NEWSLETTER - Maldives Embassy

NEWSLETTER
VOLUME 6, ISSUE Ⅵ
2013年4・5・6月号
新藤総務大臣 ワヒード大統領を表敬
目次

新藤総務大臣 大統領を表敬

二国間クレジット制度に関する
文書に署名
1
2013年6月30日、新藤義孝総務大臣はモハメド・ワヒ
ード大統領を表敬訪問した。
 モルディブからのニュース
2
 大使館ニュース・活動
2-4
 今回のリゾート :
5
二国間の緊密な相互関係の重要性を強調したうえで
、大統領は日本政府から受けて来た長年の支援や開
発援助に対する感謝の意を表明した。特に教育や通
信・放送事業のインフラ整備等に対する援助に感謝
の意を表した。
ジュメイラ デヴァナフシ
 ピックアップ:宗教
6
 モルディブ料理:
7
大統領府での会談で、ワヒード大統領と新藤大臣は
近年の政治・経済・社会情勢に関して意見を交わし
た。
再生可能エネルギーや持続可能な開発を活性化する
政府の重要性を強調しつつ、大統領と新藤大臣はこ
うした分野での協力拡大に関してお互いの意見を検
討した。
クリボウキバ
モルディブ
2020年までにカーボン
ニュートラルを目指します!
モルディブと日本
二国間クレジット制度に関する文書に署名
2013年6月29日、モルディブと日本は両
国の間で低炭素成長を実現させる事を
目的とした二国間オフセット・クレジ
ッ ト 制 度
( B O C M )
に関する合意書に署名した。
沖縄で開催された調印式では、それぞ
れの国を代表してマリヤム・シャキー
ラ環境エネルギー大臣と石原伸晃環境
大臣によって合意文書に署名がなされ
た。
2017年までに世界最大の
海洋保護区を目指します!
下記のサイトもご覧ください
合意書の下で両国は、気候変動枠組み条約(UNFCCC)の目的に基づき、モルディブでの投資
促進、低炭素技術、製品化、システム構築、各種事業、インフラ整備、生産能力の造成等
低炭素成長の目的を目指して共に取り組んで行く事になる。
シャキーラ環境大臣は石原環境大臣により招聘され、2013年6月29日から30日まで沖縄で開
催された地球温暖化防止並びにサンゴ保全に関する国際会議に出席する為に来日した。沖
縄での国際会議後、シャキーラ大臣は東京で高官僚や国会議員団と会談した。
また、環境分野に従事している数社の日本企業やNGO機関等と意見交換を行った。
〒106-0041
東京部港区麻布台1-9-10飯倉ITビル8階
TEL:03-6234-4315
FAX:03-6234-4316
モルディブ大使館のニュースレター
VOLUME 6, ISSUE Ⅵ
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大使館ニュース・活動
モルディブ初の非駐在大使
韓国へ信任状捧呈
2013年4月18日、モルディブ共和国初の非駐在大使として大韓民国への大使
に信任されたアハメドカリール大使は、ソウルの大統領官邸で開催された式
典で、朴槿恵(パク・クネ)大統領へ信任状を捧呈した。
式典に続いて行われた対談で、朴大統領は韓国で初代モルディブ大使となっ
たカリール大使を祝福し、大使の信任が両国間の友好関係の一層の強化に繋
がるという確信を表明した。更に大統領は二国間の関係を増強するため、特
に投資と経済協力の促進を通じて、モルディブと共に取り組んでいく事を保
証した。朴大統領は、モルディブが韓国の若い世代層に最も人気のある観光
地の一つとして注目されていると述べ、最近就航した両国間を結ぶ航空会社
によって、モルディブへ新婚旅行へ行く韓国人が更に増えるでしょうと期待
感を表した。
カリール大使は、モルディブのモハメドワヒード大統領から朴大統領への書簡を手渡し、韓国政府に対しモルディブの
支援と協力を改めて伝えた。またモルディブ政府と国民を代表し、長年にわたってモルディブの発展に支援、援助して
くれた韓国政府と国民へ心からの御礼と感謝を表した。
ソウルを訪問中、カリール大使は韓国外務省高官僚も表敬訪問し、また、可能性を秘めた一部の韓国投資家らとの意見
交換を行った。
1966年にモルディブと韓国は国交を樹立した。過去45年以上に渡り、両国間の関係は政府間レベルのみならず、人的交
