CSR の活動範囲

企業理念
For the Customers
オーエムシーカードは、
地球環境・社会と調和した健全な事業活動を通じて、
お客様一人ひとりの豊かで満ち足りた生活の
実現に貢献し、企業価値を持続的に高め、
信頼され続ける企業を目指します。
Policy
私たちは、
1.ステークホルダーの安心・安全・満足を第一に考えます。
2.法令 ・ ルールを遵守し、良識に則り行動します。
3.主体的に行動し、新たな価値の創造と革新に挑戦します。
4.会社情報を適時、適切に開示し企業の透明性を確保します。
5.社会貢献の積極的な活動に努めます。
6.個人情報を厳格に保護します。
目次
編集方針
当社は、企業の社会的責任(CSR)を持続的な成長と発展
のための経営の軸と考え活動に取り組んでいます。お客
様、株主様、お取引先様、従業員など多くのステークホル
ダーの皆様からの率直なご意見をいただきながら、コミュ
ニケーションを深める機会として、またその活動を皆様に
知っていただくため CSR レポートを発行しています。
編集方針
1
Top Message
2
オーエムシーカード の社会的な責任(CSR) 4
CSR のコンセプト
CSR のフレームワーク
CSR の活動範囲
CSR 中期目標(2006 年∼ 2009 年)
報告対象範囲
株式会社オーエムシーカードの活動を対象としていますが、
一部グループ会社の活動も含まれています。
報告対象期間
2006 年度(2006 年 3 月から 2007 年2月)
としていますが、
一部発行日直近状況の報告内容も含まれます。
OMC Policy
法令 ・ ルールの遵守
コーポレートガバナンス
コンプライアンス
リスクマネジメント
情報開示
報告対象分野
経済的活動、社会的活動、環境的活動の 3 つの分野につ
いて、取組み内容を報告しています。
6
10
コミュニケーション
個人情報保護
12
個人情報の取り扱い
発行
2007 年 11 月
次回発行予定
2008 年 10 月
安心 ・ 安全 ・ 満足
顧客満足の向上を目指して
安心・安全の追求
お取引先様とのパートナーシップ
価値創造と革新
お問い合わせ先
株式会社オーエムシーカード
CSR 推進部
16
22
働きやすい職場環境づくり
ライフワークバランスを考えた人事制度
【社会貢献トピックス】
26
品川グランドセントラルタワー
社会貢献
28
TEL: 03-6714-7800
社会貢献
環境
環境美化保全活動
〒 108-8117 東京都港区港南二丁目 16 番 4 号
FAX: 03-6714-3775
URL: http://www.omc-card.co.jp/
企業概要・財務情報
33
1
Top Message
私たちは常にお客様満足向上を経営の軸に、
企業市民としてよりよい社会づくりに貢献するとともに、
信頼される企業を目指します。
新しい企業文化を磨き上げます
私は社長就任の際、「全社横断的な創造活動を通じて
新しい企業文化を築き上げ、環境に配慮し、豊かな生活
を支え、お客様に信頼される企業に発展させる」ことを
決意するとともに、「企業市民として社会から尊敬され
る企業風土を確立し、また、従業員同士が生き生きと行
動し、互いを尊敬しあう組織風土を創ること」を経営者
の夢として語りました。
これを実践するため、私たちは、事業を通じてお客様
一人ひとりの豊かで満ち足りた生活の実現に貢献すると
同時に、広く社会や生活者を含むすべてのステークホル
ダーから信頼される良き企業市民を目指し、CSR 活動に
積極的に取り組んでいます。
「地球にやさしいカード」の累計寄付金額が
5億円を突破しました
事業を通じた社会貢献活動として、2007 年は大阪
府と協力し、カード決済の一部を文化振興に寄付する
OSAKA メセナカードを発行しました。地球環境保護を
テーマとした寄付機能がついた
「地球にやさしいカード」
はおかげさまで寄付累計が5億円を突破しました。
また、
紀尾井ホールのクラシックコンサートに協賛するなど、
さまざまな取り組みを行っています。
私たちは、全従業員が心から人を思いやれる
企業を目指します
私たちは大きく企業を変革しようとしています。ひと
りの人間としてお互いを尊重し、相手に敬意をもって接
すること。
「For the Customers」の企業理念が、お客様
やお取引先様に対する気配りや行動に自然と結びついて
2
Top Message
いること。このように、従業員が心から人を思いやれ
る企業文化を磨き上げるために、毎週、就業時間内に全
従業員で事業所の清掃活動を行っています。10月から
は従業員の有志が本社の近くの公園清掃をするまでに拡
がってきました。
掃除にはただ単に周囲がきれいになるというだけでは
成いたしました。このレポートを通じて、私たちオーエ
なく、良知(人間が生まれながらに持つ知能)に素直に
ムシーカードの CSR に対する考え方や取り組みをひと
心を傾け、実践する効果があります。ものを大切にする
りでも多くの方に知っていただき、ご意見を頂戴し、今
ということが人を大切にすることにつながるのだという
後の活動に役立ててまいりたいと考えています。皆様か
ことを、身をもって学んでいるところです。
らのより一層のご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申
このような活動を通じ、従業員の心の中から企業市民
し上げます。
としての自覚が芽生えてくることを願って止みません。
企業倫理綱領の「OMC Policy」が私たちの行
代表取締役社長 兼 最高執行責任者(COO)
動規範です
私たちは、法令遵守はもとより、社会貢献活動や人権
尊重、環境保護、地域社会との調和など社会的な側面に
配慮した企業活動に積極的に取り組んでいます。
当社の企業倫理綱領である「OMC Policy」を、全従
業員の行動規範として浸透を図り、CSR 活動を深化させ
るために CSR 推進部を設け、法令遵守体制を確立する
ため、内部統制委員会を設置するなど、活発な取り組み
を行っています。
当社は環境経営を最も重要な企業の社会的責任と位置
付け、これまで以上に環境保全に真摯に取り組み、企業
市民として社会との信頼関係を強固なものとして、お客
様満足向上に努め、企業価値のより一層の向上を実現し
てまいります。
このたび、1年間の取り組みをご報告する「オーエム
シーカード CSR レポート 2007」を昨年に引き続き、作
3
オーエムシーカードの社会的な責任(CSR)
CSR のコンセプト
お客様の生活する社会の課題や地球環境の変化などを適
そして、新たな事業の創造と革新に努め、お客様をは
切に認識しながら、永続的に「お客様とその地域社会」
じめとした多くの皆様(ステークホルダー)から信頼
にとって付加価値の高い商品やサービスをタイムリーに
され続ける企業を目指し、企業価値を向上させ社会的
提供することが、小売業を起源とするクレジットカード
存在意義を高めていくことが私たちの「CSR 活動の基
会社である当社の使命と認識しております。
本コンセプト」です。
CSR のフレームワーク
4
オーエムシーカードは、1950 年の創業以来、お客様は
められる社会的な責任を果たすために双方向のコミュ
もとより、株主様、お取引先様、従業員、行政機関、さ
ニケーションを積極的に図り、ステークホルダーの皆
らに地域コミュニティといったさまざまなステークホル
様との信頼関係をより強固なものとし、社会からの永
ダーの皆様に支えられ、企業活動を行っています。そう
続的な信頼と成長を期待される企業を目指していま
したステークホルダーの皆様のご期待に応え、企業に求
す。
オーエムシーカードの社会的な責任(CSR)
CSR の活動範囲
当社は CSR の活動範囲を「基本的な責任」と「自主的
