(3)科目解説

1 看護学科(平成23年度)
(3)科目解説
1年 2∼39ページ
2年 40∼79ページ
3年 80∼91ページ
看
護
学
科
看護学科�年
��科目
看
護
学
科
・英語Ⅰ
・コミュニケーション演習
・言語表現法
・情報処理論
・生物学
・生命科学と倫理
(キャリアデザイン学科と共通科目)
・家族論
(キャリアデザイン学科と共通科目)
・社会学
・医療概論
・人体構造と機能Ⅰ
・人体構造と機能Ⅱ
・生化学
・微生物学
・看護薬理学
・病理学
・成人老年病態治療学Ⅰ
・成人老年病態治療学Ⅱ
・成人老年病態治療学Ⅲ
・保健行動学
・保健医療福祉サービス論
・看護学原論
・看護倫理
・臨床看護総論
・生活行動援助技術論Ⅰ
・生活行動援助技術論Ⅱ
・診療援助技術論Ⅰ
・診療援助技術論Ⅱ
・看護過程論演習
・基礎看護学実習Ⅰ
・基礎看護学実習Ⅱ
・成人看護学原論
1 年看護学科
科目区分
「人間総合教育分野」>「言語とコミュニケーション」
科目名
担当者
英語I
Mark Tuffs
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
1年
前期
必修
講義
1単位
15回
1
授業計画
イントロダクション、困ったときの英語
2
自己紹介の仕方と患者の基本情報
3
病院の受付で
4
診療手続き、診療科について
5
病院内の案内
6
人体各部の名称
7
症状と徴候の表現
8
症状の聴取
9
病歴の聴取と病名
10
病歴の聴取と病名
11
薬の服用、薬の種類
12
予約の取り方、検査
13
手術の前
14
日常看護
15
復習
(定期試験)
備考
授業は全て英語で行われる。この授業では、特にスピーキングとリスニングスキルに焦
点を当てており、個人、ペア、グループなど様々な授業形態を取る。
-8-
科
テキスト:クリスティーンのやさしい看護英会話(知念クリスティーン・上瀧真紀恵著)
医学書院 ISBN978-4-260-34181-3 C3047
学
テキスト・参考書
護
学生への要望
授業には、テキスト、辞書、ノート、ファイル(授業で渡されたプリント等を整理でき
るもの)を必ず持参すること。また、授業の前に必ず予習しておくこと。具体的には、
次の授業で学ぶであろう章に目を通し分からない語彙があれば辞書で調べておく。
成績評価の方法
筆記試験 50%
レポートなど 50%
看
授業の概要
この授業の目標は、看護師の日常業務に必要な英語を学習し、それらの英語に慣れ親し
むことである。そして、外国人患者と少しでも意思疎通がはかれるようになることであ
る。授業では、さまざまな医療の場面を想定しながら、アクティビティーを通して、リ
スニングとスピーキングのスキルを高めていく。
1 年看護学科
科目区分
「人間総合教育分野」>「言語とコミュニケーション」
科目名
担当者
コミュニケーション演習
田渋
あづさ
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
1年
前期
必修
演習
1単位
15回
授業の概要
看
医療場面では被援助者との対人関係、および医療チームである援助者間での良好な関係
護
性においてもコミュニケーションは重要である。ここでは、自分のあり方・看護者とし
ての自分のあり方を認識するとともに、接遇に留まらずケアとしてのコミュニケーショ
学
ンについて、コーチングの視点も取り入れて実践的に習得することを目標とする。
科
学生への要望
課題・演習に主体的かつ楽しんで取り組んで欲しい。
成績評価の方法
出席:10%
参加:30%
課題:30%
レポート 30%
テキスト・参考書
テキスト:ケア・コミュニケーション(ウイネット)
参考書:適宜紹介する。
授業計画
1
オリエンテーション・アイスブレイク
2
自分を知る
3
ケア・コミュニケーションの役割とホスピタリティー
4
コミュニケーション ① 非言語的な要素
5
コミュニケーション ② 傾聴とペーシング
6
笑顔のコーチング
7
コミュニケーションツールとしてのコーチング
8
コーチングスキル ① 承認
9
コーチングスキル ② 質問
10
コーチングスキル ③ 提案
11
コミュニケーションタイプ
12
チームワークとしてのコミュニケーション
13
コミュニケーション演習 ①
オリエンテーション・グループワーク①
14
コミュニケーション演習 ②
グループワーク②
15
コミュニケーション演習 ③
発表会
備考
-9-
1 年看護学科
科目区分
「人間総合教育分野」>「言語とコミュニケーション」
科目名
担当者
言語表現法
成澤
広幸
配当年次
開講期
必修・選択
授業形態
単位数
授業回数
1年
前期
必修
講義
1単位
10回
2
3
文の組み立て方:「てにをは」基本ルール、主部・述部の対応、語順、助詞の活用、
あいまい文
言葉選び:適脈適語、類義語、話し言葉と書き言葉、専門語と日常語
5
かなと漢字の使い分け:かな表記と漢字表記、バランス、同音異字、数字や記号の
ルール、パソコンでの文書作成
敬語:基本ルール
6
敬語:文末表現の使い分けと応用
7
文章の仕上げ方:接続詞と指示語、文章構成と段落
8
レポートの書き方:目的
9
レポートの書き方:必要条件
10
レポートの書き方:まとめ方
4
備考
毎回、数人のグループによる短時間のプレゼンテーションを予定している。
-10-
科
テキスト・参考書
テキスト:適宜、資料とレジュメを直接配布、あるいはティーチングポートフォリオに
よって配布する。
参考書:授業中に指示する。
授業計画
ガイダンス:日本語の基本ルールと「守・破・離」
1
学
成績評価の方法
定期試験の結果が 50 点、出席が 30 点(全出席 30 点、1 回欠席 20 点、2 回欠席 10
点、3 回欠席 0 点)、レポート(あるいは発表)が 20 点の合計 100 点で評価する。
護
学生への要望
日本語環境の中で生活しているというだけでは、日本語のよい使い手にはなれない。
普段から自分の読み、書き、話す日本語について注意することがこの授業に役立ちます。
看
授業の概要
日本語表現の各論的部分(助詞類の的確な用法,文脈にふさわしい語彙の選択,かなと
漢字の使い分け,敬語の基本,接続詞・指示語などの機能語等)の理解を深めるとともに,
それらを活用した文章構成法について学ぶ。さらにレポートなどの効果的な作成技術を
学ぶ。
1 年看護学科
科目区分
「人間総合教育分野」>「言語とコミュニケーション」
科目名
担当者
大友
情報処理論
康則
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
1年
前期
必修
講義・演習
1単位
15回
看
護
学
科
授業の概要
現在、いろいろな業務内容が PC 化されており、分野を問わず仕事を行う上で PC は、
必須アイテムとなっています。この授業では、最もポピュラーなワープロ(Word)と表
計算(Excel)を利用して演習形式で PC に慣れて行きます。前半は Word の基本操作か
らある程度のビジュアル的な文書の作成に挑戦し、後半は Excel の基本操作からある程
度応用的な関数を用いた課題に挑戦して行きます。在学中には数多くのレポートや論文
を PC を使ってまとめなければなりません。この機会にしっかり身に付けましょう。
学生への要望
誰でも初めは初心者です。キーボードを打つ事すらままなりません。しかし、苦手意
識に縛られていては何も前へ進みません。勇気をもって前進しましょう。
成績評価の方法
出席状況(30%)、実習試験(20%)、期末試験:ペーパー試験(50%)として評価します。
テキスト・参考書
テキスト:使用しない。必要な部分は、プリントとして用意する。
参考書:特に指定しない。Word や Excel に関する本は沢山あるので自分にあったものを
探して下さい。
授業計画
1
授業概要、成績評価について、IME の基本練習
2
ビジネス文書に挑戦、文字のフォント・大きさ・下線の変更、表の挿入・編集ほか
3
表を用いたビジネス文書に挑戦、表の挿入、表の編集ほか
4
少々ビジュアルな文書に挑戦、表操作の復習、ワードアートの挿入・編集、
5
よりビジュアルな文書に挑戦、文字飾り、基本図形の挿入・編集・図形作成ほか
6
Word に関する実習試験
7
表計算ソフト Excel の基本、データ入力、オートフィル機能、合計・平均計算ほか
8
単純計算、セルの調整・結合、グリッド線と罫線の違い、セルのカラーリングほか
9
割合の計算(セルアドレスの種類)
、印刷設定ほか
10
セルアドレスの固定方法、入力規則の設定、COUNTIF 関数、IF 関数ほか
11
問題作成(1)に挑戦、IF 関数の応用、複数のシート利用ほか
12
問題作成(2)に挑戦、PHONETIC 関数、IF 関数と&演算子、MID 関数ほか
13
RANK 関数、SUMIF 関数、AND 関数、VLOOKUP 関数ほか
14
異なるシート間のデータ参照、IF 関数のネスト、試験についての解説ほか
15
Excel に関する実習試験
備考
先生用 PC 画面をプロジェクターに投影して学生に見せながら授業を進めますので教室
等の設定準備の方よろしくお願いします。また、15 回の授業終了後にペーパー試験も行
いますので日程等の設定よろしくお願いします。
-11-
1 年看護学科
科目区分
「人間総合教育分野」>「自然科学」
科目名
後藤
生物学
配当年次
開講期
担当者
必修・選択・自由
授業形態
伸治
単位数
授業回数
看護:必修
講義
1単位
10回
CD:選択
授業の概要
生命の尊厳を知る社会人としての生物学的教養を涵養するとともに、看護学科の専
門・臨床科目を理解するための生命科学の基礎的知識を深めることを目的とする。
生物としてのヒトを中心に生命現象の全般的な分野について高校で生物を履修してこ
なかった学生にも理解できるように平易に解説する。そのため、必要なプリントを適宜
配布する他、ビデオも利用する。
1年
前期
授業計画
1
生命とタンパク質
2
遺伝学Ⅰ(メンデルの法則、DNA の構造と遺伝子の発現)
3
遺伝学Ⅱ(ヒトの遺伝、ヒトゲノムマップ)
4
細胞の構造と機能(核、細胞質、細胞小器官)
5
発生のしくみ(生殖細胞、受精、器官形成、クローン)
6
神経の構造と機能(脳、感覚器、興奮の伝導と伝達)
7
免疫(免疫細胞、抗原と抗体、アレルギー)
8
進化(生命の起源、古細菌、分子進化、ヒトの進化)
9
生物と環境(大気汚染、環境ホルモン、温暖化)
10
生命倫理(脳死、ES 細胞、体外受精)
備考
-12-
科
参考書:「生命科学の基礎」東京化学同人
学
テキスト・参考書
テキスト:「生命科学入門」東京教学社
護
成績評価の方法
定期試験(70%)によるが、受講態度・出席状況(30%)も考慮する。
看
学生への要望
できるだけ教科書を予習して授業に臨んでほしい。理解できないことがあったらいつで
も気軽に質問してください。
1 年看護学科
科目区分
「人間総合教育分野」>「健康と科学」
科目名
生命科学と倫理
配当年次
開講期
1年
後期
担当者
藤村重文、山形孝夫、大石慶子
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
講義
1単位
10回
看護:必修
CD:選択
看
護
授業の概要
医学の進歩過程で生命倫理が必然的に問われなければならないこと、人間の心の形而上
的な事象がとりわけ重要であること、生命科学の現場での問題点、などを学習する。
学
科
学生への要望
人間の生命について考えるとともに、他人との素直なコミュニケーションができるよう
な日常の訓練をしてほしい。さらに生命倫理にかかわる新聞記事やテレビ報道に関心を
持ってほしい。
成績評価の方法
出席状況や受講態度を加味しながら、定期試験の結果を評価の基本とする。
試験:50%、ノート提出:30%、出席:20%
テキスト・参考書
テキスト:特になし
参考文献:日本学術会議「生命科学の全体像と生命倫理特別委員会報告」(平成 15 年)、
アメリカ大統領委員会生命倫理総括レポート、監訳 厚生省医務局医事課、篠原出版、
東京、昭和 62 年
授業計画
第Ⅰ部 生命科学をめぐる医学の現在
1
1. 医学の歴史と生命科学の展開
2
2.
生命科学の課題提供事例
3
3.
生命科学各論
4.
生命科学の倫理的考察―自己決定権と法的規制
4
5
(米国、ヨーロッパ、日本、その他の国)
第Ⅱ部 死生観の揺らぎのなかで
1.
宗教の始原としてのアニミズムを問いなおすー「千の風になって」を考える
6
2.
悲しみを通して見えてくるものー死を見つめる心
7
3.
ホスピス運動が問いかけるものー「死の教育の今日的意味」
8
4.
討論―「医療」と「宗教」との境界と接点
9
10
第Ⅲ 生命科学の現場
1.
脳死と臓器移植
2.
討論―臓器移植の現場から見た課題
備考
講義は、第Ⅰ部:藤村重文、第Ⅱ部:山形孝夫、第Ⅲ部:大石慶子がそれぞれ担当する。
-13-
1 年看護学科
科目区分
「人間総合教育分野」>「現代社会と生活」
科目名
担当者
川原
家族論
礼子
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
1年
前期
選択
講義
1単位
10回
参考書:
授業計画
1
2
3
4
5
家族とは何か
家族の定義と機能、発達課題などについて
家族関係の基本的考えかた
今、日本で何が問題になっているか
家族看護における援助とは
グループワーク(日米における家族関係の類似点と相違点について)
6
7
グープワーク
8
9
発表と講評
10
備考
-14-
科
テキスト・参考書
テキスト:愛はあなたの手の中に 看護の科学者
学
成績評価の方法
出席点(20%)+グループワーク作業(20%)+小論文(60%)
護
学生への要望
グループワークでの学びを大切にすること 看護の科学者。
看
授業の概要
家族とはなにか、その構造や形態について基本的なことを学ぶ。また、家族構成員の
発達課題について学び、自らの発達課題について考察する。更に、事例をもとに
日米における家族関係の類似点と相達点についてグループワークにて分析・発表して、
意見交換しながら家族論の学習を深める。
1 年看護学科
科目区分
「人間総合教育分野」>「現代社会と生活」
科目名
担当者
小野瀬
社会学
剛志
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
1年
前期
選択
講義
1単位
10回
看
護
授業の概要
「社会」が複雑化する一方で「個人」が強調される現代社会では、社会と個人の関係が
実感しにくくなっている。対人関係や社会のしくみを学ぶことで、「個人(自分)
」を見
つめなおすと同時に、「社会(他者)
」について考える。
学
科
学生への要望
必ずしも簡単な内容だけではありませんが、自分の体験や普段考えていることに引き付
けて講義を受けてください。
成績評価の方法
平常点(出席状況、授業態度、課題の提出状況など)
〔30%〕と筆記試験〔70%〕から総
合的に判断する。
テキスト・参考書
テキスト:『社会学入門』
(井上俊・大村英昭編,1993 年,放送大学教育振興会)
参考書:講義内で適宜、紹介する。
1
授業計画
オリエンテーション:講義の概要、受講上の注意点、評価など
2
社会のなかの「人間」:
「個人」と社会の関連性を考える。
3
社会学の考え方:自殺論(E.ディルケーム)から社会病理としての自殺を考える。
4
日常生活と社会学:社会規範と個人の日常的行為の関係を学ぶ。
5
ジェンダー①:グループディスカッションを通して、ジェンダーを理解する。
6
ジェンダー②:社会規範としてのジェンダーが個人に伝達される仕組みを理解する。
7
社会学の応用①:「物語」のなかからジェンダーを見つけ、議論を行う。
8
社会学の応用②:少子化について社会学の視点から理解する。
9
社会学の応用③:現代家族の問題について、社会学の視点から理解する。
10
社会学の応用④:格差社会について、社会学の視点から理解する。
備考
-15-
1 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門支持科目」
科目名
医療概論
担当者
後藤
由夫
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
1年
後期
必修
講義
1単位
10回
授業の概要
看
下記の計画により講義として行う
護
科
勤勉、積極性
学
学生への要望
成績評価の方法
出席 45%、筆記試験 55%
テキスト・参考書
テキスト: 後藤由夫著「医療概論」文光堂
参考書:
授業計画
1
医療のあゆみ
2
健康と病気
3
病気と病人
4
人間の生存権,OLと生きがい
5
病気の診断
6
病気の治療
7
診療の専門分化
8
保険診療
9
各種規定
10
今後の医療
備考
-16-
1 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門支持科目」
科目名
担当者
土肥
人体構造と機能Ⅰ
千里
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
1年
前期
必修
講義
1単位
15回
看
授業の概要
骨格系、筋肉系、神経系、感覚系について講義する。解剖学は覚えるべき専門用語が
多いが、できるだけ臨床と関連付けながら講義をすすめる予定である。
護
学
科
学生への要望
医療に携わる者にとって解剖学は基本である。覚えるべき専門用語が多いが、看護師に
なるための第1歩と考えて、積極的に勉強して欲しい。
成績評価の方法
筆記試験80%、出席状況20%
テキスト・参考書
テキスト:ナーシング・グラフィカ1
参考書:
解剖生理学
授業計画
1
骨格系
総論
2
筋肉系
総論
3
骨格系
頭蓋・体幹の骨
4
筋肉系
頭部の筋、頚部・背部の筋
5
骨格系
上肢の骨
筋肉系
上肢の筋
6
骨格系
上肢の骨
筋肉系
上肢の筋
7
骨格系
上肢の骨
筋肉系
上肢の筋
8
骨格系
下肢の骨
筋肉系
下肢の筋
9
骨格系
下肢の骨
筋肉系
下肢の筋
10
骨格系
下肢の骨
筋肉系
下肢の筋
11
骨格系
下肢の骨
筋肉系
下肢の筋
12
神経系
総論、中枢神経系
13
神経系
末梢神経系、生体のリズム
14
感覚系
総論、視覚、聴覚と平衡覚
15
感覚系
嗅覚と味覚、体性感覚、内臓感覚
備考
-17-
人体の構造と機能(H22 年度実績)
1 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門支持科目」
科目名
人体構造と機能Ⅱ
担当者
渡邉
新吉、川原
礼子
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
1年
通年
必修
講義
2単位
30回
授業計画
1
看護の土台となる解剖生理学
1
2
看護の土台となる解剖生理学
2
3
細胞と組織
1
4
細胞と組織
2
5
皮膚と膜 1
6
皮膚と膜 2
7
皮膚と膜 3
8
血液
1
9
血液
2
10
循環器系 1
11
循環器系 2
12
循環器系 3
13
呼吸器系 1
14
呼吸器系 2
15
呼吸器系 3
-18-
科
テキスト・参考書
テキスト:ナーシング・グラフィカ 解剖生理学 人体の構造と機能
参考書:人体解剖ビジュアル からだの仕組みと病気
新体系 看護学全書 解剖生理学
学
成績評価の方法
前期・後期試験(筆記) 90 点以上 秀、80~89 点 優、70~79 点 良、60~69 可、
59 点以下 不可
60 点以上を合格とする。不合格の場合、再試験を基準に達するまで
行う。大学に届出なく欠席の場合は 1 回につきマイナス 5 点
護
学生への要望
覚えなければならない専門用語が多数あるので、各単元毎にしっかり学習すること。
看
授業の概要
テキストに沿って講義し、重要事項を解説する。人体の正常構造と機能を習得する。人
体の構成要素である細胞・組織・器官・器官系を覚えるとともに、各構成要素の連携を
学ぶ。
1 年看護学科
後期のイントロダクション
17
消化器系 1
18
消化器系 2
19
消化器系 3
20
血液
21
血液 2 (リンパ)
22
内分泌系 1
23
内分泌系 2
24
女性生殖器
1
学
25
女性生殖器
2
科
26
免疫系
1
27
免疫系
2
28
免疫系 3 (炎症とアレルギー)
29
まとめ
1
30
まとめ
2
看
16
1
護
備考
-19-
1 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門支持科目」
科目名
担当者
駒井
生化学
三千夫
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
1年
前期
必修
講義
1単位
15回
テキスト・参考書
テキスト:系統看護学講座(専門基礎2):「人体の構造と機能 [2] 生化学」(2009 年)
参考書:「栄養の基本がわかる図解事典」中村丁次監修、成美堂出版
1
授業計画
イントロダクション: 生化学を学ぶにあたって必要な知識
2
生元素ミネラル類とそのはたらき
3
消化管と栄養素の消化・吸収
4
糖質と糖質代謝(1 回目)
5
糖質と糖質代謝(2 回目)
6
脂質と脂質代謝(1 回目)
7
脂質と脂質代謝(2 回目)
8
タンパク質・アミノ酸とその代謝(1 回目)
9
タンパク質・アミノ酸とその代謝(2 回目)
10
B群ビタミン(補酵素)とその機能(1 回目)
11
B群ビタミン(補酵素)とその機能(2 回目)およびビタミンC
12
脂溶性ビタミンの機能
13
酵素と酵素反応
14
遺伝情報とその発現
15
食物繊維と腸内細菌叢、健康
備考
-20-
科
試験点80%、出席点20%
学
成績評価の方法
護
学生への要望
板書が大切な事項となるので、記録がついていけないような人は予め申し出ること。
理解できない点は、テキストを参考にしたり、質問をしたりすることで解決して欲しい。
看
授業の概要
人々の健康増進のため、高度な医療に対応するため、また豊かな健康・福祉生活を送
るための栄養学・生化学の基礎知識を学ぶ。具体的には、人間の生命活動を維持する上
で必要な基礎生化学の知識を理解し、栄養素の代謝と日常生活における食事・食生活と
栄養管理、食品の種類と代謝、そして生活習慣病との関係について学ぶ。
1 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門支持科目」
科目名
微生物学
担当者
押谷
仁
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
1年
前期
必修
講義
2単位
15回
看
護
授業の概要
講義を通して微生物学の基本知識を学ぶとともに、これらの微生物が宿主・環境とどのように関
わりあいながら、人での病気を引き起こすのかを学ぶ。また、代表的な病原性細菌、ウイルス、
寄生虫を取り上げ、それらに起因する感染症の予防・治療法等の基礎知識も学習する。
学
科
学生への要望
事前学習としてテキスト・参考書の該当する項目を読んでおく事が望ましい。
成績評価の方法
筆記試験:80%、出席:20%とする。
テキスト・参考書
テキスト:辻明良ほか『新版看護学全書 4 疾病の成り立ちと回復の促進② 微生物学』
メヂカルフレンド社
矢野久子ほか『疾病の成り立ち 臨床微生物・医動物』
(ナーシング・グラフィカ⑤) メディカ出版
参考書:東匡伸ほか『シンプル微生物学』 南江堂
授業計画
1 微生物学総論:授業の狙い、目標、進行を説明、微生物とはなにか?
