(6)新題材の指導計画例(音楽 1年) 5月 (6) < わくわくリズム > 6 「ぶんぶんぶん」「しろくまのジェンカ」 鑑「ジェンカ」「ポンポンポップコーン」 ◇ 拍の流れや反復するリズムを感じ取って,リズ ム表現を楽しむ。 ◇ リズムを体で感じながら,歌ったりリズム表現 を楽しんだりする。 ① 拍の流れにのって,リズム表現を楽しむ。 9・10月 (10) < どれみとなかよし > 7 鑑 「どれみのうた」「どれみのキャンディー」 「ひのまる」 ◇ ドレミで歌ったり体を動かしたりして,音高の 変化に気づき,階名に親しむ。 ◇ 旋律の流れや盛り上がり,フレーズを感じ取っ て歌う。 ① 体を動かしながら階名で歌ったり聴いたりする めあて たん と めあて うんでたのしくあそぼう。 ①/⑥ ○ まねっこあそびをする。 (教師:ことばで)バナナ→(児童:ことばと手打ちで)バナナ→(教師)→ * 果物や動物など,ものの名前を使う。 (教師→全児童,児童→全児童等,小グループなどの形態の工夫等) ◎「たん」と「うん」を組み合わせてリズムをつく り手で打つ。 たん たん たん うん たん うん たん うん ○ ○ ○ ◇ ○ ◇ ○ ◇ つくったリズムをカードに記録させたり,友達 のリズムにつないでリレーをさせたりする。 ○ つくったリズムを楽器で打つ。 * タンブリン,すず,カスタネットの奏法の指導 をする。 ② リズムを体で感じながら歌う。 * めあて 「ぶんぶんぶん」にあわせてリズムであそぼう。①/⑥ ○ 「ぶんぶんぶん」を拍の流れにのって歌う。 ◎ 歌に合わせてリズム打ちをする。 ・3,4 段目は歌いながら 2 人組で手合わせをする こと ※ 二人組で心を合わせて手合わせ遊びができるよ うにする ③ リズムを体で感じながら聴いたり歌ったりする。 めあて ジェンカのリズムであそぼう。 ②/⑥ ○「しろくまのジェンカ」を拍の流れにのって歌う ・リズム打ちをしながら歌うこと ・手拍子や楽器でリズム打ちをする こと ○ 鑑賞曲「ジェンカ」に合わせて, リズムを打ったり踊ったりする。 ※ 友達といっしょに楽しくリズム 遊びをさせる。 ④ ♪♪(たた)のリズムを体で感じながら歌う。 めあて 「たん」や「たた」であそぼう。 ◎ ②/⑥ ♩(たん)や♪♪(たた)でリズム打ちをしなが ら歌う。 * 「ポンポンポン」自由にリズムを打たせたり, だんだん速くさせたりする。 うたにあわせてどれみであそぼう。 ④/⑦ ○ 「どれみのうた」を聴いて,階名を見つける。 ・ドレミファソラシド ○ 歌に合わせてどれみ体操をする。 ・一音ずつ上がっていること ・音が高くなると手の位置が上がること * どれみ体操の絵を提示すること で,音高を視覚的につかませる。 ○ どれみ体操をしながら「どれみ のキャンディ」を歌う。 ○ 感じが変わった旋律(3段目)にあう身ぶりを 工夫する。 ② 旋律の流れやもりあがり,フレーズを感じ取っ て歌う。 めあて もりあがりをかんじて「ひのまる」をうたおう ③/⑦ ○ ○ * 歌詞を読んだり階名唱したりする。 旋律のまとまりやもりあがりを見つけて歌う。 範唱を聴かせたり,旋律線やどれみ体操,ハン ドサインで歌わせたりすることで,旋律のまとま りやもりあがりに気づかせる。 < こんにちは けんばんハーモニカ > 3 「まほうのど」「あのね」「どんぐりぐりぐり」 ◇ 楽器の扱い方や演奏の仕方に慣れたり,ドレミ ファソの鍵盤の位置を理解したりする。 ◇ 聴き合いながら,音遊びをする。 ① 階名で歌ったり鍵盤ハーモニカで演奏したりす る。 めあて けんばんハーモニカとなかよしになろう。③/③ ○ 音遊びをしながら鍵盤ハーモニカに慣れる。 ・いろいろな音のまね ・ドの音で,リズム模放やリズム問答 ・「あのね」の演奏 ・ドレミファソの音でふしづくり ・「どんぐりぐりぐり」を階名唱と演奏 * 楽器の持ち方・息の使い方・鍵盤の位 置・タンギング・押さえ方・指番号・手 入れの仕方など丁寧に指導する。 * 毎時間少しずつ取り組んでいけると望 ましい。 (音楽 11月 (7) < いいおと みつけて > 7 鑑「おもちゃのシンフォニー」「おとのマーチ」 ◇ 身近な楽器や素材の音に注目して,音の響きの 面白さを感じ取る。 ① 楽曲から,音の響きや面白さを感じ取って聴く めあて 。 みみをすましておとをさがそう。 ①/⑦ ○「おもちゃのシンフォニー」を聴き,いろいろな 音色に気付く。 ・ふえ…うずらぶえ,かっこうぶえ みずぶえ ・きかいみたいな音…ラチェット * 児童の発言を大切にし,実物や写真を見せて名 前を教える。 ② 身近な楽器や素材の音から,音の響きや面白さ を感じ取って聴く。 めあて がっきをつくってみよう。 ○ ③/⑦ 身の回りのものを利用して手作り楽器をつく る。 ・吹く楽器 ・振る楽器・打つ楽器 など ○ 音の強さを変えて演奏する。 * 身の回りのいろいろなものが楽器になることに 気づかせる。 * 中に入れる水の量や物,大きさや打つ物を変え て音の響きの違いに気づかせる。 ※ 友だちがつくった音を紹介し合う。 ③ 「音のマーチ」に合う音を見つける。 1年) 1・2月 (9) < ようすをおんがくで > 9 鑑「おどるこねこ」「すずめがちゅん」「おもちゃの チャチャチャ」鑑「おもちゃのへいたい」 ◇ 情景や様子を想像しながら,聴いたり表現を工 夫したりする。 ① こねこのようすを想像しながら,「おどるこね こ」を聴く。 めあて こねこはどんなふうにおどっているのかな。②/⑨ ◎ 踊っている様子を想像して「おどるこねこ」を 聴く。 さあ 踊 ろ う 楽しく踊 っている とびはねな がら踊って いる 楽しく踊 っている 犬だ! 逃げよ う! ・ゆったりとした旋律やはずんだリズム ・旋律の反復・強さの変化・ねこや犬の鳴き声 * 踊っているこねこの切り抜きを提示 したり,主な旋律を口ずさんだり,こ ねこになっておどったりしながら,様 子を想像させる。 ② 動物の様子を想像しながら,「すずめがちゅん」 を歌ったり,楽器で表現したりする。 めあて どうぶつのようすをうたやがっきであらわそう。③/⑨ ○ ○ ○ 範唱を聴いて正しく声を合わせて歌う。 