8 根室地域(落石地区) 落石ネイチャークルーズ事業 第 4 回おちいし・味まつりの取り組み フットパスの取り組み - 24 - 指定基準 講 【定性的な効果】 ■海鮮工房霧娘が新規開発した「海鮮さつまあげ」が商品化され、魚価低迷の中、魚の付加価値を高めること ができた。さらに弁当販売による PR 効果もあった。また女性部の取組では魚食の普及や地産地消を推進す ることができた。 ■全道青年・女性漁業者交流大会に参加し、他地域の取組から優良事例を学び知見を得た。 ■漁協女性部・海鮮工房霧娘の活動状況:【市内イベントへの参加】おちいし・味まつり、根室かに祭り、根 室さんま祭り、根室産業フェスティバル【市外イベントへの参加】 「フレスタ」での女性部による販促活動(広 島県広島市)【料理教室の開催】「フレスタ」での料理教室、「地場産の魚を用いた漬け物教室」、「地場産の 魚を用いた料理教室」 評 ロ.当該地域マリンビジョンが、独創性、 計画内容については、漁業地域だけでないオール地域としての取り組みにな 先駆性、広域性のいずれかが認められる っており、交流を契機とした顔の見える戦略的流通活性化や自主自律の生活・ とともに、他地域のモデルとして見込 福祉・防災等互助組織の形成など、地域振興のためのユニークな取り組みがあ め、北海道マリンビジョン 21 の具現化 り、独創性及び先駆性が見受けられる。 に資する計画となっていること。 注:モデル性が評価された内容を示す。 1.協議会、部会(ワーキンググループ)の開催状況等 協議会 1 回:H22 年度事業計画の確認(参加者 36 名)。落石ネイチャークルーズ協議会設立総会(参加者 30 名)、 落石ネイチャークルーズ協議会漁船グループ打合せ会議(2 回、延べ参加者 24 名)、落石ネイチャークルーズオープ ニングセレモニー(参加者 30 名)、落石ネイチャークルーズ協議会全体会議(参加者 16 名)、落石津波報告会(参加 者 19 名)。 問題点 今後の予定 (3)自然共生型エコツーリズムネットワークの形成 ①ネットワーク形成 項 目 2.広報活動の状況 実施体制 マリンビジョンニュースを 6 回発行し、取り組み状況等を掲載して 4 地区の住民、漁協組合員、協議会会員、関 係役員等に配布、部数は 330 部、根室市ホームページ、落石漁協ホームページに掲載。 実施内容 3.モデル性が講評委員会で評価された取り組み (1)落石水産物の単価向上 -エコツーリズムネットワークを契機とした“顔の見える”戦略物流活性化- 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 実施効果 要 【実施体制】落石漁業協同組合、根室市、根室市観光協会、ANA 総合研究所、株式会社ワイバード【マリンビ ジョン協議会の役割】ツアー事業の都心への売込み、事業計画の作成 ■1 年間調査し、本年 5 月 21 日より「落石ネイチャークルーズ」を開始。運航日:金・土・日・祝日(ツアー は別途対応)、料金:大人(中学生以上)7 千円、子供(小学生)5 千円 ■札幌、東京、大阪の旅行代理店へ「落石ネイチャークルーズ」のプロモーション活動を実施。 【定性的な効果】 ■地域において漁家経営が悪化する現代において、本事業を進めることで、漁業者へサイドビジネスとしての 雇用場を提供することができる。更に、マスコミ等の取材により観光名所として、落石地区における知名度 の向上ができた。5 月 21 日より開始し半年間で乗客数 454 名(当初年間目標 500 名) ■平成 22 年 3 月に札幌、東京に第 1 回目の PR 活動実施(エージェント、日本野鳥の会本部等)。10 月に東京、 大阪に第 2 回目の PR 活動実施(エージェント)。訪問した数社から、早速ツアーの企画、実施がされた。 ■通年運航での事業であるが、季節限定のクルーズと思っている人もいるので、地方から人を呼び込むにあた り、安定した運営を図る為にも、本事業の周知の徹底は欠かせない。 ■バードウォッチャーがメインとなっており、家族向けではない意見が一部エージェントよりあった。尚、多 数意見により根室の宿泊施設の問題等もあり、今後の根室観光の問題点も把握できた。 ■本事業の内容が決定次第、都心部のエージェントを訪問し、徹底した周知活動を行う。新規コースの設定に より、集客アップを目指す。 ■旅館組合との連携により、サービス向上を図り、通過型観光から滞在型観光を目指す。 問題点 今後の予定 目 実施体制 実施内容 実施効果 概 概 要 【実施体制】落石漁業協同組合、浜松町会、AB-MOBIT、大地みらい信用金庫【マリンビジョン協議会の役割】 コース整備、広報活動、団体間の連絡調整 ■H21 年 6 月 27 日に落石シーサイドウェイ浜松フットパス」を正式オープン。各メディアや専門雑誌にも紹 介されている。年に 2 回、浜松地区の住民がコースの整備を自発的に実施。 【定性的な効果】 H21 年 6 月 27 日にオープン後、各メディアや専門雑誌の紹介により、歩く人が増加。これに伴い浜松地区の 住民の意識が向上。自発的なコース整備を実施し、地域の意識向上が図られた。企業のレクリエーションや小 学校の遠足にも利用されている。尚、本年は AB モビットのフットパスコースが口蹄疫の問題により使用でき ない時期の代替コースにも利用された。 歩いた人の感想等が聞けない状況であるので、何らかの形でアンケートを徴収する必要がある。例:落石駅の 中にアンケートブース設置等 H22 年 5 月から運航開始した「落石ネイチャークルーズ」のメニューに、当フットパスウォークを盛り込み観 光資源を活用した観光事業の拡大を図る。 ②落石岬フットパスコース整備 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 (2)担い手育成 -漁協女性部の活動活発化(料理研究・開発、広域エコツーリズム、環境保全活動)- 項 ■漁協女性部並びに海鮮工房霧娘ともに落石産水産物の高付加価値化を図る料理研究・開発に取り組むと同時 に販促活動を行い、落石産水産物の PR に取り組んでいく。 要 概 要 【実施体制】落石漁業協同組合、根室市、根室市観光協会、AB-MOBIT、落石西町会【マリンビジョン協議会の 役割】コース整備、危険個所の特定、調査、ルートマップの作成 ■H23 年度開通予定である、「落石岬コース」の危険個所の特定調査。コースの設定等について協議した。 ■ワーキンググループの設立。 ■落石岬フットパス開通へ向け打合せを実施。 【定性的な効果】本年、「落石岬コース」の準備として、ワーキンググループを設立した。危険箇所の確認調 査を 2 回実施。危険箇所に杭等の打ち込み作業も行い、来年のオープンに向けて準備をした。 H23 年 6 月下旬頃開通目標に、ルートマップの作成、地域の歴史等を研究調査実施。H22 年 5 月から運航開始 した「落石ネイチャークルーズ」のメニューに、フットパスウォークを盛り込み観光資源を活用した観光事業 の拡大を図る。 ③落石漁港漁村ブルーツーリズム拠点ゾーンの形成 【実施体制】海鮮工房霧娘、落石漁業協同組合、落石漁業協同組合女性部、根室市【マリンビジョン協議会の 役割】各種催事の日程調整、催事準備、関係団体との連絡調整 ■魚価低迷の中、女性部が魚の付加価値を高める取組として料理発表を実施、海鮮工房霧娘も落石産水産物を 使用した「海鮮さつま揚げ」の新商品を開発、市内の様々なイベントで販売し、好評を博した。 ■漁協女性部では、市と市内 4 漁協で組織する「根室おさかな普及委員会」との連携による「料理教室」や「漬 け物教室」を開催し、魚食の普及並びに地産地消に努めた。 ■平成 22 年 5 月 21 日から運航を開始した「落石ネイチャークルーズ」の乗船者や地域住民を対象に霧娘が地 場の水産品を使用したランチ(定食)を開始した。 ■「おちいし・味まつり」や「根室かに祭り」、 「根室さんま祭り」、 「根室産業フェスティバル」といった市内 イベントに女性部・霧娘ともに参加し、PR 販売をするとともに、落石のブランドさんまである「しお風」の 引き合いが強い広島県広島市の大手量販店「フレスタ」での販促活動、料理教室を実施した。 ■全道青年・女性漁業者交流大会に女性部の石垣部長が参加し、女性部活動の事例発表を行った。 【定量的な効果】 海鮮工房霧娘弁当販売実績:販売数量:300 個、販売金額:300,000 円。※弁当販売は平成 22 年 4 月~ 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 - 25 - 概 要 【実施体制】落石漁業協同組合、AB-MOBIT、根室市【マリンビジョン協議会の役割】情報収集、情報提供 ■マリンビジョン構想の根幹である、地域資源・未利用資源の発掘を行い、落石地区における、新たな観光事 業を見出すため、昨今、当協議会の事業で目玉とも言える「フットパス」において、落石全体を堪能できる 落石岬コース開通へ向けた打合せと作業を実施。 ■H22 年 5 月より「落石ネイチャークルーズ」の開始。ユルリ・モユルリ島周辺のクルーズ。エトピリ館を拠 点に受付等を形成している。 【定量的な効果】 フットパス参加者 約 200 人 ※関係者も含む 【定性的な効果】 H21 に浜松コースを開通したことにより、他地域からも、コースの新規開通に関する要望が非常に多くなり、 落石地区住民全体が落石の交流人口拡大へ向けた考えが浸透してきた事、 「落石岬コース」への取組みが実現。 9 月に大地みらい信金と共催で、仮落石岬コースのフットパス大会を実施。関係者を含め 200 人の集客があっ た。テレビ局の取材もあり、全道放送でも紹介された。本年 5 月に開始した「落石ネイチャークルーズ」との 問題点 今後の予定 連携を図り、落石漁港を拠点とした地域振興の形成が図られる。 根室市の観光は、滞在型観光ではなく通過型観光であるので、クルーズとフットパスを絡めた連携観光により、 根室に滞在できる観光メニューが必要である。 ブルーツーリズムの拠点ゾーンの観点より、各事業の連携を図り、滞在型観光の計画等を協議していく。 4.新規の取り組み (1)落石ネイチャークルーズ(乗組員の周年雇用機会の創出、漁家の周年雇用機会の創出、エコツーリズムネ ットワークを契機とした“顔の見える”戦略物流活性化、落石漁港漁村ブルーツーリズム拠点ゾーンの形成) 項 (4)新たな漁村型産業起こし ①マリンポートフェスティバル「おちいし味まつり」の実践 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 目 実施体制 要 【実施体制】味まつり実行委員会、落石漁業協同組合、国、根室市【マリンビジョン協議会の役割】日程調整、 情報提供、アトラクション内容の検討 【第 4 回おちいし味まつりの開催】平成 22 年 6 月 6 日開催 ≪内 容≫ 地場産品の販売、岩壁中央に「炭火焼きコーナー」を設置、ユルリ・モユルリ島周辺の遊覧航行の実施、アト ラクションとして、エアトランポリン、ホッキ貝釣り、もちまき、太鼓演奏を実施。根室さんまロール寿司販 売 ※実演販売 ≪実 績≫ 【天 候】終日雨 【来場者数】約 3,500 人(平成 21 年:約 2,500 人) 【売上額】3,594,456 円(平成 21 年 3,233,728 円) 【定性的な効果】 ■マリンビジョン協議会の目的にある「地域主導型事業」の理念から、漁協・行政が主体ではなく地域住民が 中心となり、漁業者自ら対面販促活動を実施し、お客さんとのコミュニケーションを図りながら、まさに地 域密着型の催事を運営することができた。 ■また、根室さんまロール寿司を限定販売したが、根室さんまロール寿司開発普及専門部会として、初めて「実 演販売」を実施し、消費者は大変興味深く見学し、実演ブースは常に大人数で賑わっていた。 ■札幌テレビの取材で「海鮮工房霧娘」が取り上げられ、同じく「おちいし味まつり」の取材も行われ全道放 送されたことから全道に対し PR ができた。 実施内容 実施効果 翌年度以降も継続 (5)根室さんまロール寿司の普及 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 要 【実施体制】落石地区マリンビジョン協議会、落石漁協女性部、海鮮工房霧娘、根室さんまロール寿司開発普 及専門部会、落石漁業協同組合、歯舞地区マリンビジョン協議会、根室市【マリンビジョン協議会の役割】市 内・市外催事の日程調整、催事出店時の人員派遣、PR 方法・PR 先の検討、さんま・昆布の提供、部会会議の 日程調整・総括 ■根室の新ご当地グルメである「根室さんまロール寿司」を販売している市内の飲食店に対し、平成 20 年よ り落石のブランドさんま「しお風さんま」や「落石産棹前昆布」を継続的に提供している。 ■販路拡大及び PR 宣伝を目的に「第 4 回おちいし・味まつり」 、 「第 4 回歯舞こんぶ祭り」 、 「第 18 回根室さん ま祭り」といった市内イベントや、市外イベントでは「札幌オータムフェスト 2010」に出店販売した。また、 11 月の「昆布の日」や 2 月の節分時に恵方巻としてのキャンペーンを展開した。 ■道内一の購読部数を誇る「北海道じゃらん」を広告媒体としてさらなる PR 周知を実施した。 【定量的な効果】 ■根室さんまロール寿司販売実績 本数:12,551 本、金額:10,542,840 円 (前年度本数:10,438 本)(前年度金額:8,767,920 円) ■札幌オータムフェスト 2010 販売実績 食数:4,842 食、金額:3,389,400 円 (前年度食数:4,165 食)(前年度金額:2,499,000 円) ※H22:販売金額 700 円 H21:販売金額 600 円 【定性的な効果】 ■平成 20 年の販売開始から市内市外へのイベント出店による PR 販売の実施により販売店舗の営業収益の増加 や水産物を提供する漁業者の所得が増加するなどの経済波及効果が図られた。 ■札幌でのイベント参加や「北海道じゃらん」への掲載により市外からの観光客の入り込みによる交流人口の 増加が見られた。 ■道内百貨店における物産展への出店依頼を受けるなど新規の販路開拓に結びついた。 問題点 今後の予定 概 要 【実施体制】落石地区マリンビジョン協議会、落石ネイチャークルーズ協議会、落石地区漁業者、根室市、根 室市観光協会、ANA 総合研究所、日本野鳥の会【マリンビジョン協議会の役割】検討事項の精査、運航に対す る調整、都心部への売込み、旅行代理店へのプロモーション ■漁船を利用したクルーズ事業「落石ネイチャークルーズ」を 1 年間の調査を実施し、平成 22 年 5 月 21 日よ り開始した。