マイ ドキュメント

SIOS Protection Suite for Linux
Amazon EC2 Cross Region
v8.3.0
クイックスタート ガイド
2014年 7月
本 書 およびその内 容 は SIOS Technology Corp. (旧 称 SteelEye® Technology, Inc.) の所 有 物 であり、許 可
なき使 用 および複 製 は禁 止 されています。SIOS Technology Corp. は本 書 の内 容 に関 していかなる保 証 も
行 いません。また、事 前 の通 知 なく本 書 を改 訂 し、本 書 に記 載 された製 品 に変 更 を加 える権 利 を保 有 して
います。SIOS Technology Corp. は、新 しい技 術 、コンポーネント 、およびソフト ウェアが利 用 可 能 になるのに
合 わせて製 品 を改 善 することを方 針 としています。そのため、SIOS Technology Corp. は事 前 の通 知 なく仕 様
を変 更 する権 利 を留 保 します。
LifeKeeper、SteelEye、および SteelEye DataKeeper は SIOS Technology Corp. の登 録 商 標 です。
本 書 で使 用 されるその他 のブランド 名 および製 品 名 は、識 別 のみを目 的 として使 用 されており、各 社 の商 標
が含 まれています。
出 版 物 の品 質 を維 持 するために、弊 社 は本 書 の正 確 性 、明 瞭 性 、構 成 、および価 値 に関 するお客 様 のご
意 見 を歓 迎 いたします。
以 下 の宛 先 に電 子 メールを送 信 してください。
[email protected]
Copyright © 2014
By SIOS Technology Corp.
San Mateo, CA U.S.A.
All rights reserved
目次
Chapter 1: 本資料の目的
1
Chapter 2: 構成の概要
3
サービス用 インスタンス
5
VPN 用 インスタンス
5
本 環 境 の保 護 対 象 サービスとサービスへの接 続
5
Chapter 3: 利用のための必要要件
7
Amazon Web Service (AWS) 環 境 上 の要 件
7
EC2 インスタンス作 成 時 の要 件
7
全 インスタンス共 通
7
VPN 用 インスタンス
9
サービス用 インスタンス
9
利 用 ディスト リビューション、ソフト ウェアの要 件
9
Chapter 4: 構築手順
11
Chapter 5: 関連する LifeKeeper リソースについて
27
Openswan リソース
27
動作概要
27
Openswanリソースの監 視 とリカバリー動 作
27
Openswanリソースのチューニング項 目
28
Route53 リソース
28
動作概要
28
Route53 リソースの監 視 とリカバリ動 作
29
Route53 リソースのチューニング項 目
29
EC2 リソース
30
動作概要
30
EC2 リソースの監 視 とリカバリー動 作
30
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Page i
EC2 リソースの切 り替 わりが発 生 した際 の route table の更 新 の動 作
IP リソース
30
31
動作概要
31
Chapter 6: 本構成における設定および運用上の留意点
33
Quorum/Witness Server の利 用 を検 討 してください
33
Route53リソース起 動 にともなうレコード の更 新 に時 間 がかる場 合 があります
33
Chapter 7: 既知の問題とト ラブルシューティング
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Page ii
35
Chapter 1: 本資料の目的
LifeKeeper for Linux v8.3 にて、Amazon EC2 Cross Region 構 成 がサポート されました。これにより、異 なる 2
つの Region 間 (Cross Region) で HA クラスタを構 成 し、Amazon EC2 上 のローカル IP アド レスを使 用 して提
供 されるバックエンド サービスの切 り替 えが可 能 になります。本 資 料 は、LifeKeeper for Linux v8.3 で Amazon
EC2 Cross Region 構 成 を利 用 するための要 件 や基 本 操 作 を解 説 するものです。
なお、本 資 料 は LifeKeeper や Amazon Web Service (以 下 AWS) の基 本 的 な設 定 や操 作 、技 術 的 な詳 細
情 報 を解 説 するものではありません。本 構 成 の前 提 となる LifeKeeper や AWS に関 する用 語 ・操 作 ・技 術 情
報 等 につきましては、関 連 のマニュアルやユーザーサイト 等 であらかじめご確 認 ください。
注 記 :「Amazon Web Services」、「Powered by Amazon Web Services」のロゴ、「AWS」、「Amazon EC2」、
「EC2」、「Amazon Elastic Compute Cloud」、「Amazon Virtual Private Cloud」、「Amazon Route 53」および
「Amazon VPC」は、米 国 その他 の国 における Amazon.com, Inc. またはその関 連 会 社 の商 標 です。
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Page 1
Chapter 2: 構 成 の概 要
Chapter 2: 構成の概要
本 構 成 は、Amazon EC2 環 境 において、異 なる 2 つの Region 間 で HA クラスタを構 成 し、ローカル IP アド レス
を使 用 して提 供 されるバックエンド サービスの冗 長 化 構 成 を取 るため利 用 することができます。この構 成 を使 用
することによって、異 なる Region に配 置 されたインスタンス上 で動 作 するサービス切 り替 えを実 現 することがで
き、より幅 広 い障 害 に対 する事 業 継 続 ソリューションを提 供 できるようになりました。
具 体 的 な構 成 例 は以 下 のようなものとなります。
図 1 Amazon EC2 Cross Region 構 成 例
図 1 で使 用 している各 名 称 について以 下 にまとめます。
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Chapter 2: 構 成 の概 要
上 図 にあ
る名 称
説明
Region
地 理 的 に離 れた場 所 にホスティングされている AWS の領 域 を表 します。このド キュメント では、
優 先 的 にサービスを提 供 するインスタンスが配 置 されている Region を「Primary Region」として
います。また、Primary Region のフェイルオーバー先 となる Region を「Standby Region」としてい
ます。
VPC
(Virtual
Private
Cloud)
同 一 Region 内 に作 成 できる論 理 的 に独 立 したネット ワーク領 域 を表 します。
Region AZ 同 一 Region にある独 立 したロケーションを表 します。このド キュメント では、Primary VPC 内 で
(Availability 優 先 的 にサービスを提 供 するインスタンスが配 置 されている AZ を「AZ_P_A」、スタンバイとなる
Zone)
インスタンスが配 置 されている AZ と「AZ_P_B」としています。 また、Standby VPC 内 で優 先 的
にサービスを提 供 するインスタンスが配 置 されている AZ を「AZ_S_A」、スタンバイとなるインスタ
ンスが配 置 されている AZ を「AZ_S_B」としています。
Route
Table
VPC 作 成 時 に定 義 される routing table です。AZ 間 での通 信 や Region 間 での通 信 を行 うた
めの経 路 を定 義 しています。
Route 53
Amazon Route 53 サービスによって提 供 される DNS です。
Openswan
Openswan は、Linux で利 用 できるオープンソースのカーネルレベルの IPsec の実 装 です。詳 細
につきましては、Openswan の公 式 サイト などをご確 認 ください。
サービス用 本 構 成 における保 護 対 象 サービスがインスト ールされ、HAクラスタが構 成 されるEC2インスタン
インスタンス スです。このド キュメント ではサービス用 インスタンスと呼 ぶこととします。
VPN 用 イ
ンスタンス
異 なる Region 上 にある VPC との接 続 を可 能 にするために、Openswan を使 用 した VPN を構
築 するための EC2 インスタンスです。この Openswan をインスト ールして使 用 するサーバを、この
ド キュメント では VPN 用 インスタンスと呼 ぶこととします。
Route53 リ
ソース
Route53 Recovery Kit (以 下 Route53 RK) を使 用 して作 成 される LifeKeeper リソースで
す。Region 間 でのサービス切 り替 えが発 生 した場 合 に、クライアント からの一 意 な URL でアク
セスを可 能 にするために仮 想 IP アド レスとそれに関 連 した DNS レコード の更 新 を行 います。
Openswan
リソース
