住民の皆様へ(鳥インフルエンザの発生について) 平成28年11月29日 村 上 地 域 振 興 局 下越家畜保健衛生所 下記のとおり、鳥インフルエンザを疑う疾病が発生し、発生農場で家畜伝染病予防 法に基づく防疫作業が実施されますので、その概要についてお知らせします。 1 農 場 の 概 要 1)農場所在地:関川村 2)飼養状況:採卵鶏 約31万羽飼養 2 発生年月日 平成28年11月29日(火) 3 防疫作業について 1)目 的 発生農場からの鳥インフルエンザウイルスのまん延を防止し、その被害を最小 限にくい止めるため防疫作業を実施します。 2)方 法 鳥インフルエンザにかかった鶏及びかかった疑いのある鶏(同居鶏)、すべて を処分します。また、鳥インフルエンザ発生農場でウイルス汚染の疑いがある物 品(鶏糞、鶏卵等)も処分します。 3)実施期間 平成28年11月29日(火)~ (11月29日に防疫対策本部を立ち上げ、現在、防疫作業中です。) 4 注 意 事 項 1)防疫作業の実施期間は、発生農場に近づかないなど冷静な対応をお願いします。 2)鳥インフルエンザについては裏面をご覧の上、正しい知識を身につけてくださ いますようお願いします。 お問い合わせ先 ◯鶏 等 の 家 き ん に 関 す る こ と:下越家畜保健衛生所 防疫課 電話 0254-22-3067 ◯人の健康と野鳥に関すること:村上保健所 地域保健課 電話 0254-53-8368 鳥インフルエンザについて 鳥インフルエンザは、鳥インフルエンザウイルスが引き起こす鳥(鶏、野鳥等)の 病気です。ウイルス表面のたんぱく質が5型か7型ですと毒性や感染力の強い高病原 性とされ、家畜伝染病予防法で鶏等の法定伝染病に指定されています。 1 鳥インフルエンザの人への感染について ◯鳥インフルエンザにかかった鶏の羽や粉末状になった糞に含まれるウイルス が、人の体内に大量に入ってしまった場合は、ごくまれに感染することがあ ります。 ◯海外では人が鳥インフルエンザに感染した例はありますが、これまで人から 人への感染が確認された例はありません。 ◯日本では、鳥インフルエンザにかかった鶏等は徹底的に処分されており、通 常の生活で病気の鶏と濃厚に接触することはあまりないので、人が鳥インフ ルエンザに感染する可能性はきわめて低いと考えられます。 2 鶏肉、卵の安全性について ◯鶏肉や鶏卵を食べることによって、鳥インフルエンザが人に感染した例はあ りません。 ◯鳥インフルエンザ発生農場では、鶏や鶏卵等が処分されるため出荷されるこ とはないと考えますが、もし出荷された場合でも生きた鶏等への感染を防止 する目的で回収されることになっています。 3 飼っている鳥や野鳥が死んでいるのを発見した場合について 1)鳥を飼っている方の留意点について ◯飼育場所は清潔にし、野鳥が接触しないようにして、鳥の糞等に触れた場合 は手洗いとうがいをしていただければ、心配する必要はありません。 ◯国内で鳥インフルエンザが発生しても、飼育中の鳥が直ちに感染することは ありませんので、鳥を野山に放したり、処分するような必要はありません。 2)飼っている鳥が死んでしまった場合について ◯鳥は他の生き物と同じように様々な原因で死ぬことがありますので、鳥が死 んだからといって直ちに鳥インフルエンザを疑う必要はありません。 ◯原因不明で、鳥が連続して死んでしまった場合は、素手で触ったりすること なく、なるべく早くお近くの獣医師、保健所または家畜保健衛生所にご相談 ください。 3)野鳥が死んでいるのを見つけた場合について ◯野鳥も飼っている鳥と同様に、様々な原因で死ぬことがありますが、鳥イン フルエンザ以外にも細菌や寄生虫をもっていたりしますので、素手で触らず ビニール袋に入れて封をし、廃棄物として処分することも可能です。 ◯特に、野鳥が密集して複数が死んでいる場合は、お近くの警察または保健所 へご連絡ください。
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