2
微生物学総論:微生物(ウイルス、細菌、寄生虫)の違い
3
感染症学総論:病原性、発症のメカニズム
4
感染症学総論:免疫学
5
ウイルス学-1:ウイルスの特徴、RNA ウイルス(呼吸器感染症ウイルスなど)
6
ウイルス学-2:RNA ウイルス(消化管感染症ウイルスなど)
7
ウイルス学-3:DNA ウイルス
8
ウイルス学-4:肝炎ウイルス
9
細菌学-1:細菌の特徴、グラム陰性菌(腸内細菌など)
10
細菌学-2:グラム陰性/陽性菌(連鎖球菌など)
11
細菌学-3:グラム陽性菌(芽胞菌など)
12
細菌学-4:リケッチア、クラミジアなど
13
寄生虫学/熱帯医学
14
感染症の治療、予防と対策
15
総括
備考
-21-
1 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門支持科目」
科目名
担当者
木村
看護薬理学
勝彦
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
1年
後期
必修
講義
2単位
15回
超入門
新薬理学
1
授業計画
総論:薬理学とは。薬理学の役割と目的。薬物体内動態、薬理作用について説明。
2
総論:「なぜ薬が効くのか」その仕組みを全体的な視野でわかりやすく説明する。
3
痛みをとる薬、熱を下げる薬:痛みの原因、解熱鎮痛薬とその作用機序の説明。
4
中枢神経にはたらく薬:向精神薬、鎮痛催眠薬、抗パーキンソン病薬、抗てんかん薬の説明。
5
抹消神経にはたらく薬:体性神経と自律神経。筋肉を弛緩させる薬(筋弛緩薬)の説明。
6
抹消神経にはたらく薬:交感神経・副交感神経、神経にはたらくその他の薬の説明。
7
オータコイドに関連する薬:抗炎症薬、抗ヒスタミン薬、抗痛風薬、抗リウマチ薬の説明。
8
心臓・血管にはたらく薬:強心薬、抗不整脈薬、抗狭心薬、抗圧薬、抗高脂血症薬の説明。
9
血液にはたらく薬:貧血治療薬、止血薬、抗凝固薬、抗血小板薬の説明。
10
呼吸器にはたらく薬:鎮咳薬、去痰薬、気管支喘息薬、抗結核薬の説明
11
胃腸にはたらく薬:消化性潰瘍治療薬、鎮けい薬、鎮吐薬、止寫薬、寫下薬の説明。
12
体内環境を整える薬:ビタミン薬、ホルモン、ホルモンにかかわる薬の説明。
13
病気の原因を抑える薬:抗生物質、合成抗菌薬、抗ウイルス薬、抗抗菌薬、ワクチンの説明。
14
がんを抑える薬:腫瘍とがんと肉腫、がん細胞、抗がん薬の説明。
15
消毒薬と漢方薬:滅菌と消毒。漢方の基本を説明。
備考
-22-
科
テキスト:株式会社照林社
学
テキスト・参考書
護
学生への要望
薬理学は看護師国家試験にも出題される分野です。学習目的をはっきりさせ、アウトラ
インやポイントを明確にし、目的に到達するために反復学習が必要です。講義はその実
現のために非常に大切なものとなります。学習者の学習意欲を刺激し、持続できる方法
を工夫しますので、学習者は薬理学に無関心にならず、好奇心を持って学習することを
要望します。
成績評価の方法
定期試験を実施する。受講状況や態度も参考とする。
具体的には筆記試験 60%、出席 10%、レポート 30%として評価する。
看
授業の概要
医薬品の法律上の解釈、薬の吸収・分布・代謝・排泄、なぜ薬が効くのかを総論的に説
明し、これらを理解させることにより、種々の疾病に対する薬物療法、作用機序、副作
用などを各論的に説明する。特に、薬物の作用機序は理解しにくいので、できるだけ図
を使用し、視覚的に理解できるように工夫し(プリント配布など)説明する。
1 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門支持科目」
科目名
担当者
村上
病理学
一宏
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
1年
後期
必修
講義
1単位
15回
看
護
学
授業の概要
病気には原因(病因)があり、その原因が人の体に作用し臓器や組織の変化(病態)を生じ
る。授業では、様々な病気の病因と病態の基礎を解説していく。
授業ごとにプリントを配布し、プリントに沿って授業を進める。また、シンプル病理
学をテキストとして使用する。
科
学生への要望
病理学は医学の基本となる学問の一つである。病気に関する基礎的な知識の習得、理
解に努めてほしい。
成績評価の方法
筆記試験 100%
テキスト・参考書
テキスト:シンプル病理学(改訂第 6 版、南江堂)
参考書:
授業計画
1
イントロダクション:病理学で何を学ぶのか。
2
循環障害1:充血やうっ血、血栓症や塞栓症、虚血や梗塞について。
3
循環障害2:出血、浮腫について。ショックとは、どのような病態か。
4
損傷治癒:傷害を受けた組織は、どのように再生するのか。
5
炎症:急性炎症、慢性炎症とは、どのような病態か。
6
アレルギー:気管支喘息などを生じるアレルギーのメカニズムについて。
7
腫瘍1:腫瘍とは。腫瘍は、なぜ発生するのか。
8
腫瘍2:良性腫瘍と悪性腫瘍の相違について。
9
腫瘍3:腫瘍の種類や呼び名に、どのようなものがあるのか。
10
遺伝性疾患と先天異常:遺伝性疾患、先天異常とは。
11
感染症:感染症の種類、免疫不全や日和見感染症について。
12
代謝異常:脂質代謝異常や糖代謝異常は、どのような疾患を生じるのか。
13
加齢:加齢とともに、どのような疾患の発症が増加するのか。
14
小児疾患:小児に特異的な疾患や小児腫瘍について。
15
まとめ:病理学で学んだこと。
備考
-23-
1 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門支持科目」
科目名
成人老年病態治療学Ⅰ
担当者
(呼吸器)
久保
裕司
(循環器)
伊藤
健太
(消化器)
阿部
眞秀
(血液・免疫・感染症)
三友
紀男
他
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
1年
後期
必修
講義
1単位
16回
【呼吸器】
ただ授業を受け身で聞くのではなく、「なぜ?」「自分ならどうするか?」と自分の頭で考えな
がら積極的に授業に参加して欲しい。
【循環器】
講義内容の理解を促すため、事前にテキストに目を通し、専門用語(疾患名、検査名など)に
親しんでおくことが望ましい。
【消化器】
テキストや参考書を繰り返し読んで内容を比較しながら理解を深めて下さい。疑問等は質問票
を提出して下さい。医学は日進月歩のため新しい知識を得るようにしましょう。
【血液・免疫・感染症】
配布する資料を理解し、参考書を読んで知識を広く、深めること。
-24-
科
学生への要望
学
【呼吸器】
呼吸器疾患は、肺癌、慢性閉塞性肺疾患、誤嚥性肺炎など、その多くが加齢に伴って増加する。
そのため、社会の高齢化に伴い、今後ますますの呼吸器疾患増加が予想される。「肺炎は老人の
友」という言葉があるように、患者の高齢化が進んでいる今、どの診療科においても呼吸器疾患
の病態生理、診断、治療の知識を身につけることは極めて重要である。それと同時に、老年病に
おいては、口腔ケア、家庭生活の指導等、看護師が老年病予防に果たす役割は極めて大きい。
この授業の目標は、呼吸器疾患の基礎的知識を理解するとともに、実地的な知識も身につけるこ
とである。
【循環器】
循環器系の構造や循環器系疾患(虚血性心疾患・不整脈・高血圧・心不全など)の病態生理・診
断・治療について理解を深め、看護援助に活用する。
【消化器】
食道、胃・十二指腸、小腸、大腸などの管腔臓器および肝臓(胆管)、膵臓などの実質臓器から
なる消化器全般について、その構造と機能を理解し、それぞれの臨床上大切な疾患の病態を学び
基本的な治療法を学ぶ。講義で理解を深めテキストで復習する。目標は消化器用語に慣れ疾患概
念を十分理解し把握すること。
【血液・免疫・感染症】
血液・免疫・感染症についての基本的な知識を身につける。
血液:血液細胞の動態・機能と代表的疾患の病態を学ぶ
感染:感染症者に接する医療者としての基本的な知識を学ぶ
免疫:免疫の機序と代表的疾患の病態を学ぶ
護
授業の概要
看
配当年次
1 年看護学科
成績評価の方法
筆記試験 100%
※試験問題は、分野毎に問題を用意し、それを1つにまとめて科目としての試験問題を作成する。
テキスト・参考書
看
護
学
科
【呼吸器】
テキスト:系統看護学講座 成人看護学2 呼吸器 医学書院
参考書 :看護のための最新医学講座 呼吸器疾患 中山書店(2005)
【循環器】
テキスト:系統看護学講座 成人看護学3 循環器 医学書院
【消化器】
テキスト:系統看護学講座 成人看護学9 消化器 医学書院
参考書 :病気がみえる. Vol.1 消化器 第4版 メディクメディア
【血液・免疫・感染症】
テキスト:①系統看護学講座 成人看護学4
血液・造血器 医学書院
②系統看護学講座 成人看護学11 アレルギー膠原病 感染症
医学書院
授業計画
1
2
3
呼吸をするということは:肺の解剖、呼吸器疾患の特殊性
呼吸器
慢性閉塞性肺疾患、その他の呼吸器疾患(気管支喘息、呼吸不全等)
肺癌、手術後の看護
4
肺炎、誤嚥性肺炎(口腔ケア等、看護師の重要性)
5
循環器系の構造と機能、高血圧症
6
虚血性心疾患
7
循環器
不整脈
8
心筋疾患、血管疾患
9
心不全
10
11
消化器
12
13
14
15
16
血液・
免疫・
感染症
消化器疾患総論、構造と機能、消化器の症状と徴候と病態生理、消化器一般検査と
画像診断(レントゲン、超音波、内視鏡、CT、MRI、PET 等)、処置
膵外分泌と内分泌。急性膵炎、重症膵炎、慢性膵炎、膵臓癌、膵内分泌腫瘍
胆嚢ポリープ、胆石症、胆嚢炎、胆管炎、胆道腫瘍、膵胆管合流異常症
急性肝炎、肝炎ウイルス、慢性肝炎、アルコール性肝障害、脂肪肝、NASH、自己免
疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、肝硬変、門脈圧亢進症、肝細胞癌、胆管細胞癌
食道癌、アカラジア、逆流性食道炎、急性胃粘膜病変、消化性潰瘍、胃癌、
感染性腸炎、虫垂炎、炎症性腸疾患、大腸癌、腹膜炎、腸閉塞等
血液細胞の動態と機能・貧血・白血病・リンパ腫・骨髄腫
感染管理と職業感染
免疫の機序と代表的免疫疾患(膠原病)の臨床
備考
-25-
1 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門支持科目」
科目名
成人老年病態治療学Ⅱ
担当者
清水
宏明
(神経内科)
遠藤
実
(運動)
土肥
千里
(外科総論)
岡田
克典
(外科各論)
大石
久
看
(脳神経)
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
1年
後期
必修
講義
1単位
15回
学生への要望
【脳神経】
細かいところはあとにして、まずは興味をもってもらえればよいと思います。
【運動】
運動器におこる疾患は、今後の社会では益々その重要性が増すはずである。従って、社会のニー
ズにこたえるという意味でも、十分に勉強し理解して欲しい。質問も歓迎。
【外科総論】
外科総論は,様々な外科看護の意味付けを理解する上で重要な学問です。講義とテキストの内容
をしっかり身につけてください。
【外科各論】
外科各論で習得すべき知識は多岐にわたり、膨大であります。講義とテキストを上手く活用し、
効率的に勉学に励んでください。
成績評価の方法
筆記試験 100%
※試験問題は、分野毎に問題を用意し、それを1つにまとめて科目としての試験問題を作成する。
-26-
科
【脳神経】
脳卒中や神経外傷など救急現場での神経症状や画像診断、脳神経外科各種疾患:神経外傷、脳血
管障害、脳腫瘍など。
目標:意識障害判定方法、CT と MRI 診断の基礎、各疾患の概要の理解。
【神経内科】
代表的神経疾患について学ぶ。
【運動】
運動器(骨、関節、筋、神経など)におこる疾患について、症状、診断、治療法などを、主にス
ライドを用いて分かりやすく解説する予定である。運動器におこる疾患は、青少年においてはス
ポーツ外傷、障害(靭帯、半月板損傷など)として、中高年においては将来的に介護を要する病
気(脊椎圧迫骨折、変形性関節症など)として重要である。スポーツ熱が高まり、そして高齢化
社会をむかえる現代では最も注目すべき疾患である。
【外科総論】
外科手術は、内科的治療では治癒困難な疾患に対し、主として救命を目的に施行されるが、手術
侵襲が生体へ様々な影響を及ぼし,時に重篤な合併症を引き起こすこともある。手術侵襲と生体
の反応,術後全身合併症,麻酔法などにつき基本的な理解を深めることを授業の目標とし,下記
の授業計画にしたい 4 回にわたって講義する。
【外科各論】
計4回の講義で、以下の領域の外科各論を学ぶ。
頭部および頸部、肺および胸部、心臓および脈管系、消化器および腹部。
学
授業の概要
護
配当年次
1 年看護学科
テキスト・参考書
看
護
【脳神経】
テキスト:系統看護学講座 成人看護学[7] 脳・神経
参考書 :図解 脳神経外科 5,670 円 (金芳堂) など
【神経内科】
テキスト:なし
【運動】
テキスト:系統看護学講座 成人看護学[10] 運動器
【外科総論】
テキスト:臨床外科看護総論 医学書院
【外科各論】
テキスト:臨床外科看護各論 医学書院
学
授業計画
1
科
2
神経救急現場での神経症状や画像診断
脳神経
3
4
脳腫瘍
神経内科
5
6
脳血管障害
代表的神経疾患について
①多発性硬化症 ②パーキンソン病
③認知症
④高次脳機能障害
⑤脳卒中
運動器疾患の症状とその病態生理。運動器疾患の診断・検査と治療・処置総論
運動
外傷性運動器疾患(骨折、脱臼、神経損傷、靭帯損傷など)
7
非外傷性運動器疾患(先天性疾患、炎症性疾患、骨軟部腫瘍、脊椎疾患など)
8
手術侵襲と生体の反応,炎症
9
10
外科
総論
ショック、播種性血管内凝固症候群、多臓器不全
術後全身合併症とその予防、術後疼痛管理
11
麻酔法,輸液管理
12
頭頸部および肺・胸部
13
14
15
外科
各論
心臓および脈管系
消化器および腹部(1)
消化器および腹部(2)
備考
-27-
1 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門支持科目」
科目名
成人老年病態治療学Ⅲ
担当者
工藤 正孝
(内分泌②)
中川 吉則
(内分泌③)
岡村 将史
(泌尿器)
石戸谷 滋人
(耳鼻科)
中谷 和弘
(眼科)
檜森 紀子
(皮膚科)
三友 紀男
看
(内分泌①)
護
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
学
1年
後期
必修
講義
1単位
15回
科
授業の概要
【内分泌①】
下垂体、副腎を中心とした各種内分泌疾患の症状、病態、検査、診断、治療についての知識を身に
つけるため、内分泌器官から産生分泌されるホルモンとその標的組織、作用について講義を行う。
【内分泌②】
臨床的に非常に頻度が多い甲状腺疾患について、病態・検査・治療について概説する。
併せて副甲状腺についても理解を深める。
【内分泌③】
国民病である糖尿病の成因メカニズム、治療、合併症、予防やセルフケアについて概説する。
脂質代謝、肥満、メタボリック症候群についても併せて概説する。
【泌尿器】
まず泌尿器科で扱う臓器と主な疾患名を学ぶ。次に泌尿器科的に頻用される検査法を学習する。
その後に各論に入り、各々の疾患の分類、症状、治療法について学習する。
【耳鼻科】
「耳鼻咽喉科」といっても、一生に一度の縁もない人も多いはずである。しかし、救急の現場で
は、殆どが軽症例であるが、「耳が痛い」「耳が聞こえなくなった」「めまいがする」「鼻血が止
まらない」「のどが痛い」「息が苦しい」「顔が動かない」など耳鼻咽喉科疾患に遭遇することは
多い。受講生の皆さんが、看護師になった際に、頭の隅のほうにでも耳鼻科疾患に関する「ひきだ
し」が出来ていれば幸甚である。
【眼科】
眼科疾患ならびに患者介護に対して学習する。
【皮膚科】
皮膚の構造と機能について学び、代表的疾患(特に火傷・褥瘡)について理解する。
-28-
1 年看護学科
学生への要望
看
護
学
科
【内分泌①】
ホルモンの産生部位とそのおもな作用などの基本を知る。ホルモン産生分泌や作用の異常による疾
患の病態について理解する。
【内分泌②】
甲状腺疾患は非常にポピュラーな疾患で、とくに若年~中年女性の発症が多いので、自分や周囲の
ためにも勉強してください。
【内分泌③】
国民病である糖尿病の成因メカニズム、治療、合併症、予防やセルフケアについて概説する。脂質
代謝、肥満、メタボリック症候群についても併せて概説する。
【泌尿器】
泌尿器科で扱う疾患はいわゆる“下半身”の部分が多く、患者は受診をためらい、羞恥心を常に持っ
ている。このような患者の気持ちに配慮した看護が常時要求されている。
また、患者は高齢者が多く、内科的疾患等と共に泌尿器科疾患を合併していることが多い。他科領
域の看護を担当していても最低限の泌尿器科的知識は必須である。講義中は私語と飲食を慎んで欲
しい。
【耳鼻科】
耳鼻科疾患は多岐にわたり、教科書に載っている内容全てを網羅するのは不可能なので興味のある
範囲だけでも予習してください。
【眼科】
目は直径約 2.5cm の小さな球体であるが、そこから得られる恩恵は計り知れない。
実際五感の 80~90%は視覚によるものであるといわれている。
今回の授業を通して小さな眼球の中でも様々な役割がある器官があること、また眼科疾患に対する
介護の仕方を学んでほしい。
成績評価の方法
筆記試験 100%
※試験問題は、分野毎に問題を用意し、それを1つにまとめて科目としての試験問題を作成する。
テキスト・参考書
【内分泌①】【内分泌②】【内分泌③】
テキスト:臨床病態学2 ヌーヴェルヒロカワ
【泌尿器】
テキスト: Nursing Selection 8
腎・泌尿器疾患 Gakken (2003)
参考書 :講義録・泌尿器科 メジカルビュー(2007)
【耳鼻科】
テキスト:系統看護学講座 成人看護学[14] 耳鼻咽喉 医学書院
【眼科】
テキスト:系統看護学講座 成人看護学[13] 眼 医学書院
【皮膚科】
テキスト:当日配布するパワーポイント資料
-29-
1 年看護学科
授業計画
1
2
:泌尿器科で扱う臓器と主たる疾患
6
泌尿器科検査法:検尿、生化学検査、画像(レントゲン)検査等
科
泌尿器科総論
学
5
護
4
看
3
①下垂体-副腎系におけるネガティブフィードバック機構。副腎皮質刺激ホルモン
と副腎皮質ホルモンについて。
②下垂体の成長ホルモン、プロラクチンの作用にと産生分泌異常について。
内分泌①
③視床下部-下垂体前葉ゴナドトロピン-性腺系の疾患ついて、および視床下部-下
垂体後葉の疾患として尿崩症について。
④副腎のホルモンの種類と作用について。副腎の機能亢進症と機能低下症について。
甲状腺ホルモン及び副甲状腺ホルモンの産生調節機序、作用機序を解説し、甲状腺及
内分泌②
び副甲状腺疾患の原因、症状、検査、診断、治療につき解説する。
糖尿病について、1 型糖尿病を含めた成因、病態、検査、治療について理解する。
糖尿病の代表的な合併症について理解する。低血糖症の病態、対処法を理解する。
内分泌③
脂質異常症の成因、病態、検査、治療について理解する。
肥満症などの栄養異常、メタボリックシンドロームなどについて理解する。
7
泌尿器
泌尿器科各論①:結石、感染症、男子不妊症、血液浄化療法
8
泌尿器科各論②:排尿機能障害(排尿・蓄尿障害)、神経因性膀胱
9
泌尿器科各論③:腫瘍学(腎癌、尿路上皮癌、膀胱癌、前立腺癌、精巣腫瘍)
10
耳鼻咽喉科領域の良性疾患を中心に
11
耳鼻科
12
耳鼻咽喉科疾患の症候学から考える
13
眼科
14
15
耳鼻咽喉科領域の悪性疾患を中心に
皮膚科
眼科疾患
①屈折の異常 ②弱視 ③眼瞼・結膜の疾患 ④角膜の疾患 ⑤ぶどう膜の疾患
⑥眼底の疾患 ⑦水晶体の疾患 ⑧硝子体の疾患 ⑨緑内障
⑩眼球・眼窩の疾患 ⑪視神経・視路の疾患 ⑫外傷
患者の看護
①診察時の看護 ②検査をうける患者の看護 ③治療・処置をうける患者の看護
④周術期の看護 ⑤手術適応の疾患に対する看護 ⑥そのほかの疾患に対する看護
①皮膚の構造と機能を学ぶ ②各種皮疹の供覧
③皮膚感染症…特に医療機関での院内感染、医療関係者を介した皮膚感染とその予防
対策
④火傷…分類と治療の基本 ⑤褥瘡…発生要因と分類、発生対策と治療法
備考
-30-
1 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門支持科目」
科目名
担当者
齋藤
保健行動学
ひろみ
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
1年
後期
必修
講義
1単位
10回
看
護
学
授業の概要
保健行動とはどのような行動を意味するのか、看護学を学ぶ上で保健行動学を学ぶ意
義を踏まえ、保健行動学の基礎となる理論を学び応用を試みる。
行動科学と保健行動、学習理論、行動変容モデル、健康信念モデル、保健行動アセス
メント等について学生個々人が体験している身近な事象を関連させながら理解を深め
る。
科
学生への要望
・自分自身の日常の行動や健康づくりに関心を持ち、併せて、クラスメートや家族、地
域社会の人々の健康づくりへも視野を広げてみよう。