運航にあたっては、地元漁業者 7 名が参加し、北海道の天然記念物に指定されているユルリ・ モユルリ島を周遊するクルーズで、漁船を利用した通年クルーズは全国初の試みである。 運航日:金・土・日・祝日(ツアーは別途対応)。料金:大人(中学生以上)7 千円、子供(小学生)5 千円 ■「落石ネイチャークルーズ」事業に係る受付業務等に従事するため事務員 2 名を新規で雇用した。また、ガ イド 5 名の新規雇用も創出した。 ■「落石ネイチャークルーズ」の乗船者のうち希望者に対し、海鮮工房霧娘が昼食を提供した。 ■札幌、東京、大阪の旅行代理店や北海道が主催する「北海道体験型観光商談会」に参加し、「落石ネイチャ ークルーズ」のプロモーション活動を実施。 【定量的な効果】 ■ネイチャークルーズ船長雇用者:7名、新規雇用者:7名(事務 2 名・ガイド 5 名) ■乗船人員 454 名(平成 22 年 5 月 21 日~平成 22 年 12 月 31 日) ■乗船料収入:2,933,000 円(平成 22 年 5 月 21 日~平成 22 年 12 月 31 日) ■「海鮮工房霧娘」弁当販売実績 300,000 円(@1,000 円×300 食) 【定性的な効果】 ■「落石ネイチャークルーズ」が通年運航であることから、乗組員及び漁家の通年雇用機会創出という当初の 目的を達成することができた。 ■漁船の運航ローテーションを決め、操業に支障が無い様に工夫したことから、漁業収益と併せて漁船用船料 収入をも得ることができ、漁家の所得向上を図ることができた。 ■海鮮工房霧娘が乗船者に対する昼食提供を行うことで雇用の場を拡充することができた。 ■テレビ局の取材も多く、特に NHK 北海道の「北海道中ひざくりげ」でも報道され、落石地区の PR(知名度) に貢献した。 ■「フットパス」事業との連携を図り、落石漁港を拠点ブルーツーリズムの形成が図られる。 ■商談会や旅行代理店へのプロモーション活動により訪問した数社から、早速ツアーの企画、実施がされた。 ■絶滅危惧種である「エトピリカ」の見えるシーズンについては、予想を超える乗客数であるが、10 月から 1 月迄はユルリ島周辺に海鳥が少ない為、「たこかご漁」の漁場コースを新規に設定申請中。 ■国の補助金を利用し、2 名の受付業務の雇用をしているが、2 年間のみの期限であり、今後、更なる事業拡 大に向け、受付業務等の雇用は必要であるので、雇用の延長に伴う財源の確保が課題。 ■根室市の観光は、滞在型観光ではなく通過型観光であるので、クルーズとフットパスを絡めた連携観光によ り根室に滞在できる観光メニューが必要である。 ■バードウォッチャーがメインとなっており、家族向けではない意見が一部エージェントよりあった。尚、多 数意見により根室の宿泊施設の問題等もあり、今後の根室観光の問題点も把握できた。 ■新規コースの設定により、年間を通したバードウォッチャーの集客増を目指し、安定的な収益を得られる様 に取組む。 ■日本野鳥の会、各旅行会社へのプロモーション活動や商談会へ参加しての PR 活動を継続して実施する。 ■新たな組織との連携により、新規雇用の出来るように進める。 ■ブルーツーリズムの拠点ゾーンの観点より、各事業の連携を図り、滞在型観光の計画等を協議していく。 ■根室旅館組合との連携により、サービス向上を図り、通過型観光から滞在型観光を目指す。 (2)漁業後継者の資質向上(おさかな出前授業) 項 目 実施体制 実施内容 ■「第 5 回おちいし・味まつり」、「第 5 回歯舞こんぶ祭り」、「第 19 回根室さんま祭り」といった市内イベン トへの継続出店や道内の新ご当地グルメが一堂に会する「新ご当地グルメグランプリ 2011 in オホーツク北 見」等の市外イベントへの新規出店、さらに百貨店の物産展への出店販売を実施し、販売店舗への継続的な 水産物の供給によりさらなる漁業者の所得向上を図り、漁家経営の安定化に努める。 実施効果 - 26 - 概 要 【実施体制】落石漁業協同組合、落石漁業協同組合青年部【マリンビジョン協議会の役割】日程調整、関係機 関との連絡調整 落石漁協青年部が 2 月 4 日に、酪農地帯の厚床小学校で漁業への認識を高め、名産品の知名度をアップするこ とを目的に「おさかな出前授業」を開催。後継者育成と食育を兼ねた出前講座。タコ漁に従事している青年部 4 人が実施。 【定性的な効果】 青年部員自らが後継者確保対策の一環として、事業の企画立案、実施運営することで青年部員が将来の漁業 後継者として再認識するとともに経営者としての資質を高めることができた。参加した子供達は、「生きたタ コを触るのは初めて。吸盤が面白かった」など、初めての体験に感動していた。海の話を聞く機会は多くなく、 生きたタコを触る体験もできるなど、地域の産業を知る機会になった。地元で行う授業は後継者育成が主であ るが、他地区で行う授業は食育が中心になっている。 問題点 今後の予定 問題点 今後の予定 平成 22 年度に初めて実施した「おさかな出前事業」が大変好評であり実施の継続要望が強いことから、市内 のみならず市外の学校での実施も視野にいれて検討していく。 (3)落石ブランドの形成 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 (5)各種催事への参加、落石ブランドの PR 要 項 【実施体制】落石漁業協同組合、落石さんま部会、落石鮭定置部会、落石漁協女性部【マリンビジョン協議会 の役割】ポスター作成、PR 先の検討、関係機関との連絡調整、インターネット販売補助、販促活動の人員派遣、 料理教室等の開催 ■船上活締め秋鮭「しお風」の販売開始 ■「しお風」の船上活締秋鮭の販促活動:広島県広島市のスーパー「フレスタ」2 店舗において、漁業者、女性 部が販促活動を実施。 ■船上活締め秋鮭「しお風」料理教室:広島県広島市のスーパー「フレスタ」での販促に合わせて、女性部が 講師となり店舗内の料理スタジオにおいて「しお風秋鮭」を使用した料理教室を開催。 ■活締めトキシラズ:落石鮭定置部会では、平成 21 年度から試験的に実施していた船上自動活締め機を使っ た「活締めトキシラズ」を水揚げした。 ■しお風毛ガニの販売 【定量的な効果】 ■船上活締め秋鮭「しお風」 販売実績 数量:1,896.2kg 金額:1,067,070 円 ※船上活締め秋鮭「しお風」については、平成 22 年度より取扱開始。 ■船上活締め「トキシラズ」 販売実績 数量:410.1kg 金額:424,180 円 【定性的な効果】 ■【「しお風」秋鮭販促活動】 :落石の漁業者自らが「しお風秋鮭」の PR・販促活動を行い、消費者へ漁業方法、 保管方法等を直接伝えることで、付加価値を高めることができた。消費者も浜の母さん直伝の料理方法に大 変興味を抱き、大盛況であり、認知度の向上も図られた。 ■活締めトキシラズ:瞬時に活締めする機械を使用することにより、通常の活締めより血抜きが良いとの評価 を頂いている。 ■地元での「しお風ブランド」に対する認識・知名度は向上しているが、地方での知名度はそこまで浸透して おらず、インターネット販売の売り上げが思うように伸びなかった。 ■地方催事への出店、様々な広告媒体を活用して、落石の統一ブランドである「しお風」ブランドを継続して PR 販売し、ブランドの形成を推進していく。 ■今後ブランド力をアップする為のツールとして、料理教室は有効であるので、積極的に推進する。 ■船上活締め「トキシラズ」は主に札幌を中心に出荷しているが、今後は販路拡大を図るため関東・関西方面 にも出荷する予定です。 項 目 実施内容 実施効果 概 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 要 【実施体制】落石漁業協同組合、根室市、根室おさかな普及委員会【マリンビジョン協議会の役割】会議への 参加、催事出店の準備、催事出店の調整、関係団体との連絡調整、催事への人員派遣 落石ブランドの確立を目的に各種催事に参加し、落石産水産物の PR 活動を実施した。 ■「企業内マルシェ」事業:羽田空港内の ANA㈱並びに㈱ANA 総研の社内において開催された「企業内マルシ ェ」に参加、落石産水産物の PR 販売を実施した。 ■首都高速道路「大黒 PA」での販促事業:首都高速道路で最大の集客を誇る「大黒 PA」での販促事業に参加、 水産物の PR 販売を実施した。 ■根室産水産物 PR「テストマーケティング」事業:東京都新宿駅西口で開催された根室産水産物 PR「テスト マーケティング事業」に参加、落石産水産物の PR 販売を実施した。 【定量的な効果】 ■「企業内マルシェ」 売上額:1,220,950 円(2 日間) ■首都高速道路「大黒 PA」 売上額:305,110 円(2 日間) ※人員派遣のみのため総売上額 ■根室産水産物 PR「テストマーケティング」事業 売上額:1,169,850 円(3 日間) 【定性的な効果】 各種催事への積極的な参加により、大消費地である都市圏における「落石産水産物」の PR を図ることがで きた。 今後も引き続き根室市、根室おさかな普及委員会との連携による各種催事に積極的に参加し、落石産水産物の PR 活動に努めるとともに落石ブランドのさらなる周知も図っていく。 (6)防災対策の情報発信 項 目 実施体制 実施内容 (4)漁協自営海鮮レストラン事業の検討、漁協女性部の活動活発化(料理研究・開発、広域エコツーリズム推 進、環境保全活動) 実施体制 ができた。さらに弁当販売による PR 効果もあった。また女性部の取組では魚食の普及や地産地消を推進す ることができた。 6 人の規模である為、大量生産ができない。今後は新規のメンバーを募り、対応する必要がある。 ■海鮮工房霧娘を中心にエトピリ館を拠点とした食堂経営について戦略を検討。 ■地元の商社より毎日 20 個程度の注文が定期的にあることから、毎日の開店について前向きに検討。 ■漁協女性部並びに海鮮工房霧娘ともに落石産水産物の高付加価値化を図る料理研究・開発に取り組むと同時 に販促活動を行い、落石産水産物の PR に取り組んでいく。 実施効果 要 【実施体制】海鮮工房霧娘、落石漁業協同組合【マリンビジョン協議会の役割】弁当の斡旋、弁当の受注、関 係団体との連絡調整 ■霧娘によるエトピリ館の活用 将来的な漁協自営海鮮レストランの開設へ向け、ステップアップの一環で昨年新設した「エトピリ館」を拠 点に、海鮮工房霧娘が弁当の供給を着手。 ■平成 22 年 5 月 21 日から運航を開始した「落石ネイチャークルーズ」の乗船者や地域住民を対象に霧娘が地 場の水産品を使用したランチ(定食)を開始した。 ■魚価低迷の中、女性部が魚の付加価値を高める取組として料理発表を実施、海鮮工房霧娘も落石産水産物を 使用した「海鮮さつま揚げ」の新商品を開発、市内の様々なイベントで販売し、好評を博した。 【定量的な効果】 海鮮工房霧娘弁当販売実績 販売数量:300 個 販売金額:300,000 円 1 個:1,000 円 ※弁当販売は平成 22 年 4 月~ 【定性的な効果】 ■落石地区で開催される各種催事・イベントで海鮮工房霧娘が、地場産品をふんだんに活用した弁当を受注販 売し、落石産水産物を PR し、消費者から高い評価を得ることができた。 ■5 月に開始した「落石ネイチャークルーズ」のお客様にも利用して頂いている。 ■海鮮工房霧娘が新規開発した「海鮮さつまあげ」が商品化され、魚価低迷の中、魚の付加価値を高めること 問題点 今後の予定 概 要 【実施体制】落石漁業協同組合、根室市【マリンビジョン協議会の役割】津波対策の情報収集、大学との連絡 調整、会議開催に係る日程調整、根室市との連絡調整 ■取組み事例発表 平成 22 年 11 月 29 日北海道開発局主催の減災計画策定講習会にて「落石地区における漁船の津波沖出し避 難の取組み」について取組事例を発表。 【定性的な効果】 平成 19 年より群馬大学の片田先生による津波に関する勉強会の開催により、地元の漁業者の知識向上並び に意識改革に結びついている。このような漁船避難の実態調査を行った地域は全道でも珍しいことから、他の 地域への参考となりうる。 今後もこのような情報発信の場があれば、取組み事例を発表し、減災の取組みに少しでも寄与していく。 (7)地域水産資源の増大対策の研究開発 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 - 27 - 概 要 【実施体制】東海大学、落石漁業協同組合、漁業者、根室市【マリンビジョン協議会の役割】研究活動に対す る協力 ■地域水産資源の増大対策の研究開発(ヤナギタコ資源の生態や資源増大に関する基礎研究等) 平成 22 年 10 月に根室市産学官連携研究開発事業として東海大学(海洋学部)との共同研究として決定したばか りなので具体的な効果は今後である。今後 3 年間をかけて実態解明に向けた研究が始まる予定である。 継続して、地域水産資源の増大対策の研究開発(ヤナギタコ資源の生態や資源増大に関する基礎研究等)に取り 組んでいく。 5.その他の取り組み 問題点 今後の予定 ウニ・ホッキガイ・ホタテ・ナマコ・フノリ・ホヤ・クロソイ増養殖、雑海藻駆除、ミズダコ・ヤナギダコ産卵礁設置、落 石漁港内の増養殖機能強化(クロソイ養殖、ナマコ養殖、ウニ養殖、ホヤ養殖)、クロソイ完全養殖試験の実施、広域資源管 理体制の確立(ヤナギダコについて 5~7 月を休業期間として追加)、衛生管理体制の強化(衛生管理講習会の実施、落石衛生 管理マニュアルと落石衛生管理チェックリストによる衛生管理、漁港内のゴミ処理、市場シャッターに防鳥ネットを設置)、 周辺酪農業との連携による新たな料理開発と情報発信(酪農家のホームページでの海鮮工房霧娘商品の販売、牧場内喫茶への 定期的な落石水産物の提供)、蓄養による出荷調整・付加価値化・価格の安定(ホッキ、ホタテ)、体験漁業・遊漁の振興(地 元小学生ホッキ掘り体験学習、地元中学生クロソイ養殖体験(毎週土曜日、毎回 4~5 人)、小中学生参加者延べ 130 人)、漁 村留学振興(根室市内小学生を対象とした体験漁業、料理体験)、自主的な防災組織の活動、防災情報システムの構築(無線 5 か所設置、群馬大学と連携した津波対策等)、防災訓練実施(根室市と浜松地区が連携)、外来船誘致(イカ釣り、サンマ棒受 網漁業) 7.