- 1 - 校長講話 ふれあい(いじめ防止強化)月間まとめ 絵本「わたしの妹

校長講話
ふれあい(いじめ防止強化)月間まとめ
絵本「わたしの妹」
先週末の3日間、6年生は、丸沼高原移動教室に行ってきました。何を目標にしていく
のかを、一人一人が意識して、たくさんの活動を成功させることができていました。特に、
2日目の日光白根山への登山に向けて、1か月から校庭を走る様子を皆さんも見たことで
しょう。残念ながら天気が良くなかったため、登山はできませんでしたが、遊歩道散策を
存分に楽しむことができました。最高学年としての素晴らしい行動や生活がいたるところ
で見られ、これからの学校生活にも、それらのたくさんの頑張りが生かされることを期待
しています。
さて、間もなく6月が終わろうとしていますが、6月は、ふれあい(いじめ防止強化)
月間でした。副校長先生や担任の先生からいじめについて、お話があったり、教室でいじ
めについて話し合ったりしていることと思います。みなさんのふだんの様子はどうですか。
つい、相手の気持ちも考えずに嫌なことを言ってしまったり、やってしまったりというこ
とはありませんか。いじめは、鷺宮小ではないし、起こらないと思っていますが、以前い
じめをしている人にその理由を尋ねると、こういう言葉が返ってきました。
「からかうつもりで言っただけで、相手も笑っていた。(笑っているように見えた。)」
「やったのは、僕、私だけではない。」
けがの傷は目に見えますが、心に負う傷は、人の眼で見ることは、決してできませんね。
どうしてもつらい気持ちを人に伝えられないこともあることを理解する必要がありま
す。
今日はみなさんにそんなことを考えてもらうために
松谷みよ子さんの「わたしのいもうと」(偕成社)を
読みます。これは松谷さんのところに届いた手紙に書
いてあった実話、本当の話です。
少し長いですが聞いてください。では読みます。
※わたしの妹(松谷みよ子著)全文朗読(省略)
最後に、この子は亡くなる前に、紙に書き記した遺書を残していたのだそうです。その
遺書を読んで終わりにします。
わたしを、いじめたひとたちは、もう
わたしをわすれてしまったでしょうね。
あそびたかったのに、べんきょうしたかったのに。
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