Openswan Recovery Kit(以 下 Openswan RK) を使 用 して作 成 される LifeKeeper のリソースで
す。Openswan のプロセス起 動 状 態 や IPsec-VPN セッション状 態 を監 視 します。
EC2 リソー
ス
Openswan RK でリソース作 成 する際 、また、Route53 リソース作 成 前 に作 成 する LifeKeeper
リソースです。AZ 間 、または Region 間 で切 り替 えが行 われた場 合 、通 信 が継 続 できるよう関
連 する Route table の書 き換 えを行 います。
IP リソース
IP Recovery Kit (以 下 IP RK) を使 用 して作 成 される LifeKeeper リソースです。切 り替 え可 能
な仮 想 IP アド レスを作 成 しそれを保 護 します。
注 記 : Region 間 の通 信 においては Internet Gateway(IGW) を経 由 しますが、図 の記 述 は省 略 されています。
注 記 :これら AWS に関 連 する用 語 やその詳 細 につきましては、AWS のド キュメント や LifeKeeper のオンライン
マニュアル等 をご確 認 ください。また、本 構 成 のために使 用 する LifeKeeper の関 連 リソースの詳 細 については別
章 関 連 する LifeKeeper リソースについてに記 載 しますので、そちらをご参 照 ください。
次 に、本 構 成 で使 用 している各 LifeKeeper リソースの役 割 の概 要 を以 下 に述 べます。
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サービス用 インスタンス
サービス用 インスタンス
EC2 Cross Region 構 成 では、図 1 のようにサービス提 供 用 HA クラスタを構 成 するノード として Primary
Region 側 の VPC に 2 ノード 、Standby Region 側 の VPC に 2 ノード の計 4 ノード を使 用 します。図 1 では
Primary Region の LK_P_A インスタンスがプライマリノード ( 通 常 時 サービスを優 先 的 に提 供 するノード ) 、残 りの
LK_P_B、Standby Region 側 の LK_S_A、LK_S_B は全 てバックアップノード となります。この時 のリソースのフェイ
ルオーバー時 の動 作 としては、同 Region の AZ 間 でフェイルオーバーが行 われる場 合 には、自 動 的 にフェイル
オーバーが行 われます。しかし、異 なる Region へのフェイルオーバーについては、自 動 的 に行 わず管 理 者 の判
断 によって手 動 で行 われるように LifeKeeper の動 作 をチューニングして使 用 します。
なお、LifeKeeper for Linux v8.3 リリースの時 点 で保 護 できるサービスは Oracle12c となります。Oracle12c の保
護 には LifeKeeper のオプションである Oracle Recovery Kit を使 用 します。また Oracle Recovery Kit を使 用 する
場 合 、クラスターノード 間 で切 り替 え可 能 な共 有 ファイルシステムが必 要 となります。本 構 成 では、共 有 ファイル
システムとして「DataKeeper for Linux」を使 用 します。
VPN 用 インスタンス
Region を挟 んで LifeKeeper で HA クラスタを構 成 するためには、Region 間 での通 信 が可 能 である必 要 があり
ます。そのため本 構 成 では、それぞれのサーバが配 置 されている同 一 AZ 内 に Openswan を使 用 した VPN
サーバを使 用 します。図 1では Primary Region の VPN_P_A、VPN_P_B と、Standby Region の VPN_S_
A、VPN_S_B がこれにあたります。これらの VPN 用 インスタンスは、対 向 Region のプライマリノード 同 士 とバック
アップノード 同 士 で VPN Tunnel を張 っています。対 向 Region への接 続 は、どちらか一 方 の VPN Tunnel を経
由 して行 われます。この時 VPN 接 続 の冗 長 性 を確 保 するため、LifeKeeper for Linux v8.3 リリースとともに開 発
された Openswan Recovery Kit を使 用 します。
本 環 境 の保 護 対 象 サービスとサービスへの接 続
サービス提 供 用 インスタンスでは、保 護 するアプリケーションやサービスを起 動 し、LifeKeeper で保 護 をして使 用
することになります。そのため、HA クラスタ間 での切 り替 えが行 われた場 合 でも一 意 の接 続 先 となるアド レスを
確 保 するため LifeKeeper では IP リソースを使 用 します。なお、本 構 成 で利 用 できる IP アド レスは、パブリック
IP アド レスではなく、プライベート IP アド レスである点 を注 意 してください。
IP リソースは、ノード 間 での切 り替 えができる仮 想 IP アド レスの作 成 と保 護 を行 います。本 構 成 での IP リソー
スは、Region ごとに異 なる仮 想 IP アド レスのリソースを作 成 することができます。よって、異 なる Region の切 り
替 え先 で IP リソースを起 動 した場 合 、その仮 想 IPアド レスは切 り替 え前 と異 なる仮 想 IPアド レスとなります。そ
のため、リソースが異 なる Region へ切 り替 えられた時 、クライアント が同 一 の接 続 先 を指 定 してアプリケーション
へのアクセスを継 続 できるように考 慮 する必 要 があります。本 構 成 では、この動 作 を LifeKeeper for Linux v8.3 リ
リースとともに開 発 された Route53 Recovery Kit(Route53リソース) が担 います。
Route53 Recovery Kit は、Region 間 でのサービスノード の切 り替 えが発 生 した場 合 、サービスが起 動 する
Region のネット ワークセグメント のIPアド レスに対 応 するよう、Amazon Route 53 に対 して DNS レコード の更 新
要 求 を行 います。クライアント が保 護 対 象 に接 続 する際 には、DNS に問 い合 わせることによってIPアド レスが変
化 しても、それを意 識 することなく単 一 の名 前 を使 用 して接 続 することができます。
ここまでの切 り替 え時 の動 作 に加 えて、サービス提 供 用 インスタンスやVPN用 インスタンス上 で動 作 しているリ
ソースの切 り替 えが行 われた場 合 には、同 時 に AZ 間 や Region 間 での通 信 経 路 を更 新 する必 要 があります。
この経 路 の更 新 を、各 リソースと依 存 関 係 が作 成 される EC2 リソースが行 っています。
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本 環 境 の保 護 対 象 サービスとサービスへの接 続
このように、EC2 Cross Region 構 成 では、AZ 間 や Region 間 での切 り替 えが発 生 した場 合 の、経 路 の切 り替
えや、名 前 解 決 、Region 間 接 続 の制 御 と保 護 を組 み合 わせることによって、Region 間 でのサービスの冗 長 化
を可 能 にしています。
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Chapter 3: 利 用 のための必 要 要 件
Chapter 3: 利用のための必要要件
LifeKeeper for Linux 8.3 Amazon EC2 Cross Region Support を利 用 するためには、環 境 を準 備 する段 階 で満
たすべきいくつかの要 件 があります。以 下 に Amazon Web Service の環 境 と、その上 に作 成 するインスタンスに
関 する要 件 をまとめます。
Amazon Web Service (AWS) 環 境 上 の要 件
サービスを提 供 するための基 盤 となる環 境 を AWS 上 に作 成 します。Amazon EC2 Cross Region を利 用 する
ための要 件 は以 下 の通 りです。必 要 な設 定 等 については、構 築 手 順 に記 載 しておりますので、そちらをご確
認 ください。
n
n
n
n
n
n
異 なる Region それぞれに VPC を 1 つ計 2 つの VPC を 設 定 する必 要 があります。2 つ以 上 の VPC 間
の HA クラスタ構 成 についてはサポート していません。なお、1 つの VPC 内 にある Availability Zone (AZ)
間 での HA クラスタ構 成 については、これまで提 供 しておりました「Recovery Kit for EC2」をご利 用 いただ
くことができます。
各 Region の AZ に 2つのサブネット が必 要 です。よって、全 体 では 4 つの subnet が必 要 となります。同
Region 内 にあるクラスターノード の冗 長 性 を担 保 するために、プライマリノード とバックアップノード はそれぞ
れ異 なる AZ 上 に配 置 するようにします。
AWS の管 理 者 権 限 が必 要 です。また、自 分 の AWS アクセスキー ID と秘 密 アクセスキーも取 得 する必
