介護・家事労働者 国際移動

書評
政権)
政治化
(7章) 移民
。人道主義
直接 国民形成 関
国
選別受 入
,M.
経済力
是
,難民条約
隣国
移民等
家 W.
世紀
念
超
。
,米−墨国境
対
。人権保護 国
,9.11以降,
関
,
移民 専門
国境管理 問題 詳述
移民政策
変更
管理強化戦略 「意図
民 定住率 高 ,伝統的 移民中心 労働
議論
行
。
9.11以降
行 ,全体 6
自営・経済移民
庇護申請者 受 入
90年代 移民
転換期,
,現代
移民受 入
選別
監視 強
。
J.
政策 自営・経済移民,家族移民,難民 3
割 占
,
,
論 進
結果」
残
,
賃金 上昇 招
内
不正規移
指摘 ,説得力
。
総じて,ヨーロッパ諸国では定住移民の統合政策の比重が大きく,福祉国家体制に多少とも揺らぎ
が窺えるなかでの受け入れ問題の政治化が大きな主題となっているのに対し,オーストラリアやアメ
リカ,カナダではつねにイミグレーションのあり方が大きな問題と意識され,グローバル化の影響が
より直接的に及び,受け入れの選別をめぐる政治化が中心であるように感じられる。また,ヨーロッ
パではもはや EU の存在を無視して一国主義的に移民政策を展開することは困難との認識もあり,こ
れが「グローバル化」の一つの意味をなしているようである。そうみるなら,本書の目指したヨーロッパ,
北米,オセアニアの諸国の「比較」は,もともとかなりむずかしい作業だったのではなかろうか。
とはいえ,そのことは各章の個別の分析,考察の意義を決して損なうものではない。それらはすぐ
れた著名な執筆者による各国の移民問題と政策の最新の動向を伝える力作であり,関心ある読者に
大いに推奨したい。なお,本書が日本の出版社刊の英書であることも特筆すべきで,この企てに先鞭
をつけた編者,出版社に敬意を表したい。国際的にも広く読まれることを期待する。
宮島 喬(
・
/法政大学)
久場嬉子 編著
介護・家事労働者 国際移動
・
・
労働 交差
A5判・264頁・3,990円 2007年・日本評論社
夜
,EPA(経済連携協定)
6 月 日本語研修 終 ,受
入
先
初
施設 向
入国
映像
人介護福祉士候補生
飾
。
「100年 1
移民政策研究 創刊号
167
書評
回 経済危機」,
「派遣切 」 連日
希望 満
笑顔
。
語 教 資格 取
紙面
日本
,企業
現実 対
指向
新
出来事
我々 理解 深
本書 ,大
化
,国境 越
論点 提起
市場 共同体
福祉国家
再生産領域 取 上
,労働市場 見据
対応
進行
必要
。氏 ,
維持
,資本主義経済
二極化 生
3
章
問題
,EPA
指摘
。
側・
第3 ,先進諸国
・
進
,
雇用 場
,
,2000年 施行
実証分析
,外国人
,久場
進行
労働者 育成 始
(第8章,中村尚司著:第9章,嶋田
,近年出稼 労働者 女性化
Migration Policy Review 2009 Vol.1
進 ,
「
。
部門
一方 ,新
記述
労働者
著)。受 入
移民
引 起
社会的評価
日本 立場
例
両国
。
本書 副題
。
低 ,低賃金,性
。第1章 松岡 理論的
。新井 報告 中 ,外国人
。中村
介護保険法
知
。
労働
用
第4 ,視点 変 ,
報告
系
受
労働者不足 引 起
外国人労働者 「周辺化」 詳細
充実
,
集団
多様性 階層化
基本的 変
貴重
交
代表例
労働 交差」 実態 鮮明 描 出
現場
実態
強
(第5章,安里和晃・牧田幸文共著)
,低賃金 労働条件 悪
育成
政治的側面
,外国籍住民 公的 介護
側両方 多文化化
労働 関
・
168
大事
介護部門
(第6章,久場嬉子著:第7章,新井美佐子著) 報告
討
,
締結過程
日本
。
「国籍条項」
,日本
基
出
。第2章(安里和晃著) ,日本
排除
社会保障関係法
枠組
解明 試
理念的 ,
。福祉国家日本 中 最大
,社会保障面 公的
差,
2
理論的
,第3章(田中宏著) 第4章(川本尚枝著)
系高齢者 介護問題 取 上
者
。本書
論 名高
再生産領域
階層化
EPA 看護・介護労働者 受 入
市場化
良
。同
接合関係 重視
第1章(松岡利道著)
労働力
始
。
第2 ,日本
差
理解
。第1 ,資本主義世界
化
先進資本主義諸国
一方 ,日本
。
,移住労働
,本書全体 貫 理論構築 当
現実的
現実
分
,資本主義的分業
視点
走
外国人受 入
交差
手助
4
映 彼女・彼
首切
日本 働
場所・時点 ,異
全9章
,
労働者 対
興味深
事例
送 出 国
立場
言語教育
目 引 。
事情 課題
日本
疎
外貨獲得 目的 積極的 海外就労 奨励
大半 低賃金 家事労働者
占
明
検
書評
。嶋田 ,湾岸諸国
険
場 追
差
貧困
興味深
憤
貴重
知見
聞 取
,彼女
覚
日本
女性外国人労働者 対
対
詳
記述
。宗教
危
賃金
」虐待 実態
。
過程 ,
担
手
家庭内 再生産領域
女性労働
解体 再編
同時 進行
一般的
海 向
側 話
性差 日本 欧米諸国 変
日本
人権侵害 ,彼女
多重搾取構造 「密室性 起因
伝統的 女性 無償労働
化
深刻
姿 見
交差 ,
除
意味 ,本書
入 口 立
,日本
。
EPA
取 上
日本 示唆 富
今回
,政策論 関心
EPA
集
来日 同時進行
現状 見
社会 深部 潜
構造的問題 目 向
日本 再生産領域
低
労働条件
先行事例 ,近
将来
再生産領域
知見 提示
触発
交差 ,
労働 歴然
,移民女性 参入 拡大 階層化
。
分野 関
。
,今回
象徴的 示
外部化・市場化
側面 手伝
感
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。
,一部
論
,
「派遣切 」
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求
。
人
様相 呈 ,我々 世界
。
宣 元錫(
・
/中央大学)
移民政策研究 創刊号
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