・授業の中にグループワークを取り入れ、学生個々の“気づき”を重要視するので、積
極的な授業参加を期待します。
成績評価の方法
出席状況 10%、課題レポート 20%、定期試験 70%として評価する。
テキスト・参考書
テキスト:畑栄一・土井由利子編集、行動科学-健康づくりのための理論と応用-改訂
第2版、南江堂
参考書:松本千明「健康行動理論」の基礎、実践編、医歯薬出版株式会社
授業計画
1 授業ガイダンス:この授業で目指すものとその方法、健康づくりの体験交流
2
行動科学と保健行動(その1)
3
4
行動科学と保健行動(その2)
課題レポート①の提示
保健行動と学習理論
5
行動変容モデル
6
7
健康信念モデル
課題レポート②の提示
保健行動アセスメント(その1)
8
保健行動アセスメント(その2)
9
保健行動の成立と支援 (その1)
10
保健行動の成立と支援 (その2)
まとめ
備考
-31-
1 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門支持科目」
科目名
担当者
宇田川 佳浩
保健医療福祉サービス論
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
1年
前期
必修
講義
1単位
10回
1
授業計画
イントロダクション:教科目の目標、授業内容、進め方・学び方、評価方法等の説明
2
保健医療福祉サービスの構成要素
3
医療サービスとは何か(DVD:理想の病院、究極のサービスとは何か)
4
医療サービスとコミュニケーション①
(言葉で治療する)
5
医療サービスとコミュニケーション②
(チーム医療・ケアのあり方)
6
公的医療保険の概要
7
公的医療保険の現状と課題(DVD:シッコ)
8
公的介護保険の概要
9
公的介護保険の現状と課題(ビデオ:介護保険が使えない)
10
生活保護の概要
備考
-32-
科
テキスト:新・社会福祉士養成講座 17「保健医療サービス」中央法規
参考書:「老人介護常識の誤り」「おばあちゃんが、ぼけた」
学
テキスト・参考書
護
学生への要望
講義内容を理解しやすいように、新聞記事やニュース、映画や DVD から話題を提供す
る。自助・共助・公助のあり方について考えながら、そこにある問題を自分自身のこと
として考えてほしい。
成績評価の方法
筆記試験 70%、出席状況 20%、レポート提出状況 10%
看
授業の概要
医療職(看護師)として、治療・療養のための生活ではなく、生活のための治療・療養を援
助していくサービスを展開していくためには、保健医療福祉の連携を視野に入れた仕事
をしていく必要がある。医療サービスだけでなく福祉サービスにも視野を広げ、共通点
や相違点を意識しながら学んでいく。サービスと両輪をなす制度に関しても平行して学
びその根底にある考え方を身に付ける。
1 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「基礎看護学」
科目名
担当者
看護学原論
吉良
すえ子
配当年次
開講期
必修・選択
授業形態
単位数
授業回数
1年
通年
必修
講義
2単位
30回
看
護
学
授業の概要
目標:1.看護の主要概念と看護の提供者、看護提供のしくみ、看護活動の領域に
ついて学ぶ
2.科学的看護論を通して看護実践の指針となる、目的論・対象論・方法論
について学ぶ
科
学生への要望
1.この科目は看護の専門学習の基盤になるので、授業でしっかり学び、実習で意識して
使って理解を深める努力をする。2.看護実践の指針となる「看護とは」をしっかりつか
む。3.理論書の難解な言葉は、身近な例に置き換えて理解を進める。4.事実を大切にし
た学び方と思考の上り下りを訓練する。5.看護は人間を対象とする仕事、相手の立場に
立った対象理解が大切になるので、日頃から意識して訓練する。6.日常生活を健康との
関連で意識的に過ごすこと。7.新聞やニュース等で社会の動きに関心を向ける。
成績評価の方法
筆記試験 60% 、出席点 10%、提出物 30%
テキスト・参考書
テキスト:①薄井坦子、看護学原論講義、現代社、②薄井坦子、科学的看護論(第3版)、
日本看護協会出版会、③薄井坦子他、看護の生理学(1)、現代社 ④薄井坦子、ナースが
視る人体、講談社 ⑤藤崎郁他、看護学概論(基礎看護学[1])、医学書院
参考書:①薄井坦子、ナースが視る病気、講談社、②薄井坦子他、看護の心を科学する
授業計画
1.
看護学原論「第1章 看護とは何か」
2.
看護学原論「第1章 看護とは何か」
3.
看護学原論「第2章 人間の欲求」
4.
看護学原論講義「序論」
5.
科学的看護論・看護学原論講義「看護とは何か」
6.
看護学原論講義「看護とは何か」
7.
看護学原論講義「看護師とは何か」
8.
看護学原論講義「看護のための人間論」
9.
看護学原論講義「看護のための人間論」
10. 看護学原論講義「看護のための方法論」
11. 科学的看護論「第三章 対象論」
12. 科学的看護論「第三章 対象論」
13. 科学的看護論「第四章 方法論」
14. 科学的看護論「第四章 方法論」
-33-
1 年看護学科
15. 看護学原論「第2章 健康のとらえ方」
16. 看護学原論「第2章 看護の対象」
17. 看護学原論「第2章 看護の対象」
18. 科学的看護論「第四章 方法論」
19. 科学的看護論「第二章 基礎となる理論」
20. 科学的看護論「第二章 基礎となる理論」
22. 看護学原論「第4章 看護提供のしくみ」
看
23. 看護学原論「第4章 看護提供のしくみ」
護
21. 看護学原論「第4章 看護提供のしくみ」
25. 看護学原論「第5章 広がる看護活動」
27. 看護学原論「第5章 広がる看護活動」
28. 看護学原論「第 1 章 看護とは何か」
29. 看護実践と看護研究
30. 科学的看護論の全体像
備考
-34-
科
26. 看護学原論「第5章 広がる看護活動」
学
24. 看護学原論「第4章 看護提供のしくみ」
1 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「基礎看護学」
科目名
担当者
看護倫理
今泉
正子
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
1年
前期
必修
講義
1単位
15回
看
護
学
授業の概要
看護師は看護の対象者に対し、健康の保持増進、疾病予防、健康の回復、苦痛の緩和を
行い、その人らしい生活を送れるよう援助することである。そのためには看護師の倫理
的行動が大切である。本授業では看護における倫理の必要性や看護実践時の看護の「心」
としての内的規範である看護の倫理について学ぶ。また、看護倫理の視点から看護の歴
史的変遷、看護制度(看護職者の養成制度を含む)看護と法律などについても学ぶ。
科
学生への要望
医療や看護に関する報道に関心を持ち、これらについてあなたの考え等を持つこと。
成績評価の方法
定期試験70%、提出物20%、出席点10%
テキスト・参考書
テキスト:系統看護学講座「看護学概論」医学書院(2009)
小西恵美子「看護倫理」南江堂(2009)
参考書:川原礼子「愛はあなたの手のなかに」看護の科学社(2008)
授業計画
1
倫理の基礎、倫理とは、規範、道徳
2
看護倫理の基礎 看護倫理とは、看護倫理の必要性
3
看護の歴史的変遷と看護倫理
4
看護ケアと倫理
5
倫理の原則
6
専門職者としての看護倫理
7
看護制度と看護教育制度
8
患者擁護(アドボカシー)、チーム医療、パターナリズム
9
看護と権利
10
看護職の責任、インフオームド・コンセント、守秘義務
11
看護職と法律
12
倫理的意思決定とステップ
13
事例検討(倫理的ジレンマ)
14
看護活動と倫理
15
看護の倫理綱領、看護研究と倫理、まとめ
備考
-35-
1 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「基礎看護学」
科目名
担当者
臨床看護総論
門屋
久美子
配当年次
開講期
必修・選択
授業形態
単位数
授業回数
1年
後期
必修
講義
1単位
15回
基礎看護学 4「臨床看護総論」
授業計画
1
臨床看護総論で何を学ぶか
2
看護の対象の理解 1
3
看護の対象の理解 2
4
経過別看護 1(慢性期看護)
5
経過別看護 2(急性期看護)
6
経過別看護 3(終末期看護)
7
看護を提供する場面とその役割 1
8
看護を提供する場面とその役割 2
9
専門職としての看護
10
治療・処置別看護 1
11
治療・処置別看護 2
12
症状別看護 1
13
症状別看護 2
14
ME 機器の取扱い方法 1
15
ME 機器の取扱い方法 2 (演習)
備考
-36-
医学書院
科
テキスト:系統看護学講座 専門Ⅰ
参考書:特になし
学
テキスト・参考書
護
学生への要望
・既習の「生活行動援助技術論」、および並行して学習している「診療援助技術論」での
講義内容を想起しながら、対象にどのように看護を提供できるのか関連性を考えながら
学習を進めてほしい。
・自己の看護についての考え方を深めるために、自分の言葉で表現することを繰り返し
行う予定である。主体的な学習を進めてほしい。
成績評価の方法
平 常 点:60%(出席および授業内で提示する課題レポートの評価)
筆記試験:40%
看
授業の概要
・看護の対象を理解し適切な看護を提供するための基本的事項について学ぶ
・看護とはどのような場面でどのように提供するのか、その具体的な場面を学習し援助
に結びつける土台をつくる
1 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「基礎看護学」
科目名
担当者
生活行動援助技術論Ⅰ
二口
尚美
配当年次
開講期
必修・選択
授業形態
単位数
授業回数
1年
通年
必修
講義
1単位
15回
看
護
学
授業の概要
・日常生活を送る上で行っている、健康なみなさんにとっては何気ない生活行動の看護
技術について、専門家として根拠を踏まえた原理原則を理解できるようにします。
・健康に障害をもってしまった対象に対し、どのように実施するか、考える能力を身に
つけます。
科
学生への要望
・日々の生活を送る上で、何気なく実施している自分自身の行動をみつめてみましょう。
・毎回、ほんの 10 分でもかまいませんので予習を心がけて下さい。
成績評価の方法
筆記試験(85%)、出席状況・参加態度(15%)により評価します。
テキスト・参考書
テキスト:医学書院 系統看護学講座
専門分野Ⅰ
基礎看護技術Ⅱ
1
授業計画
姿勢・体位(ボディメカニクス、体位 良肢位)
2
コミュニケーションとは
3
環境 概論 ベッドメイキング
4
衣生活 寝衣、ゆかた
5
移動動作
6
清潔① 概論 整容 口腔ケア
7
清潔② 清拭
8
清潔③ 洗髪
9
栄養①
10
栄養②
11
清潔④ 粘膜
12
排泄① 概論
13
排泄② 自然排泄への援助
14
排泄③ 浣腸 導尿
15
ツボ マッサージ(特別講義)
備考
オムニバス形式での講義となる
-37-
基礎看護学[3]
1 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「基礎看護学」
科目名
担当者
生活行動援助技術論Ⅱ
二口
尚美
配当年次
開講期
必修・選択
授業形態
単位数
授業回数
1年
通年
必修
講義・演習
2単位
30回
専門分野Ⅰ
基礎看護技術Ⅱ
基礎看護学[3]
授業計画
1,2
姿勢・体位①
3,4
環境①
5,6
環境②
7,8
環境③
9,10
移動動作
11,12
寝衣交換
13,14
就床患者のリネン交換
15,16
清潔①
17,18
清潔②
19,20
清潔③
21,22
清潔④
23,24
栄養
25,26
排泄①
27,28
排泄②
29,30
排泄③
備考
主要な技術については技術評価を実施する。技術評価の時期と内容については講義の進
度に伴いその都度オリエンテーションを行う。講義と同様にオムニバス形式で行う。
-38-
科
テキスト:医学書院 系統看護学講座
学
テキスト・参考書
護
学生への要望
・生活行動援助技術論Ⅰでの知識習得を前提に演習を行います。
・必ず出席し、さらに自主的な練習を重ねて確実な手技を身に付けてください。
段階的に進んで行きますので一つひとつの知識・技術の積み重ねが重要です。
成績評価の方法
・演習への参加態度(みだしなみ、遅刻、課題提出)30%、出席率40%,
技術評価30%を総合的に判断する。
・欠席した場合には、上記総合点から減点する。
看
授業の概要
・生活行動援助技術論Ⅰで学んだ知識を、自分の体を動かして身に付いた技術としてい
きます。
・根拠に基づいた知識を行動につなげて「技術」とするとともに、専門家としての態度
を重視します。身だしなみ、時間・締切を守ること、学生同士のコミュニケーション
を大切にしてください。
1 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「基礎看護学」
科目名
担当者
診療援助技術論Ⅰ
門屋 久美子・堀内 輝子
配当年次
開講期
必修・選択
授業形態
単位数
授業回数
1年
通年
必修
講義
1単位
15回
看
授業の概要
・診療援助に関わる看護技術について、その適応や援助の方法の原理原則について学ぶ。
・様々な対象に適切な技術を提供するための基本的知識の習得をめざす。
護
学
科
学生への要望
・確実な知識を習得し、診療援助技術論Ⅱでの演習を効果的に進めてもらいたい。
成績評価の方法
講義への参加態度,出席状況と小テスト20%,筆記試験60%,ポートフォリオ評価
20%を含め総合的に評価する
テキスト・参考書
テキスト: 系統看護講座 基礎看護技術Ⅰ,Ⅱ 医学書院
参考書:村上美好著,写真でわかる基礎看護技術Ⅰ,インターメディカ出版
竹尾恵子監修,看護技術プラクティス,学研
必要時資料を配布する
授業計画
・講義概要
1
・安全とは,安全管理について
2
・観察,記録,報告
3
・バイタルサインズ
4
・感染予防
5
・滅菌操作(創傷管理含む)
6
・フィジカルアセスメントとは
・身体計測
7
・診察と検査時の看護
8
・フィジカルアセスメント(1)胸部,循環器系
9
・フィジカルアセスメント(2)腹部,消化器系,骨格筋系
10
・体温異常時の看護
11
・呼吸困難時の看護(1)吸入
12
・呼吸困難時の看護(2)吸引
13
・与薬とは
・与薬の種類
14
・与薬方法
15
・輸液療法
備考
オムニバス形式での講義となる
-39-
1 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「基礎看護学」
科目名
担当者
診療援助技術論Ⅱ
門屋 久美子・堀内 輝子
配当年次
開講期
必修・選択
授業形態
単位数
授業回数
1年
通年
必修
講義・演習
2単位
30回
・バイタルサインズ技術評価
5, 6
7, 8
・滅菌操作
・創傷管理(褥創)
・滅菌操作の技術評価
9,10
・フィジカルアセスメントの実際(1)
11,12
・罨法の実際
13,14
・吸入・吸引の実際
15,16
17,18
・注射器の取扱い
・薬液の吸い上げ方法
・筋肉内注射部位の選択と実施方法
19,20
・筋肉内注射の技術評価
21,22
・検体検査(1)採尿
23,24
・検体検査(2)モデル人形での採血
25,26
・点滴静脈内注射を受けている患者の看護(事例展開)
27,28
・モデル人形での採血技術評価
29,30
・点滴静脈内注射を受けている患者の看護(事例発表)
備考
主要な技術については技術評価を実施する。技術評価の時期と内容については講義の
進度に伴いその都度オリエンテーションを行う。
講義と同様にオムニバス形式で行う。
-40-
科
3, 4
学
テキスト・参考書
テキスト:系統看護学講座 基礎看護技術Ⅰ,基礎看護技術Ⅱ,医学書院
参考書:村上美好著,写真でわかる基礎看護技術Ⅰ,インターメディカ出版
竹尾恵子監修,看護技術プラクティス,学研
授業計画
・バイタルサインズの実際
1, 2
護
学生への要望
・診療援助技術論Ⅰでの知識習得を前提に演習を行います。
・必ず出席し、さらに自主的な練習を重ねて確実な手技を身に付けてください。段階的
に進んで行きますので一つひとつの知識・技術の積み重ねが重要です。
成績評価の方法
・演習への参加態度(準備・後片付け・予習・課題提出),出席率30%,筆記試験40%,
技術評価30%を総合的に判断する
・欠席した場合には、上記総合点から減点する
看
授業の概要
・診療援助に関わる看護技術について、その適応や援助の方法の原理原則について演習
を通して学ぶ。
・様々な対象に適切な技術を提供するための基本的知識・技術の習得をめざす。
1 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「基礎看護学」
科目名
担当者
看護過程論演習
吉良 すえ子
配当年次
開講期
必修・選択
授業形態
単位数
授業回数
1年
後期
必修
講義、演習
1単位
15回
看
護
学
科
授業の概要
目標:看護過程展開技術の理論の考え方を学び、学習事例に看護過程を展開して、看護
過程展開技術の思考過程を習得する
① 対象の看護の必要性を認識できる。
② 対象に必要な看護を計画立案できる。
③ 必要な看護を対象の状況にあわせて、実施・評価できる
④ 事前学習の内容・方法、グループワークの仕方について学ぶ。
方法:グループワークを通して相互に学び合い理解を深める
学生への要望
1.理論の基本的な考え方の知識をしっかりと踏まえ、意識して使って、思考の仕方を身
につけて下さい。2.教材の学習事例の中にもぐりこんで、いったい、どのような健康状
態が、どのような 24 時間の生活の中でつくられてきたのか、どうなれば、より健康的
な生活に変化したことになるのか、そのために、どのような看護が必要なのかと考えな
がら看護の方向性を導き出す。3.皆さんの認識のはたらきである『もう一人の自分』を
どんどん活躍させて学習して下さい。
成績評価の方法
筆記試験 50 %
提出物 40 % 出席点 10 %
テキスト・参考書
テキスト:①薄井坦子、科学的看護論(第3版)
、日本看護協会出版会、②薄井坦子、
ナースが視る病気、講談社 ③薄井坦子、看護学原論講義、現代社、
参考書:①薄井坦子、ナースが視る人体、講談社、②薄井坦子他、看護の心を科学する
授業計画
1. 科学的看護論「第四章 方法論 1、Ⅳ 科学的な方法論としての仮説、看護観か
ら表現技術へ、Ⅱ看護実践の全体像」
2. 資料「看護過程展開の技術」
3. 資料「看護過程展開の技術」
、学習事例Ⅰの提示
4. 学習事例Ⅰの演習、目標:看護の必要性を認識する
5. 学習事例Ⅰの演習、目標:看護の必要性を認識する
6. 科学的看護論「第二部実践編 科学的な実践へのとり組み:事例をもとに、生物体
の必要条件・日常生活規制・生活体の反応の把握の仕方を学ぶ」
7. 学習事例Ⅰの演習、目標:看護計画の立案
8. 学習事例Ⅰの演習、目標:看護計画の立案
学習事例Ⅱの提示
9. 科学的看護論「第二部実践編 科学的な実践へのとり組み:事例をもとに、構造図
の作成、患者の全体像、生物体の必要条件・日常生活規制・生活体の反応の把握の
仕方を学ぶ」
10. 学習事例Ⅱの演習、目標:看護の必要性を認識する
11. 学習事例Ⅱの演習、目標:看護の必要性を認識する
12. プロセスレコードについて、第二部実践編
13. 学習事例Ⅱの演習、目標:看護計画の立案
14. 学習事例Ⅱの演習、目標:看護計画の立案
15. 看護過程論演習の自己評価・まとめ
備考
-41-
科学的な実践へのとり組み
1 年看護学科
科目区分
配当年次
1年
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「基礎看護学」
科目名
担当者
今泉 正子、吉良 すえ子
基礎看護学実習Ⅰ
門屋 久美子、他
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
集中
必修
実習
1単位
実習期間:平成23年7月11日(月)~7月15日(金)5日間
実習施設:仙台市立病院・東北厚生年金病院・JR仙台病院
実習時間:9:00~15:00
実習内容:
・受け持ち患者の現在に至るからだ・こころ・社会関係を把握し、病気の原
因につながったと思われる事実を把握する。
・受持ち患者の生活過程を看護の視点で観察できる。
・受け持ち患者に行われている治療や看護を理解し、どのような看護が必要
か理解できる。
・受け持ち患者とコミュニケーションがとれる。
・受持ち患者は病気をどのように受け止めているのかを観察できる。
・受持ち患者に既習の看護技術を実施できる。
備考
-42-
科
実習内容
学
成績評価の方法
評価を受けるには、実習日数の 4/5 の出席が前提である。看護実践、実習記録、実習態
度など総合的に評価する。1.実習内容 55% 2.看護態度 30% 3.実習記録・レポート
提出状況 15% *遅刻・欠席・記録提出遅れは減点の対象になるので注意
護
学生への要望
臨地実習は学内で学習したことを使って、実際の患者に看護できるかどうか、実地に試
してみる学習である。基礎的な学習を積み重ねることによって、看護の実践能力を身に