要 があります。
各 AZ に LK インスタンス 1 つと VPN 用 インスタンス1 つの計 2 つの EC2 インスタンスが必 要 となります。
よって、全 体 では 8 台 の EC2 インスタンスが必 要 です。
Amazon Route 53 にド メイン名 を登 録 しサービスを利 用 できるようにする必 要 があります。これは
Route53 リソース作 成 時 に必 要 となります。
サービスを利 用 するクライアント は、Route53 リソースで保 護 されるホスト 名 を名 前 解 決 できることを確 認
する必 要 があります。
EC2 インスタンス作 成 時 の要 件
本 ソリューションを利 用 するため、計 8 つの EC2 インスタンスを作 成 することになります。その際 、各 用 途 に応 じ
たインスト ール要 件 等 を考 慮 してインスタンスを作 成 する必 要 があります。その作 成 時 の要 件 のポイント は以 下
の通 りです。実 際 に構 築 にあたっての必 要 な設 定 項 目 等 については、構 築 手 順 に記 載 していますのでそちら
をご確 認 ください。
全 インスタンス共 通
これは、VPN 用 、サービス用 全 インスタンスに共 通 する要 件 となります。こちらの内 容 をまず確 認 した上 で、それ
ぞれの用 途 別 の要 件 を確 認 してください。
l
全 てのインスタンスは LifeKeeper for Linux のインスト ール要 件 を満 たす必 要 があります。
本 構 成 のために用 意 する EC2 インスタンス上 には LifeKeeper をインスト ールする必 要 がありま
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全 インスタンス共 通
す。そのため、作 成 するインスタンスは、OS や NIC の数 など LifeKeeper のインスト ール要 件 を満
たす必 要 があります。本 構 成 で利 用 できるディスト リビューションや保 護 対 象 アプリケーションの情
報 につきましては、利 用 ディスト リビューション、ソフト ウェアの要 件 をご確 認 ください。
LifeKeeper を利 用 する上 で考 慮 するべき OS の設 定 、ネット ワーク、ディスク構 成 等 の情 報 につ
きましては以 下 のインスト レーションガイド のプランニング環 境 や環 境 のセット アップの内 容 をご確
認 ください。
SIOS Protection Suite インスト レーションガイド (ネット ワークやOSの設 定 等 )
また、サービス用 インスタンスに保 護 対 象 サービスをインスト ールする場 合 、クラスタ間 で共 有 する
ファイルシステムとして DataKeeper for Linux を使 用 します。DataKeeper の利 用 に関 する要 件 に
ついても、合 わせて確 認 してください。
DataKeeper for Linux 構 成 上 の要 件
注 記 : Lifekeeper を利 用 する要 件 の中 に、通 信 のために使 用 する必 要 があるポート がいくつかあ
りますので、インスタンスの設 定 の [NETWORK & SECURITY] にある [Security Groups] のルー
ルの設 定 を確 認 するようにしてください。
l
l
同 Region 内 で HA クラスタを構 成 するインスタンスは、プライマリ用 インスタンスとスタンバイ用 インスタンス
がそれぞれ異 なる AZ で起 動 するように構 成 する必 要 があります。
Amazon EC2 API Tools をあらかじめ任 意 の場 所 にインスト ールする必 要 があります。
これは関 連 の LifeKeeper リソースが動 作 するために必 要 となります。Amazon EC2 API Tools は
以 下 の URL よりダウンロード してください。また、インスト ール方 法 につきましては、同 API のマ
ニュアルをご確 認 ください。
Amazon EC2 API Tools
l
各 HAクラスタ用 インスタンスのENIの、[Change Source/Dest Check] の設 定 を <Disabled> に設 定 を
変 更 する必 要 があります。
設 定 変 更 画 面 は、以 下 の EC2 インスタンスの管 理 画 面 の [Actions] ボタンの [Change
Source/Dest Check] を選 択 すると起 動 することができます。
図 2 Change Source/Dest Check
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VPN 用 インスタンス
VPN 用 インスタンス
l
VPN 用 インスタンスに Openswan をインスト ールする必 要 があります。そのため、LifeKeeper のインスト ー
ル要 件 に加 えて Openswan のインスト ール要 件 を満 たす必 要 があります。
Openswan をインスト ールし、VPN セッションを張 る必 要 があります。そのため、LifeKeeper をインス
ト ールする要 件 に加 えて Openswan を利 用 するための要 件 を満 たしている必 要 があります。
サービス用 インスタンス
l
切 り替 え対 象 ソフト ウェアとして Oracle を使 用 する場 合 は、LifeKeeper のインスト ール要 件 に加 えて
Oracle のインスト ール要 件 を満 たす必 要 があります。
今 回 のバージョンでは保 護 対 象 サービスとして Oracle12c のみをサポート しています。サービス用 イ
ンスタンスには、Oracl 12c をインスト ールして保 護 対 象 サービスとします。よって、サービス用 インス
タンスは Oracle のインスト ール要 件 を満 たす必 要 があります。Oracle のインスト ール要 件 につきま
しては、Oracle 社 が提 供 する情 報 をご確 認 ください。
l
保 護 対 象 ソフト ウェアが使 用 する共 有 ファイルシステム専 用 のローカルディスク、またはパーティション領 域
を 1 つ以 上 作 成 してください。
保 護 対 象 アプリケーションに Oracle を使 用 する場 合 、LifeKeeper のオプション製 品 である「Oracle
Recovery Kit(Oracle RK)」を使 用 して Oracle リソースを作 成 します。
Oracle リソースを作 成 する要 件 として、データベース、アーカイブファイル、ログファイル、制 御 ファイ
ル等 は LifeKeeper によって保 護 する共 有 ファイルシステム上 へ配 置 する必 要 があります。その共
有 ファイルシステムは、LifeKeeper for Linuxのオプション製 品 であるDataKeeperを使 用 してレプリ
ケーションされるディスクを使 用 します。よって、各 サービス用 インスタンスには必 ず、Oracle 専 用 の
レプリケーション用 のディスク、またはパーティション領 域 を 1 つ以 上 作 成 しておく必 要 があります。
用 意 するディスク構 成 やサイズ等 については、データベースの規 模 や構 成 に依 存 します。Oracle
のファイル配 置 の要 件 については以 下 の Oracle ARK の設 定 要 件 の関 連 ファイルの配 置 例 を確
認 して、お客 様 の要 件 に適 したものを選 択 しディスク構 成 やそのサイズを決 定 してください。
Oracle 特 有 の設 定 上 の考 慮 事 項
設定例
利 用 ディスト リビューション、ソフト ウェアの要 件
本 バージョンでは、以 下 のソフト ウェアの利 用 をサポート します。
カテゴリ
各 インスタンス用 ディスト リビューション
OSおよびソフト ウェア名
Red Hat Enterprise Linux v6.4/6.5 の 64bit
CentOS v6.4/6.5 の 64bit
VPNインスタンス 保 護 対 象 ソフト ウェア
上 記 ディスト リビューション付 属 の Openswan rpm
サービス用 インスタンス 保 護 対 象 ソフト ウェア
Oracle 12c
これらの保 護 対 象 ソフト ウェアや対 応 ディスト リビューションは、随 時 適 用 範 囲 を広 げていきます。
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利 用 ディスト リビューション、ソフト ウェアの要 件
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Chapter 4: 構 築 手 順
Chapter 4: 構築手順
Amazon EC2 Cross Region 環 境 を構 築 するための一 般 的 な手 順 を解 説 します。
前 提 となる全 体 構 成 は、構 成 の概 要 のページに記 載 されているものとなります。
図 3 設 定 例 の構 成
さらに、以 下 に設 定 する環 境 についての情 報 を補 足 します。
l
l
Region 間 の通 信 では IGW を経 由 しますが、上 図 では記 載 を省 略 しています。
IP リソースで構 成 する仮 想 IP アド レスは、Primary_VPC 上 で起 動 しているときは
10.1.0.10/32、Standby_VPC へ切 り替 えられた場 合 には、10.2.0.10/32とします。
1. 異 なる Region 上 に 2 つの VPC を作 成 します
VPC の作 成 に関 する情 報 は Amazon Web Service の情 報 をご確 認 ください。
