区 分 専門教育 科 目 名 美学概論1 担当教員 馬場 朗 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 必修 前期 1 備 考 □授業題目・テーマ 佐々木健一著『美学辞典』で取り上げられている美学上の基本概念についての佐々木の解説を批判的に紹介し つつ、西洋18世紀に確立したこの学問に基づいて美や芸術そして感性的なものを巡る視点の基本的な枠組み を確認して行く。 □授業概要・授業計画 1 オリエンテーション 2∼14 「美」「自然美」「図式」「想像力」「天才」「創造/創造性」「かたち」「様式」「作品」「美的判 断」「趣味」「美的態度」「批評」「コミュニケーション」の検討 15 講義のまとめと質疑応答 □テキスト 佐々木健一、『美学辞典』、東京大学出版、1995だが、授業のレジュメそして参考資料も授業のたびに配 布する。 □参考文献 佐々木の指摘と関係もしくは対立する文献については、授業中に適宜紹介し、プリントを配付する。 □成績評価の方法 小試験および最終試験を課した上で、出席状況を加味する。小試験そして最終試験ともに、あらかじめ試験問 題を提示しておくが、試験場ではノートなどを見ることは厳禁であるし不正行為と見なす。答えは、皆さんな りに考えたり、友達と議論したり、あるいは色々な形で調べたりして纏めて欲しい。また、出席は非常に重視 する。 □備考(メッセージ等) 区 分 専門教育 科 目 名 美学概論2 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 北野雅弘 2 必修 後期 1 備 考 □授業目標 佐々木健一『美学辞典』を用いて美学の主要な議論を紹介する。 □授業概要・授業計画 後期の授業で取り上げるべき項目は次の通り。ほぼこの順序で論じる予定ですが、問題によってはかなり時間 を取り、その中で他の話題が論じられることになります。特に最初に取り上げる「美学」の中で、他の多くの 問題が含めて語られるでしょう。全ての項目を独立に論じる訳ではありません。美学・芸術・模倣・表現・解 釈・美的体験については独立して取り上げたいと考えています。 1. 美学 2. 芸術 3. 模倣 4. 表現 5. 即興 6. 修辞的文彩 7. 象徴 8. 美的質/美的範疇 9. 価値 10.解釈 11.美的体験 □テキスト 佐々木健一『美学辞典』(東京大学出版会) 佐々木健一『美学への招待』(中公新書)。これは授業で直接用いるわけではありませんが、冬休みのレポー ト課題になります。教科書販売期間中に販売しますので購入してください。 □参考文献 □成績評価の方法 冬休みのレポートが10点、学期末のレポート(授業で取り上げた項目についての自分のレポートと取り上げな かった項目一つに ついての要約の2種類)と平常点が90点(各満点)として採点します。 □備考(メッセージ等) 美学を学ぶ前提になるのは、芸術への強い関心です。芸術の歴史をきちんと学ぶだけでなく、現代の芸術を含 めた芸術の様々なあり方について、出来る限り広く自主的な学習を深めて下さい。 区 分 専門教育 科 目 名 アートマネジメン ト概論 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 奥西麻由子 2 必修 後期 1 備 考 □授業目標 アートマネジメントの歴史、政策、事例などを紹介し、その概観を学ぶ。また、ディスカッションによって、 現代社会におけるアートの価値を見出すことを試みる。本授業によって、アートの【作り手】、【受け手】の 間に位置する【送り手】の構造を探求していく。 □授業概要・授業計画 第1回 ガイダンス―アートマネジメントとは 第2回 芸術と社会 第3回 日本の文化政策の歴史 第4回 芸術文化と法・制度 第5回 芸術文化と組織経営 第6回 諸外国の文化政策及びアートマネジメント 第7回 テーマ別ディスカッション① 第8回 テーマ別ディスカッション② 第9回 事例紹介①美術館の取り組み① 第10回 事例紹介②美術館の取り組み② 第11回 事例紹介③地域の取り組み① 第12回 事例紹介④地域の取り組み② 第13回 テーマ別ディスカッション③ 第14回 テーマ別ディスカッション④ 第15回 授業のまとめ □テキスト 特になし 必要に応じて資料を配布する □参考文献 小林真理他『アーツ・マネジメント概論 三訂版 (文化とまちづくり叢書)』 水曜社、2009 □成績評価の方法 出席状況、ディスカッションの状況、レポート □備考(メッセージ等) 区 分 専門教育 科 目 名 日本美術史概説1 担当教員 榊原 悟 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 必修 前期 1 備 考 □授業目標 日本美術史の入門として、縄文時代から鎌倉時代に至る歴史を概観し、各時代の特色を知るとともに、日本 美術についての基礎的知識を修得すること。 □授業概要・授業計画 各時代の日本美術にみる特徴的な表現・様式を剔出し、その発生の起源や意味を歴史の流れの中で考えてみ る。中国や朝鮮、さらにはヨーロッパの美術からの影響にも言及すべきだろう。ともすれば人名や作品名・歴 史的事実の羅列に陥りがちだが、できるだけ作品を見る愉しみを伝えたい。 第1回 日本美術史を学ぶために 第9回 平等院鳳凰堂と定朝 第2回 縄文時代の美術 第10回 密教と浄土教の絵画 第3回 弥生・古墳時代の美術 第11回 やまと絵と絵巻 第4回 法隆寺と飛鳥・奈良(白鳳)時代の彫刻 第12回 四大絵巻の特色 第5回 東大寺と奈良(天平)時代の彫刻 第13回 絵巻の行方 第6回 飛鳥・奈良時代の絵画 第14回 運慶と鎌倉時代の彫刻 第7回 正倉院の珍宝 第15回 似絵 第8回 一木造りと平安前期の彫刻 □テキスト なし □参考文献 『日本美術全集』(講談社)、『原色日本の美術』(小学館) □成績評価の方法 筆記試験 □備考(メッセージ等) 出席重視、プロジェクター使用。美術館・博物館へ行って、できるだけ作品を見る機会を持って欲しい。そ れを補足する意味でも美術全集の図版を熟覧すること。 区 分 専門教育 科 目 名 日本美術史概説2 担当教員 榊原 悟 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 必修 後期 1 備 考 □授業目標 日本美術史の入門として、室町時代から江戸時代にいたる歴史を概観し、各時代の特色を知るとともに、日 本美術についての基礎的知識を修得すること。 □授業概要・授業計画 各時代の日本美術にみる特徴的な表現・様式を剔出し、その発生の起源や意味を歴史の流れの中で考えてみ る。中国や朝鮮、さらにはヨーロッパの美術からの影響にも言及すべきだろう。ともすれば人名や作品名・歴 史的事実の羅列に陥りがちだが、できるだけ作品を見る愉しみを伝えたい。 第1回 唐物崇拝と宋元絵画 第9回 近世初期風俗画の世界 第2回 水墨画の輸入 第10回 探幽と幕府御用絵師の仕事 第3回 如拙・周文と詩画軸 第11回 琳派の絵画 第4回 雪舟の位置 第12回 円山応挙と写生 第5回 土佐派と狩野派 第13回 大雅と蕪村 第6回 狩野元信の役割 第14回 浮世絵の流れ 第7回 永徳と桃山絵画1 第15回 まとめ 第8回 永徳と桃山絵画2 □テキスト なし □参考文献 『日本美術全集』(講談社)、『原色日本の美術』(小学館) □成績評価の方法 筆記試験 □備考(メッセージ等) 出席重視、プロジェクター使用。美術館・博物館へ行って、できるだけ作品を見る機会を持ってほしい。そ れを補足する意味でも美術全集の図版を熟覧すること。 区 分 専門教育 科 目 名 西洋美術史概説1 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 藤沢 桜子 2 必修 前期 1 備 考 □授業目標 西洋美術の流れを学ぶ。先史時代から初期ルネサンス時代までの美術を概観する。 □授業概要・授業計画 各時代の特色を見るとともに、歴史の流れにも目を向けていく。 とくに古代ギリシア・ローマ美術の後世に与えた影響を考える。 また、各時代の主な作品やキーワードをおさえていく。 第1回 第3回 第5回 第7回 第9回 第11回 第13回 第15回 イントロダクション(1) 先史美術 古代オリエント美術(2) 古代ギリシア美術(2) 古代ローマ美術(1) 中世美術(1) 初期ルネサンス美術(1) まとめ 第2回 第4回 第6回 第8回 第10回 第12回 第14回 イントロダクション(2) 古代オリエント美術(1) 古代ギリシア美術(1) レポートの書き方 古代ローマ美術(2) 中世美術(2) 初期ルネサンス美術(2) □テキスト 『増補新装カラー版 西洋美術史』(美術出版社) □参考文献 『世界美術大全 集』(小学館)。その他については、授業で紹介する。 □成績評価の方法 レポートおよび試験、授業態度、出席状況を総合的に評価する。期末試験とは別に、随時、小テストも行う。 なお、レポート未 提出、期末試験未受験、出席が全体の1/3未満の場合は、評価の対象とはならない。 □備考(メッセージ等) パワーポイントによるスライドを使用。 区 分 専門教育 科 目 名 西洋美術史概説2 担当教員 大野 陽子 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 必修 後期 1 備 考 □授業目標 盛期ルネサンスからフォーヴィスム(15世紀末から20世紀初頭)までの西洋美術の流れを概観し、各時代、地 域の様式の特徴を把握し、代表的作品、各時代の重要概念、キーワードを理解する。 □授業概要・授業計画 各時代の代表的作品を見ながら、時代様式、作品制作の背景、社会的、歴史的状況を学ぶ。 第1回 ガイダンス 第2、3回 ルネサンス/初期ネーデルラント絵画と北方美術 第4∼6回 マニエリスム/バロック 第7、8回 ロココと新古典主義/ロマン主義 第9回 バルビゾン派/レアリスム 第10、11回 フランス近代絵画の誕生 第12回 象徴主義・ラファエル前派 第13,14回 ポスト印象主義 第15回 フォーヴィスム/キュビスム □テキスト 『西洋美術史』(美術出版社)『近代絵画史』(中央公論新書) □参考文献 『世界美術大全集』(小学館)『西洋美術館』(小学館)など。授業内でその都度指定する。 □成績評価の方法 レポートと試験、平常点(出席状況、受講態度)により評価する。 □備考(メッセージ等) パワーポイントによりスライドを映写するため室内は暗くなる。ペンライトなどを持参のこと。 参考文献に挙げている美術全集、画集などで作品図版をよく観察しておくこと。 区 分 科 目 名 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 備 考 専門教育 東洋美術史概説1 秋山 光文 2 選択 集中 2・3・4 □授業目標 最新の南アジア研究の成果に基づきながら、インド亜大陸に展開した造形美術について、多様な画像資料を 交えて美術史学的見地から概観する。とりわけ、仏教美術の成立をめぐる諸問題を中心に講義を進める。 □授業概要・授業計画 時代や地域によ り異なった特質を有するインド美術のなかでも、特に古代期における仏教美術の成立を中心 に講義を進める予 定である。 Ⅰ.はじめに Ⅱ.仏教美術の 始まり 1.マウリ ア時代の美術 ・アショーカ王時代の石造美術(アショーカ王柱の特質) 2.仏塔を めぐる造形 ・バールフット ・サーンチー ・ボードガヤー Ⅲ.古代インド における仏教寺院 ・石窟寺院 の成立と展開 ・チャイティア窟の構造と展開 ・ヴィハーラ窟の構造と展開 □テキスト 特に指定しない が、必要に応じ講義時間中にハンドアウトシートとして参考資料を配布する。 □参考文献 *安田治樹 図説『ブッダ』 1996年 東京:河出書房新社 *V.デヘージア(宮治昭・平岡三保子訳)『インド美術』(岩波 世界の美術) 2002年 東京:岩波書店 *高田 修 『 仏教の説話と美術』(講談社学術文庫1635) 2004年 東京:講談社 *宮治 昭 『 インド美術史』(歴史文化セレクション) 2009年 東京:吉川弘文館 など □成績評価の方法 最後の講義時間に講義内容に即した教場試験を予定している。成績は出席状況を重視し総合的に評価する。 □備考(メッセージ等) エスニックな文化について興味を持つ学生の参加を歓迎する。講義時間に紹介する多くの作例を通じてイン ド美術の多様性に触れて欲しい。多くの画像資料を使用しながら分かり易い講義を心懸けるが、欠席が多いと 講義のスピードについていけない。集中講義として開講するので、開講時期に注意すること。 区 分 科 目 名 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 備 考 専門教育 東洋美術史概説2 秋山 光文 2 選択 集中 2・3・4 □授業目標 最新の南アジア研究の成果に基づきながら、インド亜大陸に展開した造形美術について、仏像の成立と展開 を中心に、講師が現地で撮影した画像とともに多くの画像資料を交えて美術史学的見地から概観する。 □授業概要・授業計画 時代や地域により異なった特質を有するインド美術のなかでも、特に古代中期の仏教美術における仏陀像の 出現と、中世期におけるヒンドゥー美術の成立と展開を中心に講義を進める予定である。 Ⅰ.仏教美術における仏陀像の出現 1.仏像の出現と展開 ・ガンダーラ ・マトゥラー ・アーンドラ地方 Ⅱ.古典様式の完成 1.グプタ様式の成立 2.ヒンドゥー美術の出現 Ⅲ.ヒンドゥー美術の多様化と後期仏教美術 □テキスト 特に指定しないが、必要に応じ講義時間中にハンドアウトシートとして参考資料を配布する。 □参考文献 *V.デヘージア(宮治昭・平岡三保子訳)『インド美術』(岩波 世界の美術) 2002年 東京:岩波書店 *宮治 昭 『ガンダーラ 仏の不思議』(講談社選書メチエ 90) 1996年 東京:講談社 *宮治 昭 『仏像学入門:ほとけたちのルーツを探る』 2004年 東京:春秋社 *H.ツィンマー著,宮元啓一訳 『インド・アート』[神話と象徴]1988年 東京:せりか書房 *斎藤 昭俊 『インドの神々』(歴史文化セレクション) 2007年 東京:吉川弘文館 など □成績評価の方法 最後の講義時間に講義内容に即した教場試験を予定している。成績は出席状況を重視し総合的に評価する。 □備考(メッセージ等) エスニックな文化について興味を持つ学生の参加を歓迎する。講義時間に紹介する多くの作例を通じてインド 美術の多様性に触れて欲しい。視覚メディアを使用しながら分かり易い講義を心懸けるが、欠席が多いと講義 のスピードについていけない。集中講義として開講するので、開講時期に注意すること。 区 分 専門教育 科 目 名 芸術の現場へ1 担当教員 馬場 朗 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 選択 集中 1・2・3・4 備 考 □授業題目・テーマ この講義では、伝統工芸そして上映の現場で活躍する授業協力者と直接に接しながら、学生達が彼らのもと で研修・見学を行ったり、或いは彼らと共に企画を行ったり議論したりする。伝統工芸や上映それぞれの現場 の活気ある姿を垣間見ると共に、受講生の将来の目標設定に資することを目的とする。授業協力者たちのかな りの人達が群馬県在住で活躍しており、芸術を通して群馬の姿を知る群馬(芸術地理) 学の意味をも合わせ持つ。 この授業は、伝統工芸の現場と上映の現場の二つのコースからなる(受講生は二つのコースを同時参加も可 能だがその場合は一方のみを選択したのと同じ単位数となる)。伝統工芸の現場は群馬県内の工房の現場で研 修・見学を行い、染めや織りという伝統工芸の現在の在り方について具体的に理解を深める。上映の現場では、 今年度は無声映画 上映(「芸術の現場から」との共同企画で10月17日4限を予定)と東日本大震災及び原発事故 を巡る上映(9月以降を予定)の二つの企画を計画しているが、特に後者の企画が重要であり。昨年の震災と事 故が、芸術を含め た人の文化に接しこれを学ぶ者達にもたらしたことの途方もない重さについて、学内学外及 び県内外の複数の 授業協力者との研究会を中心とした上映企画を予定している。 □授業概要・授業計画 (1-1) 伝統工芸の現場 ①染め工房での二 回程の研修(2回)、②織り工房での研修(1回) 授業協力予定者( 藍田正雄氏(6月2日);吉村晴子氏(未定);新井正直氏(未定);新井求美氏(未定)) (1-2) 上映の現場 映画上映を企画し 実行するための活動を行う。本年度は、以下の2本立てからなる。 ①本学講堂のスタ インウェイを活用した無声映画の上映;「芸術の現場から」(後期)と有機的に組み合わせ、 10月17日水曜日4限に90分の枠で無料上映及び「上映の現場」学生主体のトークショーを行う。 授業協力予定者:柳下美恵氏;石原香絵氏 ②東北東日本震災の関係の研究会と上映会企画:後期に上映を行う震災及び原発事故を巡って、上映企画とそ のための研究会とからなる。研究会は、今回の震災とくに福島原発事故についての映像および文献資料そして、 関係者および識者のかたとの講義と質疑応答の形を取る(9月までに6回程を計画し、水曜日の5限目あるいは6 限目を当てるが、最終回は授業協力者および参加学生全員での討論を行う)。 