平成24年度 市民後見人養成講座(基礎編)カリキュラム

平成24年度 市民後見人養成講座(基礎編)カリキュラム ※講師につきましては、決まり次第お知らせいたします。
平成25年1月26日(土)
講義等名称
オリエンテーション
成年後見制度概論
《休憩》
社会福祉法人飯能市社会福祉協議会
時間
9:30~11:00
(90分)
成年後見制度各論Ⅱ
任意後見制度
12:10~12:40
(30分)
《休憩》
高齢者の理解
認知症の理解②
講師(予定)
飯能市社会福祉協議会
①成年後見制度化の趣旨と背景
成年後見制度が生まれた背景・趣旨及びその理念を理解
②成年後見制度の目的・基本理念
する。
③制度活用の必要性、今後の課題
弁護士、司法書士、学識経験者等
①後見・保佐・補助、各類型の違い
②対象者について
③代理権・取消権
・代理・取消の範囲、活用方法
④同意権
市民後見人としての活動に際し必要となる法定後見制度
⑤財産管理
についての制度的理解を得る。
・財産管理に関する事務
⑥身上監護
・身上監護に関する事務
⑦専門職後見人の役割
⑧後見報酬
弁護士、司法書士、学識経験者等
10分
11:10~12:10
(60分)
高齢者の理解
認知症の理解①
主たる学習内容等
9:00~9:30
成年後見制度各論Ⅰ
法定後見制度
《昼食休憩》
学習の意図・目的
①制度の概要
②任意後見契約の締結
③任意後見契約の開始
④老後の生活設計としての活用法
弁護士、司法書士、学識経験者等
【高齢者の理解】
①「老いる」とは
認知症や知的障害・精神障害に関する医学的知識、接す ②老化はなぜ起こるのか
るうえでの心構えを学ぶ。
③心身・知覚機能への変化
④生活機能とは何か
そのうえで、これら支援を必要とする方々が、地域で安 ⑤多く見られる疾患と障害
心して生活するために何ができるかを講義を通じて考え
る。
【認知症の理解】
①認知症の医学的基礎知識主な薬
②診断書と鑑定書
医師、医療関係者、社会福祉士等
同上
60分
13:40~15:10
(90分)
10分
15:20~16:20
(60分)
同上
【認知症の理解】
①認知症者を中心とした高齢者の状況
②認知症者の特性と接する上での基本的
態度
③家族への接し方
④認知症者が地域で安心して生活するた
めにできること
医師、医療関係者、社会福祉士等
平成24年度 市民後見人養成講座(基礎編)カリキュラム
平成25年2月9日(土)
講義等名称
高齢者施策/高齢者虐待防止法
《休憩》
介護保険制度
《休憩》
成年後見制度と市町村責任
成年後見制度利用支援事業
《昼食休憩》
市民後見概論①
《休憩》
市民後見概論②
《休憩》
地域福祉・権利擁護の理念
/日常生活自立支援事業
社会福祉法人飯能市社会福祉協議会
時間
9:00~9:40
(40分)
学習の意図・目的
主たる学習内容等
講師(予定)
①飯能市の介護保険外の福祉サービス
①後見業務のうえで関係してくる高齢者施策について、
②高齢者の住まい政策、公的住宅
その理念や現状といった概要を、成年後見制度との関わ
【高齢者虐待防止法】
りのなかで理解する。
①高齢者虐待防止法の理解と対応
②高齢者虐待の実態と問題意識を学びとる。
cf.親族の年金使い込みへの問題意識
市町村高齢者部局担当者、学識経験者等
①介護保険制度の概要
②介護保険の施設・居住系サービス
介護保険制度の理念やサービスの概要等を、成年後見制
③介護保険サービスと後見実務の関係、その実際
度との関わりのなかで理解する。
④地域包括支援センター
⑤地域支援事業
市町村介護保険部局担当者、学識経験者
等
10分
9:50~10:50
(60分)
10分
11:00~12:00
(60分)
市町村長申立を軸とした後見等業務の適正実施につい
て、市町村の果たす役割とその責任を学ぶ。
①成年後見制度と市町村の責任
