こころが結ぶ ﹃森と海﹄ 優しさと活気あふれる北の理想郷

第4章
第4節
1
新町将来構想
新町の主要施策
施策体系
将来像の実現のために、その基本的な施策体系を次のとおり構成し、総合的、計画的に施
策の展開を図ります。
【将来像】
【基本目標】
1 人にやさしい健康福祉のま
ちづくり
【施策分野】
(1)保健・医療の充実
(2)高齢者福祉の充実
(3)児童福祉の充実
(4)障害者福祉の充実
こころが結ぶ ﹃森と海﹄
優しさと活気あふれる北の理想郷
(5)地域福祉の推進
(6)社会保障制度の充実
2 活力ある産業を育てるまち
づくり
(1)農業の振興
(2)林業の振興
(3)水産業の振興
(4)商工業の振興
(5)観光・レクリェーションの振興
3 豊かな自然と共生するまち
づくり
(1)自然環境・景観の保全
(2)環境対策の推進
(1)交通体系の整備
(2)上・下水道の整備
4 安全で快適な住みやすいま
(3)住環境の整備
(4)消防・救急・防災の推進
ちづくり
(5)防犯・交通安全の推進
(6)情報通信網の整備・充実
5 いきいきとした人と文化を
育むまちづくり
(1)幼児教育・学校教育の充実
(2)生涯学習・生涯スポーツの推進
(3)芸術・文化の振興
(1)住民主体のまちづくりの推進
6 みんなと創り育てる住民参
加のまちづくり
(2)多様な交流の促進
(3)行財政運営の合理化・効率化の推進
40
第4章
2
新町将来構想
分野別主要施策
基本目標 1
人にやさしい健康福祉のまちづくり
[健康・福祉分野]
(1)保健・医療の充実
・保健センターを拠点として、子どもから高齢者までみんなが健康で暮らせるよう、各種検診
や健康相談、予防接種、生活習慣病予防、介護予防など、地域ぐるみのきめ細やかな健康管
理・健康づくり事業を推進します。また、スポーツなど町民の自主的な健康づくりを支援す
るため、心と体の健康づくりの環境整備に努めます。
・地域医療を担っている2つの国保病院の機能を維持するとともに、医療スタッフの確保と資
質の向上に努めます。また、都市の総合病院などとの連携体制を整え、初期医療から緊急医
療、高度医療に至るまでの医療体制の確立に努めます。
(2)高齢者福祉の充実
・高齢者が地域で生きがいを持って自立した生活を送ることができるよう、高齢者の社会参加
を促進するとともに、在宅での生活を支援する各種サービスの充実に努めます。また、高齢
者福祉施設の整備を進めるとともに、介護需要への適切な対応に努めます。
(3)児童福祉の充実
・少子化が進み核家族化や共働き世帯が増える中、保育事業や子育て支援体制の充実、安全な
遊び場の整備など、子どもを安心して生み、育てられる環境づくりに努めます。
(4)障害者福祉の充実
・障害者の自立と社会参加の促進に向けて、ユニバーサルデザイン(万人向け設計)に配慮し
たまちづくりや、保健・医療面のサービス提供、就学・就労に対する支援の充実に努めます。
(5)地域福祉の推進
・増大し続ける福祉ニーズに応えていくため、地域福祉の主導的役割を担う社会福祉協議会や
民間福祉団体、ボランティアとの連携を図り、地域で支え合う福祉のまちづくりの推進に努
めます。また、福祉に関する情報提供や各種講演・講習会の充実に努め、福祉に対する住民
意識の高揚を図るとともに、住民ボランティアの支援・育成に努めます。
(6)社会保障制度の充実
・国民健康保険、老人保健、介護保険などの社会保障制度については、制度の周知を推進し、
保険税の適正な賦課や、収納率の向上及び、医療費などの適正化を図るとともに、制度の財
政基盤を充実させ安定した運営に努めます。
41
第4章
基本目標 2
活力ある産業を育てるまちづくり
新町将来構想
[産業分野]
(1)農業の振興
・効率的で競争力のある低コスト農業を目指し、農道、農地など生産基盤の改良・整備、経営
近代化施設の整備、乳質改善・乳牛改良を促進します。
・酪農ヘルパー制度の充実や農業後継者育成及び農場リース制度等による新規就農者誘致など
