第9回 高根沢町立東小学校校舎整備検討委員会会議録 開催日時 平成28年2月19日(金) 開催場所 高根沢町農村環境改善センター 出席並びに欠席委員 出席 事務局等 14名 12名 午後6時30分 2階 研修室 欠席 6名 1 開 会 委員長あいさつ 千葉工業大学工学部 倉斗綾子准教授 自己紹介 文部科学省施設企画課 西村課長補佐、栗本係長 自己紹介 2 会議事項 (1)分科会について・・・事務局より説明 (2)提案内容の確認について・・・株式会社渡辺有規建築企画事務所渡辺常務より説 明 ・バスの町道への進入について前回提案内容に道路軌跡図を加えて説明。 ・遊具設置場所について、前回提案内容に図示して説明。 (3)分科会の実施について 2 グループに分かれ(別添資料) 、テーマに沿って各グループにて意見及び要望を聴収。 KJ方式により、委員が大判付せん紙に意見等を記入し、模造紙に貼って分類分けし、 グループ内で意見交換。最後にグループごとにまとまった意見を発表しました。 詳細については次のページを参照。 グループ 1 No 位 置 テーマ①「東小学校について」 意 見・要 望 等 備 考 東小正門(名称表示)は東側 1 カ所でよいのだろ 1 校内 2 駐車場 3 プロムナード 4 芝生校庭 5 設備 遠足等で大型バスを使用する際、技術センター職 員駐車場を利用できますか。 タータン(陸上競技用樹脂製床)で体育(雨天時) も使えるように。 芝生は管理が大変。手入れが必要 2 階の 3 つのトイレの意味は。 障がい者用として車いす用トイレ、人が利用でき 6 るエレベーターが欲しい。 7 保健室 8 各部屋 保健室の場所は南側へ 2 階オープン部分バルコニー部分オープンスペ ースとして付け加えた方が使い勝手が良い。 6 年生の教室を広く出来ないか。 9 2 階の避難バルコニーを学習スペースを学習ス 10 ペースに。 11 特別支援の教室がもう少し大きい方が良い。 教室の他に予備的な部屋(通常の授業で使わな 12 13 うか。北中の正門側にあった方がよいのでは。 い)を設置するのはどうか。 歩車道分離 低学年用の運動場が駐車場にもなるように、プロ ムナードをちょっと短く。 給食・緊急車両等の動線となっている町道はかな 14 り狭いので、工夫を。 15 通学路のカラーによる工夫。 自転車と児童の登下校の道とバスが重ならない 16 ように。 17 仕切 武道館との仕切り(フェンス等)はあるのか プロムナードの安全性。スクールバスとの発着場 18 との間は全てオープンでなく、飛び出し防止の対 策を。 19 仕切 20 中庭デッキ 21 校庭北側のフェンスの高さ。 デッキテラス不要。中庭として使いたい。 テラスではなくてもいいのではないか。 北側校庭の凍結対策はあるのか。中庭デッキテラ 22 スも同様、徒歩通学の児童の動線。 使いやすさ(効率的・至便性)、配置とは別の視 23 無駄も必要 点も必要。人はベルトコンベア(ライン)に乗せ るものではない。遠回り無駄もあってほしい。 グループ 1 No テーマ②「北高根沢中学校との接続について」 位 置 意 見・要 望 等 備 考 1 小中の寸法調整 2 給食車動線 3 4 小中学生の交流 スペース 小学校と特別教 室棟のつながり 音楽室は中学生用の机・椅子であるため、低学年 も使うのではあれば、低い机・椅子が必要。 給食車を西側から入れたい。北中校舎北側トイレ 壊すのか。 小中学生が休み時間など利用し、お互いに対話が 図れる体制。(物理的にあるいは制度上を考えて いるのか) 北中の校舎と特別教室棟(北側)をつなぐ 2 階渡 り廊下を作ってもらう(東小からの渡り廊下を北 側特別教室棟へつなぐ) 5 2 階の通路から直接調理室へ行けるようつなぐ 6 北中校舎 2 階と北側特別教室棟 2 階を接続 7 8 ドア開閉の安全 性 うに 中学校との仕切 り 9 渡り廊下 1 1 階渡り廊下の安全性を。 1 階の通路の安全対策はどのように考えている のか。 プール動線 グループ 2 No 北高根沢中学校校舎北側がバックヤードになら ぬように工夫が必要。例:緑地、花壇 10 11 強風時建物の接続のドア開閉しづらくならぬよ プールの動線をどのようにするのか。(西側を徒 歩で移動できるのか。 ) テーマ①「東小学校について」 位 置 職員・管理 意 見・要 望 等 備 考 職員室内に給湯室を設置してほしい。 校長室に洗面(水道)の設備をつけてほしい。 (花 2 など飾ったり、水を使うことが多いから) 3 保健室を南側に持っていく。 4 職員の更衣室は職員室内なのか。外がいい。 5 会議室は、広く使えるような間仕切りがいいので 壁の使用配慮。ス は。 ライディングウ ォール⇒分割使 用できるよう 6 7 準備室(教材等)を作っていただきたい。 教 室 1 階の支援室は稼働間仕切りにして臨機応変に 人数に応じてス 使えるようにしてほしい。 ライディングウ ォール 8 東小と北中の壁の色はバランスよく。 9 給食ルーム(準備室・児童会室・資料室)等の特 別教室を配置していただきたい。(オープンスペ ースはなくてのいいのでは) 10 設 備 11 児童の手洗い場を設置 手洗い場には鏡 を エレベーターは給食運搬と人と両方で使用でき 衛生に留意。小荷 るのか。 物用昇降機が一 般的 12 メンテナンス デッキテラス耐久性はどうか。 