心臓血管外科医への道 The Way to the Cardiovascular Surgeon 静岡市立静岡病院 心臓血管外科 O 日本外科学会専門医制度修練施設 O 日本心臓血管外科学会専門医認定基幹施設 O 専攻医:1-2名/年、全体で3-4名の専攻医の研 修が可能 心臓血管外科スタッフ 役職 氏名 卒業 年度 心臓血管外科 専門医 外科 専門医 心臓血管外科 修練指導者 外科 指導医 主任科長 山崎 文郎 S56 ◯ ◯ ◯ ◯ 科長 三岡 博 H1 ◯ ◯ ◯ ◯ 科長 中井 真尚 H5 ◯ ◯ ◯ ◯ 医師 後藤 新之介 H18 ◯ ◯ 医師 寺井 恭彦 H18 ◯ 医師 水野 祐介 H20 ◯ 医師 宮野 雄太 H21 ◯ 専攻医 川口 保彦 H24 専攻医 田中 宏和 H24 専攻医 川口 信司 H25 診療実績 一日平均外来患者数(H25年6月) 49 一日平均入院患者数(H25年6月) 41 平均在院日数(H25年6月) 25.4 ベッド数 42 手術件数(2014)(心血管手術) 838(490) 手術症例数2014 心臓手術 344 腹部大動脈瘤 63 ステントグラフト(胸部) 5 ステントグラフト(腹部) 23 末梢動脈 静脈疾患 51 32 Annual report by the Japanese association for thoracic surgery Annual report by Shizuoka City Hospital 450 400 350 300 腹部大動脈瘤 その他 先天性心疾患 胸部大動脈瘤 弁膜症 虚血性心疾患 250 200 150 100 50 0 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 心臓血管外科専門医制度 1978 日本外科学会専門医制度 1981 日本胸部外科学会認定医制度 2004 心臓血管外科専門医制度 心臓血管外科専門医の位置づけ 消化器外科専門医 心臓血管外科専門医 外科専門医 呼吸器外科専門医 心臓血管外科専門医申請資格 1) 日本国の医師免許証を有すること。 2) 外科専門医あるいは外科専門医筆記試験合格者であること。 3) 卒後修練期間7年以上を有すること。 4) 認定修練施設において3年以上の修練期間を有すること。 5) 修練期間中に別に定める手術経験を有すること 6) 心臓血管外科学に関する一定の業績を有すること。 7) 申請時において、日本胸部外科学会、日本心臓血管外科学会、日本血管外科学会の 内の少なくとも2学会の会員であり、それぞれ3年以上の会員歴を有すること。 8) 主たる認定修練施設の修練責任者からの申請者の評価を含めた推薦状を添付するこ と。推薦状には修練責任者の自筆署名と署名日をつけること。 9) 新規申請者は少なくとも直近3年間は修練医登録を連続して行っていなければならない 手術経験 1. 術者として最少50例以上の手術を行うこととし、その 内訳において同一術式は10例を超えないこととする。 2. 第1助手としては、50例以上を行うこととする。 3. 第2助手としては、基本的手技を行った場合に点数を 認めることとする。 4. 総点数を500点以上とする。 術者:難易度A 3点、難易度B 4点、難易度C 5点 第一助手:術者の1/2、第二助手:術者の1/10 手術術式の難易度 難易度A 1.先天性心疾患 (1)PDA手術 (2)ASD閉鎖術 (3)VSD(肺動脈弁下型)閉鎖術 (4)肺動脈弁切開術 2.弁膜症 (1)三尖弁形成術 (2)房室弁交連切開術 3.その他の心疾患手術 (1)心膜切開/開窓術 (2)肺静脈隔離術 4.動脈 (1)動脈血栓摘除術 (2)下肢の非解剖学的バイパス術 (3)末梢動脈瘤手術 (4)経皮的血管形成術 5.静脈 (1)静脈血栓摘除術 6.その他の血管系手術 (1)動静脈シャント作成術 7.これに準ずる手術 難易度B 1.