OMV社 と私 との出 会 い 平 成 17 年 春 OMV社と契約成功について・・・ ㈱ルブテックジャパン佐藤博が OMVとなぜ出会うことができたか・・・ そしてなぜ、OMVなのか・・・ 私 とヨーロッパオーストリアOMV社 との出 会 い 弊 社 は ヨーロッパベルギー 直 輸 入 FI NAのオ イル国 内 販 売 を 、平 成 1年 ~ 平 成 15年 11月 まで行 っておりました。なぜ 、その時 ま でかと言 いますと、 だいたいの 皆 様 がご存 知 の通 り、ベルギーにあるFI NA 社 がフランスELF 社 とTOTA L社 、3社 で合 併 し、事 実 上 FI NAは統 廃 合 となり、FI NA 社 のオ イ ル はなくなってしま ったからです。 当 時 、日 本 のFI NAオ イルの 販 売 権 を持 っていた私 (弊 社 )は、当 然 、FI NAのオ イル の輸 入 もできなくなり、私 は、なくなってしまったFI NA、消 えてし まったFI NAの名 を思 い起 こし、自 分 の15年 間 の活 動 してきた結 果 の意 味 が なくなるのではないかと、日 がたてばたつほど非 常 に残 念 でたま りません でした。ま して、皆 様 も同 様 に感 じていたと思 いますが、大 変 性 能 のよいOI Lだっただけにその思 いもひとしおでした。FINAは私 の中 では、私 の歴 史 で あり、体 の一 部 、そして私 の中 で伝 説 のOILと言 っていたほど奥 深 いオイル でありました。 詳 し い 情 報 も な く 、 F I N A のオ イ ル が な く なっ て い く 現 実 を 目 の 当 た り にし て、しばらくは 、空 虚 な日 々を 過 ご しておりま したが 、やはり、ま た立 ち上 がら な ければ ・・・ も うF I NA にこ だわ って も仕 方 が ない、 なん とかま た 前 向 きに 考 え方 を かえて生 きていかなくては ・・・と思 い直 し、以 前 から少 量 ですが 、実 際 に製 造 販 売 していた 自 社 製 品 ブランド 、ルブテッ クオ イル の製 造 、販 売 を 本 格 的 に 開 始 し ま した 。 そ し て 現 在 、 自 社 ブラ ン ド の オ イ ル メ ー カ ー と し て 、ル ブ テッ クの名 で製 造 販 売 して おりま す 。自 分 の夢 でもあっ た、メ ーカー にな っ てオ イル販 売 を する 、それが 実 現 で きた訳 です 。 おかげさま で、ルブ テッ クオ イル性 能 の評 判 も大 変 好 評 で、今 では 、 トヨ タ関 連 はじめ 、 スバル 関 連 、 全 国 の 石 油 商 業 組 合 を 中 心 に 皆 様 に使 って頂 いてお りま す 。中 には 、ル ブテ ッ クでなければ 使 わない等 と おっしゃ ってくださ る 貴 重 なお客 様 もいて、 本 当 に感 謝 しております 。 し か し 、 時 が た てば たつ ほど 、 私 の 中 では 、 F I N A オ イル の高 性 能 な面 を 思 い 出 し 、 そ れを 超 える べ きオ イ ル を 求 めて い た の で す 。 こ の 思 い は だん だ んと強 くなり押 さえきれなくなってしま いま した 。いくら、新 しいオ イルを 自 分 で 開 発 し、製 造 販 売 して、それが好 評 であっても、日 本 国 内 で調 達 できる原 料 には 限 界 があ るため 、 どう して も最 新 の添 加 剤 技 術 を 駆 使 して 製 品 を 造 っ て いる ヨーロ ッ パ 製 品 と 隔 た りが ある という 格 差 に いつ も 悩 んで しま う ので す。 ヨ ー ロ ッ パ のオ イ ル と は 、 添 加 剤 技 術 及 び、 基 油 技 術 の 歴 史 が ち が うた め 、オ イ ル の 育 ちが 違 うので す。 その 基 盤 と な って いる ものは 、ア ウト バーン の 存 在 で す 。 基 本 的 に 車 が 走 る と い う こ とに つ い て 、 ヨ ー ロ ッ パ で 重 要 視 さ れ るの は 、「 早 く走 る」 とい う点 で、こ の「早 く」と いうポ イ ントが 高 性 能 に 繋 が っ てい くの です。 いく ら日 本 が車 の 先 進 国 で あり 、技 術 力 など 、今 や 世 界 一 で も 、 や は り ヨ ー ロ ッ パ の 本 場 、 ア ウ ト バ ーン で 鍛 え た ピ ュ ア で 滑 ら か なオ イ ル には かな わない ものが ありま す 。 それ から 私 は、 その 思 いを ど うし ても 消 すこ とができず 、何 度 となくヨーロッ パへ足 を 運 び、そしているもやるこ とは同 じ・・・ア ウトバーンを 数 万 キロメ ートル 走 りました。ひたすら無 我 夢 中 で、F IN Aを 越 える生 粋 のヨーロッパ 製 オイルを探 し始 めました。 