昨年度のフォローアップ委員会における助言事項に対するフォローアップ 6.大学・試験研究機関と連携した取り組み (1)津波予報発表時の漁船避難ルール作成作業 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 目 実施体制 実施内容 実施効果 助言に対する対応 〇今後の進捗に期待 エコツーリズムネットワークやフットパスへの 取り組みは高く評価できるものの、平成 22 年度以 降にさらにステップアップしようと計画している ことから、今後の実績に期待する。 また、各種取り組みが行われている中で、地域 の主要な取り組みを明確化して、ビジョンの方向 性を打ち出していくことに期待する。 当地域では、昨年の助言を励みに当地域が目指すべき姿である「独自 の自然環境・景観と共生した漁業と暮らしの再構築」の具現化に向け「フ ットパス」の新規コース設定や落石地区が有する豊かな自然環境・景観 資源を活用した「落石ネイチャークルーズ」等の取り組みを推進するこ とができた。 今後も現状に満足することなく自然共生型エコツーリズムネットワ ークと漁業を核とした活力ある定住環境づくりを目指し、様々な事業に 取り組んでいきたい。 8.来年度以降の地域マリンビジョン全体への取り組みの改善方針 【実施体制】群馬大学 3 名、落石漁業協同組合 5 名、気象庁、根室海上保安部、漁業者 12 名【マリンビジョ ン協議会の役割】津波に関する情報収集 【協議会設立の背景】 落石地区で非常に地震の多い地域で、常に「震災・津波」に直面している地域であり、漁村を守るためにも対 策・予防を講じる必要があることから、H18 年に落石地区独自で漁業者を含めた、ワーキンググループを設立 し、防災対策に関する協議を実施するようになった。その後、H19 年に落石の活動内容に群馬大学が着目し、 群馬大学と落石地区が連動した協議会を設立し、津波対策について共に研究を進めることとなった。 ■津波状況下における漁船避難を回避するための避難ルール(案)の作成 ■陸上滞在時の考え方 ■避難海域の考え方 ■陸上滞在時の避難ルール(案)作成 ■海上滞在時の考え方 ■動力船と船外機船の避難先について作成 ■陸上滞在時の避難ルール(案)作成 10 月 19 日に落石組合にて、「津波災害に強い漁業地域の安全・安心プロジェクト」落石津波報告会が開催。 2 月 28 日に発生したチリ地震津波における落石地区の対応に関して、アンケートを実施。その結果がまとまっ たので関係者及び地域住民対象の報告会を開催。 11 月 29 日には、落石漁協長山専務が札幌市で北海道開発局が主催する漁業地域の減災計画策定講習会で「落 石地区における漁船の津波沖出し避難の取組」について講演。津波対策として漁船避難(漁船の沖出し)につい ては、漁師の財産であり生活の糧である漁船と命に関わる問題であるため、対策ルールを作成する事で大きい 関心と効果が見込まれる。 情報伝達方法においての問題点 ・電話や携帯電話が錯綜の影響で通じない懸念。 ・停電でテレビや電話が使用できない。 ・沿岸にサイレン等の情報提供設備が無い。 ・距離や風向きによって聞き取れない。 ・夜間、休日、就寝時の情報取得が懸念される。 ・無線設備のない漁船がある。 ・携帯電話が通じても、操業中気付かない場合がある。 ・メールの自動配信が届かない場合がある。 ・防災情報を提供するシステムが必要であるが、専用端末の取得財源がない。 ・具体的な問題点を踏まえ、津波対策の避難ルールを完成させる予定。 ・今回は、津波対策として、漁業者メインの避難対策であるが、将来的には、落石地区全体の津波はもとより、 防災対策へと結び付ける予定である。 概 助言事項 要 落石地区マリンジョン協議会は、事業を進める中で、決して行政・漁協が主導とならず地域の漁業者や住民が一体となり、 自主・自立の立場で積極的に参画し、地域に根付いた地域振興を現実にすることが最重要であると考えております。 行政・漁協が主導となり、目先の問題だけに着手することは、容易で短期間で実行することは可能であるが、地域の将来 を本当に考えたときには何のメリットもなく、そして地域の連携も生まれず永続的な地域振興の推進を図れないと考えます。 このことから、漁業者・地域住民・小中学校・農業・行政・漁協と言った様々な階層の方々の参画のもとオール落石により 地域が抱える課題や地域資源の見直し、地域の将来像についての議論を重ねることとしています。 今後においても、従来どおり地域主導・密着型の「オール落石」の精神を忘れず、地域が納得・理解し、他地区に自慢の できる取組を実施することはもちろんのこと漁業の振興を基本に、豊かな自然と景観、既存のグリーンツーリズム振興の動 きなどを活用した自然共生型エコツーリズムネットワークの推進に努め、地域特性を最大限に活かした「落石ネイチャーク ルーズ」のような事業を新規創出し活力ある地域形成をめざしていきたいと考えております。 9.有識者の助言が必要な事項 落石地区マリンビジョン協議会が展開する、地域主導型の事業について、専門的見地からのご助言をお願い致します。 (2)地域水産資源の増大対策の研究開発(再掲) 項 継続して、地域水産資源の増大対策の研究開発(ヤナギタコ資源の生態や資源増大に関する基礎研究等)に取り 組んでいく。 要 【実施体制】東海大学、落石漁業協同組合、漁業者、根室市【マリンビジョン協議会の役割】研究活動に対す る協力 ■地域水産資源の増大対策の研究開発(ヤナギタコ資源の生態や資源増大に関する基礎研究等) 平成 22 年 10 月に根室市産学官連携研究開発事業として東海大学(海洋学部)との共同研究として決定したばか りなので具体的な効果は今後である。今後 3 年間をかけて実態解明に向けた研究が始まる予定である。 - 28 - 9 根室地域(歯舞地区) 第 4 回歯舞こんぶ祭り パンフレット 「はぼまい丸」による観光船の運航 「歯舞市場食堂」開設に向け 試食会を開催 - 29 - 札幌オータムフェスト 2010 に出展 首都高速道路大黒パーキングエリアにて 根室産水産物 PR 販売事業 東京都心での水産物普及宣伝事業 「歯舞市場食堂」開設に向けて サンマ定食の試食会を開催 「日本一遅く咲く桜並木」の整備 水産教室「アサリ獲り体験」 指定基準 講 (3)ブランド化戦略(主な取り組み) ①商談への対応策の検討 評 項 ロ.当該地域マリンビジョンが、独創性、 「1 漁業部会 1 品活動」などにより先駆的に漁協商品の開発が進められていると 先駆性、広域性のいずれかが認められる ともに、東京、大阪、札幌における物産展等の広域的な取り組みも展開されて とともに、他地域のモデルとして見込 いる。また、歯舞漁港を活用した納沙布岬観光振興の取り組みは、国境周辺地 め、北海道マリンビジョン 21 の具現化 域としての独創性を活かした取り組みであると評価できる。 に資する計画となっていること。 注:モデル性が評価された内容を示す。 目 実施体制 実施内容 1.協議会、部会(ワーキンググループ)の開催状況等 実施効果 協議会 1 回:H22 年度事業計画(案)について。協議会・専門部会:H22 年度取り組み方針と具体的な内容につい て。ブランド化推進協議会 3 回:ホームページの改良、ブランド化商品販売商談、部会直販事業等について。 2.広報活動の状況 マリンビジョンニュースを 6 回発行し、全組合員、役職員、地域の学校、根室・釧路・網走・紋別管内各漁協、 全道系統、官公庁、新聞社に計 900 部配布。市役所ホームページへ掲載。 3.モデル性が講評委員会で評価された取り組み (1)既存商品の充実 ①コンブ商品の小分け、②「はぼまい昆布しょうゆ」卓上ビンの製造、③「はぼまい白昆布しょうゆ」開発 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 問題点 今後の予定 項 要 目 実施体制 【実施体制】①・②漁協、③漁協、神内商店、ヒシサン小林商店、ぎょれん販売、北日本フード【協議会の役割】 商品開発、商品改良、製造販売 継続して商品の小ロット化に取組み、昆布商品では 40 グラム入り商品を販売するなど既存商品の充実化を図 った。また、本州向け「昆布しょうゆ」で卓上ビンの他に 150ml ビンの販売を開始した。 販売実績(平成 22 年度) 昆布製品開発営業部門の総売上高 6 億 1,587 万円 前年度販売実績 総売上高 6 億 3,634 万円 昨今の温暖化傾向による気候の変化により、安定的な販売数量の確保が揺らいできている。国内景気の低迷か らか、消費も鈍り安価なものへシフトが進んでいる。 試食及び催事販売等を活用し、商品の特長をより一層 PR して良品であることの訴求に努め、気候や景気変動 に負けない商品構築に努める。 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 実施内容 要 【実施体制】①漁協、碓氷勝三郎商店、②漁協【協議会の役割】商品販売、販路拡大、製品改良試験、課題解 決作業、消費者ニーズの把握調査 漁協直販所や漁協 HP、他に催事での販売。歯舞スジメフコイダン改良の為のサンプリング調査の実施により得 られた消費者ニーズの把握を受け、課題を克服した商品改良及び試作試験を実施した。また、チガイソ(海藻) からラミナランの成分を使っての化粧品開発の取組みも進めている。 販売実績 浜の晩酌セット:50 セット、スジメフコイダン:150 本 前年度販売実績 浜の晩酌セット:97 セット、スジメフコイダン:508 本 商品長所を踏まえた効果的な PR 方法の模索・検討が急がれる。また、販売商品が即、売上に結びついていか ない。 新商品の企画・検討 実施効果 ③水産加工場の整備(漁協自営) 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 要 【実施体制】漁協、歯舞さんま部会【協議会の役割】商談対応、商品提供 ブランド化した「一本立ち歯舞さんま」や「歯舞さんま」を大阪大丸デパートや首都圏・関西圏でスーパーマ ーケットを展開するピーコックへの提供を継続して行なった。3/17 関東ピーコック、赤のれん梅田店、DD ハ ウス八角 3/18 関西ピーコック、大丸本社、(株)どん 3/19 全日空ホテル、北一食品、マキシム・アリマン、 大丸札幌店などで商談を行なった。又、新たに販売ブースの提案を受けた千葉県鋸南町保田漁協「ばんや」と 長崎県上五島町漁協にて昆布製品の販売を行なった。 ■販売実績 大丸(一本立ち歯舞さんま):48 箱、209,425 円。ピーコック(歯舞さんま):1,231 箱、4,852,365 円、トキ ハ(歯舞さんま):674 箱、2,367,330 円、千葉県鋸南町ばんや(昆布製品):361,250 円、長崎県上五島町(昆布 製品):39,200 円 ■前年度販売実績 大丸(一本立ち歯舞さんま):851 箱、3,100,477 円、ピーコック(歯舞さんま):1,316 箱、3,462,690 円 漁模様によって供給量が大きく左右され、不安定要素が大きい。H22 の場合、漁場が沖合いに形成された為、 ブランドさんまの製造が大きく制約された。 追随商品として、真たら、うに、時鮭、紅鮭、秋鮭などを PR していく。 ②各種催事への積極的な参加(市内イベントへの参加(根室さんま祭り、根室産業フェスティバル)は省略) (2)新規商品開発 ①「浜の晩酌セット」の販売、②「歯舞スジメフコイダン」の販売 項 概 要 【実施体制】漁協【協議会の役割】水産加工場の整備に向けた検討作業(H24 以降) 漁協自営の加工場として既設の昆布加工場では、貝殻昆布を全国地域婦人団体連絡協議会に対し昭和 51 年か ら継続して販売し、広く普及宣伝を図っている。 全国地域婦人団体連絡協議会 販売実績:412,640 袋、255,450,000 円 前年度販売実績:439,600 袋、269,896,000 円 最近、全地婦連の会員が若返りしたことによって、自から昆布料理を作らなくなっている。 女性部と漁協職員が6班体制で全国の昆布消費地に出向き、現地で昆布料理講習会を開催している。 問題点 今後の予定 - 30 - 概 要 【実施体制】漁協、歯舞北海えび部会、漁協女性部、漁協青年部、根室市【協議会の役割】催事出展時におけ る関係機関との調整、催事への人員派遣、取組み内容の PR 周知 ■ANA 企業内マルシェ:羽田空港内の特設会場など 2 カ所で企業内マルシェ(市場)を開設し時鮭の試食販売の 他、昆布しょうゆ類等も販売した。 ■第 3 回 北海道一周浜の味ミニフェスティバル(札幌東急百貨店):えび部会員や加工業者の協力を得、干こ まい、煮えび、開きメンメ、開きホッケ、こまいっ子等の鮮魚類に加え、昆布製品等 24 品目を販売 ■札幌オータムフェスト 2010:札幌大通公園で開催された「札幌オータムフェスト 2010」に 5 年連続して出 展し、「歯舞さんま」等を販売、歯舞産水産物の普及宣伝を行った。 ■早稲田地球感謝祭 2010:早稲田大学早稲田キャンパスにて開催された「早稲田地球感謝祭 2010」に 5 年連 続で出展し、漁協女性部等が「歯舞さんま」等を販売、歯舞産水産物の普及宣伝を行った。 ■首都高速道路パーキング物産展:神奈川県首都高速道路大黒パーキングエリアにおいて開催された北海道物 産展にて「歯舞さんま」等を販売した。 ■第 6 回ほっかいどう海鮮王国フェスティバル:札幌東急百貨店にて開催された「第 6 回ほっかいどう海鮮王 国フェスティバル」に出展、歯舞水産物の普及宣伝を行った。 ■東京都心における水産物普及宣伝事業:東京都新宿駅西口イベント広場にて北方領土返還要求啓発事業の一 環として貝殻棹前昆布等の歯舞産水産物の PR 販売を行った。 ■芽室ファーマーズマーケット ■中標津青空市場 ■歯舞さんま祭り(大阪阪急ビル) ■販売実績 ANA 企業内マルシェ(2 日間):1,220、950 円、浜の味ミニフェスティバル(3 日間):674,730 円、札幌オータ ムフェスト 2010(3 日間):763,755 円、早稲田地球感謝祭 2010(1 日):105,550 円、首都高大黒パーキング(2 日間):305,110 円、第 6 回ほっかいどう海鮮王国フェスティバル(7 日間):1,137,214 円、東京都心における 水産物普及宣伝事業(3 日間):1,169,850 円 いずれの催事においてもリピーターが多く歯舞ブランドの浸透を実感することができた。