先天性心疾患 (1)体―肺動脈短絡術 (2)肺動脈絞扼術 (3)CoA手術 (4)VSD(膜様部/筋性部型)閉鎖術 (5)PAPVR修復術 (6)AVSD(partial)手術 (7)バルサルバ洞動脈瘤手術 (8)DCRV手術 (9)右室流出路形成術 (10)大動脈弁切開術 (11)冠状動脈瘻手術 (12)両方向性Glenn手術 2.弁膜症 (1)大動脈弁置換術 (2)僧帽弁置換術 (3)その他単弁置換術 3.虚血性心疾患 (1)CABG(1枝) 4.その他の心疾患手術 (1)心臓腫瘍摘出術 (2)収縮性心膜炎手術 (3)Maze手術 5.大動脈 (1)上行大動脈置換術 (2)下行大動脈置換術 (3)腹部大動脈置換術 (4)ステントグラフト内挿術 6.動脈 (1)膝関節以上の血行再建術 (2)上肢の血行再建術(鎖骨下動脈含む) (3)破裂性末梢動脈瘤手術 7.静脈 (1)末梢静脈血行再建術 8.その他の血管系手術 (1)血管外傷手術 (2)胸隔出口症候群 (3)リンパ浮腫手術 9.これに準ずる手術 難易度C 1.先天性心疾患 (1)TOF修復術 (2)TGA手術 (3)DORV手術 (4)TAPVR手術 (5)AVSD(Complete)手術 (6)Fontan型手術 (7)Truncus手術 (8)Ebstein病手術 (9)Norwood手術 (10)大動脈弁上/弁下狭窄手術 (11)冠状動脈起始異常手術 (12)CoA(Complex)/IAA手術 (13)末梢肺動脈形成術 (14)Ross手術 2.弁膜症 (1)僧帽弁形成術 (2)大動脈弁形成術 (3)複合弁手術 (4)大動脈弁輪拡大術 (5)大動脈基部再建術 3.虚血性心疾患 (1)CABG(2枝以上) (2)心筋梗塞合併症手術 4.その他の心疾患手術 (1)肺動脈血栓除去術 (2)心室頻拍手術 (3)左室形成術 (4)人工心臓装着術 5.大動脈 (1)弓部大動脈置換術 (2)胸腹部大動脈置換術 (3)腎動遮断を伴う腹部大動脈手術 (4)大動脈解離手術 (5)感染性/炎症性腹部大動瘤脈手術 (6)破裂性大動脈瘤手術 (7)異型CoA手術 (8)分枝再建を伴うステントグラフト内挿術 6.動脈 (1)膝関節以下の血行再建術 (2)頸動脈内膜摘除術 (3)椎骨動脈血行再建術 (4)腹部内臓動脈血行再建術(含腎動脈) 7.静脈 (1)大静脈血行再建術 8.これに準ずる手術 業績 O 論文・著書:査読制度のある全国誌以上の論文3編以上(筆頭 O O O O 論文1編以上を含む) 学会発表:全国規模あるいはそれ以上の学術集会において筆 頭で3回以上(少なくとも1回は日本胸部外科学会学術集会また は日本心臓血管外科学会学術総会または日本血管外科学会 総会で発表) 学会参加:日本胸部外科学会学術集会または日本心臓血管外 科学会学術総会または日本血管外科学会総会に3回以上参加 していること セミナー参加:日本胸部外科学会または日本心臓血管外科学 会または日本血管外科学会が主催し、心臓血管外科専門医認 定機構が認めたセミナー(卒後教育セミナー、Postgraduate Course)に3回以上参加していること 医療安全講習会:2回以上受講していること 後期研修1年目 O 外科6ヶ月 呼吸器外科3ヶ月 心臓血管外科 3ヶ月のローテーション O 心臓外科では上級医とペアを組んで基本的 手技、術後管理、病棟業務等を研修 後期研修2年目 O 専門科研修 O 希望に応じて循環器科、麻酔科等の研修も 可能 O 担当医として手術患者の診療に当たる O 到達度に応じて開胸閉胸、人工心肺装着、 グラフト採取等を行う O 術後管理、ICU当直 後期研修3年目 O 専門科研修 O 到達度に応じてASD、腹部大動脈瘤、三尖弁 弁輪縫縮等のリスクの少ない手術の執刀を 行う 研修終了後の進路 O 当院で引き続きスタッフとして勤務する O 他の病院でスタッフとして勤務する O 大学の医局に入局する O 海外留学
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