つけて行くので、意識して経験を積み重ねてほしい。
看
実習の概要
実習目的:健康障害をもつ対象を理解し、既習の看護技術を実施して、対象に応じた提
供の仕方を学ぶとともに、看護の目的と方法が理解できる。
実習目標:1.受持ち患者とのコミュニケーションが図れる。
2.受持ち患者を看護の視点で観察できる。
3.受持ち患者が必要としている日常生活の援助が理解できる。
4.受持ち患者に既習の看護技術を適切に実践できる。
1 年看護学科
科目区分
配当年次
1年
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「基礎看護学」
科目名
担当者
今泉 正子、吉良 すえ子
基礎看護学実習Ⅱ
門屋 久美子、他
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
集中
必修
実習
2単位
看
護
学
科
実習の概要
実習目的:受持ち患者に看護過程を展開して、看護過程展開技術を習得するとともに、
適切な看護を学ぶ。
実習目標:1.受持ち患者の情報収集ができる。
2.情報を収集し、分析、解釈し、生活過程を整えるための看護の必要性を判
断できる。
3.看護計画が立案できる。
4.看護の実施・評価ができる。
5.実習生として、主体的に実習に取り組み信頼できる望ましい態度ができる。
6.実習生としての自己の姿勢、態度を振り返ることができる。
学生への要望
臨地実習は<あたまづくり>と<わざづくり>の総仕上げの学習である。つまり、学習した
ことを使って看護できるかどうか、実地に試してみる学習である。看護実践能力は、基
礎的な学習の上に経験を積み上げることで高まっていくので、意識して経験を積み重ね
てほしい。
*対象への看護におけるウエートは、基礎実習から統合実習まで、段階的に変化する。
学生は次第に自立して看護過程が展開できるようになるところを目指して学習してほし
い。
成績評価の方法
評価を受けるには、実習日数の 4/5 の出席が前提である。看護実践、実習記録、実習態
度など総合的に評価する。
1、実習内容 70% 2、実習態度 20% 3、記録・レポート提出状況 10%
*遅刻・欠席・記録提出遅れは減点の対象となるので注意。
実習内容
実習期間:平成24年2月13日(月)~2月24日(金)10日間
実習施設:仙台市立病院・東北厚生年金病院・JR仙台病院
実習時間:8:30~15:30
実習計画:1週目の目標:対象の看護の必要性し看護計画を立案する。
・対象の現在のからだ・こころ・社会関係と病気に至った生活過程を
たどって、原因につながった生活を把握する。
どういう状態で生きている人かの全体像をつかむ。
・治療や看護が何を目指して行われているか観察しながら、生物体の
必要条件と生活体の反応を把握する。
・対象の示す事実から看護上の問題点の考える
・看護の方向性の決定し、看護計画を立案する。
2週目の目標:看護計画に基づき、看護を実施・評価修正する。
備考
-43-
1 年看護学科
科目区分
「専門展開科目」>「専門展開科目」>「領域別看護学」
科目名
担当者
成人看護学原論
根本
良子
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
1年
後期
必修
講義・演習
2単位
15回
授業の概要
トレス・危機状況に対して成長・発達・適応の可能性を最大限に引き出すように働きか
護
係を基盤として,問題解決の系統的アプローチと看護の理論を学び,個人及び家族のス
看
1. 成人期にある人々を内的・外的環境に適応している統合・自立した存在と捉え,人間関
学
ける能力を養う。
成人の健康生活を多角的に捉え,相互関連性を理解し,成人の看護アプロ-チの基本と
なるストレス・適応・危機理論,看護者と患者の相互関係について学び,看護に応用す
る能力を養う。
学生への要望
成人看護学は,範囲が広く,基本から積み重ねる学習です。自分の学習動機・目標を明
確にし,継続的,主体的に学ぶ姿勢を育てましょう。シラバス,教科書,配布されたプ
リント類は,授業時は持参し活用するように心がけましょう。
成績評価の方法
期末試験(70%),課題レポート(20%),及び授業態度(10%),出席状況を総合的に
判断して行う。出席が 2/3 に満たない場合は,期末試験を受験できないので注意する事。
テキスト・参考書
テキスト:小松浩子他,系統看護学講座専門5「成人看護学総論」,
(医学書院)
参考書:吉田澄恵:ナーシング・グラフィカ成人看護学健康危機状況、メディカ出版
授業計画
1
ガイダンス,生涯発達
2
大人として生きていく過程
3
成人期にある人の健康
4
成人期にある人の健康(グループワーク)
5
成人期にある人の健康(グループワーク)
6
QOL の観点からの成人の健康(全体発表)
7
成人の生活と健康
8
成人の健康生活を育む看護・システム
9
ストレス・適応理論
10
ストレス・適応理論
11
危機への対応を促す看護
12
危機理論による事例分析(グループワーク)
13
危機理論による事例分析(グループワーク)
14
危機理論による事例分析(全体発表)
15
看護者と患者の相互関係,倫理的判断、マネジメント
-44-
科
2. 成人を生涯発達し続ける存在と捉え,その人生の歩み,生活の営みについて学ぶと共に,
看護学科�年
護
学
科
(キャリアデザイン学科と共通科目)
(キャリアデザイン学科と共通科目)
(キャリアデザイン学科と共通科目)
(キャリアデザイン学科と共通科目)
(キャリアデザイン学科と共通科目)
(キャリアデザイン学科と共通科目)
(キャリアデザイン学科と共通科目)
(キャリアデザイン学科と共通科目)
(キャリアデザイン学科と共通科目)
(キャリアデザイン学科と共通科目)
看
・英語Ⅱ
・英語Ⅲ
・地球と環境
・レクリエーション論
・健康スポーツ科学
・生活科学
・教育学
・地域文化と経済
・心理学
・人間関係論
・ホスピタリティ論
・社会保障論
・小児病態治療学
・母性病態治療学
・精神病態治療学
・リハビリテーション論
・公衆衛生学
・看護関係法規
・成人看護学援助論Ⅰ
・成人看護学援助論Ⅱ
・老年看護学原論
・老年看護学援助論
・老年看護学実習Ⅰ
・小児看護学原論
・小児看護学援助論
・小児看護学実習
・母性看護学原論
・母性看護学援助論
・精神看護学原論
・精神看護学援助論
・在宅看護原論
・在宅看護援助論
��科目
2 年看護学科
科目区分
「人間総合教育分野」>「言語とコミュニケーション」
科目名
担当者
英語Ⅱ
Mark Tuffs
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
2年
前期
選択
講義
1単位
15回
1
授業計画
イントロダクション、困ったときの英語
2
診療科名、患者の基本情報
3
人体各部の名称
4
診療手続き、症状
5
診療手続き、症状
6
入院時オリエンテーション
7
病歴の聴取、病名
8
病歴の聴取、病名
9
検査
10
産婦人科
11
小児科、予防接種
12
手術
13
術後、日常看護
14
心のケア、文化や宗教の違い
15
復習
(定期試験)
備考
授業は全て英語で行われる。この授業では、特にスピーキングとリスニングスキルに焦
点を当てており、個人、ペア、グループなど様々な授業形態を取る。
-45-
科
テキスト:クリスティーンのレベルアップ看護英会話(知念クリスティーン、迫和子著)
医学書院 ISBN978-4-260-33163-0 C3047
学
テキスト・参考書
護
学生への要望
授業には、テキスト、辞書、ノート、ファイル(授業で渡されたプリント等を整理でき
るもの)を必ず持参すること。また、授業の前に必ず予習しておくこと。具体的には、
次の授業で学ぶであろう章に目を通し分からない語彙があれば辞書で調べておく。
成績評価の方法
筆記試験 50%
レポートなど 50%
看
授業の概要
この授業の目標は、看護師の日常業務に必要な英語を学習し、それらの英語を使って、
外国人患者と意思疎通がはかれるようになることである。
授業では、英語Ⅰで学習した内容を復習しながら、さらに新しい場面も想定し、アク
ティビティーを通して、リスニングとスピーキングのスキルを高めていく。
2 年看護学科
科目区分
「人間総合教育分野」>「言語とコミュニケーション」
科目名
担当者
英語Ⅲ
Mark Tuffs
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
2年
後期
選択
講義
1単位
15回
看
護
学
授業の概要
この授業の目標は、学生達が将来医療関係の仕事に就いた際役に立つ日常医療会話を駆
使することに自信を得ることであり、授業では実際の医療現場や状況に基づいたコミュ
ニケーションに必要な英語スキルに焦点を当てる。様々な異なる医療に関する状況に応
じたコミュニケーションの仕方、日常医療英語の理解の仕方、状況に応じた日常医療英
語への適切な対応の仕方などを学ぶ。
科
学生への要望
授業には、テキスト、辞書、ノート、ファイル(授業で渡されたプリント等を整理でき
るもの)を必ず持参すること。また、授業の前に必ず予習しておくこと。具体的には、
次の授業で学ぶであろう章に目を通し分からない語彙があれば辞書で調べておく。
成績評価の方法
筆記試験 50%
レポートなど 50%
テキスト・参考書
テキスト:English Care(Jim
Smiley)
授業計画
1
イントロダクションとオリエンテーション
2
スポーツでの怪我と健康維持の方法
3
スポーツでの怪我の治療
4
医療器具の取り扱い方
5
医療関係の職場での常識
6
医療関係の職場での望ましい勤務態度
7
反復過多損傷(repetitive strain injury)
8
健康に関する情報収集の識別の仕方
9
弁解と理由説明の仕方
10
健康問題の説明と治療の指示
11
様々な異なる健康問題
12
子供の発達と親の憂慮
13
老人介護
14
医療現場におけるユーモア
15
まとめ
(定期試験)
備考
授業は全て英語で行われる。この授業では、特にスピーキングとリスニングスキルに焦
点を当てており、個人、ペア、グループなど様々な授業形態を取る。
-46-
2 年看護学科
科目区分
「人間総合教育分野」>「自然科学」
科目名
地球と環境
担当者
田中
正之
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
2年
後期
選択
講義
1単位
10回
テキスト・参考書
テキスト:その都度教室で配布する資料を各自ファイルする。
参考書:講義の中で示す。
授業計画
1
母なる惑星「地球」の特殊性を太陽系の他惑星との比較を通して明らかにする。
2
誕生以来 46 億年におよぶ地球環境の変遷について学ぶ。
3
地球環境変動の仕組みに関する主要な仮説とその問題点について学ぶ。
4
プレートテクトニクスと大陸の離合集散、地震∙火山の仕組みについて学ぶ。
5
大気と海洋の循環の実態、役割、メカニズムについて学ぶ。
6
地球温暖化の仕組み、実態、将来予測、対策について学ぶ。
7
オゾン層破壊と紫外線被爆のリスク、国際的な取り組みの経緯について学ぶ。
8
生物多様性の喪失(生物種の絶滅)の実態、原因、対策の現状について学ぶ。
9
環境ホルモン等による空気や水の化学汚染の実態と危険性について学ぶ。
10
その他の地球環境問題やエネルギー問題、環境対策のありかたについて学ぶ。
備考
-47-
科
定期試験の結果が 50%、レポートが 50%の合計 100%で評価する。
学
成績評価の方法
護
学生への要望
理解できなかったことや疑問点について、遠慮なく質問して欲しい。
看
授業の概要
生命の惑星「地球」の生い立ちや特性、それらの変遷を理解し、地球の環境を決定して
いるプレートテクトニクスや大気∙海洋の循環について概観する。その上で、現在大きな
社会問題となっているさまざまな「地球環境問題」に関する現象の実態や仕組み、対策
等について学ぶ。
2 年看護学科
科目区分
「人間総合教育分野」>「健康と科学」
科目名
レクリエーション論
担当者
中曽根
裕
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
2年
後期
選択
講義
1単位
10回
授業の概要
看
これからの時代余暇生活の充実が、ひとりひとりの豊かな人生の実現に大きな関わりを
護
もってくる。そこでホイジンガやカイヨワの遊戯研究から「遊戯」についての本質・定
義について論理的に学び、現代のレクリエーションの社会的意義や基礎理論についての
学
認識を深め、様々な場面においてレクリエーション援助ができるようレクリエーション
科
理論の基礎理解及びアセスメントに基づくレクリエーション援助計画実施の方法を習得
する。
学生への要望
積極的な姿勢で授業に臨むこと。
成績評価の方法
筆記試験 80%, 出席 20%,
テキスト・参考書
テキスト:適宜、資料とレジュメを配布
参考書:授業中に指示する
授業計画
1
レクリエーションのもつ意味とは
2
生活のレクリエーション化とレクリエーションの生活化について
3
ホイジンガやカイヨワの遊戯研究から「遊戯」についての本質と定義について
4
自己実現と生きがいにつながるレクリエーション
5
日常生活におけるレクリエーションのとらえ方
6
レクリエーション援助活動の実際とレクリエーション活動の効果
7
レクリエーション援助者の役割とホスピタリティ
8
レクリエーション計画の方法と実際
9
レクリエーション計画の発表
10
社会福祉のなかでのレクリエーションの役割
備考
-48-
2 年看護学科
科目区分
「人間総合教育分野」>「健康と科学」
科目名
担当者
村瀬
健康スポーツ科学
雅敏
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
2年
後期
選択
講義
1単位
10回
看
授業の概要
健康の概念を知ることで、運動とスポーツの役割と必要性などを知る。
護
テキスト・参考書
テキスト:大学生の健康・スポーツ科学
参考書:
道和書院
授業計画
1
オリエンテーション・健康とは・・・・
2
健康の定義と健康のモデル
3
体力と運動①
4
体力と運動②
5
スポーツの役割とその変遷
6
スポーツ障害①
7
スポーツ障害②
8
スポーツの役割
9
「する」スポーツ、「見る」スポーツ、「ささえる」スポーツ
10
まとめ 健康スポーツ科学で学んだこと
備考
-49-
科
成績評価の方法
筆記試験 100%
学
学生への要望
講義で得た知見を実生活の中で活用して欲しい。
2 年看護学科
科目区分
「人間総合教育分野」>「人間と文化」
科目名
生活科学
配当年次
開講期
2年
後期
担当者
松根
必修・選択・自由
ひろ子
授業形態
単位数
授業回数
講義
1単位
10回
看護:必修
CD:選択
授業の概要
看
生活科学は自然科学的分野のみならず、人文科学・社会科学の分野にも及ぶ領域の広い
護
教科である。実生活を科学的な視点で見つめ、現状の理解を深める。更に生活の問題点
や課題について考え、生活者としてライフスタイル、衣・食・住生活の見直しを行う。
学
学生への要望
科
生活の在り方そのものを原点に据え、狭い領域的発想ではなく総合的な考え方を持ち、
生活者として実践できることを期待したい。日常生活に興味を持って欲しい。
成績評価の方法
筆記試験(70%)課題提出(20%)出席状況(10%)により評価する。
テキスト・参考書
テキスト:生活科学双書 生活科学概論 (建帛社)
参考書:ニューライブラリー家庭科 (実教出版株式会社)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
授業計画
生活科学とは
日本の環境と生活(日本の気候・自然環境
生活と生活破壊)
衣生活
衣服の役割 さまざまな衣服 既製服
衣生活
素材と衣服 汚れを落とすメカニズム 衣服の手入れ
食生活
食べる意義 現代の食生活の傾向 食事摂取基準 栄養素の働きと相互作用
食生活
食の安全 調理の意義
調理性の活用法
食生活
生活習慣病予防の食事
食生活
病態と食事 (治療食 介護食 ソフト食)
住生活
住居の役割 環境整備
住生活
ライフサイクルと住まい これからの住まい
生活科学の展開
暮らしと健康 生活科学と専門職
備考
-50-
2 年看護学科
科目区分
「人間総合教育分野」>「人間と文化」
科目名
担当者
小野瀬
教育学
剛志
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
2年
後期
選択
講義
1単位
10回
参考書:適宜配布
授業計画
1
オリエンテーション:授業の目的、成績評価の方法、受講の際の注意事項など。
2
教育の役割:人間にとって教育がどのような役割を持っているかを理解する。
3
教育のとらえ方:近代における教育の考え方と制度(しくみ)について概観する。
4
教育心理学①:こころの生涯発達について。
5
教育心理学②:知的能力の獲得と発達について。
6
障がい児教育①:発達障害の理解。
7
障がい児教育②:個に応じた教育について理解する。
8
身体の健康と教育:健康教育の考え方と実践(ヘルスプロモーション)について。
9
言語と教育①:言語の発達と人間の成長について子ども発達の側面から捉える。
10
言語と教育②:言語の発達と人間の成長、教育の必要性について整理する
備考
授業担当者:1~3 回(小野瀬 剛志)、4・5 回(早坂 正年)、6・7 回(相楽 典子)、
8 回(守 渉)、9・10 回(鈴木 純子)
-51-
科
テキスト・参考書
テキスト:適宜配布
学
成績評価の方法
筆記テストかレポート(70%)、および出席や授業態度などの平常点(30%)で最終的な
評価点を出す。
護
学生への要望
この授業は教育についてできるだけ幅広く学んでもらうために、様々な専門分野の教員
が講義を行います。すべての授業において、真剣な態度で臨んでください。
看
授業の概要
この授業の目的は、様々な視点からの教育学に触れることで、人間にとっての「教育」
の重要性、様々な教育方法を理解することである。短い授業回数のため、それぞれの分
野の詳細まで立ち入ることはできないが、教育が人間活動の多岐に渡って影響を与えて
いることを理解する。
2 年看護学科
科目区分
「人間総合教育分野」>「人間と文化」
科目名
地域文化と経済
榎森
担当者
進、黒田
清志
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
2年
後期
選択
講義
1単位
10回
看
護
学
授業の概要
高校の日本史の教科書には、私たちの多くが生まれ育った「東北地方」の歴史と文化に
ついては殆ど記されていませんが、
「東北」という「地域」には豊かな文化があります。
そこで本講義では、「東北」という「地域」の歴史と文化について考えることにします。
以上、榎森。
仙台や東北地方の地域文化(イベント・祭)の事例を紹介しながら、その企画・運営方法
と経済(資金の流れ)の仕組みを学びます。以上、黒田。
科
学生への要望
出席をしなければ、講義の内容を理解することが出来なくなるので、受講生は毎回必ず
出席して下さい。私語は他の受講生に迷惑をかけるので私語を禁じます。以上、榎森。
事例を学んで、自分でイベントの企画が出来るようになる事を目指します。楽しみなが
ら学べるテーマです。積極的に参加してほしい。以上、黒田。
成績評価の方法
試験:70% 出席・出席:30% 以上、榎森。
試験・小レポート:75% 出席・出席25%(1開講につき5%)以上、黒田。
テキスト・参考書
テキスト:一戸富士雄・榎森進著『これならわかる東北の歴史 Q&A』
(大月書店、税込1、575円)。 以上、榎森。
テキスト、参考書:特になし。毎回、レジュメを準備する。以上、黒田。
授業計画
東北地方の歴史的性格を考える(「東北地方」という地域概念は何時成立したのか。
1
東北地方は、
「後進地域」なのか。)
。
2
青森県・秋田県・岩手県の北東北3県地域にアイヌ語地名が多いのは何故なのか。
3
東北地域の産物は、江戸時代の社会を支えていた。
(鉱産物・鹿皮・熊の皮・胆、昆
布、紅花等)
。
4
江戸時代に東北地域が頻繁に飢饉に襲われたのは、何故なのか。
5
東北の人々とサケ(鮭)文化。
6
地域文化としてのイベント・祭
7
イベントの経済効果
8
イベントの企画・運営を学ぶ
9
自分でイベントを企画する
10
まとめ
以上、5回開講分は榎森
以上、5回開講分は黒田
備考
-52-
2 年看護学科
科目区分
「人間総合教育分野」>「現代社会と生活」
科目名
心理学
配当年次
開講期
担当者
細川
必修・選択・自由
授業形態
彩
単位数
授業回数
看護:必修
講義
1単位
10回
CD:選択
授業の概要
心理学領域は、実験心理学から臨床心理学まで非常に広汎であり、半期ですべての領域
を学習することは難しい。我々のこころの中の全ての活動は「認知」と呼ばれ、その心
的処理過程とメカニズムを解明する「認知心理学」は、心理学において基礎となる最も
主要な領域である。従って、本講義では、知覚、学習、記憶、知能、言語、思考といっ
た、認知心理学における主なトピックを紹介し、
「こころと行動の科学」である心理学全
般における理解と基礎知識習得を目的とする。
2年
前期
1
知覚
2
学習 1.