計画的に取り組むことでバランスのとれた活動の推進を
な責任」に分けステークホルダーごとの施策を明確にし、
目指しています。
CSR 中期目標(2006 年∼ 2009 年)
実施項目
CSR 中期目標
2006 年度実施事項
コーポレートガバナンス
ガバナンス体制の強化を図るとともに、会社法や J-SOX 法への対
内部統制委員会を設置しました。
応を進めていきます。
コンプライアンス
各種法令等の遵守強化に努め、良き企業市民として良識ある誠実 コンプライアンスマネジャーセミナーをはじめ従業員教育を行い、
な活動を推進します。
理解度アンケートを実施しました。
企業倫理
「OMC Policy」を制定し、より高い倫理観を維持するとともに、
「企業倫理綱領」を改定し、新たに「OMC Policy」を制定しました。
全従業員への周知徹底を図ります。
情報開示
株主様はもとよりすべてのステークホルダーに対して適切な情報
アニュアルレポート、CSR レポート、会社案内を発行するとと
開示を行います。また、ディスクロージャーや CSR レポートなど
もに、ホームページの充実を図りました。
を通じて積極的な双方向コミュニケーションを図ります。
情報セキュリティ
お客様をはじめ、お取引先様等からお預かりした個人情報を、適
各事業所においてエリア別セキュリティ機器設置基準を見直
正かつ厳格に保護し、第三者等へ漏洩しないよう、徹底した管理
し、セキュリティゲートや虹彩認証システムを導入しました。
体制を構築します。
顧客満足
顧客満足向上委員会を中心として、満足度調査や対応マニュアル
CS 審査基準認定の再審査をクリアし更新することができまし
の周知徹底を行い、消費者志向優良企業として最大限の顧客満足
た。
が実現できるように努めます。
安心・安全
クレジットカード犯罪への対応強化、取引先選定(審査)基準の
不正検知システムや加盟店不正監視システムの導入により不正
見直し及び購買ガイドラインの策定を推進し、お客様の安全を確
被害額を大幅に抑制しました。
保します。
労働環境
従業員満足度の高い人事制度を確立するとともに、障害者雇用の
リフレッシュエリアの設置等職場環境の改善を図りました。
促進に努め、公正かつ透明な労働環境を実現します。
人権
人権問題に関する各種相談窓口を設置し、従業員の人権を守りま
「選抜型研修」や「公募選択型研修」を取り入れ研修プログラム
す。また、研修プログラムの多様化を図り、働きやすい環境づく
を充実させました。
りを目指します。
環境
「地球にやさしいカード」の拡充や環境配慮に優れた企業として
「地球にやさしいカード」の 2006 年度寄付額が約 3,276 万円と
の発展に努めます。また、事業活動の中で実現できる環境問題へ
なり、累計寄付金額が5億円を突破しました。
の対策を積極的に実行していきます。
社会貢献
福岡ラブアースクリーンアップ、荒川クリーンエイドのボラン
「社会貢献型カード」の拡充や従業員によるボランティア活動の
ティア活動に参加しました。
推進により、社会的責任を果たし、積極的に社会的課題の解決に
社会貢献型アトムカードのご利用金額 0.3%を新潟大雪による
向け取り組んでいきます。
被災施設など5団体へ寄付しました。
5
OMC Policy
法令 ・ ルールを遵守し、良識に則り行動します。
従業員一人ひとりが
コンプライアンスマインドを持つように、
体制を整備し、定着させることも
企業が果たすべき社会に対する
重要な責務だと思っています。
コンプライアンスという言葉は、本当につい最近に
なって世の中に認知されてきたと思います。私たちコ
ンプライアンス部が、法規制に則った業務をしている
か、契約事項に問題はないかなどをしっかりとチェッ
クしたり、社内のコンプライアンスマインドの醸成を
推進することで、お客様にも当社自身にも大きな利益
につながるものと考えています。コンプライアンスの
考え方や企業を取り巻く法規制が変わり、企業が義
務として法令遵守体制を構築することは、待ったなし
の状況になっています。社内においてもコンプライア
ンスに関する重要性は浸透してきており、私個人もそ
の重責をひしひしと感じています。これからも、社内
の教育プログラムの実施や社内外での情報収集を図
り、コンプライアンスの徹底を推進していきます。
関谷さんの業務
商標・特許などの知的財産の管理や各種契約書の一元管
理を主に担当しています。さまざまな法規制を業務に迅
速に活かし、お客様と直接接する部署の業務をサポート
し、提案することが、お客様と間接的に関わるスタッフ
コンプライアンス部
関谷 芙美子
6
部門としての使命です。
法令 ・ ルールを遵守し、良識に則り行動します。
コーポレートガバナンス
公正で効率的な企業経営を行うために、
コーポレートガバナンスの充実に努めています。
コーポレートガバナンス体制
内部統制
当社は執行役員制度を導入し、経営意思決定・監督と業
当社は、内部統制システムの構築を重要な経営課題とし
務執行の機能分担を明確にした経営体制を構築してい
て位置付け、
「事業活動に関わる法令等の遵守」
「業務の
ます。取締役会は、取締役 7 名(内、社外取締役 4 名)
有効性及び効率性」「財務報告の信頼性」「資産の保全」
で構成され、毎月 1 回定期的に、また必要に応じて開催
など、企業価値の向上に向けて、その充実を図っていま
されており、法令で定められた事項や経営に関する事項
す。2006 年 5 月に内部統制システムの構築・運用の組
について、すべて付議されます。当社は監査役制度を採
織体として「内部統制委員会」を設置しました。さらに、
用しており、監査役会は、監査役 5 名(内、社外監査
J-SOX 対応を中心とした内部統制の構築を確実に進める
役 3 名)で構成されています。監査役は取締役会へ出席
ため、2007 年 7 月に「内部統制構築プロジェクト」を
するなど、取締役等からの報告の聴取、重要な決裁書類
設置しております。
の調査などにより、取締役の職務の執行を監査していま
す。なお、社外監査役と当社の間には、特別な利害関係
はありません。監査部は、各部門に対して業務監査を行
い、その状況を代表取締役に報告しており、適宜各部門
にフィードバックを行っています。
■コーポレートガバナンス体制図
7
コンプライアンス
お客様から信頼され社会への責任を果たしていくため、
コンプライアンスを最優先する組織・風土づくりを進めています。
コンプライアンス体制
コンプライアンスの徹底
コンプライアンス委員会は、内部統制担当・コンプライ
2005 年 10 月より毎年 10 月を OMC 企業倫理月間と設定
アンス担当兼渉外担当を議長とし、定期的に開催、内部
し、社内ビデオによる経営トップからのメッセージなど
統制委員会で方針決定した法令遵守体制のオペレーショ
の啓発活動を行うとともに、執行役員向けコンプライア
ン等の管理、全体的な統制環境の周知徹底、その他法令、
ンスセミナー、コンプライアンスマジャー向け集合教育
規定に関する問題の報告・連絡を行っています。「シニ
の開催や、新入社員入社時、昇格時、個人情報保護推進
アコンプライアンスマネジャー」「コンプライアンスマ
月間を利用し、定期的に従業員の教育を実施しておりま
ネジャー」「コンプライアンス推進リーダー」
「コンプラ
す。
イアンスリーダー」を任命し、コンプライアンスの趣旨
に従ったマネジメントを行っています。コンプライアン
ス部は、各部門に対しコンプライアンスにかかる指示・
指導を行い、その状況をコンプライアンス委員会に報告
しています。CSR 推進部は、個人情報保護法に対応した
適正な管理体制を整備し、お客様の個人情報保護の徹底
を図っています。
▲ 2007 年 1 月「コンプライアンスマネジャーセミナー」を開催
■コンプライアンス推進の仕組み