・市町村長申立
・老人福祉法第32条
・トータルコーディネーターとしての
市町村の役割
②地域包括支援センターとの関係
【成年後見制度利用援助事業】
①成年後見制度利用援助事業の概要
市町村成年後見部局担当者、学識経験者
等
60分
13:00~14:30
(90分)
①市民後見人が生まれてきた背景
②市民後見人への期待
③市民後見人としての社会規範・倫理性
①市民後見人としての社会規範・倫理性を深く理解す
・尊厳の保持 ・本人支援の視点
る。
④市民後見人の職務と役割
②市民後見人としての具体的職務とその役割、翻って市 ⑤法人後見と個人後見
民後見人としては行わないことを深く理解する。
⑥後見手法
③市町村が市民後見を行うことの意義を理解する。
・複数後見等の多様な後見手法
⑦受任の調整(マッチング)について
(市民後見人と後見を必要な人のリスト化)
⑧地域支援の仕組みをどうつくるか
市町村成年後見部局担当者、学識経験
者、後見実施機関担当者等
①支援の実際/後見業務の代表的諸課題
・医療同意 ・死後事務
・身元保証人との違い
①市民後見人としての活動に際し直面することになる課 ②親族後見について
題についてふれる。
・家族の役割と市民後見人のスタンス
②親族後見についての知見を得る。
③金融機関との関係
④市町村長申立
⑤後見手法
・複数後見等の多様な後見手法
市町村成年後見部局担当者、学識経験
者、後見実施機関担当者等
①地域福祉・権利擁護の理念と成年後見制度
①地域福祉・権利擁護を踏まえた、市民後見のあり方を
【日常生活自立支援事業】
学ぶ
①日常生活自立支援事業の概要・実務
②市民後見を支える、日常生活自立支援事業や成年後見
②専門員・生活支援員の立場と役割
利用支援事業などの事業フレームを学ぶ
③成年後見制度との関係
飯能市社会福祉協議会
10分
14:40~16:10
(90分)
10分
16:20~16:50
(30分)
平成24年度 市民後見人養成講座(基礎編)カリキュラム
平成25年2月16日(土)
講義等名称
家族法・財産法
《休憩》
消費者被害の実態①
《休憩》
消費者被害の実態②
《昼食休憩》
障害者の理解①
《休憩》
障害者の理解②
《休憩》
障害者施策/障害者虐待防止法
社会福祉法人飯能市社会福祉協議会
時間
9:00~10:00
(60分)
学習の意図・目的
主たる学習内容等
①家族法の基礎知識
・親族、婚姻、離婚、扶養、未成年後見
・市民後見人としての活動に際し必要となる家族法の基 ②支援のための契約・遺言・相続等に関する基
礎的素養にふれる。
本的理解。成年後見制度との関係
・市民後見人としての活動に際し必要となる財産法の基 ③公正証書遺言
礎的素養にふれる。
・公証人の業務と後見人が揃えるべき書類
④財産法の基礎知識
⑤法律行為の概要
⑥時効・物権・債権
講師(予定)
弁護士、司法書士、学識経験者等
10分
10:10~11:10
(60分)
消費者契約における法制度について学ぶ
消費者契約におけるトラブルが生じないよう法制
度について学ぶと共に、トラブルに巻き込まれて
しまった場合の紛争解決法について学ぶ。
弁護士、司法書士、学識経験者等
10分
11:20~12:20
(60分)
飯能市における消費者被害の実態を学ぶ
・飯能市における消費者被害の実態や消費者セン
ターの役割について。
飯能市消費生活相談員
60分
13:20~14:20
(60分)
認知症や知的障害・精神障害に関する医学的知識、接す
るうえでの心構えを学ぶ。
①障害者をめぐる状況
そのうえで、これら支援を必要とする方々が、地域で安 ②障害に関する医学的基礎知識
心して生活するために何ができるかを講義を通じて考え ③診断書と鑑定書
る。
医師、医療関係者、社会福祉士等、障害
者支援事業所・圏域コーディネーター等
10分