流や貿易関係も繁栄して来た。両国はまた国際的な場、特に国連や様々な地域自治体においても、気候変動や持続可能
な開発、人権などといった重要な国際問題を連携して取り組んできた。
カリール大使は現在日本に派遣され東京を拠点としている。在京モルディブ共和国大使館は韓国との国際関係も同様に
担当することとなる。
カリール大使 東京都知事を表敬 カリール大使
徳洲会理事長を表敬
アハメドカリール大使は2013
年5月27日、徳洲会グループの
理事長である徳田虎雄氏を表
敬訪問した。面談には衆議院
議員の徳田毅氏も参加した。
面談においてカリール大使は
徳田氏および徳洲会グループ
の役員とともに、モルディブ
政府と徳洲会グループの間で
2013年6月14日、アハメドカリール大使は、猪瀬直樹 相互に協力し得る領域につい
て話し合った。
東京都知事を表敬訪問した。
徳洲会グループは日本最大の民間の医療提供団体である。1973年
会談でカリール大使は、モルディブ政府と国民を代
に設立され2011年時点では主に200床から400床を抱える規模の67
表し、東京都知事挙の当選に対し祝辞を送った。カ
リール大使と猪瀬都知事は、モルディブと東京にお の病院や、44のクリニック、33の介護老人保健施設、17の特別養
護老人ホーム、34のグループホーム、24の有料老人ホーム、23の
いて相互に協力しあえる分野に関して話し合った。
訪問看護ステーション、49の訪問介護事業、113の居宅介護支援
東京都はモルディブの上下水道運営会社であるMWS 事業所、その他26の介護福祉関連施設等をすべて合わせると430
Cと技術協力を行っている。2010年には東京都水道局 におよぶ。
からモルディブへ実情調査の使節団が派遣された。
受 け 入 れ 可 能 な 床 数 は 病 院 の み で も で 1
目前の猪瀬都知事の主な業務のひとつは、2020年の 万5617床にものぼる。2万5千人以上の従業員及びおよそ2100人の
オリンピック招致を東京で成功させることである。 医師がグループを支えている。
モルディブ大使館のニュースレター
VOLUME 6, ISSUE Ⅵ
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大使館ニュース・活動
JENESYS2.0 日本語学習者短期招聘プログラム
アハメドカリール大使は、2013年5月24日に千葉県のホテルニューオータニ幕張で開催された、SARRC(南アジア地
域協力連合)加盟国からの日本語学習者短期招聘プログラムの成果報告会に参加した。このプログラムのもと、モル
ディブからの20名の学生を含む8か国のSARRC加盟国から総勢160名の学生が日本を訪れ、5月20日から25日まで滞在
した。日本に滞在中学生達は、アニメーションミュージアムや浅草寺のほか、東京の小学校など日本文化を学ぶため
様々な場所を訪れた。カリール大使は、6月7日に第2陣、6月14日に第3陣の報告会にも参加した。
このプログラムは日本東アジア青少年交流事業(JENESYS2.0)の一環として行われた。JENESYS2.0は2013年4月にイン
ドネシアを訪問中の安倍首相により発表されたものである。この事業は,日本経済の再生に向けて,我が国に対する潜
在的な関心を増進させ,日本を訪れる外国人の増加を図ると共に,クールジャパンを含めた我が国の強みや魅力等の日
本ブランド,日本的な「価値」への国際理解を増進させることを目指している。
カリール大使
明治大学で講義
2013年5月13日アハメドカリール大使は「モルディブ気候変動の影響」を主題として明
治大学経営学部の特別講師として講義を行った。この講義は「経営学特別講義A」の中
で行われた。明治大学は1881年に創立され、日本で最も大きく名声のある私立大学のひ
とつである。
カリール大使
生徒達を歓迎
アハメドカリール大使は、2013年4月から6月にかけて、中高あわせて4校の生徒たちを特別活動の一環として大使館に
迎え入れた。カリール大使は生徒たちに、モルディブの基本概要やモルディブと日本との関係について話をした。また
、モルディブのような小さな国々にもたらされる地球全体の気候変動の影響と、全ての国々が共に力を合わせ、気候変
動により起こり得る甚大な被害を克服することの重要性を説明した。それぞれの学校の生徒達は事前学習の内容を発表