約 2 年 の 間 に ヨ ーロ ッ パ を 何 度 か 訪 れ 、 自 分 の 潤 滑 油 開 発 の 方 向 性 が ま ちが っていないかと 確 認 するために、自 分 の足 で歩 いて、ヨーロッパ のOI L に つ い ての いろ い ろな 情 報 も集 めま し た。 ドイ ツを 車 でま わり 、ど の オ イル が ヨ ー ロ ッ パ で は評 判 が よい か 、ま た どの オ イ ル が こ れ か らの 地 球 を 考 え、 環 境 に貢 献 し優 しいか・・・等 など、約 2年 間 の間 とにかく探 し回 りま した。 私 が 、地 球 に関 する環 境 性 能 も考 えた上 で、車 に対 する動 的 エ ンジ ン性 能 を 兼 ね 備 えて い るF I N A 以 上 のオ イル とは も う 出 会 え な いの か とあ き らめ か けていた頃 、とうとう求 めていたオイルを発 見 できたのです。 平 成 16年 初 夏 、イタリア でレ ンタカー を 借 り、トリエ ステから、クロア チ ア 、 ス ロベニ ア にて しば らくア ウ トバー ンを 走 って いた 時 、 いき なりレ ンタ カーで あ りながら 、エ ンジ ンオ イル 警 告 灯 が点 滅 したのです 。私 は、ア ウ トバーンにあ る最 寄 りの G Sにより、エ ンジンオ イルを 購 入 しオ イル を補 充 し、警 告 灯 が消 えたのを 確 認 し、また普 通 に走 り出 しました・・・ 。 し か し 、 その 時 自 分 の 体 のセ ンサ ー が微 妙 に 反 応 し 始 めま し た 。車 の 乗 り心 地 、スタート、滑 らかさ、口 ではうま く表 現 できませんが 、今 ま での感 覚 と 確 かに 違 うのです。 何 が どうなったのか・・・ ・・・そうだ、今 、オ イル を入 れたからだ、この感 覚 だ、 前 にも似 た感 覚 を味 わったことがある・・・私 は、一 瞬 、FINAのオイルを使 用 していた自 分 に戻 ったような気 がしま した。レンタカー であったフォルクスワ ーゲンにオイル警 告 灯 がつき、普 通 にGSで購 入 しそのオイルを補 充 し た・・ ・、その オ イル こ そ 、平 成 18年 に私 が日 本 で発 売 、 販 売 開 始 を した、 ヨ ーロッパ の生 粋 オイル、OMV社 のオイルなのです 。 そ の 時 、 私 が 購 入 した オ イル の 種 類 は 今 で も は っ き り と覚 え て お りま す 。 O M V オ イルシ ンコ ム 5 W- 40 でし た 。OM V のオ イ ル を 補 充 し、 その 後 感 じ た感 覚 は、今 でもまるで昨 日 のことのように感 じま す。ヨーロッ パでは、あま り にも、OM V 社 のG Sが多 く、自 然 とそのG Sにはいり購 入 したオ イルでしたが 、 ま さか こ の 感 覚 を OM V 社 のオ イル で感 じるなどとは 、 夢 にも思 いま せんでし た。 あ の 走 り 、滑 りに 感 動 し た感 覚 は 、思 い 出 す たび にそ の 時 の感 動 が よみ が えりま す 。こ の 気 持 ち少 しでも 皆 様 に 伝 われ ば 本 当 に嬉 し く思 いま す 。 一 瞬 の 自 分 の感 覚 を 信 じる とい った ら、あま り にも 簡 単 に考 え てい ると 思 われ る かも しれま せ んが 、私 は 、そ の時 の 自 分 が 感 動 した 感 覚 を 信 じ てみ よう と 思 いま した。 OMVのオイルは車 好 きの皆 様 なら私 と同 じように感 じるオ イルであると 思 います。 O M V 社 につ い て は 、 後 日 わか っ たこ と です が 、オ ー ス ト リア ウィ ー ン に 本 社 を持 つ、東 ヨーロッパ最 大 の企 業 であり、従 業 員 4万 人 以 上 を持 つ、日 本 で最 大 の石 油 メーカーの約 10倍 の規 模 を も持 つ 大 企 業 です。モータース ポ ーツ等 にも大 活 躍 をいたし、毎 回 OMV社 のオ イルを使 った車 は大 変 な好 成 績 を あげております 。 抜 群 のオ イル 製 造 施 設 を 整 え 、精 密 な判 断 、 緻 密 で 正 確 な 最 新 のデ ー タ 、 情 報 、作 業 環 境 等 ・ ・OM V 社 に は 最 新 の 技 術 、研 究 施 設 等 、あ らゆ る ものが そろっておりま す 。研 究 に研 究 を 重 ねて造 られた、ア ウトバーン を走 り 続 け鍛 え抜 かれた、生 粋 のオ イル で あり、あの 設 備 あの 環 境 あの 進 ん だ技 術 があるからこそ、OMV社 が誇 る生 粋 オイルが誕 生 し完 成 していくのだと 思 いま した。 私 はヨーロッパのOMV社 を調 べ、問 い合 わせ、面 会 を半 ば強 引 に申 し 込 み 、私 の思 いを語 っていく中 で、ぜひ 日 本 の中 で車 好 きの 皆 様 にOMVの オ イル を 愛 用 し てほ しい 、こ の 感 覚 を 味 わっ てほ しい ・・・ と いう 気 持 ちを 強 く 訴 え、伝 えま した。