身近なものでおきる化学発光反応

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身近なものでおきる化学発光反応
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北海道大学大学院理学研究院 長嶋
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真美子
●どんな実験なの?
化学反応のなかには光を発する反応があります。ルミノール溶液に、みなさんにも身近な大根や
消毒液(オキシドール)と混ぜると、化学反応がおこり、青白色の光を発します。また、ルミノ
ール溶液に塩素系漂白剤を混ぜると、一瞬ですが強い光を放ちます。そのようすを、暗箱をのぞ
いて確かめてみましょう。
●実験のしかたとコツ
【用意するもの】
溶液A(0.1mol/r水酸化ナトリウム水溶液100pに0.1gのルミノールを溶かしたもの)
、溶液B(オ
キシドール)
、暗箱、試験管、ピペット、シャーレ、さじ、大根、塩素系漂白剤
【実験のしかた】
[Ⅰ 大根を用いた化学発光反応]
a試験管に溶液Aを1p、溶液Bを2p入れてよく混ぜます。
s大根を細かくきざみ、シャーレにいれて、さじで軽くつぶします。
daをsにかけて、暗箱の中に入れます。
f発光のようすを、暗箱をのぞいて、観察してみましょう。大根をいれていない溶液と比較して
みましょう。
※発光は、大根の中に含まれるベルオキシダーゼという酵素のはたらきによって起こります。
[Ⅱ 塩素系漂白剤を用いた化学発光反応]
溶液Aを入れたシャーレに、水で10倍に薄めた塩素系漂白剤を少しずつ加えます。発光のようす
を観察してみましょう。
●気をつけよう
・必ず理科の先生といっしょにやってください。
・水酸化ナトリウム水溶液と塩素系漂白剤はアルカリ性が強いので、手につけたり目に入れたり
しないようにしましょう。
・塩素系漂白剤は、酸性のものと混合してはいけません。
●もっとくわしく知るために
化学発光のくわしい説明は以下のURLに掲載されていますので、参考にしてください。
・URL:http://science.is.akita-u.ac.jp/education/sentan/chemilumi/index.html
●青少年のための科学の祭典2009全国大会
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