出展した札幌東急 百貨店の担当者からも食料品売り場への歯舞漁協スペースの提案を受けるなど商品の販路拡大にも結びつい ている。また、漁業者自らが店頭に立ち、商品説明を行ったうえで販売することにより消費者ニーズの把握を することが出来た。さらに次世代を担う漁協青年部も後継者としての資質向上を図ることができた。 ■前年度販売実績 浜の味ミニフェスティバル(3 日間):613,253 円、札幌オータムフェスト 2009(3 日間):262,600 円、早稲田 地球感謝祭 2009(1 日):130,150 円、第 5 回ほっかいどう海鮮王国フェスティバル(7 日間):1,245,878 円、東 京都心における水産物普及宣伝事業(2 日間):228,005 円 都市と地方の交流を深めるためと、 「歯舞」の知名度向上のために販促活動は不可欠であるが、多額の経費(旅 費)が掛かる。 歯舞産水産物のブランド化の確立を推し進める取り組みとして、引き続き各種催事に出展し、PR を行なってい く。 ③外食産業との積極的な連携 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 要 実施内容 【実施体制】漁協、歯舞さんま部会【協議会の役割】商談の対応、水産物の提供、販路開拓、部会の意見集約 大阪の居酒屋チェーン「リバーストーン」や「まいどフードサービス」、回転寿司の「トリトン」等の外食産 業に「一本立ち歯舞さんま」、 「歯舞さんま」を提供した。又、新たに居酒屋グループの千隆(赤のれん)、泰丸 (ピエーノ)が加わった。 ■販売実績 リバーストーン:812 箱、2,764,490 円、まいどサービス:157 箱、662,595 円、北一食品(トリトン):28 箱、111,020 円、千隆(赤のれん):42 箱、128,805 円、泰丸(ピエーノ):26 箱、92,745 円 ■前年度販売実績 リバーストーン:1,333 箱、3,401,160 円、まいどサービス:177 箱、604,695 円、北一食品(トリトン):297 箱、629,874 円 実施効果 既存の取引先だけでなく、新規の外食産業との連携にも積極的に取り組んでいく。 問題点 ④地元加工企業との積極的な連携 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 要 今後の予定 【実施体制】漁協、歯舞さんま部会、丸鮮、ナカスイ、ヒシサン小林商店【協議会の役割】加工業者のニーズ の把握、商品開発、連携しての商品販売 歯舞で水揚げされたものを地元加工業者が加工した「生干しコマイ」、 「タコボイル」、 「開きメンメ」などの商 品のほかに、新商品として「開きホッケ」やはぼまい昆布しょうゆを使用した「いくら醤油漬け」 、 「明太子」 、 「こまいっ子」を催事において販売、商品開発等を含め連携を推し進めた。 ■販売実績 「一本立ち歯舞さんま」 、 「歯舞さんま」をデパート・量販店・外食産業の他組合員向け、直販向け等に販売: 6,637 箱、18,224,627 円 ■前年度販売実績:10,300 箱、20,896,167 円 (4)ブランド化への取り組みによる漁業の振興 ①1 漁業部会 1 品運動 項 目 実施体制 実施内容 既存の加工業者だけではなく、新規の加工業者との連携を図り、歯舞産水産物を使用した新商品の開発に積極 的に取り組んでいく。 実施効果 ⑤マスメディアの積極的な活用 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 要 問題点 今後の予定 【実施体制】漁協、歯舞昆布漁業部会、漁協女性部【協議会の役割】マスメディアへの情報提供、CM 等への出 演 はぼまい昆布しょうゆの CM 放映、ラジオや新聞等を活用しての商品 PR を行った。(竹内マリンビジョン協議 会長が自ら CM 出演) 歯舞ブランドの知名度向上に繋がっており、各種催事での商品販売において売上が増加している。 項 項 目 実施体制 既に活用しているテレビ CM の活用に加え、ラジオ CM も活用するなど歯舞ブランドの情報発信に引き続き積極 的に展開していく。 目 実施効果 問題点 今後の予定 概 実施内容 要 【実施体制】漁協、19 漁業部会【協議会の役割】ホームページ改良作業、各部会との協議・調整、情報発信 既存の漁協ホームページをマリンビジョンの紹介や漁協の概況開示、取扱製品の紹介と販売及び新規事業の取 り組み紹介等に改良した。これとは別に当地域の漁業及び漁業者の紹介、各漁業部会の取り組み等は新設した 「歯舞水産物ブランド化推進協議会」のホームページに掲載を始めた。ここには「ショッピングサイト」を併 設し、歯舞水産物の販売を行う予定であり、又、トピックスなどの新着情報を随時書き入れる等、魅力あるホ ームページ作りに努めた。 漁協ホームページの改良、歯舞水産物ブランド化推進協議会のホームページの新規開設等による取組みにより ホームページの閲覧者が増加した。 併設した「ショッピングサイト」により、歯舞水産物を紹介、販売していく構想だが、商品づくりに時間を要 していること、又ネット販売に不向きな魚介類もある事から品揃えが進まない現状にある。 ブランド化協議会のホームページで各漁業部会を紹介しているが、未完成部分もあり、今期中の完成を目指し ている。更に随時、地域の話題など新着情報を掲載し、魅力あるホームページ作りに努める。 実施効果 問題点 目 今後の予定 項 実施体制 目 実施体制 実施内容 概 要 【実施体制】漁協、19 部会(2 部会増:花咲かに、歯舞刺網(4.9t))【協議会の役割】ブランド化商品の企画開 発 各部会が 1 品以上のブランド化商品の開発に取り組むとともに、開発した商品のポスターやリーフレットを作 成した。また、19 部会を網羅する歯舞水産物ブランド推進協議会のホームページや漁協ホームページで開発し た商品の PR を行った。 歯舞産水産物全般に対する評価が高まった。又、直接魚を獲る漁業者そのものが資源を大切にし、自らがモチ ベーションをあげて一層の鮮度保持に努め、付加価値を高める意識をもって取り組むようになった。なお、開 発した歯舞ブランドの商標登録も 15 件にのぼった。 今後も引き続き各部会 1 品以上のブランド化商品の開発に向けた商品開発を進めていく。現在歯舞あさり部会 による「寒あさり」のブランド化が進行中である。 概 要 【実施体制】漁協、歯舞さんま部会、歯舞小型さけ・ます流し網部会【協議会の役割】ブランド化商品の開発、 地元加工業者との連携、商品の PR、商品販売、販路開拓、催事での PR 歯舞さんま部会による船上沖詰「一本立ち歯舞さんま」や「歯舞さんま」を大阪大丸デパートや首都圏・関西 圏でスーパーマーケットを展開するピーコックに提供を行っている。また、漁協ホームページ内でも購入でき るように内容の充実化を図った。鮭セットの販売はオール根室体制で、ANA 企業内マルシェにて販売を実施し た。 ■販売実績 「一本立ち歯舞さんま」 :@1,090、209,425 円、「歯舞さんま」: @ 685、18,015,202 円 ■前年度販売実績 「一本立ち歯舞さんま」:@594、6,455,525 円、「歯舞さんま」: @473、14,336,797 円 漁の好・不漁によって原魚確保が難しい事や、価格帯も変動がある。H22 の場合、漁場が沖合いに形成された 為、ブランドさんまの製造が大きく制約された。 歯舞水産物ブランド化推進協議会のホームページ内でのネットショッピングの取組みを進めていく。 ③「日の出うに」の販売、船上沖〆マダラ「ふとっぱら」の販売 ⑦地元飲食店と連携した歯舞水産物の提供 項 概 ②一本立ち歯舞さんまの販売、歯舞幻の鮭セットの販売 ⑥漁協ホームページの改良 実施体制 実施内容 イニングすしもと、酪農喫茶グラッシーヒル、居酒屋ゆうすけ)【協議会の役割】水産物の提供、催事出展時 の人員派遣 根室の新ご当地グルメである「根室さんまロール寿司」を販売している市内の飲食店に対し、「一本立ち歯舞 さんま」、 「歯舞さんま」、 「貝殻棹前昆布」、 「はぼまい昆布しょうゆ」を継続的に提供している。また、販路拡 大及び市外への PR 宣伝を目的に札幌オータムフェスト 2010 に出展した。 ■販売実績 ・根室さんまロール寿司(店舗での一年間の販売本数):12,551 本、年間販売目標 10,000 本達成 ・札幌オータムフェスト 2010:4,842 食(6 日間) ・新ご当地グルメ「根室さんまロール寿司」により提供店舗の営業収益の増、水産物を提供する漁協、漁業者 の収益の増などの経済波及効果があると同時に市外からの観光客の入り込みによる交流人口の増加が見ら れた。 ■前年度販売実績 ・根室さんまロール寿司:店舗での一年間の販売本数 10,438 本、年間販売目標 10,000 本達成 ・札幌オータムフェスト 2009:4,165 食(6 日間) 広告媒体を活用した PR 活動は非常に大切であるが、掲載料が多額になるため、周知・PR 方法を検討しなけれ ばならない。 「おちいし味まつり」、 「歯舞こんぶ祭り」、 「根室さんま祭り」といった市内イベントでの「根室さんまロール 寿司」の販売、また市外イベントでは「札幌オータムフェスト 2010」への出展販売を行い、引き続き外食産業 との連携を図る。さらに、地元居酒屋等の新規外食産業との連携も推し進める。 要 実施効果 【実施体制】漁協、歯舞さんま部会、歯舞昆布漁業部会、飲食店(誠鮨、すし善、辰政、村さ来、浜作、和ダ - 31 - 概 要 【実施体制】漁協、歯舞太平洋うに漁業部会、歯舞オホーツクうに漁業部会、歯舞はえなわ部会【協議会の役 割】ブランド化商品の開発、地元加工業者との連携、商品の PR、商品販売、販路開拓、催事での PR 従来の折うにの他に、歯舞太平洋うに漁業部会、歯舞オホーツクうに漁業部会が商品開発した「はぼまい日の 出うに」、歯舞はえなわ部会が商品開発した船上沖〆マダラ「ふとっぱら」を販売した。 ■販売実績 塩水パック(歯舞日の出うに):2,571 個、4,853,450 円、ふとっぱら:376.5kg、376,500 円 ■前年度販売実績 塩水パック(歯舞日の出うに):7,479 個、10,759,610 円、ふとっぱら:34.0kg、21,320 円 問題点 今後の予定 問題点 歯舞水産物ブランド化推進協議会のホームページ内でのネットショッピングの取組みを進めていく。 ④歯舞鮭児、歯舞めじかの販売 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 今後の予定 要 【実施体制】漁協、歯舞定置部会【協議会の役割】ブランド化商品の開発、地元加工業者との連携、商品の PR、 商品販売、販路開拓、催事での PR 歯舞定置部会が商品開発した「歯舞鮭児」(鮭児)、 「歯舞しゃけ丸」(めじか)を販売、 「山漬け」にも取り組ん でいる。販売にあたり商品登録証明証・タグなどを作成し PR を図った。 ■販売実績 歯舞鮭児:19 尾(42.4kg)、金額 390,350 円、単価 20,544 円/尾、歯舞しゃけ丸:42 尾(180kg)、金額 114,007 円、単価 2,714 円/尾、活〆秋さけ:10 尾(45kg)、金額 25,740 円、単価 2,574 円/尾 ■前年度販売実績 歯舞鮭児:84 尾(180.3kg)、金額 966,750 円、単価 11,508 円/尾、歯舞しゃけ丸:124 尾(545.6kg)、金額 224,785 円、単価 1,812 円/尾 ③「日本一遅く咲く桜並木」の整備 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 歯舞水産物ブランド化推進協議会のホームページ内でのネットショッピングの取組みを進めていく。 ⑤開きさんま「浜のかあちゃん干し」の開発 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 要 問題点 今後の予定 【実施体制】漁協、漁協女性部【協議会の役割】ブランド化商品の開発・改良 試験的に「さんま」の代りに「メンメ」を加工業者に委託製造させたものを催事に持ち込んで試験販売した。 販売実績:開きメンメ 30 枚、金額 78,750 円 根室のさんまでは脂質が強すぎるため商品の改良が必要 商品改良に向けた取組みを継続して取り組んでいく。 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 項 目 要 【実施体制】漁協、漁協各部会、漁協女性部、漁協青年部【協議会の役割】イベント内容の検討、イベント運 営、取組み内容の情報発信 平成 22 年 8 月 29 日「第 4 回歯舞こんぶ祭り」を開催した。当日は、女性部、青年部、部会による飲食物の提 供や子供を対象としたスマートボール、ヨーヨーすくいコーナーの設置、落石マリンビジョン協議会との連携 事業で誕生した根室さんまロール寿司の販売も実施した他、長崎県上五島町の特産品を販売した。 ■今年度実績 来場者数:2,800 人、売上:1,694,710 円 ■前年度実績 来場者数:1,000 人、売上 1,083,760 円 ■来場者の便宜を図るため、会場までシャトルバスを運行した。歯舞地域の活性化、観光振興のための取り組 みであると改めて認識することが出来た。 飲食コーナーに用意したものの殆んどが午前中に完売してしまったため、次年度以降は多めに準備する必要が ある。 根室市のイベントとして浸透してきていることから、更なる来場者の増加を図れるように、今年度実施した漁 協施設内(市場や岸壁等)を活用し、今後も継続して開催していく。屋根付き岸壁の完成後は、頻繁にお魚催事 を実施する。 実施効果 問題点 今後の予定 実施体制 実施内容 実施効果 概 要 【実施体制】漁協、女性部【協議会の役割】販売品の提供、販路拡大 千葉県鋸南町保田漁協の直営食堂「ばんや」の店舗内において、歯舞ブースを設けてもらい、昆布製品等の販 売を開始した。 商品販売実績:361,250 円 生鮮水産物の流通も考えているが、鮮度落ちが心配である。(輸送に 2 日間は掛かる) 生鮮水産物の流通にむけて前向きに検討を進めていく。 (2)水産教室 ①さんま漁業と加工 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 要 【実施体制】漁協、さんま部会【協議会の役割】学校との協議、日程調整 中標津町立東小学校 5 年生 95 人を対象に社会科学習の一環として、さんま漁で賑わう花咲港での水揚げ状況 と水産加工場での「さんま」の処理状況を見学した。 