8
法令 ・ ルールを遵守し、良識に則り行動します。
内部通報制度
2003 年 3 月に反コンプライアンス行動の監視及び早期
発見によるコンプライアンス徹底のため「OMC 相談室」
を設置しました。相談内容については、事実確認を行っ
たうえ、解決を図るとともに、相談者には結果報告を行
います。また「OMC 相談室」の活動状況は、
「コンプラ
イアンス委員会」へ報告しています。なお、
相談者は「相
談者保護の 3 原則」により守られます。
リスクマネジメント
社会の信頼と期待に応え、事業を継続的に営んでいくために、
リスクの把握とそれに対処する体制を整えています。
リスクへの適切な対応
災害リスクマネジメントへの取り組み
当社は、情報セキュリティリスクや、信用リスクをはじ
自然災害の多い日本では、事業の中断を招く緊急事態に
めとした主要業務に内在するリスクを分析・把握して、
備え、その対策を事前に行い、災害に強い企業をつくる
適切に管理することで各種リスクの予防、発生に関する
ことが、
多くのステークホルダーから求められています。
的確な対処を実施し、安全性の高い業務運営を通じた経
人命の安全と事業の継続性の観点から、大地震が起きた
営の健全性の確保と信頼の向上に努めています。
際の初動・復旧対応の具体的な行動計画を、防災に関す
る諸規程に基づいて立案し、訓練を実施しています。
BCP ※(Business Continuity Plan)
当社は、株式会社セントラルファイナンスと共同で、情
報システムを相互に補完機能として位置づけたバック
アップ体制の構築に着手します。銀行の災害対策と同等
以上の高レベルな災害対策システムとして、信販・カー
ド業界で初めての導入となり、災害時の事業継続の信頼
性を高めてまいります。
※ BCP(事業継続計画):大規模災害やインフラ障害発生時に重要な
業務を継続するための対策や計画
▲ 2006 年 9 月、品川オフィス総合防災訓練を実施
9
OMC Policy
会社情報を適時、適切に開示し企業の透明性を 確保します。
会社が何を考え、どのように進むのか、
従業員が何を考え、何を求めているのかを
全社で共有することで、
信頼される会社になると思っています。
会社情報をステークホルダーの皆様に適切にお伝
えするためには、社内での円滑なコミュニケーショ
ンが欠かせません。そこで現場の生の声など生きた
情報を社内で共有するためビデオ社内報を制作して
います。
ビデオによる社内報を制作している企業は多くあ
りません。イントラネットや冊子では、伝えきれな
いそれぞれの職場の息づかいまで伝えられたらと、
試行錯誤を重ねています。毎回のニュースに「よかっ
たよ」「ためになったよ」といった声が聞こえるた
びに当社にとって重要な業務なんだと実感していま
す。企業の社会的責任は、あまりに広く漠然として
おり、一人ひとりが業務の中で意識することは、難
しいかもしれませんが、見せる工夫・考えさせる工
夫を施し、ビデオ社内報を利用して、リアリティの
ある CSR 活動の推進に少しでも役立てたらと思っ
ています。
橋本さんの業務
月に 2 回のビデオ社内報「OMC EYES」を担当。会社の
方針などを伝えるだけでなく、そこで働く一人ひとりの
視点を共有できる番組づくりに努めています。
CSR 推進部<広報>
橋本 富美子
10
会社情報を適時、適切に開示し企業の透明性を確保します。
コミュニケーション
ステークホルダーの皆様の声を経営に活かす取り組みを推進しています。
すべてのステークホルダーに対する適切な対応
統括的な情報開示ツールとしてのホームページ
当社と関わりのあるすべてのステークホルダーの皆様
インターネット・ホームページでは、事業戦略を含めた
へ、それぞれのニーズに合った情報を提供するだけでな
当社の基本戦略やIR基本情報のほか、各種サービスや
く、双方向でのコミュニケーションを図り、その声を当
FAQ等、情報の拡充を図っています。
社の経営に活かしていくことが、企業の社会的責任を果
たすために重要であると認識しています。
お客様
カードご利用代金明細書に同封される「OMC NEWS」
では各種キャンペーン情報やサービスの紹介、優待・特
典やご注意情報等をお知らせしています。また、会員様
専用の WEB サイトでは各種申込み、変更手続きに加え、
ご利用明細の照会もできます。
お客様からのご意見・ご質問は「ふれあいカウンター」
や「コールセンター」で承っています。また、当社ホー
▲「OMC NEWS」
▲ホームページ
ムページにもお問い合せの入力フォームを用意してお
り、ご意見・ご質問に迅速に対応しています。
お取引先様
▲
加盟店・お取引先様向けには「会社案内」を発行してい
「会社案内」
ます。当社の事業内容やビジョンを図や写真によりわか
りやすく示しています。
株主様
株主様には年 2 回、
「営業のご報告」
をお送りしています。
「企業・IR 情報」のホームぺージでは最新のニュースリ
リースや決算に関する情報、英文の「アニュアルレポー
▲「営業のご報告」
ト」を掲載し情報を公開しています。また機関投資家の
アナリストを対象とした説明会を実施しています。
▲「アニュアルレポート」
従業員
社内のコミュニケーションツールとしては、月2回ビデ
オ社内報「OMC EYES」を放映、月1回社内報「TRUST」
を全従業員に配布し、当社の目標や取組み内容を紹介し
ています。また従業員アンケートを行い、その内容を社
内報作成時に反映させています。
▲「TRUST」
▲「OMC EYES」
11
OMC Policy
個人情報を厳格に保護します。
お客様からお預かりしている個人情報の管理は、
一人ひとりの人生の履歴ともいえる背景をも
守ることだと考え、
徹底した管理をしています。
西関東営業部 提携チーム
安部 拓朗
カード募集の現場では個人情 報が溢れています。
申込み用紙 やお客様の身 分を証明する書 類など頻
繁に扱っていると一番怖いのが
「慣れ」だと思います。
新聞やテレビで個人情報漏洩のニュースを聞くたび
に自分の業務に置き換えて注意すべき点はないか確
認しています。特に注 意していることは、ルールは
厳格に守られているか、小さな気づきを見逃してい
ないかの2点です。どんなささいなことでも事故に
つながるようなことは何度でも注 意をすることが大
切だと考えて行動しています。
最近はお客様の個人情報に関する関心が高くなっ
ているなと感じる場面が増えました。法的・形式的
な手順を守るという対応ではなく、個人情報はお客
様の大切な資産だという認識を持つことが大切だと
考えています。
12
安部さんの業務
西関東の 4 店舗、20 名のパートさんと首都高カードの
募集に携わっています。各店でのパートさんへの教育や
アドバイスの実施、募集方法の検討等、目標達成に向け
た取り組みを行っています。
個人情報を厳格に保護します。
個人情報の取り扱い
お客様からお預かりしている個人情報の保護に全社をあげて取り組んでいます。
個人情報保護
当社の事業においてお客様の情報は、なくてはならない
ものです。お客様からお預かりした個人情報を厳重に保
護し適正に利用することは、当社の最も重要な社会的責
任であると認識しています。当社は、個人情報に関する
法令及びその他の規範を遵守し、さらに保護方針をもっ
てお客様の大切な個人情報の保護に万全を尽くしてまい
ります。
個人情報保護方針
1. お客様からお預りした情報は、クレジットカードの発行、目的ローンの契約に伴うご
利用、ご請求、お問い合わせ並びに保険等各種申込手続き及び商品・サービスの
ご紹介、提供等のために、予めお客様の同意をいただいた会員規約、各種申込書
等に記載した範囲内で利用させていただきます。
尚、上記目的の達成に必要な範囲を超えた個人情報の取扱いは行わないこととし、
