨー) ◎:禁忌(下線部改訂) ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤(シルデナフィルクエン酸塩、バルデナ フィル塩酸塩水和物、タダラフィル)又はグアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤 (リオシグアト)を投与中の患者 4 ◎:併用禁忌(下線部改訂) ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤[シルデナフィルクエン酸塩(バイアグラ、 レバチオ)、バルデナフィル塩酸塩水和物、タダラフィル(シアリス、アドシルカ、ザルテ ィア)]〔臨床症状・措置方法:併用により、降圧作用を増強することがある。〕 ◎:併用禁忌(追記) グアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤(リオシグアト)〔臨床症状・措置方法: 併用により、降圧作用を増強することがある。 機序・危険因子:本剤とグアニル酸シ クラーゼ刺激作用を有する薬剤は、ともに cGMP の産生を促進することから、両剤の併 用により cGMP の増大を介する本剤の降圧作用が増強する。〕 ○:重要な基本的注意(下線部改訂) 本剤とホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤(シルデナフィルクエン酸塩、バ ルデナフィル塩酸塩水和物、タダラフィル)又はグアニル酸シクラーゼ刺激作用を有す る薬剤(リオシグアト)との併用により降圧作用が増強し、過度に血圧を低下させるこ とがあるので、本剤投与前にこれらの薬剤を服用していないことを十分確認すること。 また、本剤投与中及び投与後においてこれらの薬剤を服用しないよう十分注意すること。 10)プレベナー13水性懸濁注 (ファイザー) ○:重要な基本的注意(下線部改訂) 本剤と他のワクチンを同時に同一の被接種者に対して接種する場合は、それぞれ単独接 種することができる旨の説明を行うこと。特に、被接種者が重篤な基礎疾患に罹患して いる場合は、単独接種も考慮しつつ、被接種者の状態を確認して慎重に接種すること (小児への同時接種については厚生労働省のホームページを参照)。 11)フロリードゲル経口用 (持田製薬) ○:重要な基本的注意(下線部改訂) 本剤とワルファリンとの併用において、ワルファリンの作用が増強し、出血をきたした 症例が報告されている。本剤投与開始にあたっては、あらかじめワルファリン服用の有 無を確認し、ワルファリンと併用する場合は、プロトロンビン時間測定及びトロンボテ ストの回数を増やすなど慎重に投与すること。 12)フロリードF注 【限定】(持田製薬) ○:重要な基本的注意(下線部改訂) ミコナゾールゲル経口用とワルファリンとの併用において、ワルファリンの作用が増強 し、出血をきたした症例が報告されている。本剤投与開始にあたっては、あらかじめワ ルファリン服用の有無を確認し、ワルファリンと併用する場合は、プロトロンビン時間 測定及びトロンボテストの回数を増やすなど慎重に投与すること。 ○:重大な副作用(下線部改訂) ショック、アナフィラキシーを起こすことがあるので、観察を十分に行い、悪心・嘔吐、 血圧降下、胸内苦悶、呼吸困難、チアノーゼ、意識低下等があらわれた場合には投与を 中止し、適切な処置を行うこと。 5 4.医薬品・医療機器等安全性情報 オーダリング端末の病院情報システムにログイン後、「医薬品情報」内のフォルダ 「安全性情報」に格納していますので、ご覧下さい。 医薬品・医療機器等安全性情報(No.314 2014 年 7 月) 6 5.使用期限間近の医薬品リスト 年 月 9 2014 10 11 医薬品名 (2014 年 9 月現在) 薬価 スピール膏 ガランターゼ散 エンシュア・H ナゼアOD0.1mg ベンザリン錠2 アレロック顆粒0.5% アキネトン注射液5mg ヘルベッサー注射用50 静注用フローラン専用溶解液 ヘパトセーラ(1mL) ビジクリア配合錠 トレリーフ錠25mg セレネース錠0.75mg テオドールドライシロップ20% ネオーラル内用液10% ベタニス25mg アスタット軟膏 ゲーベンクリーム 調剤用パンビタン末 トラバタンズ点眼液0.004% アレルゲンエキス皮下注ハウスダスト エクストラニール 2000ML ジスロマック点滴静注用500mg スキサメトニウム注100「AS」 ノボラピッド注イノレット サイビスクディスポ関節注2mL インダシン静注用1mg 献血ベニロン-I静注用500mg キシロカインポリアンプ2% アロンアルフアA「三共」 局 乳酸カルシウム「ホエイ」 ファンギゾンシロップ ベネトリン吸入液 プログラフカプセル0.5mg ファスティック錠30 リノコートパウダースプレー鼻用25μg リスモダンP静注50mg ノボリンN注フレックスペン 注射用GRF住友50 パルクス注10μg フェノバール注射液100mg ヘルベッサー注射用50 89 43 10 1,317 5 75 58 1,391 2,029 8,855 56 1,115 7 96 928 116 41 13 6 1,007 4,235 1,349 2,535 109 2,211 9,924 7,002 5,192 147 170 37 53 24 458 18 1,127 407 2,067 3,667 4,877 75 1,391 処方可能な薬剤がございましたらご協力お願いいたします。 