の農業担い手対策を推進します。
・農村環境については、農業集落の居住環境の整備、家畜ふん尿処理施設の整備及び農業系廃
棄物処理対策に努め、クリーン農業を促進します。
(注)クリーン農業:地域資源と環境を保全しながら、一定の生産力と収益性を確保し、より安全な食糧生産に寄
与する農業・農法。
(2)林業の振興
・森林がもつ国土保全、水源涵養、自然環境の保全、保養レクリェーションなど多面的機能に
配慮しながら、林道網の整備、新植・保育・間伐などの森林整備事業を促進します。
・間伐材、山菜、木の実などの加工開発や販売の研究等、特用林産物の生産を検討します。
(3)水産業の振興
・オホーツク海の環境保全に努めるとともに、安定した漁獲を得るため、栽培・資源管理型漁
せんかい
業及びウニ、コンブなどの浅海増養殖事業を促進します。
・港湾・漁港及び関連施設を整備するとともに、沿岸漁場の整備開発のため、囲い礁の設置や
産卵礁の造成を推進します。
・水産加工については、高付加価値化のための開発研究の支援や販売形態の多様化・ブランド
力の強化に努めます。
(4)商工業の振興
・消費者ニーズに即したサービスを提供できる商業・サービス業の活性化を促進します。
・商店街については、空洞化対策、景観や利便性に配慮した環境整備、人が集まる仕組みづく
りなど、にぎわいと活気のある商店街の形成に努めます。
・工業・建設業については、雇用創出効果が高いことから経営基盤の安定強化に努めます。ま
た、優良用地や交通・情報通信基盤などの立地条件の整備に努めるとともに、既存企業・起
業家・企業誘致に対する優遇・助成制度の充実と活用に努めます。
(5)観光・レクリェーションの振興
・観光については、夏型観光、通過型観光からの脱却が必要であり、合併を機に海と山の観光
資源を効果的に結びつけながら、体験・滞在・回遊型観光の企画と受け皿づくりに努めてい
きます。
42
第4章
基本目標 3
豊かな自然と共生するまちづくり
新町将来構想
[自然・環境分野]
(1)自然環境・景観の保全
・地域の産業や生活など、これまでの歴史が豊かな自然によってもたらされたことを認識し、
住民一人ひとりの環境保護思想の普及啓発に努めるとともに、地域特性に即した山・川・海
の環境保全対策、自然とのふれあい活動への取り組みを推進します。
・景観の保全・形成については、周囲の自然と調和した緑豊かな農村景観・町並み景観づくり
や、北オホーツク道立自然公園などに見られる魅力ある景観の保全に努めます。
(2)環境対策の推進
・廃棄物の減量化、分別、再使用、再資源化の推進による循環型社会づくりに取り組むととも
に、公害や不法投棄による環境汚染の防止に努めます。
・省エネルギーや省資源・自然エネルギーの利用など、地球温暖化防止を意識した生産・生活
スタイルの啓発に努めます。
43
第4章
基本目標 4
安全で快適な住みやすいまちづくり
新町将来構想
[生活基盤分野]
(1)交通体系の整備
・全町的に人・物の流れを円滑にし、新町の一体性を確保するため、国道・道道の整備促進を
要請していきます。
・身近な住民生活を支える町道については、計画的な整備を進めます。
・冬期間の除排雪体制を整備し、円滑な交通と住民の安全確保に努めます。
・公共交通体系については、現状の路線バスの維持を基本に、地域における交通手段の確保に
ついて検討を行い、住民ニーズに応える交通体制の整備を進めます。
・高速交通空白地域を解消し、生産や産業の活性化を図る有効な手段として、コミューター空
港建設誘致運動を継続的に進めていきます。
(2)上・下水道の整備
・上水道については、長期的な視野に立って水源の確保と水道施設の適正な維持管理を図り、
安心できる良質な水道水の安定供給に努めます。
・下水道については、衛生的で快適な暮らしと河川の水質保全を図るため、公共下水道の整備
及び合併処理浄化槽の設置促進に努めます。
(3)住環境の整備