3
学習 2.
4
記憶 1.
5
記憶 2.
6
記憶 3.
7
知能 1.
8
知能 2.
9
言語
10
思考
備考
-53-
科
授業計画
学
テキスト:適宜配布する。
参考書:適宜紹介する。
護
テキスト・参考書
看
学生への要望
心理学は、論理的思考、批判的思考、柔軟的思考が要求される「科学」であり、高等教
育で開講される教養科目の一つでもある。そのため、講義出席はもちろんのこと、予習、
復習を前提とする。
成績評価の方法
試験: 70%
出席: 30%
2 年看護学科
科目区分
「人間総合教育分野」>「現代社会と生活」
科目名
人間関係論
配当年次
開講期
担当者
細川
必修・選択・自由
授業形態
彩
単位数
授業回数
看護:必修
講義
1単位
10回
CD:選択
授業の概要
人間関係とは、個人と個人の間の相互作用を基盤に形成される、持続的で心理的な結び
つきのことを意味する「対人関係」とほぼ同義であるが、加えて「個人と集団の関係」
の意も含む広義の概念と定義されている。対人関係をはじめ、対人認知、対人コミュニ
ケーション、及び集団間行動といった社会心理学の領域における基礎知識習得を目指す。
また、関連する応用領域である臨床(カウンセリング)およびパーソナリティー理論につ
いて学び、社会心理学の理論が実践においてどのように働いているのかについてワーク
ショップを通じて体験する予定である。
2年
前期
看
護
学
科
学生への要望
予習及び復習はもちろんのこと、講義への積極的参加を希望する。課題提出に関しては
締切厳守とし、締切を過ぎた場合は、1段階低い評価が与えられる。
成績評価の方法
試験:
課題:
出席:
50%
40%
10%
テキスト・参考書
テキスト:「ワークショップ 人間関係の心理学」
藤本忠明・東正訓編 ナカニシヤ出版
参考書:適宜紹介する。
授業計画
1 印象形成・第一印象
2
対人認知
3
対人魅力
4
対人コミュニケーション・非言語的コミュニケーション
5
集団と個人・集団間行動
6
愛他的行動
7
攻撃行動・精神活性物質乱用
8
子ども虐待・ドメスティック・ヴァイオレンス
9
パーソナリティー理論・カウンセリング
10
総括
備考
-54-
2 年看護学科
科目区分
「人間総合教育分野」>「現代社会と生活」
科目名
ホスピタリティ論
配当年次
開講期
担当者
青山
必修・選択・自由
授業形態
美智子
単位数
授業回数
看護:必修
講義
1単位
10回
CD:選択
授業の概要
あらゆる業界で注目されているホスピタリティについて考え、様々な場面でその重要性
を理解し、それらを表現できる人間力を身につける。
2年
後期
テキスト:なし
参考書:力石寛夫著『ホスピタリティ』商業界(2010)
石川英夫著『ホスピタリティ・マインド実践入門』研究社(2007)
林田正光監修『図解版 ホスピタリティの教科書』あさ出版(2010)
授業計画
オリエンテーション:受講の心構え、授業の進め方、評価基準、
1
今、なぜホスピタリティなのか
2
ホスピタリティの定義と理解を深める
3
ホスピタリティの歴史と社会的役割
4
人間行動の特質とホスピタリティ・マインド
5
「個人」「組織」を生かすホスピタリティ・マインド
6
真の「顧客満足」とは何かを学ぶ
7
面接試験におけるホスピタリティ要素の採用基準
8
異業種間で生かされるホスピタリティ・マインド
9
国境を越えた交流…「心のこもったおもてなし」と本物の感動を知る
10
今注目の企業におけるホスピタリティ・マインドの実践
備考
-55-
科
テキスト・参考書
学
レポート・・・20%
護
定期試験・・・60%、 出席状況・・・20%
看
学生への要望
相手を尊重した「おもてなしの心」を育むことは、自分自身を輝かせることにつながり
ます。人の「行為・行動」は自らの意識改革によって変わります。
高いレベルのホスピタリティマインドを身につけたい学生の参加を望みます。
成績評価の方法
2 年看護学科
科目区分
「人間総合教育分野」>「現代社会と生活」
科目名
担当者
宇田川 佳浩
社会保障論
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
2年
前期
選択
講義
1単位
10回
看
護
学
授業の概要
社会保障制度を成り立たせている基本的な考え方を理解する。また、少子高齢社会にお
いて、どのような問題が生じているのか。現実社会の変化とそれに対応すべく、どのよ
うな制度改革やサービス改革が行われようとしているのか。身近な問題から具体的に考
える。
科
学生への要望
新聞記事やニュース等、日頃から社会保障に関するものには目を通す努力をする。
自助・共助・公助のあり方やバランスについて考えながら、そこにある問題を自分自身
のこととして考える。
成績評価の方法
筆記試験 70%、出席状況 20%、レポート提出状況 10%
テキスト・参考書
テキスト:椋野美智子・田中耕太郎『はじめての社会保障』有斐閣アルマ
参考書:「国民の福祉の動向」
授業計画
1
イントロダクション:教科目の目標、授業内容、進め方・学び方、評価方法等の説明
2
社会保障を学ぶ意義
3
生活保護の現状と課題
4
公的年金保険の現状と課題①
5
公的年金保険の現状と課題②
6
公的医療保険の現状と課題①
7
公的医療保険の現状と課題②
8
公的介護保険の現状と課題
9
労働保険の現状と課題
10
まとめ
備考
-56-
2 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門支持科目」
科目名
担当者
小児病態治療学
今野
多助
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
2年
前期
必修
講義
1単位
15回
看
授業の概要
生まれて成人に至るまでの身体的ならびに精神的な成長・発育の期間は特有の生理や病
態を経験する。そのような特性を基礎にした小児病学の基本的事項を学ぶ。
護
筆記試験 100%
テキスト・参考書
テキスト:最新育児小児科学改定第5版 黒田泰弘編著
参考書:
授業計画
1
小児の発育と発達および生理
2
小児の栄養とその障害
3
出生前小児科学
4
新生児疾患
5
内分泌・代謝性疾患
6
消化器系疾患
7
呼吸器疾患
8
循環器疾患
9
血液・腫瘍性疾患
10
免疫・アレルギー疾患
11
泌尿器系疾患
12
中枢神経疾患
13
筋疾患
14
心身症と関連疾患
15
小児保健
備考
-57-
南江堂
科
成績評価の方法
学
学生への要望
教科書に沿って講義をするので、当日の授業部分についてあらかじめ目を通し、後でも
う一度目を通して、得た知識を整理すること。最も効果的学習法です。
2 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門支持科目」
科目名
母性病態治療学
担当者
大橋
一夫
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
2年
前期
必修
講義
1単位
10回
看
授業の概要
下記の授業計画の項目に分別し講義を行い、母性病態治療学に加えて、婦人科疾患を
理解してもらうようにする。
護
学
科
学生への要望
授業中に講義内容をよく理解し、講義内容をできるだけ多く記憶して欲しい。
成績評価の方法
筆記試験
70%
出席点
30%
テキスト・参考書
テキスト:母性看護実践の基本 ナーシンググラフィカ
系統看護学講座 専門分野Ⅱ 女性生殖器 成人看護学[9]医学
参考書:
授業計画
1
月経、妊娠
2
流産、子宮外妊娠、早産、常位胎盤早期剥離
3
妊娠高血圧症候群
4
妊娠中の感染症
5
分娩、分娩中に起こる異常、帝王切開
6
新生児仮死や低体重児の医学的管理、新生児高ビリルビン血症
7
産褥期の問題(子宮復古不全、乳線炎、産褥熱、マタニティブルー)
8
生殖器奇形、月経異常、月経時期の移動、避妊
9
性感染症、膣炎、不妊症、更年期障害
10
子宮内膜症、良性・悪性の婦人科腫瘍
備考
-58-
2 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門支持科目」
科目名
精神病態治療学
担当者
石川
達
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
2年
前期
必修
講義
1単位
15回
1
主な精神症状と状態像-その 1
2
主な精神症状と状態像-その 2
3
主な精神症状と状態像-その 3
4
主な精神障害-統合失調症を中心に
5
主な精神障害-気分障害
6
主な精神障害-器質性精神障害
7
主な精神障害-物質使用性障害
8
主な精神障害-神経症、ストレス性障害
9
主な精神障害-摂食障害など
10
主な精神障害-パーソナリティ及び行動の障害
11
主な精神障害-小児~思春期の精神障害
12
精神障害の治療-身体的治療を中心に
13
精神障害の治療-精神療法を中心に
14
精神障害と家族
15
まとめ
備考
-59-
科
テキスト・参考書
テキスト:ナーシング・グラフィカ 精神看護学 情緒発達と看護の基本
メディカ出版
参考書:講義の中でそのつど紹介したいと思います。
授業計画
学
成績評価の方法
出席点 20%、筆記試験 80%とします。
護
学生への要望
精神科看護の知識は、あらゆる看護に基礎として必要なものであり、是非関心を持って
いただきたい、と思います。
看
授業の概要
1. 精神障害の症状や成り立ちを理解する
2. 精神障害の心理療法や薬物療法を理解する
3. 精神障害と家族支援について理解する
4. 精神障害と自助(相互援助)グループについて理解する
2 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門支持科目」
科目名
担当者
三友
リハビリテーション論
紀男
他
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
2年
前期
必修
講義
1単位
10回
看
護
学
授業の概要
疾患治療学におけるリハビリテーション医療の位置づけを考える。
対象となる疾病や病態を知る。
具体的手法や手技を知る。
チーム医療に参加するにあたって、リハ関係職の情報を理解し、共有し、実践できるよ
うになるための知識を身につける。
科
学生への要望
積極的に聴講すること。配布する資料をもとにして、幅広く関心をもち、知識を深める
こと。
成績評価の方法
筆記試験 100%
テキスト・参考書
テキスト:配布する資料
医学書院 系統看護学講座
別巻3
リハビリテーション看護
授業計画
1
リハビリテーションとは? リハ医学の歴史と現代医療での意義
2
疾病過程とリハ医学
3
リハ医学が対象とする障害相
4
リハにおけるチーム医療:関連職種との連携
5
理学療法の実際:中枢疾患・運動器疾患・外傷・その他
6
作業療法の実際:中枢疾患・運動器疾患・発達障害・その他
7
言語聴覚障害のリハ
8
内部障害のリハ:呼吸器疾患・循環器疾患・その他
9
在宅リハ:訪問リハ・訪問看護
10
まとめ:高齢社会におけるリハの役割・看護職とリハ
各種障害とその評価
嚥下障害のリハ
-60-
等
PT)
(須藤あゆみ
ST)
(渡邊弘人
(及川珠美、NS)
(齋藤カツ子、NS)
備考
(安藤
OT)
2 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門支持科目」
科目名
公衆衛生学
担当者
金村
政輝
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
2年
前期
必修
講義
1単位
10回
授業計画
1
公衆衛生学序論、保健統計
2
疫学
3
疾病予防と健康管理
4
主な疾病の予防1
5
主な疾病の予防2、環境保健
6
地域保健と保健行政
7
母子保健、学校保健
8
産業保健、老人保健・福祉
9
精神保健、国際保健医療
10
保健医療の制度と法規
備考
私語は講義を妨げる行為なので慎むこと。
-61-
科
テキスト:「シンプル衛生公衆衛生」南江堂(最新版)
参考書:「国民衛生の動向」厚生統計協会(最新版)
学
テキスト・参考書
護
学生への要望
公衆衛生は、社会と密接な関わりをもった活動であり、公衆衛生を学ぶことにより、
これまで何気なくやり過ごしていた問題を新しい視点で見ることが可能になる。日常の
ニュースに関心を持ち、公衆衛生で得た知識を使い、考えてみることを勧める。不明な
点があれば、積極的に質問すること。
成績評価の方法
出席状況と筆記試験の結果から評価する(目安として、出席状況 20%、筆記試験 80%)。
看
授業の概要
公衆衛生は、疾病予防、寿命の延長、身体的・精神的健康の増進を図る科学・技術で
あり、社会の組織的な活動を通して問題を解決するアプローチをとる。公衆衛生が対象
とする領域は、環境保健、疾病予防、健康教育、健康管理、衛生行政、医療制度など多
岐にわたる。医療専門職は、個々の患者の診療に当たるだけではなく、公衆衛生の向上
に寄与することが期待されている。
授業は、テキストに沿って講義を行い、このような公衆衛生活動について体系的に学
び、理解することを目指す。
2 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門支持科目」
科目名
看護関係法規
担当者
鈴木
寿則
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
2年
前期
必修
講義
1単位
10回
看
護
学
授業の概要
看護関係法規の沿革,目的,そして内容を理解することを通じ,看護職としての法律
の基礎知識・法的判断能力を修得し,社会のなかの医療および看護を理解することを目
標とします。そのために,法律の条文解釈および制度を学習し,今後の臨床において求
められる姿勢・質などに役立つものとします。
科
学生への要望
現在社会は法律によって構成されています。しかし,法制度および社会は変化します。
そのため,新聞やテレビなどで報道される医療および看護に関する事柄に対して常に関
心を持って下さい。そして,講義を通じて得た知識と,それぞれの関連について考察を
深め、医療従事者としての問題意識を持って下さい。
成績評価の方法
成績は,筆記試験(80%),出席(20%)で評価する予定です。さらに,必要に応じて
レポート提出などを考えています。
テキスト・参考書
テキスト:森山幹夫著「系統看護学講座 専門基礎分野 健康支援と社会保障制度[4]
看護関係法令(最新版の第 43 版を使用)」:医学書院
参考書:「基本医療六法 平成 23 年版」:中央法規
授業計画
1
法律学概論(日本国憲法,民法,刑法など).
2
衛生法学概論,厚生行政論,医療法.
3
医師法,歯科医師法.
4
保健師助産師看護師法,看護師等の人材確保に関する法律.
5
関係資格法(診療放射線技師,臨床検査技師,理学療法士・作業療法士など).
6
地域保健法,精神保健及び精神障害者福祉に関する法律.
7
母子保健法,母体保護法,学校保健安全法.
8
感染症予防法,予防接種法.
9
健康保険法,国民健康保険法,高齢者の医療の確保に関する法律.
10
障害者基本法,障害者自立支援法.
備考
講義はテキストに沿って,板書を中心に行う予定です(ノート等を用意して下さい)。
-62-
2 年看護学科
科目区分
「専門展開科目」>「領域別看護学」
科目名
担当者
成人看護学援助論Ⅰ(慢性期)
根本 良子・及川 珠美
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
2年
前期
必修
講義・演習
2単位
30回
広川書店
1
ガイダンス、健康生活の慢性的な揺らぎと慢性病
根本
2
慢性期にある人の特徴
根本
3
慢性病患者の看護:慢性病患者の看護目標、健康教育の変遷
根本
4
障害を持ちながらの生活とリハビリテーション
及川
5
呼吸器系に問題のある患者の看護 1
脇屋
6
呼吸器系に問題のある患者の看護 2
脇屋
7
循環器系に問題のある患者の看護 1
及川
8
循環器系に問題のある患者の看護 2
及川
9
腎・泌尿器系に問題のある患者の看護
木村
10
慢性期患者への看護技術 1:
(心電図)
及川
11
内分泌・代謝系に問題のある患者の看護1
及川
12
内分泌・代謝系に問題のある患者の看護 2(血糖自己測定とインシュリン投与)
及川
13
消化器系に問題のある患者の看護 1
及川
14
消化器系に問題のある患者の看護 2
及川
15
慢性期患者への看護技術:セルフマネジメント支援 1
根本
16
慢性期患者への看護技術:セルフマネジメント支援 2(グループワーク)
根本
17
脳・神経系に問題のある患者の看護
及川
18
慢性期患者への看護技術:セルフマネジメント支援 3(グループワーク)
根本
19
血液・造血器系に問題のある患者の看護
及川
-63-
科
テキスト:小松浩子他:系統看護学講座
医学書院
参考書:氏家幸子監修:成人看護学 E がん患者の看護
授業計画
学
テキスト・参考書
専門分野Ⅱ 成人看護学[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[8]
[11]
護
学生への要望
常に“何故?”という問題意識をもって積極的に授業に臨むよう要望する。
成人看護援助論は看護実践能力を養うことを目標にしており、基本から積み重ねた学習が必要とな
る。従って自分自身が何のために学習するのかを明確にしながら、1年次・2年次・3年次の学習
を丁寧に積み重ねて臨床実習に臨むようにすること。
成績評価の方法
課題レポート(20%)、期末試験(70%)及び授業態度(10%)を総合的に判断して行う。指定の出席
日数に足りない(全授業回数の 2/3 に満たない場合)学生は期末試験を受験できないので注意すること。
1.
2.
看
授業の概要
1. 慢性疾患患者・家族に対してセルフケアを促し、慢性病との共存を支える援助、リハビリテーショ
ン看護、人生の最後の時を支える看護について理解する。
2. がんの特殊性を多角的に捉え、患者・家族の QOL を高め、患者と家族が主体的に生きるための看護
支援について理解する。
3. 系統別健康問題のある成人患者・家族の身体・心理・社会的特徴を捉え、問題解決の系統的アプロ
ーチと看護理論、看護技術を適用し、成長・発達・適応へ向けての看護方法を修得する。
2 年看護学科
看
護
20
慢性期患者への看護技術:セルフマネジメント支援
21
アレルギー・膠原病患者の看護
及川
22
侵襲のある治療を受ける患者の看護
根本
23
慢性期患者の看護過程 1:オリエンテーション
根本
24
慢性期患者の看護過程 2:アセスメント(グループワーク)
根本
25
がんの特殊性、予防・早期発見、患者のQOL、倫理的問題
根本
26
27
慢性期患者の看護過程 3:看護診断(グループワーク)
がん治療に伴う看護、がん患者の身体的苦痛と援助、緩和ケアの看護技術
根本
28
慢性期患者の看護過程 4:計画立案(グループワーク)
根本
29
慢性期患者の看護過程 5:発表
根本
30
がん患者・家族の心理・社会的苦痛と援助、人生の最後の時を支える看護
学
備考
科
-64-
(発表)4
根本
根本
根本
2 年看護学科
科目区分
「専門展開科目」>「領域別科目」
科目名
担当者
根本 良子、脇屋 友美子
成人看護学援助論Ⅱ(急性期)
配当年次
開講期
必修・選択・自由
2年
後期
必修
授業形態
講義
演習
単位数
授業回数
2単位
30回
授業の概要
2. 周手術期にある患者・家族の身体・心理・社会的特徴を理解し、周手術期における看
護
救急時の看護と回復を促す看護を修得する。
看
1. 健康状態が急激に変化し生命の危機的状況にある人とその家族の特性を理解し、救命
学
護の知識と技術を修得する。
を適用し、成長・発達・適応へ向けての看護を修得する。
学生への要望
1. 知識と技術を関連づけて理解すること。
2. 看護・医療技術を正確に迅速に修得できるよう、集中力と緊張感をもって臨むこと。
3. これまで学んだ基礎看護の学習を振り返り関連付けて学び、実習に臨むこと。
成績評価の方法
課題レポート(10%)、随時試験(10%)、定期試験(70%)
、授業態度(10%)を総合
して行う。
テキスト・参考書
テキスト
1. 小松浩子ほか:系統看護学講座
専門分野Ⅱ
成人看護学総論
成人看護学[1],医
学書院.