動物の鳴き声を歌や楽器で表現する。 階名唱をし,鍵盤ハーモニカで演奏する。 ・息づかい・タンギング・指の形 * いろいろな生き物で替え歌をつくるのもよい。 ・きつねコンコンコン・ふくろうホッーホッー等 めあて * 速さや強さを変えたり,鳴き声のところにいろ 「おとのマーチ」にぴったりのおとをみつけよう。 いろな音を加えたりしてもよい。 ③/⑦ ③ おもちゃの国の情景を想像しながら,聴いたり ○ 範唱を聴いて正しく声を合わせて歌う。 歌ったり身ぶりを工夫したりする。 ◎ 大きな音,かわいい音,ふしぎな音等を見つけ めあて る。 おもちゃのようすをそうぞうしながら,きょくに ・音の出し方(打ったり,ふったり) あわせてみぶりをしよう。 ④/⑨ ・打つ強さ ◎ いろいろなおもちゃの様子を想像しながら歌っ ・打つ物(いろいろなばちで) たり身ぶりを工夫したりする。 ・打ち方 ・チャチャチャのところで手や楽器を打つこと * 打ち方や打つ物,打つ場所によって音が変わる ◎ おもちゃの兵隊の行進の様子を想像して聴く。 ことに気付かせる。 夜だ! 朝だ! 歌を歌 歌 を 歌 楽器を 演 * 音をよく聴いて探すように指導する。 箱から 箱に戻 って行 っ て 行 奏しな が 出よう ろう。 進だ 進だ ら行進だ * 音の止め方も見つけさせる。 * 使ったものや音の出し方を絵や言葉で書かせて ・繰り返す旋律 ・楽器の音 など おく。 * 行進している兵隊の切り抜きを提示したり,主 * 歌詞を変えていろいろな音を見つ な旋律を口ずさんだり,身体表現をさせたりしな ける。 がら様子を想像させる。 * 巻末資料(P66)も参考にする。 * 鑑賞曲「おもちゃのへいたい」と「おもちゃの ○ 見つけた音を紹介する。 チャチャチャ」をつないで扱う。 ○ 見つけた音を「音のマーチ」に入 * おもちゃのお面やおもちゃ箱などを準備するこ れて歌う。 とでたのしく活動できるようにする。 (音楽 2年) 5・6月 (7) < ことばでリズム > 7 鑑「どうぶつの歌」 「こいぬのビンゴ」 「どうぶつラップ であそぼう」 「ぴょんぴょこロックンロール」 「おまつりワッショイ」 ◇ 2 拍子や 4 拍子の拍の流れにのって,歌ったりリズ ムを打ったりして楽しむ。 ◇音符・記号について,表現を通して理解する。 ① 2 拍子の拍の流れにのって,歌ったりリズムを打っ たりする。 7月 (6) < 楽しくドレミ > 6 「かえるのがっしょう」 「かっこう」 「チューリップ」 ◇ 階名唱に慣れ,楽器で演奏して楽しむ。 ① ドレミの音階を知り,音をつなげて旋律をつくる。 めあて ドレミの楽きであそぼう。 ②/⑥ めあて ○ 知っている曲をドレミで弾く。 ことばのリズムであそぼう。 ③/⑦ ○ ドレミの音階を確かめる。 ○ 「どうぶつの歌」を聴き,いろいろなどうぶつが出 ・黒鍵(二つの山・三つの山)と てくることを知る。 白鍵の位置 ○ 「こいぬのビンゴ」を歌ったり,歌に合わせて手拍 ・鍵盤の位置と音と音符 子を打ったりする。 ・左に行くほど低い音,右に行く * 手拍子をするところを増やし拍の流れにのって表現 ほど高い音になること。 できるようにする。 ・鍵盤の押さえ方や手の形 ・指番号があること。 ○ P13 の「どうぶつラップ」の絵を参考に,拍の流れ * ドレミの楽器には木琴や鉄琴などいろいろな種類 にのってどうぶつの名前と鳴き声を入れて遊ぶ。 がありどれも同じ音階になっていることを実際に音 を出しながら紹介するのもよい。 ✰ ✰ カエ ル ✰ ✰ ゲコ ゲコ ○ ドレミで旋律をつくる。 ・7 つの音をたどって旋律づくり * リズムボックスなどを利用し,拍の流れにのって打 * 実際に演奏しながら,いろい つようにする。 ろな旋律をつくらせる。 * 速さを変えたり,どうぶつを他の言葉にかえたりし * フレーズのまとまりを感じ取らせる。 てもよい。 ○ 友達のつくった旋律と交互に演奏する。 ② 4 拍子の拍の流れにのって工夫して歌う。 * 問いと答えになっていることを感じ取らせる。 めあて * 続く感じの旋律,終わる感じの旋律を感じ取らせて もよい。 「ぴょんぴょこロックンロール」であそぼう。①/⑦ ○ 4 拍子の拍の流れにのって歌う。 ② 階名で歌ったり楽器で演奏したりする。 ・すきなどうぶつの替え歌で ・速さを変えて めあて ○ 音符について理解する。 ドレミで歌ったりえんそうしたりしよう。 ④/⑥ ・全音符,2分音符,4分音符,8分音符,4分休符 * 音符と言葉をつないで歌いながら視覚的に(P15 の ○「かえるのがっしょう」を階名唱する。 絵を参考)音の長さや音符,記号を理解させる。 * 2小節ずつ区切って歌うことでフレーズを意識さ ③ お祭りのかけ声のリズムをつくって歌う。 せる。 めあて ○ 「かえるのがっしょう」を楽器で演奏する。 おまつりのかけ声のリズムであそぼう。 ③/⑦ ・鍵盤の位置や押さえる指 ○ 「おまつりワッショイ」を 2 拍子の拍の流れにのっ ・指のずらし方 て歌う。 ・休符はきちんと休むこと ○ かけ声の言葉のリズムを変えて歌う。 * 2小節ずつ確認しながらゆっくり * つくったリズムを音符で表す。 練習させる。 ○ つくったリズムのつなぎ方を * 弾けるようになったら輪奏を楽しみ 工夫してかけ声をつくる。 たい。 ・リズムの反復 ○ 「かっこう」や「チューリップ」を階名唱する。 ・友達のリズムと呼びかけ合うよう ○ 楽器で演奏する。 に(問いと答え) * 指番号に合わせると弾きやすい。 * フレーズのまとまり(4 小節,8 小節などが合う) * フレーズのまとまりごとに練習するとよい。 を意識してつくらせる。 * 毎時間少しずつ取り組んでいけると望ましい。 ○ つくったかけ声のリズムを歌の間奏に入れる。 (音楽 2年) 11月 (5) 1月 (6) < ようすを音楽で > 6 < おまつりの音楽 > 5 「こぎつね」 「汽車は走る」 「村まつり」鑑「日本のたいこ」 「おまつりの音楽をつ 鑑「そりすべり」 くろう」 鑑「しゅっぱつ」 ◇ 情景や様子を想像しながら,聴いたり表現を工夫し ◇ 楽曲の気分を感じ取って歌ったり,いろいろな太鼓 たりして楽しむ。 