授業協力予定者:三浦哲哉氏;志尾睦子氏;石原香絵氏;植村恒一郎氏;稲野強氏;戸沢義夫氏 □成績評価の方法 各講師のセクション終了後2週間以内に提出してもらうレポートと出席で評価する。 □備考(メッセージ等) 各講師は皆お忙しい方ばかりなので開講される日時には注意すること。毎回きちんと出席をとる。 区 分 専門教育 科 目 名 芸術の現場へ3 担当教員 単位 武藤大祐 必選別 開講期別 履修年次 選択 集中 1 備 考 □授業目標 ライブ・イベントを中心とした表現活動とその舞台裏での作業を通じて、いわゆる学問や研究の領域とは異 なる実践を学ぶ。 □授業概要・授業計画 以下の3コースからの選択制です。 【1】アートプロデュース実践講座 本年度は「前橋アートコンペライブ」(美術作品の公開審査会)の運営、絵本作家・マンガ作家とのコラボ レーション等、地域でのアートプロジェクトのプロセスをともにする中で生まれる関係性を学びます。その他 に「劇団どくんご」(テント芝居)玉村公演、学内フリーマーケットなど。指導…小見純一先生(NPO法人 前 橋芸術週間/フリッツ・アートセンター)。なお期末には、作業を通じて何を得たか、何を考えたかをまとめ たレポートを提出してもらいます。 【2】能(仕舞)の実技 学内にて週一回、能(仕舞)の稽古を行います。未経験者のためにゼロからご指導頂き、成果を発表する場 も設けます。指導…下平克宏先生(観世流能楽師)。 【3】プロジェクトデザイン実践 指導担当がファシリテートとコーディネートを行ないながら、「学生」と「地域」がコラボレーションし、 商店街、道の駅、美術館、天文台、神社、スキー場、大学などで行なう様々なプロジェクトをデザインします (「キャンドルナイト」「Fashion Party」等)。指導…六本木勇治先生(ファッション&プロジェクトデザイ ナー)。なお期末には、作業を通じて何を得たか、何を考えたかをまとめたレポートを提出してもらいます。 □成績評価の方法 作業への取り組み、レポート、出欠の総合評価。 □備考(メッセージ等) 区 分 専門教育 科 目 名 芸術の現場へ4 担当教員 下山 肇 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 選択 集中 1・2・3・4 備 考 □授業目標 地域コミュニティの活性化や高齢社会に対しての有効な手段の一つ「創造力開発系アートワークショップ」 について研究し、オリジナルプログラムを開発・実践する。 □授業概要・授業計画 1. 課題1「ワークショップとは」 2. 本テーマについての社会的ニーズは年々増してきている。 3. いくつかの造形ワークショップの例から、その概念について理解する。 4. 課題2「造形ワークショップの開発と実践 1」 5. 様々な身近な素材・道具・行為を元に、実際に造形ワークショップを開発・実践する。 6. 開発・実験 7. 開発・実験 8. 現場実践1(作業療法士に対して) 9. 課題3「造形ワークショップの開発と実践 2」 10. 課題2での実践を検証し、さらにブラッシュアップしたプログラムを開発、実践する。 11. 玉村町にある高齢者施設にてプログラムを実践し、ワークショップの可能性について考察する。 12. 開発・実験 13. 開発・実験 14. 現場実践2(高齢者に対して) 15. 総評・まとめ □テキスト 随時提示 □参考文献 ワークショップ 偶然をデザイ ンする技術 /中西紹一編/宣伝会議 進化するアートコミュニケーション/林容子・湖山泰成共著/レイライン □成績評価の方法 1. 成果物 2.プロセス 3.レポート 4.出席 □備考(メッセージ等) 高齢者施設での実践を前提としているので途中で投げ出したりできませんが、その充実感は計り知れません。 区 分 専門教育 科 目 名 芸術の現場へ5 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 森弘治 2 選択 集中 1・2・3・4 備 考 □授業目標 ここ数年、身近な表現方法/コミュニケーションの道具として用いられる映像を素材として視覚表現の可能 性を探究する。 □授業概要・授業計画 映像を使って表現をすることを基礎から学習をします。ビデオカメラを扱う上で必要な基本的技術や映像編 集ソフトを使ってノンリニア編集を習得します。課題実習では、実際にビデオカメラを使い、日常にあるもの や普段の生活の中から生まれる出来事をテーマにしながら、映像という素材を最大限にいかして作品制作をし ていきます。映像が与える影響や可能性など、映像本来の構造と機能を理解します。表現するということはど のようなことなのだろうか?クラスを通して問い続けます。 第1回 映像表現について・参考資料 第9回 映像撮影 第2回 撮影技術ワークショップ 第10回 編集作業 第3回 編集技術ワークショップ 第11回 編集作業 第4回 課題1 映像撮影 第12回 編集作業 第5回 編集作業 第13回 編集作業/作品提出 第6回 編集作業 第14回 課題2 講評会(review) 第7回 課題1 作品提出/講評会(review) 第15回 課題2 講評会(review) 第8回 課題2 映像撮影 □テキスト 指定なし □参考文献 「複製技術の時代における芸術作品」ヴァルター・ベンヤミン著(晶文社) その他のものは適宜配布する。 □成績評価の方法 提出作品、出席 数、授業でのディスカッション(class participation)により評価する。 □備考(メッセージ等) 最終的にクラスの成果を発表する場として展覧会を企画する予定です。 学部、学科、学年、大学院を問わず参加可能です。 映像の撮影や編集作業等、講義時間外での自主的な制作が必要です。 受講生が多い場合は抽選になる場合があります。 機材費として7,000円程度の費用がかかります。 区 分 専門教育 科 目 名 芸術の現場へ6 (美術実技自律学修1) 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 高橋(綾)・ 山崎(真) 1 選択 − 3・4 備 考 □授業目標 本学美術実技ゼミの実践活動による自律学修。美術が社会的に意味を持つことを実践的に研究する。学生が 美術実技担当教官の指導を受けながら、県庁、群馬県企業、玉村町、前橋市、伊勢崎警察、商工会など様々な 団体から依頼を受けつつ、協同でデザイン開発及び実践活動を行う。 □授業概要・授業計画 芸術的課外活動を行い、その結果を担当教員に認められた場合に、自律学修として1単位が与えられる。 第1回 第2∼5回 第6∼13回 第14∼15回 オリエンテーション 自律学修企画立案 実践 レポート作成・提出 □テキスト 指定しない □参考文献 授業中に指示す る □成績評価の方法 自律学修により 制作した作品(写真、データ等含む)、レポートによる総合評価 □備考(メッセージ等) 区 分 専門教育 科 目 名 芸術の現場へ7 (芸術学海外自律学修) 担当教員 馬場 朗 単位 必選別 開講期別 履修年次 1 選択 − 1・2・3・4 備 考 □授業目標 自主的な計画のもと、現地の文化に深く触れつつ海外での芸術鑑賞体験を実践する。 □授業概要・授業計画 原則として30時間以上の海外での自律的な芸術鑑賞経験を行う。具体的には、出発前に計画を担当教員に 提出し、現地での自律学修の後、担当教員に報告書を提出し、その学修成果によって単位が与えられる。 □テキスト □参考文献 □成績評価の方法 実際の学修内容が最も重要であるが、提出された計画書、実際の学修内容、その報告書を総合的に勘案して 評価がなされる。 □備考(メッセージ等) 複数年次にわたる重複履修が可能である。また、本学の海外短期留学・研修制度の対象となりうるが、必ず しもそれを利用する必要はない。制度利用の詳細については、外国語教育研究所が実施する海外短期留学。研 修制度のオリエンテーションに注意されたい。 区 分 専門教育 科 目 名 芸術学基礎講読a 担当教員 大石 利雄 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 必修 後期 2 □授業目標 漢文の読解力を身につけるとともに、日本・東洋の美術を学ぶ上で必要な知識を深める。 □授業概要・授業計画 第1回 ガイダンス 第2回~第8回 中国の漢文の名作の中から美術にかかわるものを読む 第9回~第15回 『蔭凉軒日録』『本朝画史』など、日本の漢文の資料を読む □テキスト プリントを配布 □参考文献 二畳庵主人/加地伸行『漢文法基礎 □成績評価の方法 試験及び出席状況による。 □備考(メッセージ等) 本当にわかる漢文入門』(講談社学術文庫) 備 考 区 分 専門教育 科 目 名 芸術学基礎講読b 担当教員 武藤 大祐 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 必修 後期 2 備 考 □授業目標 美学や芸術などに関わる英語の論文を輪読し、読解力を養います。 □授業概要・授業計画 日本語だけでなく英語の文献や情報にも抵抗なくアクセスできるようになるための「筋トレ」として、やや 速めのペースでテクストを輪読していきます。英語の論理にしたがって、日本語を経由せずに文意を正しくつ かむコツをつかみます。同時に、美学や芸術論における重要な概念や理論なども学びます。 毎回、指示した範囲の訳を予め全員に提出してもらい、それをもとに授業を進めていきます。 第1回 授業の進め方の説明 第2∼14回 輪読 第15回 期末試験 □テキスト 授業初回にコピーを配布します。 □参考文献 適宜紹介します。 □成績評価の方法 平常点、期末試験、出欠等の総合評価。 □備考(メッセージ等) 区 分 専門教育 科 目 名 芸術学基礎講読c 担当教員 馬場 朗 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 必修 後期 2 備 考 □授業題目・テーマ フランスのアヴァン・ギャルドの絵画史:アヴァン・ギャルド(ダダ、シュールレアリスムなどを含む)の絵 画史についての研究書の輪読 □授業概要・授業計画 アヴァンギャルドの画家達の研究者(美術史家のジャン・クレー)による解説を皆で読んでいく。解説は基本 的に一枚の絵を巡るもので短いが邦訳はない。輪読の際には、特に英語の文法的な構文把握を重視する。また、 三年生からの演習とは違い、欧文読解の訓練と割り切った上で全員にアトランダムに和訳をあてて行く。 1 オリエンテーションおよび班分けテスト 2∼15 輪読 □テキスト こちらでプリントを準備するが、カラーコピーの場合はコピー代を徴収することもある。 □参考文献 授業中に適宜紹介し、プリントを配付する。 □成績評価の方法 授業中の訳読、複数の和訳小試験と期末和訳試験の結果に、出席状況などを加味する。 □備考(メッセージ等) 出席を特に重視するので毎回出席する様にくれぐれも注意すること。 区 分 専門教育 科 目 名 美学特講1 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 北野雅弘 2 選択 後期 2・3・4 備 考 □授業目標 分析美学の諸問題(2) ロバート・ステッカー『美学と芸術哲学』により、分析美学の諸問題を学ぶ。 □授業概要・授業計画 ステッカーの本の「芸術哲学」の部分に即して授業を行う。 第一回 前期の復習 第二回∼第六回 第五章「芸術とは何か」および第六章「芸術作品とはどのような対象か」 第七回∼第十回 第七章「解釈と意図」 第十一回∼第十二回 第十一章「芸術的価値」 第十三回∼第十四回 第十二章「倫理的価値・美的価値・芸術的価値の相互関係」 第十五回 予備 □ テキスト ロバート・ステッカー『美学と芸術哲学』翻訳は四月刊行の予定だが、出版されるまでは担当教員のプリント で代える。 □参考文献 教室で指示します。 □成績評価の方法 学期末レポート、出席、授業態度等を総合的に勘案して評価します。 必ずしも美学特講2を受講しておく必要はありません。 区 分 専門教育 科 目 名 美学特講2 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 北野雅弘 2 選択 前期 2・3・4 備 考 □授業目標 分析美学の諸問題(1) ロバート・ステッカー『美学と芸術哲学』により、分析美学の諸問題を学ぶ。 □授業概要・授業計画 分析美学は、もともと言語分析を用いて明晰さを追求した分析哲学の方法を用いた美学的・芸術哲学的研究の 潮流で、英米の美学の中心に位置しています。本講義ではステッカーの本の「美学」の部分に即して授業を行 う。 第一回 講義概要 第二回∼第五回 第一章 「環境美学:自然美」 第六回∼第十回 第二章「美的なものの諸概念:美的経験」 第十一回∼第十四回 第三章「美的なものの諸概念:美的性質」 第十五回 予備 □ テキスト ロバート・ステッカー『美学と芸術哲学』翻訳は四月刊行の予定だが、出版されるまでは担当教員のプリント で代えます。したがって教科書販売期間中の購入は不要です。出版されたら教室で指示します。 □参考文献 教室で指示します □成績評価の方法 学期末レポート、出席、授業態度等を総合的に勘案して評価します。 □備考(メッセージ等) 美学特講は2が前期で1が後期になります。こちらの方が先ですので間違わないで下さい。 区 分 専門教育 科 目 名 美学特講3 担当教員 馬場 朗 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 選択 前期 2・3・4 備 考 □授業題目・テーマ 現代アートのアルケオロジー(3) 私達に身近な現代芸術を、近視眼的に現代のアートシーンもしくは文化状況にのみ連結させて考えるのではな く、現代以前の芸術・文化の文脈から丁寧に解きほぐす言わば美学・芸術論的アルケオロジー(考古学)の試 み。昨年の(1)(2)の続編。前期では特に昨年も講義したスミッソンのランドアートの続編そして現代ア ートの「異性性」や「性差の意図的な脱構築」等に着目する。前者では、スミッソン等のランドアート等の「自 然」や「廃墟」のその「時間的変化」もしくは「未完成」を強調する側面が、実は既に近代西欧で生まれてい たことを改めて見ていく。また後者では、ルソーの『エミール』第五篇を批判的に読解することにもなる。他 にも岡本太郎の「芸術は爆発だ」などのアルケオロジーも試みる予定である。 □授業概要・授業計画 1 オリエンテーション 2∼3 6∼14 15 講義のまとめと質疑応答 □テキスト 授業のつどレジュメそして参考資料を配布する。 □参考文献 授業中に適宜紹介し、プリントを配付する。 □成績評価の方法 レポートを課した上で、講読発表と出席状況を加味する。 □備考(メッセージ等) 授業計画は、変更の生じる場合がある。なお、レポートの提出がなければ、本講議の単位取得を放棄した者と 自動的にみなすので、十分に注意していただきたい。また、授業ごとに配布するレジュメと資料がかなりの量 に達するので、注意すること。 区 分 専門教育 科 目 名 美学特講4 担当教員 馬場 朗 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 選択 後期 2・3・4 備 考 □授業題目・テーマ 現代アートのアルケオロジー(4):私達に身近な現代芸術を、近視眼的に現代のアートシーンもしくは現代 の文化状況にのみ連結させて考えるのではなく、現代以前の芸術・文化の文脈から丁寧に解きほぐす言わば美 学・芸術論的アルケオロジー(考古学)の試みであり、前期の(3)の続編を成す。後期のこの(4)では、 現代音楽の自己解体・崩壊の一つのきっかけをルソーの音楽論から改めて捉え直したり、「ミニマリスム」を 18世紀前半に活躍した画家ヴァトー絵画から連続させて考えることなどを目論んでいる。他にも、「フード・ アート」や「パフォーマンス」そして「怪物性・不気味さ」等のアルケオロジーも予定している。 □授業概要・授業計画 1 オリエンテーション 2∼∼14 各論 15 講義のまとめと質疑応答 □テキスト 授業のつどレジュメそして参考資料を配布する。 □参考文献 授業中に適宜紹介し、プリントを配付する。 □成績評価の方法 レポートを課した上で、出席状況を加味する。 □備考(メッセージ等) 授業計画は、若干変更の生じる場合がある。なお、レポートの提出がなければ、本講議の単位取得を放棄した 者と自動的にみなすので、十分に注意していただきたい。また、授業ごとに配布するレジュメと資料がかなり の量に達するので、注意すること。 区 分 専門教育 科 目 名 美学特講6 担当教員 戸澤 義夫 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 選択 後期 2・3・4 備 考 □授業目標 続講。ジャンケレヴィッチ V. Jankélévitch の L'Irréversibl e et la Nostalgie (邦訳名『帰らぬ時と郷愁』)第5章 を主テキストとして彼の思想、特に時間論を追う。その際、第一に、この著作とハイデッガー Martin Heidegger の『有と時 Sein und Zeit』における時間論を比較し、J ankélévitch と Heidegger の基本的な差異、第二に、第 一と密接に連関するが、普通の人間が現実の世界に生きていく際に必ずや持つ、その意味で存在論的な諸感情 ̶̶哀惜 regret、悔恨 remords そして喜び joie̶̶に対する両哲学の差異、第三に、Jankélévitch にあっては「こ と性 quoddité」、ハイデッガーにあっては「出来 (しゅつらい)Ereignis」と捉えられている両者の時間の違いが 齎すもの、の三つのことを論じたい。 □授業概要・授業計画 1 -3 Jankél évitch 紹介 4 -13 Jankél évitch の『帰らぬ時と郷愁』紹介。必要に応じてハイデッガー『有と時』と比較。 14-15 音楽と時間 □テキスト・参考文献 各自用意するテキスト 『帰らぬ時と郷愁』 仲澤紀雄訳 国文社 1994 年 ¥4,532 以下は参考書 ハイデッガー『有と時』/『存在と時間』 創文社/中央公論新社 ¥8,400/1,680,1,837,1,680 『帰らぬ時と郷愁』の原典:V.Jankélévitch, L'Irréversible et la Nostsalgie, Flammarion, 1974. V.Jankél évitch, La Mort, Flammarion, 1977. 『死』 仲澤紀 雄訳 みすず書房 1978 年 V.Jankél évitch, La Musique et l'Ineffabl e, Seuil, 1983. V.Jankél évitch, Quelque part dans l'inachevé, Gallimard, 1978. 『仕事と日々・夢想と夜々』 仲澤紀雄訳 みすず書房 1982 年 □成績評価の方法 期末試験、出席で評価する。期末試験の問題内答は一週間前に知らせる。 □備考(メッセージ等) とくになし。 区 分 専門教育 科 目 名 美学特講9 担当教員 太田 峰夫 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 選択 前期 2・3・4 備 考 □授業目標 非西洋のポピュラー音楽が、西洋の音楽文化をどのように受容し・応用していったかをみることで、今日のポ ピュラー文化におけるさまざまな「混淆」現象の歴史的・社会的背景を理解する。 □授業概要・授業計画 本講義では19世紀以降、西洋のポピュラー音楽の強い影響のもと、非西洋の人々が自分達の音楽文化をいか にして作り変え(あるいは新たに「創作」し)・普及させていったかを地域ごとに概観する。国境をまたいで 展開する音楽ビジネスの動向と、非西洋の人々の文化アイデンティティ形成の試みがいかに結びついたり、衝 突したりしていたかを見る中で、今日の「グローバル」な音楽文化の状況と西洋による植民地支配の歴史との 間の関わりの深さについて考える。題材としては、非西洋諸国のポピュラー音楽が中心となる。授業計画は以 下の通り。 1. はじめに 2-4. 西洋人にとっての非西洋音楽vs非西洋の人々にとっての非西洋音楽—カイロ・アラブ国際 音楽会議を中心に 5-9. アラブ世界のポピュラー音楽—ウンム・クルスームとアンダルース音楽 10-13. 移民 コミュニティの音楽文化—アラベスクとライ 14. レコード市場の中の「ワールド・ミュージック」 15. 総 括 □テキスト 適宜プリントを配 布する。 □参考文献 授業の中で適宜ふ れる。 □成績評価の方法 授業毎に課すミニ ・レポートと学期末のレポートによる。 □備考(メッセージ等) パソコン・プロジ ェクター・D VD・CDを使用する。 区 分 専門教育 科 目 名 美学特講11 担当教員 白川 芳夫 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 選択 前期 2・3・4 備 考 備 考 □授業目標 美術、美術館のあり方、歴史等々を近代をふまえて考える。 □授業概要・授業計画 第1回 21世紀における美術の状況 第2∼4回 近代美術の限界と市場 第5∼6回 人類学の視点からみる美術 第7回 21世紀はじめの美術問題 第8∼10回 美術館と美術への新しい視点 第11∼13回 美術館、動物園、精神科施設をめぐる相互的な関係、「展示する」ことの問題 第14回 まとめ 第15回 テスト □テキスト 「美術館、動物園、精神科施設」(水声社) 2010年 □参考文献 DVD画像など使用 □成績評価の方法 出席、レポート、質問など □備考(メッセージ等) 学生との対話を重視したい。 区 分 専門教育 科 目 名 美学特講12 担当教員 村井 華代 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 選択 集中 2・3・4 □授業目標 主な演劇理論と戯曲から、西洋演劇史と各々の時代のドラマ観を理解する。 □授業概要・授業計画 第1回 古代ギリシャにおける演劇の発祥 第2回 古代ギリシャ演劇とアリストテレス『詩学』 第3回 古代ローマ演劇 第4回 中世宗教劇 第5回 ヨーロッパ演劇のルネサンス 第6回 スペイン黄金世紀 第7回 イギリス・シェイクスピアと世界演劇 第8回 フランス17世紀 第9回 ドイツ18世紀 第10回 市民劇とロマン主義 第11回 自然主義とリアリズム 第12回 世紀転換期と反自然主義 第13回 ソヴィエトとドイツの政治演劇 第14回 戦後の演劇 第15回 ドラマの後に来るもの □テキスト 随時配布。 □参考文献 西洋比較演劇研究会編『新訂 ベスト・プレイズ』(論創社)、テリー・ホジソン『西洋演劇用語辞典』(研 究社出版) □成績評価の方法 出欠、授業参加態度、レポートから総合的に評価する。 □備考(メッセージ等) 視聴覚機材としてパソコン、プロジェクターを使用。 区 分 専門教育 科 目 名 美学特講13 担当教員 武藤 大祐 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 選択 前期 2・3・4 備 考 □授業目標 20世紀前半の欧米とアジアにまたがる舞踊芸術の歴史を学ぶ。 □授業概要・授業計画 20世紀、世界の舞踊芸術は急激に発展した。一つにはこれは、西洋世界と非西洋世界とくにアジアが切り結 ぶ場として「ダンス」が再発見された結果といえる。アジアの伝統舞踊が一挙に紹介された1889年の第4回パ リ万博が象徴する ように、近代合理主義の限界を迎えた西洋世界では理性を超えた非西洋近代的なものとして の「身体」が注目 され、他方アジアでは西洋化/近代化が進むと伝統舞踊に大きな動揺と変化が起きていく。 依然として、西洋世界における「モダンアート」の展開と、アジアにおける伝統文化の「近代化」の過程を 切り離して捉える 見方が一般的である。しかしこの講義では、西洋中心主義とナショナル・ヒストリーの観念 から距離を置き、 舞踊史の大幅な再構成を試みる。身体とダンスを媒介に西洋とアジアが「接触」するととも に、無数の出来事が同時多発的に生じる様子の全体を地球規模で捉え直す。前期は主に1890∼1930年代を扱う。 1/導入:パリ万 博とアジアのダンサーたち。2∼3/バレエの歴史と植民地主義。4/ダンカンの「ギリシ ャ」、セント・デ ニスの「インド」。5∼6/バレエ・リュスとエキゾティシズム。7∼8/日本の新舞踊運 動(坪内逍遥、藤 蔭静枝)とモダンダンス(伊藤道郎、石井漠)。9/パヴロワおよびデニショーンのアジア 巡演。10/東アジアのネットワーク(石井漠と崔承喜、吴晓邦)。11∼12/ドイツ表現舞踊(ラバン、ヴィグ マン)。13∼14/アメリカのモダンダンス(グレアム、ハンフリー、ダナム)。15/ルクミニ・デヴィ、ウダ イ・シャンカールとインド古典舞踊の復興。 □テキスト 鈴木晶編『バレエとダンスの歴史――欧米劇場舞踊史』(平凡社、2012年)を使う。他は随時紹介する。 □成績評価の方法 期末レポート。 □備考(メッセージ等) 後期(美学特講14)と続けて受講することが望ましい。 区 分 専門教育 科 目 名 美学特講14 担当教員 武藤 大祐 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 選択 後期 2・3・4 備 考 □授業目標 20世紀後半の欧米とアジアにまたがる舞踊芸術の歴史を学ぶ。 □授業概要・授業計画 前期に引き続き、戦後の現代ダンスの展開を、アメリカと日本を起点としつつ見ていく。 1960年代頃、急進的な前衛的ダンスがアメリカと日本でほぼ同時に起こったことは周知の事実だが、両者の 比較はほとんど行なわれて来なかった。すなわち、アメリカの「ジャドソン教会派」では抽象的な形式主義が 追求されたのに対し、日本の「暗黒舞踏」では文化の歴史性が重要な争点となったのである。この違いには重 要な意味がある。すなわち西洋において「近代」とは論理的(かつ必然的)なベクトルをもった内発的発展の プロセスだが、アジアにおいてはそもそも近代(化)の定義自体が問題とならざるを得ないのである。ここに は二十世紀前半からの「西洋」と「アジア」の関係がそのまま引き継がれているが、第二次大戦後の冷戦体制 がこれをさらに複雑なものにしていく。 このような枠組を前提として、「近代(化)」の多様性あるいは歴史の複数性という問題を「身体」との関 わりにおいて考えることが後期のテーマである。 1∼3/カニンガムとジャドソン教会派(ポストモダンダンス)。4∼6/土方巽の暗黒舞踏。7/崔承喜と アジア冷戦下の朝鮮半島。8/インドネシアのモダニストたちとアメリカ。9/チャンドラレーカーと戦後イ ンドの革新。10/ピナ・バウシュとドイツ表現舞踊の復活。11∼12/フランスのヌーヴェルダンスとポストモ ダニティの到来。13/中国と台湾。14∼15/1990年代以降のグローバリゼーションと現代ダンス。 □テキスト 鈴木晶編『バレエとダンスの歴史――欧米劇場舞踊史』(平凡社、2012年)を使う。他は随時紹介する。 □成績評価の方法 期末レポート。 □備考(メッセージ等) 前期(美学特講13)と続けて受講することが望ましい。 区 分 専門教育 科 目 名 アートマネジメン ト特講1 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 奥西麻由子 2 選択 前期 2・3・4 備 考 □授業目標 現代社会におけるアートマネジメントの理論と方法を主に各文化施設の事例から学ぶ。また、ディスカッショ ンによって文化施設におけるアートの【送り手】に必要な要素を検討していく。 □授業概要・授業計画 第1回 ガイダンス―文化施設におけるマネジメントの必要性 第2回 事例① 教育普及事業紹介 第3回 事例① 教育普及事業におけるマネジメント構造 第4回 事例① 教育普及の成果と課題 第5回 事例① ディスカッション① 第6回 事例② アートプログラム紹介 第7回 事例② アートプログラムにおけるマネジメント構造 第8回 事例② アートプログラムの成果と課題 第9回 事例② ディスカッション② 第10回 事例③ 文化施設と市民団体・関係機関の連携事業紹介 第11回 事例③ 連携事業におけるマネジメント構造 第12回 事例③ 連携事業の成果と課題 第13回 事例③ ディスカッション③ 第14回 レポート作成 第15回 レポート発表、授業のまとめ □テキスト 特になし 必要に応じて資料を配布する □参考文献 小林真理他『アーツ・マネジメント概論 三訂版 (文化とまちづくり叢書)』 水曜社、2009 □成績評価の方法 出席状況、ディスカッションの状況、レポート □備考(メッセージ等) 区 分 専門教育 科 目 名 アートマネジメン ト特講2 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 奥西麻由子 2 選択 後期 2・3・4 備 考 □授業目標 現代社会におけるアートマネジメントの理論と方法を主にアートプロジェクトの事例から学ぶ。また、ディス カッションによって公共の場におけるアートの【送り手】に必要な要素を検討していく。 □授業概要・授業計画 第1回 ガイダンス―アートプロジェクトにおけるマネジメントの必要性 第2回 事例① プロジェクト紹介−小規模プロジェクト 第3回 事例① プロジェクトにおけるマネジメント構造 第4回 事例① プロジェクトの成果と課題 第5回 事例① ディスカッション① 第6回 事例② プロジェクト紹介−中規模プロジェクト 第7回 事例② プロジェクトにおけるマネジメント構造 第8回 事例② プロジェクトの成果と課題 第9回 事例② ディスカッション② 第10回 事例③ プロジェクト紹介−大規模プロジェクト 第11回 事例③ プロジェクトにおけるマネジメント構造 第12回 事例③ プロジェクトの成果と課題 第13回 事例③ ディスカッション③ 第14回 レポート作成 第15回 レポート発表、授業のまとめ □テキスト 特になし 必要に応じて資料を配布する □参考文献 小林真理他『アーツ・マネジメント概論 三訂版 (文化とまちづくり叢書)』 水曜社、2009 □成績評価の方法 出席状況、ディスカッションの状況、レポート □備考(メッセージ等) 区 分 専門教育 科 目 名 伝統工芸の世界 担当教員 三上 美和 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 選択 前期 3・4 備 考 大学院共通 □授業目標 日本の伝統工芸は長い歴史を通じさまざまな評価、再評価を経て今日に至っている。本講義では陶磁器 を中心にそうした日本の伝統工芸が今日の形となっていく歴史的経緯を辿ることで、将来の伝統工芸の あるべき形を考える一手段としたい。また受講者が本講義を通じて伝統工芸の面白さに気付き、これか ら見守っていく契機となることが望まれる。 □授業概要・授業計画 第1回ガイダンス 第2回原始:縄文の発見 第3回古代:正倉院 第4-5回中世:能装束/唐物の尊重/茶の湯の美 第6-9回近世:仁清と京焼/乾山と琳派/色絵磁器/幕末の展開 第10回明治:万博の時代 第11-13回大正昭和:アール・ヌーヴォー、アール・デコ/民芸/人形と彫刻 第14回戦後「伝統工芸」の確立 第15回まとめ □テキスト なし。レジュメを 配布。 □参考文献 講義全体に関わる 文献:東京国立近代美術館編『近代工芸案内』東京国立近代美術館、2005年/矢部良明監修 『カラー版日本やきもの史』美術出版社、1998年。他は授業中に言及する。 □成績評価の方法 レポートと平常点。 □備考(メッセージ等)参加者は高校の日本史の教科書で各時代の美術の解説を通読しておくことが望ましい。 授業ではプロジェクターを使用。講義中暗いためメモを取る際は手元ライトを適宜使用すること(必要な人の み)。 区 分 専門教育 科 目 名 日本美術史特講1 担当教員 榊原 悟 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 選択 前期 2・3・4 備 考 □授業目標 美術品を史的研究対象とするための作品の取り扱い方、見方、方法論のおよそを把握し、あわせて日本の中・ 近世絵画史の流れをたどること。 □授業概要・授業計画 ①ガイダンス ②美術史とは・・・作品から読み解く歴史 ③美術史とは・・・作品分析の実際とその成果 ④作品とは・・・「ほんもの」と「にせもの」 ⑤盗作・代作・写し ⑥贋作の功罪 ⑦見出されたもの ⑧調度品 ⑨屏風・・・絵巻に見る ⑩儀礼の場の調度・・・逆さ屏風 ⑪儀礼の場の調度・・・白絵屏風 ⑫画面形成 ⑬絵を被くとき・・・絵巻を見る ⑭絵を被くとき・・・タテ長の画面 ⑮まとめ □テキスト なし □参考文献 『日本絵画の見方』(榊原悟、角川選書) □成績評価の方法 筆記試験および出欠による。 □備考(メッセージ等) 出席重視、プロジェクター使用。授業で言及する作品や、指示する参考文献を熟覧・熟読すること。 区 分 専門教育 科 目 名 日本美術史特講2 担当教員 榊原 悟 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 選択 後期 2・3・4 備 考 □授業目標 美術品を史的研究対象とするための、作品の取り扱い方、見方、方法論のおよそを把握し、あわせて日本の 中・近世絵画史の流れをたどること。 □授業概要・授業計画 ①ガイダンス ②復元問題・・・絵巻切断 ③復元問題・・・祇園祭礼図屏風を見る ④復元問題・・・画面を作る ⑤表装について・・・絵を飾る ⑥落款印章・・・雪舟と等伯 ⑦奥書・・・英一蝶のこと ⑧賛・識語・・・渡辺崋山のこと ⑨画題について・・・和と漢 ⑩見立絵を見る・・・擬えることの効用 ⑪画題に見る時代性・・・洛中洛外図 ⑫画題に見る時代性・・・南蛮屏風 ⑬粉本・・・絵画学習の実際 ⑭粉本・・・絵画制作の実際 ⑮まとめ □テキスト なし □参考文献 『日本絵画の見方』(榊原悟、角川選書) □成績評価の方法 筆記試験および出欠による。 □備考(メッセージ等) 出席重視、プロジェクター使用。授業で言及する作品や、指示する参考文献を熟覧・熟読すること。 区 分 専門教育 科 目 名 日本美術史特講6 担当教員 川口 直宜 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 選択 前期 2・3・4 備 考 □授業目標 近代日本畫の基礎的知識の習得を目指します。その特質は、西洋繪画とどの樣に異なるのかを西洋繪画と比 較しながら講義します。また10名程度になりますが、近代日本畫を創造した畫家にも觸れます。 □授業概要・授業計画 第1囘 日本畫の素材―基底材・岩繪具・墨・箔・泥・膠・筆―の基礎的知識を学びます。 第2囘 なぜ、我々は美術(藝術)を学ぶのであろうか?そのひとつの解答を村上華岳「裸婦圖」を通して考 察したい。 