14:30~15:30
(60分)
同上
①障害者の特性と接するうえでの基本的態度
②家族への接し方
③障害者が地域で安心して生活するため
にできること
医師、医療関係者、社会福祉士等、障害
者支援事業所・圏域コーディネーター等
10分
15:40~16:40
(60分)
①障害者制度の概要
②自立支援法について
①後見業務のうえで関係してくる障害者 施策について、 ③障害者に関する法律
その理念や現状といった概要を、成年後見制度との関わ ・障害者基本法 ・身体障害者福祉法
りのなかで理解する。
・知的障害者福祉法 ・精神保健福祉法
②障害者虐待の実態と問題意識を学びとる。
④障害者関連機関との関係
【障害者虐待防止法】
①障害者虐待防止法の理解と対応
市町村障害部局担当者、学識経験者等
平成24年度 市民後見人養成講座(基礎編)カリキュラム
平成25年2月24日(日)
講義等名称
社会福祉協議会とは
《休憩》
成年後見を取りまく関係諸制
度の基礎
~生活保護制度~
《休憩》
成年後見を取りまく関係諸制
度の基礎
~健康保険制度・年金制度~
《休憩》
税務申告制度等
《昼食休憩》
後見実施機関の実務と市民後
見活動に対するサポート体制
《休憩》
現役市民後見人による実践報
告
《休憩》
社会福祉法人飯能市社会福祉協議会
時間
9:00~9:50
(50分)
学習の意図・目的
主たる学習内容等
講師(予定)
①社会福祉協議会とは
社会福祉協議会の組織体制、「はんのうふくしの森プラ
②「ふくしの森プラン」の概要
ン」の概要、本市の地域福祉の状況について理解する。
③本市の地域福祉の状況について
飯能市社会福祉協議会
【生活保護制度】
後見業務のうえで関係してくる諸制度について、その理 ①生活保護制度の概要
念や現状といった概要を、成年後見制度との関わりのな ②生活保護の現状
かで理解する。
③生活保護の活用(申立手続)
④福祉サービスと生活保護
市町村当該部局担当者、学識経験者等
【健康保険制度】
①健康保険制度、後期高齢者医療制度の概要
・健康保険の種類 ・対象要件 ・医療扶助
後見業務のうえで関係してくる諸制度について、その理
【年金制度】
念や現状といった概要を、成年後見制度との関わりのな
①年金制度の概要
かで理解する。
・年金の種類 ・受給要件
②国民年金法
・障害基礎年金
市町村当該部局担当者、学識経験者等
税制改革との関係で、どういう留意が必要なのかを理解
①所得税申告について
する。
税理士、税務署、学識経験者等
①当該市町村の成年後見制度利用支援の仕組み
②後見実施機関を中心とした組織体制(関係機
後見実施担当者から直接、当該市町村・地域の後見実施
関・関係者との連携の仕組み)
機関の体制や現実課題を聞くことで、より実践に向けた
・市民後見人へのサポート
市民後見人としての素養を養い、動機を高める。
③後見実施機関の実務
④現況課題
後見実施機関担当者
①後見業務の実践事例報告
現役市民後見人から直接、実際に行っている支援や直面
・後見人として行っている支援、後見業務
する課題を聞くことで、より実践に向けた市民後見人と
・本人の生活状況 ・課題と感じていること
しての素養を養い、動機を高める。
②参加者との質疑応答(疑問や不安に答える)
後見実施機関所属の市民後見人
10分
10:00~10:30
(30分)
10分
10:40~11:40
(60分)
10分
11:50~12:20
(30分)
60分
13:20~14:10
(50分)
10分
14:20~15:20
(60分)
10分
研修の振り返り
15:30~16:30
(60分)
修了式
16:30~16:40
(10分)
①グループワークにより自らの受講内容を総合的
に振り返る。
②市民後見人養成講座等の情報提供 等
飯能市社会福祉協議会
飯能市社会福祉協議会