南アフリカ入門 南アフリカの概観 およそスペインとフランスを合わせたサイズ、またはテキサスと同等の広さを持つ南アフリカは、アフリカ大陸 の南端に位置しています。海岸を洗う大西洋とインド洋はケープ・アグラス (Cape Agulhas) で出会います。こ こは二つの大洋が出会う場所を眼前にできる、世界でも非常に稀な場所の一つなのです。 南アフリカはアフリカの最下部に位置してはいますが、この国の優れた基盤施設、伝説にもなっている太陽がふ りそそぐ気候、そして地理的な多様性は、アフリカのトップとして認識されています。素晴らしいビーチ、劇的 な山脈、洗練された都市、古風な趣のある村、歴史的な戦場、海、渓谷、野生動物が豊富な草原、数百種もの 鳥、大小様々な半砂漠地帯、広がる大地、そしてまだまだ多くの多様性がお待ちしております。 だからこそ南アフリカは、訪問される全ての方に喜ばれる何かを必ず提供することができるのです。 簡単な歴史 20万年前から10万年前の間に、現代人類は南アフリカを含むアフリカで進化を始めました。彼らは後にサン族 になり、そして後に南に向かっていた北の牧畜民族コイ族に出会い、彼らは集合体でコイサン族として知られる ようになりました。 サン族が南アフリカ最初の人々でした。 コイサン族が西ケープにたどり着いたのは、初期の石器時代民族がリンポポを横断した頃とほぼ同じ時代 (AD300年) でした。この石器族の子孫は、その約1000年後にマプングブエのアフリカ王国を築き、インド、 アラビア、そして中国との貿易を開始しました。 1652年に、ヤン・ファン・リーベックと90人の強力な集団がオランダから到着し、ケープタウンに船の燃料補 給所を立ち上げました。ヨーロッパからアメリカ大陸、インド、スパイス初冬の東インド、そして東部へと行く 初期の貿易ルートは一つしかなく、ケープタウンはそのルート上の地理的にも、そして政治的にも重要な場所で した。その後200年の間に、他のヨーロッパ人とインド人の統治者たちも到着しています。 その後、オランダ人、イギリス人、そしてある程度まではフランス人がケープの支配を得るために戦うことにな り、結局はイギリスが1806年に大勝利をおさめます。オランダ系ボーア人には奥地に集団移動してでも、イギ リスの支配から逃れることを決意しました。 これはアフリカ民族のムフェケーン (散らばる、または粉々になる) の開始にもなり、これを始めたのはドラケ ンスバーグを超えて今のフリーステート州に入り込んだズール族でした。ズール族闘士のシャカ王の軍事主義増 大が刺激となり、移動と虐殺の大混乱が始まります。土地に飢えたオランダ系フールトレッカーズと、1820年 に新たに到着したイギリスの統治団がこれに加わり、さらなる抗争がもたらされました。 1800年代後半には、南アフリカに膨大な金とダイアモンドの富が発見され、そして後には偉大なるプラチナが 見つかります。 20世紀に入ると、1899年から1902年まで戦われた南アフリカ戦争 (第二次アングロ・ボーア戦争) が終わり、 1910年に南アフリカ連合が設立され、第一次と第二次世界大戦への同盟としての参加、1948年の大多数アフ リカーナ人の国民党の僅差での勝利、そしてその後長きに渡ったアパルトヘイトの構築へと続きます。 アパルトヘイトは、50年近く続いた、制度化された人種差別主義と非白人の抑圧でした。この間、アフリカ民 族同盟は禁止され、ネルソン・マンデラを含むリーダーたちはロベン島の刑務所へと追放されました。 ANCの解禁、マンデラと彼の同僚であった囚人たちの釈放、そして1994年の民主的選挙が、長く待たれた新し い南アフリカの誕生を告げました。 見所とアクティビティ ダーバンのウィルソンズ・'ワーフは地元の人々からの人気が高い場所です 認定されたスペシャリストのツアー・ガイドは、サファリと野生動物観察から、スポーツ、自然の魅力、そして アドベンチャー・アクティビティまで、幅広い分野と興味を網羅しています。(世界で最も高い、営業されてい る橋からのバンジー・ジャンプは南アフリカの魅力的なガーデン・ルートにあることをご存知でしたか?) アラビア語からヨルバ語まで30以上の言語のツアーガイドを見付けることはできますが、ほとんど全ての方が 英語を理解し、話せることもお忘れなく。 知っておくべきこと あなたにより良く南アフリカを売り込んでいただくために役立つ、知っておくべき情報がここにあります。 南アフリカへの行き方 70以上の国際航空会社が、南アフリカにある世界水準の各空港に乗り入れています。南アフリカと大陸内の他 の地を行き来する定期ルートを持っているアフリカの航空会社もあります。 