水揚げから水産加工場での処理そして販売するという一連の流れについて学習した。普通のさんまとブランド 品の「一本立ちさんま」の違いが判った。 学年を変えて継続実施 ②あさり潮干狩り 項 概 要 【実施体制】漁協、地元住民、地元中学校、根室市【協議会の役割】植樹に係る整備、植樹、取組みの情報発 信 平成 22 年 5 月 12 日、協議会メンバー、地元住民等約 30 人の参加を得て、納沙布岬「望郷の岬公園」内に千 島桜の苗木、地元住民から寄贈された千島桜を植樹した。また、漁港のイメージアップを目指し、昨年に引き 続き漁港背面地(漁協の事務所の裏手)に成木の千島桜を移植した。 ■いままでの実績(納沙布岬) 千島桜 77 本、カシワ 20 本、いちい・松 2 本 ■今年度の実績 漁協事務所横:12 本、納沙布岬:11 本 ■納沙布岬の観光振興と歯舞地域の活性化に寄与するとともに歯舞漁港の環境整備を図り、市場のイメージア ップに寄与することが出来た。 鹿による食害を受けており、対応に苦慮している。 この取組みはマリンビジョンの象徴的な事業として位置付けていることから、納沙布岬の観光振興、歯舞地域 の活性化を目指し、継続して納沙布岬、歯舞漁港内への植樹を進める。 目 実施体制 実施内容 ②「はぼまい丸」による観光船の運航 項 概 4.新規の取り組み (1)昆布製品等の販売 (5)漁業からの新たな取り組みによる納沙布岬観光の振興 ①「歯舞こんぶ祭り」の創設 項 円、乗船者、271 名 ■道外のみならず、海外からのバードウオッチャーの乗船申込があるなど遊覧船運航の認知度が高まってい る。さらに、乗船者の来根による交流人口の増加により納沙布岬観光の振興や歯舞の知名度の向上に寄与して いる。 経費面で人件費等に占める割合がおおきな負担になっている。乗船料の見直しも検討している。運航出来ない 期間(5 月~10 月)が観光シーズンであり、その対応の検討が必要である。 平成 23 年 2 月末に開催の「ねむろバードランドフェスティバル」に「歯舞パノラマクルーズ」として参加し ていく。 要 目 実施体制 実施内容 【実施体制】漁協、観光協会、ANA 総研、根室市【協議会の役割】観光船の運航、旅行会社等へのプレゼン、 取組み内容の情報発信 平成 21 年 11 月より専門家のアドバイスを受けて、ポスター、パンフレットを全面改良し、遊覧船の運航を開 始した。運航開始前には、千葉県我孫子市や東京都新宿区でのパンフレット配布や旅行代理店、鳥の専門誌を 発行している出版社等へのプロモーション活動を行い、PR に努めた。平成 22 年 11 月、札幌市にて開催され た旅行会社との商談会に参加し、乗船客の勧誘を行った。 ■実績(平成 20 年 11 月~開始) H20 年:乗船料 122,855 円、乗船者 59 名、H21 年:乗船料 520,000 円、乗船者 190 名、H22 年:乗船料 803,500 実施効果 問題点 今後の予定 - 32 - 概 要 【実施体制】漁協、あさり部会【協議会の役割】学校との協議、日程調整 トーサムポロ漁港内に造成していた潮干狩り場が完成し、半島地区 4 校の小学生 112 人と教諭等 27 人が「ア サリ」の潮干狩りを楽しんだ。 地元の子供達が地域の漁業に親しみ学んでもらう事で、地域の活性化に繋がる。 アサリ購入資金の確保と観光客向けにその場で調理して食べさせる体制作りが急がれる。 一般客への開放に向けて有料で実施していく。将来的には「ウニ」、「エビ」、「こんぶ」などの漁業体験に 広げていく。 6.大学・試験研究機関と連携した取り組み(スジメフコイダンの製造工程改良による低コスト化及び製品 改良試験) (3)研修会での講義 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 要 項 【実施体制】漁協、マリンビジョン協議会【協議会の役割】全国漁業協同組合学校との協議及び日程調整 全国漁業協同組合学校の販売事業研修で「漁協の販売戦略・販路の多様化」をテーマに講義を実施した。「組 織として将来はこうありたいというビジョンを共有して戦略・戦術ある事業推進が必要」で「孫子の兵法」に 学ぶべき点が多いとした。 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 「組織としてのモチベーションが下がらないように意識転換する事」と「うまい物は受け入れられる。将来に 向かって改善、果敢に挑戦する」姿勢が必要となってくる。 今後の予定 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 要 【実施体制】漁協、協議会、部会、女性部【協議会の役割】市場食堂開設に向けた各種調整事務及び情報収集 「歯舞市場食堂」開設に向けて、試食会を開催し、「サンマ刺し身定食」を一般客に振る舞った。また、今後 のメニューや料金設定についてのアンケート調査を実施した。 参加者は食堂が出来たら足を運びたい等とアンケートに答えており、開設に向けての手応えを感じた。 交流人口を増やさない限り、人件費を含めて人員体制が大きなネックとなる。 永続性を持たせるためにも利益水準や人員の確保が適正となるよう検討を進める。平成 23 年度も違ったメニ ューで試食会を実施する。 項 目 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 項 概 要 【実施体制】漁協、歯舞北海えび部会、漁協女性部、漁協青年部、根室市【協議会の役割】催事出展時におけ る関係機関との調整、催事への人員派遣、取組み内容の PR 周知 NNA 企業内マルシェ:羽田空港内の特設会場など 2 カ所で企業内マルシェ(市場)を開設し時鮭の試食販売の他、 昆布しょうゆ類等も販売した。 販売実績 ・ANA 企業内マルシェ(2 日間):1,220,950 円、首都高大黒パーキング(2 日間):305,110 円 都市と地方の交流を深めるためと、「歯舞」の知名度向上のために販促活動は不可欠であるが、多額の経費(旅 費)が掛かる。 歯舞産水産物のブランド化の確立を推し進める取り組みとして、引き続き各種催事に出展し、PR を行なってい く。 目 実施効果 問題点 今後の予定 【実施体制】漁協【協議会の役割】試験研究機関との調整 昨年実施の低コスト化による販売価格の改定。消費者への価格改定の通知を実施。(組合だより、DM 等) 価格改定の初回通知時に、トライアルユーザーからの注文があった。 販路拡大に向けた取り組みが必要。より効果的、かつ継続的な販売促進が必要。商品特徴の効果的訴求方法の 検討が必要。 今後も販路拡大に向け、鋭意努力すると共に、問題点の改善を行い、商品の高品質化を図っていく。 概 助言事項 助言に対する対応 〇モデル的な取り組みに期待 広範にわたる取り組みにおいて明確な実績を残し、迫力のある活動内容 であり、独自産業が芽生えている点が高く評価できる。また、取り組みに 強い意志と勢いが感じられ、先進事例として他地域のモデルとして取り組 みに期待する。 今後も期待を裏切らないよう、身の丈にあっ た活動に邁進して参ります。 歯舞地区マリンビジョン協議会のキャッチフレーズ「最東端の海からのメッセージ」の下、漁業者に求められている①国 民に食糧を供給する機能の維持、②水産生態系を保全する機能の維持とその為の環境整備、③地域の伝統を継承する機能の 維持、いわゆる漁村の多面的機能を継続させるためには、今後も水産資源の持続的利用が図られるよう頑張って参ります。 また、4 つの専門部会の事業を拡大・連携させ、点から線、そして面へと繋がるように、更なる地域特性を活かした活性化 対策に全力を傾注して参ります。 9.有識者の助言が必要な事項 モデル地区に指定されてから 3 年が経過しており、既存事業を継続しながら新規事業にも取り組んでいるが、マンネリ化 した部分も多い事から、外部から見た目として有識者の方からの助言を頂き、事業効果の検証、課題の整理などをマニュア ル化したものでシステムを構築して参りたい。 (6)ホームページの新設 実施体制 実施内容 要 8.来年度以降の地域マリンビジョン全体への取り組みの改善方針 (5)各種催事への積極的な参加 実施体制 概 7.昨年度のフォローアップ委員会における助言事項に対するフォローアップ (4)歯舞市場食堂 項 目 要 【実施体制】漁協、ブランド化協議会、【協議会の役割】各部会との協議・調整、情報発信 歯舞地域の漁業及び漁業者の紹介や各漁業部会の取り組み等について掲載を始めた。又、「ショッピングサイ ト」を併設し、歯舞水産物の販売を行う予定であり、又、トピックスなどの新着情報を随時書き入れる等、魅 力あるホームページ作りに努めた。 漁協ホームページの改良、歯舞水産物ブランド化推進協議会のホームページの新規開設等による取組みにより ホームページの閲覧者が増加した。 併設した「ショッピングサイト」により、歯舞水産物を紹介、販売していく構想だが、商品づくりに時間を要 していること、又ネット販売に不向きな魚介類もある事から品揃えが進まない現状にある。 ブランド化協議会のホームページで各漁業部会を紹介しているが、未完成部分もあり、今期中の完成を目指し ている。更に随時、地域の話題など新着情報を掲載し、魅力あるホームページ作りに努める。 5.その他の取り組み 既存イベントへの参加(根室さんま祭り、根室産業フェスティバル、、根室おさかな普及委員会への参加、キャラクターグッ ズ作成、パネル・ポスターの作成(新たに旬のカレンダー作成)、歯舞浜の母ちゃんだよりの発行(8,500 枚)、ぎょれん・ホク レンの連携、フットパスへの参加、長崎県上五島町漁協との交流、衛生管理へ啓蒙のぼりの作成、トレーサビリティへの取 り組み、漁港清掃、コンブ漁場マップ作成、ウニ種苗生産・中間育成・放流、アサリ・ホッキガイ種苗放流、コンブ漁場造 成(雑海藻駆)、魚礁設置、藻場造成(チェーン振りによる岩礁清掃と海藻種苗投入)、干潟造成(トーサムポロ漁港内 600m2)、 お魚殖やす植樹活動、小中学生の体験漁業(地引網、サケ稚魚放流、アサリ稚貝放流、ウニ人工授精、さんま燻製作り、秋サ ケフレーク作り)、漁協女性部による料理教室 - 33 - 10 羅臼地域 らうす漁火まつり ウニプログラム 羅臼の海弁当 カラフトマス小定置網おこしツアー 札幌国際大学での漁協女性部による料理教室 羅臼漁協女性部「ごっこ市」 - 34 - 知床開き 指定基準 講 問題点 今後の予定 評 (4)「母ちゃんのごっこ市」 ロ.当該地域マリンビジョンが、独創性、 計画内容については、低温清浄(海水海洋深層水)を活用して高度な衛生管 先駆性、広域性のいずれかが認められる 理・鮮度保持向上の取り組みを行うことなどを通じて羅臼ブランドを高める戦 とともに、他地域のモデルとして見込 略が盛り込まれているほか、流通対策、水産加工業振興も総合的に講じられて め、北海道マリンビジョン 21 の具現化 おり、ビジョンに先駆性が認められる。 に資する計画となっていること。 注:モデル性が評価された内容を示す。 項 目 産業活性化協議会 1 回:産業活性化プラン、「自然とみどりの村」有効利用、シンボルマークについて。産業活 性化推進チーム 2 回:産業活性化プラン、光ブロードバンド整備、羅臼ならではの食作り、シンボルマーク、「自 然とみどりの村」有効利用、「羅臼の海弁当」の取り組み報告について 2.広報活動の状況 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 実施内容 5 月 8 日に漁協前で開催。ホッケすり身やかまぼこ、昆布の佃煮などの惣菜を 100~500 円ほどの低価格で販売。 11 月まで月 1 回のペースで開催。 3 年目を迎え、品目も増えている。 【実施体制】羅臼漁協、商工会、鮮魚買受人組合、水産加工振興協会、建設業協会、商業協同組合、飲食業連 合会、観光協会、旅館組合、トラック協会羅臼支部 イクラとタラコの衛生管理実施マニュアルの検討、秋鮭の衛生管理マニュアル実践 安心安全な水産加工品の提供、安心安全な地場水産品の提供 労力の増大、施設整備 再度検討 項 目 実施体制 実施内容 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 項 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 要 【実施体制】羅臼漁協、羅臼漁協定置部会、鮮魚買受人組合、水産加工振興協会、トラック協会 秋さけ(さけ・いか定置網漁業部会)を対象にした衛生管理実施マニュアルの実践継続 鮮度管理の徹底による安心・安全な魚の提供、地域の信頼度の向上による魚価の安定 労力の増大 継続実施 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 要 【実施体制】羅臼漁協養殖昆布部会・漁協女性部【協議会の役割】調整 鮭節の開発及び製品化 未利用ブナサケの有効利用 販路の拡大及び商品の増量 PR の強化 目 実施効果 問題点 今後の予定 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 要 目 【実施体制】羅臼漁協 エゾバフンウニ(蓄養)、マツカワ(越冬飼育) 成熟度の違いの把握、試験の継続 試験の継続、加温 蓄養施設での深層水利用に係る各部会と試験研究機関との連携 実施体制 実施内容 実施効果 概 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 (3)地域資源を活用した産業の振興 〇海洋深層水の利活用 項 概 要 【実施体制】町観光協会、町内飲食店・宿泊施設有志 8 店 羅臼は食材に恵まれているが、発信力が弱いことから、それぞれの店の特徴を生かした「海弁当」を開発し、 情報発信する。 昨秋から試験的に提供を開始。ツアーや会議などで羅臼を訪れる人たちに提供し、好評を博している。 店での提供 ②「漁業賞フォーラム なまらうまいべ!北海道」 項 概 要 継続実施 目 実施体制 実施内容 ②陸上蓄養施設の整備と利用 項 概 【実施体制】羅臼漁協、商工会、水産加工振興協会、建設業協会、商業協同組合、飲食業連合会、観光協会、 旅館組合、トラック協会羅臼支部、大地みらい信金、釧路商工信組、連合町内会、釧路開発建設部、根室支庁、 羅臼町 産業活性化プランに沿って実施 23 年 1 月に評価予定 4.