第3囘 近代日本画の特質の探求1―余白のこころ― 第4囘 近代日本画の特質の探求2―光と隈― 第5囘 近代日本画の特質の探求3―遠近― 第6囘 近代日本画の特質の探求4―水墨畫― 第7囘 近代日本画の特質の探求5―花鳥畫と静物畫― 第8囘 近代日本画の特質の探求6―山水畫と風景畫― 第9囘 近代日本画の特質の探求7―美人畫と肖像畫― 第10囘狩野芳崖の藝術 第11囘横山大観の藝術 第12囘竹内栖鳳とその流れ 第13囘菱田春草の藝術 第14囘今村紫紅の藝術 第15囘速水御舟の藝術 □テキスト レジュメとスライドリストの形で講義ごとに配布します。 □参考文献 レジュメの補完の書籍・カタログなどを講義ごとに教示します。 □成績評価の方法 講義1囘ごとにレポ−トを提出して貰うとともに、総論的なレポ−トも書いて貰います。 □備考(メッセ−ジ等) 美術を鑑賞する感性、美を見つめる「眼」を育もう。[スライド・プロジェクタ−2台使用希望(毎回)]。 区 分 専門教育 科 目 名 日本美術史特講7 担当教員 大石 利雄 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 選択 前期 2・3・4 備 考 □授業目標 日本の水墨画について学ぶ。特に、外来美術の受容という観点から、水墨画が日本の絵画史に果たした役割・ 意義について理解を深める。 □授業概要・授業計画 第1回 水墨画の成立 第2回∼4回 「宋元画」 第5回∼6回 初期水墨画 第7回 詩画軸と周文 第8回∼10回 東山時代の水墨画画壇 第11回∼13回 雪舟 第14回∼15回 雪村と戦国画壇 □テキスト プリントを配布する。 □参考文献 その都度紹介する。 □成績評価の方法 レポート及び出席状況による。 □備考(メッセージ等) 日本美術史特講8も合わせて履修することが望ましい。 区 分 専門教育 科 目 名 日本美術史特講8 担当教員 大石 利雄 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 選択 後期 2・3・4 備 考 □授業目標 日本の水墨画について学ぶ。特に、外来美術の受容という観点から、水墨画が日本の絵画史に果たした役割・ 意義について理解を深める。 □授業概要・授業計画 第1回 初期狩野派 第2回 狩野永徳 第3回∼4回 長谷川等伯 第5回 海北友松 第6回 雲谷等顔 第7回 狩野探幽と狩野派 第8回∼9回 琳派の水墨画 第10回∼11回 南画家の水墨画 第12回∼13回 円山応挙と長澤蘆雪 第14回 伊藤若冲と曽我蕭白 第15回 禅画について □テキスト プリントを配布する。 □参考文献 その都度紹介する。 □成績評価の方法 レポート及び出席状況による。 □備考(メッセージ等) 日本美術史特講7も合わせて履修することが望ましい。 区 分 専門教育 科 目 名 西洋美術史特講1 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 藤沢 桜子 2 選択 前期 2・3・4 備 考 □授業目標 ギリシア・ローマ神話とその美術表現に対する知識を身につけるとともに、西洋美術史学に対する理解を深 める。 □授業概要・授業計画 西洋美術にはギリシア・ローマ神話を主題にしたものが多くみられる。ここでは図像学の基礎となるアトリ ビュートや文学的源泉としてのギリシア・ローマの神々に関する古代の記述を中心に、さまざまな時代の美術 作品をみながら、ときには図像解釈学にも触れる。 第1回 イントロダクション 第3回 オリュンポスの神々(1) 第5回 オリュンポスの神々(3) 第7回 人物特定(1)中間テスト 第9回 英雄物語(1) 第11回 英雄物語(3) 第13回 神話と美術の流れ(2) 第15回 まとめ 第2回 ギリシア・ローマ史と神話文学 第4回 オリュンポスの神々(2) 第6回 オリュンポスの神々(4) 第8回 人物特定(2) 第10回 記述の比較、英雄物語(2) 第12回 神話と美術の流れ(1) 第14回 神話と美術の流れ(3) □テキスト そのつどプリントを配付する。 □参考文献 オウィディウス『変身物語』(上・下)岩波文庫(是非、目を通してほしい本です)。 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店。 その他の参考書は、授業で紹介する。 □成績評価の方法 レポートおよび中間テスト、期末試験、受講態度、出席状況を総合的に評価する。 なお、レポート未提出、期末試験未受験の場合は、評価の対象とはならない。 □備考(メッセージ等) おもにパワーポイントを使用。 区 分 専門教育 科 目 名 西洋美術史特講2 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 藤沢 桜子 2 選択 後期 2・3・4 備 考 □授業目標 古代ギリシア・ローマ美術考古学に関する知識を深める。 □授業概要・授業計画 古代ギリシア・ローマ時代における絵画・彫刻・建築などについて、テーマを設定しながらみていく。 第1回 イントロダクション 第3回 クラシック時代の彫刻家たち 第5回 ヘレニズム時代の彫刻から 第7回 古代ギリシアの画家、モザイク 第9回 パルテノン神殿 第11回 ポンペイの壁画(2) 第13回 古代ローマの葬礼美術:石棺 第15回 まとめ 第2回 クーロス像とコレー像(彫刻) 第4回 古代ギリシアの葬礼美術:墓碑 第6回 古代ギリシアの絵画、陶器画 第8回 建築オーダー 第10回 ポンペイの壁画(1) 第12回 古代ローマの肖像彫刻 第14回 コロッセウム □テキスト そのつどプリントを配付する。 □参考文献 『世界美術大全集』3∼5巻(小学館)。その他の参考書は、授業で紹介する。 □成績評価の方法 試験またはレポート、受講態度、出席状況を総合的に評価する。 なお、出席していても未受験またはレポート未提出の場合は、評価の対象にならない。 □備考(メッセージ等) あらかじめ西洋美術史概説書のギリシア・ローマ美術の部分を読んでおくとよい。 おもにパワーポイントを使用。 授業内容を一部変更することがある。 区 分 専門教育 科 目 名 西洋美術史特講3 担当教員 大野 陽子 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 必修 前期 2・3・4 備 考 備 考 □授業目標 「ルネサンス」の美術の諸相を理解するとともに、美術作品の基礎的な研究方法を学ぶ。 □授業概要・授業計画 第1回 ガイダンス 第2回 「個人」の発見/「古代」の再生 第3∼5回 遠近法 第6回 自由学芸 第7回 彫刻と絵画・ 第8∼11回 物語画/神話画/寓意画 第12、13回 キリスト教と古典古代 第14回 北方とイタリア 第15回 まとめ □テキスト 授業内で指定 □参考文献 『ルネサンス美術館』(小学館)ほか授業内で指定する。 □成績評価の方法 レポートによって評価する。 □備考(メッセージ等) 区 分 専門教育 科 目 名 西洋美術史特講4 担当教員 大野 陽子 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 必修 後期 2・3・4 □授業目標 新古典主義からキュビスム・フォーヴィスムまでの美術の流れを、各時代、地域の様式の特徴を把握し、代表 的作品、各時代の重要概念、キーワードを理解する。 □授業概要・授業計画 各時代の代表的作品を見ながら、時代様式、作品制作の背景、社会的、歴史的状況を学ぶ。 第1回 ガイダンス 第2回∼4回 「素描」vs「色彩」/「古典」vs「中世」 第5、6回 アカデミスムvs レアリスム/近代絵画の誕生 第7∼8回 印象主義:「物語」の喪失と新たな「様式」の獲得 第9回 象徴主義と世紀末美術:外界から内面へ 第12回∼13回 印象主義以後:絵画における「平面性」の問題 第14、15回 ピカソとマティス □テキスト 『近代絵画史』(中央公論新書) □参考文献 『世界美術大全集』(小学館)、『西洋美術館』(小学館)、『印象派美術館』(小学館) □成績評価の方法 レポートと試験、平常点(出席状況、受講態度)により評価する。 □備考(メッセージ等) パワーポイントによりスライドを映写するため室内は暗くなる。ペンライトなどを持参のこと。 参考文献に挙げている美術全集、画集などで作品図版をよく観察しておくこと。 区 分 専門教育 科 目 名 西洋美術史特講6 担当教員 濱西 雅子 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 選択 前期 2・3・4 備 考 □授業目標 19世紀前半から20世紀初頭におけるドイツ語圏を主とした美術について、ドイツ・ロマン主義絵画並びに、 アール・ヌーヴォー美術(絵画・装飾美術・彫刻・建築)を巡り理解を深める。 □授業概要・授業計画 第1回 序 第2回 ドイツ・ロマン主義の美学と世界観 第3∼5回 初期ドイツ・ロマン主義絵画(フリードリヒ、ルンゲ) 第6∼7回 後期ドイツ・ロマン主義絵画 ― ナザレ派(オーヴァーベック) 第8∼9回 S.ビングとアール・ヌーヴォー美術 第10∼11回 ドイツ、ユーゲントシュティル(クリンガー) 第12∼14回 ウィーン分離派(クリムト、ヴァーグナー) 第15回 まとめ □テキスト 特に指定しない □参考文献 『世界美術大全集 西洋編 第20巻 ロマン主義』 小学館 1993年 『世界美術大全集 西洋編 第24巻 世紀末と象徴主義』 小学館 1996年 その他の参考文献については授業中に紹介する。 □成績評価の方法 平常点(出席・受講態度)とレポートの総合評価。 □備考(メッセージ等) パワーポイントを使用。 区 分 専門教育 科 目 名 美学演習1 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 北野雅弘 1 選択 前期 3・4 備 考 □授業目標 現代芸術について美学的に論じた英語文献を読む。 □授業概要・授業計画 「現代芸術Contemporary Art」という言葉は英語圏では1960年頃から一般的に用いられるようになりました。 それまでのModern Artという言葉は段々芸術の実態に合わなくなってきたと感じられてきたためです。今日、 芸術にとってContemporaryであることは非常に大きな意味を持つようになりました。この授業では、E-flux JournalのWhat is Contemporary Art?という本に収められた論文を中心に、現代芸術についての美学的な議論 を読んで行きます。受講者の人数によっては班学習を取り入れます。 □テキスト 英語テキストは教室で配布します。 □参考文献 現代の美学についての英米の著作の翻訳はあまり出ていません。関係のありそうな著作は教室で指示します。 □成績評価の方法 班単位での発表とレジメの評価、発表した箇所のレポート提出、学期末の試験ないしレポート、出席・授業参 加状況などを総合的に勘案して評価します。 □備考(メッセージ等) 区 分 専門教育 科 目 名 美学演習2 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 北野雅弘 1 選択 後期 3・4 備 考 □授業目標 前期に続いて現代芸術について美学的に論じた英語文献を読む。 □授業概要・授業計画 前期に続き、上掲書からいくつかの論文を読みます □テキスト 美学演習1と同じ。 □参考文献 美学演習1と同じ。 □成績評価の方法 美学演習1と同じ。 □備考(メッセージ等) 必ずしも美学演習1を受講しておく必要はありません。 区 分 専門教育 科 目 名 美学演習3 担当教員 馬場 朗 単位 必選別 開講期別 履修年次 1 選択 前期 3・4 備 考 □授業題目・テーマ 言説的なものと可視的なもの:松永澄夫とジル・ドゥルーズ(1) □授業概要・授業計画 哲学者松永澄夫の『言葉の力I』と現代フランスの哲学者ドゥルーズによる『感覚の論理』 (原文仏語:La Logique de la sensation)(こちらは英訳)を精読して行く。松永のテキストは言語によって構築される物語世界の独 自な様態を平易な言葉でそれもその当の「言葉」それ自体の特性から教えてくれる。これに対してドゥルーズ のテキストは、現代画家ベーコン論であると同時に西洋美術史の新たな再構築でもある、特異な絵画論を展開 している。言説的なものと可視的なものとの関連が西洋においても重要な意義を持ってきたのは、ドゥルーズ による表象・再現前的絵画批判からも逆説的に確認できることだが、この演習ではこの関連の持つ意義につい ても以上の二つのテキストを同時に読み進めることで授業参加者達に足がかりを得てもらいたい。 1 オリエンテーション 2∼15 輪読および担当者によるレジュメ発表 □テキスト 松永澄夫、『言葉の力I』(東進堂) 上記のドゥルーズのテキストの英訳はプリントを配布する。 □参考文献 授業中に適宜紹介し、プリントを配付する。 □成績評価の方法 担当発表の出来具合いに、出席状況および演習への積極的参加などを加味する。尚、担当者は必ず2回以上、 発表を担当する事がこの演習の単位取得のための条件である。 □備考(メッセージ等) 授業計画は、若干変更の生じる場合がある。 区 分 専門教育 科 目 名 担当教員 美学演習4 馬場 朗 単位 必選別 開講期別 履修年次 1 選択 後期 3・4 備 考 □授業題目・テーマ 絵画を通して感じ考えること:ジル・ドゥルーズ『感覚の論理』を読む □授業概要・授業計画 前期から一部引き続く形でドゥルーズの絵画論の精読を行う。それと同時に後期のこの演習では、各自の美学 的関心からの自由発表を行ってもらう。 1 オリエンテーションおよび模範の口頭自由発表 2∼13 輪読及び担当者によるレジュメ発表 13∼15 輪読と口頭発表 □テキスト 前期と同じ □参考文献 授業中に適宜紹介し、プリントを配付する。 □成績評価の方法 演習時の訳読(輪読担当者以外にも適宜英文解釈上の質問するので注意すること)及び特に自由発表の出来具 合を重視する。期末レポートの結果に、出席状況および演習への積極的参加などを加味する。 □備考(メッセージ等) 区 分 専門教育 科 目 名 美学演習9 担当教員 武藤 大祐 単位 必選別 開講期別 履修年次 1 選択 前期 3・4 備 考 □授業目標 恐怖の美学および芸術表現の理論/歴史に対する考察を深める。 □授業概要・授業計画 今日の「ホラー映画」に典型的に見られるように、恐怖を味わうことを楽しむ芸術や文化は必ずしも特異な ものではない。歴史をさかのぼれば、悲劇や小説、さらには伝説や神話などにも「恐怖」の要素は含まれてい る。あるいはテーマパークのアトラクションなども恐怖を楽しむ行為の一種といえるだろう。こうした「恐怖」 の内容、味わい方、意味はきわめて多様であり、地域ごとに異なり、また時代とともに変化している。 この演習では、様々な作品(映画、演劇、小説など)や理論のテクストを取り上げながら、恐怖をめぐる美 的経験について考察していく。 進め方としては、二∼三人の班で一つのテクストを担当して分析し、発表の後に全員でディスカッションを 行う。 使用するテクストの例:バークやカントの崇高論、フロイトの「不気味なもの」論、オットーの「聖なるも の」論、ヒッチコックや黒沢清の映画、楳図かずおの漫画、グラン・ギニョルの演劇、エドガー・アラン・ポ ーの詩や小説、H・P・ラヴクラフトの小説、など。 第1∼2回 授業の内容と進め方の説明 第3∼15回 発表とディスカッション □参考文献 適宜紹介する。 □成績評価の方法 発表、討論、期末レポートの内容の総合評価。 □備考(メッセージ等) 授業時間とは別に、映画などの上映会を行う可能性がある。 区 分 科 専門教育 目 名 美学演習10 担当教員 武藤 大祐 単位 必選別 開講期別 履修年次 1 選択 後期 3・4 備 考 □授業目標 動物をめぐる理論と歴史を学ぶ。 □授業概要・授業計画 例えば捕鯨に関する国際問題が象徴するように、「動物」と「人間」の関係は常に矛盾をはらんでいる。牛 の肉や鶏の卵を美味しく食べる人も、犬や金魚は家族の一員として可愛がっている。人間の中にも動物的な部 分はあるし、反対に、ふとした瞬間に動物と気持ちが通い合うように思えることもある。 人間と動物の間の境界は誰にとっても曖昧である。にも関わらず、われわれは区別している。では、そうし た区別はどのような時に、どのような論理で決まるのだろうか。そもそも「動物」とは何か、それはどういう 概念なのか。この演習では、動物をめぐる文化、哲学、倫理について、共同で学んでみたい。 進め方としては、二∼三人の班で一つのテーマをまとめ、発表の後に全員でディスカッションを行う。 取り上げるテーマの例…ハイデガー、バタイユ、デリダ、アガンベンなどの動物論、ハラウェイのサイボー グ論、オルテガ『狩猟の哲学』、東浩紀『動物化するポストモダン』、「動物の権利」、動物実験、家畜の歴 史、食文化、乗馬、サーカス、生類憐みの令、供犠、動物園、人間と動物の境界、など。 第1∼2回 授業の内容と進め方の説明 第3∼15回 発表とディスカッション □参考文献 適宜紹介する。 □成績評価の方法 発表、討論、期末レポートの内容の総合評価。 □備考(メッセージ等) 区 分 専門教育 科 目 名 アートマネジメン ト演習1 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 奥西麻由子 1 選択 前期 3・4 備 考 □授業目標 アートマネジメントの基礎となる実践演習を行う。