● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 身近なものでおきる化学発光反応 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 北海道大学大学院理学研究院 長嶋 ● ● ● ● ● ● ● 35 真美子 ●どんな実験なの? 化学反応のなかには光を発する反応があります。ルミノール溶液に、みなさんにも身近な大根や 消毒液(オキシドール)と混ぜると、化学反応がおこり、青白色の光を発します。また、ルミノ ール溶液に塩素系漂白剤を混ぜると、一瞬ですが強い光を放ちます。そのようすを、暗箱をのぞ いて確かめてみましょう。 ●実験のしかたとコツ 【用意するもの】 溶液A(0.1mol/r水酸化ナトリウム水溶液100pに0.1gのルミノールを溶かしたもの) 、溶液B(オ キシドール) 、暗箱、試験管、ピペット、シャーレ、さじ、大根、塩素系漂白剤 【実験のしかた】 [Ⅰ 大根を用いた化学発光反応] a試験管に溶液Aを1p、溶液Bを2p入れてよく混ぜます。 s大根を細かくきざみ、シャーレにいれて、さじで軽くつぶします。 daをsにかけて、暗箱の中に入れます。 f発光のようすを、暗箱をのぞいて、観察してみましょう。大根をいれていない溶液と比較して みましょう。 ※発光は、大根の中に含まれるベルオキシダーゼという酵素のはたらきによって起こります。 [Ⅱ 塩素系漂白剤を用いた化学発光反応] 溶液Aを入れたシャーレに、水で10倍に薄めた塩素系漂白剤を少しずつ加えます。発光のようす を観察してみましょう。 ●気をつけよう ・必ず理科の先生といっしょにやってください。 ・水酸化ナトリウム水溶液と塩素系漂白剤はアルカリ性が強いので、手につけたり目に入れたり しないようにしましょう。 ・塩素系漂白剤は、酸性のものと混合してはいけません。 ●もっとくわしく知るために 化学発光のくわしい説明は以下のURLに掲載されていますので、参考にしてください。 ・URL:http://science.is.akita-u.ac.jp/education/sentan/chemilumi/index.html ●青少年のための科学の祭典2009全国大会 42
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