の音楽の特徴を感じ取って聴いたりする。 ① 馬ぞりに乗って楽しんでいる様子を,音色,リズム, ◇ リズムやかけ声をつくり,拍にのって表現する。 旋律をもとに想像豊かに聴く。 めあて ① おまつりの楽しい気分を感じ取って歌う。 そりすべりをしているようすをきこう。 ①/⑥ めあて おまつりの気分で生き生きと歌おう。 ①/⑤ ○ 馬ぞりに乗って楽しんでいる様子を聴く。 ・くりかえしの旋律・馬の足音や鈴の音・リズムなど ○ 範唱を聴いて正しく声を合わせて歌う。 * 情景画を提示することで楽しい様子を想像しやす ・付点のリズム くする。 * お祭りに行った経験を出し合ったりお祭りの挿絵を ② こぎつねのかわいらしくユーモラスな様子を,歌 提示したりしながら楽しい様子を想像させる。 詞,旋律をもとに強弱を工夫して歌い表す。 ○ 笛や太鼓の音の部分の歌い方を工夫する。 めあて ・はずんだ歌い方 かわいらしいこぎつねのようすを歌で表そう。②/⑥ ② いろいろな太鼓の音楽の特徴を感じ取って聴く。 めあて ○ 範唱を聴いて正しく声を合わせて歌う。 いろいろなたいこの音を楽しもう。 ①/⑤ ○ 歌詞や旋律からこぎつねの様子を想 像する。 ○ 「日本のたいこ」を聴き,いろいろな太鼓の音楽の * 情景画やこぎつねの切り抜きを提 特徴を感じ取る。 示することでこぎつねのユーモラス ・太鼓のリズムや音色 など な様子を想像しやすくする。 * いろいろな太鼓を打っている写真を提示 ○ こぎつねの様子にあうように歌い方を工夫する。 したり,太鼓のリズムを一緒に打ったりし ・強さ・くりかえしの旋律・歌い方 ながらリズムや音色に親しませる。 * 歌い比べや聴き比べをすることで様子にふさわし ③ 太鼓のリズムやかけ声をつくり,おまつりの音楽を い歌い方を考えさせるとよい。 つくる。 * 鍵盤ハーモニカで演奏す めあて るときには指くぐりの仕方 たいこのリズムとかけ声で,みんなのおまつりの音楽 を指導する。 をつくろう。 ③/⑤ * イとウのところで歌に合わせて,こぎつねの声を楽 ◎ たいこのリズムやかけ声を集める。 器で入れるのもよい。 (リズムや楽器を工夫して) * 「日本のたいこ」で鑑賞した太鼓のリズムやかけ声 ③ 汽車の走り始めてから止まるまでの様子を,強さや を想起させる。 速さを工夫して歌や楽器で表現する。 * リズムカードを提示する。 * ばちの持ち方も教えておく。 ◎ 集めたリズムやかけ声を,音楽の仕組み(反復や問 いと答え)を生かしてつなげる。 * 拍打ちをさせながら 4 小節をつくらせるなど,常に 拍の流れとフレーズのまとまりを意識させる。 * できたリズムやかけ声を,音符や言葉で表しておく とよい。 ○ できたリズムとかけ声を交互に演奏する。 * 教師が拍打ちをしてあげることで拍の流れにのって 演奏できるようにする。 ○「村まつり」の歌と合わせて演奏する。 * はじまりと終わりに合図のかけ声を入れると楽しく なる。 めあて 汽車の走るようすを歌とがっきで表そう。 ③/⑥ ○ 範唱を聴いて正しく声を合わせて歌う。 ◎ 主旋律の歌にリズムや伴奏を付け加えて,汽車の走 る様子を表現する。 ・互いの楽器の音や伴奏を聴いて音を合わせること ◎ 走り始めてから止まるまでの汽車の走る様子に合 うように,強さや速さを工夫する。 ・近くは強く,トンネルの中は弱く。 ・走り始めと終わりは遅く。 など * 「しゅっぱつ」を聴かせ,汽車の走る様子を想像さ せることで,自分たちの演奏の工夫への手がかりをも たせる。 (音楽 3年) 7月(4) 10月(3) 〈 せんりつと音色 〉 5 「森の子もり歌」鑑「ユモレスク」 「中国のたいこ」 「白鳥」 「まほうのチャチャチャ」鑑「まほうのチャチャチャ」 ◇ 旋律の特徴をとらえて, 表現を工夫することができるよ うにする。 ◇ リズムにのって歌ったり,楽器で伴奏したりすること ◇ 楽器の音色の特徴や, 旋律の変化をとらえて聴くことが ができるようにする。 できるようにする。 ◇ リズムや旋律の反復や重なりの楽しさを感じ取って, ◇ 各楽器が表している様子や, 音楽全体が表している情景 演奏したり聴いたりすることができるようにする。 を想像しながら聴くことができるようにする。 ① 特徴的なリズムや旋律の反復や音の重なりを感じ取っ ① 曲想表現を工夫して「森の子もり歌」を歌う。 て「まほうのチャチャチャ」を歌う。 めあて めあて 曲に合った歌い方を見つけよう。 ②/⑤ リズムにのって「まほうのチャチャチャ」を歌おう ①/④ ○ 曲想をつかんで主旋律を歌う。 ・やさしいお母さん鳥とかわいいひな鳥 ○ リズムや旋律の動きをとらえて歌う。 の様子をとらえて歌うこと ・リズムにのって楽しく歌うこと ◎ 曲に合った表現の工夫をしたり,音の * 「チャチャチャ」の部分をはっきり歌わ 重なりを感じて歌ったりする。 せる。 ・ 「ピラロルラ」ははずんで, 「よふけのもりにきこえる」 ◎ 音の重なりを感じとり,唱法を工夫して はなめらかに歌うこと 歌う。 ・曲の形(A-B-A)をとらえ, 「ひなたちをつばさに ・ イの旋律ははずんで,ウの旋律はなめらかに だいて」からは,やや強く歌うこと * 歌い比べや聴き比べをさせて,唱法を工夫させる。 ・リコーダーを加え,音の重なりを感じて歌うこと 曲に合う表現を見つけさ ② 鑑賞曲「まほうのチャチャチャ」から特徴的なリズム * 聴き比べや歌い比べをさせて, せる。 やその反復,重なりを聴き取る。 ② 「ユモレスク」 「中国のたいこ」の旋律の変化を聴き取 めあて り,バイオリンの演奏を聴き味わう。 楽きのかさなりやリズムに気を付けて 「まほうのチャ めあて チャチャ」を聴こう。 ①/④ せんりつのへんかをきき取りながら、 バイオリンのえ ◎ 打楽器の重なり方やそのリズムを聴き取る。 んそうを楽しもう。 ②/⑤ ・クラベス,カウベルなどの楽器とそのリズムや重なり 方を聴き取ること ○ バイオリンについて知り,その音色 ③ 歌に合わせて伴奏を演奏する。 を聴き取る。 ・形状や奏法,主旋律(音色)の聴き めあて 取り 歌に合わせてばんそうをえんそうしよう。 ②/④ * 主旋律を口ずさませることで,バイ オリンの音色に着目させる。 ○ 歌に合わせてリズム伴奏をする。 * 歌に合わせて手でリズムを打ったり,鑑賞曲を参考に ◎ 旋律や速度の変化を聴き取る。 ・ 「ユモレスク」の旋律の特徴とその変化 したりしてリズムをつくらせ,演奏させる。 ・ 「中国のたいこ」の速度の変化 * 2曲を対比させ,変化を感じとらせるようにする。 マラカス ③ 情景を想像しながら「白鳥」を聴く。 4/4 ♩ ♩ ♫ ♫ めあて ○ けんばんハーモニカで伴奏を演奏する。 チェロとピアノの音色を楽しもう ①/⑤ * 階名唱をしてから鍵盤ハーモニカで演奏させる。 ◎「白鳥」の旋律の動きや楽器の音色を聴き取り,きら ◎ パートを決めて演奏し,表現を味わう。 きら光る水面をゆったりと白鳥が泳いでいる様子を想 ・拍の流れにのり,反復や音の重なりを感じ取って演奏す 像しながら聴く。 ること * パートを交代しながら,全員が表現できるようにする。 ・チェロが白鳥,ピアノが水面を表現していること * 図形楽譜や口ずさみ, ※ 他のパートの音をよく聴いて合わせることで,楽しく ペープサートや情景画で 表現できる喜びを感じさせる。 旋律の動きをとらえたり, 情景を想像させたりするように ☆拡大楽譜 打楽器(タンブリン,クラベス,マラカス, する。 すず,ウッドブロックなど) ☆鑑賞CD 学習プリント 情景画 図形楽譜 〈 リズムにのって 〉 4 (音楽 3年) 11月(8) 〈 歌で世界の旅 〉 8 鑑「アジアの子どもの歌」 「大門遊び」 「雪のおどり」 「レロンレロンシンタ」 「アフリカの音楽をつくろう」 「マンガニ,雨とおどろう」 ◇ 日本や世界の遊び歌に親しみ,それぞれの国の音楽の よさや違いを感じ取ることができるようにする。 ◇ 拍の流れにのって,遊んだり歌ったりして楽しむこと ができるようにする。 ◇ 拍の流れにのって,旋律やリズムを重ねて楽しむこと ができる。 ① アジアの遊び歌を聴いたり,歌ったりしながら,旋律 やリズムの特徴を聴き取り,よさを感じ取ることができ る。 2月(4) 〈 音のスケッチ 〉~森のイメージから音楽をつくろう~ 4 参考曲 「森の水車」 ◇ 静かな森で聞こえてくる音を, 楽器で即興的に表現でき るようにする。 ◇ 音楽の仕組みを生かし, 静かな森で聞こてくる音を表現 することができるようにする。 ① 森からイメージする音を,楽器で即興的に表現する。 めあて 森からイメージする音をつくろう ②/④ ○ 森のイメージを膨らませ,静かな森で聞こえてくる音 を話し合う めあて アジアの子どもの歌をきいたり歌ったりしよう。②/⑧ ・ かっこう 森のようせい 風 光 小川 木のしずく など ◎ アジアの子どもの歌を聴いたり,歌ったりしながら, * 教科書の挿絵を参考にしながら考えさせる。 よさや違いを感じ取る。 ◎ イメージしたものに合う音を即興的に表現すること。 ・それぞれの国の歌のよさや違いを感じ とって歌うこと * 自分が表現するものを1つ決めさせ,楽器を選んで表 ・旋律やリズムの特徴を感じ取り,拍の 現させる。 流れにのって「大門遊び」を歌うこと * 日本の子どもの歌を想起させ,比べて聴かせる。また, じゃんけん遊びなどをさせて,拍の流れにのって楽しく 歌うようにさせる。 ② 「雪のおどり」 「レロンレロンシンタ」の曲の気分を感 ○ 楽器の音色や強弱・速度を工夫して表現する。 じ取って楽しく歌う。 * 教師や子どもの表現のモデルを提示し,聴き比べさせ めあて ることで工夫の観点をもたせる。 曲の気分を感じ取って世界の歌を楽しもう ②/⑧ ② つくった音をもとに, 音楽の仕組みを生かして表現を工 ○ 2曲の旋律やリズムの特徴,調を聴き取ること 夫する。 ◎ 拍の流れにのって歌い,歌い方を工夫する めあて ・ 「雪のおどり」…マルカート唱,輪唱 グループで森の音楽をつくろう ②/④ ・ 「レロンレロンシンタ」… レガート唱 * 唱法のちがう歌い方で歌い比べさせ,曲想に合う歌い ○ 自分のつくった音を友達のつくった音とつないだり重 方を見つけていくようにさせる。 * 輪唱をするときは,拍の流れにのって,お互いの声 ねたりしながらグループで表現する。 を聴き合わせるようにする。 * 友達の旋律とつなぐときは,リレー形式でつながせる。 ※ さまざまな国の音楽のちがいやよさを感じ取り,親 重ねる時は自分の旋律を反復させて, 徐々に重なるように しむことができるようにする。 させる。 ◎ ア-イ-アの構成をとらえて表現する。 ③ 拍の流れにのって「マンガニ,雨と遊ぼう」を歌っ たり,旋律やリズムを重ねてアフリカ風の音楽をつくる。 ・アのテーマの演奏 ・ア-イ-アをつないで表現 めあて アフリカの音楽で遊ぼう ④/⑧ ・終わり方の工夫 * イは,自分たちで作った表現を演奏させ,つなぎ方や重 ○ 曲の気分を感じ取って「マンガニ,雨とおどろう」 ね方を工夫する。 を歌う。 ○ つくった表現を発表する。 ・ 3拍子の拍の流れを感じ取ること ・部分二重唱 ○ リズムをつくり伴奏に重ねて楽しむ。 * 静かな森の中で聴こえてくる音が表現できているかど ・伴奏を演奏すること うか考えながら聴くように促す。 ・リズムカードを組み合わせてリズムをつくること ☆図形楽譜 場の設定 楽器(鉄琴,木琴,トライアングル など) ※ それぞれのグループの表現のよさを聴き取らせるよ ◎ せんりつをつくり伴奏に重ねて楽しむ。 ・ つくったリズムに「ソ」 「ラ」 「シ」 「ド」 「レ」の音 うする。 を入れてせんりつをつくること ・ 伴奏と重ねて演奏すること (音楽 4年) 5月 (4) 10・11月 (3) < ひびけ歌声 > 4 「飛べよツバメ」 鑑「 『サウンド オブ ミュージック』から」 ◇ 各パートの旋律の動きをとらえ,響きのある声で歌う ことができる。 ◇ いろいろな声の響きや特徴を味わい,ミュージカルの 音楽を楽しむ。 ① 曲の感じをつかみ,互いのパートを聴き合いながら響 きのある声で二部合唱する。 めあて 互いのパートを聴き合いながら, 「飛べよツバメ」の二部 合唱をしよう。 ②/④ < 音のスケッチ > 3 「川のイメージから音楽をつくろう」 「川はよんでいる」 鑑「交響曲第6番『田園』から」 ◇ 小さな川が大きな川っていく音を,楽器で即興的に表 現する。 ◇ 音型を活用し, 音楽を形づくっている要素を工夫しなが ら音楽づくりをする。 ①川のイメージを持ち,楽器で即興的に表現する。 ☆拡大歌詞,範唱CD,情景画,写真 めあて 川のイメージから音楽をつくろう。②/③ ○ 範唱を聴いて曲の感じをつかみ,主旋律と副旋律を歌 う。 ☆拡大歌詞,情景画,範唱CD ・子ツバメへの思いをこめて,伸びやかな声で歌うこと * 旋律やリズムなどが正しくとらえられるように,繰り 返し歌わせたり,楽譜に線をひいたりする。 ・タイの意味を知り,正しいリズムで歌うこと タイ:同じ高さの音をつなぐ ♪ ♫ ○ 「川はよんでる」から川のイメージをもち,即興的に音 で表現する。 ・ 「川はよんでる」を歌ったり聴いたりし,川のイメー ジを持つこと ・川のイメージを文や絵でかき表わすこと・・・小さ な流れ,大きな流れ など ・イメージに合う楽器を選び,即興的に表現すること ヒント! ① しくみ ② 音色や 演奏のしかた ◎ 二部合唱をし,強弱の工夫をする。 ・互いの声を聴き合いながら,伸びやかで響きのある声 で二部合唱すること *「とべよ」 「とべよ」のかけ合いのところは,相手の パートに声を受けわたすように教師が手でフレーズ * いろいろな川のイメージを持つことができるように, を示すなどして歌わせる。 写真や情景画を提示する。 ・強弱の工夫をし,二部合唱すること ◎ つくった音型を工夫して組み合わせて表現する。 * 各声部のバランスを聴き比べながら,人数や声の強さ ・音型を繰り返し演奏して をかえて,強弱の工夫をさせる。 ・音型を重ねて ② 声の響きや特徴を味わいながら, 「サウンド オブ ミュ ・音型をつないで ージック」を聴き,ミュージカルの音楽を楽しむ。 ・音型を変化させて ○「サウンド オブ ミュージック」を視聴する。 ・楽器をかえて めあて ・楽器の演奏の仕方をかえて ミュージカルの音楽を聴き,いろいろな歌の表現を楽 ・強弱や速度を変化させて など しもう。 ②/④ * 始まり方や終わり方,盛り上がるところを工夫して, まとまりのあるものを作らせるようにするとよい。 ・ 「サウンド オブ ミュージック」を聴くこと * 参考として, 「交響曲第6番『田園』から」を聴かせ ・写真をもとに,ストーリーをつかむこと てもよい。 * ミュージカルは歌や踊りを中心とした劇であること ※ つくった音型や音楽のよさをみつけて, 賞賛の言葉かけ がわかるように,DVDなどの映像を視聴させるとよ をすることを大切にする。 い。 ◎「サウンド オブ ミュージック」聴き,いろいろな声の ② 川の音楽の発表会をする。 表現のよさを感じ取る。 めあて 川をイメージした音楽の発表会をしよう。 ①/③ ・ 「ドレミの歌」 , 「ひとりぼっちの羊飼い」 , 「わたしのお 気に入り」を聴いたり,声のまねをしたりすること ○ つくった川の音楽を発表し,互いの表現の良さを聴き * 身体表現や,歌声のまねなどをしながら聴かせる。 合う。 ・それぞれの曲や声について,気にいったところや楽し ※ 自分たちや他のグループの表現の良さを, しっかりと聴 かったことなどを話し合うこと くようにする。 ※ いろいろな声や表現のよさを,しっかりと味わわせ ☆ピアノ,大太鼓,小太鼓,木琴,鉄琴,シンセサイザー, る。 鍵盤ハーモニカ,など ☆鑑賞CD,写真やDVD等の映像,学習プリント (音楽 4年) 11月 (7) < お祭りの音楽や民謡めぐり > 7 「ソーランぶし」 「おどれサンバ」 鑑「日本のお祭りの音楽」 「サンバの音楽」 「杖鼓のえんそ う」 「フラメンコの音楽」 ◇ 我が国の音楽やいろいろな国の音楽に親しみ,リズム や楽器の特徴を感じ取るとともに,それらをもとに自分 たちの表現を工夫し,日本の音楽の特徴やよさに気づく。 ◇ 民謡の旋律や歌い方に親しむ。 ◇ 郷土に伝わる音楽や日本各地のいろいろな音楽を聴 き,特徴やよさを感じ取る。 ① 日本のお祭りの音楽に親しみ,特徴や良さを感じ取る。 めあて 日本のお祭りの音楽に親しみ,日本の音楽のよさや特徴を 感じ取ろう。 ④/⑦ 2月 (3) < 音楽のききどころ > 3 鑑「ノルウェー舞曲第2番」 ◇ 音楽を形づくっている要素を手がかりに, 楽曲の形式を つかみ,全体を味わって聴く。 ① 「ノルウェー舞曲第2番」を聴き,曲の感じやまとまり をつかむ。 めあて 「ノルウェー舞曲第2番」を聴いて,曲の感じをつかもう。 ①/③ ○「ノルウェー舞曲第2番」を聴く。 ・まとまりに気をつけて聴くこと ・曲の感じをとらえながら聴くこと ・曲を聴いて,曲のイメージを文章や絵で表すこと 歩く向きを変えるな ◎ 「日本のお祭りの音楽」を聴き,お祭りの雰囲気やお * 曲の感じが変わったら手を挙げる, 祭りの音楽や楽器の特徴を感じ取る。 A□ B□ Aの三つのまとまりがある(三部形式)こ どさせて,□ ・お祭りの様子を想像しながら聴くこと とに気づかせる。 * お祭りの雰囲気やお祭りの音楽や楽器の特徴を感じ * 明るい・暗い・楽しいなどの曲の全体の感じを聴くよう 取れるように,写真や映像を提示する。 にさせる。 ○「ソーランぶし」を,掛け声やリコーダーを入れて演奏する。 * 三つのまとまりの物語を書かせるなど, イメージをふく ・歌いだしや掛け声を合わせること らませて聴かせる。 ○「ソーランぶし」に太鼓のリズムを入れて演奏する。 ② 「ノルウェー舞曲第2番」を聴き,AB二つのふしの特 * シンコペーションのリズムを正しく演奏できるよう 徴や感じの違いをつかむ。 に,リズム唱をしながらリズム打ちさせる。 めあて 「ノルウェー舞曲第2番」を聴いて,旋律の特徴やふしの ○ おはやしのリズムやふしをつくって演奏する。 違いを味わって聴こう。 ①/③ * 太鼓のリズムをリズム唱をしながら,手拍子や机を打 つようにさせる。 ○ 三つの部分の旋律それぞれを味わって聴く。 * ふしの長さ(4~8小節) ,構成音(レミソラシ) ,終 ・同じ旋律があること 始音(ミラ)などに気をつけて工夫させる。 ・速さに違いがあること ☆ 日本地図,祭りの写真や映像,大太鼓・ ・主な楽器の音色が違うこと 小太鼓(和太鼓) ・強弱の変化があること * 音楽に合わせて体を動かしたり,指揮をしたりしなが ②世界のお祭りの音楽に親しむ。 ら聴くようにさせる。 ③ 作曲者グリーグやオーボエについて理解し, 曲の全体を めあて 世界のお祭りの音楽に親しみ,世界の音楽のよさや特徴を 味わって聴く。 感じとろう。 ③/⑦ めあて 「ノルウェー舞曲第2番」をオーボエの音色を味わいなが ◎ 世界のお祭りの音楽を聴く。 ら聴こう。①/③ ・ 「リオのカーニバル」と「ブラジル」の鑑賞 ・「杖鼓のえんそう」と「フラメンコの音楽」の聴き比べ ○ 作曲者グリーグやオーボエの特徴について理解し, オー * お祭りの雰囲気や音楽や楽器の特徴を感じ取れるよ ボエの音色や曲を味わって聴く。 うに,写真や映像,楽器などを提示する。 ・作曲者グリーグについて ○ 「おどれサンバ」を歌う。 ・オーボエについて ・ 「おどれサンバ」をリズムや音程を正しく歌うこと * 作曲者の写真を提示したり, 作曲者について話をしたり ・リズム伴奏を手拍子などを入れて歌うこと する。 * リピートの記号を知り,リズムや旋律を繰り返して演 * オーケストラの写真やオーボエの写真を提示して仕組 奏させる。 みについて知らせたり,音色を聴かせたりする。 ○ 「おどれサンバ」にリズム伴奏を入れて演奏する。 * 指揮のまねや, オーボエをふくまねなどをさせて聴かせ るとよい。 ・楽器アの部分を鍵盤ハーモニカで演奏すること ・グループで楽器を選び,歌と「伴奏」を合わせて演奏 ☆オーボエの写真,オーケストラの写真,グリーグの写真, オーボエの音源 すること ☆世界地図,祭りの写真や映像,ラテン楽器 (音楽 5年) 5月 (5) < 音の重なりとひびき > 5 「茶色のこびん」「こきょうの人々」 ◇ 主旋律と低音がつくる音の重なりや,和音がつ くる音のひびきを感じ取って,表現することがで きるようにする。 ① 低音のはたらきを感じ取り,ヘ音記号の楽譜に慣 れて低音部を入れて「茶色のこびん」を演奏する。 めあて 低音や和音の働きを感じ取り,低音部や和音を入れて演奏 しよう。 ②/⑤ ○ 旋律だけの演奏と低音部を入れたときの演奏を 聴き比べ,音の重なりのよさを感じ取る。 ◎ ヘ音記号の楽譜,鍵盤の演奏の仕方について知 り,オルガンで低音部を入れて演奏する。 ・音の重なりのよさ * 低音部の楽譜について理解させるために,ヘ音 記号の音階と鍵盤の対応をさせながら,左手の使 い方を確認させるとよい。 * 繰り返し記号( )による演奏の順 番を確認させるとよい。 ☆ リコーダー,鍵盤ハーモニカ,オルガン, 9月 (5) < 言葉と音楽 > 5 「星とたんぽぽ」「赤とんぼ」「ゆき」 鑑 山田耕筰の歌曲(「待ちぼうけ」) 「小さい秋みつけた」「ゆき」 ◇ 歌詞と曲想の関わり合いを感じ取って聴き,歌 詞が表している情景を想像しながら歌ったり,詩 に短い旋律を作ったりすることができる。 ① 歌詞をもとに作られた 2 つの曲の,それぞれの 特徴を感じ取って聴く。 めあて 同じ歌詞をもとに作った 2 つの旋律を聴き比べ,それぞれ の特徴を感じ取ろう。 ①/⑤ ◎「星とたんぽぽ」を4/4拍子と6/8拍子でつ くられた曲の感じの違いを聴き比べる。 * 2 曲の違いを感じ取らせるために,指揮をした り体を動かしたりして聴かせるとよい。 ② 情景を想像し,旋律の特徴を味わって表現する。 めあて 旋律を生かした強弱の工夫をし,情景を想像しながら言葉 ②/⑤ を大切にして歌おう。 ○ ○ ◎ 「赤とんぼ」の歌詞を読んで,情景を想像する。 範唱 CD を聴いて,曲想を感じ取る。 情景にあうように,強弱の工夫をして歌う。 ② 和音のひびきを感じ取り,楽曲の構造(和音の p,mp,mf,f,<,>を楽譜に書き込む 構成)を理解し,曲想を生かして「こきょうの人々」 * 言葉を大切にするために,一つ一つの言葉の意 を演奏することができるようにする。 めあて めあて 味を理解させるとともに,歌詞の持つリズムや言 和声のひびきを感じ取り,低音部や和音を入れて演奏しよ 葉の抑揚に気をつけながら,発音に気をつけて朗 う。 ②/⑤ 読したり,気持ちをこめて歌ったりさせるとよい。 ○ 旋律だけの演奏と和音を入れたときの演奏の聴 * 旋律の動きが分かるように,旋律線を書かせ, き比べをし,和音のひびきのよさを感じ取る。 強弱の工夫をさせて歌えるようにする。 ◎ ハ長調のよく使われる和音について知り,和音 ○ 作詞者・作曲家について知り,山田耕筰の曲を のつながり(和声)を感じ取る。 聴く。 * Ⅰ,Ⅳ,Ⅴ,Ⅴ 7 を使ったときの和音のひびきを聴 ③ 詩に表情をつけて音読したり,短い旋律を即興 き比べさせ,和音のつながり(和声)があること 的につくって歌ったりする。 に気付かせるとよい。 めあて 詩が表している情景を思い浮かべて,音読と歌で表現し ○ 和音を入れて「こきょうの人々」を演奏する。 よう。 ②/⑤ ※ 自分が担当しているパートやそれぞれの楽器の 役割を意識し,音を合わせる喜びを味わうように ○ いろいろな声の出し方で雪が降り積もる様子を 表すように朗読する。 させる。 ・ささやく声で ・歌うような声で ・強さを変えて ・呼びかけあうように ③「茶色のこびん」「こきょうの人々」を選んで,演 ◎「ゆきふりつもる」に,短い旋律をつけて歌う。 奏発表会をする。 めあて * 音が分かりづらいときは,リコーダーで音をつ 和声のひびきをいかした演奏の,発表会をしよう。 くらせたり,口ずさんだ音を教師が階名で表した ①/⑤ りして,確認させる。 ○ 演奏したい曲を選んで,低音や和音を入れてグ ○ グループで強弱や旋律を工夫し,発表する。 ループで工夫し,演奏する。 ○ 気に入った詩を見つけて,音読と歌で表現する。 (工夫の観点:奏法・音色・伴奏の仕方等) ※ 互いの表現を聴き合い,よさを認めたり友達と ※ 自分たちの演奏や友だちのグループの演奏のよ 合わせて音楽をつくることの喜びを感じさせる。 