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Page 11
Chapter 4: 構 築 手 順
図 3 の設 定 例 では、Primary Region に Primary_VPC、Standby Region に Standby_VPC という
名 前 の VPC を作 成 しています。また、それぞれの CIDR Block は Primary_VPC が
10.0.0.0/16、Standby_VPC が 172.16.0.0/16 としています。
2. VPC に 2 つの subnet を作 成 し、AZ に配 置 します
手 順 1 で作 成 したそれぞれの Region の VPCに2 つの subnet を作 成 してください。その際 、指 定
する AZ が subnet ごとに別 々 になるように設 定 してください。 subnet の作 成 や関 する情 報 は
Amazon Web Service の情 報 をご確 認 ください。 例 では、Primary Region の Primary_VPC に
10.0.0.0/24 (AZはap-northeast-1a) と 10.0.10.0/24 (AZはap-notheast-1c) を作 成 しています。ま
た、Standby Region の Standby_VPC には 172.16.0.0/24 (AZはap-southeast-1a) と
172.16.10.0/24 (AZはap-southeast-1c) を作 成 しています。
3. VPN用 インスタンス 1 つ、サービス用 インスタンスを1 つ(計 8 つ) を作 成 します
各 インスタンスの必 要 要 件 をもとに EC2 インスタンスを作 成 します。インスタンスの必 要 要 件 につ
いては、前 述 のインスタンス作 成 時 の要 件 のページにある情 報 を参 照 してください。
4. Amazon Route 53 の hosted zone に Domain name を定 義 してください
後 に作 成 するRoute53リソースはこのhosted zoneに仮 想 IPアド レスと関 連 付 ける仮 想 ホスト 名
をAレコード として追 記 や、切 り替 えに応 じたレコード の更 新 などを行 います。
5. VPC の Route Tables にルーティング情 報 を追 加 します
VPC 管 理 画 面 の Routing table の画 面 を開 いてください。画 面 下 部 の [Routes] というタブをひら
くと、Routing table が表 示 されます。下 記 は Primary_VPC のデフォルト でのRouting table の例 で
す。
Destination
Target
Status
Propagated
10.0.0.0/16
Local
Active
No
0.0.0.0/0
igw-xxxxx
Active
No
このデフォルト の Route table に以 下 の条 件 に基 づく Routing を設 定 する必 要 があります。
l
この VPC の領 域 で起 動 する仮 想 IP アド レス
l
対 向 側 で起 動 する仮 想 IP アド レスが属 する subnet
l
対 向 Region にある VPC の subnet
具 体 的 には以 下 のように設 定 を変 更 します。以 下 の例 は Primary_VPC の Route table 例 で
す。
Primary _VPC Route table
Destination
Target
10.0.0.0/16
local
0.0.0.0/0
igw-xxxxxxx
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Chapter 4: 構 築 手 順
Destination
Target
10.1.0.10/32
eni-zzzzzzzz サービス用 のインスタンスの仮 想 IPを付 ける予 定 のENI (構 成
例 ではLK_P_AのENI)
10.2.0.0/16
eni-yyyyyyyy VPNインスタンスのプライマリノード のENI (構 成 例 ではVPN_P_
AのENI)
172.16.0.0/16
eni-yyyyyyyy 上 記 と同 じVPNインスタンスのプライマリノード のENI (構 成 例 で
はVPN_P_AのENI)
上 記 の赤 文 字 で書 かれた部 分 が、追 加 で設 定 するべき情 報 です。必 要 な設 定 を追 加 して保
存 してください。また、この Route table の設 定 は対 向 Region でも必 要 となります。対 向 Region
の設 定 例 は以 下 のとおりです。
Standby _VPC Route table
Destination
Target
172.16.0.0/16
local
0.0.0.0/0
igw-xxxxxxx
10.2.0.10/32
eni-aaaaaaaa サービス用 のインスタンスの仮 想 IPを付 ける予 定 のENI (構 成
例 ではLK_S_AのENI)
10.1.0.0/16
eni-bbbbbbbb VPNインスタンスのプライマリノード のENI (構 成 例 ではVPN_S_
AのENI)
10.0.0.0/16
eni-bbbbbbbb 上 記 と同 じVPNインスタンスのプライマリノード のENI (構 成 例 で
はVPN_S_AのENI)
6. VPN 用 インスタンスに Openswan をインスト ールして、対 向 Region にある VPN 用 インスタンスと VPN セッショ
ンを張 ります
Openswan リソースを設 定 する前 に、Openswan がインスト ールされ VPN セッションが確 立 されて
いる必 要 があります。
Openswanは使 用 するディスト リビューションに付 属 するrpmパッケージを使 用 します。yum コマンド
等 でパッケージを追 加 してください。VPN用 インスタンス全 てにOpenswanをインスト ールしたら、必
要 な設 定 を行 います。
Openswan の設 定 ファイルである ipsec.conf の設 定 例 を以 下 に記 します。
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Chapter 4: 構 築 手 順
version 2.0
config setup
protostack=netkey
nat_traversal=yes
virtual_private=
oe=off
conn vpn1
type=tunnel
authby=secret
left=%defaultroute
leftid=54.249.2.50
#VPN_P_A のパブリック IP アド レス
leftnexthop=%defaultroute
leftsubnets={10.0.0.0/16 10.1.0.0/16}
#Primary_VPC の subnetと仮 想 IP アド レスのsubnet
leftsourceip=10.0.0.5
#VPN_P_A のローカルアド レス
right=54.254.156.254
#VPN_S_A のパブリック IP アド レス
rightsubnets={172.16.0.0/1610.2.0.0/16}
#Standby_VPC の subnet と仮 想 IP アド レスの subnet
rightsourceip=172.16.0.5
pfs=yes
auto=start
上 記 設 定 ファイルの、left,leftid,leftsubnets,leftsourceip および
right,rightid,rightsubnets,rightsourceip に設 定 された値 を Openswan リソースの処 理 の中 で参
照 しています。そのため、Openswan リソースを作 成 するための設 定 要 件 として以 下 のポイント に
留 意 する必 要 があります。
l
left,leftid のどちらかに VPN サーバのパブリック IP アド レスを記 述 しなければなりません。
l
leftsubnets には VPN サーバのローカルSubnet を記 述 しなければなりません。
SIOS Protection Suite for Linux クイックスタート ガイド
Page 14
Chapter 4: 構 築 手 順
l
l
leftsourceip には VPN サーバのローカル IP アド レスを記 述 しなければなりません。right 側
も同 様 です。
left,right のどちらにローカルサイド 、リモート サイド を記 述 しても問 題 ありません。
これらの設 定 を使 用 してVPN_P_A と VPN_S_A、VPN_P_B と VPN_S_B 間 で VPN セッションを
張 って通 信 できることを確 認 してください。ここで起 動 した VPN セッションを張 った状 態 のままにし
てください。リソース作 成 時 は、2 本 の VPN 接 続 が可 能 な状 態 で作 成 する必 要 があります。
7. 各 EC2 インスタンスに LifeKeeper をインスト ールする
インスト ール手 順 については、LifeKeeper オンラインマニュアルのインスト ールガイド をご確 認 くださ
い。
SIOS Protection Suite インスト レーションガイド
上 記 の基 本 的 な内 容 に加 え、本 構 成 における留 意 点 を以 下 に記 載 します。
l
Openswan ARK、Route53 ARK、EC2 ARK は別 途 RPM コマンド でインスト ールする必
要 があります。
インスト ール時 に使 用 した CD イメージのマウント パスの直 下 にある Amazon ディ
レクト リの中 にあります。rpmコマンド でインスト ールすることを忘 れないようにしてくだ