2. 山勢 博彰/山勢 善江ほか編集:系統看護学講座
別巻
救急看護学(第 4 版),
医学書院
3. 青木照明,小路美喜子編集:系統看護学講座
別巻
臨床外科看護総論,医学書院
4. 北島政樹,藤村龍子編集:系統看護学講座
別巻
臨床外科看護各論,医学書院
5. 岩井郁子,岡部恵子ほか:系統看護学講座
別巻
臨床看護総論,医学書院
参考書
1. 池松裕子編集:クリティカルケア看護論,
ヌーヴェルヒロカワ
授業計画
1
イントロダクション:急性期看護ガイダンス
2
健康生活の急激な破綻から回復を促す看護 1
3
健康生活の急激な破綻から回復を促す看護 2
4
侵襲的な治療を受ける患者への看護技術
5
手術を受ける患者の看護 概論
6
手術を受ける患者の看護 術前、クリティカルパスについて
7
手術を受ける患者の看護 術中
8
手術を受ける患者の看護 開胸手術
9
手術を受ける患者の看護 消化管手術
-65-
科
3. 周手術期にある患者・家族に対し、問題解決の系統的なアプローチと看護理論・技術
2 年看護学科
看
護
学
10
手術を受ける患者の看護 腎・泌尿器手術
11
手術を受ける患者の看護 開頭手術
12
看護過程展開:手術を受ける患者の看護 オリエンテーション
13
看護過程展開:手術を受ける患者の看護
GW1
14
看護過程展開:手術を受ける患者の看護
GW2
15
手術を受ける患者の看護 運動器手術
16
看護過程展開:手術を受ける患者の看護
17
看護過程展開:手術を受ける患者の看護 全体発表
18
救急看護講義:救急患者、重症患者の全身所見の把握の仕方、救急薬品、モニタリング
科
19
20
GW3
演習:トリアージ、止血法、心肺蘇生法 DVD(A グループ 40 名)
演習:心肺蘇生法前半 (B グループ 40 名)
演習:心肺蘇生法前半 (A グループ 40 名)
演習:トリアージ、止血法、心肺蘇生法 DVD(B グループ 40 名)
21
手術を受ける患者の看護 甲状腺・乳腺・女性生殖器
22
演習:自己血糖測定
23
皮膚・排泄・創傷看護
24
手術を受ける患者への看護技術 演習ガイダンス、フィジカルアセスメント
25
演習:手術を受ける患者への看護技術 1 IVH 管理、術後患者アセスメント①
26
演習:手術を受ける患者への看護技術 2 IVH 管理、術後患者アセスメント②
27
演習:手術を受ける患者への看護技術 3 人工呼吸器装着患者の看護
28
演習:手術を受ける患者への看護技術 4 気管吸引、体位ドレナージ
29
演習:手術を受ける患者への生活援助技術 1 輸液ライン挿入患者の寝衣交換
30
演習:手術を受ける患者への生活援助技術 2 ドレーン挿入患者への看護技術
備考
-66-
2 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「領域別看護学」
科目名
担当者
老年看護学原論
篠原
真弓
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
2年
前期
必修
講義
2単位
15回
老年期の特徴とその理解①
3
老年期の特徴とその理解②
4
高齢社会と社会保障① 高齢社会の統計的輪郭
5
高齢社会と社会保障② 高齢社会における保健医療福祉の動向①
6
高齢社会と社会保障③ 高齢社会における保健医療福祉の動向②
7
高齢社会と社会保障④ 高齢社会における権利擁護
8
老年看護の理念
9
地域資源を活用した看護の展開①
10
地域資源を活用した看護の展開②
11
地域資源を活用した看護の展開③
12
高齢者のアセスメント①
13
高齢者のアセスメント②
14
認知機能の障害に対する看護ケア①
15
認知機能の障害に対する看護ケア②
備考
-67-
科
2
老年看護学の歴史
学
ガイダンス
護
1
看
授業の概要
高齢者の生物・心理・社会学的変化をとらえ,高齢者をとりまく社会背景と生活の視点
で高齢者の多様性を理解する.高齢者の健康問題をとらえ,生活を支える看護を実践して
いくための基本的な知識と技術を学ぶ.
1.高齢者の特徴とその生活について理解する.
2.高齢者の生命・健康生活維持と向上のための看護実践について理解する.
3.高齢者をめぐる保健医療福祉制度を学び看護師の果たす役割について理解する.
学生への要望
・既習の人体構造と機能,病態治療学などの基礎的な医学知識および基礎・成人看護学な
どの科目を十分に理解した上で講義に望むこと.
・授業を受けるにあたり,事前にテキストを読み受講すること.
・授業資料は,ティーチングポートフォリオを参照し,教員から指示がある場合にはダウン
ロードして授業に持参すること.
成績評価の方法
期末試験(70%), 課題レポート(20%), および授業態度(10%), 出席状況を総
合的に判断して行う.
出席が 2/3 に満たない場合は期末試験を受験できないので注意すること.
テキスト・参考書
テキスト:北川公子他, 系統看護学講座 老年看護学, 医学書院.
参考書:堀内ふき他, ナーシング・グラフィカ 26 老年看護学 高齢者の健康と障害,
メディカ出版.
国民衛生の動向
授業計画
2 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「領域別看護」
科目名
担当者
老年看護学援助論
赤井 聖子・篠原 真弓
配当年次
開講期
必修・選択
授業形態
単位数
授業回数
2年
後期
必修
演習
2単位
30回
看
護
学
科
授業の概要
老年看護学概論で学習した「高齢者と高齢社会に対する理解」をふまえ,健康レベル
や療養形態に応じた高齢者と,その家族に対する看護実践について理解する.
【到達目標 】
1.生活者として全人的な側面から対象をアセスメントできる.
2.高齢者の生活機能を整える看護が理解できる.
3.治療を受ける高齢者への看護が理解できる.
4.高齢者の終末期の看護が理解できる.
5. 在宅・施設における看護について理解し,家族支援について学ぶ.
学生への要望
・既習の人体構造と機能,病態治療学などの基本的な医学知識および基礎・成人看護学
などの科目を十分に理解した上で講義に望むこと.
・老年看護学をふまえて演習を行う.
・授業を受けるにあたり,事前にテキストを読んで置くこと.
・各講義の疾患と看護に相当する成人看護学のテキストを持ってくること.
・授業資料はティーチングポートフォリオを参照し,教員から指示がある場合にはダウ
ンロードをして授業に持参すること.
成績評価の方法
期末試験(70%),課題レポート(20%),および授業態度(10%),出席状況を総合的に
判断して行う.出席が 3/2 に満たない場合は期末試験を受験できないので注意すること.
テキスト・参考書
テキスト
北川公子他,系統看護学講座 専門分野Ⅱ 老年看護学,医学書院
参考書
佐々木英忠他,系統看護学講座 専門分野Ⅱ 老年看護 病態・疾患論,医学書院
その他 講義の中でそのつど紹介します.
授業計画
ガイダンス
1
高齢者のアセスメント(1) -演習( 身体の加齢変化とアセスメント)-
高齢者のアセスメント(2)
2
-演習( 高齢者によく見られる身体症状とアセスメント)-
3
高齢者の生活機能を整える看護の展開 (1) 日常生活を支える基本操作と看護ケア
4
高齢者の生活機能を整える看護の展開 (2) 生活リズムと看護ケア
5
高齢者の生活機能を整える看護の展開 (3)
-演習(廃用症候群予防のための自動・他動運動)-
6
高齢者の生活機能を整える看護の展開 (4) -演習(関節可動域訓練)-
7
高齢者の生活機能を整える看護の展開 (5) 食事と看護ケア
8
高齢者の生活機能を整える看護の展開 (6) 清潔と看護ケア
9
高齢者の生活機能を整える看護の展開 (7) -演習(嚥下障害)-
10
高齢者の生活機能を整える看護の展開 (8) -演習(嚥下障害のアセスメント)-
11
高齢者の生活機能を整える看護の展開 (9) 排泄と看護ケア
-68-
2 年看護学科
高齢者の生活機能を整える看護の展開 (10) 排泄と看護ケア
13
高齢者の生活機能を整える看護の展開 (11) -演習(排泄と看護ケア)-
14
高齢者の生活機能を整える看護の展開 (12)
-演習(失禁をしている高齢者のアセスメント)-
15
高齢者の生活機能を整える看護の展開 (13) コミュニケーションと看護ケア
16
高齢者の生活機能を整える看護の展開 (14) 認知症,脳梗塞
17
高齢者の生活機能を整える看護の展開 (15)-演習(コミュニケーション)-
18
健康逸脱からの回復を支える看護の展開 (1) 受療形態に応じた高齢者への看護ケ
ア
看
19
健康逸脱からの回復を支える看護の展開 (2)(循環器系,呼吸器系,腎・泌尿器系)
護
20
健康逸脱からの回復を支える看護の展開 (3)(皮膚・感覚器系)
21
22
23
24
25
26
27
28
29
健康逸脱からの回復を支える看護の展開 (4)(運動器,感染症,その他の疾患)
健康逸脱からの回復を支える看護の展開 (5) (精神,神経)
高齢者の死に関わる権利と医療・ケア提供者の責務・役割
終末期間後の実践.看取りを終えた家族への看護
高齢者のリスクマネジメント
看護過程の展開 (1) グループワーク
看護過程の展開 (2) グループワーク
看護過程の展開 (3) グループワーク
看護過程の展開 (4) 発表とまとめ
学
30
看護過程の展開 (5) 発表とまとめ
備考
-69-
科
12
2 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「領域別看護学」
科目名
担当者
老年看護学実習Ⅰ
篠原 真弓・赤井 聖子
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
2年
前期
必修
実習
1単位
授業回数
実習の概要
看
高齢者との関わりを通して、加齢に伴う身体的・精神的・社会的変化を知り、老年期にある人を総
合的に理解する。
護
学
学生への要望
高齢者はケアを受ける存在だけではなく、ケアする存在でもある。疾病や障害を持ちながらも地
域で暮らす高齢者の方々の持っている力にたくさん気づいてきましょう。実習への積極的かつ主
体的な参加を期待します。今までの講義や演習で学んだ知識や技術をフル動員して、実習に向か
う心技体を整えましょう。
科
成績評価の方法
1.出席状況:オリエンテーション、施設実習、まとめを通して 4/5 の出席が必要となる。
1 日以上の欠席は単位取得不可となる。原則として、欠席、遅刻、早退は認めない。
2.学習到達度:実習記録・カンファレンス記録・全体の学び・課題レポートをもとに実習態度及
び実習内容を総合的に評価する。
3.自己評価表は、老年看護学実習Ⅱの学習指導や授業時にフィードバックの参考とする。
4.出席状況(20%)、記録物の提出状況(10%)、実習到達度(課題レポート含む)
(70%)
実習内容
Ⅰ. 実習目的
高齢者との関わりを通して、加齢に伴う身体的・精神的・社会的変化を知り、老年期にある人を総合
的に理解する。
Ⅱ.目標
1.高齢者の様々な健康レベルを、既習の基本的知識を基に施設利用者とのかかわりの場で理解を深め
る。
2.高齢者の個別性を、高齢者とのコミュニケーションを通して学ぶ。
3.高齢者の日常生活を、高齢者の言動や受けている介護や看護を通して学ぶ。
4.高齢者を取り巻く、保健・医療・福祉制度について、特に介護保険制度の実際を学ぶ。
Ⅲ. 実習方法
1.時期:1)実習前オリエンテーション(日時:追って連絡する)
2)平成 23 年 8 月 22 日(月)~9 月 9 日(金)
①平成 23 年 8 月 22 日(月)~8 月 26 日(金):A グループ
臨地実習およびまとめ
②平成 23 年 8 月 29 日(月)~9 月 02 日(金)
:B グループ
臨地実習およびまとめ
③平成 23 年 9 月 05 日(月)~9 月 09 日(金)
:C グループ
臨地実習およびまとめ
2.実習施設ごとの実習日数
1) 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)又は介護老人保健施設 2日
内訳
① 入所型
1日
② 通所介護サービス(デイサービス)または通所リハビリテーション(デイケア)1日
2) 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)施設または小規模多機能型居宅介護施設 1 日
3) 老人福祉センター 1 日
*施設実習は月曜日から木曜日。施設の順番は個人で異なる。
*5 日目:まとめ
*実習施設一覧および学生配置は実習要項参照
備考
-70-
2 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「領域別看護学」
科目名
担当者
小児看護学原論
武田
美奈子
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
2年
前期
必修
講義
2単位
15回
小児の特徴 小児看護とは (グループワーク含む)
2
小児看護の歴史と意義・子どもの権利・小児と社会
3
小児を取り巻く環境(家族・自然環境)・小児の成長発達と評価(レポート1)
4
小児の成長発達を促す看護~乳児編~①
5
小児の成長発達を促す看護~乳児編~②
6
小児の成長発達を促す看護~幼児編~①
7
小児の成長発達を促す看護~幼児編~②
8
小児の成長発達を促す看護~幼児編~③
9
小児の成長発達を促す看護~学童編①~
10
小児の成長発達を促す看護~学童編②~
11
小児の成長発達を促す看護~思春期編~
12
子どもの援助関係の形成
13
健康障害を持つ小児と家族への看護~日常生活援助~①
14
健康障害を持つ小児と家族への看護~日常生活援助~②(演習)(レポート2)
15
小児看護の理論 家族理論 (まとめ)
備考
-71-
科
1
学
テキスト・参考書
テキスト:中野 綾美編 「ナーシング・グラフィカ 28 小児看護学―小児の発達と看護」
「同 29 小児看護技術」 MC メディカ出版 2011
参考書:奈良間 美保他 系統看護学講座 22 「小児看護学概論 小児臨床看護学総論」
医学書院 2011
授業計画
護
学生への要望
周囲の子ども達に関心を持って欲しい。また社会で注目される様々な子ども関連の記事
をとどめておくとよい。それを引き出しとしながら、授業での内容とオーバーラップさ
せ受講できると効果的である。
成績評価の方法
筆記試験(80%)
レポート2回(20%)
看
授業の概要
少子化問題が大きな社会問題として取り上げられる昨今、子ども本来の健康的な姿や家
庭・社会でのあり方について授業を通し考えていく。小児看護の対象である小児の健康
な全体像を描くため成長発達過程の特徴、社会・家族・自然環境との関係等の基礎的知
識を学ぶ。また小児看護が目指すものがなにかを、理解していく。
2 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「領域別看護学」
科目名
担当者
小児看護学援助論
武田 美奈子・阿部 頼子
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
2年
後期
必修
講義・演習
2単位
30回
看
護
学
授業の概要
小児看護を行う上で健康的に成長発達を促す援助が土台となる。子どもを養育するため
の援助の意味と方法を学び、その上で健康障害をもつ小児および家族に必要な看護の知
識・技術を学ぶ。また実際に演習を通して援助技術を身につけていく。最終的に子ども
が健康を回復していくための看護過程を小児特有の視点で捉え、演習を通して自分のも
のとしていく。
科
学生への要望
前期受講した小児看護学原論を十分復習し、健康な小児の像を描き講義・演習に臨むこ
と。常に小児特有のポイントを意識して受講すると効果的である。
筆記試験(80%)
成績評価の方法
レポート(20%) *演習中の態度も加味される
テキスト・参考書
テキスト:中野綾美編 「ナーシング・グラフィカ 28 小児看護学―小児の発達と看護」
中野綾美編 「ナーシング・グラフィカ 29 小児看護学-小児看護技術」
MC メディカ出版 2011
参考書:奈良間美保他 系統看護学講座 22 「小児看護学概論 小児臨床看護総論」
奈良間美保他 系統看護学講座 23 「小児臨床看護各論」 医学書院 2011
授業計画
1 子どもとの援助関係形成
2 小児の成長発達に応じた援助 ①
3 小児の成長発達に応じた援助 ②
4 小児の成長発達に応じた援助 ③
5 小児特有の症状に対する看護 ①
6 小児特有の症状に対する看護 ②
7 小児特有の症状に対する看護 ③
8 健康の段階における看護 ①慢性期
9 健康の段階における看護 ②急性期
10 健康の段階における看護 ③周手術期
11 健康の段階における看護 ④終末期
12 健康の段階における看護 ⑤災害時
13 治療・処置を受ける小児の看護 ①
14 治療・処置を受ける小児の看護 ②
15 演習
16 ~治療・処置に関する小児の看護援助技術~
17 治療・処置を受ける小児の看護 ③
18 治療・処置を受ける小児の看護 ④
19 治療・処置を受ける小児の看護 ⑤
20 小児のプレパレーション(演習)
21 疾患をもつ小児と家族の看護
22 ~循環器・呼吸器・腎泌尿器・血液疾患~
23 疾患をもつ小児と家族の看護
-72-
2 年看護学科
24
25
26
27
28
29
30
~免疫・代謝性・神経・運動器疾患~
看護過程展開
~理論の理解・事例の理解~
看護過程展開
(演習1・2)
看護過程展開
(演習3・まとめ)
備考
看
護
学
科
-73-
2 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「領域別看護学」
科目名
担当者
小児看護学実習(保育所実習)
武田 美奈子
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
2年
後期
必修
実習
1単位
授業回数
看
護
実習の概要
健康障害を持つ小児の看護を理解するための前段階として、健康な小児の成長発達や生
活環境と養育との関連を実際に小児と関わりながら学ぶ実習である。講義と実際の対象
を統合させるため、五感と体を大いに使って子どもを肌で学ぶことが求められる。
学
科
学生への要望
実習前に、小児看護学原論で受講した内容を復習し、実習要項を熟読しておくこと。
体調管理に努めること。
成績評価の方法
評価を受けるには、実習日数の 4/5 の出席が前提である。実習内容(実習記録・実践)
70%、実習態度 30%とする。遅刻・欠席・記録提出遅れについては減点する。
実習内容
実習期間:平成23年8月22日(月)~9月9日(金)うちの5日間
実習施設:泉チェリー保育園、西多賀チェリー保育園
実習目標:1.正常な乳幼児の成長発達の特性を、小児と関わりながら理解できる。
2.小児がより健康的に成長発達していくための援助を、保育場面の中から
理解できる。
3.小児にとってのより良い生活環境について考えることができる。
4.小児を一人の個人として尊重し、発達段階にあったコミュニケーション
や関わりができる。
実習計画:実習方法 保育場面の観察と参加体験実習
実習内容 ①乳幼児の成長発達を3側面から捉え、成長発達を連続的過程で
あることを学ぶ。
②成長発達の個別性を理解し、その違いに影響を与える要因や背
景を学ぶ。
③基本的生活習慣獲得のための個別性を踏まえた援助を学ぶ。
④健康的な成長発達を助成する関わりを学び実践する。
⑤発達段階に合わせたコミュニケーションを工夫し実践する。
⑥成長発達における遊びの重要性を学び実践する。
実習展開 保育所での実習 4 日間と最終日学内での実習1日間(下記参照)
8:30
16:30
月曜日
保育園内
オリエンテーション・実習
実
習(反省会)
火~木曜日 保育園内 送りの見学・実習
実
習(反省会)
金曜日
学内
実習のまとめ(個人)
実習のまとめ(グループワーク)
*記録最終提出 16 :30
備考
・ 実習にふさわしい服装・化粧・身だしなみ等、また実習態度が重要である。
・ 感染予防(自己・他者)重要である。
-74-
2 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「領域別看護学」
科目名
担当者
母性看護学原論
三國 和美
配当年次
開講期
必修・選択
授業形態
単位数
授業回数
2年
前期
必修
講義
2単位
15回
テキスト:ナーシング・グラフィカ母性看護:母性看護実践の基本(第 2 版)
(メディカ出版)
参考書:
授業計画
1
母性看護とは
2
「妊娠」を知る
3
「新生児」を知る
4
母子関係と家族(1)
5
母子関係と家族(2)
6
母子保健(1)
7
母子保健(2)
8
セクシュアリティ
9
女性のライフステージ各期における看護:思春期の健康と看護
10
女性のライフステージ各期における看護:成熟期の健康と看護
11
女性のライフステージ各期における看護:更年期,老年期の健康と看護
12
リプロダクティブ・ヘルス/ライツ
13
現代社会における母性看護を取り巻く問題(1)
14
現代社会における母性看護を取り巻く問題(2)
15
現代社会における母性看護を取り巻く問題(3)
備考
詳細な講義スケジュールについては,第 1 回目の講義時にオリエンテーションします。
-75-
科
テキスト・参考書
学
成績評価の方法
筆記試験 50%
レポートなど 50%
*欠席が多い場合には筆記試験・レポートなどの評点から減点(最大 15%)
護