万一本人が同意した利用目的の範囲を超えて利用する場合には、改めて事前の同意
を得ることといたします。
2. 当社が取扱うお客様の情報は、次のとおりです。
(1) クレジットカード、各種目的ローン、保険等申込書等にご記入いただいた情報
(2) クレジットカード発行契約等に関する申込日など契約内容に関する情報
(3) お客様とのご契約に定めた範囲で当社へ届け出、通知された情報
(4) クレジットカード等のご利用やご決済により発生する情報
(5) 個人信用情報機関から得た情報
(6) お問合せ等の通話及び防犯上録画された映像等の情報
(7) 運転免許証、パスポート等の記録又は写し等の本人確認情報
(8) 与信及び本人確認等の為に会員等の住民票等を当社が取得し利用することによ
個人情報保護マネジメントシステム
り得た情報
(9) その他一般に公開されている情報(官報、電話帳等)
当社が取り扱うすべての個人情報を正確かつ最新の状態
で安全に管理することを目的として、マネジメントの根
幹をなす「計画 Plan」
「実行 Do」
「監査 Check」
「見直
し Action」のサイクルを反復し、継続的改善によって、
より高度な個人情報保護のレベルを追求しています。
3. 当社は、お客様の情報の適切な取扱いについて従業員教育、社内体制、個人情報
の漏えい・滅失又はき損防止及び是正の継続的な見直しを図り、お客様の情報の
保護強化に努めます。
4. お客様からお預りした情報の処理を外部の企業に委託したり、お客様へのサービス
や利便性の向上を図るために当社が提携する企業に情報を提供する場合がござい
ます。
その場合は、個人情報の保護が十分に図られている企業を選定し、個人情報保護
の契約を締結する等必要な処置を実施いたします。
5. 当社は、お客様にお役に立つさまざまな情報を当社及び当社が提携する企業からダ
イレクトメール等でご案内しておりますが、ご希望にならない場合はお申し出をいた
だければ迅速に停止等の処理をいたします。
6. 当社は、お客様から情報の照会、訂正等のお申し出、苦情及び相談等について下記
の部署にて受付を行い、万が一誤った情報があれば迅速に訂正等をいたします。
7. 当社は、定期的に監査を行い、この方針を実践遵守するとともに引き続き個人情報
保護マネジメントシステムの継続的改善に真剣に取り組んでまいります。
【個人情報に関するお問い合わせ先】
OMC サービスセンター
電話番号 03-5638-3211 06-6339-4074 (承り時間:平日 9:15 ∼ 18:00)
■個人情報保護マネジメントシステム概要
13
外部認証の取得(プライバシーマーク)
2003 年 1 月 に は、 財 団 法 人 日 本 情 報 処 理 開 発 協 会
(JIPDEC)から、流通系クレジット会社では初めて個人
情報を適切に保護している企業として認定を受け、プラ
イバシーマーク※を取得しました。
また 2007 年 3 月には、他社に先駆けより厳格に改正さ
れた審査基準にて更新認定を受けました。
※プライバシーマーク:
財団法人日本情報処理開発協会が管理する、個人情報
取り扱いに関する認定制度。
日本工業規格「JIS Q 15001 個人情報保護マネジメント
システムー要求事項」に準拠。
セキュリティシステムの拡充
各事業所のエリア別セキュリティ機器設置基準を設け、
個人情報を取り扱うエリアを完全個室化し端末を集約し
ています。入室にはカード認証に加えて生体認証を導入
し、より強固なセキュリティシステムを構築しています。
設置型パソコンには静脈認証システムを導入、モバイル
型パソコンには指紋認証システムに加え内部に記憶装置
の無いシンクライアントパソコンを導入することでより
高度なセキュリティシステムを構築しています。
14
▲カード認証によるセキュリティドア
▲不審者の入室を防ぐセキュリティゲート
▲個人情報を扱うエリアを守る虹彩認証システム
▲会社のデータを守る静脈認証システム
▲内部に記憶装置の無いシンクライント PC
▲サーバーと管理端末を完全分離したサーバー室
個人情報を厳格に保護します。
従業員教育の徹底
全従業員教育
当社では 2001 年 7 月の個人情報漏洩事故の教訓を忘れ
ることのないよう、毎年 7 月、8 月を「個人情報保護推
進月間」と定め、定期的に全従業員教育並びに専任講師
による研修会を実施しています。また、従業員教育にお
いては教育実施後「個人情報保護誓約書」を毎年全員が
提出することにより、従業員のさらなる意識向上を図っ
ています。
▲従業員研修
認定資格の取得
全社員の 99%が社団法人日本クレジット産業協会の認定
資格である「個人情報取扱主任者」資格を取得していま
す。また、パートタイマーを対象とした当社独自の「個
人情報取扱者認定制度」を 2004 年 9 月に導入するなど、
全従業員の個人情報取り扱い意識の強化を図っています。
▲個人情報取扱者認定通信講座テキストと認定証
一人ひとりの意識が大切です
お客様の個人情報をお預かりしなければ事業が成り立
たない当社において「個人情報取扱主任者」資格は全
社員必須の資格として認識されています。新規取得や
更新手続きなどをもれなく行い取得率の維持向上を目
指しています。
人事部 栗原 明美
15
OMC Policy
ステークホルダーの安心 ・ 安全 ・ 満足を第一に考えます。
自分の役割を忘れずに、
お客様の立場になって考えることが
信頼関係のポイントだと思います。
コミュニケーションを深めることが
企業の価値につながると実感しています。
コールセンターでは毎日さまざまなお客様からの
お電話をいただきます。受電オペレーターは当社の
顔であり、その対応が OMC のイメージに大きな影
響を与えると思っています。私は CSR は会社の品格
や品位を意味するものだと考えています。お客様と
直接対応する受電オペレーターを通して、お客様に
いかに満足して、気持ちよく電話を終了していただく
かということと、お客様から感謝していただくことを
目標に日々業務を行っています。お客様への対応を
最善のものに仕上げていくためには、業務の中だけ
でなく清掃や挨拶など人としてあたりまえのことがあ
たりまえにできるような職 場風 土となることも重要
だと思っています。私たちが自然体でお客様と対応
し、満足していただくことが他社にない強みになる
と考え積極的に実践しています。
高野さんの業務
コールセンターで受電オペーレーターの対応をモニター
し内容を評価分析フィードバックしています。さまざま
なお客様対応に的確なアドバイスが行えるよう自己研鑽
の日々は続きます。
※コールセンター業務はグループ会社である株式会社プロセント(2007
年 3 月設立)に委託しています。
16
コールセンター 品質管理課
高野 純子
ステークホルダーの安心 ・ 安全 ・ 満足を第一に考えます。
顧客満足の向上を目指して
企業理念「For the Customers」を具現化するためお客様の声を広く聞き、
経営に反映させています。
一人ひとりの「お客さまの声」を活かす
■体制図
顧客満足向上委員会は、顧客満足に関わる最高意思決定
機関であり、1998 年 3 月に設置以来、社長による強い
リーダーシップのもとで運営し、これまで 117 回開催
しています。現在は、月 1 回開催し、
お客様対応窓口
(コー
ルセンター・ふれあいカウンター等のフロントライン)
に寄せられる、要望・提案・苦情・相談等のお客様の生
の声から抽出された課題に対して、活発に議論し課題解
決に取り組んでいます。この委員会を通じて、フロント
ラインとスタッフが一体となり、お客様満足のより一層
の向上を図っています。当社は、お客様からの不満・苦
情・要望・提案・お褒めの言葉など、あらゆるご意見を
オーエムシーカードに対する期待のお気持ちとして受け
