本ゼミナールは文学と歴史に関心のある学生が、 教授 山田 利一 学問を通じて相互に影響を及ぼしあいながら、高い 精神的成長を遂げることを目的としている。具体的には、各自が歴史上の事 件や人物を扱った小説を選び、小説と史実とのからみ、文学(芸術)として の完成度、作家の史観や思想などを議論しつつ、卒業論文を完成させること である。 そのため前期においては、基礎的な知的訓練として外山滋比古著『思考の整 理学』 (ちくま文庫)と司馬遼太郎著『最後の将軍―徳川慶喜―』 (文春文庫) を全員で読み、意見を交わし、「読書ノート」(1000 字)を毎回提出する。 同時に各自が任意の文学作品を選び、そこから「小テーマ」を発見・思索し、 学期末に予備論文(コンピュータ入力の A4 サイズ5枚程度)を提出する。 後期は各自が山田の個人指導を受けながら前期提出論文を本格的な卒論に 発展させていくが、これを確実なものにするため、パワーポイントを使用し た中間発表会を11月に実施する。 再度強調するが、文学と歴史が好きで、文章を書くことに興味がある人、 期限内に仕事ができる人をゼミ生として募りたい。
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