学生への要望
講義だけではなく,社会の中の女性や家族に関する問題に関心を持ちながら学習してほ
しい。
看
授業の概要
母性の概念と母性看護の意義・特性を理解することを目標とする。また母性看護のお
かれている現状と動向を知り,女性のライフサイクルにおける各期(思春期・成熟期・
更年期・老年期)の母性看護のあり方を理解する。さらに母性看護にかかわる様々な社
会的問題(家族,性と生殖など)について学ぶ。
2 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「領域別看護学」
科目名
担当者
母性看護学援助論
菊地
明子
配当年次
開講期
必修・選択
授業形態
単位数
授業回数
2年
前期
必修
講義
2単位
30回
看
護
学
科
授業の概要
妊娠・分娩・産褥・新生児の各期における特徴を知り,必要な看護援助について理解
することを目標とする。
① 妊娠~分娩,新生児期の正常な経過について理解する。また各期に起こりやすい異
常とその看護についても学ぶ。
② 母性看護に必要な看護援助技術について演習を通して学ぶ。
③ 妊産褥婦,新生児の健康状態をアセスメントする方法について学び,看護過程を展
開する力を身につける。
④ 母性看護領域に必要な健康教育について学ぶ。
学生への要望
母性看護学に特有の看護援助技術について,積極的に学習する姿勢で臨むことを期待す
る。
成績評価の方法
筆記試験 80%
レポートなど 10%
演習での学習状況 10%
*欠席が多い場合には筆記試験・レポートなどの評点から減点(最大 15%)
テキスト・参考書
テキスト:ナーシング・グラフィカ母性看護:母性看護実践の基本(第 2 版)
ナーシング・グラフィカ母性看護:母性看護技術(第 1 版)
(メディカ出版)
参考書:
授業計画
1
母性看護領域における看護過程(1):看護過程とは(復習)
2
母性看護領域における看護過程(2):母性看護領域における看護過程
3
妊娠期の看護(1)
:妊娠経過の判断に必要な情報
4
妊娠期の看護(2)
:妊娠経過の判断に必要な情報
5
妊娠期の看護(3)
:妊娠経過を判断するポイント
6
妊娠期の看護(4)
:妊娠における妊婦および家族の意思決定の支援
7
妊娠期の看護(5)
: 妊娠の健康課題の援助と評価
8
妊娠期の看護(6)
: 妊娠期に予測される問題と援助
9
分娩期の看護(1)
:分娩経過の判断に必要な情報
10
分娩期の看護(2)
:分娩経過を判断するポイント
11
分娩期の看護(3)
:分娩期における産婦および家族のニーズ
12
分娩期の看護(4)
:分娩期のニーズ・健康課題の援助と評価
13
分娩期の看護(5)
:分娩期のニーズ・健康課題の援助と評価
14
分娩期の看護(6)
:分娩期に予測される問題
15
産褥期の看護(1)
:産褥経過の判断に必要な情報
-76-
2 年看護学科
産褥期の看護(3)
:産褥期の健康課題の支援と評価
18
産褥期の看護(4)
:産褥期に予測される問題と支援
19
妊婦・産婦・褥婦に必要な援助技術:演習
20
妊婦・産婦・褥婦に必要な援助技術:演習
21
新生児期の看護(1):新生児の経過判断に必要な情報
22
新生児期の看護(2):新生児の経過を判断するポイント
23
新生児期の看護(3):新生児に予測される問題
24
新生児期の看護(4):新生児の健康問題の判断と正常からの逸脱時の援助
25
新生児に必要な援助技術:演習
26
新生児に必要な援助技術:演習
27
母性看護における看護過程の展開(1):演習を含む
28
母性看護における看護過程の展開(2):演習を含む
29
母性看護における看護過程の展開(3):演習を含む
30
母性看護における看護過程の展開(4):演習を含む
学
17
護
産褥期の看護(2)
:産褥経過を判断するポイント、意思決定への支援
看
16
科
備考
詳細な講義スケジュールについては,第 1 回目の講義時にオリエンテーションします。
(他の講義・演習との調整が必要な場合があるため,演習の日程は変更の可能性があり
ます)
-77-
2 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「領域別看護学」
科目名
担当者
精神看護学原論
高橋
聡美
配当年次
開講期
必修・選択
授業形態
単位数
時間数
2年
前期
必修
講義・演習
2単位
15回
授業の概要
看
精神看護学の基盤となるメンタルヘルスの概念を広く捉えて学習するとともに,それらの知識を活用して自分自身
のメンタルヘルスについて洞察できることを目標とする。まずメンタルヘルスの基本概念を理解するため,精神医
護
療・看護の歴史と法律や関連する倫理を理解する。さらに心の発達を社会的状況や環境との関係を踏まえて理解し
学
た上で心理的危機について発達段階・状況別に学習し,学校・産業メンタルヘルスを含む現代社会が抱えるメンタ
ルヘルスの問題について知識を深める。自己のメンタルヘルスについては,そのことに関心を持つことができその
科
対応について考察を行う。
学生への要望
精神看護学ではメンタルヘルス全般に関わることを学習します。自分自身のこころと向
き合えるよう,心の準備をしてきてください。
成績評価の方法
筆記試験
出席点
提出物
80 %
20 %
0 %
テキスト・参考書
テキスト:ナーシング・グラフィカ『情緒発達と看護の基本』
授業計画
1.メンタルヘルスとは
2.人のこころの理解(演習)
3.人間のこころの様々な理解
4.こころと環境
5.人格の発達
6.ライフサイクルと発達課題
7.メンタルヘルスリテラシー 自分たちの抱えるストレスとその対処法(演習)
8.現代社会とこころ(自殺)
9.現代社会とここ(不登校・ひきこもりなど)
10.現代社会の家族1
11.精神科の歴史
12.人との関わり方を考える
13.人との関わり方を考える(演習)
14.人との関わり方を考える(発表)
15.まとめ
備考
-78-
2 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「領域別看護学」
科目名
担当者
精神看護学援助論
高橋
聡美
配当年次
開講期
必修・選択
授業形態
単位数
時間数
2年
通年
必修
講義・演習
2単位
30回
授業の概要
精神的健康問題を持つ人の様々な問題を理解し,その援助方法について学習することを目的とする。まず,心の機能と障害
象者へのアプローチとして.心理学的アプローチ及び治療的コミュニケーションについて学ぶ。また,これらの学習を通し
成績評価の方法
筆記試験
出席点
提出物
80 %
20 %
0 %
テキスト・参考書
テキスト:ナーシング・グラフィカ『生活障害と看護の実践』
参考書:
授業計画
1. こころの病気とは
2. 対象の理解
3. 精神科看護におけるケアの方法(1)
4. 精神科看護におけるケアの方法(2)
5. 精神科看護におけるケアの方法(3)
6. 精神科看護におけるケアの方法(4)
7. 精神科看護におけるケアの方法(5)
8. 統合失調症急性期の看護
9. 統合失調症慢性期の看護
10.人格障害の看護
11.うつ病の看護
12.摂食障害の看護
13.神経症・若年性障害の看護
14.病院の中のリスクマネジメント(1)
15.病院の中のリスクマネジメント(2)
16.リエゾン看護
17.サイオンコロジー
18.グリーフケア
19.グリーフケアの実際
20.看護倫理と人権擁護(1)
-79-
科
学生への要望
精神看護学ではこころの病気とそのケアについて学習します。こころの病気は誰でも係るもの
です。身近な病気だという認識で講義を受けてもらえるとうれしいです。
学
て精神科におけるアドボガシーについて理解を深める。
護
ける治療とその看護・社会復帰に向けての精神科リハビリテーション,精神保健福祉を学習しその活用方法を学習する。対
看
(疾患・症状)について学習し,不安・幻覚妄想・抑うつ・不眠などの症状別の看護について実践を学ぶ。さらに精神科にお
2 年看護学科
授業計画
21.看護倫理と人権擁護(2)
22.看護倫理と人権擁護(3)
23.看護倫理と人権擁護(4)
24.看護倫理と人権擁護(5)
25.入院環境と治療的アプローチ
26.退院リハビリテーション(1)
看
27.退院リハビリテーション(2)
護
29.地域看護(2)
28.地域看護(1)
学
30.まとめ
備考
科
-80-
2 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「領域別看護学」
科目名
担当者
在宅看護原論
齋藤
ひろみ・寺島
かつよ
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
2年
前期
必修
講義・演習
2単位
15回
在宅看護の概念①目的、特徴
2
在宅看護の概念②倫理
3
在宅看護の対象者とその生活①在宅療養を必要とする人たち
4
在宅看護の対象者とその生活②在宅療養者および家族介護者のアセスメント
5
在宅看護の対象者とその生活③在宅療養の成立条件
6
在宅看護の特徴:療養の場の移行に伴う看護
7
在宅看護の特徴:チームケアの理解
8
在宅看護の特徴:ケアマネージメントと看護の役割
9
在宅看護を支える訪問看護ステーションの理解:訪問看護ステーション成立の経緯
10
在宅看護を支える訪問看護ステーションの法的枠組み
11
在宅看護を支える訪問看護ステーションの仕組みと利用
12
在宅看護過程展開のポイント
13
障害者の在宅療養を支える制度と社会資源
14
在宅難病療養者を支える制度と社会資源
15
高齢者・子どもの在宅療養を支える制度と社会資源
備考
-81-
科
1
学
テキスト・参考書
テキスト: ナーシング・グラフィカ 「在宅看護論 地域医療を支えるケア」
参 考 書:系統看護学講座「在宅看護論」医学書院
メディカ出版
:「国民衛生の動向 2010 /2011」厚生統計協会(財)
授業計画
護
学生への要望
少子・高齢化の進行で高齢者や、障害者の在宅ケアニーズに対応した訪問看護サービス
の拡充や人々のセルフケア能力を高めるための教育的な働きかけが求められている。ま
た、地域での生活を基盤として、健康の保持増進、または回復のために必要な看護を他
機関、他の専門職と連携して推進していく必要がある。それは組織的、計画的に展開さ
れる活動である。益々、看護師に期待されている分野なので、授業でしっかりと理論を
学び、種々の実習機関で体験を深めて有能な看護の実践家として育ってほしい。
成績評価の方法
期末試験(70%)・課題レポート(20%)出席(10%)・感想文等を評価の基本とする。ただし
出席が 2/3 に満たない場合期末テストは受験できない。
看
授業の概要
在宅看護の歴史的背景を踏まえ、その概念、対象、方法の特徴について臨床看護と照ら
し合わせながらその理論を習得する。さらに施設医療から在宅医療に移行する際に利用
される保健・医療・福祉サービスの支援ネットワークを知り、在宅療養者とその家族に
対する看護の役割を学ぶ。また、在宅看護過程の展開、在宅看護における諸制度、関係
機関、他職種との連携についても学習する。
2 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目>「領域別看護学」
科目名
担当者
在宅看護援助論
寺島 かつよ
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
2年
後期
必修
講義・演習
2単位
30回
看
護
学
科
授業の概要
現代の核家族化、扶養意識の変化を踏まえて、在宅療養者とその家族や環境を理解し、
その対象者に日常生活能力のアセスメントを行い、必要なケアと指導方法を学ぶ。地域
での対象者はあらゆる年代にあることを踏まえ、その人の価値観・倫理・尊厳・役割な
どを理解し、対象に合った適切な支援ができる。また地域には、さまざまなスタッフが
いることを知りその中でより良い支援、問題解決ができるよう連携を密にし、合わせて
在宅における看護技術を習得する。
学生への要望
在宅看護は対象者と家族の尊厳のある生活を支える個別ケアである。従ってプライバ
シーを守ることやあらゆることの意思決定を尊重すること、観察と判断力など、看護師
のより高い資質が求められる。人間理解の学習が大切である。また在宅での支援は看護
者個人で行うものでなく、対象者のやる気と家族の持つ介護能力を引き出し、より一層
の健康のレベルアップを図るための教育的機能も身につけるようにしなければならない
成績評価の方法
試験(70%)レポート・感想文(20%)出席状況・受講態度(10%)を評価の基本とし
て総合的に判断する。
テキスト・参考書
テキスト:ナーシング・グラフィカ「在宅看護論 地域療養を支えるケア」
参考書:系統的看護学講座「在宅看護論」医学書院
授業計画
1
在宅ケアを支える訪問看護ステーション①
2
在宅ケアを支える訪問看護ステーション②
3
訪問看護過程とケアプラン①
4
訪問看護過程とケアプラン②
5
訪問看護演習①
6
訪問看護演習②
7
事例にみる在宅看護 ①脳血管疾患療養者とその家族
8
事例にみる在宅看護 ②在宅での生活を希望する脳梗塞後遺症のある高齢者
9
事例にみる在宅看護 ③慢性呼吸不全療養者とその家族
10
在宅における援助技術 呼吸の援助と在宅酸素療法
11
事例にみる在宅看護 ④感染症療養者とその家族
12
事例にみる在宅看護 ⑤感染症が疑われる在宅酸素療法中の療養者
13
事例にみる在宅看護 ⑥在宅の認知症高齢者
14
事例にみる在宅看護 ⑦在宅の認知症高齢者
15
在宅における援助技術
呼吸の援助と在宅人工呼吸療法
(演習)
16
在宅における援助技術
呼吸の援助と在宅人工呼吸療法
(演習)
-82-
(演習)
2 年看護学科
17
事例にみる在宅看護 ⑧24 時間ケアを要する難病療養者
18
事例にみる在宅看護 ⑨24 時間ケアを要する難病療養者
19
事例にみる在宅看護 ⑩ターミナル期の療養者
20
事例にみる在宅看護 ⑪ターミナル期の療養者
21
在宅における援助技術
22
事例にみる在宅看護 ⑫事故により中途障害者となった青年のケア
23
事例にみる在宅看護 ⑬在宅での生活を希望する精神障害者
24
事例にみる在宅看護 ⑭地域で療養する子ども
25
在宅における援助技術
食の援助
(演習)
26
在宅における援助技術
食の援助
(演習)
27
在宅における援助技術
清潔の援助
(演習)
28
在宅における援助技術
移動の援助
29
在宅看護の管理的視点
30
まとめ
ターミナル期の援助
科
(演習)
学
-83-
護
備考
看
排泄の援助
(演習)
看護学��年� ����
看
護
学
科
・成人看護学実習Ⅰ
・成人看護学実習Ⅱ
・老年看護学実習Ⅱ
・小児看護学実習
・母性看護学実習
・精神看護学実習
・在宅看護論実習
・看護管理論
・統合演習
・統合実習
・看護研究
3 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「成人看護学」
科目名
担当者
成人看護学実習Ⅰ
根本 良子・及川 珠美 他
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
3年
集中
必修
実習
3単位
授業回数
学
科
-84-
護
学生への要望
基礎看護学・成人看護学原論・成人看護学援助論Ⅰで積み重ねた学習を振り返り、実習
の目的を意識しながら臨床実習に臨むようにすること。
成績評価の方法
実習態度(20%)、課題レポート(80%)を総合的に判断して行う。遅刻・欠席、実習記
録等の提出遅れは減点の対象となるので注意すること。
実習内容
実習期間:平成 23 年 5 月 9 日(月)~11 月 11 日(金)までの間の 3 週間
実習施設:仙台市立病院・東北厚生年金病院・東北大学病院・仙台社会保険病院
実習目標:
1. 慢性疾患患者の病態と心理・社会面の特徴を理解し、看護援助に活用すること
ができる。
2. 慢性疾患患者と家族が、日常生活のなかで自己管理と適応がはかれるようにセ
ルフケア等の看護諸理論を活用し、看護援助ができる能力を養う。
3. 慢性疾患患者の看護上の問題を把握し、計画立案・実施・評価ができる
4. カンファレンスでの学生同士の意見交換や、指導者からの助言を受け止め、実
習での学びに活用することができる。
5. 看護スタッフや他の医療スタッフとのコミュニケーションを円滑にし、その機
能を理解し、医療チーム内で果たすべき看護の役割と態度を学ぶ。
6. 患者及び家族はそれぞれの価値観を持ち、自立・自律した存在であることを尊
重し、人間としての尊厳を重んじる態度がとれる。
実習計画:実習スケジュールは、学内実習および病棟実習の計 3 週間で構成する。
1. 学内実習
1) 成人看護学実習Ⅰオリエンテーション
2) 慢性疾患患者の看護過程の展開と、慢性疾患患者に必要な日常生活援助技
術や診療援助技術について、グループワーク演習、全体発表、ビデオ学習、
文献学習で学ぶ。
2. 病棟実習
1) 学生1名で慢性的な健康問題を持つ患者1名を受持ち、看護過程を展開し
ながら受け持ち患者の看護について学ぶ。
2) 受持ち患者の看護の方向性を把握し、適切な看護援助方法を提供し、実施
した援助を評価するためにカンファレンスを実施する。
3) 実習終了後に受け持ち患者に実施した看護援助のプロセスを振り返り、理
論的にまとめて発表することにより学生間で学びを共有し、成人慢性期看
護援助について考えを深める。
備考
看
実習の概要
概要:成人看護学原論、成人看護学援助論Ⅰで学習した看護理論、援助方法を臨地実習
場面において体験し、看護の実践に必要な知識、技術、態度を統合的に収得する。
目的:実習においては、慢性的な健康問題によりストレス・危機的状況にある成人患者・
家族に対し、看護師と患者の人間関係を基盤に、問題解決の系統的アプローチとセルフ
ケア等の看護諸理論を適用して、成長・発達・適応の可能性を最大限に引き出す看護を
実践する能力を養うことを目的とする。
3 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「成人看護学」
科目名
担当者
根本 良子・脇屋 友美子
及川 珠美・木村 三香
成人看護学実習Ⅱ
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
3年
集中
必修
実習
3単位
授業回数
実習の概要
看
護
学
科
概要:成人看護学原論、成人看護学援助論Ⅱで学習した看護理論、援助方法を臨地実習
場面において適用し、急性期看護の実践に必要な知識、技術、態度を統合的に修得する。
目的:実習において、手術を受ける事によりストレス・危機状況にある成人患者・家族
を多面的に理解し、看護師と患者の人間関係を基盤に、問題解決の系統的アプローチを
通して、手術侵襲に伴う変化への対応と心身の回復・社会生活への適応がはかれるよう
に看護を実践する能力を養うことを目的とする。
学生への要望
基礎看護学・成人看護学原論・成人看護学援助論Ⅱで積み重ねた学習を振り返り、実習
の目的を意識しながら臨床実習に臨むようにすること。
成績評価の方法
実習態度(20%)
、実習記録(80%)を総合的に判断して行う。遅刻・欠席、実習記録
等の提出遅れは減点の対象となるので注意すること。
実習内容
実習期間:平成 23 年 5 月 9 日(月)~11 月 11 日(金)
実習施設:東北厚生年金病院・仙台市立病院・東北大学病院
実習目標:
1. 手術を受ける患者の術前の心理・身体・社会的影響を理解し,患者が心身共に良好
な状態で手術を受ける為の看護援助に活用できる。
2. 手術を受ける患者の手術侵襲に伴う変化を理解し,合併症を予防し心身の回復と日
常生活への適応に向けた看護援助ができる能力を養う。
3. 患者の周手術期の看護上の問題を把握し,計画立案・実施・評価ができる。
4. カンファレンスでの学生同士の意見交換や,指導者からの助言を受け止めて,実習
での学びに活用することができる。
5. 看護スタッフや他の医療スタッフとのコミュニケーションを円滑にし,その機能を
理解し,医療
チーム内で果たすべき看護の役割と態度を学ぶ。
6. 患者及び家族はそれぞれの価値観を持ち、自立・自律した存在であることを尊重し、
人間としての尊厳を重んじる態度がとれる。
実習計画:実習スケジュールは、学内実習および病棟実習の計 3 週間で構成する。
1. 学内実習
1) 成人看護学実習Ⅱオリエンテーション。
2) 手術を受ける患者の看護過程の展開と、手術を受ける患者に必要な術前術後の援助
技術について、グループワーク演習、全体発表、ビデオ学習、文献学習で学ぶ。
2. 病棟実習
1) 学生 1~2 名で手術患者 1 名を受け持ち,看護過程を展開しながら受け持ち患者の
看護について学ぶ。
2) 術前、
・術後の看護過程を展開し、受け持ち患者の看護について学ぶ。
3) 患者を全体的に理解し、受け持ち患者の看護の方向性を把握し、適切な看護援助方
法を提供し、実施した援助を評価するためにカンファレンスを実施する。
備考
-85-
3 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「領域別看護」
科目名
担当者
老年看護学実習Ⅱ
篠原 真弓・赤井 聖子
配当年次
開講期
必修・選択
授業形態
単位数
3年
通年
必修
実習
2単位
授業回数
実習内容
実習期間:平成 23 年 5 月 9 日(月)~11 月 11 日(金)までの間の 2 週間
実習施設:仙台市立病院・東北厚生年金病院・宮城厚生協会坂総合病院のうち 1 ヶ所
到達目標 :
1.