具体的には実践事例を参照に、子どもと大人という世代の 異なった対象へのプログラムをグループで開発する。本授業により、様々な対象にどのようなアプローチが効 果的か、その視点を学ぶ。 □授業概要・授業計画 第1回 ガイダンス 第2回 美術館における教育プログラムの事例紹介 第3回 実践演習① 子どものための美術館鑑賞プログラム開発(グループごとにテーマに沿った内容検討) 第4回 実践演習① 子どものための美術館鑑賞プログラム開発(鑑賞プログラム用ツール制作①) 第5回 実践演習① 子どものための美術館鑑賞プログラム開発(鑑賞プログラム用ツール制作②) 第6回 実践演習① 子どものための美術館鑑賞プログラム開発(プレゼンテーション) 第7回 社会教育の場におけるワークショッププログラムの事例紹介 第8回 実践演習② 大人のためのワークショッププログラム開発(個別にプログラム内容検討) 第9回 実践演習② 大人のためのワークショッププログラム開発(グループで内容検討、プログラム決定) 第10回 実践演習② 大人のためのワークショッププログラム開発(プログラム用作品試作、道具、素材研究) 第11回 実践演習② 大人のためのワークショッププログラム開発(プログラム進行企画書作成) 第12回 実践演習② 大人のためのワークショッププログラム開発(プレゼンテーションと実践①) 第13回 実践演習② 大人のためのワークショッププログラム開発(プレゼンテーションと実践②) 第14回 実践演習② 大人のためのワークショッププログラム開発(プレゼンテーションと実践③) 第15回 授業のまとめ(プログラムの振り返りとレポート作成) □テキスト 特になし 必要に応じて資料を配布する □参考文献 必要に応じて提示する □成績評価の方法 出席状況、レポート、プログラム開発ではグループごとの役割に応じた取り組みの状況 □備考(メッセージ等) プログラムツール及び実践にかかる材料費を小額集金する 区 分 専門教育 科 目 名 アートマネジメン ト演習2 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 奥西麻由子 1 選択 後期 3・4 備 考 □授業目標 アートマネジメントの応用となる実践演習を行う。具体的には地域を活性化するアートによるアプローチを考 案した後、各自のテーマに沿ったアートプロジェクトの提案を行う。本授業により、現代社会とアートがどの ように関わりを持つことが効果的か、現場の視点から検討することを学ぶ。 □授業概要・授業計画 第1回 ガイダンス 第2回 地域社会ねざしたアートプロジェクトの事例紹介 第3回 実践演習①地域を活性化するアートによるアプローチの提案(テーマに沿った内容検討) 第4回 実践演習①地域を活性化するアートによるアプローチの提案(企画書の作成方法と内容検討) 第5回 実践演習①地域を活性化するアートによるアプローチの提案(企画書作成①) 第6回 実践演習①地域を活性化するアートによるアプローチの提案(企画書作成②) 第7回 実践演習①地域を活性化するアートによるアプローチの提案(プレゼンテーション) 第8回 実践演習②アートプロジェクトの提案(グループごとにテーマ検討) 第9回 実践演習②アートプロジェクトの提案(企画書作成①) 第10回 実践演習②アートプロジェクトの提案(企画書作成②) 第11回 実践演習②アートプロジェクトの提案(プロジェクト運営にかかるツール作成①) 第12回 実践演習②アートプロジェクトの提案(プロジェクト運営にかかるツール作成②) 第13回 実践演習②アートプロジェクトの提案(プレゼンテーション①) 第14回 実践演習②アートプロジェクトの提案(プレゼンテーション②) 第15回 授業のまとめ(レポート作成) □テキスト 特になし 必要に応じて資料を配布する □参考文献 必要に応じて提示する □成績評価の方法 出席状況、企画書、プレゼンテーション、レポートの取り組みの状況 □備考(メッセージ等) 後半ではオリジナルのプロジェクトを企画立案するので、授業外においても積極的にアートの現場に足を運ぶ ことが好ましい。 区 分 専門教育 科 目 名 日本美術史演習1 担当教員 榊原 悟 単位 必選別 開講期別 履修年次 1 選択 前期 3・4 備 考 □授業目標 日本美術史の概論と美術史的見方、その取り扱い方について、およそ理解した学生に対し、主に絵画史に関 する文献を読み、多様な展開を見せる日本美術についての理解を深めること。 □授業概要・授業計画 ①ガイダンス ②絵を論じる・・・等伯・信春同人説 ③絵を論じる・・・嗚呼しずかなる絵 ④絵を論じる・・・観美の絵 ⑤絵を論じる・・・美麗と疎荒 ⑥絵を論じる・・・迫真の絵 ⑦絵を論じる・・・『源氏物語』の絵画論 ⑧絵そらごと論・・・絵難坊と侍法師 ⑨滑稽見立絵本の世界・・・『下界頭会』を見る ⑩滑稽見立絵本の世界・・・山東京伝のたくらみ ⑪名画伝説・・・理想美をめぐって ⑫名画伝説・・・命を得る ⑬機巧画とだまし絵Ⅰ ⑭機巧画とだまし絵Ⅱ ⑮まとめ □テキスト 毎回史料を配付する。 □参考文献 その都度紹介する。 □成績評価の方法 毎回レポート提出、筆記試験および出欠による。 □備考(メッセージ等) 出席重視、プロジェクター使用、配布した史料を事前に読んでおくこと。 区 分 専門教育 科 目 名 日本美術史演習2 担当教員 榊原 悟 単位 必選別 開講期別 履修年次 1 選択 後期 3・4 備 考 □授業目標 日本美術史の概論と美術史的見方、その取り扱い方について、およそ理解した学生に対し、主に絵画史に関 する文献を読み、多様な展開を見せる日本美術についての理解を深めること。 □授業概要・授業計画 ①ガイダンス ②∼③画家伝説 ④∼⑤をこ絵の系譜 ⑥四季表現の意味と変遷・・・春秋のさだめ ⑦四季表現の意味と変遷・・・四季の町 ⑧四季表現の意味と変遷・・・定家詠12ヶ月 花鳥の世界 ⑨四季花鳥図の花と鳥 ⑨四季花鳥図の花と鳥 ⑩抱−12ヶ月花鳥図の花と鳥 ⑪∼⑫制作の実際・・・絵巻を描く ⑬∼⑭制作の実際・・・将軍画像を描く ⑮まとめ □テキスト 毎回史料を配付する □参考文献 その都度紹介する □成績評価の方法 毎回レポート提出、筆記試験および出欠による。 □備考(メッセージ等) 出席重視、プロジェクター使用、配布した史料を事前に読んでおくこと。 区 分 専門教育 科 目 名 日本美術史演習5 担当教員 大石 利雄 単位 必選別 開講期別 履修年次 1 選択 前期 3・4 備 考 □授業目標 室町時代を中心とする水墨画について、作品の検討と、文献資料を読むことにより理解を深める。 □授業概要・授業計画 第1回∼第4回 牧谿と牧谿画の受容 第5回∼第7回 黙庵と可翁 第8回∼第9回 明兆 第10回∼第12回 周文と詩画軸 第13回 「筆様」 第14回∼第15回 瀟湘八景図 □テキスト プリントを配布する。 □参考文献 その都度紹介する。 □成績評価の方法 レポート及び出席状況による。 □備考(メッセージ等) 日本美術史特講7・8を履修していることが望ましい。作品については、スライドのほか現物も用いる。 区 分 専門教育 科 目 名 日本美術史演習6 担当教員 大石 単位 必選別 開講期別 履修年次 1 選択 後期 3・4 利雄 備 考 □授業目標 演習5に引き続き、水墨画について、作品の検討と、文献資料を読むことにより理解を深める。 □授業概要・授業計画 第1回∼4回 雪舟と「四季山水図巻」 第5回∼7回 狩野元信と初期狩野派 第8回∼10回 雪村と関東水墨画 第11回∼12回 李朝画の影響 第13回∼15回 長谷川等伯と「松林図屏風」 □テキスト プリントを配布する。 □参考文献 その都度紹介する。 □成績評価の方法 レポート及び出席状況による。 □備考(メッセージ等) 日本美術史特講7・8を履修していることが望ましい。作品については、スライドのほか現物も用いる。 区 分 専門教育 科 目 名 西洋美術史演習1 担当教員 藤沢 単位 必選別 開講期別 履修年次 1 選択 前期 3・4 桜子 備 考 □授業目標 西洋美術史に関するテーマを自発的に設定し、美術史学に対する知識を深めるとともに、プレゼンテーショ ンおよび文章化の過程を学ぶ。 □授業概要・授業計画 各自、西洋美術史に関して異なったテーマを自分で設定し、下調べ等の準備をした上で、他の履修生の前で 口頭発表・質疑応答をする。 発表順序は初回で決める。履修者数などによって、内容が多少変更される可能性がある。 持ち時間は、各自、発表(20分)を含めて30∼40分程度。発表者は、配付資料を用意する。できるだけパワー ポイントを使用する。また、何について発表するかを予め担当教員に連絡する。 発表を聴く側は、発表に対してコメントをする。発表者は、発表の次の回で、コメントに対して補足説明を する。発表後は、コメントを参考したうえで、発表テーマについてのレポートを提出する。 第1回 第4回 第7回 第10回 第13回 イントロダクション 発表(2) 発表(5) 発表(8) 発表(11) 第2回 第5回 第8回 第11回 第14回 作品記述について 発表(3) 発表(6) 発表(9) 発表(12) 第3回 第6回 第9回 第12回 第15回 発表(1) 発表(4) 発表(7) 発表(10) まとめ □テキスト 特になし。 □参考文献 基本的には、発表用の参考文献は自分で探すのが勉強であるが、教員がアドバイスをすることもある。 □成績評価の方法 発表方法および配付資料の内容、発表に対するコメント、レポート、出席状況などを総合的に評価する。 □備考(メッセージ等) 初回に欠席すると、履修が難しい場合がある。発表時のやむをえない欠席は、可能な限り授業前に教員に連 絡をする。連絡がない場合は、評価の対象とならない。自分以外の発表時にも出席し、発表後の質疑応答に積 極的に参加すること。登録後に履修をやめる場合は、発表順序に影響するのでその旨を連絡すること。 区 分 専門教育 科 目 名 西洋美術史演習2 担当教員 藤沢 桜子 単位 必選別 開講期別 履修年次 1 選択 後期 3・4 備 考 □授業目標 西洋美術史に関するテーマを自発的に設定し、美術史学に対する知識を深めるとともに、プレゼンテーショ ンおよび文章化の過程を学ぶ。 □授業概要・授業計画 各自、西洋美術史に関して異なったテーマを自分で設定し、下調べ等の準備をした上で、他の履修生の前で 口頭発表・質疑応答をする。 発表順序は初回で決める。履修者数などによって、内容が多少変更される可能性がある。 持ち時間は、各自、発表(20分)を含めて30∼40分程度。発表者は、配付資料を用意する。できるだけパワー ポイントを使用する。また、何について発表するかを予め担当教員に連絡する。 発表を聴く側は、発表に対してコメントをする。発表者は、発表の次の回で、コメントに対して補足説明を する。発表後は、コメントを参考したうえで、発表テーマについてのレポートを提出する。 第1回 イントロダクション 第2回 作品記述について 第3回 発表(1) 第4回 発表(2) 第5回 発表(3) 第6回 発表(4) 第7回 発表(5) 第8回 発表(6) 第9回 発表(7) 第10回 発表(8) 第11回 発表(9) 第12回 発表(10) 第13回 発表(11) 第14回 発表(12) 第15回 まとめ □テキスト 特になし。 □参考文献 基本的には、発表用の参考文献は自分で探すのが勉強であるが、教員がアドバイスをすることもある。 □成績評価の方法 発表方法および配付資料の内容、発表に対するコメント、レポート、出席状況などを総合的に評価する。 □備考(メッセージ等) 初回に欠席すると、履修が難しい場合がある。発表時のやむをえない欠席は、可能な限り授業前に教員に連 絡をする。連絡がない場合は、評価の対象とならない。自分以外の発表時にも出席し、発表後の質疑応答に積 極的に参加すること。登録後に履修をやめる場合は、発表順序に影響するのでその旨を連絡すること。 区 分 専門教育 科 目 名 西洋美術史演習3 担当教員 大野 陽子 単位 必選別 開講期別 履修年次 1 選択 前期 3・4 備 考 □授業目標 初期ルネサンスの祭壇画に関する文献講読を通して、祭壇画の構造、機能について理解を深め、考察を進める。 □授業概要・授業計画 2011年にロンドン・ナショナル・ギャラリーで開催された展覧会Devotion by Design : Italian Altarpieces before 1500の図録を講読する。 受講者はテキストの担当箇所を和訳したうえで、その要約と内容に関連した事項を口頭で発表する。 ※ 初回に和訳の分担と発表日程を決めるので、必ず出席すること。 □テキスト テキストは授業時にコピーの形で配布する。 □参考文献 遠山公一編『祭壇画の解体学』(ありな書房) □成績評価の方法 発表状況、出席状況、授業への参加状況、レポート課題などを総合的に評価する。 □備考(メッセージ等) 英和辞典持参のこと。随時パワーポイント使用。発表者以外もテキストの該当箇所を予習しておくこと。 上記、参考文献(本学図書館に所蔵)の巻末の解説を事前に読んでおくこと。 区 分 専門教育 科 目 名 西洋美術史演習4 担当教員 大野 陽子 単位 必選別 開講期別 履修年次 1 選択 後期 3・4 備 考 □授業目標 日本語で書かれた西洋美術史の専門論文の構成の分析、論旨の解題を行い、口頭で発表することで、論文を 批判的に読むことを学ぶ。また、論文の書き方、プレゼンテーションの方法を学んでいく。 □授業概要・授業計画 各自、美術史の学術雑誌に掲載された西洋美術史の論文を一本選び、論文の構成を分析し、批判的に読み、 他の履修生の前でパワーポイントを使いながら口頭発表、質疑応答をする。 発表時間は各自20-30分程度。配布資料を用意すること。 ※ 初回に発表順序を決めるので、必ず出席すること。 □テキスト 特に指定しない。 □参考文献 なし □成績評価の方法 発表方法、内容、配付資料の内容、質疑応答への参加、出席状況などを総合的に評価する。 □備考(メッセージ等) 発表担当日ではない授業にも出席し、発表後の質疑応答に積極的に参加すること。登録後に履修をとりやめ る場合は必ず連絡すること。 区 分 専門教育 科 目 名 日本美術史実地研修1 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 榊原・大石 1 選択 前期 3・4 備 考 □授業目標 実際に美術館・博物館や神社・仏閣に行き、作品を観察・分析すること。 □授業概要・授業計画 九月上旬から中旬にかけて京都の博物館、神社、寺院を歴訪する(期間は3泊4日の予定)。日程・訪れる 場所は、例年六月に行う事前指導のとき伝える。参加者を適宜班に分け、班ごとに見学する神社・寺院と、そ こに所蔵される作品について、現地で報告、解説して貰う。 □テキスト なし □参考文献 歴訪する神社、寺院の所蔵する作品を掲載した図録類、事前指導のとき伝える。 □成績評価の方法 レポートおよび出欠による。 □備考(メッセージ等) 出席重視。宿泊料・運賃が必要。 区 分 専門教育 科 目 名 西洋美術史実地研修1 担当教員 大野 陽子 単位 必選別 開講期別 履修年次 1 選択 前期 3・4 備 考 □授業目標 美術作品の実見を通して、西洋美術に対する理解を深める。 □授業概要・授業計画 東京、群馬および近県の美術館・博物館で作品を実見する。1回につき二カ所の展覧会回るため授業は終日 となる。他の授業と重ならないようにおもに土・日・祝日におこなう。 研修は4回予定している。1回の研修は事前指導、事前レポート、研修、研修後レポートで1セットとなる。 事前指導には必ず出席すること。 事前指導、研修の日程、場所などは、初回に伝えるとともに、その都度掲示する。 初回ガイダンスにおいて研修全般の連絡事項を行うので、必ず出席すること。欠席した場合は研修に参加で きなくなるので注意すること。 □テキスト 特になし □参考文献 □成績評価の方法 出席状況、研修態度、受講態度、レポートなどを総合的に評価する。事前指導も必ず出席すること。 また研修に参加してもレポート未提出の場合は、評価の対象としない。 □備考(メッセージ等) 遅刻・早退は原則的に認めない。欠席の場合は事前に連絡すること。 休日を利用しての授業となるため、会場の混雑は避けられない。そのため会場での教員による作品解説も難 しい旨を了承の上、履修してほしい。 なお、この授業にかかる費用(交通費・入館料・食費等)は自己負担となる。団体割引は、履修者数による。 研修時には必ず学生証を持参のこと。紛失などの場合は仮学生証を作っておくこと。 区 分 専門教育 科 目 名 西洋美術史実地研修2 担当教員 藤沢 桜子 単位 必選別 開講期別 履修年次 1 選択 後期 3・4 備 考 □授業目標 美術作品を実見することによって、西洋美術史学に対する理解を深める。 □授業概要・授業計画 東京や群馬および近県の美術館・博物館へ行って見学する。現地での研修は、他の授業と重ならないよう、 おもに土・日・祝日におこなう。研修は往復もあわせてほぼ終日となり、1回につき2ヶ所程度をまわる。 事前指導をおこなうので、こちらも出席すること。とくに初回の事前指導は、研修全般にわたる連絡事項な どがあるため、欠席した場合は研修に参加できなくなる可能性があるので注意すること。事前指導・研修の日 程については、初回に候補日を伝えるとともに、そのつど掲示する予定。 