とめています。
この「お客様の声」は、ふれあいカウンターやコールセ
ンターを通じて月間 500 件以上収集しており、お客様
には 5 日以内に回答しています。また、各種の顧客満
足度調査(クレジットカード定点調査、電話応対満足度
調査、インターネットモニター調査等)やお客様代表の
グループインタビュー
(オーエムシーパートナー座談会)
も定期的に実施しており、商品・サービス・業務の改善
に活かしています。
▲顧客満足向上委員会
オーエムシーパートナー座談会
お客様の生の声をサービス向上に役立てる目的で 2004
年 4 月にスタートし、CSR 推進部を事務局に、6 期に
わたり計 19 回実施しました。第 7 期となる 2007 年下
半期は、8 名の OMC カード会員様をお招きして開催し
ています。皆様のライフスタイルやカードの利用シー
ンを伺い、お客様に喜んでいただけるサービスの提供
に役立ててまいります。
▲オーエムシーパートナー座談会
17
ふれあい(募集)カウンターでの取り組み
カード募集ではクレジットに関す
る不安を払拭し、お客様に合わ
当社は現在およそ 200 ヶ所のカウンターを設置し、カー
せたトークをすることが大切です。
ド募集を行っています。またカウンターを新規のカード
私自身が OMC カードが好き
募集だけでなく、既存会員様への情報発信やサービス提
ということがポイントだと感じて
供の場として、お客様の要望やニーズを直接お伺いする
います。
西関東営業部
「お客様とのふれあいの場」と位置付け、
「ふれあいカウ
森久保 夢
ンター」と呼んでおります。
「5 分間エンターテイメント全国大会」開催
お客様にポイントを押さえた説
明をするため自分の勉強が大切
2006 年 11 月にカード会員様の拡大と、より便利にお得に
です。お客様からの問いかけに
ご利用いただく施策としてカード募集時の対応を顧客満足
気を配り笑顔を忘れず誠心誠意
や品質向上などの視点で切磋琢磨する目的で開催しました。
対応することを心がけています。
中部営業部
吉田 麻紀
コールセンターでの取り組み
お客様からの「お問い合せに答える」センターから、お
客様の「ご期待に応える」センターを目指し、応対品質
のレベルアップに取り組んでいます。具体的には、エー
の応対状況をモニタリングし、
ジェント※全員(約 300 名)
評価・コーチングを実施しています。さらに、外部の専
門家による調査・分析も行い、継続的な改善に努めてい
ます。また、役員も毎月コールセンターでのモニタリン
グを行い、お客様の声を業務改善に活かしています。
※エージェント:コールセンターでお客様からの電話をお受けするオペ
レーターの呼称
▲コールセンター
CS 審査基準認定
2005 年 2 月に株式会社日本能率協会コンサルティング
から、「Customer Satisfaction 審査基準による認定(CS
審査基準認定)」第 1 号に認定されました。「CS 審査基
準認定」は、お客様と向き合う店頭第一線の顧客満足向
上力の高い企業を認定し、お客様と接する第一線の現場
で働く従業員の努力を賞賛することを目的として設置さ
れたものです。なお、この認定は、認定日から 2 年毎に
再審査が必要であり、2007 年 2 月に更新することがで
きました。さらなる顧客満足向上に取り組んでいます。
18
▲ 2007 年 3 月、品川オフィスで開催した
CS セミナー
ステークホルダーの安心 ・ 安全 ・ 満足を第一に考えます。
安心・安全の追求
最新システムの導入と従業員の専門性向上により
安心・安全を追求しています。
安心・安全を提供するシステム基盤
カード発行の審査プロセスを大幅に自動化したシステム
を活用した高度な審査体制を確立、カードの申込みから
発行までを 15 分、WEB における申込み審査は 3 分と業
界最速レベルの審査を実現しています。途上与信におい
ては、会員様ごとの適正な与信を提供できる途上与信最
適化システムを導入し、リスクを最小限に抑え収益の最
大化を図っています。また、多様化するクレジットカー
ド犯罪に対応するため、不正検知システムや加盟店不正
監視システムを導入し、不正被害額の大幅な抑制に努め
てまいりました。さらには、法務関連債権のデータベー
スを構築し、カウンセリング支援をシステム化していま
す。
2006 年度のクレジットカード不正使用被害額は業界全体で約 105 億円※に上ります。
当社では業界に先駆けて不正を検知するシステムを導入し対応しています。
このシステムは会員様の買物履歴のパターンから、異常な買物行動を早
期に発見するシステムです。例えば、急にデジタルカメラを3台も立て続
けに購入した場合などは「異常な買物」と判定されすぐに警告が出ます。
不正使用を監視する担当者が速やかに加盟店に電話をかけてカード利
用状況の確認をしたり、カードを使っている本人の確認をすることで不
正使用を未然に防ぐことが可能になりました。
さらに、不正使用を見破るための特別な条件をこのシステムに設定する
ことで発見の確立を高めることができます。
最近では、被害が多発する地域にあわせて設定条件を毎日変更するこ
ひとつの端末で会員監視と加盟店監視の二
とでかなりの確率で不正使用を検知し防御することができるようになり
つのシステムを稼働させ効率を上げています
ました。こうした対応により、不正使用による被害は導入後大幅に減少
しました。
※社団法人日本クレジット産業協会「クレジットカード不正使用被害の発生状況」より
19
カード犯罪の撲滅
全国クレジットカード犯罪対策連絡協議会の活動の一環
として、警察学校や税関などで当社従業員によるクレ
ジットカード犯罪の講義を実施しています。これは、捜
査当局との連携強化を図り、巧妙化するカード犯罪の撲
滅に取り組むことを目的に実施しているものです。
▲講義風景
不正使用防止の推進
カード不正使用防止を推進する情報交換の場として「VISA
リスク管理会議」が開催され、当社のオーソリセンター
での対応状況や不正使用の事例発表を行いました。当社
は 加盟店契約会社としても不正防止のノウハウを持っ
ている という点において高く評価されています。
▲「VISA リスク管理会議」での報告
従業員の専門性向上(外部資格の取得)
お客様に安心してカードをご利用いただくために、力ー
ドの適正な審査や不正、犯罪の未然防止、被害の拡大防
止に取り組まなければなりません。そのためには、専門
能力のある従業員の育成が必要であり、外部資格の取得
を積極的に推進しています。
外部資格取得 ( )内は対前年度増加数
資格名
取得人数
取得率
クレディッター
955(26)
77.0%
シニアクレディッター
323(56)
26.1%
クレジット債権管理士
896(106)
72.3%
クレカウンセラー
143(39)
11.5%
2007 年 3 月末現在
クレジット業界の資格・認定制度
●クレディッター
審査業務に携わる担当者が、初期及び途上与信の基礎知識と関係法令を
習得し多重・多額債務者の発生防止に努めることを目的とした資格。
●シニアクレディッター
審査業務に携わる担当者が、幅広い知識と高度な審査能力や専門知識を習
得し適正な与信に努め、社会的評価や信頼を高めることを目的とした資格。
●クレジット債権管理士
債権回収に関する関係法令や関連知識を習得し、カウンセリング等を行
うことにより、顧客の安心と信頼を得る人材の育成を目的とした資格。
●クレカウンセラー
クレジット債権管理士の中から、知識・経験・能力に優れた人材を選抜
し業界の社会貢献の一環として、
「クレジット教育」
「クレジット相談」がで
きる担当者の育成を目的として創設された資格制度。クレカウンセラーは各
地の消費生活センターや専門学校などに講師として派遣され、クレジットに