した。
※写真左から岩手県久慈市立三崎中学校、鶴見大学付属高等学校、港区立高陵中学校、愛知県大府市立大府西中学校
VOLUME 6, ISSUE Ⅵ
モルディブ大使館のニュースレター
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モルディブ「行きたい渡航先」第1位受賞
池袋のサンシャインシティで開催されたマリンダイビング&ビーチリゾートフェ
ア2013のダイブ&トラベルアワードにおいて、モルディブが「ドリーミングエリ
ア(行きたい渡航先)」の部門で第1位を獲得した。モルディブは、13年前にこ
のアワードが始まって以来継続的にこの賞を受賞している。
モルディブは、「ベストダイビングエリア」の部門でも第2位を獲得した。この
他にも「ベストダイブクルーズ船」の部門では「アイランドサファリロイヤル号
」と「Equatorイクエーター号」が2位と3位を獲得した。
ダイブ&トラベルアワードは、主催者である水中造形センターが出版する2つの
最も有名なダイビングマガジン「Travel Diver」と(Marine diving)
の読者によって選ばれたものである。
モルディブ
関空旅博2013へ参加
駐日モルディブ共和国大使館は、モルディブの政府観光局であるモルディブマー
ケティング&パブリックリレーションズコーポレーションと協同で、2013年5月18
日から19日かけて開催された関空旅博2013へ参加した。モルディブが関空旅博に
参加したのは今回が初めてである。モルディブのブースには既に新婚旅行やダイ
ビングツアーでモルディブを訪れた事のある方々や、これから新婚旅行や家族旅
行で行きたいという方々を含む、多くの人が足を運んだ。
関空旅博は関西地域から数千もの来場者が足を運ぶ、1年に一度のイベントであ
る。今年は3万8千人以上の人々が訪れた。出展には航空会社や国内外の観光局、
旅行会社、美食家や旅行関係の小売産業も含まれた。
2013 New環境展/地球温暖化防止展
スマートコミュニティー JAPAN
駐日モルディブ共和国大使館は、2013年5月21日から24日
までお台場の東京ビッグサイトで同時開催中の「2013New
環境展-2013地球温暖化防止展」に参加している。
2013年5月30日、アハメドカリール大使は東京ビッグサイ
トで開催された「スマートコミュニティーJapan2013」に
おいて、『-モルディブ-カーボンニュートラルな環境
の実現に向けて』と題した講演を行った。この講演でカ
リール大使は、日本のODAが資金援助をした「クリー
ンエナジープロモーションマ-レ」と株式会社日立製作
所が民間として資金援助をしている「海洋深層水多段利
用インフラ事業」について語った。スマートコミュニテ
ィーの展示会は、日刊工業新聞社によって年に1度毎年
開催されている。
会場に出展中のブースとは別の場所で行われた地球温暖
化防止フォーラムにおいて、アハメドカリール駐日モル
ディブ大使はモルディブの気候変動と地球温暖化の影響
についてプレゼンテーションを行った。
第22回New環境展2013と地球温暖化防止展2013は日報ビジ
ネス株式会社による主催である。この2つの展覧会は、
日本で毎年開催されるこのような環境展の中では最大規
模である。今年は16万人以上の来場者が見込まれた。
展示会の主な狙いは、再生可
能エネルギーやエネルギー保
護技術の分野に働きかけてい
る日本や世界中の企業を一つ
の会場に集め、こうした企業
の最新でユニークな技術を展
示し、総合的なエネルギーの
解決策を提供すること
により低炭素社会の実現をも
たらすことである。
VOLUME 6, ISSUE Ⅵ
今回のリゾート:
モルディブ大使館のニュースレター
ジュメイラ
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デヴァナフシ
ジュメイラ・デヴァナフシはインド洋の真ん中に位置したモルディブの南端にあり、人生の穏やかな楽しみ
のため創られました。二つの島を越えて広がる魅惑的な隠れ家は、あらゆるものから逃れるのに必要な全て
を提供しています。青々とした群葉やクリスタルブルーの海と真っ白な砂浜の広がりは、聖域を生み出しま
す。この場所を楽園と呼ぶことは過言ではありません。お客様の滞在を特別なものにするために、豊富なご
