新古今和歌集に最も多くの歌を残した西行法師は、 藤原一族で佐藤義清という本名を持つ武家の家系の ~地魚~ 佐島丼に盛り付ける鮮魚は、長井漁港より直送されて 出身でした。青年時代は鳥羽上皇の北面の武士として おります。相模湾は黒潮の海流を受け豊富な魚類を 活躍していましたが、23歳の春に女房子供を捨てて 誇る海です。松輪の鯖、小坪の鯛、佐島の蛸などが 突然出家します。その動機は諸説ありますが、今もって 有名ですね。お客様には多くの地魚をご賞味頂ければ 謎のままです。その後漂泊の旅を続けて全国各地を転々 と考えておりますが、ぜひ一度、長井、佐島、小坪と としましたが、入山した高野山でも修行より歌詠みに いった漁港にも足を運んでみてはいかがでしょうか。 熱中するなど、生涯アウトサイダーとしての生き方を 漁港では、シイラやマンボウ、ホウボウといった 見た目にも珍しい魚に出会えることもあります。 貫いています。 2千首以上詠んだ歌のうち花(桜)の歌が約230首と、 お刺身になる前の姿を知るのも食べる およそ300首詠まれた恋の歌に次いで多いのですが、 楽しみを広げることになるでしょう。 その花に込められた思いは、「義経千本桜」のように 散り行く命を表す当時の武家社会を繁栄したものでは ありません。 ~寄せ豆腐~ 熱した豆乳ににがりを加えて固め、寄せたままのもの が「寄せ豆腐」です。ゆるゆるとやわらかく崩れやすい 春風の花を散らすと見る夢は さめても胸のさわぐなりけり 西行にとっての花とは、うつろいゆく世の儚さその 状態で、そのおぼろげな様子から「おぼろ豆腐」とも ものであり、夢と現実の曖昧な境界すなわち「夢うつつ」 いいます。それを崩して型に入れ、圧搾して成型した の世界に導いてくれるものであったのかも知れません。 ものが木綿豆腐です。 ふんわりと口あたりがよく、木綿豆腐とは一味違った 風味と食味をお楽しみください。 ねがわくは花のしたにて春死なむ そのきさらぎの望月のころ この歌そのままに、建久元年2月16日、満月の夜に 西行はその生涯を閉じました。 ~会食のご案内~ ~今月の 今月の桂~ お祝い事、法要、懇親会など個室(無料)でご提供致します。 ご予約はフロントにて3日前まで承っております。 寒鰤と大根のステーキ 【ご昼食 御弁当】11:30~13:30より2時間 *松花堂弁当 地元長井港で水揚げされた地魚を中心に 四季折々の食材をお楽しみください。 松 5,000円 竹 3,000円 梅 2,000円 鰤(ブリ) 旬は11月から2月にかけて。魚偏に師と書いて「鰤」と 呼ばれるのも、師走の頃から美味しくなるからと言われ ています。春に日本海を北上し、秋になると南下を始め、 *洋弁当 コース料理をお弁当にてご提供。旬の食材を使用した 寒さが増すほどに身がしまり、脂が乗って旨味を増す鰤は シェフ自慢の料理をご堪能ください。 寒鰤と呼ばれ、冬の味覚の代表格と言えます。 カトレア 3,000円 アイリス 2,000円 また、鰤は成長につれて名前を変える出世魚としても 知られ、鯛に並ぶ縁起物としてお正月やお祝い事に 【ご夕食 和会席】17:30~19:00より2時間 欠かせない魚のひとつです。 8,800円コース 栄養のバランスにも優れており、良質のたんぱく質、 6,800円コース ビタミン類、DHAが豊富で、動脈硬化や脳の老化予防に 4,800円コース 効果があると言われています。 今月は「寒鰤と大根のステーキ」をご用意しました。 レストラン「桂」 Tel. 046-855-1810 (フロント) 昼食 11:30~14:00(L.O) 夕食 17:30~20:00(L.O) 甘みの増した大根との相性は抜群、ふんわりとした山芋と コクのあるソースが食欲をそそります。 完全予約制
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