その思 いがあったからこそ 、OMV 社 の人 達 は、私 の熱 意 を 深 く理 解 してくれたような気 がします。 私 は 、F I NA で未 来 を 失 っていた自 分 がよみがえっていくのを 感 じま した。 勿 論 ル ブテッ クオ イル だって 相 当 の自 信 もありま すが 、私 は、こ のヨーロッ パ で出 会 ったOM V社 のオイルを、どうしても日 本 に連 れていきたかった ・・・。O MV 社 のオ イルがほしかった・・・・・・。 ヨーロッパ には、オイルを 育 成 する空 気 がある、車 に関 して歴 史 がある、ヨ ーロッ パでなければ 生 ま れないオ イルがこのOMV のオ イル なのです 。約 2年 間 探 し 求 めた甲 斐 があ りま した 。自 分 の もや もやし た気 持 ちを 解 消 するこ と を もは やあ きら めよ うか と 思 っ て いた 時 で した ので 、 本 当 に嬉 し い私 とO M V オ イル との出 会 いでした。 そ れ か ら は 、 OM V 社 製 の オ イル を 日 本 に流 通 さ せ た い と い う 気 持 ち を 、 OM V 社 の 人 達 も 充 分 に理 解 して くれたおかげで 、早 い テンポ で契 約 ま でた ど りつ け たと 思 っ てお りま す 。 現 在 OM V 社 の 人 達 も日 本 へ販 売 、流 通 す る こ とに非 常 に協 力 してくれておりま す。平 成 19年 秋 には 、OMV 社 潤 滑 油 担 当 国 際 部 部 長 日 本 に も訪 れ、 日 本 のマ ーケ ッ ト内 での OM V オ イル の評 判 、 反 応 を 直 に 見 て 聞 い て、 と て も 喜 ん で く れま し た 。 こ れ か ら 先 、 OM V のオ イ ル を 日 本 へ多 く流 通 させる こ とは 、き っ と、F I NA オ イ ル の販 売 に 全 力 を つ く しなが らも、破 れ、オ イルへの 思 いをたちきれなかった 私 への 、もう一 度 私 へ の 最 後 の使 命 、道 のような気 が強 く致 します 。 OM V 社 の人 達 も本 当 に、日 本 の皆 様 にOM V のオ イルを 使 っていただけ るこ とを 楽 しみにして いま す 。OM Vオ イルのこ とは 、ま だま だ日 本 では 、知 ら れ ていない状 況 ですが 、私 にとりましては 、ちょうど18年 前 にFI NAを 日 本 に い れ た 時 と 同 じ 状 況 を 思 い 出 し ま す 。 私 には 、 約 1 8 年 間 F I N A を 宣 伝 し て 全 国 自 分 の足 でまわっていた時 代 の全 国 に広 がったお客 様 が宝 物 として 残 り 、 ず っと 存 在 して お りま す。 だか ら その 時 の皆 様 は、 F I NA のオ イル 以 上 のオ イル だと私 が強 く薦 めるオ イル OMVのオイルを快 く受 け入 れて下 さり、 そして 、試 し味 わい、私 が感 じた感 覚 と同 じ感 覚 で、同 様 にOM Vオイルのフ ァ ンになってくれました。 今 は 、 O M V のオ イ ル の こ とは 、ま だ 皆 様 に馴 染 み が な いか も し れま せん が 、私 は自 分 が感 じたこ のOMV のオイルを、ぜひ皆 様 に味 わってほしい、た だそれだけの 気 持 ちです 。 皆 様 が最 初 にF I NA F I R ST を 使 い感 じて頂 い た喜 びを 、きっ と皆 様 も再 現 でき るかと思 うのです 。 沢 山 の 皆 様 にOM V オ イルの ファ ンになっていただきたいのです。 今 や F I NA 以 上 のオ イル はOM V 社 のオ イル だ けだ と 私 は 思 っ ていま す 。 OMV オ イル は、原 料 、過 程 、設 備 、安 全 性 どれを とっても本 当 にすばらしい オ イ ル で す 。そ し て、 今 では 、F I NA 以 上 のオ イ ル に 大 き く発 展 し てい る と思 い ま す 。 現 在 日 本 国 内 で F I N A オ イ ル の流 通 が 完 全 に 停 止 し て い る 訳 で すが、しかしその 使 用 感 を 忘 れることができない皆 様 にもOMV のオイルを使 って頂 きたく思 います。 なんの 抵 抗 もなく、自 然 と皆 様 と一 体 になれるオ イル です。どうかぜひ 、O MVオ イルを 皆 様 の肌 で、全 身 でご体 感 くだされば 本 当 に嬉 しく思 います 。 ( 2006 年 春 ) 最 後 ま で読 んでいただき大 変 感 謝 しておりま す。長 い文 ですいま せん。
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