さい。
l
LifeKeeper GUI を表 示 するため SSH X フォワーディングを使 用 してください。
LifeKeeper の起 動 が完 了 すると、LifeKeeper GUI を起 動 します。EC2 環 境 で
SSH X フォワーディングを使 用 して管 理 用 端 末 上 に LifeKeeper GUI を表 示 させる
ようにします。X フォワーディングの利 用 法 は、一 般 的 な情 報 をご参 照 いただく
か、X フォワーディングを使 用 した LifeKeeper GUI の表 示 方 法 は以 下 の URL に
関 連 情 報 がありますので、こちらを参 照 してください。
ファイアウォール経 由 での LifeKeeper GUI の実 行
8. 各 インスタンスの LifeKeeper に必 要 なチューニング設 定 を行 う
本 構 成 を利 用 するために必 要 な LifeKeeper のチューニング項 目 をあらかじめ設 定 します。設 定
項 目 は VPN 用 インスタンスとサービス用 インスタンスで異 なっていますので、それぞれの環 境 別 に
確 認 するようにしてください。
l
全 VPN 用 インスタンスに必 要 な設 定
o
l
/etc/default/LifeKeeper ファイルにある LKCHECKINTERVAL の設 定 値 をデフォルト
120 から 260 秒 に変 更 してください。設 定 を反 映 するために LifeKeeper を再 起 動 してください。
全 サービス用 インスタンスに必 要 な設 定
o /etc/default/LifeKeeper ファイルにある LKCHECKINTERVAL の設 定 値 をデフォルト
120 から 360 秒 に変 更 してください。設 定 を反 映 するために LifeKeeper を再 起 動 してください。
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Page 15
Chapter 4: 構 築 手 順
o
IP リソースのブロード キャスト Ping を使 用 した監 視 を無 効 にするようにするた
め、/etc/default/LifeKeeper ファイルの NOBCASTPING の設 定 をデフォルト 値 の 0 から
1 に設 定 変 更 してください。
o
/etc/default/LifeKeeper ファイルのCONFIRMSODEFの設 定 をデフォルト の0から1に変
更 して保 存 してください。
o
Region 間 の自 動 フェイルオーバーが行 われないようにするためサーバープロパティの[Set Confirm
Failover On] と [Set Block Resource Failover On] を設 定 する必 要 があります。設 定 例 を以
下 の表 に示 します。
LK_P_A
Server
Set Confirm Failover
On
Set Block Resource Failover On
LK_P_B
(none)
(none)
LK_S_A
✔
✔
LK_S_B
✔
✔
Server
Set Confirm Failover
On
Set Block Resource Failover On
LK_P_A
(none)
(none)
LK_S_A
✔
✔
LK_S_B
✔
✔
Server
Set Confirm Failover
On
Set Block Resource Failover On
LK_S_B
(none)
(none)
LK_P_A
✔
✔
LK_P_B
✔
✔
Server
Set Confirm Failover
On
Set Block Resource Failover On
LK_S_A
(none)
(none)
LK_P_A
✔
✔
LK_P_B
✔
✔
LK_P_B
LK_S_A
LK_S_B
SIOS Protection Suite for Linux クイックスタート ガイド
Page 16
Chapter 4: 構 築 手 順
9. VPN用 インスタンスにコミュニケーションパスを設 定 します
VPN 用 インスタンスは、同 Region 内 にあるインスタンス同 士 で HA クラスタを構 成 します。異 なる
Region を挟 んでコミュニケーションパスを設 定 する必 要 はありませんので、この点 に注 意 してくださ
い。具 体 的 には、VPN_P_A インスタンスと VPN_P_B インスタンス間 でコミュニケーションパスを設
定 し、VPN_S_A インスタンスと VPN_S_B インスタンス間 でコミュニケーションパスを設 定 します。
コミュニケーションパスの設 定 手 順 は、以 下 のマニュアルで確 認 してください。
コミュニケーションパスの作 成
10. 各 Region の VPN インスタンスに Openswan リソースを作 成 および拡 張 します
プライマリノード となるサーバの LifeKeeper GUI を起 動 して、リソース作 成 ウィザード を起 動 してく
ださい。
リソース作 成 ウィザード が起 動 したら、ウィザード に従 って値 を入 力 してください。画 面 を進 めること
によってリソースを作 成 することができます。ウィザード の入 力 項 目 と値 は以 下 の通 りです。
項目
設定内容
作成
Select
Recovery
Kits
保 護 対 象 となるアプリケーションを保 護 するために使 用 する Recovery Kit を選 択
します。
Switchback 自 動 フェイルバックの有 無
Type
Server
リソースのプライマリサーバーとなるノード を選 択 します。例 では PrimaryRegion に
ある VPN_ P_A を選 択 しています。
IPSec
connection
name
IPSec connection name を選 択 します。値 は Openswan の設 定 ファイルから取
得 しています。
EC2 Home EC2_HOME ディレクト リパスを選 択 するか、入 力 してください。この EC2_HOME
は、EC2 API Tools のパスです。注 記 : デフォルト 値 は /opt/aws です。検 証 する
対 象 の <$EC2_HOME>/bin/ec2-describe-addresses が存 在 するかどうかを確
認 してください。
EC2 URL
実 際 の EC2_URL を選 択 するか、入 力 してください。この EC2_URL
は、Amazon EC2 Web サービスエンド ポイント の URL です。
AWS
Access
Key
AWS のアクセスキーを入 力 してください。この AWS アクセスキーは、AWS Tools
がユーザの識 別 に使 用 するアクセスキー ID です。アクセスキーとセキュリティキーの
組 み合 わせを使 用 して、AWS サービス API に対 する REST またはクエリプロト コ
ルリクエスト がセキュリティで保 護 されます。
SIOS Protection Suite for Linux クイックスタート ガイド
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Chapter 4: 構 築 手 順
項目
設定内容
AWS
Secret Key
AWS セキュリティキーを入 力 してください。この AWS セキュリティキーは秘 密 キー
です。アクセスキーとセキュリティキーの組 み合 わせを使 用 して、AWS サービス
API に対 する REST またはクエリプロト コルリクエスト がセキュリティで保 護 されま
す。
Openswan
Tag
リソースタグ名
拡張
Target
Server
拡 張 先 のサーバ名 を指 定
Switchback 自 動 フェイルバックの有 無
Type
Template
Priority
リソースの拡 張 元 となるノード のプライオリティ値
Target
Priority
リソースの拡 張 先 、バックアップノード のプライオリティ値
Openswan
Tag
リソースタグ名
作 成 から拡 張 までリソース作 成 ウィザード が完 了 すると、以 下 のようなリソース階 層 作 成 されま
す。
Openswan リソースの子 リソースとして EC2 リソースが自 動 的 に作 成 されます。
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Page 18
Chapter 4: 構 築 手 順
図 4 Openswan リソース作 成 例
11. 10.の操 作 をもう一 方 の Region にある VPN 用 インスタンスでも実 施 し、同 様 の VPN リソースを作 成 してく
ださい。
12. VPN インスタンスの切 り替 えをテスト します
作 成 した VPN リソースを、LifeKeeper GUI を使 用 して手 動 で切 り替 えられることを確 認 してくだ
さい。確 認 後 リソースをプライマリノード へ戻 してから次 の手 順 を実 施 してください。
13. 全 Region のサービス用 インスタンスにコミュニケーションパスを設 定 します
サービス用 インスタンスは Region を挟 んで 4 つ作 成 されています。これら全 てについてコミュニケー
ションパスを設 定 し 1 つのクラスターグループとして構 成 します。 コミュニケーションパスを設 定 する
操 作 方 法 は手 順 9. と同 様 です。この操 作 を 4 ノード 全 てが接 続 されるようにしてください。結 果
として、LifeKeeper GUI には以 下 のように4ノード が表 示 される状 態 となります。