南アフリカの季節 南アフリカは南半球にあり、ここが夏の時は北側は冬です。旅行者の方々には、通常、ローシーズン (冬) と中 間シーズン (春と秋) に素晴らしいバーゲン価格を見付けていただくことができます。 春: 9月、10月と11月 夏: 12月から3月 秋: 4月と5月 冬: 6月から8月 西ケープ州のボニーヴェール。画像提供: Karen Kleingeld 気候は ? 最高です。日中の平均気温は夏が最低15度から最高28度で、冬は19度から23度です。ケープタウンの冬は、 雨が多くて風が強い傾向がありますが、冬のビーチ観光地であるダーバンやクワズール=ナタール州の沿岸地域 は天気も良く、平均気温も26度前後にまで上がります。ムプマランガ州とリンポポ州の冬は乾燥しており夜は 寒くなりますが、日中は暖かく、植物の丈が低く、野生動物は水を飲むことを強いられるので、野生動物観察に は完璧な時期になります。 犯罪は? あなたのお客様には、皆様が海外のどの国にいても普通にされている注意を、ここでも払うようにとアドバイス してください。貴重品を金庫に入れておく、高価な宝石を身に付けない、旅行客に友好的な地域に留まる、そし て車のドアに鍵をかけ、窓を閉めておくなどのことです。ガイドや宿泊施設のホストが、あなたのお客様に関連 する地元の事情を説明しますので、必要であれば彼らに連絡してください。 南アフリカ訪ねる理由のトップ10 南アフリカには、素晴らしい天気と、数多くのアクティビティの選択肢があります 南アフリカは、全ての方々に多くを提供できるので、売り込む価値がある国と言えます。あなたのお客様には、 膨大な量の独特の名所と経験を期待していただけます。 1. お手頃さ: 受賞歴を誇る五つ星の施設と豪華なロッジも数多くありますが、素晴らし い価値を提供するお手頃な宿泊施設、ツアー、そして経験も、国中に存在していま す。 2. 野生動物: 南アフリカは、世界最高の野生動物観察観光地の一つです。クルーガー国 立公園、または他の多くのサファリ観光地から選んでいただけます。生涯最高の経験 の一つとなることでしょう。 3. ビーチ: 人気の高いケープタウン、ポート・エリザベス、そしてダーバンのビーチか ら、多くの未開拓で遠隔地にあるビーチまで、南アフリカには世界でも最高のビーチ の幾つかがあります。 4. 景色の美しさ: 南アフリカは、真に多くの世界が一つになっている場所です。衝撃 的な海岸線、ドラマチックな山の花々、広大に広がる未開拓のブッシュフェルド、際 立って美しい半砂漠地帯、湖、滝、壮大なキャニオン、森林と広大な平原、そして、 間違えなく世界で一番美しい街の一つであるケープタウンを期待してください。 5. フレンドリーさ: 南アフリカの至る所で出会われたフレンドリーさについては、全 ての訪問客の方々から常にコメントをいただいております。 この「虹の国」の人々 は、多くの異なる文化を持っており、訪問される方々はどこにいても暖かく歓迎され ます。 6. 気候: 南アフリカには、世界でも最高級の気候があり、暑すぎることも稀で、ほぼい つでも太陽が出ています。あなたのお客様は、いつでも好きな時に外に出て、動き 回っていただけます。 7. アドベンチャー・アクティビティ: 素晴らしいアウトドアとアドベンチャーのアク ティビティと言えば、南アフリカは飛び切り上等な場所になります。アドレナリン中 毒の方から、ただ単に活動的でいたい方まで、全てのお客様には、バンジージャンプ とシャーク・ケージ・ダイビングからハイキング、乗馬、クジラ・ウォッチング、ス ノーケリング、スキューバダイビング、そして他の多くのアドベンチャーの選択肢が 与えられます。 8. 歴史 : 地球上最古の山脈の幾つか; 人類のゆりかごの先史時代の先祖; 古代アフリカ王 朝の遺跡; 南アフリカ最古の城; ボーア、ズールとイギリスが衝突し、死んでいった歴 史的な戦場跡; ゴールド・ラッシュの町; そして自由への闘争を象徴する名所から、 時間をさかのぼる旅に出ましょう。 9. 優秀な基盤施設 南アフリカには、優秀な主要交通ネットワーク、良質の観光施設、 ほとんどどこでも安全に飲んでいただける水道水、国中にある数々のATMと秀逸な銀 行システム、全ての予算に対応できる良質の宿泊施設、そして食欲をそそる様々な食 事の選択肢があります。 10. 責任のある観光業: 南アフリカの大規模に渡る保護活動と保護地域は、国際的な認 知を受けています。この国はコミュニティーと保護のプロジェクトにも献身してお り、できるだけ「グリーン」になることを目標としています。
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