関する知識の普及啓発に努めています。
20
▲最難関のクレカウンセラーに合格した 39 名
資格取得保有者数は業界トップクラス
ステークホルダーの安心 ・ 安全 ・ 満足を第一に考えます。
お取引先様とのパートナーシップ
お取引先様との良好なパートナーシップを図る独自のビジネスモデルを構築し
お客様満足度の高いサービスを提供し続けます。
CVC(カスタマー・バリュー・チェーン)
■お客様のライフステージ
当社は、お客様の充実した生活のために、高品質・多機
能で、利便性の高い OMC カードをベースに、個々のお
客様のライフステージやライフシーンに合わせて各業界
の優良企業約 250 社と提携し、価値ある商品やサービス・
情報をタイムリーに提供し続けることで、生涯にわたる
パートナーシップを築きたいと考えています。
これらの商品やサービス・情報は「カードご利用代金明
細書」やインターネットサイト「くらし快適 .net」、会
員情報誌「OMC NEWS」などでご案内しています。
MSP(マーケティング・ソリューション・パートナー)
当社は小売業を起源とするクレジットカード会社として
築き上げてきたノウハウを発展させ、新たな提携カード
戦略を構築しました。提携カードの提携先企業のパート
ナーとして、当社の強みである募集力、
データベースマー
ケティング力、プロモーション力を活かしたトータル・
ソリューションを提供し、提携先企業の売上拡大、会員
拡大、優良顧客の育成に貢献する提携カードを開発、提
供することが当社の実践する MSP モデルです。今後も
ソリューション・パートナーとして提携先企業の営業支
援を行うことで双方 Win-Win の関係を構築してまいり
ます。
21
OMC Policy
主体的に行動し、新たな価値の創造と革新に挑戦
します。
従業員が お客様のために
最大限のパフォーマンスを発揮出来るよう、
従業員
「個人」と
「会社」
「職場」との調和を図り、
適切にマネジメントする事が
重要と考えています。
人事部での業務を 7 年、従業員がやりがい・働き
がいを感じられる企業を目指して、多くの従 業員か
ら意見をもらい、施策を検 討・実施していくのが私
の 仕事です。従 業 員の要 望や現状の課 題を的確に
把握するために毎年サーベイを実施し、人事制度の
改 定やマネジメント層の意識改革、ジョブローテー
ションや社 員研 修、自己啓発といったキャリアアッ
プ支援などにその結果を反映させ、日々施策のブラッ
シュアップを図っています。
企業にとって一番身近なステークホルダーである
従業員の満足度(ES)を向上させ、高いパフォーマ
ンスを引き出していく事が、ひいてはお客様を始めと
したステークホルダーの皆様の満足度を高めていく
事に繋がり、当社の社会的責任を果たせていくもの
と思います。
太田さんの業務
全社の要員・人件費計画の策定、人事制度の改定・運用、
ジョブローテーションを始めとした人事異動を担当して
います。
人事部
太田 勲志
22
主体的に行動し、新たな価値の創造と革新に挑戦します。
働きやすい職場環境づくり
誰もが安心して、健やかにいきいきと働ける職場づくりに力を注いでいます。
人権の尊重
職場環境
人権に対する配慮は、企業としての当然の責任であると
従業員一人ひとりが最大限の能力を発揮できるよう法令
考えています。「基本的人権の尊重」
「世界人権宣言」な
の遵守は当然のこととして、労働時間短縮に向けた各職
どの理念を踏まえるとともに、関係法規制等を遵守し、
場での工夫や業務改革を通じて、適切な労働環境の整備
各種教育時に社内に徹底を図っています。また、障がい
に取り組んでいます。また管理職研修等を通じて、適切
者雇用に関しても、職場環境の改善などを図るとともに、
なコミュニケーションや労務管理が行われるよう継続指
ハローワークなど関係諸団体との連携を進め、雇用確保
導しています。仕事と休憩を明確に分け、リラックスし
に取り組んでいます。
て休憩できるエリアとしてリフレッシュエリアを設ける
など、
より働きやすさを考慮したオフィスにしています。
人材の多様性を活かす
意欲や能力のある女性社員の活躍の場の拡大や、女性の
採用拡大に努めてきました。今後も性別、国籍、中途採
用、年齢などにかかわらず、さらなる能力開発とキャリ
ア構築の機会均等を継続的に進めます。
心と体の健康管理
▲リフレッシュエリア
全従業員を対象に定期的な健康診断や人間ドックの実
施、心と身体の相談窓口の設置やストレスマネジメント
研修の実施など、心身両面からの健康づくりを実施して
います。
労使の協調
従業員一人ひとりが創造性を発揮できる自由闊達な企業
風土を醸成するため、賃金・人事諸制度から経営諸施策
に至るあらゆる問題について、年間 6 回の労使協議会や
日常的な事務折衝などの場を通じて、労使が協調して話
し合いを行っています。
23
ライフワークバランスを考えた人事制度
企業における最も大切な資源(財産)は「人」であるとの認識から
従業員を大切にし、従業員の期待に応える企業でありたいと考えています。
人事制度
当社は、個人の成長と会社の成長を結びつけることを人
■人事制度の基本フレーム
事ポリシーとしています。従業員一人ひとりが自律し
た人材に成長し、自律した人材に活躍してもらうため
に、そして会社もともに魅力的な企業に成長していける
よう、さまざまな人事施策を展開しています。人事制度
の全体像としては、求められる人材像を明確にした上
で、従業員個々人の適性・能力の発揮度を重視した人
事制度を取り入れ、仕事の成果に応じた評価・報酬体系
となっています。また、従業員の価値観の多様化に対し
ても、働き方や職務の志向性により、パートタイマーや
地域社員、全国社員までキャリア選択が可能な総合立体
的な制度体系になっています。2005 年 9 月に導入した
地域社員(リージョナル社員)制度は勤務地を限定した
中で各事業における業務経験を通じ、能力開発を行うこ
とで、地域に根ざして自己実現を目指す制度となってお
り、個々人の働き方に関するニーズを採用したもので
す。パートタイマー制度においても能力に応じた賃金体
育児支援
系を取り入れるとともに、レベルに即した教育研修を実
当社では、育児を支援していくための制度として、育児
施するなど個人のキャリアプランに応じた制度としてい
休職は子供が 3 歳になるまで、育児時短勤務は小学校 3
ます。評価においては評価者と被評価者とのツーウェイ
年時までと、
法定を大きく上回る制度を導入しています。
コミュニケーションを大切にした、透明かつ公平な「評
2006 年 6 月に改定した全国社員の人事制度においては、
価制度」を導入しています。
「家族手当」 を子供の養育に対して支給する 「子供手当」
に改め、手当の支給対象を胎児からとし、その支給水準
も大幅に引き上げるなど少子化対策へ向けた取り組みも
キャリア形成
や介護などでやむを得ず退職した従業員について、退職
当社では、自律的なキャリア形成をサポートし、さまざ
後一定期間内であれば、退職時と同処遇で再雇用される
まなチャレンジを支援するとともに、求める人材像への
制度を導入するなど、従業員一人ひとりの人生設計に応
成長を促進するためのキャリア・能力開発体系を整備し
じることができるよう環境整備に努めています。
ています。また、業務におけるスキルアップ目標や今後
チャレンジしたい業務など自己の目標設定に基づく「自
己申告制度」を採用しています。さらに、人材の適正な
配置を実現する公募制も実施し、意欲のある人材、専門
性の高い人材発掘と社員の自己実現の機会を提供してい
ます。
24
行っています。また、ジョブエントリー制度では、育児
主体的に行動し、新たな価値の創造と革新に挑戦します。
自己実現を目指す教育 ・ 研修
当社にとっての最大の資源は「人」であるとの認識か
