授業科目名 秘書学概論 担当者 中川 伸子

授業科目名
秘書学概論
(副題)
担当者
中川 伸子
期間
前期
単位
2
[ 授業の目的・ねらい ]
秘書業務は、営利・非営利を問わずあらゆる組織で働く人の基礎知識を多く含んでいます。とりわけ企業に入った新人の仕事は補佐的業務を
こなすことから始まります。そうした現実に直面したときのために、秘書学概論では秘書業務に関する基礎および専門知識について学習し、オ
フィスワークの基本を習得します。秘書の資質、役割をはじめ、組織・企業に関する知識の習得は組織で働くために欠かせない学習として位置
づけ、事務職ばかりでなく、販売職等を希望する人も、企業の知識や応対業務等の常識を知り理解できることを目的とします。
[ 授業全体の内容の概要 ]
日本の秘書教育の歩みとともに、働く環境の変化を学び自らのキャリアプランを考えるきっかけをつかむことから始めます。秘書が上司と社内
外のヒュ―マンネットワークや情報ネットワークのコーディネーターとしての役割を担うことを理解し、組織の一員として機能できることを学びま
す。
[ 到達目標 ]
組織で働くための基本的姿勢を身に付けることを目標とします。
[ 受講生の自主学習(授業前後) ]
授業で用いるテキストは、4年制大学でも用いる内容です。授業前には必ず目を通しておいてください。また、各項目は一回だけの学習のた
め、忘れないように復習を重ねてください。
[ 成績評価方法 ]
提出物(20%)、小テスト(80%)による評価
[ オフィスアワー(質問等の受付方法) ]
詳細は、KISSシステムにて確認して下さい。
[ テキスト(ISBN) ]
全国大学実務教育協会編『新しい時代の秘書ビジネス論』紀伊国屋書店 (ISBN4-314-10159-8)
[ 参考文献(ISBN) ]
全国大学実務教育協会ビデオシリーズ『オフィス・スタディーズ』
[ 受講生への要望、その他 ]
「秘書学概論」は「秘書士」資格必修授業ですが、同資格取得希望者でなくても受講できます。「秘書士」資格取得には、後期「秘書実務Ⅰ・Ⅱ」
も必修です。
[ 授業計画 ]
1.秘書の歴史・概念
・「秘書」職とは、「組織」とは
2.秘書の資質・パーソナリティ
・職業人としての心構え、社会性とパーソナリティ
3.秘書の役割
・秘書の仕事内容、「秘書業務入門Ⅰ(VTR)」
4.秘書の業務Ⅰ
・職場のコミュニケーション、「指示の受け方(VTR)」
5.秘書の業務Ⅱ
・人的マネジメント、職場の人間関係、「報告の仕方(VTR)」
6.情報ネットワークと秘書
・高度情報社会と秘書、情報ネットワークと秘書業務
7.秘書の文書業務Ⅰ
・社内文書の基本、機密文書の取り扱い
8.秘書の文書業務Ⅱ
・社外文書の基本、文書の基礎用語、往復はがきの返信、
9.秘書とプレゼンテーション
・敬語・敬意表現、応対業務における表現、マナー・接遇
10.秘書とマネジメント
・マネジメントサイクル、マネジメント用語の解説
11.秘書とマーケティング
・マーケティングとは、マーケティング用語の解説
12.ビジネスの一般知識Ⅰ
・株式会社の基礎知識、労働に関する法律
13.ビジネスの一般知識Ⅱ、秘書の国際化と専門分化
・著作権に関する知識と用語、秘書職の専門分化
14.ビジネスの一般知識Ⅲ、キャリアデザインと秘書
・会計用語の解説、「秘書業務入門Ⅱ(VTR)」
15.秘書ビジネスの理解と新しい視点
・これからのビジネス社会と秘書
J30100940
【1生】前期