樹脂製木目材 メンテナンスしやすい校舎(雨漏り等) 先生方が管理し 13 やすい。やさしい 校舎 屋上テラスに水道を設置してほしい。 14 長期休暇時に自 動が花壇水やり 当番がある 図書室を地域開放は可能か。 15 将来的に地域コ 地域開放・学童 ミュニティにな るといい。 16 学童保育室のトイレはどこにあるのか。地域開放 阿久津小学校は スペースを地域の方が使用するときに必要。 セキュリティ考 慮した配置グル ーピング 17 校庭 18 校 芝生校庭が職員室から見えづらいのではないか。 利活用方法・防犯 (どのような利用を考えているのか) 対策 芝生管理はどうするのか。 除草剤使えない。 環境・雑草・管理 庭 費用が心配 現在東小には孔雀・兎等がいる。飼えるのか。 19 鶏3羽 20 21 孔雀 2 羽、 兎 5 羽、 小学校用の体育小屋を設置していただきたい。 駐車場・動線 東小西側の土地(技術センター南側)を教職員用 シルバー人材セ 駐車場として取得してほしい。 (遠い) ンターの駐車場 が不足しないか。 距離もある。 22 子どもの登下校の動線とバス動線は別にした方 送迎車の行き来 が良い。例:バスと配膳車:業者が入って来ると も ころを統一。 23 区 グループ 2 No 画 武道館とプロムナードとの間は何で分けるのか フェンスで全周 (フェンス等か) 。 囲って欲しい。 テーマ②「北高根沢中学校との接続について」 位 置 意 見・要 望 等 備 考 1 車・自転車・歩 行 自転車は北側、西側(正門のみ)進入可能か。 給食車両進入時 ※ルート上、歩行者とかぶるのか。 間の動線ルート 配慮 自転車の進入と小学生の当校の動線を分ける。 自転車は町道を 通らせる 2 北中の進入割合 北門:6 割 正門:4 割 3 接 続 4 プロムナードを自転車は通行するが、安全対策は どのように考えているのか。 木工・金工室の 2 階と特別教室棟の 2 階をつな 北中特別教室棟 ぐ通路がほしい。小学校の 2 階から行きやすくす の 2 階でもつなが るため。 るとよい 屋根付きのプロムナードを上履きで歩く部分と 5 下足で歩く部分をどう区分けするのか。 6 1 階中学校接続部分への通路外側のみではなく 専用の出入り口 内側にも常時通れる部分を設定。 通路があるとよ い 設備 7 (施設的機能 小学校用の調理器具・楽器等の収納スペースがあ 共有する部屋に るといい。 置けるとよい 北中の北側に屋外トイレを設置してほしい。(体 行事・開放時に保 育祭等で使用している。 ) 護者が使用して を) 8 いる。部活動後生 徒も使用 9 教育的観点 利用方法 ○その他 ・講評 小学生高学年は個別指導を中学校の空き教室を 中学校利用で小 利用してはいかがか。このことにより、中学校の 学生が馴染める 教室利用を考えることが必要ではないか。 よう 千葉工業大学工学部 倉斗綾子准教授 本日は楽しく拝見させていたただきました。 今日は具体的な大きな図面等もあって、このまま建ってもおかしくない。みなさんも具体的 なイメージを持っているのだと思う。その中でいろいろな心配も出てくると思っていますが、 逆にその方がたくさん意見が出ていい傾向にある。 今後、話を詰めていくうえでアドバイスをしたいと思います。 私が良くやる方法としては、1 日とか季節の時系列で想像していくと、導線の話ではこの時間 は思った以上に大丈夫だったとか、逆にここは広く面積を持たないとダメとかが具体的にイメ ージできてくると思う。そんな中、限られた敷地や予算で解決策を導くことが出来たらいいと 思う。 テーマ 2 ではいろいろなアイデアが出て、私も全国のいろいろな小中学校や小中一貫校を見 ていく中で、計画や設計時にいろいろと心配していたことが、意外とそんなことはなかったと いう事例がある。 やってみたら中学生って大人で心配していることをケアしてくれることが多い。 危険なことについては例えば歩車道分離なんかは乖離すべきだけれども、心配はしすぎること はよくなくて、小学生や中学生を信じてあげればいい。 その中で交流についても、 「交流広場で交流をしてください」と言っても分からないので、ぜ ひ自然とカジュアルに「偶然が重なる」造りにすると、自然な交流が生まれる。 交流し始めて、「ここはこうした方がいい」などがどんどん出てくる。設計業者には申し訳な いが、設計内容をどんどん変えていって、設計が楽しくなればいいと思う。 文部科学省 施設企画課西村課長補佐 みなさん熱心に協議されていた。学校は地域の中核施設であり、みなさんの地域の関心の中 にあるもの。そんな中みなさんたくさん意見されていたのだと思う。施設は見えるもので、40 年以上使うもので、ぜひどういう教育・どういう施設かという議論を継続していただけるとお 願いしたい。ワークショップは学校建設時に主流の方法として広まりつつある。 地域ですと、様々な課題がある。誰かに任せて非難するのではなく、自ら参加し責任を持って いくこれからは大切。今回ワークショップを開いたことはマッチングしている。 行政はファシリテーターになることが重要。こういった経験をこの学校だけでなく、幅広い 教育、行政全般に広めていってほしい。 ○閉 会(委員長) 次回の検討委員会は 3 月 10 日ということでお願いします。
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