■主な研修と参加人数
ら、人材育成に関する制度、投資を積極的に進めていま
研修名
参加人数(人)
す。階層別教育、部門別教育、自己啓発の 3 つを柱とし、
内定者教育
75
OJT 教育や資格取得を推進し、人事制度と連携した教育
ブラッシュアップ研修(入社 1 年目)
100
体系としています。また、内定者通信教育・新入社員研
中堅社員研修
37
修、実務研修、キャリアデベロップメント研修など多様
監督職昇格時研修
15
なプログラムを設定し、さらにカフェテリアプランとし
て個人の学習スタイルに合わせて自発的に専門能力を向
上させるプログラムも受講できる体制としています。ま
執行職昇格時研修
15
キャリアデベロップメント研修
126
選抜型研修
12
公募選択型研修
8
た、毎年クレジット先進国である米国(ハワイ)での研
修も実施、年間約 200 名の従業員が参加しています。
2006 年度より、さらに教育プログラムを充実させるた
め、次世代育成を目的とした 「選抜型研修」 や自発的に
キャリアアップを目指すための「公募選択型研修」も取
り入れています。
企業風土の醸成
当社は「従業員が生き生きと行動し、互いに尊敬し合
う」組織風土の醸成を目指しています。その取り組みの
▲
ひとつとして、オフィスを大切にすることは人を大切に
本社見学会
することにつながり新たな発見や「気づき」も生まれて
くるとの考えから、オフィスの掃除を毎週行っています。
また、当社の現場力を支えるパートタイマーの皆さんと
社長との座談会や従業員のご家族に当社を理解いただく
ための本社見学会などを実施しています。
▲
▲
オフィス清掃
社長との座談会
25
事業活動を通じた社会貢献、人々のより豊かで 地域社会での取り組みを通じて社会と共生する 「地球にやさしいカード」累計寄付金額5億円突破
当社は社会貢献・寄付型クレジットカードである「地球にやさしいカード」
を 1991 年より発行し、毎年財団法人緑の地球防衛基金へ寄付しています。
2006 年度寄付額約 3,276 万円を加え、寄付総額が 5 億 368 万円(07 年 2 月
末時点)となりました。これは社会貢献型クレジットカードの寄付額として
▲
は、クレジット業界では最大規模のものです。
2007 年 4 月、財団法人緑の地球防衛基金が主催する
第一回研究・活動報告会
「地球にやさしいカード」15 年の歩み
1991
地球にやさしいカード発行。
1999
カード種類『天草の自然を守る』が発行され、20 テーマに。
2001
寄付金総額 3 億円突破。
2002
カード種類『ヒマラヤの自然を守る』が、『酸性雨を防ぐ』に変更。
2003
寄付金総額 4 億円突破。カード種類『熱帯林を守り育てる』が、『ヒマラヤの自然を守る』に変更。
2003
カード種類『ウミガメを守る』が、
『熱帯林を守り育てる』に変更。
2005
6 テーマの発行が終了。
『ウミガメを守る』が発行再開し 14 テーマに。
2006
累計寄付金額 5 億円突破。
テーマ別団体の取り組み事例
「地球温暖化を抑える」
特定非営利活動法人 FoE Japan
●温暖化問題の国連専門家会合(5 月)、
気候変動枠組条約締約国会合(11 月)参加
●アジアでの温暖化とエネルギー開発シンポジ
ウム開催
●「化石燃料恐竜」を国内各地の環境イベント
に出展
●「人類が恐竜と一緒に絶滅しないために何を
するべきか」パネル、クイズ、紙芝居などを
作成
●ドイツにおける温暖化対策事例調査実施
●国内イベントにおけるグリーン電力の普及活動
26
「オゾン層を守る」
特定非営利活動法人 ストップ・フロン全国連絡会
「フロン対策」に関する活動
●フロン回収の状況把握
●回収率向上に関するはたらきかけ
●脱フロンキャンペーンの展開
「次世代を担う子供たちへの啓発」に関する 活動
●紫外線対策啓発プログラムの開発
●オゾン層保護啓発 DVD「オージー・オゾン」 の日本語版の制作
●紙芝居「地球かあさん」の制作・ホームページ
による情報発信
●ホームページをリニューアル
社会貢献トピックス
健康的な生活文化への貢献、
企業でありつづけたいと考えています。
音楽活動を支援
2007 年 3 月13 日、当社特別協賛による OMC Card Classic Special「The
Dream Trio」を紀尾井ホールにて開催。コンサートでは、まさに 夢
のトリオ と称される日本を代表する三演奏者が弦楽三重奏を披露し
ました。音楽を通じ、お客様に当社の 芸術文化支援に対する姿勢
をアピール、ブランド価値を高める活動として、今後も継続して開催し
てまいります。
OSAKA メセナカード発行
2007 年 3 月、多彩な大阪文化の振興に協力することを目的に全国
初の自治体提携カード「OSAKA メセナカード」を発行しました。
最大の特徴として、カードショッピングご利用金額の 0.3%が大阪
府文化振興基金に自動的に寄付され、ご利用いただく会員様には、
ご負担無く文化振興に貢献できる仕組みとなっています。今後も社
会貢献活動の一環として、地域の文化振興に積極的に取り組んでま
いります。
▲太田府知事と会談
環境美化保全活動
当社は 1995 年にダイエーグループ企業として参加した関東での「荒
川クリーンエイド」を始めとして、
九州での「福岡ラブアースクリー
ンアップ」や関西での「淀川クリーン活動」、北海道でのクリーン
活動などに多くの従業員がボランティアとして参加してまいりまし
た。2007 年 9 月に新たな取り組みとして品川本社において当社が
主催する地域クリーン活動を港区と協力して企画、従業員とご家族
を含め 155 名が参加し、港南公園と周辺道路の清掃を行いました。
今後、この活動は毎月実施する従業員のボランティア活動として継
続してまいります。
▲港南公園の清掃風景
27
OMC Policy
社会貢献の積極的な活動に努めます。
全国初の自治体提携・寄付型カード
「OSAKA メセナカード」は、
当社の「社会貢献型カード」の積極的な取り組みを
ご理解いただくことから生まれました。
営業本部企画管理部
糸川 大樹
行政の方とさまざまなやり取りを重ねる中で、文
化の振興などに対する社会貢献、寄付が世の中で大
きな役割を果たすことになると知りました。私たち
オーエムシーカードができる社会に対する貢献は、
28
単なる寄付やボランティアなどに限らず、自分たち
糸川さんの業務
の培ってきたクレジットカード業務のノウハウを生
現在は、品川本社で提携国際カードの販売促進・企画を
かした、可能性を秘めたものなのだとあらためて考
担当しています。西日本提携加盟店部では、新規加盟店
えるようになりました。「大阪の文化を府民みんな
および提携カード発行の開拓をしていましたが、特に業
の力で支えていただきたい」という大阪府のご担当
界としてもまだ取り組み始めたばかりの公金クレジット
者と 2 年に及ぶ準備を重ねて実現することができた
決済の分野に取り組んできました。そのような経緯もあ
のは、当社だけでなく、私個人にとっても大変大き
り、行政の方々と接する機会も多く、今回の大阪府との
な財産となりました。
提携を実現することができました。
社会貢献の積極的な活動に努めます。
社会貢献
事業活動を通じて社会貢献活動や文化振興を支援します。
社会貢献活動の考え方
基本的な考え方
むことによって、社会全体または当社のあらゆるステー
オーエムシーカードは、地域社会との調和を図りつつ、
クホルダーに対する企業価値を向上させることを目指し
自主的に社会貢献活動に取り組み、社会とともに発展す
ます。
るように努めます。オーエムシーカードは、社会貢献活
3.従業員が活動する社会貢献
動により「良き企業市民」となるように努め、より良い
従業員一人ひとりが「良き市民」として自主的に社会貢
社会づくりに貢献します。