・公営住宅については、老人向け・若者向け・一般住宅など、住民のニーズにあった良質な住
宅の建設促進に努めます。
・宅地については、道路・上下水道・緑地などの整備と連携した計画的な宅地の供給や、民間
による高品質な分譲住宅の建設を誘導していきます。
(4)消防・救急・防災の推進
・消防については、本署と支署の連携を強化するとともに、消防団と一体となって効率的な消
防体制を整備します。また、消防水利や車両などの消防施設の充実に努めます。
・救急体制については、高度医療を名寄市や旭川市に依存している現状から、高規格救急車両
や高度救命処置用の資器材の整備と高度救急医療に対応しうる救急救命士の配備を進めま
す。
・防災については、災害危険箇所の把握とあわせ、住民に対し必要な情報が迅速かつ効果的に
伝達できるよう防災無線などの情報連絡体制の整備に努めます。
44
第4章
新町将来構想
(5)防犯・交通安全の推進
・防犯については、防犯灯や街路灯の整備を進めるとともに、警察や住民相互の連携のもと、
地域ぐるみでの防犯体制の充実や防犯意識の啓発に努めます。
・交通安全については、住民・事業所・関係機関などが一丸となって交通安全運動を展開して
いくとともに、危険道路箇所の改修と交通安全施設の整備に努めます。
(6)情報通信網の整備・充実
・情報通信網の地域格差をなくす高度な情報通信基盤の整備促進に努めます。
・役場の本支所や公共施設間のネットワーク化を進め、窓口サービスの向上や学校・行政等の
情報化に努めます。
45
第4章
基本目標5
いきいきとした人と文化を育むまちづくり
新町将来構想
[教育・文化・スポーツ分野]
(1)幼児教育・学校教育の充実
・幼児教育については、保育所と幼稚園の一層の連携と家庭・地域における教育機能の充実を
促進するなど、子どもたちがのびのびと健やかに育つことができる教育環境づくりに努めま
す。
・学校教育については、総合的な学習の時間の充実等により、確かな学力と豊かな人間性・社
会性など一人ひとりの「生きる力」の育成に努めます。また、家庭・学校・地域の連携によ
り、地域に根ざした開かれた学校運営に努めます。
・学校施設については、老朽化した危険校舎や狭隘解消のため、安全でゆとりある教育環境が
維持できるよう新増改築など計画的な整備に努めます。
・学校給食については、食の教育や地元の食材を利用した給食の充実に努めます。
(2)生涯学習・生涯スポーツの推進
・生涯学習については、子どもから高齢者まで、それぞれの年代やライフスタイルに応じて楽
しく学べるよう学習推進体制を充実するとともに、多様な生涯学習機会を提供し、その成果
がまちづくりに反映されるような仕組みづくりに努めます。
・スポーツについては、生涯誰もが気軽に参加できるスポーツ・レクリェーションの普及促進
を図るため、スポーツ講座の開設、スポーツ団体の支援、指導者の育成を推進するとともに、
各種スポーツ大会の開催やスポーツを通じた新町町民の交流に努めます。
・生涯学習施設、社会体育施設については、利用しやすい適正な配置とネットワーク化を図る
とともに、施設の改修・整備に努めます。
・図書施設は、相互の連携により学習拠点としての機能の充実に努めます。
(3)芸術・文化の振興
・地域に伝わる文化財や文化遺産・自然遺産・伝統芸能の保存と伝承に努めるとともに、観光
資源としての活用を検討します。
・音楽や演劇、美術、工芸など芸術文化の振興を図るため、町民それぞれの興味に応じた鑑賞
活動を推進するとともに、町民の自主的・総合的な芸術文化活動の支援を行い、芸術文化に
親しむことができる環境の整備に努めます。
46
第4章
基本目標6
みんなと創り育てる住民参加のまちづくり
新町将来構想
[住民参加と行政分野]
(1)住民主体のまちづくりの推進
・住民・民間団体と行政が共に行動する「協働」による地域づくりを推進するため、町内会・
自治会等の自治意識の高揚及び地域づくりの担い手の育成に努めるとともに、環境美化活