新規の取り組み (1)食べる観光への取り組み ①「海弁当」で羅臼発信 項 概 要 継続実施 目 実施体制 (2)水産加工業の振興と流通対策 ①地場加工の増大 -製品開発- 項 概 【実施体制】町女性団体連絡協議会、漁協女性部、商工会女性部 町内女性 3 団体による「知床スミレ・エコプロジェクト」の年 1 回の合同企画。女性団体がそれぞれ模擬店を 設け、てんぷらやかまぼこを提供する「ごっこ市」や環境にやさしいエコラップなどを出品。漁協女性部はホ ッケのフィッシュバーグサンドを限定 50 個で販売し、1 時間で完売。ビンゴ大会、もちまき大会が行われ、地 元の小学生が「津軽手踊り」を披露。また、「知床スミレ・エコプロジェクト」のキャラクターデザインの発 表があった。 大盛況であった。 (6)産業活性化計画 ②衛生管理マニュアルの作成と実践 項 継続実施 (5)第 2 回秋まつり in 羅臼 実施効果 問題点 今後の予定 要 要 【実施体制】漁協女性部主催 広報らうす(隔月配布:2400 戸)にマリンビジョン関連のニュースを掲載。 3.モデル性が講評委員会で評価された取り組み (1)衛生管理の高度化 ①羅臼町水産物衛生管理高度化推進協議会の設置 概 実施体制 実施効果 問題点 今後の予定 1.協議会、部会(ワーキンググループ)の開催状況等 項 1)PR 継続実施 要 【実施体制】羅臼漁協、北海道大学、釧路水産試験場【協議会の役割】調整 深層水を利用した各種水産物の試験研究の実施:1)ウニの蓄養試験(通年)、2)ホタテ呈味性向上試験(5~11 月) 1)飲食店及び旅館等向けに販売、2)継続して成分の試験調査 - 35 - 概 要 【実施体制】コープさっぽろ釧路地区委員会主催、漁協女性部 第 6 回コープ農業賞で、羅臼漁協が漁業部門の大賞に選ばれたのを受け、釧路市生涯学習センターで開催。漁 協女性部長たちを招き、釧路、根室管内のコープ組合員ら約 20 人が参加。羅臼での定置網漁業の取り組みを 学んだ後、ブランドサケ「羅皇」で作ったザンギ、飯寿しや「タラのハンバーグ」など女性部メンバーによる 料理を試食。 好評であった。 (2)「サケ節」の普及促進等(戦略的食クラスター活動の先導的モデル事業) 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 要 【実施体制】のりとも朝倉商店、道立総合研究機構食品加工研究センター ブナザケを活用した「サケ節」の普及促進や安定供給体制の整備を柱に据えた「低未利用水産資源高付加価値 化モデル事業」として実施。かつお節に代わる大きな市場へと育てるのが狙いで、サケ節を利用した料理や加 工商品の開発、ラーメンやソバ、うどんなど都市部での試食会などを開催して普及促進を図る。また、安定し た供給体制を整えるため、サケ節の製造設備導入についての説明会を開催し、釧路、根室など道東や道北、オ ホーツク、石狩まで幅広い取り組みにしたい考え。 「サケ節」は、 「のりとも朝倉商店」と大手水産加工メーカ ー「にんべん」と共同で 3 年かけて商品化に成功。 町内でも販売開始 複数の大手観光ホテルの出荷予定 5.その他の取り組み スケトウダラ資源調査、ウニ種苗生産・放流・移殖・資源調査・放流箇所調査・未利用漁場調査、海洋観測ブイの設置、マ ナマコ種苗生産・放流試験、漁場整備(ポーラスコンクリートの状況調査)、海の情報センターの整備(ホエールウオッチング ライブ映像の配信、ホームページの改修)、漁家経営指導、漁業後継者研修(勉強会、視察等)、高校生の水産教室拡充(全 18 コマ)、観光客等への環境保全の啓発(世界自然遺産の径春、携帯トイレ持参啓発)、合併浄化槽の設置促進、河川・河川敷地・ 海浜周辺道路・トンネル内・キャンプ場清掃、景観に配慮したまちづくり、防災対策の推進 その他新聞報道記事より:水産料理教室(漁協女性部が札幌国際大学で開催)、小学校の学校給食でホッケつみれ汁提供(漁協 女性部、3 年目)、「羅皇」の販売、「ホッケ活じめ」の札幌市場への販売、巡視船で訓練体験(根室海保、海洋少年団) 6.大学・試験研究機関と連携した取り組み なし 7.昨年度のフォローアップ委員会における助言事項に対するフォローアップ 助言事項 助言に対する対応 (1)食べる観光への取り組み 体験観光への取り組みは非常に熱心であり他地域に比べて 突出しているので、これに加えて食べる観光への取り組みに 期待する。 (2)産業活性化プラン等への期待 広域的に連携した取り組みや短期間で新しいことに取り組 んで実績を残したスピード力は高く評価できるものの、産業 活性化プランへの取り組みなど、今後の成果に期待する。 羅臼海弁当の開発、漁協女性部が中心となって鮭節を活用 したメニューの創作、地場産品を加工した商品開発など取り 組みは多くなってきている。今後は商品化としてどう販売す るか検討する。 21、22 年度とプラン実施の時期であり、今後反省や課題を 洗い出した上で更にステップアップした 23 年度以降のプラ ン(取り組み)を強化していく予定。 8.来年度以降の地域マリンビジョン全体への取り組みの改善方針 新たな取り組み項目について検討する。(マニュアルなど) 9.有識者の助言が必要な事項 - 36 - 11 ウトロ地域 - 37 - 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 指定基準 講 評 ロ.当該地域マリンビジョンが、独創性、 ウトロ漁港を中心に、漁業活動の見学や体験漁業の実施等による観光振興を 先駆性、広域性のいずれかが認められる 図る一方で、隣接した道の駅を活用した観光客への水産物の販売や水産業に係 とともに、他地域のモデルとして見込 る情報発信等、ハード・ソフトの両面から相乗効果を発揮させる計画となって め、北海道マリンビジョン 21 の具現化 おり、独創性かつ先駆性が見込まれる。 に資する計画となっていること。 注:モデル性が評価された内容を示す。 (3)情報収集整理・発信による知床水産物の魅力 PR ①フォトライブラリーの作成 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 1.協議会、部会(ワーキンググループ)の開催状況等 水産部会 1 回:事業推進 H22 予算について 2.広報活動の状況 マリンビジョンニュース(vol.14~17)を発行し、町のホームページにマリンビジョンニュース他イベント等案内 随時掲載。 3.モデル性が講評委員会で評価された取り組み (1)道の駅での知床水産物の魅力 PR ①漁協直売店の開設 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 要 【実施体制】漁協・漁協女性部【協議会の役割】情報提供・広報 道の駅内漁協直販店「ごっこ屋」において、ウトロ漁港で水揚げされた鮮魚・漁業者の手造り製品等の販売と PR を実施した。また、5~10 月の週末に女性部特製弁当の限定販売を実施した。 【定量的な効果】 「ごっこ屋」の販売額も若干伸びてきている。女性部海鮮弁当は好評で毎度完売という売れ 行きであった。 【定性的な効果】知床の水産物の PR 効果に役立っている。 冬期間の観光客の入り込みが少なく漁業も流氷到来後は行われないことから、この期間の運営が開店当初から の課題となっている。年間収支も厳しい状況となっている。 継続実施。テナント料の一部見直しによる経費の削減を図ること。閑散期の営業時間の短縮等の検討も必要。 問題点 今後の予定 問題点 今後の予定 今後の予定 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 実施効果 問題点 今後の予定 概 要 【実施体制】㈱ユートピア知床 道の駅内において物販(土産物)を行い、飲食コーナーでは地場食材を利用した料理を観光客へ提供している。 【定量的な効果】経営的にも好調な売り上げとなっている。 【定性的な効果】旬の食材による地場の農水産物 PR が図られている。 冬期間の観光入り込みが少なく来館者も同様の傾向となっている。 継続実施。テナント料の一部見直しによる経費の削減を図ること。閑散期の営業時間の短縮等の検討も必要。 概 要 【実施体制】協議会・漁協・観光協会【協議会の役割】情報収集・作成・広報 漁港及び周辺におけるイベント(番屋祭、他)パンフの発行。「知床の海」小ネタ集(一部改訂)の継続配布。 【定量的な効果】 「知床の海」総発行数:約 1,200 部 【定性的な効果】道の駅来館者、バスガイドさん等からの問合わせもあり、情報提供等に効果がみられる。 小ネタ集は、手作りのため大量増刷できないこと。 配布継続、町の HP へ掲載しているが分かり易くすること。第 2 版についても検討を進める。 概 要 【実施体制】町・漁協・観光協会【協議会の役割】広報 大漁祈願祭洋上パレードの PR パンフレットの配布(道の駅、各ホテル等)を行った。NHK「ふるさと一番」にて 全国放映も行われた。 【定性的な効果】地域のお祭のイベントとして定着しており、洋上パレード見学者も増え PR 効果が現れてい る。 洋上パレードは、天候(海の状態)に左右されること。 継続的に実施 5.その他の取り組み オホーツクサーモンバザール(漁協青年部が道の駅で即売会実施)、オホーツクサーモンフェア(宿泊施設・番屋祭会場で料理 提供、知床番屋祭(湯めぐり味めぐり 2009)、知床ファンタジア、しれとこ産業まつり、収穫祭、しれとこ夏まつり・しれと こ斜里ねぷた、婦人部食堂の営業、観光船への PR パンフ配布、流氷ウォーク・流氷ダイビング・海の生き物ウォッチング、 ホテルにエコツアーデスク配置、サケ・マス自然産卵ウォッチング、ゴミ護美大作戦、知床自然遺産センター(H21.4 オープン) 6.大学・試験研究機関と連携した取り組み なし 7.昨年度のフォローアップ委員会における助言事項に対するフォローアップ 助言事項 〇新港地区の整備による今後の展開 新港地区の整備後に各種取り組みが計画され ていることから、今後の取り組みに期待する。 要 助言に対する対応 現港の活用により実施可能な取り組みについては極力実施し、ノウハウ等 を得ておくことに努めます。また、より効果のある計画とするための検討 等も行っていきます。 8.来年度以降の地域マリンビジョン全体への取り組みの改善方針 ウトロ漁協・斜里第一漁協・民間事業者 ウトロ小学校の体験学習として、実施。 【定性的な効果】地元の子供達の地場産業への理解と知見が深まった。 体験学習としては漁場の協力も得易いが、観光目的としては時間・場所の提供等、漁業活動上への支障が大き いこと。 問題点についての検討を進め、無理のないものへ見直す等行っていく。 ビジョン全体を専門部会・協議会にて再点検する。 ・新港完成後の計画が多く、現時点では取組むことが出来ない計画→先送り、代替え等の検討 ・予算、体制などから実現性の低い計画→変更、中止等の検討 ・既に地域に定着し将来的にも継続する計画→維持、改善等の検討 ・他の計画にて達成可能な計画→変更、削除等の検討 ・その他見直し ②陸揚げ作業見学 項 目 実施体制 -大漁祈願祭の観光客への PR- 4.新規の取り組み なし 概 要 【実施体制】観光協会【協議会の役割】情報提供 ウトロ・斜里道の駅内に観光案内所を開設し観光客への各種情報等の提供を行った。 【定量的な効果】H22 来館者数:536,862 人(H21 来館者数:501,954 人) 【定性的な効果】ウトロ道の駅は、新たな観光拠点として、多くの観光客が訪れ効率良い観光情報収集と利便 性が図られている。また、当道の駅「シリエトク」は、道内道の駅の中でも高い評価が得られている。 道の駅全体の問題として、駐車場における宿泊利用者の対応(ゴミ、トイレ利用の在り方)が、指定管理者より 出ている。 継続実施 概 ②情報の体系的な整理とパンフレット等の作成 項 目 実施体制 実施内容 (2)体験漁業の推進 ①定置網起こし見学 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 概 要 【実施体制】協議会・漁協・観光協会【協議会の役割】写真の収集・整理・作成 写真集 CD 関係機関等へ配布済み。道の駅「シリエトク」において 3/18~3/31 フォトギャラリーの実施。 【定量的な効果】写真展期間中来館者数:7,808 人(前年同時期比 7,762 人) 【定性的な効果】道の駅利用者へ当地区の漁業活動等への PR が図られた。 開催時期が冬期間で観光客入り込みが少ない時期であったこと。 道の駅ロビー部分での常設は難しいので、漁協直販店「ごっこ屋」コーナー内での展示を検討する。 (4)イベントを通じた知床水産物の魅力 PR ③観光案内所開設 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 問題点 今後の予定 ②飲食・物販施設の開設 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 現港における陸揚作業の一般見学のため場所を提供し、見学希望者を誘導している。 【定性的な効果】荷捌き作業の安全確保と漁獲物 PR に役立っている。 見学場所の前面に荷捌き上屋があり眺望が良くないこと。依然として荷捌き作業の傍への見学者が多いこと。 新港の人工地盤に附帯した見学施設また、荷捌き所内にも見学スペースを計画し整備を行う。 9.有識者の助言が必要な事項 概 要 【実施体制】観光協会・漁協【協議会の役割】情報提供・広報 - 38 - 12 サロマ湖地域 総合学習 (H22.12.2 実施) サロマ大収穫祭 (H22.10.3 実施) 漁業体験学習(地引網)[遠軽地区特別支援学級] (H22.7.20 実施) - 39 - さけ学習(生態講習等)[湧別小学校 2 年生] (H22.10.7 実施) 指定基準 講 評 実施効果 問題点 今後の予定 ロ.当該地域マリンビジョンが、独創性、 計画の内容については、特に、科学的な知見によって合理的な資源管理を推 先駆性、広域性のいずれかが認められる 進するための試験研究体制の整備、養殖許容量による自主規制等について独創 とともに、他地域のモデルとして見込 性、先駆性がある。また、3 町にまたがる取り組みを一つのビジョンとして総合 め、北海道マリンビジョン 21 の具現化 的に推進していくことから、広域性も認められる。 に資する計画となっていること。 注:モデル性が評価された内容を示す。 項 実施効果 問題点 今後の予定 2.