献活動に参加できる風土をつくり、またそれを支援しま
す。
重点的な取り組み
4.事業提携先と共に活動する社会貢献
1.お客様と共に活動する社会貢献
当社が関わる様々な事業提携先とともに社会貢献活動に
当社の多くのお客様とともに社会貢献活動に取り組むこ
取り組むことによって、より良い社会の実現に寄与しま
とによって、より良い社会の実現に寄与すると同時に、
す。企業の社会貢献活動に対する意識の浸透を図ると同
お客様満足を向上させることを目指します。
時に、提携先企業との価値ある相乗効果の創出に努めま
2.企業として活動する社会貢献
す。
「良き企業市民」として積極的に社会貢献活動に取り組
社会貢献型カード
当社では多様な社会貢献型クレジットカードを発行し、
寄付・助成による社会貢献を行っています。
「アトムカー
ド」
(「子供達の夢をかなえる活動」
や
「子供達を救う活動」
を行う団体への寄付)
「はっぴーママカード」
、
(
「おぎゃー
献金基金」への寄付)、
「しあわせの輪カード」(福岡県
地域福祉財団への寄付)などに加え、益田ドライビング
▲アトムカード
▲やわらぎカード
▲はっぴーママカード
▲慶應 OMC カード
▲ OSAKA メセナカード
▲しあわせの輪カード
スクールの推奨するやわらぎ活動をサポートする「やわ
らぎカード」などを発行しています。また、慶應義塾大
学の奨学基金への支援機能がついた
「慶應OMCカード」
や文化振興に貢献できる仕組みをもった「OSAKAメセ
ナカード」を発行しています。
29
「アトムカード」による寄付
2006 年度の年間ご利用金額の 0.3%である約 363 万円を
全国児童養護施設協議会ならびに財団法人交通遺児育成
基金の 2 団体へ寄付し、寄付総額は約 1,270 万円となり
ました。
▲感謝状授与
教員の民間企業研修を実施
当社は日本経団連が毎年実施する教員の民間企業研修に
常任理事企業として昨年に引き続き参画しており、小中
学校の先生 5 名を対象に、研修を実施しました。この研
修は先生方に企業活動を体験していただき、クレジット
カードの正しい理解を深めることで、その体験や見聞を
子どもたちへの教育や教育現場の改革などに活用してい
ただくことを目的としています。
▲民間企業研修
高等学校でのクレジット教育
2006 年 11 月、愛媛県立今治東高等学校で、同校の生徒
3 年生 150 名を対象に、クレジットの仕組みと上手な利
用について講演しました。
「トラブルに遭わないため」
の方法やカードの便利さについて十分訴求することがで
きました。
▲高等学校での講演
消費者講座での講演 2007 年 9 月、福岡県筑紫野市で開催された消費者講座
でクレカウンセラーの資格を持つ当社従業員が「カード
を知って上手に使おう」をテーマに講演を行いました。
筑紫野市民の皆さんにクレジットカード不正使用に対す
る心構えと、カードの利便性について訴求することがで
きました。
▲消費者講座での講演
30
社会貢献の積極的な活動に努めます。
環境
「地球市民」の一員として環境問題を考える風土づくりに努めています。
環境保全活動の考え方
基本的な考え方
2.カードビジネスを通した環境保全
オーエムシーカードは、地球環境問題を企業経営におけ
「地球にやさしいカード」などの環境に配慮した商品・
る重要課題として捉え、地球の環境保全に対して自主的
サービスなどを開発・提供し、お客様とともに環境保護
かつ積極的に行動し環境に配慮した経済社会の構築に貢
活動に貢献します。
献します。
3.オフィス活動における環境保全
省エネルギー、省資源及びリサイクル活動などを通し、
重点的な取り組み
事業活動から生じる環境負荷の軽減を目指すとともに、
1.環境関連法規の遵守
環境汚染防止に努めます。
事業活動に関わる法規制、及び業界行動指針など、オーエ
4.従業員が活動する環境保全
ムシーカードが同意するその他の要求事項を遵守します。
従業員一人ひとりが「地球市民」として自主的に環境保全
活動に参加できる風土をつくり、またそれを支援します。
地球にやさしいカード
「地球にやさしいカード」をご利用いただくと、カード
ご利用額の 0.5%にあたる金額が、当社より財団法人緑
の地球防衛基金を通じて、14 の環境保護団体へ寄付さ
れます。
▲左から「オゾン層を守る」
「マングローブを守る」
「アフリカゾウを守る」
■「地球にやさしいカード」寄付フロー
環境負荷低減活動の推進
事業活動による環境負荷に関しても、省エネルギーをは
じめとした対策を実施しています。
クールビズの実践や、
業務時間外の消灯、ノー残業デーの推進など電力使用の
削減を推進しています。また、各地の営業所では、自治
体ルールに従ったゴミの分別を徹底するとともに、紙や
ペットボトル・缶類などのリサイクルも行っています。
さらに、会議などによる従業員の移動にかかる環境負荷
の低減も重要であると考え、全国の事業所間で WEB 会
議を導入し、移動に起因する環境負荷を低減しています。
▲「リサイクル用」分別ボックス
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社会貢献の積極的な活動に努めます。
環境美化保全活動
企業と環境との共生を目指し、従業員一人ひとりが環境保全、
企業と環境との関わりについて考え実践しています。
荒川クリーンエイド
2006 年 11 月、埼玉県さいたま市の秋ヶ瀬公園で「荒川
クリーンエイド」が開催されました。「荒川クリーンエ
イド」は荒川流域 43 会場で河川敷のごみを拾う環境保
全美化活動です。総勢 95 名の当社従業員及びそのご家
族が参加し、清掃活動に励みました。
福岡ラブアースクリーンアップ
2007 年 6 月に地域の方々とともに行う環境保全活動と
して、「福岡ラブアースクリーンアップ 2007」が行われ
ました。このラブアースは、 地球環境と地域行動 の
実践として、市民、企業、行政が協力し、海岸や公園な
どの散乱ごみを回収する地球環境美化活動として始まり
ました。福岡オフィスの従業員とそのご家族 34 名が、
大濠公園周辺の清掃を行いました。
品川エリアクリーンアップ
2007 年 10 月、
本社近くの港南公園で従業員のボランティ
ア 48 名による清掃活動を行いました。港区との協定に
より今後毎月この地区の清掃を実施してまいります。ま
た、芝浦港南地区安全・美化協議会主催による「品川駅
前クリーンアップキャンペーン」にも定期的に参加し、
地域住民の皆様と一緒にクリーン活動を行っています。
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企業概要
株式会社オーエムシーカード (英文名 OMC Card , Inc.)
東京都港区港南二丁目 16 番 4 号
1950 年 9 月 11 日
433 億 43 百万円
代表取締役会長 兼 最高経営責任者 (CEO) 舟橋 裕道
代表取締役社長 兼 最高執行責任者 (COO) 江幡 真史
クレジットカード業務 保険業務 その他業務
1 兆 6,701 億円
(連結子会社)
(持分法適用関連会社)
商号
本店所在地/本社オフィス
設立
資本金
代表者
事業内容
取扱高
子会社及び関連会社
エムシーエス債権管理回収(株)
(株)オーエムシーソリューション
(株)アクセス・ジェネラル
(株)エイペックス・モーゲージ
協栄企画(株)
(株)カーライセンス OMC
(株)RTS
(株)ORE
(株)ブロックライン
(株)アネックス・キャピタル
ネットウィング証券(株)
(株)日本旅行オーエムシートラベル
(株)エフバランス
(2007 年 2 月末現在)
財務情報
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