Mouri, Ritsuko in Brazil (2012年10月)

ブラジルの樹木
サンパウロ在住
毛利 律子
樹齢 3000 年の樹:ジュキチーバ・ローザ(jequitibás
rosa)というブラジル特有の樹木で、学名サガリバ
ナ科で広葉の落葉樹。高さ:約 45 メートル、胴回
り:約 16 メートル。サンパウロの州木で、サンパ
ウロ市(São Paulo)から車で約三時間のところに
ある、サンタ・ヒッタ・ド・パッサ・クワトロ(Santa
Rita do Passa Quatro)市のバッサヌンガ州立公園
(Parque Estadual de Vassununga)約 1700 ヘク
タールの保護区域に現存し、ブラジルで最も古い樹
と言われている。
ブラジルの国木イッペー(Ipê roxo)の樹。ノウ
ゼンカズラ科の落葉樹であり、高さ 30 メートル
を超える高木に成長する。花の色は赤紫、黄色な
どがある。この黄色は、ブラジルサッカー代表の
公式ユニフォームの色としても知られている。
早春に森林の木々の間に咲き乱れるイッペーの花
は、訪れるものの脳裏に深く印象づけて、忘れら
れない美しさと伝えられる。
サンパウロ市から約 700 キロ離れたアラサツーバ市を結ぶ高速道路沿いに立ち並ぶ、マンゴーの並木。
枝にはたわわに実がついている。人々は車を止め、棒などで実をたたき落としたり、落下した実を拾
って、のんびりと美味しそうに食んでいる。