広報活動の状況 マリンビジョン News を昨年度から発行し、今年度は第 2 号~第 5 号を発行。湧別町、北見市、佐呂間町等構成 団体でのリンクを実施。 実施効果 問題点 今後の予定 概 【実施体制】サロマ湖環境対策管理委員会(学識経験者構成組織)指導【協議会の役割】調整・支援 平成 14 年度より環境保全対策 5 ヵ年計画に基づき、物質循環モデルを策定の上、モニタリング調査を実施し、 平成 21 年度までに同調査を終了し、平成 22 年度でデータ解析を完了した。 「サロマ湖環境保全対策管理委員会報告書の概要」を参照。 同上 報告書の提案について検討等を進める。 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 項 目 項 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 要 今後の予定 目 項 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 要 目 項 実施体制 実施内容 【実施体制】東京農業大学並びに神奈川大学との共同研究【協議会の役割】支援 ホタテガイの 4 種類の遺伝的タイプ(HG-01、HG-04、HG-12、HG-21)の種別解明。 HG-01 は高温耐性がなく、HG-21 は高温耐性が強いことが解明された。 全道的なホタテ稚貝の売買により親貝の遺伝子種類が広域化してきており地域性の強いタイプの区別解明が 難しい。 サロマ湖におけるその他の遺伝的タイプについては今後も継続的に実施する。 概 要 【実施体制】組合の自主調査業務【協議会の役割】支援 サロマ湖における環境変化を把握するための「自動水質監視システム装置:5 地点」によるモニタリング調査。 貴重な環境データの蓄積を図り、今後の解析及び検討の際の基礎資料とすることができた。 迅速なるデータの開示とモニタリング調査を継続実施する。 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 要 【実施体制】常呂・佐呂間・湧別漁協【協議会の役割】支援 「サロマ湖ホタテガイ・マガキ養殖許容量規制方針」の見直しに関する報告(要約版)を参照。 平成 22 年度から新たに実施される自主規制により安定した生産量が確保される。 今後の予定 概 要 【実施体制】サロマ湖環境対策管理委員会(学識経験者構成組織)指導【協議会の役割】支援 平成 14 年度より環境保全対策 5 ヵ年計画に基づき、物質循環モデルを策定の上、モニタリング調査を実施し、 平成 21 年度までに同調査を終了し、平成 22 年度でデータ解析を完了した。 「サロマ湖環境保全対策管理委員会報告書の概要」を参照。 漁場環境監視基準並びに自然環境基準を達成するためには地域組合及び漁民は元より関係自治体及び地域住 民による広域的な取り組みが求められている。 報告書の提案について検討等を進める。 ⑤水産試験場や大学などとの連携による試験研究体制の強化(大学・試験研究機関と連携した取り組み) 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 現行の養殖許容量自主規制を継続することとなる。 概 要 ④生態系の安全性(復元力)に係る海域の評価調査の実施(大学・試験研究機関と連携した取り組み) ②高次付加価値生物生産管理の推進(大学・試験研究機関と連携した取り組み) 項 概 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 【実施体制】サロマ湖環境対策管理委員会(学識経験者構成組織)指導、常呂・佐呂間・湧別漁協、北見市、佐 呂間町、湧別町【協議会の役割】支援・課題解決 ・物質循環モデルによる解析作業を終了した。 ・植樹活動の継続:別添資料参照 上記報告書のとおり 河川及びその周辺からの汚染負荷の実態並びに負荷軽減対策 解析されたデータに基づきサロマ湖及び流入河川周辺の関係者・団体との協議。 概 要 ③海域環境実態の定時的・定量的調査の実施 (2)つくり育てる漁業の推進と沿岸利用秩序の確立 ①ホタテガイ・カキ・ノリ養殖の許容量自主規制の継続実施 項 概 【実施体制】サロマ湖環境対策管理委員会(学識経験者構成組織)指導【協議会の役割】支援 平成 14 年度より環境保全対策 5 ヵ年計画に基づき、物質循環モデルを策定の上、モニタリング調査を実施し、 平成 21 年度までに同調査を終了し、平成 22 年度でデータ解析を完了した。 「サロマ湖環境保全対策管理委員会報告書の概要」を参照。 漁場環境監視基準並びに自然環境基準を達成するためには地域組合及び漁民は元より関係自治体及び地域住 民による広域的な取り組みが求められている。 報告書の提案について検討等を進める。 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 【実施体制】サロマ湖環境対策管理委員会(学識経験者構成組織)指導【協議会の役割】支援 物質循環モデルによる解析作業を終了した。 「サロマ湖ホタテガイ・マガキ養殖許容量規制方針」の見直しに関する報告(要約版)を参照。 同上 上記の報告に基づき、現行の養殖許容量自主規制を継続する。 概 報告書の提案について検討等を進める。 ②遺伝子解析による効率的生物生産管理の推進(大学・試験研究機関と連携した取り組み) ③「森と川と湖をつないだ豊かな自然環境づくり」の推進 実施体制 要 【実施体制】サロマ湖環境対策管理委員会(学識経験者構成組織)指導【協議会の役割】調整・課題解決 平成 14 年度より環境保全対策 5 ヵ年計画に基づき、物質循環モデルを策定の上、モニタリング調査を実施し、 平成 21 年度までに同調査を終了し、平成 22 年度でデータ解析を完了した。 「サロマ湖環境保全対策管理委員会報告書の概要」を参照。 目 今後の予定 ②養殖許容量(総量)の自主規制の継続実施 項 項 実施効果 問題点 要 概 (3)試験研究体制の整備 ①持続的かつ安定した生物生産管理体制の強化(大学・試験研究機関と連携した取り組み) 実施体制 実施内容 3.モデル性が講評委員会で評価された取り組み (1)漁場環境保全・改善と循環型社会への対応 ①サロマ湖環境保全恒久対策事業の推進 実施体制 実施内容 目 実施体制 実施内容 協議会 2 回:H21 フォローアップ委員会出席報告、H22 年度フォローアップ(案)など。 目 本年度と同様の取り組み ③生態系循環システムの構築(大学・試験研究機関と連携した取り組み) 1.協議会、部会(ワーキンググループ)の開催状況等 項 汚染されないカキを生産するためのデータを蓄積。 連携した共同研究により研究課題の一層の推進が図られている。 要 【実施体制】大学・研究機関との共同研究【協議会の役割】支援 ホタテガイの遺伝的解析については他の研究機関との共同研究課題として調査を継続実施。また、平成 19 年 度よりサロマ湖や流入河川水、および下水放流水中のノロウイルスの分布調査を継続実施し、ノロウイルスに - 40 - 概 要 【実施体制】7 大学・7 研究機関との共同研究【協議会の役割】支援 サロマ湖における栽培漁業推進に係わる研究課題への取り組み。 平成 22 年度は環境保全対策推進に係わる業務と連動した研究課題に加えて学生の受け入れを行った。 本年度と同様の取り組み。 ⑥魚病発生未然防止対策の推進(大学・試験研究機関と連携した取り組み) 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 問題点 今後の予定 要 【実施体制】大学・研究機関との共同研究【協議会の役割】支援 サロマ湖における栽培漁業魚介類の食品としての安全性を確保。特にカキのノロウイルス実態把握。 5.その他の取り組み 海域及び生物の安全性に関する情報の開示(サロマ湖の水質情報等)、藻場・干潟の再生・保全の推進(アサリ人工種苗放流等)、 循環型社会を形成するための組織づくり(ホタテ貝殻散布によるアサリ資源の増大)、 「サロマ湖ゴミ 0 運動」の継続実施(1,000 人規模の参加)、有害物質の使用禁止と自主規制の継続実施(「鉛」の漁業資材の禁止)、底棲濾過食性種の資源培養の推進(ア サリ資源)、 「食の安全」に係る施設整備の推進(海水取水施設整備等)、魚食文化の高揚と流通関連産業との連携推進(秋のサ ロマ湖祭り)、付加価値の高い資源利用開発推進(オホーツク塩焼きそば)、スローフード活動の推進(女性部による小学校 PTA と協働によるサケのちゃんちゃん焼き・あら汁の料理教室等)、冬季蓄養による生産管理体制の強化、漁協経営の体質強化、 多種多様な雇用の場の提供及び地域住民と一体となった水産業の振興、IT 活用による情報化時代に即応した経営体制の整備 強化、後継者人材育成のカウンセリングシステムの構築、水産系廃棄物のリサイクル処理施設の整備促進、暮らしやすい魅 力ある地域づくり、都市と産業間の交流と連携による青少年の育成(体験漁業など)、農林水産業・商工業が連携した地域活 性化の促進(共同イベント)、産業振興や情報化時代に即応できる人づくり(アクションプラン策定)、広域観光ネットワーク の形成と促進 本年度と同様の取り組み。 ⑦知的財産権の所有 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 要 【実施体制】関係組織との共同研究【協議会の役割】調整 サロマ湖環境保全対策の解析システムとして開発した「生態系モデル-物質循環モデル」の運用管理 4.新規の取り組み (1)サロマ湖環境保全対策の策定(再掲) 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 6.大学・試験研究機関と連携した取り組み (1)高次付加価値生物生産管理の推進(再掲) 要 【実施体制】サロマ湖環境保全対策管理委員会、サロマ湖養殖漁業協同組合【協議会の役割】支援 平成 14 年度より環境保全対策 5 ヵ年計画に基づき、物質循環モデルを策定の上、モニタリング調査を実施し、 平成 21 年度までに同調査を終了し、平成 22 年度でデータ解析を完了した。 「サロマ湖環境保全対策管理委員会報告書の概要」を参照。 同上 報告書の提案について検討等を進める。 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 実施効果 問題点 今後の予定 要 【実施体制】サロマ湖環境保全対策管理委員会、サロマ湖養殖漁業協同組合【協議会の役割】支援 物質循環モデルによる解析作業を終了した。 「サロマ湖ホタテガイ・マガキ養殖許容量規制方針」の見直しに関する報告(要約版)を参照。 同上 現行の養殖許容量自主規制を継続する。 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 項 実施効果 問題点 要 【実施体制】北海道大学・サロマ湖養殖組合等【協議会の役割】支援 「氷海域の技術と持続可能な地域づくり」と題し 9 人の講師による講演と地元関係者によるパネルディスカッ ションを実施した。 サロマ湖内の環境を守りながら漁業を続けるための取り組みと課題について地元漁業者を中心に講演を頂い た。 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 今後の予定 項 項 目 実施効果 問題点 要 【実施体制】サロマ湖環境保全対策管理委員会、サロマ湖養殖組合【協議会の役割】支援 「サロマ湖の漁業の継続的安定と漁場環境の保全を図るための提言」と題し、8 人のパネラーによる提言を頂 いた。 サロマ湖内の環境を守りながら漁業を続けるための提言を頂き、漁業者との質疑も実施でき、科学的知見の重 要性と経験の大切さを知ることができた。 今後の予定 本年度と同様の取り組み 概 要 【実施体制】サロマ湖環境対策管理委員会(学識経験者構成組織)指導【協議会の役割】調整・課題解決 平成 14 年度より環境保全対策 5 ヵ年計画に基づき、物質循環モデルを策定の上、モニタリング調査を実施し、 平成 21 年度までに同調査を終了し、平成 22 年度でデータ解析を完了した。 「サロマ湖環境保全対策管理委員会報告書の概要」を参照。 漁場環境監視基準並びに自然環境基準を達成するためには地域組合及び漁民は元より関係自治体及び地域住 民による広域的な取り組みが求められている。 報告書の提案について検討等を進める。 概 要 【実施体制】サロマ湖環境対策管理委員会(学識経験者構成組織)指導【協議会の役割】支援 平成 14 年度より環境保全対策 5 ヵ年計画に基づき、物質循環モデルを策定の上、モニタリング調査を実施し、 平成 21 年度までに同調査を終了し、平成 22 年度でデータ解析を完了した。 「サロマ湖環境保全対策管理委員会報告書の概要」を参照。 漁場環境監視基準並びに自然環境基準を達成するためには地域組合及び漁民は元より関係自治体及び地域住 民による広域的な取り組みが求められている。 報告書の提案について検討等を進める。 (4)遺伝子解析による効率的生物生産管理の推進(再掲) 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後とも、色々な機会を捉え、持続的な漁業活動と環境保全についての学習する場の設定に努める。 概 目 実施体制 実施内容 (5)サミットの開催 実施体制 実施内容 実施効果 要 (3)持続的かつ安定した生物生産管理体制の強化(再掲) 今後とも、色々な機会を捉え、持続的な漁業活動と環境保全についての学習する場の設定に努める。 目 目 実施体制 実施内容 (4)シンポジウムの開催 項 概 【実施体制】大学・研究機関との共同研究【協議会の役割】支援 ホタテガイの遺伝的解析については他の研究機関との共同研究課題として調査を継続実施。また、平成 19 年 度よりサロマ湖や流入河川水、および下水放流水中のノロウイルスの分布調査を継続実施し、ノロウイルスに 汚染されないカキを生産するためのデータを蓄積。 連携した共同研究により研究課題の一層の推進が図られている。 (2)生態系循環システムの構築(再掲) (3)シンポジウムの開催 項 目 実施体制 実施内容 (2)養殖許容量の再検討(再掲) 項 今後とも、色々な機会を捉え、持続的な漁業活動と環境保全について、将来を担う子どもたちを意識した場の 設定に努める。 要 【実施体制】常呂川水系環境保全対策協議会【協議会の役割】支援 講演:おさかなクン「ギョギョッとびっくり!