7 在庫金額 月平均使用量 358 6,712 864 26,344 574 1,504 1,160 1,391 22,319 17,710 564 14,507 780 4,835 46,430 2,208 413 1,320 1,240 15,114 4,235 12,141 12,675 218 6,633 9,924 49,014 15,576 882 170 151 1,286 738 1,832 3,740 10,144 814 4,134 7,334 360,898 1,350 2,782 0.167枚 0包 9.33缶 0錠 2.83錠 72.5mg 0管 26管 0管 0管 8錠 0.167錠 9.75錠 2466.7mg 0本 2.16錠 0本 86.67g 790g 0.33本 0管 0袋 14.67瓶 0管 0本 0本 4.33瓶 2.33箱 0管 0管 48g 82mL 0本 8.5C 0錠 0.167本 0.33管 0.33本 0.66管 29.33管 2.33管 26管 6.医薬品情報 小児投与禁忌薬について 小児へ薬剤を処方する際は、投与量に注意が必要であり、薬剤の中には、小児への投与 の安定性が確立されていないものや投与禁忌と定められているものが多数あります。 今年に入り、プロポフォールを鎮静目的で小児に投与し、死亡した事例も起こっていま す。そこで今回、添付文書に小児への投与が禁忌と記載されている当院採用薬をまとめま したので、ご参照下さい。 薬 当院採用 低体重児 効 医薬品名 新生児 乳児 幼児 小児 禁忌理由 × ・安全性が確立していない。 ・集中治療における人工呼吸 中の鎮静において、小児等に は投与しないこと(死亡例が 報告されている)。 ディプリバン注 × × × プロポフォール注 △ 神経系用薬 ベゲタミン A 錠 × × ※2 歳以上の 幼児・小児は 有益性投与 △ ダイアップ坐剤 × ・2 歳未満の児へのプロメタ ジン製剤の投与により致死的 な呼吸抑制が起こったとの報 告がある。 ・2 歳以上の幼児、小児に対 しては、錐体外路症状、ジス キネジアが起こりやすいの で、慎重投与。 脂肪組織が少ないため、血中 濃度が高くなる可能性があ る。また、肝・腎機能が未熟 であるので、半減期が延長さ れるとの報告がある。 ※乳児 は慎重 投与 ※2 歳 ドロレプタン注 × × × 以下 2 歳以下の児は安全性が確立 していない。 × アベロックス錠 × × × × × × × × × × × × ジェニナック錠 × × × × パシル注 × × × × クラビット錠 クラビット注 抗菌薬 シプロキサン錠 シプロキサン注 バクタ錠・顆粒 高ビリルビン血症を起こすこ とがある。 × バクトラミン注 ・安全性が確立していない。 ・動物実験(幼若犬)で関節 部の軟骨障害が認められてい る。 ※ただし炭疽に限り、治療上 の有益性を考慮して投与する こと(クラビット、シプロキサン) × 8 薬 当院採用 低体重児 効 医薬品名 新生児 ロセフィン注 乳児 幼児 小児 禁忌理由 高ビリルビン血症の未熟児、 新生児には投与しないこと。 (血清アルブミンと結合して いるビリルビンを遊離させ る。また、血液脳関門が未熟 なため遊離ビリルビンが脳内 へ移行し核黄疸をおこすおそ れがある。) × 抗 菌 薬 小児用 バクシダール錠 血 液 血 管 作 用 薬 バイアスピリン錠 抗炎症 剤 消化器用剤 アザルフィジン EN 錠 サラゾピリン錠 抗アレルギー剤 ペリアクチン錠・ 散・シロップ クロール トリメトン注 × × × × △ ※5才未満の 幼児には錠剤 が服用可能な ことを確認し て、慎重に投 与すること △ ※幼児は錠剤 が内服可能で あれば 慎重投与可 錠剤の嚥下が不能である児に は投与しないこと。 ・副作用があらわれやすいの で、慎重投与。川崎病の治療 において肝機能障害の報告が あるので、肝機能検査を行 い、注意すること。 ・原則 15 歳未満の水痘、イ ンフルエンザの患者には原則 として投与しないこと。やむ を得ず投与する場合には、慎 重に投与すること。 × △ ※安全性が 確立していない。 高ビリルビン血症を起こすこ とがある。 × △ ※安全性が 確立していない。 高ビリルビン血症を起こすこ とがある。 △ × ※乳幼児は 慎重投与 ・新生児へ投与し、無呼吸、 チアノーゼ、呼吸困難を起こ したとの報告がある。 ・特に乳幼児において、過量 投与により、幻覚、中枢神経 抑制、痙攣、呼吸停止、心停 止を起こし、死に至ることが ある。 中枢神経系興奮等の抗コリン 作用に対する感受性が高く、 痙攣等の反応が現れる恐れが ある。 × 9 薬 当院採用 低体重児 効 医薬品名 新生児 乳児 呼吸器用剤 泌尿器用剤 ドプラム注 × × アボルブカプセル × × 皮膚科治療剤 プロトピック 軟膏 0.1% × × 幼児 小児 △ ※慎重投与 × × 禁忌理由 新生児・未熟児の無呼吸発作 に対する使用により、消化管 穿孔、消化管出血等が認めら れたとの報告があるので投与 しないこと。 × 小児等に対する適応はなく、 安全性及び有効性は確立され ていない。 × 2 歳以上の小児等ではより低 濃度の小児用製剤(0.03%) でも有効性が認められている ので、血中濃度上昇により副 作用が発現する可能性を考慮 し、小児等では本剤を使用し ないこと。 2014 年 8 月作成 本件の問い合わせ先:薬剤部・医薬品情報室(内線2725) 10
© Copyright 2024 Paperzz