健康問題を抱えて入院している高齢者の特性およびその生活背景を理解する.
2.
受け持ち患者およびその家族とのコミュニケーションを通して、良好な人間関係
を築くことができる.
3.
受け持ち患者の身体的・心理的・社会的側面を統合し,全体像をとらえ,看護過程を
展開する.
4.
受け持ち患者を通して,高齢者に特有な看護技術を習得する.
5.
受け持ち患者を通して,退院や転院時の継続看護のニーズを把握し,保健医療福祉
の連携の必要性を理解する.
実習計画:
1.
2.
学内実習
1)
老年看護学実習Ⅱオリエンテーション
2)
実習直前オリエンテーション
病棟実習
1) 学生は高齢期の入院患者 1 名を受け持ち,看護過程の展開を通して老年看護
学について学ぶ.
2) 受持ち患者の看護の方向性を把握し,適切な看護援助方法を提供し,実施し
た援助を評価するためにカンファレンスを実施する.
3)
実習終了後に受け持ち患者に実施した看護援助のプロセスを振り返り,理
論的にまとめて発表することにより学生間で学びを共有し,老年看護学に
ついて考えを深める.
-86-
科
遅刻・欠席,実習記録等の提出遅れは減点の対象となるので注意すること.
学
実習態度(20%),記録物の提出状況(10%),実習到達度(課題レポートを含む)(70%).
護
学生への要望
老年看護学実習Ⅱでは,講義・演習で学習した基礎知識を活かすことはもちろんであ
るが,さらに多くの新たな知識・看護技術が必要になる.受け持ち対象を通して,積極的に
学習すること.老年看護学実習Ⅰとも関連させ,高齢者の理解や老年看護の実践に対する
学びが深まることを期待する.また各自,十分に健康管理をして実習に臨むこと.
成績評価の方法
看
授業の概要
老年看護学実習Ⅱでは,個々の高齢者と向き合い,ケアを探究することを通して老
年看護の意義を学ぶ.高齢者への看護実践のために重要なことは,第一に高齢者個々
の経年的生活史,習慣を考慮し,生活者の視点によって生活の実際を理解することで
ある.第二に確実なフィジカルアセスメントにもとづき高齢者の多様な身体状況,疾
病や障害を深く理解することである.その上で個々の生活への影響を最小限に抑えた
看護過程を熟考することにより,個別性のある看護ケアを安全かつ安楽に実施するこ
とができ,高齢者の生活の質を向上させることができる.また,高齢者が療養する医
療施設おいて実際に学ぶことにより,政策的意義の理解を深める.
3 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「領域別看護学」
科目名
担当者
小児看護学実習(病棟実習)
武田 美奈子・阿部 頼子
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
3年
通年
必修
実習
1単位
授業回数
看
護
実習の概要
2年次に履修した小児看護学原論・小児看護学援助論、合わせて履修済みの小児看護
学実習(保育所)で得た知識・技術を基に、実際健康障害のある患児に出会い看護を考
えていく実習である。入院や疾患が患児に与える影響を分析し、看護過程を展開する。
学
科
学生への要望
実習前に、小児看護学原論・小児看護学援助論で受講した内容を復習し、実習要項を熟
読しておくこと。体調管理に努めること。
成績評価の方法
評価を受けるには、実習日数の 4/5 の出席が前提である。実習内容(実習記録・看護実
践)70%、実習態度 30%とする。遅刻・欠席・記録提出遅れについては減点する。
実習内容
実習期間:平成23年5月9日(月)~11月11日(金)うちの5日間
実習施設:仙台市立病院、宮城県立こども病院
実習目標:1.小児の健康障害の種類・段階にあった看護の実際を学ぶ
2.健康障害や入院が小児や家族に及ぼす影響について理解できる
3.入院生活においても成長発達できるよう、発達段階を踏まえた援助が考
えられる
4.小児の特徴を常に考慮し、安全・安楽な看護援助が実践できる
5.小児を取り巻く環境(入院・家庭) を捉え、今後どの様な援助が必要か
考えることができる
実習計画:実習方法 患児ひとりを受け持って看護過程を展開する
病棟での実習 4 日間と最終日学内での実習1日間(下記参照)
16:30
月曜日
オリエンテーション
受け持ち患者決定・情報収集
臨 地 実 習(反省会)
火~木曜日
臨 地 実 習
臨 地 実 習(反省会)
金曜日
学内
実習のまとめ(個人)
実習のまとめ(グループワーク)
*記録最終提出 18 :00 まで
この他の詳細については実習要項を参照のこと
備考
実習展開
8:30
臨地
-87-
3 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「領域別看護学」
科目名
担当者
母性看護学実習
三國 和美・菊地 明子
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
3年
集中
必修
臨地実習
2単位
授業回数
実習の概要
援助を習得する。
学
学生への要望
護
程の展開を通して、対象の理解を深めるとともにセルフケア能力を維持増進する看護
看
妊婦・産婦・褥婦・新生児とその家族にかかわる施設にて、対象を受け持ち、看護過
妊産褥婦や胎児・新生児が妊娠・分娩・産褥および新生児期を順調に経過するためには,
る前に講義内容を復習し,参考書および学内演習で配布された看護技術に関する資料に
も目を通し,知識と技術の再確認をしてほしい。
また,日頃接する機会が少ない妊婦・産婦・褥婦・新生児を対象に実習を行うので,看
護実践の機会を大切にし,積極的に実習に臨んでほしい。
成績評価の方法
実習目標の達成度
90%、実習態度 10%。遅刻・欠席は最大 10%減点
テキスト・参考書
ナーシング・グラフィカ 30 母性看護実践の基本(第2版)
ナーシング・グラフィカ 31 母性看護学技術(第1版)
メディカ出版
参考資料:講義資料
授業計画
1.実習期間:平成23年5月9日~11月11日までの間の2週間
2.実習場所:仙台市立病院、光が丘スペルマン病院、仙台赤十字病院、
坂総合病院、みやぎ県南中核病院、公立黒川病院、のびすく仙台
3.実習目的:妊娠・分娩・産褥・新生児期の心身の変化を理解し,対象に必要な看護
を実践する能力を養う
4.実習目標
1)妊婦・産婦・褥婦・新生児の身体的変化,心理・社会的変化を理解する
2)母子とその家族の個別的な看護アセスメントを学ぶ
3)看護過程を通して、母性看護の対象を理解し、対象に必要な看護を実践する
4)看護実践を通して、母子保健・医療チームの一員としての役割を理解する
5)実習と通して、生命の尊厳や母性の尊重及び女性のライフサイクルについて自
己の考えを深める
5.実習計画
1)褥婦・新生児を受け持ち、個別的看護過程の展開を実施する
2)分娩見学・外来実習(保健指導)で看護支援を理解し、看護技術を習得する
3)地域における母子に関わる支援を学ぶ
備考
-88-
科
看護者の的確な観察や習熟した看護技術の提供が不可欠である。したがって,実習に入
3 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「領域別看護学」
科目名
担当者
精神看護学実習
高橋 聡美・佐藤 利憲 他
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
3年
集中
必修
実習
2単位
授業回数
授業の概要
看
精神病院やメンタルヘルスサービスを利用する対象者との関わりを通して心を病むこと
を理解し,対象の抱える問題を共有する中で必要と考えられる看護を実践できる基礎的
護
な能力を身につける。また本実習を通して,自己のメンタルヘルスについて洞察できる
学
能力を養う。病院や施設などを利用する対象者との関わりの中で人権を尊重した態度を
学び、時間を共にしながら,対象者の抱える問題を共有し理解を深めていく。また関わ
科
りを通して見えてきた自分を自覚し自己洞察に発展させていく。対象者とのかかわりの
中で精神障害者が社会でどのように受け入れられているのか学習する。
学生への要望
自分自身と見つめあい、他者を理解しようと思う気持ちを大事に実習に臨む
成績評価の方法
出席および実習態度 30%
実習内容および記録 70%
参考書
精神病態治療学および精神看護学原論・援助論で用いたテキストと資料すべて
授業計画
1.実習期間:平成23年5月9日~11月11日までの間の2週間
2.実習場所:宮城県精神医療センター・国見台病院のいずれか1施設
3.実習目的:精神病院やメンタルヘルスサービスを利用する対象者との関わりを通して
心を病むことを理解し、対象の抱える問題を共有する中で必要と考えられる看護を実践
できる基礎的な能力を身につける。また本実習を通して、自己のメンタルヘルスについ
て洞察できる能力を養う。
4.実習目標:
1)対象者との関わりの中で、自尊の気持ちの回復と人権擁護を目指す看護師-患者
関係を考察できる
2)
様々な立場の人との関わりにおいて生じる自分の気持ちを吟味し、自己理解を
深める
3)対象者が抱えている自立・成長への課題をともに明らかにしていくことの重要性
を考察できる
4)自己理解と他者理解を通して、ケアリングについての自分自身の考えを持つこと
ができる
5.実習計画
1)一人の患者を受け持ち、プロセスレコードを通して自分自身の対人関係の傾向に
ついて考察する。
2)患者の全体像をとらえ、患者に必要な援助を考え実施する。
備考
-89-
3 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門展開科目」>「領域別看護学」
科目名
担当者
在宅看護論実習
齋藤 ひろみ・寺島 かつよ・髙橋 由美
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
3年
集中
必修
臨地実習
2単位
授業回数
実習の概要
在宅看護を実践している訪問看護ステーションにおいて、地域で生活しながら療養して
看
いる人とその家族を理解し、在宅看護の基礎を学ぶ。
護
学
学生への要望
在宅看護は対象者と家族の尊厳ある生活を支える個別ケアである。従って対象のプライ
れる。深い人間理解と教育的な要素も備えていなければならないので相手から学びとる
姿勢も大事にしてほしい。原論や援助論のみならず他領域で学んだ知識、技術を活用し
て実りの多い実習にしてほしい。
成績評価の方法
実習出席状況(20%)記録物の提出状況(10%)実習到達度(70%)実習到達度は実習
記録・カンフアレンス記録・課題レポートを基に実習態度及び実習内容を総合的に判断
する。
実習内容
1.実習期間:平成23年5月9日~11月11日までの間の2週間
2.実習施設:訪問看護ステーション6日間
在宅緩和ケア支援センター2日間
3.実習目的:地域で生活しながら療養している人々とその家族を理解し、在宅看護の
基礎を学ぶ。
4.実習目標
1)地域で生活しながら療養している人々とその家族を理解する。
2)在宅で療養している人とその家族への看護支援を学ぶ。
3)在宅療養を支える機関や職種の役割と連携について学ぶ。
4)実習課題レポートをまとめる。
5)実習計画
1)訪問看護ステーションでは指導者との同行訪問を通して在宅看護の実際を学ぶ。
2)在宅緩和ケア支援センターでの交流を通して療養生活を理解する
3)地域ケアシステムの実際を学ぶ
※詳細についてはH23年度実習要項参照
備考
-90-
科
バシーやあらゆることの意思決定を尊重するなど、看護師としてより高い資質が求めら
3 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門統合科目」
科目名
看護管理論
担当者
今泉 正子・門屋 久美子
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
3年
集中
必修
講義
1単位
15回
授業の概要
看
・質の高い看護を提供するために必要な看護の仕組み、組織に関する基本的事項を学ぶ。
護
・安全な看護を提供するために必要な看護職としての役割、責任について学ぶ。
・災害看護、国際看護に関する概要を学ぶ
学
学生への要望
科
・2 年生までに学習した各領域の援助論の基本事項について整理し、臨地実習に臨む心
構えをしっかりとして授業に臨むこと。
・災害等に関する社会の動きに関心を向けること。
成績評価の方法
筆記試験 100%
テキスト・参考書
医学書院 系統看護学講座 看護の統合と実践[1] 「看護管理」
医学書院 系統看護学講座 基礎看護学[1] 「看護学概論」
(1 年生で使用した物)
授業計画
1.看護管理とは何か、看護管理で学ぶこと(門屋)
2.ケアのマネジメント(門屋)
3.災害看護① 災害とは、災害の歴史、防災制度とシステム、災害のサイクル(今泉)
4.災害看護② 災害に関する法律、救援体制、医療機関の防災計画(今泉)
5.サービスマネジメント(門屋)
6.看護を取り巻く制度(門屋)
7.災害看護③ 災害と健康障害、災害と看護活動、災害に伴う心の問題と看護(今泉)
8.災害看護④ 災害とボランティア活動、地震災害から身を守るために、まとめ(今泉)
9.看護組織とマネジメント(門屋)
10.リスクマネジメント(門屋)
11.リスクマネジメントの事例検討(門屋)
12.国際看護① 国際看護概論(今泉)
13.国際看護② 国際看護活動の実際(特別講師)
14.リスクマネジメント事例検討発表会(門屋)
15.まとめ(門屋)
備考
-91-
3 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門統合科目」
科目名
担当者
統合演習
齋藤 ひろみ
配当年次
開講期
必修・選択・自由
3年
集中
必修
授
業
の
授業形態
単位数
学内演習
2単位
概
他
授業回数
要
統合演習の目的は、3学年の学習の集大成ともなる統合実習がスムースに実習できるように、そ
の準備、整理のために行う。
生
へ
の
要
看
学
望
それはどのような学習で確保できるのか、また、実習を終えた時点で、どのような視点で、体験し
科
しい。
成績評価の方法
出席状況・グループワーク参加態度(30%)、課題レポート(70%)
授業計画
・日程:統合実習の前後に合計 2 週間実施
・演習はグループ単位でロールプレイ等を実施する
・領域実習と異なる新たなグループを学生 5~6 名で編成する
・卒業時の看護技術到達度を評価し、自己の学習課題、卒業後の課題としても認識する
・学習内容は、前半に 1 回、後半に 1 回 課題レポートを提出する
午 前
午
オリエンテーション(演習・実習等)
講義①:統合実習に関する keywords
入院時病歴聴取について
GW の選択テーマの提示
紙上患者①:入院時病歴聴取ロールプ
講義②:統合実習に関する keywords
レイ
GW 選択テーマの取り組み
紙上患者①:看護計画立案・実施・評
統合実習に関する keywords の GW 発表 1
価の紙上展開およびロールプレイ
看護技術等の演習(自己学習)
紙上患者①、紙上患者②:複数患者受
統合実習に関する keywords の GW 発表 2
け持ちを想定した一日の業務計画立案
看護技術等の演習(自己学習)
紙上患者①:退院を想定した継続看
統合実習に関する keywords の GW 発表 3
護・地域連携など
課題レポート提出
GW:実習の目的目標の到達度の確認・
講義③:統合実習に関する keywords
整理(体験発表を通して)
GW の選択テーマの提示 実習記録整理
GW:実習の目的目標の到達度の確
講義④:統合実習に関する keywords
認・整理(体験発表を通して)
GW 選択テーマの取り組み・実習記録整理
GW:実習の目的目標の到達度の確
統合実習に関する keywords の GW 発表 4
認・整理(体験発表を通して)
看護技術の自己評価
9
まとめ
統合実習に関する keywords の GW 発表 5
10
まとめ
まとめ
1
2
3
4
5
6
7
8
-92-
学
たものを整理できるのか、展望にどう繋げるかをきちんと認識して、統合演習の授業に参加して欲
護
統合実習の目的、目標をしっかり理解し、実習に臨むために必要な準備として何が必要なのか、
後
実習記録の整理
課題レポート提出
3 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門統合科目」
科目名
統合実習
担当者
齋藤 ひろみ 他
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
3年
集中
必修
臨地実習
3単位
授業回数
看
授 業 の 概 要
3年間の既習の学習を統合し、将来保健医療チームの中で、実際に適応するための基礎
知識・技術・態度を養う。
護
学
科
学 生 へ の 要 望
本学での学びの集大成であることを自覚し、よく調べ、準備し、自立した態度で実習に
臨むこと。
成 績 評 価 の 方 法
評価を受けるには、実習日数の 4/5 の出席が前提
参加態度(20%)、実習記録(10%)、実習目標到達度(70%)
授 業 計 画
1.実習期間:平成23年11月~12月の3週間の集中実習
2.実習場所:東北厚生年金病院、仙台市立病院、仙台社会保険病院、坂総合病院
3.実習目的: 保健・医療・福祉チームにおける看護職能の役割を認識し、看護マネー
ジメント能力を養い、3年間で学習した看護の知識・技術・態度を統合し、看護
実践能力を身につける
4.実習目標:
1)保健・医療・福祉チームの中で連携・協働して行われている看護の役割について理
解し、継続看護についてのサマリーを作成できる
2)複数患者を受け持つことを通して、病棟の看護計画を参考にしながら適切にアセス
メントし看護上の問題を把握し、計画立案・実施・評価ができる
3)受け持ち患者の状況に応じた優先順位の判断や時間管理を適切に行い、責任を持っ
て受け持ち患者への看護を実施できる
4)看護チームのリーダーシップ・メンバーシップを理解しチームの一員として責任あ
る行動を学ぶ
5)看護部の役割や病棟看護師長の役割を見学し、看護管理の実際を学ぶ
6)日常生活援助技術や診療の補助技術を安全性・正確性・安楽性を考慮して実施でき
る
7)自己の卒業時の看護技術到達度を評価できる
8)これまでの学習を振り返り、自己の看護観を深めることができる
9)看護倫理に則った看護、看護の探究、社会人としての態度など看護師としての自己
評価を行い、生涯にわたり学び続けることの重要性を認識することができる
5.実習方法:
1)新たな実習グループを編成し(学生 5~6 名)教員 1 名が担当して、統合演習・実
習に臨む
2) 臨地での実習指導は実習施設の実習指導者と担当教員が担う
3)看護チームの中に入り、チームメンバーとして複数の受け持ち患者を受け持ち指導
者の指導のもと看護を行う
4) チームリーダーについては、見学実習を行う
5) 看護チームの日日計画、週計画、月計画などを把握する
6) 医療の安全・災害時の対応について指導を受ける
7)病院と在宅の看護の継続性について実際を学ぶ
8)技術項目の卒業時の到達目標を積極的に実施する。特に、一人で実施できる項目は
必ず行う
9)カンファレンスを適宜行い、実習体験を帰納・演繹的に整理する
備考:詳細は実習要項のとおり
-93-
3 年看護学科
科目区分
「専門教育分野」>「専門統合科目」>「看護研究」
科目名
担当者
看護研究
根本 良子・堀内 輝子
配当年次
開講期
必修・選択・自由
授業形態
単位数
授業回数
3年
通年
必修
講義・演習
1単位
23回
「看護の基本となるもの」日本看護協会
②高橋百合子編集「看護学生のケーススタデイ」メジカルフレンド社
1
授業計画
看護(研究に関連する)理論(1)
2
看護(研究に関連する)理論(2)
3
看護(研究に関連する)理論(3)
4
看護研究とは
5
事例研究(1)
6
事例研究(2)
7
事例研究(3)
8
事例研究(4)
9
事例研究(5)
10・11
文献検討と文献検索
12
事例研究の実際(1)ガイダンス
13
事例研究の実際(2)研究テーマの決定
14
事例研究の実際(3)研究計画書の作成
15
事例研究の実際(4)研究結果のまとめと考察
16
事例研究の実際(5)研究発表抄録の作成
17~19
事例研究の実際(6)~(9)論文作成
20~23
事例研究発表
備考
*事例研究の実際については、オムニバス形式で演習を行う。
*演習の進め方の詳細は後日提示する。
-94-
科
テキスト:①バージニア・ヘンダーソン著、湯槙ます 小玉香津子訳
学
テキスト・参考書
護
学生への要望
「事例研究」は、自分で学習のプロセスを体験してみることにより、初めて身につく学
習であり、3年間の看護学習の総決算ともいえます。グループのメンバーと共に、一つ
一つのステップを,自ら進んで、丁寧に学んでいきましょう。
成績評価の方法
講義・演習への出席参加態度30%,論文発表30%,提出論文内容40%を総合的
に評価する
看
授業の概要
事例研究に関する一般的知識を身につけ、今後の看護実践を研究的な態度で行う能力
を養うと共に、看護について考察する事を目的とする。事例研究の意義と事例研究につ
いて理解し、文献活用に基づいて事例研究を実際に行い、研究プロセスを理解し、研究
成果の発表・評価を行い、研究論文としてまとめる能力を養う。