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Chapter 4: 構 築 手 順
14. サービス用 インスタンスに仮 想 IP アド レスを作 成 し、全 AZ にある各 インスタンスに拡 張 します
サービス用 インスタンスのプライマリノード となるサーバの LifeKeeper GUI を表 示 し、IP リソースの
作 成 を行 ってください。IP リソースの作 成 に関 する基 本 的 な操 作 方 法 につきましては、以 下 の
IP Recovery Kit のオンラインマニュアルを確 認 してください。
IP リソース階 層 の作 成
リソース階 層 の拡 張
上 記 の IP リソース作 成 時 の基 本 操 作 に加 えて、以 下 の本 構 成 上 での注 意 点 を合 わせて確
認 し作 成 を行 ってください。
l
l
指 定 する仮 想 IP アド レスは VPC 内 の割 り当 て済 みの CIDR の範 囲 外 にする必 要 があ
ります。
リソース作 成 時 IP タグ名 はデフォルト から変 更 するようにしてください。
本 構 成 の IP リソースは 1 つの IP リソースで 2 つの仮 想 IPアド レスを管 理 しています。よっ
て、管 理 上 の混 乱 を避 けるためデフォルト のタグ名 から「ip-route53」などのタグ名 に変 更 し
てください。
l
異 なる Region のインスタンスへ拡 張 を行 う時 、IP アド レスはそのセグメント で利 用 できる
仮 想 IP アド レスを指 定 します。
通 常 IP リソースを作 成 する場 合 には、拡 張 元 の仮 想 IP アド レスをもとに拡 張 を行 いま
すが、異 なる Region に拡 張 する際 のウィザード では任 意 の IP アド レスを入 力 できるように
なっていますので、拡 張 先 のネット ワークセグメント に合 わせた仮 想 IP アド レスを指 定 する
ようにしてください。
IPリソースが作 成 された時 点 の LifeKeeper GUI の表 示 は以 下 のようになります。
図 5 IP リソース作 成 時 点 の例
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Page 20
Chapter 4: 構 築 手 順
15. サービス用 インスタンスに EC2 リソースを作 成 します
サービス用 インスタンスの EC2 リソースは、あらかじめ Recovery Kit for EC2 のバックエンド シナリオ
をもとに別 途 作 成 しておく必 要 があります。
作 成 ウィザード の内 容 等 につきましては、以 下 の Recovery Kit EC2 のマニュアルを確 認 してくだ
さい。
リソース階 層 の作 成
リソース階 層 の拡 張
上 記 の EC2 リソース作 成 時 の基 本 操 作 に加 えて、以 下 の本 構 成 上 での注 意 点 を合 わせて確
認 し作 成 を行 ってください。
l
l
リソース作 成 ウィザード の EC2 Resource type で「ルート テーブルシナリオ 」を選 択 してくださ
い。
リソース作 成 時 EC2 リソースタグ名 はデフォルト から変 更 するようにしてください。
例 えば、IP リソースを「ip-route53」とした場 合 は、「ec2-route53」などとします。これも、IP リ
ソース作 成 時 と同 様 にデフォルト のタグ名 をそのまま使 用 すると管 理 上 混 乱 を来 す可 能
性 が考 えられるためです。
EC2 リソースが作 成 された時 点 の GUI 表 示 は以 下 のようになります。
図 6 EC2 リソース作 成 時 点 のリソース階 層 例
16. サービス用 インスタンスに Route53 リソースを作 成 します
プライマリノード となるサーバの LifeKeeper GUI を起 動 して、リソース作 成 ウィザード を起 動 してく
ださい。リソース作 成 ウィザード が起 動 したら、ウィザード に従 って値 を入 力 し画 面 を進 めることに
よってリソースを作 成 することができます。ウィザード の入 力 項 目 は以 下 の通 りです。
項目
設定内容
作成
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Chapter 4: 構 築 手 順
項目
Select
Recovery
Kits
設定内容
保 護 対 象 となるアプリケーションを保 護 するために使 用 する Recovery Kit を選 択
します。
Switchback 自 動 フェイルバックの有 無
Type
Server
リソースのプライマリサーバーとなるノード を選 択 します。例 では Primary Region に
ある VPN_P_A を選 択 しています。
AWS
Access
Key
Route 53 に接 続 するためのアクセスキーを入 力
AWS
Secret Key
Route 53 に接 続 するためのシークレット キーを入 力
Domain
name
(Route53
hosted
zone)
Route 53 に登 録 されている Domain Name が表 示 されますので、このサービスで
使 用 するものを選 択 します。注 記 : この時 点 で Route 53 にド メインネームが作
成 されている必 要 があります。これは前 述 の AWS 環 境 作 成 上 の要 件 に記 載 さ
れています。
Host Name Route 53 の A レコード で使 用 するホスト 名 を入 力 します。
(Not
FQDN)
IP resource Route 53 の A レコード で使 用 する仮 想 IP が作 成 している IP リソースタグを選 択
する。
Route53
Resource
Tag
リソースの名 前
拡張
Target
Server
拡 張 先 のサーバ名 を指 定
Switchback 自 動 フェイルバックの有 無
Type
Template
Priority
リソースの拡 張 元 となるノード のプライオリティ値
Target
Priority
リソースの拡 張 先 、バックアップノード のプライオリティ値
Route53
Tag
リソースタグ名
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Page 22
Chapter 4: 構 築 手 順
リソース拡 張 は 4 ノード 目 まで行 ってください。
作 成 から拡 張 までリソース作 成 ウィザード が完 成 すると、以 下 のようなリソース階 層 が完 成 しま
す。
図 7 Route53 リソース完 成 時 のリソース階 層
17. Oracle ARK のインスト ール要 件 に従 って Oracle のインスト ールを行 い、Oracle リソースが作 成 できるよう設
定 を行 ってください
Oracle Recovery Kit のインスト ール要 件 につきましては、以 下 の Oracle Recovery Kit 管 理 ガイ
ド で確 認 してください。
Oracle Recovery Kit 管 理 ガイド
Oracle は 4 ノード へのインスト ールが必 要 となります。それぞれ同 一 の設 定 となるようにしてくださ
い。また、その際 DataKeeper のミラーリング対 象 となるディスクへの配 置 をするようにしてください。
また、リスナーを保 護 する場 合 には、Listen アド レスに Route53 リソースで設 定 したホスト 名 を指
定 してください。
設 定 が完 了 したらプライマリとなるサーバ以 外 の Oracle インスタンスは停 止 させ、レプリケーション
対 象 ディスクをアンマウント してください。
18. レプリケーション対 象 とするディスクを使 用 して DataKeeper リソースを作 成 します
サービス用 ノード 間 で共 有 するデータ領 域 を Oracle とともに切 り替 えて使 用 できるよう
に、DataKeeper リソースを作 成 します。DataKeeper リソースの基 本 的 な作 成 方 法 につきまして
は、以 下 のマニュアルを確 認 してください。
DataKeeper リソース階 層 の作 成
リソース階 層 の拡 張
SIOS Protection Suite for Linux クイックスタート ガイド
Page 23
Chapter 4: 構 築 手 順
今 回 の手 順 上 、DataKeeper リソースを作 成 する際 に、リソース作 成 ウィザード の中 の
[Hierarchy Type] の選 択 の際 に [Replicate Existing File System] を使 用 してください。これ
は、既 にレプリケーション対 象 のディスクに Oracle 関 連 のファイルが保 存 されているためです。よっ
て、DataKeeper リソースを作 成 する前 に、プライマリノード で対 象 ディスクをマウント ポイント にマウ
ント してからリソース作 成 の操 作 を行 ってください。
19. Oracle リソースを作 成 します
Oracle Recovery Kit を使 用 してリソース設 定 を行 います。リソース作 成 ウィザード の内 容 につきま
しては以 下 のオンラインマニュアルの内 容 を確 認 してください。
リソース階 層 の作 成
リソース階 層 の拡 張
リソース作 成 時 全 てのサービス用 インスタンスへ拡 張 してください。
ここまでの時 点 でサービス用 インスタンスの LifeKeeper GUI のリソースは以 下 のようになっていま
す。
図 8 Oracleリソース作 成 時 点
20. Route53 リソース階 層 と Oracle リソース階 層 の依 存 関 係 を作 成 します