要望を可能にします。
ジュメイラ・デヴァナフシのレストランやタリーススパで五感を刺激したり、或いは単に珊瑚礁の間で泳ぐ
だけで活力を漲らせることができます。インド洋のエキゾチックな美しさに囲まれたこの島の隠れ家は、こ
の地球上で最も人里から離れた贅沢な空間であることを誇りに思ております。首都マーレから400kmに位置し
、宿泊される皆様は国内線若しくは水上機を利用し束の間の移動でジュメイラ・デヴァナフシに到着出来ま
す。一年を通してトロピカルな明るさで、スタッフ一同皆様の到着を心よりお待ち申し上げております。
VOLUME 6, ISSUE Ⅵ
ピックアップ
モルディブ大使館のニュースレター
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宗教
モルディブは100%
イスラム教国家です。
しかしながらAD11
53年に大規模の改宗
が行われるまでは仏教
国でした。考古学的な
証拠からも古代には太
陽を求めていた人々、
そして他の異教徒が存
在していた事が確認さ
れています。
イスラム教への改宗は
地元の人々の間では
Photography by www.jinaa.com
“ ラ ン ナ マ ー リ
(Rannamaari)”物語として知られている伝説に関係しています。伝説は、満月になる度に首都を
襲っていた“ランナマーリ”と呼ばれた海の怪物について語られています。人々は未婚の処女を生
贄とする事で、怪物をなだめて凶暴な虐殺を避けていました。この“ランナマーリ”は、旅行中の
モロッコ人イスラム学生、アブ・アル・バラカース・ウル・バーバリーにコーランを唱えられて退
治されました。 伝説によるとアブ・アル・バラカースは定期的な航海の途中でモルディブに立ち
寄り、現地の家に泊まっていたと言われています。彼はその家族から伝説の話しやランナマーリや
犠牲の話しを聞きました。 更にその家の娘が次の生贄に選ばれた事も知り、アブ・アル・バラ
カースはその娘を救う計画を練りました。生贄を納める日に彼は女装してその娘と入れ替わり、生
贄の為に建てたその海辺の祭壇に行きました。この怪物が海から出てきた所を見ると彼は、コーラ
ンを唱え始めました。彼の朗読が発した振動と魂の力は“ランナマーリ”を葬り、海中深くへと送
り返しました。 翌朝祭壇に来た王様と地元民が見たものは、まだコーランを唱え続けていたその
モロッコから来た学生の姿のみでした。この奇跡に仰天し、当惑した王様はアブ・アル・バラカー
スの話を聞き、全ての国民にイスラム教へ改宗する様に正式に命じました。
今日、アブ・アル・バラカースは首都マーレにある“メデゥ・ジヤーラィ”(Medhu Ziyaariay)にある
お墓に眠っています。
改宗後には、スーフィー派も存在し、活動していたことも知られており、モスクの脇にある墓地の
建設にも関係があります。しかしながら当派は近代以降存在しておらず、国は単一的にイスラム教
スンニ派で形成されています。
モルディブ大使館のニュースレター
VOLUME 6, ISSUE Ⅵ
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モルディブ料理
クリボウキバ
材料
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5~8人分
ツナ缶 3つ(425g)
米 3カップ 水で浸し乾かした後、粉引き機械等で粗びきにしたもの
(米粉で代用可)
ココナッツ 1.5カップ (乾燥ココナッツで代用可)
唐辛子 4つ 刻む
ライム汁 またはレモン汁 2.5カップ
玉ねぎ中3個 薄くスライス
カレーリーフ 小さじ4杯
刻み生姜 小さじ2杯
ターメリックパウダー 小さじ1杯
卵 2個
塩 小さじ1杯 (お好みで)
水 2カップ
調理用オイル少々
作り方
①唐辛子、玉ねぎ、生姜、ターメリックパウダー、カレーリーフ、ライム
汁、卵と塩をよく混ぜる。風味がブレンドされたら、絞って水気をきる。
②①にツナを加えて、よく混ぜる。そして米と水とココナッツを加え更に
よく混ぜる。
③軽く油を塗ったフライパンに適量の②を広げ、弱火で表面が乾いた状態
になるまで両側を加熱。表面が黄金色になり硬くなるまで焼いて完成。