お魚のはなし」、児童による意見発表など 魚への興味、海や川の環境を守ることの大切さなどを子どもたちに分かりやすく伝えることができた。 今後の予定 - 41 - 概 要 【実施体制】東京農業大学並びに神奈川大学との共同研究【協議会の役割】支援 ホタテガイの 4 種類の遺伝的タイプ(HG-01、HG-04、HG-12、HG-21)の種別解明。 HG-01 は高温耐性がなく、HG-21 は高温耐性が強いことが解明された。 全道的なホタテ稚貝の売買により親貝の遺伝子種類が広域化してきており地域性の強いタイプの区別解明が 難しい。 サロマ湖におけるその他の遺伝的タイプについては今後も継続的に実施する。 (5)生態系の安全性(復元力)に係る海域の評価調査の実施(再掲) 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 要 【実施体制】サロマ湖環境対策管理委員会(学識経験者構成組織)指導【協議会の役割】支援 平成 14 年度より環境保全対策 5 ヵ年計画に基づき、物質循環モデルを策定の上、モニタリング調査を実施し、 平成 21 年度までに同調査を終了し、平成 22 年度でデータ解析を完了した。 「サロマ湖環境保全対策管理委員会報告書の概要」を参照。 漁場環境監視基準並びに自然環境基準を達成するためには地域組合及び漁民は元より関係自治体及び地域住 民による広域的な取り組みが求められている。 報告書の提案について検討等を進める。 (6)水産試験場や大学などとの連携による試験研究体制の強化(再掲) 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 要 【実施体制】7 大学・7 研究機関との共同研究【協議会の役割】支援 サロマ湖における栽培漁業推進に係わる研究課題への取り組み。 平成 22 年度は環境保全対策推進に係わる業務と連動した研究課題に加えて学生の受け入れを行った。 連携した共同研究により研究課題の一層の推進が図られている。 本年度と同様の取り組み。 (7)魚病発生未然防止対策の推進(再掲) 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 要 【実施体制】大学・研究機関との共同研究【協議会の役割】支援 サロマ湖における栽培漁業魚介類の食品としての安全性を確保。特にカキのノロウイルス実態把握。 連携した共同研究により研究課題の一層の推進が図られている。 本年度と同様の取り組み。 7.昨年度のフォローアップ委員会における助言事項に対するフォローアップ 助言事項 助言に対する対応 (1)市町村合併とビジョンの推進 市町村合併により、海だけではなく、川、植林、 酪農などの要素が入り、範囲が広くなったことに留 意する必要がある。現状のビジョンは、サロマ湖の 内側だけで完結しているので、うまく調整しておか ないとビジョンそのものが進みにくいところがあ る。 (2)大学との連携の活用 単に、サロマ湖が研究のフィールドとして活用さ れている感があるので、大学等試験研究機関にサロ マ湖で学会や研究発表会の開催を要請するなど、地 域との連携をより深める必要がある。 ご指摘のとおりと考えております。 昨年秋のサロマ湖環境保全対策管理委員会からの報告においても 「サロマ湖に流入する河川からの負荷に、どう対応してゆくか」につ いて提案があり、協議会の構成を含め、大きな課題と考えている。組 織の拡大などとともに、広範な関係団体との協議・検討に向け、腰を 据えた活動を目指したい。 サロマ湖環境保全対策管理委員会などの大学等関係者により、昨年 2 度のシンポジウムを開催するなどしているが、サロマ湖を研究のフ ィールドとしている各機関・学生などとの連携により、地域への還元 を求めるなど、今後、ご助言をもとに、地域との連携を更に深めても らうべく、働きかけを行っていきたい。 8.来年度以降の地域マリンビジョン全体への取り組みの改善方針 サロマ湖環境保全対策管理委員会の提案について検討する。 9.有識者の助言が必要な事項 - 42 - 13 雄武地域 - 43 - 指定基準 講 評 実施効果 ロ.当該地域マリンビジョンが、独創性、 地域資源を「雄武の宝」として明確にし、衛生管理の高度化を中心に地域が 先駆性、広域性のいずれかが認められる 一体となって取り組む点については先駆性があると評価できる。また、地域間 とともに、他地域のモデルとして見込 連携活動を行っている団体等も協議会に参加していることは独創性や広域性が め、北海道マリンビジョン 21 の具現化 あると評価できる。 に資する計画となっていること。 注:モデル性が評価された内容を示す。 問題点 今後の予定 項 2.広報活動の状況 雄武マリンビジョンかわら版の発行:配布先及び発行部数(100 部):協議会委員、ワークショップ委員、漁組(40 部)、道の駅(40 部)、町民センター(20 部)、内容の概要、各種取組内容の周知。 3.モデル性が講評委員会で評価された取り組み (1)雄武の宝(資源・取り組み・文化)について大人も学べる場の創出 ①大人・子供両方対象の体験学習・料理教室・食育の推進 目 問題点 今後の予定 概 要 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 項 項 概 要 項 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 要 項 目 項 【実施体制】漁協及びサケ定置部会 消費拡大(H22 年度 12 月末現在 30,120 尾、前年 40,000 尾) 他産地との一層の差別化及びブランド化定着を図っている。 漁獲量の減少 継続実施 概 要 【実施体制】サケ定置部会 平成 18 年度より全 8 カ統で船上活〆の実施(H22 年度オス 2,357 尾)(H21 オス 3,113 尾、メス 259 尾) 平均単価は、オス 345 円/kg(H17 年度 256 円/kg、H21 オス 337 円/kg) となり、活〆前に比べ約 3 割の単価増 船上活〆の効率化及び需要の減少(他地区での船上活〆の実施) 継続実施 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 要 概 要 【実施体制】漁協 H17 年度に「道産食品独自認証制度」の認証を受けた。 製造本数を限定 500 本とし、他産地との一層の差別化及びブランド化を図っている。 (6)消費拡大の取り組み ①地域外デパート等における販売促進活動の実施 【実施体制】漁協、農協 農業・水産業の連携を推進する為の協議を実施 各産業の連携により、まちづくり等に対する意識改革が図られている。又、韃靼そば焼酎「オホーツクの勇者 雄武」(雄武産韃靼そばを使用、H20 販売開始)を主軸としたギフト商品の製造・販売を実施。 項 目 実施体制 実施内容 継続実施 概 要 ④サケ山漬のブランド化 実施効果 問題点 今後の予定 (3)農水連携の商品ブランド「雄武の食卓」 実施体制 実施内容 概 目 問題点 今後の予定 継続実施 概 要 【実施体制】漁協及びサケ定置部会 生産者顔写真入りのタグの取付 他産地との一層の差別化及びブランド化定着を図っている。 漁獲量の減少傾向 継続実施 目 実施体制 実施内容 実施効果 【実施体制】漁協、給食センター 漁協から給食センターにホタテやマス、雄宝などが提供された。 子供達が雄武の旬の食材を味わい、雄武の良さを実感することが出来た。 目 概 ③活〆による付加価値向上対策 (2)農水セットの商品開発 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 【実施体制】町【協議会の役割】事務局にて作成し、配布を行っている。 完成したパンフレットを毛ガニ祭り(200 枚)、産業観光まつり(2,000 枚)、うまいもんまつり(500 枚)等のイ ベントで配布したほか、個別配布(発送品に同封)も行った。 「雄武の宝」について町内外に PR 出来た。 パンフレットの更新及び印刷費用の捻出 継続実施 目 要 ②雄宝(サケ)のブランド化 ③給食への旬のもの提供・説明書きの添付 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 【実施体制】町【協議会の役割】事務局にて作成し、配布を行っている。 完成したパンフレットを毛ガニ祭り(200 枚)、産業観光まつり(2,000 枚)、うまいもんまつり(500 枚)等のイ ベントで配布したほか、個別配布(発送品に同封)も行った。 「雄武の宝」について町内外に PR 出来た。 パンフレットの更新及び印刷費用の捻出 継続実施 (5)水産物のブランド確立と消費拡大 ①メジカ(サケ)のブランド化 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 ②「雄武の宝」をテーマにしたパンフレット、冊子(1 次産業で働く姿)の作成、絵画・ポスターコンクールの 開催 項 実施効果 問題点 今後の予定 項 【実施体制】町、雄武漁協、関係団体 ①めだか塾(5 月 16 日・9 月 12 日)②幌内小秋サケ漁体験乗船(9 月 11 日) ①子供達がホタテの生態等を学んだほか、アサリ掘りやさけ・ます孵化場等を体験後に漁組提供のホタテ・毛 ガニ・鮭によりシーフードカレー・アキアジ鍋を満喫、②子供達が実際に船に乗り船上作業及び選別作業を見 学 予算が少額のため、規模が大きくなる程、費用面の問題が発生する。 継続実施 -「雄武の宝」パンフレットのイベント等における有効活 目 実施体制 実施内容 協議会 1 回:取組活動の報告・次年度取組活動内容・改善内容等協議。 項 海鮮茶付け等の容器をインパクトのあるものに変更した。継続実施。 (4)地域内産業が連携した工夫有る PR への転換 用による PR の実施- 1.協議会、部会(ワーキンググループ)の開催状況等 実施体制 実施内容 実施効果 主催の G-1 グランプリに参加(まろやかチーズ牛丼) 商談会・アンテナショップ(すすきの)への出展及び産業観光まつり・うまいもんまつり・道の駅おうむでの販 売等ブランド化を図っている。 要 【実施体制】『雄武の食卓』有限責任事業組合 海鮮茶漬け、海鮮ふりかけ、海鮮ピザ、韃靼そばコロッケ、韃靼そばの乾麺等の商品の生産・販売。じゃらん - 44 - 概 要 【実施体制】漁協、加工協、①オホーツク総合振興局、オホーツク圏観光連盟②秋鮭消費拡大キャンペーン ①6 月 19 日~20 日にサッポロファクトリーで開催されたオホーツクフェア in 札幌において、雄武の特産品を 出展・販売した。②道庁前で開催された道産材キャンペーンにおいて、消費者動向調査及び鮭の販売を実施。 雄武の特産品を札幌圏の人々に PR できた。①H22 売上 約 26 万円(H21 売上約 36 万円) 継続実施。流通体制の確立及び付加価値を高める。(漁獲から販売までの構築(自主ルート含む)) ②水産業・農業の連携による収穫祭 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 ・新たな取組み項目について検討する。 概 要 9.有識者の助言が必要な事項 【実施体制】町、観光協会、漁協、農協、加工協、関係団体【協議会の役割】発案 9 月 26 日に第 4 回「雄武の宝」 “うまいもん”まつりを開催した。 多数の来場者(約 3,800 人、対前年比-200 人)に「雄武の宝」を知ってもらうことが出来た。 継続実施 ③インターネットによる地域水産物 PR 活動 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 要 【実施体制】漁協、加工協、民間 漁協(海鮮丸)、加工協(海宝)等でホームページを制作し、PR している。 ブランド化の定着及び産地直送の促進 流通ルートの確立、来年度以降も開催する。 4.新規の取り組み 〇地元特産品の PR を兼ねた料理教室の開催 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 要 【実施体制】漁協 2 月 16 日に漁協女性部主催の東京生活クラブ生協で、料理教室が開催され、漁協が納品している雄武の特産品 を使用したホタテのガーリック焼きや毛ガニのリゾットといった 4 品目がつくられた。 料理教室を通して特産品や調理法の紹介だけでなく、交流を図ることが出来た。 5.その他の取り組み 漁港の機能分担・整備促進、おうむ産業観光まつり、毛がに祭り、サケ稚魚育成放流、取水口及びウライ施設の改善(H21 完 成)、植樹運動(東京生活クラブも参加)、幌内ダムに魚道設置(H23)、ホタテガイ漁場造成・耕耘事業、ホタテガイ漁場の沖 側への移動、ウニ囲い礁整備、ウニ移殖、コンブ・カキ養殖、ホタテガイ・毛ガニ・ナマコ等の資源調査、ウニ漁獲量制限、 漁港・市場清掃、ホタテガイ漁場改善(貝殻散布)、ホタテガイウロの堆肥化、ヒトデ及び魚類残渣の処理、友好都市の栃木 県益子町産業祭での水産加工品販売 6.大学・試験研究機関と連携した取り組み(環境調査の実施) 項 目 実施体制 実施内容 実施効果 問題点 今後の予定 概 要 【実施体制】はこだて未来大学、水産研究本部網走水産試験場 ①はこだて未来大学と連携し、環境調査を実施(水温測定)、②水産研究本部水産試験場と連携し、環境調査を 実施(水温測定、さけ・ますのえさ環境) 環境変化に対応する漁業活動に寄与する。 継続実施 7.昨年度のフォローアップ委員会における助言事項に対するフォローアップ 助言事項 (1)具体的な数字の記載 例えば、パンフレットを多数配布という表現は、個別配布先や配布部数 の具体的な記入があれば、評価しやすい。 (2)雄武の知名度の向上 雄武という字を読めない人もいるので、読めないことを前提とした工夫 が必要である。ただし、雄武という漢字は非常に勇敢な強いイメージがあ るので、逆に中国、台湾、韓国の人には受け入れ易いことから、雄武の宝 は中国人などにはアピールすると思われる。 助言に対する対応 今後改善に努める。 送り仮名の記載等含めて検討する。 8.来年度以降の地域マリンビジョン全体への取り組みの改善方針 ・ビジョンへの取組が全体的にマンネリ化してきたので、ビジョン全体の見直しをワークショップや協議会で改善方策を検 討する。 - 45 -
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