Oracle のリソース階 層 より先 に Route53 リソース階 層 が先 に起 動 するように依 存 関 係 を手 動 で
SIOS Protection Suite for Linux クイックスタート ガイド
Page 24
Chapter 4: 構 築 手 順
構 成 する必 要 があります。例 えば以 下 の図 のような階 層 を作 成 します。
図 9 Route53リソース階 層 とOracleリソース階 層 の依 存 関 係 例
この例 では LSNR.ORCL リソースの子 リソースに Route53 リソース階 層 を設 定 しています。
このように Oracle 関 連 のリソースよりも先 に Route53 リソース階 層 が起 動 されるように依 存 関 係
を構 成 してください。
手 順 は以 上 です。
導 入 作 業 の最 後 に、各 サービスを提 供 する上 で必 要 な動 作 確 認 等 を実 施 してください。切 り替 えなどを行 う
場 合 には、DataKeeper リソースのステータスが Source と Target になっていることを確 認 してください。
SIOS Protection Suite for Linux クイックスタート ガイド
Page 25
Chapter 5: 関 連 する LifeKeeper リソースについて
Chapter 5: 関連する LifeKeeper リソースについて
構 成 の概 要 で触 れたとおり、本 構 成 には 4 つの LifeKeeper リソースが利 用 されています。
それぞれの機 能 と動 作 概 要 は以 下 の通 りです。
Openswan リソース
Route53 リソース
EC2 リソース
IP リソース
Openswan リソース
動作概要
Region 間 の接 続 を行 うために必 要 な VPN 接 続 の監 視 を行 うリソースです。
Openswanリソースは、アクティブ・スタンバイ両 方 の VPN ト ンネルの接 続 性 について監 視 を行 っています。対 向
Region への接 続 には Openswan リソースのステータスが Active となっている VPN 用 インスタンス側 の VPN ト ン
ネルを経 由 します。この時 の通 信 経 路 を決 定 しているのが、Route Table です。Openswanリソースの切 り替 え
などに応 じて、必 要 なRoute tableの更 新 をEC2リソースが行 っています。
この時 の、EC2 リソースの動 作 については別 途 EC2 リソースの項 目 を参 照 してください。
Openswanリソースの監 視 とリカバリー動 作
Openswan リソースは Openswan によって構 築 された対 向 Region にあるインスタンスとの間 に構 成 された1つの
IPsec-VPN セッションを保 護 することができます。リソースの監 視 内 容 として、以 下 のような処 理 をアクティブノー
ド とスタンバイノード の双 方 で実 行 しています。
1. Openswan daemon のプロセス状 態 をチェックします。(このチェックで NG だった場 合 以 後 のチェックを行 わ
ずその時 点 で障 害 と判 定 します。)
2. VPN ト ンネルを経 由 して対 向 VPN server の local IP に ping を送 信 し、応 答 があるかチェックします。
(最 大 応 答 時 間 はチューニング可 能 )
3. openswan daemon のプロセス状 態 をチェックします。
4. ipsec コマンド を使 用 して、VPN ト ンネルが正 常 に張 られているかチェックします。
上 記 いずれかのチェックで NG と判 定 された場 合 、リソース障 害 と判 定 しリソースのリカバリ動 作 (ローカルリカバリ
やフェイルオーバ) を行 います。
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Page 27
Openswanリソースのチューニング項 目
アクティブノード またはスタンバイノード のどちらか、あるいは両 方 において障 害 と判 定 した場 合 には、ローカルリカ
バリーを行 います。リカバリを実 行 した結 果 からフェイルオーバを行 う条 件 は以 下 となります。
l
l
l
l
アクティブノード 、スタンバイノード が共 にリカバリーに成 功 した場 合 は、ローカルリカバリーを成 功 としてフェ
イルオーバは行 わない
アクティブノード でリカバリが成 功 して、スタンバイノード で失 敗 した場 合 はローカルリカバリー成 功 として
フェイルオーバは行 わない
アクティブノード がリカバリに失 敗 して、スタンバイノード で成 功 した場 合 はローカルリカバリーに失 敗 したも
のとして、リソースのフェイルオーバーを行 う。
アクティブノード スタンバイノード の両 方 でローカルリカバリーに失 敗 した場 合 には、ローカルリカバリーの処
理 としては成 功 した結 果 を返 してフェイルオーバーを行 わないようにします。そして、以 後 両 ノード 、また
はどちらか一 方 の VPN ト ンネルが復 旧 できるまで監 視 とリカバリーが行 われます。
一 般 的 な LifeKeeper リソースの場 合 、ローカルリカバリに失 敗 した場 合 にはリソースをバックアップノード へフェイ
ルオーバしますが、Openswan リソースは、アクティブノード とスタンバイノード の両 方 で VPN ト ンネルによる通 信
経 路 の保 護 を行 い、フェイルオーバによって通 信 を継 続 できる場 合 のみフェイルオーバを行 います。そのため、前
述 のようなフェイルオーバの発 生 条 件 となっています。
Openswanリソースのチューニング項 目
状 況 に合 わせて以 下 のチューニングを行 うことができます。チューニングを行 う場 合 には、両 ノード
の/etc/default/LifeKeeperファイルに以 下 のパラメータを追 記 します。変 更 後 保 存 すると、即 時 その値
が有 効 となります。LifeKeeper や OS の再 起 動 は必 要 ありません。
パラメータ名
OPENSWAN_REMOVE_TIMEOUT
OPENSWAN_PING_TIMEOUT
デフォルト 値
説明
15 (秒 )
remove 処 理 のタイムア
ウト 時 間
5 (秒 )
ping タイムアウト
3 (回 )
プロセス起 動 後 の VPN
ト ンネル疎 通 確 認 の最
大 TRY 回 数 。
15 (秒 )
プロセス起 動 後 のVPN
ト ンネル疎 通 確 認 のイン
ターバル
OPENSWAN_CHECK_TRY_COUNT
OPENSWAN_CHECK_INTERVAL
Route53 リソース
動作概要
Route53 リソースは、Region 間 でのサービスノード の切 り替 えが発 生 した場 合 、Route 53 と依 存 関 係 を持 つ
IP リソースの仮 想 IP アド レスに対 応 するよう、Amazon Route 53 に対 してリソース作 成 時 の DNS A レコード の
登 録 や、切 り替 えに伴 う更 新 要 求 を行 います。
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Page 28
Route53 リソースの監 視 とリカバリ動 作
Route53 リソースの監 視 とリカバリ動 作
Route53 リソースは作 成 時 に登 録 した DNS A レコード の取 得 と仮 想 IPアド レスとの関 連 づけの正 常 性 を監 視
しています。リソースの監 視 内 容 として、以 下 のような処 理 を行 っています。
1. Route 53 の A レコード で設 定 されているアド レスを API で取 得 します。取 得 に失 敗 した場 合 は、デフォ
ルト で 2 秒 の間 隔 を置 いてから、情 報 の再 取 得 を行 います。3回 取 得 を試 行 して取 得 できなかった場
合 、ログに記 録 を残 し監 視 処 理 を終 了 します。
2. Route53リソースと依 存 関 係 がある IP リソースから IP アド レスを取 得 して、 Route53 の A レコード で設
定 されているアド レスと IP リソースの IP アド レスを比 較 します。一 致 した場 合 、正 常 であると判 断 して処
理 を正 常 終 了 します。一 致 しなかった場 合 、異 常 であると判 断 しリカバリを開 始 します。
Route53 リソースのチューニング項 目
状 況 に合 わせて以 下 のチューニングを行 うことができます。チューニングを行 う場 合 には、両 ノード の
/etc/default/LifeKeeper ファイルに以 下 のパラメータを追 記 します。変 更 後 保 存 すると、即 時 その値 が
有 効 となります。LifeKeeper や OS の再 起 動 は必 要 ありません。
パラメータ名
ROUTE53_TTL
デフォルト 値
10 (秒 )
説明
TTL (秒 ) の設 定 値 。
2 (回 )
A レコード 更 新 時 の
Route 53 API 通 信 のイ
ンターバル
3 (回 )
A レコード 更 新 時 の
Route 53 API 通 信 のト
ライ回 数
20 (秒 )
Route 53 API 通 信 のス
テータス確 認 時 のイン
ターバル
4 (回 )
Route 53 API 通 信 のス
テータス確 認 時 のト ライ
回数
2 (秒 )
A レコード の情 報 取 得
時 の Route 53 API 通 信
のインターバル
3 (回 )
A レコード の情 報 取 得
時 の Route 53 API 通 信
のト ライ回 数