毎回、課題を設定した事前学習レポートと研修後レポートの提出がある。 第1回 事前指導 第2回 研修(1) 第3回 事前指導 第4回 研修(2) 第5回 事前指導 第6回 研修(3) 第7回 事前指導 第8回 研修(4) □テキスト 特になし。 □参考文献 基本的に学生が自分で探すが、そのつど紹介するものもある。 □成績評価の方法 出席状況、研修態度、受講態度、レポートを総合的に評価する。事前指導も出欠の対象となる。また、たと え出席してもレポート未提出の場合は、評価の対象にならない。 □備考(メッセージ等) 遅刻・早退は、原則として認めない。欠席の際は可能な限り事前に連絡すること。欠席の場合、理由によっ ては評価の対象とならない。休日を利用しての授業となるため、会場の混雑は避けられない。また、他の入館 者の迷惑ともなるため、会場での教員による作品解説も難しい旨を了承の上、履修してほしい。 なお、この授業にかかる費用(交通費・入館料・食費等)は自己負担となる。団体割引は、履修者数による。 区 分 専門教育 科 目 名 専門共通特講1 担当教員 杉浦 静 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 選択 集中 3・4 備 考 大学院共通 □授業目標 宮沢賢治の詩・童話の草稿を解読し、詩・童話生成の諸問題を学ぶ。 □授業概要・授業計画 第1回 生成批評・草稿研究について 第2回 「小岩井農場」(『春と修羅』)の生成(1) 第3回 「小岩井農場」(『春と修羅』)の生成(2) 第4回 「永訣の朝」(『春と修羅』)について 第5回 心象スケッチ集『春と修羅』の生成 第6回 「一六 五輪峠」(春と修羅 第二集)について(1) 第7回 「一六 五輪峠」(春と修羅 第二集)について(2) 第8回 「一九 晴天恣意」(春と修羅 第二集)について 第9回 「〔一九〕塩水撰・浸種」について 第 10 回 「めくらぶだうと虹」から「マリヴロンと少女」へ 第 11 回 「風の又三郎」の生成(1) 第 12 回 「風野又三郎」の生成(2) 第 13 回 「銀河鉄道の夜」の成立(1) 第 14 回 「銀河鉄道の夜」の成立(2) 第 15 回 「銀河鉄道の夜」の成立(3) □テキスト ちくま文庫『宮沢賢治全集』第1巻・第7巻 □参考文献 『新校本宮沢賢治全集』(全 16 巻、別巻1 筑摩書房) 松沢和宏『生成論の探究―テクスト・草稿・エクリチュール 』(2003、名古屋大学出版会) □成績評価の方法 平常点(授業出席・授業内レポート・質疑)40% 課題レポート 60% □備考(メッセージ等) 童話の草稿はコピーを用います。 区 分 専門教育 科 目 名 専門共通特講2 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 田村 エレナ 2 選択 後期 3・4 備 考 大学院共通 □授業目標 Reading and talking about Emily Bronte and her novel Wuthering Heights. The goal of this course is to help read and learn how to appreciate a book by providing information about it, about the writer and circumstances and the specific period when the book was written. □授業概要・授業計画 Introduction of this course England during the Bronte s The life of Emily and her sisters Emily Bronte and her Wuthering Heights Reading excerpts from different chapters Choosing and discussing the most important themes of the novel □テキスト All material will be provided to you. At the beginning of each class printed material will be distributed. □参考文献 □成績評価の方法 □備考(メッセージ等) You are required to prepare for each lesson by reading the material. 区 分 専門教育 科 目 名 専門共通特講3 担当教員 戸澤 義夫 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 選択 後期 3・4 備 考 大学院共通 □授業目標 人間にとって「話す」ということはどんな意味を持つのだろうか。この問題をラディカルに問うたアガンベ ンの『幼児期と『歴史』及び『言語と死』で彼の所論を追究する。彼の「声」の位置付けは、実は、ハイデッ ガーの『存在と時間』におけるハイデッガーの考え方に対する根底的な批判ともなっていること、更に、音楽 における音の位置付けにも示唆するところ大であることに言及する。 □授業概要・授業計画 まずジョルジョ・アガンベンGiorgio Agamben の『幼児期と言語』第1、2章を読解する。 第1回 問題の所在̶̶ハイデッガーの『存在と時間』における声 第2回∼第 13 回 第 14 回∼ 15回 以上の議論を踏まえつつ、各受講生はこうしたアガンベンの考えについてどう考えるか、 ディスカッションしたい。 □テキスト・参考文献 各自購入しておくべきテキスト ジョルジョ・アガンベン『幼児期と歴史』 岩波書店 2007 年 ¥3,3600 ジョルジョ・アガンベン『言語と死』 筑摩書房 2001 年 ¥ 3,150 以下は参考図書、全てアガンベンのものである。 『アウシュヴィッツの残りもの』 筑摩書房 月曜社 2001 年 ¥2,520 『スタンツェ̶̶西洋文化における言葉とイメージ』 筑摩書房 ¥420 『ホモ・サケル̶̶主権的暴力と剥き出しの生』 以文社 2003 年 ¥3,675 『人種の彼方に̶̶政治学ノート』 1990 年 『残りの時̶̶「ローマ人への手紙」への註釈』 岩波書店 2005 年 ¥2,940 □成績評価の方法 講義時の質問情況、最終試験、出席の3点にわたって評価する。 □備考(メッセージ等) 止むを得ず欠席する場合はきちんと連絡すること。 区 分 専門教育 科 目 名 絵画1(素描) 担当教員 山崎 真一 単位 必選別 開講期別 履修年次 1 選択 前期 1 備 考 □授業目標 デッサンの見方、技法を学ぶ。静物や石膏像などのモチーフを鉛筆や木炭を使用しながら描く。かたちのとら え方、明暗を利用しながらいかに表現していくか、デッサンの基礎的な部分を習得することを目指す。 □授業概要・授業計画 身近なものを描く事から始める。画面に対するものの配置や大きさなど、構図の取り方を学びながら、みる 事、描く事の楽しさを学ぶ。 第1回 第2∼4回 第5∼7回 第8回 第9回∼11回 第12∼14回 第15回 使用する画材の説明とデッサンについての基本的事柄を説明 鉛筆デッサン、モチーフは静物 木炭デッサン、モチーフは静物 講評会 木炭デッサン、モチーフは石膏 画材は自由、モチーフは人物または静物 講評会 □テキスト 指定しない。 □参考文献 授業中に指示する。 □成績評価の方法 提出作品(4点)と出席数による総合評価。 □備考(メッセージ等) カルトン、木炭を含む素描教材セット2,800円。その他に木炭紙、クリップ、ガーゼ、食パン、鉛筆、練り ゴム、パネル、画用紙を各自用意。パソコン、プロジェクター等を使用。 人物を行う場合、モデル代として別途1,000円前後。 区 分 科 専門教育 目 名 絵画2(素描) 担当教員 山崎 真一 単位 必選別 開講期別 履修年次 1 選択 後期 1 備 考 □授業目標 デッサンの基礎技術を学ぶ。静物や石膏像などをモチーフに鉛筆や木炭、その他の画材をもちいながら立体 感や奥行きなどの表現力習得を目標とする。 □授業概要・授業計画 デッサンの基礎技術の向上を課題とする。説得力ある細部の描写や画面全体のバランスを確認していきなが ら、みる力を養うことを追求する。 第1回 第2∼5回 第6∼9回 第10回 第11∼14回 第15回 使用する画材の説明とデッサンについての基本的事柄を説明 鉛筆デッサンによる細密表現 画材は自由、モチーフは石膏 講評会 画材は自由、モチーフは人物または石膏 講評会 □テキスト 指定しない。 □参考文献 授業中に指示する。 □成績評価の方法 提出作品(3点)と出席数による総合評価。 □備考(メッセージ等) カルトン、木炭を含む素描教材セット2,800円。その他に木炭紙、クリップ、ガーゼ、食パン、鉛筆、練り ゴム、パネル、画用紙。パソコン、プロジェクター等を使用。別途、人物モデル代として1.500円前後。 区 分 専門教育 科 目 名 絵画3(彩画) 担当教員 山崎 真一 単位 必選別 開講期別 履修年次 1 選択 前期 2・3・4 備 考 □授業目標 油彩画及び水彩画など、彩画技法の習得。色彩による明度や彩度の変化により、画面の奥行きや立体感など をいかに表現できるか、実際に描くことをとおして学ぶ。 □授業概要・授業計画 油彩画の画材について基礎知識を習得しながら、構図やマチエール(絵肌)、遠近感や存在感などの表現力 を追求する。 第1回 第2∼5回 第6回 第7∼10回 第11∼14回 第15回 油絵具や溶き油についての基本的な説明 マチエール研究およびマチエール研究を利用した静物 実習及び講評会 静物画 風景画 実習及び講評会 □テキスト 指定しない。 □参考文献 授業中に指示する。 □成績評価の方法 提出作品(3∼4点)と出席数による総合評価。 □備考(メッセージ等) 各自用意する画材—油彩画一式(13,300円)、又は水彩画用絵具一式、キャンバスあるいはそれに代わる基 底材、スケッチブック、布切れ、作業着等。パソコン、プロジェクター等を使用 区 分 専門教育 科 目 名 絵画4(彩画) 担当教員 山崎 真一 単位 必選別 開講期別 履修年次 1 選択 後期 2・3・4 備 考 □授業目標 油彩画及び水彩画などの彩画実習を中心に異なる素材(ミクストメディア)による絵画表現を学ぶ。またワ ークショップを取り入れた学外との連携を模索する。 □授業概要・授業計画 絵画表現の向上を主な課題とする。ミクストメディアにおいては、さまざまな画材の併用、カメラ、コンピ ューター、コピー機などの活用もふまえ、表現したいイメージに沿った手法を追求する。また制作する上で必 要なコミュニケーション力を養うことを目的にワークショップを試みる。 第1回 第2∼7回 第8回 第9∼14回 第15回 後期授業内容及び使用する画材の説明 彩画実習およびミクストメディアによる表現 講評会およびワークショップ研究の説明 ワークショップ研究及び実践 実践及び講評会 □テキスト 指定しない。 □参考文献 授業中に指示する。 □成績評価の方法 提出作品と出席数による総合評価。 □備考(メッセージ等) 各自用意する画材—油彩画一式(13,300円)、又は水彩画用絵具一式、キャンバスあるいはそれに代わる基 底材、スケッチブック、布切れ、作業着等。パソコン、プロジェクター等を使用。 区 分 専門教育 科 目 名 絵画5(版画) 担当教員 山崎 真一 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 選択 前期 3・4 備 考 □授業目標 銅版画技法の習得。銅版画には様々な技法があり、それぞれ魅力の異なるマチエールを持っている。版制作 からプレス機で紙に写し取る工程をとおして、イメージの具現化を学ぶ。 □授業概要・授業計画 ここでは、ドライポイント、エッチング、アクアチント、メゾチントの四つの技法を学ぶ。銅版画制作は、 制作工程をしっかりと計画していく事が大切である。技法を習得していきながら絵画表現の幅を広げていく事 を試みる。 第1回 第2∼5回 第6回 第7∼10回 第11回 第12∼14回 第15回 銅版画における技法や用具の基本的な説明 ドライポイント制作 エッチング、アクアチント技法の説明及び下絵制作 エッチング、アクアチント制作 メゾチント技法の説明及び下絵制作 メゾチント制作 メゾチント制作及び講評会 □テキスト 指定しない。 □参考文献 授業中に指示する。 □成績評価の方法 提出作品(3点)と出席数による総合評価。 □備考(メッセージ等) スケッチブック、作業着を各自用意。パソコン、プロジェクター等を使用。 実習費約5,000円(銅版3枚、紙、インク、腐食液、洗浄液等含む)。 区 分 専門教育 科 目 名 絵画6(日本画) 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 藤原ゆみこ 1 選択 前期 2・3・4 備 考 □授業目標 ・日本画の特質・岩絵具等の材料への理解を深め、基礎的な技法を通してその表現に触れ、修得する。 ・和紙、岩絵具を用いた基本的制作と、表現理解を深める。 □授業概要・授業計画 ・雲肌麻紙・岩絵の具を用いた作品制作 第1回 日本画および日本画材概説 第2回 静物制作(ドーサ引き、下図制作) 第3回 〃 (∼念紙、骨描き、胡粉) 第4回 〃 (岩絵具での着彩) 第5回 〃 (岩絵具での着彩 ) 第6回 〃 (着彩、仕上げ ) 第7回 静物制作 講評 第8回 イメージを描く(下図制作 ) 第9回 イメージを描く(∼念紙、骨描き、胡粉) 第10回 〃 (岩絵具での着彩) 第11回 〃 (岩絵具での着彩) 第12回 〃 (着彩、仕上げ) 第13回 〃 第14回 古典模写 第15回 講評 □参考文献 「日本画」の転位 北澤憲昭 図解 日本画の伝統と継承−素材・模写・修復− 東京藝術大学大学院日本画研究室編 図解 日本画用語辞典 東京藝術大学文化財保存学日本画研究室 □成績評価の方法 提出作品、出席率で評価。制作態度、素材への理解度等も考慮します。 特に、作品ごとの講評会は重視します。 □備考(メッセージ等) 各自用意する画材:鉛筆(H∼4B)、練りゴム、F8号のスケッチブック、水彩絵の具 その他の画材に関しては、その都度指示します。 区 分 専門教育 科 目 名 絵画7(日本画) 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 藤原ゆみこ 1 選択 後期 2・3・4 備 考 □授業目標 日本画の特質・岩絵具等の材料への理解をより深め、基礎的な技法を通して、その表現に触れる。 □授業概要・授業計画 ・日本画の材料として使われる岩絵具・泥絵具等、膠を使う絵具の成り立ちを知り、自ら自然素材で絵の具を 製作することを通して理解を深める。 ・雲肌麻紙・岩絵の具、箔等の素材を用いた自画像制作。 ・展示実習において、自己の作品をより客観的に見直す機会を持つ。 第1回 自然素材によるオリジナル絵具制作概説 第2回 オリジナル絵具による作品制作 第3回 〃 第4回 〃 第5回 〃 第6回 〃 第7回 展示実 習 第8回 展示実 習 ・講評 第9回 金箔を使用する自画像制作 第10回 〃 第11回 〃 第12回 〃 第13回 〃 第14回 〃 第15回 〃・講評 □参考文献 「日本画」の転位 北澤憲昭 図解 日本画の伝 統と継承−素材・模写・修復− 東京藝術大学大学院日本画研究室編 図解 日本画用語 辞典 東京藝術大学文化財保存学日本画研究室 □成績評価の方法 提出作品、出席率 で評価。制作態度、素材への理解度等も考慮します。 □備考(メッセージ等) 各自用意する画材 :鉛筆(H∼4B)、練りゴム、F8号のスケッチブック、水彩絵の具 その他の画材に関 しては、その都度指示します。 区 分 専門教育 科 目 名 彫塑1(粘土) 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 渡邉 五大 2 選択 前期 2・3・4 備 考 □授業目標 自ら美を創りあげる能力を養い、社会で活用していくために、「観察と表現」というテーマで立体造形(塑造) の基礎を学ぶ。 □授業概要・授業計画 *第1回∼第12回:[塑造実習] *第13回∼第15回:[石膏実習] 前半(第1回∼第12回)の「塑造実習」では、入門編として靴の模刻を通して、比率・構造・形態等を観察し、 把握したのちに、動物オブジェの制作を通して、自己のイメージを実在の造形美として成立させる能力を習得 する。後半(第13回∼第15回)の「石膏実習」では石膏という型どり素材の持つ特性を学び、美しい抽象形態 を研究する。 第1回 授業ガイダンス 「私の靴」模刻(水粘土使用) 課題説明 クロッキー 第2∼4回 粘土 荒付け+印象どり 細部つくりこみ 完成へ向けて仕上げ作業 第5回 講評会 次課題説明 第6回 「動物オ ブジェ塑造」(石粉粘土使用)課題説明 作品構想 ドローイング 第7∼11回 芯棒制作 粘土荒付け+印象どり 細部つくりこみ 完成へ向けて仕上げ(研磨・彩色等)作業 第12回 完成へ向けて仕上げ(研磨・彩色等)作業 講評会 次課題説明 第13回 石膏実習① 「自分の手」型取り 第14回 石膏実習② 「自然物・身の回りのモノ」型取り 第15回 石膏実習③ 「偶然性を利用したオブジェ制作」 講評会 後期授業説明 □テキスト 自身作成のプリントを必要に応じて配布する。 □参考文献 授業中に指示する。 □成績評価の方法 塑造実習並びに石膏実習の提出作品、出席数、作品鑑賞力、プレゼンテーション能力など総合評価。 □備考(メッセージ等) 各回の課題導入時にパソコン、プロジェクターを使用して作例や工程を説明する。 区 分 専門教育 科 目 名 彫塑2(実材) 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 渡邉 五大 2 選択 後期 2・3・4 備 考 □授業目標 自ら美を創りあげる能力を養い、社会で活用していくために、「空間と量塊」というテーマで立体造形(実材) の基礎を学ぶ。 □授業概要・授業計画 *第1回∼7回:[金属実習] *第8回∼第15回:[木彫実習] 「金属実習」では、アーク溶接やロウ付け及びハンダ付け技法を学びながら、数種類の太さの線材を使用し、 空間を意識したモビールや軽やかなワイヤーアートオブジェを制作する。「木彫実習」では、木工機械工具の 使用法を学びながら、自由な発想力を生かして木彫マスクを制作し、彫刻的な造形美を探求する。 第1回 授業ガイダンス 「金属実習」課題説明 アーク溶接・ロウ付け・ハンダ付け練習 第2∼6回 作品構想 ドローイング 材料決め切断 曲げ 接合 組み立て等の作業 第7回 完成へ向けて仕上げ(修正・研磨・塗装等)作業 講評会 次課題説明 第8回 「木彫実習」課題説明 木工機械工具使用法説明 第9∼14回 作品構想 ドローイング 第15回 研磨・彩色等仕上げ作業 講評会 □テキスト 自身作成のプリントを必要に応じて配布する。 □参考文献 授業中に指示する。 □成績評価の方法 木工実習と金属実習の提出作品と出席数、作品鑑賞力、プレゼンテーション能力など総合評価。 □備考(メッセージ等) 各回の課題導入時にパソコン、プロジェクターを使用して作例や工程を説明する 区 分 専門教育 科 目 名 デザイン概論・図法 担当教員 高橋 綾 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 選択 前期 1 備 考 □授業目標 デザインの意味と成立の過程から、今日のデザイン領域全般の活動内容について講義する。具体的には、デ ザイン成立に影響のあった芸術と技術、現在広く活動が実践されている視覚伝達デザイン、プロダクトデザイ ン、空間デザインなどの視点から考察する。 さらに、デザインの通訳的役割、図法を演習する。その目標は空間思考力や立体観念の養成であり、また新 しい形態創造への手掛かりであり、さらに制作の下図、デザインの意図伝達の表現手段としての基礎である。 □授業概要・授業計画 1. ガイダンス、「デザインとは何か」 2.「デザインの意味と歴史」「デザインと芸術」 3.「デザインと技術」「デザインと図法」 4. 製図用具の使用法、幾何形態の書き方 5.6.平面図法平面図法応用問題、演習 7.立体の平面表現、JIS製図通則(三面図の書き方) 8.立体図法 9.立体デザイン1、図面製作 10. 立体図法、等角投影図法 11.立体デザイン2、図面製作 12.オリジナルマグカップデザイン、図面製作 13.二点透視法によるスケッチ 14.二点透視図法 15.問題演習 □テキスト ・実習費用約¥30,000(製図用具一式) ・現代デザイン事典2012(出版:平凡社)¥3,570 □参考文献 □成績評価の方法 講義と実技演習。 □備考(メッセージ等) 関連科目は、デザイン1(視覚)、デザイン2(立体)、デザイン3(企画)、デザイン4(実践) 区 分 専門教育 科 目 名 デザイン1(視覚) 担当教員 高橋 綾 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 選択 後期 1 備 考 □授業目標 ・全般的に基本的なデッサン(クロッキー)、平面構成などの課題を制作、指導していく。 ・後半は、視覚デザイン(グラフィックデザイン)の主要な完成形であるイラストレーション、印刷プロセ スなどを、いくつかの課題を設定して実際に制作していく。 ・また、名刺制作により、レイアウトや文字・色校正などの版下作成し、DTP (Desk Top Publishing)の基本 を学ぶ。 □授業概要・授業計画 1.色彩用具の使用法、クロッキー基本実技の説明 2.ハーモニックカラーによる色彩演習 平面構成エスキース 3.平面構成下書き、色彩計画、彩色実習 4.彩色実習 5.講評会、次回課題説明 6.イラストレーショントレース演習 7.平面構成下書き、色彩計画、彩色実習 8.彩色実習 9.彩色実習 10.アイデアスケッチ制作 11.イラストレーション下書き、色彩計画、彩色実習、 12.講評会、課題説明 13.DTP作成の説明、名刺版下作成 14.DTP作成の説明、名刺版下作成 15.名刺校正、印刷準備、版下入稿 (後日、完成した名刺を学生に配付) □テキスト ・実習費用約¥33,000(デッサン用具一式、色彩用具一式、ハ−モニックカラー) ※図法(製図)を履修していれば、名刺印刷費の約¥3,000でよい ・プリンターインク費¥500 □参考文献 平面構成に関する資料 □成績評価の方法 提出作品、出席にて評価 □備考(メッセージ等) デザイン概論・図法を履修していることが、望ましい 区 分 専門教育 科 目 名 デザイン2(立体) 担当教員 高橋 綾 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 選択 前期 2・3・4 備 考 □授業目標 ・造形の基本となる立体構成を粘土や紙、スタイロフォームなどを使って学ぶ。 ・デザインにおける造形と素材の関わりについて、プロダクトデザイン、空間デザインなど講師自身が手掛 けた作例をとり上げ、コンセプトから生産・制作までのプロセスを追って考え、実際に造形制作する。 □授業概要・授業計画 1.立体構成(粘土)についてのスライド説明、 課題説明 2.立体構成(粘土)コンセプト提出、 エスキース、アイデアスケッチ 3.立体制作 4.立体制作、プレゼンテーションボード制作 5.プレゼンテーション 6.立体構成(紙立体)についてのスライド説明、 課題説明 7.立体構成(紙立体)コンセプト提出、 エスキース、アイデアスケッチ 8.立体制作 9.立体制作、プレゼンテーションボード制作 10.プレゼンテーション 11.立体構成(スタイロフォーム)についての課題説明 12.立体構成(スタイロフォーム)コンセプト提出、 エスキース、アイデアスケッチ 13.立体制作 14.立体制作、プレゼンテーションボード制作 15.プレゼンテーション □テキスト ・実習費用¥5,000程度(粘土、ケント紙、工具、スタイロフォーム等) ・プリンターインク費¥500 □参考文献 立体構成に関する資料。 □成績評価の方法 提出作品と企画書、展示プレゼンテーション、出席にて評価。 □備考(メッセージ等) デザイン1(視覚)、デザイン概論・図法を履修していることが望ましい。 区 分 専門教育 科 目 名 デザイン3(企画) 担当教員 高橋 綾 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 選択 後期 2・3・4 備 考 □授業目標 ・身の回りにある『あったらいいな』『あってよかったな』『なんでこんなものがあるのだろう』と思うモ ノを調査・分析し、企画∼制作まで行い、デザインプロセスを体験しながら学ぶ。 ・考察した企画をプレゼンテーションする。 ・課題の背景となる時代状況、マーケティング、イメージ戦略、商品戦略、メディア環境などを学ぶ。 ・後半は前半に学んだデザインプロセスをふまえ、一般企業との共同開発を行う。 ・アイデアを生み出す為に必要な発想法もこの授業で学ぶ。 □授業概要・授業計画 1.身の回りにあるパッケージを調査、分析する。 9.アイデアスケッチ、デザインスケッチ制作 調査報告書作成 10.プレゼンテーション準備 2.ブレーンストーミング、発想法 /プレゼンテーション 3.アイデアスケッチ、デザインスケッチ制作。 11.課題説明 コンセプト提出 12.企業業務説明、アイデアスケッチ 4.パッケージデザイン制作 13.アイデアチェック 5.プレゼンテーション 14.プレゼンテーションデーター制作 6.課題説明 15.企業へのプレゼンテーション 7.スマートデザインに関して調査、分析 8.ブレーンストーミング、発想法、グループによる分析、集計 □テキスト ・随時プリントを配布。 ・プリンターインク費¥500 □参考文献 商品企画に関する資料。 □成績評価の方法 提出作品、プレゼンテーション、出席にて評価。 □備考(メッセージ等) デザイン1(視覚)、デザイン2(立体)、デザイン概論・図法を履修していることが望ましい。 区 分 専門教育 科 目 名 担当教員 デザイン4(実践) 高橋 綾 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 選択 前期 3・4 備 考 □授業目標 ・今迄のデザイン授業(図法、視覚デザイン、立体デザイン、企画デザイン)で学んだ能力を活かして実践 活動を行なう。具体的には地域病院や群馬県内企業と作品制作を通して実践的なコラボレーションプロジェク トをする。 ・地域の病院で必要なアート作品を制作および展示を行う。 ・ デザイン商品の製品になるまでのプロセス(マーケティング含む)を理解しながら学び、 デザイン企画からモデル制作、商品プレゼンテーション、販売行程まで携わる。 □授業概要・授業計画 1.デザインプロセスの解説、課題説明 8.作品搬入、病院内作品展示(セッティング) 2.ブレーンストーミング発想法、 9.課題説明、企業からの概要説明、セミナー エスキース、アイデアスケッチ 10.エスキース,アイデア出し 3.デザインスケッチ、制作(01) 11.個別アイデアチェック 4.制作(01) 12.企業への中間プレゼンテーション 5.病院へのプレゼンテーション 13.制作(02)、個別アイデアチェック 6.病院内作品展示 14.制作(02)、プレゼンテーション資料制作 7.制作(01) 15.企業へのプレゼンテーション □テキスト ・実習費用は、各自の計画により異なる ・プリンターインク費¥500 □参考文献 ユニバーサルデザイン、光・あかり、商品開発に関する資料。 □成績評価の方法 提出作品、プレゼンテーション、出席にて評価。 □備考(メッセージ等) デザイン概論・図法、デザイン1(視覚)、デザイン2(立体)、デザイン3(企画)を履修していること が望ましい。 区 分 専門教育 科 目 名 デザイン5(CG) 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 若杉さえ子 1 選択 前期 2・3・4 備 考 □授業目標 パソコンを使用したグラフィックデザインについて、専用ソフトを使いながら基礎を学び、簡単なグラフィ ック作品が作成できるようになることを目指す。 □授業概要・授業計画 第1回 授業内容の説明。Illust rator と Photoshop の仕事について 第2回 Illustrator−1・・・基本的なツール。コピー&ペースト、クローズパス。 第3回 Illustrator−2・・・ベジェ曲線とオープンパス。 第4回 Illustrator−3・・・レイヤーと描画。 第5回 Illustrator−4・・・カラーモード。効果。 第6回 Illustrator−5・・・課題制作、提出。 第7回 Photoshop−1・・・ファイルサイズとリサイズ、解像度について。 第8回 Photoshop−2・・・選択範囲の作成。 第9回 Photoshop−3・・・基本ツールによる画像編集。 第10回 Photoshop−4・・・レイヤーマスクと画像合成。 第11回 Photoshop−5・・・課題制作、提出。 第12∼15回 Illustrator 、Photoshop を使った自由制作。 第15回 まとめ。 □テキスト webサイト http://watarineko.com 他参考データ。 □参考文献 Illustrator 、Photoshopの初心者向けマニュアル。 □成績評価の方法 提出物。出席状況。制作への取り組み。 □備考(メッセージ等) コンピューター関連の基礎知識・経験に応じて適宜対処します。 区 分 科 専門教育 目 名 デザイン6(CG) 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 若杉 さえ子 1 選択 後期 2・3・4 備 考 備 考 □授業目標 Illustrator ・Photoshopを使用した印刷物作成のワークフローを理解する。 各自テーマを設定し、Illustrator ・Phot oshopによるグラフィック作品を作成・出力する。 □授業概要・授業計画 第1回 授業内容の説明。作品紹介 第2回 コンピューターとタイポグラフィについて。 第3∼4回 名刺 をつくる。 第5∼6回 書籍 表紙をつくる。 第7∼9回 ポス ターをつくる。 第10∼11回 マップをつくる。 第12∼14回 ページ物をつくる。 第15回 まとめ。 (授業内容は進度 、理解度に応じて変更することがあります) □テキスト webサイト http://watarineko.com 他参考データ。 □参考文献 随時紹介します。 □成績評価の方法 提出物。出席状況。制作への取り組み等。 □備考(メッセージ等) デザイン5(CG)で習得した知識・技術を前提とした講義、制作を行います。 区 分 専門教育 科 目 名 デザイン7(CG上級) 担当教員 下山 肇 単位 必選別 開講期別 履修年次 2 選択 後期 3・4 大学院共通 □授業目標 CADの基礎から応用へ。よりスケールの大きな空間の図面化をとおしてCADの活用法を学びます。 □授業概要・授業計画 1. 課題1「CAD による空間1」 2. 実測から得られたデータからコンピュータでの「空間」の図化(平面図) 3. 製作 4. 製作 5. 課題2「CAD による空間2」 6. 実測から得られたデータからコンピュータでの「空間」の図化(展開図) 7. 製作 8. 製作 9. 課題3「インテリアの3D化」 10. 課題1.2で製作したデータを元に、空間の3D図形を作成。 11. 製作 12. 製作 13. 製作 14. 製作 15. まとめ・総評 □テキスト 随時提示 □参考文献 随時提示 □成績評価の方法 1.成果物 2.プロセス 3.プレゼンテーション 4.出席 □備考(メッセージ等) 平面、立体、技法などに関係なく、私たちの暮らしている世界はすべてが「空間」です。 CADによる3Dの概念を学ぶことで、空間的思考を身につけることは表現だけでなく、くらしのさまざまな 場面での応用が可能になるでしょう。CG特殊研究1と同時開講。 区 分 専門教育 科 目 名 Webデザイン1 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 若杉さえ子 1 選択 前期 3・4 備 考 □授業目標 HTMLでWEBページをつくることができる。WEBに適した画像処理が行える。Photoshopによるグラフィカ ルなページが作成できる。 □授業概要・授業計画 第1回 授業内容の説明。 第2∼4回 「htm l」について。解説とページ作成実習。データ提出。 第5回 Photoshopを使った画像処理。 第6回 ロールオーバーボタンの作成。 第7回 イメージマップの作成。 第8回 WEBページ作成ソフト(GoLive)の使用。 第9回 ページレイアウトとスタイルシートの使用。 第10∼14回 各自のWEBサイトを作る。 第15回まとめ。課題提出。 (授業内容は進度、理解度に応じて変更することがあります) □テキスト webサイト http://watarineko.com 他参考データ。 □参考文献 Photoshopの初心者向けマニュアル。 □成績評価の方法 提出物。出席状況。制作への取り組み。 □備考(メッセージ等) Photoshopの基礎的知識があることが前提です。 区 分 専門教育 科 目 名 Webデザイン2 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 若杉 さえ子 1 選択 後期 3・4 □授業目標 Flashを使用し、簡単な動画が作成できる。 □授業概要・授業計画 第1回 Flashについて。作品紹介。 第2回 静止オブジェクトの取り扱い。描画。 第3回 シンボルについて。カラーとテキストの扱い。 第4回 フレームアニメーション。 第5回 シェイプトゥイーンアニメーション。 第6∼9回 モーショントゥイーンアニメーション。 第8回 ボタンシンボル。 第10回 簡単なアクションスクリプト。 第11∼14回 課題制作。Photoshopで素材を作成し、既存の絵画作品を動かす。 第15回 まとめ。 □テキスト webサイト http://watarineko.com 他参考データ。 □参考文献 随時紹介します。 □成績評価の方法 提出物。出席状況。制作への取り組み等。 □備考(メッセージ等) Photoshopが扱えることが前提です。 備 考 区 分 専門教育 科 目 名 工芸1(染織) 担当教員 今井 ひさ子 単位 必選別 開講期別 履修年次 1 選択 前期 2・3・4 備 考 □授業目標 古くから現代に伝わる染織工芸。染織技術がどのように発展し、そしてどのような形で私達の生活に関わっ てきたか、歴史的視点から考察しつつ、実際の制作では基本的技法を重点的に習得する。 □授業概要・授業計画 歴史のなかで人と繊維との関わりは、その時々において様々な様相を呈し、変化してきた。授業の前半では、 染色の基礎を中心 に進めるが、同時に染織における人々の工夫がどのようなものであったか、さまざまな工程 を体験し、表現方 法の変遷を辿りながら、染色の技法を学ぶ 第1回∼第2回 授業計画と染織技法・繊維の概説 第3回∼第4回 基礎技法の説明・精練作業 第5回∼第6回 サンプルおよび小品制作 第7回 木枠作り、エスキース作成 第8回∼第9回 精練作業、タピストリー制作 第10回∼第14回 染色、蝋描き 第15回 タピストリー完成(学内展示) □テキスト 参考文献は授業中に紹介、必要な資料はプリントで配布する。 □参考文献 □成績評価の方法 作品・レポート 及び出席状況等を総合して評価する。 □備考(メッセージ等) 工芸2を希望す る学生は、工芸1を履修する事が望ましい。毎週異なる実技内容となるので、欠席すると理 解しにくくなるの で無欠席が望ましい。ガス・ガラス器具・薬品を使用するので、授業中は神経を集中して制 作にあたる。 区 分 専門教育 科 目 名 工芸2(染織) 担当教員 今井 ひさ子 単位 必選別 開講期別 履修年次 1 選択 後期 2・3・4 備 考 □授業目標 伝統的な染色技法を習得した上で、ここは各自の感性によって、制作にどのような可能性があるか、探求す る。授業を通して、布や紙という素材の様々な質感を体感する事も重要なテーマである。 □授業概要・授業計画 日常で用いられる繊維製品は、各種染料によって染色され、加工が施されている。これらの染色品について の基礎知識・基礎技術を把握した上で実習を行う。後期は型染め技法で和紙素材を用いて型絵を制作し、製本 する。絵の具による表現とは異なる色彩の世界を探求していく。 第1回∼第2回 後期授業と型染め技法の概説 第3回∼第4回 基礎技法と素材の説明 第5回∼第7回 小品制作、課題のエスキース作成 第8回 デザイン完成 第9回 型彫り 第10回∼第14回 糊置き、染色 第15回 製本して完成(講評) □テキスト 参考文献は授業中に紹介、必要な資料はプリントで配布する。 □参考文献 □成績評価の方法 作品・レポート及び出席状況等を総合して評価する。 □備考(メッセージ等) 工芸2を履修する学生は工芸1を習得している事が望ましい。毎週異なる実技内容となるので、欠席すると 理解しにくくなるので無欠席が望ましい。ガス・ガラス器具・薬品を使用するので、授業中は神経を集中して 制作にあたる。 区 分 専門教育 科 目 名 工芸3(陶芸) 担当教員 南雲 龍比古 単位 必選別 開講期別 履修年次 1 選択 集中 2・3・4 備 考 □授業目標 やきものは古くは2万年近く前のものまで発見されている。技術や時代背景により様々な形に変化し、その 時代の美意識を表すという側面をもつ。ここでは、陶芸の基礎的技法を習得しながら表現と歴史等について幅 広く学ぶ事で「ものの価値観」を追求していく。 □授業概要・授業計画 土練りを経て、本焼きに至るまで、様々な工程を体験することによって、技術力を高めつつ発想や構想の能 力を高める。授業のはじめは、東洋西洋の陶磁器の歴史や陶磁器原料について学ぶことが中心となる。 第1回∼第2回 日本及び世界の陶磁史解説、やきものの制作過程及び分類・陶磁原料の解説 第3回∼第4回 陶磁器の基礎技法についての解説、土練りの実習、手捻りによる成形実習 第5回∼第7回 紐作りによる成形実習・練り込み技法による加飾 第8回∼第10回 板作りによる成形実習・ストライプ及び市松模様による加飾 第11回∼第12回 轆轤成形実習・釉下装飾技法の実習 第13回∼第15回 これまで習得した技術による大物制作 □テキスト プリントで配布する □参考文献 「陶芸」南雲龍著/日貿出版社 「世界の陶芸史」南雲龍訳監修南雲龍比古訳/日貿出版社 「陶芸の粘土と釉薬」南雲龍訳監修南雲龍比古訳/日貿出版社 「陶芸上・下巻」南雲龍・龍比古・弓月・若菜共著/日貿出版社 □成績評価の方法 出席状況・作業内容・作品等の総合的な評価と致します □備考(メッセージ等) 工芸4を希望する学生は必ず工芸3を履修すること。連続した作業内容となる為無欠席が望ましい。実習が 中心の為、自宅での実技予習は困難と思いますが、陶芸関係の書物に目を通す、或いは陶芸関係の展示物の見 学等しておくとより知識的理解度は深まるので望ましい。 区 分 専門教育 科 目 名 工芸4(陶芸) 担当教員 南雲 龍比古 単位 必選別 開講期別 履修年次 1 選択 集中 2・3・4 備 考 □授業目標 ここでは工芸3で学習、制作した作品に釉薬を施し窯で焼成することで完成させ、全工程を体験することで 将来学校教育、社会教育活動等で実践可能な技術、知識を体得する。 □授業概要・授業計画 成形及び焼成に必要な用具・施設について学び、各自の作品でさらに施釉、焼成を体験する。表現上の諸問 題に対し土で何が可能かを探究する。 第1回∼第2回 窯の種類、歴史、さらには築窯解説等を学び、第一焼成の窯詰めを行う 第3回∼第6回 第一焼成/素焼 第7回∼第10回 窯だし、釉薬の調製、施釉、窯詰め 第11回∼第13回 第二焼成/本焼き 第14回∼第15回 窯だし、完成、講評 □テキスト プリントで配布 □参考文献 「陶芸の窯」南雲龍訳/日貿出版社、「陶芸の釉薬調合」南雲龍訳監修南雲龍比古訳/日貿出版社、 「陶芸の釉薬入門」南雲龍訳監修南雲龍比古訳/日貿出版社 □成績評価の方法 工芸3と同じ □備考(メッセージ等) 工芸4を履修する学生は必ず工芸3をとること。 釉薬、倒焔式ガス窯等を使用します。 区 分 科 目 名 担当教員 保存科学 [法定科目名] 博物館資料保存論 単位 必選別 開講期別 履修年次 備 考 選択 (注) 集中 2 必修 (注):学芸員専門科目「博物館資料保存論」として履修する場合は必修 専門教育 学芸員専門 鈴木 淳 2 □授業目標 美術の現場で作品を取り扱う者(たとえば学芸員)または作品を制作する者(作家)が必ず知っていなけれ ばならない作品の材料,構造,劣化について理解を深め,保存方法と保存環境に関する基礎的知識を修得する. □授業概要・授業計画 油彩画を中心に作品の材料と構造について概説し,それが作品の保存性と密接に関係することを示す.また 作品の調査方法と修復処置について実例を提示しながら解説し,作品を保存して次世代に伝える意味を示す. 1.作品保存の意義: 「守る」ことと「伝える」こと,科学的調査の役割 2.作品の構造: 作品の種類,材料と構造 3.絵画の構成要素Ⅰ: 絵具(顔料,媒材),絵具の種類と歴史 4.絵画の構成要素Ⅱ: 支持体,地塗り層,ワニス層 5.作品の調査Ⅰ: 目的と方法 6.作品の調査Ⅱ: 可視光線を利用する観察,不可視放射を利用する観察 7.光学調査による油彩画構造の観察Ⅰ: 初期フランドル派とヴェネツィア派の作品構造 8.光学調査による油彩画構造の観察Ⅱ: X線観察でわかる17世紀の作品構造 9.油彩画の劣化と損傷: 劣化,損傷の種類と要因 10.油彩画の修復処置: 修復の目的と処置,必要と限界 11.作品の管理: 作品の梱包,輸送 12.作品の管理: 保存環境,展示と保管 13.作品の管理: 生物被害と有害物質,災害の防止と対策 14.環境保護: 地域資源,自然環境の保護 15. まとめ □テキスト・参考文献 テキストは使用しない.参考文献は授業の中で紹介する. □成績評価の方法 期間中の小テストと最終回の定期試験で成績を評価する.3日間の集中講義のため1日休むと単位取得は困難. □備考(メッセージ等) 多くの資料を提示して授業内容の理解に務めます.知識として作品の保存を知っても意味がない.自分の生 活環境を見直して「衣食住」に関わるあらゆる物に関心を持つこと.各自の視野が広がることを目指します. 区 分 専門教育 科 目 名 卒業論文指導1・2a 担当教員 大石 利雄 単位 必選別 開講期別 履修年次 − 必修 前期 ・後期 4 備 考 □授業目標 卒業論文作成のための指導。 □授業概要・授業計画 1g 第1回 第2回∼第3回 第4回∼第5回 第6回∼第9回 第10回∼第15回 卒業論文について テーマの設定 テーマについて掘り下げ、しぼり込み 資料収集と調査 構成(論の展開)と下書き 2g 第1回∼第12回 第13回∼第15回 論文作成(章、節ごとに書き上げた分を提出、そのつど指導を加えながら進める) まとめ □テキスト □参考文献 □成績評価の方法 □備考(メッセージ等) 個別指導と全体指導(発表と討論)を適宜組み合わせて行なう。 区 分 専門教育 科 目 名 卒業論文指導1・2b 担当教員 大野 単位 必選別 開講期別 履修年次 - 必修 前期・後 期 4 陽子 備 考 □授業目標 美術史研究の実践を通して、成果発表、討論ができるようになること。 □授業概要・授業計画 各自が研究テーマを探り、最終的に卒業論文を書くための演習。参加者の研究発表とそれについての議論、 レポート提出、個人面談を織り交ぜて指導を進める。 発表の際には、各自20∼30分程度(原稿6000字程度)で発表を行う。配布資料を用意すること。 ※ 初回に発表順序を決めるので、必ず出席すること。 発表担当者以外は、発表に関する小レポート(コメント)を一週間以内に提出。 なお随時、論文要旨、論文の一部の提出を課す。 □テキスト なし □参考文献 なし □成績評価の方法 □備考(メッセージ等) 発表担当日ではない授業にも出席し、発表後の質疑応答に積極的に参加すること。遅刻・欠席の場合は、必 ず連絡すること。 区 分 専門教育 科 目 名 卒業論文指導1.2c 担当教員 単位 奥西麻由子 必選別 開講期別 履修年次 必修 前期・後期 4 □授業目標 アートマネジメントに関する理論・実践論文の執筆を通して、成果発表が出来るようにする。 □授業概要・授業計画 1 第一回 卒業論文について 第五回∼七回 先 行研究調査 第十回∼十四回 具体的なテーマ設定 2 第一回∼第二回 全体構成の決定 第十五回 まとめ 発表 □テキスト □参考文献 その都度提示する □成績評価の方法 個別の発表、出欠の総合評価 □備考(メッセージ等) 第二回∼四回 大まかなテーマ設定 第八回∼九回 論文の書き方について 第十五回 中間発表 第三回∼十四回 論文作成(個別指導) 備 考 区 分 科 専門教育 目 名 卒業論文指導1・2d 担当教員 北野 雅弘 単位 必選別 開講期別 履修年次 − 必修 前期・後 期 4 備 考 □授業目標 美学の卒業論文の指導を行う。 □授業概要・授業計画 (前期) 美学に関する卒業論文の指導を行う。希望したテーマに関して、必要な文献を読み、基礎的な知識を身 につける。中間発表と討論によって、そのテーマについての理解を深めていく。 (後期) 個別指導と発表会による討論を通じた指導を行う。 □テキスト □参考文献 □成績評価の方法 □備考(メッセージ等) 区 分 専門教育 科 目 名 卒業論文指導1・2e 担当教員 榊原 悟 単位 必選別 開講期別 履修年次 − 必修 前期 ・後期 4 備 考 □授業目標 卒業論文を学生にまとめさせるための指導・助言。 □授業概要・授業計画 卒業論文をまとめる前提として、次の諸点に留意すべきであろう。 ①テーマの設定 ②問題点の絞り込み ③先行研究に対する配慮 ④関連作品の調査および分析 ⑤目次案の作成(章分け) ⑥下書き これらの各段階で相談にのるが、論文を執筆するのはあくまでも自分であるという点を強く自覚して欲しい。 論文執筆への第一歩は、まずは自分の足で歩き出すことだ。 □テキスト □参考文献 □成績評価の方法 □備考(メッセージ等) 区 分 専門教育 科 目 名 卒業論文指導1・2f 担当教員 馬場 朗 単位 必選別 開講期別 履修年次 − 必修 前期・後 期 4 備 考 備 考 □授業題目・テーマ 美学卒業論文指導 □授業概要・授業計画 (前期) 1 オリエンテーション:人文科学そして美学という学問で論文を書くことの意味 2∼3 文献調査とパソコン活用 4∼6 研究テーマの確定 7∼11 個々のテーマに沿った文献収集 12∼15 前期個別発表と質疑応答 (後期) 1∼4 論文構成の指導 4∼15 後期口頭最終発表と質疑応答、註および文献表作成 □テキスト □参考文献 授業のつど紹介する。 □成績評価の方法 論文執筆の準備状況と前期・後期個別発表の出来具合に、出席状況を加味する。 □備考(メッセージ等) 授業計画は、若干変更の生じる場合がある。 区 分 専門教育 科 目 名 卒業論文指導1・2g 担当教員 単位 必選別 開講期別 履修年次 藤沢 桜子 − 必修 前期・後 期 4 □授業目標 卒業論文執筆のために必要なノウハウを身につける。 □授業概要・授業計画 学生が主体となって研究に取り組み、卒論を完成させていく。おもに個別指導となるが、可能な限り複数で の交流による意見交換もおこなう。 前期: 第1回 イントロダクション 第2回 卒論テーマの確認 第3回 論文執筆の心得 第4回 目次(暫定版)の作成 第5回 作品記述の確認 第6回 参考文献・図版の確認 第7回 先行研究の確認 第8回 中間発表 第9回 進捗状況の確認 第10回 経過報告(下書き) 第12∼14回 進捗状況および論理的展開の確認 第15回 まとめ 後期: 第1回 イントロダクション 第4回 目次・構成の確認 第7回 経過報告 (下書き) 第11∼13回 原稿チェック 第2回 経過報告(下書き) 第3回 中間発表 第5回 参考文献・図版の確認 第6回 進捗状況の確認 第8∼10回 進捗状況および論理的展開の確認 第14回 成果報告(発表) 第15回 まとめ □テキスト 特になし。 □参考文献 学生が自分で文献を探すことがまず勉強となる。進捗状況によって教員が紹介もする。 □成績評価の方法 − □備考(メッセージ等) 区 分 専門教育 科 目 名 卒業論文指導1・2h 担当教員 武藤 大祐 単位 必選別 開講期別 履修年次 − 必修 前期・後 期 4 備 考 備 考 □授業目標 卒業論文の指導。 □授業概要・授業計画 1 第1回 「論文」とは何か、「論文」の書き方について 第2回 大まかなテーマの提示 第3∼4回 文献調査、情報収集の方法について 第5∼13回 調査に基づきながら具体的なテーマを決めていく 第14∼15回 個別の中間発表と質疑 2 第1∼2回 論 文の全体的な構成を決定 第3∼15回 個別の中間発表と質疑 □参考文献 適宜紹介します。 □成績評価の方法 個別発表、出欠 の総合評価。 □備考(メッセージ等) 区 分 専門教育 科 目 名 卒業制作指導1・2a 担当教員 山崎 単位 真一 必選別 開講期別 必修 前期・後期 履修年次 4 □授業目標 (前期)各自が設定したテーマに沿ってエスキースを試み、卒業制作への準備をかねて中間発表を行う(制 作は水彩や版画、ミクストメディア等、可)。 (後期) 卒業制作及び卒業制作コンセプトの完成に向けて制作を進める。 □授業概要・授業計画 (前期)各自がテーマを設定し、表現しやすい画材を選ぶ。卒制の提出作品は100号が基本となるが、事前に 木炭やエンピツ、水彩などでエスキースを数点試みる。 第1回 卒業制作についての説明 第2∼13回 卒業制作にむけたエスキースおよび試作 第14回 卒業制作のキャンバスや他の基底材などの準備 第15回 プレゼンテーション及び講評 (後期)各自の設定したテーマに沿って制作を進める 第1回 卒業制作及び卒業制作コンセプトについての説明 第2∼9回 作品およびコンセプトの制作 第10回 プレゼンテーション、中間講評 第11∼15回 作品とコンセプトの制作、講評 □テキスト テキストは使用しない。 □参考文献 参考文献はその都度指定する。 □成績評価の方法 卒業制作および関連作品、卒業制作コンセプト、プレゼンテーション、出席により総合的に評価する。 □備考(メッセージ等) 卒業制作まで数回にわたり展覧会を行い、作品とコンセプトを提出する。 区 分 専門教育 科 目 名 卒業制作指導1・2b 担当教員 高橋 綾 単位 必選別 開講期別 履修年次 − 必修 前期 ・後期 4 備 考 □授業目標 デザイン領域において自由にテーマを設定し、卒業前の最終制作のプレ制作、卒業前の最終制作、論文(研 究制作コンセプト)を行う。選択した各領域で学習した内容を踏まえた総括的な提案を基本とする。授業は、 テーマの設定、デザイン、制作、提出といった流れの授業を、その間数回に渡って教員が、面接授業として直 接チェックし指導するという形式をとる。面接授業は、個人面接あるいはグループ面接の形で適宜分散して行 う。提出作品は、作品あるいはモデル、さらにはパネルによるプレゼンテーションなどあらゆる媒体を駆使し た形で発表し、実技棟1Fで数回、展覧会という形で公表される。 □授業概要・授業計画 (前期)1.∼6. テーマの設定、7.∼9.デザイン、10.∼14.制作、15.提出 (後期)1.∼2. テーマの設定、3.∼7.デザイン、8.∼13.制作、14.提出、15.口頭試問 □テキスト 実習費用は、各自の計画により異なる □参考文献 □成績評価の方法 提出作品、論文(研究制作コンセプト)、プレゼンテーション、出席、口頭試問にて評価。 □備考(メッセージ等) デザイン1(視覚)、デザイン2(立体)、デザイン3(企画)、デザイン4(実践)、デザイン概論・図 法を履修していることが望ましい。
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