動・福祉活動・地域おこし活動など住民主体の地域づくり活動の支援に努めます。
・広報誌やホームページなどにより、町政情報を積極的に住民に広報・公開するとともに、各
種団体及び地区の懇談会の開催など公聴機能の充実に努めます。
(2)多様な交流の促進
・新町各地域の相互理解に向けて、イベント・スポーツなどによる交流の機会を設けるなど、
すみやかな一体感の醸成に努めます。
・観光・産業・教育・文化面など、新たなまちづくりの展開が期待される分野について、地域
間交流・国際交流の支援に努めます。
・地域の歴史・文化や自然、観光イベント情報、まちづくり情報を積極的にアピールし、交流
人口の拡大を図ります。
(3)行財政運営の合理化・効率化の推進
・地方分権への対応と住民満足度が高い行政サービスの提供を目指した組織機構を構築すると
ともに、職員の資質向上、専門的技術を持った職員の確保を図るなど、行政体制の充実強化
に努めます。
・地域によって行政サービス水準に格差が生じないよう、支所等における住民窓口の確保を基
本に、本庁舎と支所のネットワーク整備や行政の情報化を進めるとともに、各種の行政相談
に的確に対応できる機能の充実に努めます。
・財政運営にあたっては、今後、より一層厳しくなることが予想されますが、思い切った行政
改革の推進と事務事業の見直しによる財源の効率的・計画的執行に努めるとともに、自主財
源の確保等により、財政の健全性を維持していきます。
47
第4章
第5節
1
新町将来構想
将来指標の見通し
人口推計
過去の2町の国勢調査人口の推移をもとに、センサス変化率を用いたコーホート法により、
新町の将来人口を推計すると、平成 22 年には 10,000 人を割り込み、合併 10 年後の平
成 27 年には 9,000 人近くまで減少し、さらに、合併 15 年後の平成 32 年には約 8,400
人にまで減少するものと見込まれます。
2町の将来人口の推計結果
(人)
12,000
10,509
10,500
9,000
2,311
10,147
9,675
9,097
8,401
2,475
2,581
2,670
7,500
2,694
6,000
4,500
6,638
6,162
5,601
4,991
3,000
4,489
1,500
1,560
1,510
1,493
1,436
1,218
平成12年
実績値
平成17年
推計値
平成22年
推計値
平成27年
推計値
平成32年
推計値
0
0-14歳
15-64歳
65歳以上
(注)本推計は、将来予想される「自然増減」と、過去の傾向が将来的に継続すると仮定した、「社会増減」
を基礎としており、2町で将来計画されている事業や施策などが人口に及ぼす影響は反映されていませ
ん。
48
第4章
新町将来構想
(参考)枝幸町の将来人口の推計結果
(人)
9,000
7,973
7,500
1,684
7,798
7,547
7,194
6,705
1,848
1,957
6,000
2,042
2,100
4,500
5,102
4,788
4,377
3,000
3,949
3,582
1,500
1,187
1,162
1,213
1,203
1,023
平成12年
実績値
平成17年
推計値
平成22年
推計値
平成27年
推計値
平成32年
推計値
0
0-14歳
15-64歳
65歳以上
(参考)歌登町の将来人口の推計結果
(人)
3,000
2,536
2,349
2,128
627
1,903
627
1,696
624
628
1,500
594
1,536
1,374
1,224
1,042
907
373
348
280
233
195
平成12年
実績値
平成17年
推計値
平成22年
推計値
平成27年
推計値
平成32年
推計値
0
0-14歳
15-64歳
49
65歳以上
第4章
2
新町将来構想
新町の財政
現在、合併協議会では、2町の合併に向けた各種事務事業の調整方針について、協議