ROUTE53_RECORD_INTERVAL
ROUTE53_RECORD_TRY_COUNT
ROUTE53_CHENGEID_INTERVAL
ROUTE53_CHENGEID_TRY_COUNT
ROUTE53_RECORDCHECK_INTERVAL
ROUTE53_RECORDCHECK_TRY_COUNT
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Page 29
EC2 リソース
EC2 リソース
動作概要
Openswan リソースと Route 53 リソースの子 リソースとして作 成 されるリソースです。
このリソースは各 インスタンス上 で動 作 するリソースが、AZ または Region を挟 んで切 り替 えが行 われた場 合 に、
通 信 を継 続 するために必 要 となるルーティング情 報 の更 新 を行 います。この基 本 的 な動 作 は、以 前 より提 供
している「Recovery Kit for EC2」の「ルート テーブルシナリオ」と同 等 となります。詳 細 につきましては、Recovery
Kit for EC2 管 理 ガイド の情 報 をご確 認 ください。
EC2 リソースの監 視 とリカバリー動 作
Amazon EC2 API Tools を使 用 し、ルート テーブル内 にある保 護 されている IP ルート のターゲット がアクティブサー
バの ENI に正 しく設 定 されていることを確 認 します。正 しいことが確 認 されない場 合 は EC2 のローカルリカバリプ
ロセスを実 行 します。
EC2 リソースの切 り替 わりが発 生 した際 の route table の更 新 の動 作
Openswan リソースとともに作 成 される EC2 リソースは、対 向 Region への通 信 をする際 の出 口 となる ENI を更
新 し、Route53 とともに作 成 される EC2 リソースは AZ 間 で仮 想 IP アド レスが切 り替 えられた場 合 に、関 連 付
ける ENI の更 新 を行 います。
リソースの切 り替 えが発 生 した場 合 の route table の遷 移 例 は以 下 の通 りです。
1. 最 初 に図 3 のサービス用 インスタンスの LK_P_A で Route53 リソースが Active、VPN 用 インスタンスの
VPN_P_A で Openswan リソースが Active であるとします。その場 合 、Route table は以 下 のような状 態
となります。(デフォルト で設 定 されている VPC と IGW の設 定 は制 御 対 象 ではないため省 略 します。)
Destination
Target
Description
Route53リソースがLK_P_A 上 でActive
10.1.0.10/32
LK_P_AのENI
10.2.0.0/16
VPN_P_AのENI
OpenswanリソースがVPN_P_A上 でActive
上 記 と同 じVPN_P_A のENI
OpenswanリソースがVPN_P_A上 でActive
172.17.0.0/24
2. この状 態 から、Openswan リソースが VPN_P_A から VPN_P_B へ切 り替 えられた場 合 、Route table は
以 下 のようになります。
Destination
Target
Description
1 の状 態 から変 化 なし
10.1.0.10/32
LK_P_AのENI
10.2.0.0/16
VPN_P_BのENI
切 り替 え先 のVPN_P_BのENIへ情 報 が更 新 される
172.17.0.0/24
VPN_P_BのENI
切 り替 え先 のVPN_P_BのENIへ情 報 が更 新 される
3. さらにRoute53リソースが LK_P_A から LK_P_B へ切 り替 えられた場 合 、Route tableは以 下 のようになり
SIOS Protection Suite for Linux クイックスタート ガイド
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IP リソース
ます。
Destination
10.1.0.10/32
Target
LK_P_BのENI
Description
切 り替 え先 のLK_P_B上 で仮 想 IPを関 連 付 けるENIに情 報 が更
新 される
10.2.0.0/16
VPN_P_B
のENI
2 の状 態 から変 化 なし
172.17.0.0/24
VPN_P_B
のENI
2 の状 態 から変 化 なし
このように切 り替 えに応 じて通 信 のTargetとなる情 報 をEC2リソースが更 新 を行 っています。
IP リソース
動作概要
LifeKeeper Coreに含 まれる IP Recovery Kit を使 用 して作 成 する、ノード 間 で切 り替 え可 能 な仮 想 IPアド レス
です。これまで提 供 している IP リソースと大 きな変 更 点 はありませんが、EC2 Cross Region に対 応 するた
め、Region が異 なる場 所 に拡 張 する場 合 に、拡 張 元 とは異 なる仮 想 IP アド レスとサブネット を設 定 できるよう
になっています。
その他 、IP リソースの詳 細 につきましては、以 下 のオンラインマニュアルの情 報 をご確 認 ください。
IP Recovery Kit 管 理 ガイド
SIOS Protection Suite for Linux クイックスタート ガイド
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Chapter 6: 本 構 成 における設 定 および運 用 上 の留 意 点
Chapter 6: 本構成における設定および運用上の留意点
Quorum/Witness Server の利 用 を検 討 してください
EC2 Cross Region を使 用 する環 境 では、Region を挟 んで HA クラスタを構 成 します。
Region 間 のコミュニケーションパスは、同 一 Region 内 のコミュニケーションパスと比 較 すると、途 切 れやすくなるこ
とが想 定 されます。
そのため EC2 Cross Region 環 境 では、コミュニケーションパスの通 信 が全 て途 切 れてスプリット ブレイン状 態 に
陥 る可 能 性 が、一 般 的 な HA クラスタ構 成 よりも高 くなります。
これを踏 まえて、本 構 成 ではより安 全 に運 用 できるように、LifeKeeper の I/O フェンシング機 能 の一 つである
Quorum/Witness Server の利 用 をご検 討 ください。
特 に、Quorum モード の TCP_REMOTE 設 定 を利 用 すれば、別 途 Quorum サーバを立 てずに I/O フェンシング
機 能 を実 装 できるため、クラウド 環 境 においては利 用 しやすいと考 えられます。Quorum/Witness の利 用 につい
ては以 下 の URL をご確 認 ください。
Quorum/Witness
Route53リソース起 動 にともなうレコードの更 新 に時 間 がかる場 合 があります
Route53 のDNSレコード の更 新 の伝 播 速 度 に関 して、Amazonでは以 下 のような情 報 を提 供 しています。
Amazon Route 53 よくある質 問
Q: Amazon Route 53 上 の DNS 設 定 の変 更 はどのくらい速 く世 界 中 に広 まりますか?
http://aws.amazon.com/jp/route53/faqs/
Route53 リソースでは Route53 API を使 用 してDNSへのレコード 更 新 の状 況 について確 認 していま
す。INSYNC ステータスを得 られた場 合 には更 新 が完 了 したと判 断 し、PENDING ステータスが帰 ってきた場 合
には、更 新 状 況 の確 認 のリト ライを行 います。このような仕 様 のため、Route53 リソースの起 動 処 理 としては正
しくレコード 更 新 がかけられているにも関 わらず、DNS への更 新 情 報 の伝 播 に時 間 がかかった場 合 に
は、Route53 リソースとしては起 動 失 敗 の状 態 になってしまう場 合 があります。
もし、Route53 リソースの起 動 に失 敗 した場 合 には、Route53 の管 理 コンソールをみてAレコード が正 しく更 新 さ
れていることを確 認 してください。更 新 されている場 合 、サービス自 体 は正 しく提 供 できる状 態 であると考 えられ
ます。もう一 度 LifeKeeper GUI から Route53 リソースを起 動 してください。
常 時 前 述 のようなケースで Route53 リソースの起 動 ステータスが失 敗 する場 合 に
は、/etc/default/LifeKeeper ファイルの「ROUTE53_CHANGEID_TRY_COUNT」の値 をデフォルト の4
回 から 1 回 から 2 回 、回 数 を増 やす設 定 して、状 況 が改 善 するかご確 認 ください。この設 定 変 更 には
LifeKeeper や OS の再 起 動 は必 要 ありません。
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Chapter 7: 既 知 の問 題 とト ラブルシューティング
Chapter 7: 既知の問題とト ラブルシューティング
LifeKeeper for Linux v8.3 リリース時 点 での情 報 はありません。
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