さをじっくり聴くようにする。 (音楽 10・11月 (8) 2月 5年) (3) <音楽の聴きどころ> 3 <音楽の旅> 8 鑑 ピアノ五重奏曲「ます」第4楽章 「子守り歌」「谷茶前」 鑑「日本の民謡」 「はやしことばメドレー」「しの笛の魅力」 ◇ 主題の変化や伴奏の動き,楽器と楽器のかかわり合 いに注目し,曲想を感じ取って変奏曲を楽しむ。 鑑「世界の音楽」 ① ピアノ5重奏「ます」を聴き,変奏曲の面白さ 鑑「クラッピングミュージック」「ケチャ」 を感じ取る。 ◇ 日本やいろいろな国の音楽に親しみ,それぞれ の音楽のよさや特徴に気付くことができる。 めあて ① 「子守り歌」や「谷茶前」を聴いたり,歌ったり 変奏曲の特徴やよさを感じ取ろう。 ①/③ して,日本の音楽のよさや特徴に気付き,親しむ。 ◎ 楽曲全体を聴き,曲想や流れの変化を感じ取る。 めあて ○ 主題部分を口ずさんだり,リコーダーで演奏し 日本の音楽の特徴やよさを感じ取ろう。 ④/⑧ たりする。 ○ ピアノ五重奏の楽器や作曲者シューベルトにつ ◎ 「子守り歌」を優しい気持ちで歌う。 いて知る。 * 「子守り歌」を歌わせる時には,絵や写真を提 * 楽曲全体を通して,曲想やその変化などを感じ 示したり赤ちゃんを抱く様子のまねをさせたりし 取ることができるように,体をうごかしたりリズ てイメージをつかませるとよい。 ムを取ったりしながら聴かせる。 * ♭をつけた旋律と,♭をつけない旋律を聴き比 べさせ,日本の音楽の特徴をつかませる。 ② 主題がどのように変化していくのか,楽器どう 「谷茶前」を歌い,沖縄の旋律を感じ取る。 しのかかわり合いに気をつけて聴く。 「谷茶前」の伴奏に乗って,旋律をつくる。 日本の民謡を聴いたり,しの笛 めあて 主題がどのように変わっているか聴こう。 ①/③ に触れたり,「はやしことばメド レー」をしたりする。 ◎ 主題の変化の様子を調べ,曲想を感じ取る。 * 音楽づくりのときは,沖縄の 主題(バイオリン) 音階(ミ,ファ,ソ,シ,ド)の音を 第 1 変奏(ピアノ) 選びつないでつくるとよい。 第 2 変奏(ビオラ) ② 様々な国の音楽を聴き,様々な特徴を感じ取る。 第 3 変奏(チェロ めあて コントラバス) 世界の音楽の特徴のよさを感じ取ろう。 ②/⑧ 第 4 変奏(5 重奏) 第 5 変奏(ビオラ) ◎ 「世界の音楽」を聴き,音楽の面白さやよさを コーダ(バイオリン・ビオラ) 感じ取る。 * 楽曲の構造を理解させるために,音楽を特徴付 ・歌い方の違い・楽器の音色・音の重なり方 けている要素(速度,強弱,調,主題を演奏して * 曲を聴いて感じ取ったことの理由を,音楽を形 いる楽器など)について聴き取らせるとよい。 づくっている要素(〔共通事項〕のア)とつなぎ, * 音色やリズム,速度,強弱が変わると曲の感じ 書かせるとよい。 がどのように変わったかを感じ取らせるようにす ③ インターロッキングの音楽にチャレンジする。 る。 めあて ○ ○ ○ インターロッキングの音楽にチャレンジしよう。 ②/⑧ ○「クラッピングミュージック」「ケチャ」を聴く。 ◎ ケチャのリズムに挑戦する。1・2・3パート に分かれて練習し,全体で合わせる。 ・リズムの重なり(手拍子,声,打楽器で) ・リズムの繰り返し ○ 「レッツゴーのリズム」をもとにグループで自 分たちのインターロッキングをつくり発表する。 * 音楽としてのまとまりが出てくるように,音色 や強弱,速度,終わり方などを工夫させたりする とよい。 ③ 自分が好きな部分を選び,よさやおもしろさを 交流する。 めあて 変奏曲のよさをまとめよう。 ◎ ①/③ 曲の中から好きなところを一つ選び気がついた ことや感じ取ったことを伝え合う。 ○ 自分の感じ取ったことや友だちの感じ取ったこ とをもとに,曲全体を聴き,変奏曲のよさや面白 さをまとめる。 (音楽 6年) 5・6月 (7) < 音の重なりとひびき > 7 「マルセリーノの歌」 鑑「ハンガリー舞曲第 5 番」 「ロックマイソウル」 鑑「カノン」 ◇ 声や楽器の響き合いの美しさや楽しさを味わって表 現する。 ◇ 長調や短調の響き,速度の変化を感じ取って表現し たり聴いたりする。 ① 旋律や響きの変化を感じて「マルセリーノの歌」を 演奏したり「ハンガリー舞曲第 5 番」を聴いたりする。 めあて せん律やひびきの変化を感じて演奏したり聴いたりしよう。 ②/⑦ ○ 響きの変化を感じて「マルセリーノの歌」を演奏する。 ・アの部分(イ短調)→イの部分(ハ長調)→アの部 分(イ短調)の変化の美しさ * 主旋律の歌やリコーダーが生きるように鉄琴,低音 楽器の音量のバランスを工夫し,重なりの美しさを 感じ取らせるようにする。 ※ 主旋律以外の楽器にできるだけ多くの児童が触れる ことができるよう配慮する。 ○ 「ハンガリー舞曲第 5 番」の旋律や響き,速度の変 化を聴き取り,その美しさを感じ取る。 ・初めの速度→中間部分のゆったりした速度→初めの速度に * 踊りの特色の一つに速度の変化があることに気付か せるために指揮をしながら聴かせるとよい。 ② 旋律の組み合わせを工夫して「ロックマイソウル」 を歌う。 めあて せん律を組み合わせて声の響き合いを楽しみながら歌おう。 ②/⑦ ○ 旋律の組み合わせや強弱等を工夫して歌う。 例)第1グループ 第2グループ 第3グループ ア―イ―ウ―ア―イ… ア―イ―ウ―ア… ウ―ウ―ウ―ア―イ―ウ…・ 9・10月 (7) < 物語と音楽 > 7 鑑 交響組曲「シェラザード」から 第 1 楽章「海とシンドバッドの船」 ◇ 旋律の役割をとらえて物語の音楽を楽しむ。 ① 旋律が表している意味を知り,音色や強弱など, 音楽を特徴付けている要素を感じ取って聴く。 めあて せん律の役割を感じて第 1 楽章「海とシンドバッドの船」 を聴こう。 ④/⑦ ○ 全体的な曲の特徴を感じ取って聴く。 ・揺れるような感じの曲 ・神秘的な感じの曲 ◎ 旋律の特徴や楽器の音色、反復・変化に気をつけて 楽曲を聴く。 ・シャリアール王を表す旋律…金管楽器の低い迫力の ある音色。下降する旋律が強さや怖さを強調。 ・シェラザードを表す旋律…弦楽器の高音のやさしく も物悲しい音色。ハープとの重なりの美しさ。 ・海を表す旋律…シャリアール王の旋律をもとにして いる。何回も繰り返し演奏される中に壮大さを感じ させる。 ・波を表す旋律…跳躍進行の旋律が,何回も繰り返し 演奏され、大きく荒い波を思わせる。 * 挿絵を用意しイメージを持ちやすくするとともに, 主な旋律の楽譜も提示するとよい。 * 「○○な感じがしたのは~だから」と,根拠になる ところを音楽を特徴付けている要素から感じ取らせて 音楽ノートに書かせるようにするとよい。 ② 海のイメージから音楽をつくる。 めあて 海のイメージから音楽をつくろう。 ③/⑦ ○ 教科書P27の音型を参考にして海の様子を表す短 い旋律をつくる。 ・波,風,そそぐ光の旋律 ③ 旋律の流れや音の重なりを感じてや「カノン」を ・のぼる朝日の旋律 演奏する。 めあて ◎ つくった旋律を工夫して組み せん律の動きや重なりを感じて演奏したり聴いたりしよう。 合わせて表現する。 ③/⑦ ・ ・短い旋律を繰り返し演奏して ・パッヘルベルの鑑賞曲「カノン」を聴くこと ・旋律やリズムを重ねて ・ア~オを演奏すること ・強弱や速度を変化させて ・グループに分かれて演奏すること * 始まり方や終わり方,盛り上がるところを工夫して * 拡大楽譜を提示し,演奏の順番をきちんとおさえて まとまりのあるものをつくらせるようにするとよい。 おくようにする。 また,それぞれのパートの音の強さのバランスも考え * 他のグループにつられないように,それぞれのグル させてつくらせるようにしていくとよい。 ープで円を作って演奏させるとよい。 ※ つくった旋律のよさをみつけて賞賛の言葉かけをす * 音のスケッチ「じゅんかんコードから音楽をつくろ ることを大切にする。 う」で音楽づくりをするのもよい。 ☆ ピアノ,大太鼓,鉄琴,シンセサイザー等,鍵盤ハーモニカ ☆ シンセサイザー等…チェンバロの音色で (音楽 6年) 11・12月 (9) 2・3月 (5) < 豊かな表現をもとめて > 8 < 音楽に思いをこめて > 選択教材 5 「明日を信じて」 「ス ワンダフル」 鑑「交響曲第9番新世界より第4楽章」 「家路」 ◇ 音楽の仕組みを生かし曲想をとらえて,楽曲にあった 「ふるさと」 「さようなら」 鑑「別れの曲」 表現を工夫する。 ◇ 気持ちを音楽に託してつくられた作品についての理 ① 旋律の動きを生かしながら「明日を信じて」を歌う。 解を深め,味わって表現したり鑑賞したりする。 めあて ① 作曲者の思いを想像しながら「交響曲第9番『新世界 せん律の動きや強弱を工夫して「明日を信じて」を表情豊か より』第4楽章」を聴く。 に歌おう。 ④/⑧ ○ 全体的な楽曲の特徴をとらえて歌う。 ・範唱を聴き,音楽の流れを確かめること(アイウエ― アイウオ―ウカ) ・主旋律の動きを感じ取って歌うこと ・8分休符や4分休符に気をつけて歌うこと ・言葉と旋律のもつリズムのかかわりをとらえて ◎ 強弱を工夫して「明日を信じて」を二部合唱する。 ・かけ合うところや音が重なる響きの美しさ * 楽譜を提示し重なり方を視覚的にとらえさせるよう にするとよい。 * 音楽ランドの「U&I」や「宝島」を取り入れて歌うの もよい。 ※ 主旋律以外の楽器にできるだけ多くの児童が触れる ことができるよう配慮する。 ② リズムにのって「ス ワンダフル」を表情豊かに演奏 する。 めあて リズムにのって,せん律の動きや強弱を工夫して表情豊かに ④/⑧ 歌おう。 ○ 範奏を聴いて全体的な楽曲の特徴を聴く。 ・リズミカルで思わず身体を動かしたくなる曲 ・楽しく弾んだ感じの曲 ○ 主旋律をリコーダーで演奏する。 ・ スィングの感じで演奏すること ・ヘ長調の→シ♭の指使い ファ♯の指使い * 拍の流れを感じ取らせるために,教師が拍打ちを するとよい。 ○ 主旋律に低音を加えて演奏する。 ・ヘ音記号の読譜 ○ 鍵盤ハーモニカのパートを加えて演奏する。 ・スィングのリズムを生かして めあて 作曲家の思いを想像しながら交響曲第9番『新世界より』第 4楽章」を聴こう。 ①/⑤ ○ ドボルザークの思いを想像しながら楽曲を全体的に 聴く。 ・ドボルザークが自分のふるさとへの 思いをこめてつくった曲 ・主な旋律の流れや表れ方 ・楽器の音や重なる響き ○ 家路(第2楽章)を二部合唱したりリコーダーで演奏 したりする。 ・なめらかな旋律 ・美しい音の重なり * 速度や音の重なりを大切にしながら表現させるよう にするとよい。 ※ 自然教室で歌った経験を思い出させ,友達と過ごし た日々を振り返りながら歌うのもよい。 ② 曲にこめられた思いを感じ取り, 「ふるさと」を二 部合唱する。 めあて 曲に込められた思いを感じ取り, 「ふるさと」を二部合唱 しよう ② ◎ ふるさとへの思いを感じ取り二部合唱する。 ・フレーズを大切にした歌詞の朗読 ・なめらかな主旋律を感じて歌うこと ・鼻濁音に気を付けて正しい発音で ・低音部のかけあいになっているところや重なりによる 響きができるところを感じながら二部合唱すること ・曲の盛り上がりを感じて歌うこと * 卒業への思いを話し合わせて歌わせるとよい。 ③ 作曲者の思いを想像しながら「別れの曲」を聴く。 めあて 別れの気持ちを歌ったり聴いたりしよう。 ②/⑤ ○ 別れの気持ちを歌にのせ「さようなら」を二部合唱する。 ◎ 強弱や音の出し方を工夫して合奏する。 ・流れるような主旋律を感じて歌うこと * 「八木節」の合奏と入れ替えるのもよい。 ・曲の盛り上がりを生かして歌うこと ※ 主旋律以外の楽器にできるだけ多くの児童が触れる ○ ショパンの気持ちを想像しながら「別れの曲」を ことができるよう配慮する。 聴く。 ※ みんなで合わせることによって、作り上げる喜びや音 ・静かな感じの旋律の流れ 楽に浸れる心地よさを感じられることを大切にする。 * 自由に曲想について想像させ,感じたことを書かせる ☆ バスキー,キーボード等,鍵盤ハーモニカ ようにする。
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