を行っているところです。今後作成いたします「新町建設計画」では、このような事務
事業の調整方針と新町において実施が予定される事業を反映させた財政推計を行い、住
民のみなさんにご報告する予定です。
新町の財政推計を行う上では、国・道の施策の変化等、不確定要素が大きいなかにあ
っても、厳しい財政状況が当分続くものと予測し、また、国の合併支援措置期間が終了
した後の財政運営も見据えた、長期的視野に立った計画・推計が重要であります。
■新町の財政状況(変化予測)
(歳
入)
区
分
町税
容
人口の減少に伴う減収が推測されます。
地方交付税
国・道補助金
地方債
(歳
内
合併後10年間の特例措置により大幅な減少は回避されますが、人口
の減少、国の厳しい財政事情に伴う地方交付税総額の抑制により減
少が推測されます。
国の動向(三位一体改革)が具体化されていませんが、減少傾向と
推測されます。
合併特例債等の発行による一時的な増が見込まれますが、その後地
方債発行の抑制が推測されます。
出)
区
分
人件費
扶助費
公債費
物件費
維持補修費
補助費等
繰出金
投資的経費
内
容
特別職、議員、各種委員の減と職員の退職者補充の抑制による削減
効果があると推測されます。
大幅な増減は見込まれませんが、サービス水準の統一による影響が
推測されます。
地方債発行の抑制により、公債費の縮減・適正化を図っていくこと
が推測されます。
事務の統一による効率化、管理業務委託の一括契約になどにより経
費の削減が図られると推測されます。
生活路線の補修、公共施設の補修の増加が推測される一方、公共施
設の統廃合により減少する要素もあると推測されます。
旧町の補助金・負担金が統廃合され、経費の削減が図られると推測
されます。
特別会計事業の一体化及び経営効率化により経費の削減が図られる
と推測されます。
将来的な財政負担(公債費負担)が考慮され、事業規模の抑制や選
択的、重点的な事業実施により減少すると推測されます。
50
■用語解説
用
語
解
説
自主財源
町税、使用料、手数料など町が自主的に収入しうる財源。
依存財源
地方交付税、補助金など国・道から交付される財源。町債(借金)も含
まれます。
町税
住民の皆さんや、企業、事業所などの法人に納めていただく税金。
歳 入
地方交付税
(収入)
地方公共団体ごとの財源の均衡化を図り、地方行政の計画的な運営を保
障するため、国が一定の基準に基づいて各地方公共団体の標準的な必要
額(基準財政需要額)と標準的な収入(基準財政収入額)を見積もり、
財源不足が生じる場合に、その不足額を基礎として地方公共団体に交付
するものです。
国・道補助金
使い道を限定して、国または北海道から交付される資金。
地方債
道路や公園の建設など多額の経費を要する事業で、その効果が後年度に
及ぶもの、または災害復旧事業など緊急に実施する必要のある事業の財
源に充てるため、国や金融機関などから長期にわたって借り入れる借金
をいいます。
義務的経費
支出が義務づけられ任意に削除できない経費(人件費、扶助費、公債費)。
投資的経費
道路や学校、公園などの社会資本の整備に要する建設事業費。
人件費
職員等に対して、労働の対価・報酬として支払われる経費をいい、給料、
期末・勤勉手当、退職金などがあります。
扶助費
生活保護法、児童福祉法などの法律に基づいて、対象者に対して支払う
経費や市町村が独自で行っている各種施策に基づいて支払われる経費。
歳 出 公債費
(支出)
借りた借金(地方債や一時借入金)の元金及び利子の返済額。
物件費
消耗品費などの消費的な性質の経費。旅費、委託料、備品購入費なども
含まれます。
維持補修費
道路、学校、庁舎など町が管理する施設を維持するための修理などに要
する経費。除雪費も含まれます。
補助費等
各種団体や個人に対する補助金や負担金、交付金のほか、保険料などが
含まれます。
繰出金
特別会計(国保、公共下水道など)に対して支出される経費。
51