ハート ウォーミングな ヴォーカルを 集めて

ハート
ウォーミングな
ウォーミング な
ヴォーカルを
ヴォーカルを
集めて
今年のクリスマスは、どんな気分で迎えることになるので
しょうか。
三越日本橋本店、銀座店では 11 月 7 日からクリスマスキャ
ンペーンが始まりました。
エントランスから聞こえてくるのはクリスマスソングでは
ありません。
「カワテテルコ」が歌うビートルズの歌です。
彼女がどんな歌手(?)なのか、人なのか、と詮索する前
に、その優しい歌声に耳を傾けてみてください。
まるでそこであなたのために歌っているような生々しい声
はなぜか人のために何かしたくなるそんな温かさに満ちて
います。
彼女の歌声をありのまま自然に伝えたい、木枯らしが吹き
銀座で、
「演奏家のいない演奏会」
会場:銀座ブロッサム
日時 11 月 16 日(金)
14:15 開場
14:30 開演
定員:70 名様お申し込み順
入場無料(珈琲付き)
始める初冬の街角を行きかう人々の心に直接温かさを伝え
たい、その想いからエムズシステムのスピーカーが選ばれ
ました。
ひと言で温かい声と言っても、どんなふうに温かいのか、
どうしてそう感じるのか。
カワテテルコさんの「グッドナイト」を初めて聞いたとき、
うーん、ビートルズファンにはなかなかイケテル選曲だな、
くらいの印象でした。ホワイトアルバムからのものが多く、
きっとビートルズがとてもお好きなんだろうな、と思いま
した。でも同時にお堅いファンにとってはまたもうひとつ
カバーアルバムが出てきたのか、としか思われないかもし
れません。
ところが、聞き続けているうちに、とても不思議な感覚が
心の奥の方で芽生えてきたのです。誰かに何かしてあげた
くなる、とでも言えば良いのでしょうか。愛している人に
もっと「愛している」とはっきりと伝えるべきだと言うよ
うな感情の灯火がふっと、点火したのです。
どうして彼女がこのアルバムを作ることになったのか。
亡き夫に向けて、夫の好きだったビ―トルズの曲を歌って、
彼女は今はいない夫に「愛しているから大丈夫」と伝えて
いるのではないでしょうか。そんなやさしさ、温かさが伝
わってくるから、きっと誰かに何かしてあげたくなるのか
も知れません。クリスマスという季節は、誰の心にもそん
な気持ちが芽生えます。カワテさんの歌で、その気持ちを
育ててあげてください。まるでこの CD のジャケットのよ
うにやさしく抱きしめてあげてください。
クリスマスソングにはまだ早い、そんな時期にかけたい曲。
ひと言でハートウォーミングなヴォーカルと言っても、ど
んなふうに心が温まるのか。きっと根底にあるのはカレ
ン・カーペンターのあの声です。カレンについては今更説
明することもないし、誰もが認める優しい、温かい声
です。彼女の「I can dream can't I ?」という曲を中心に据
えて、いろいろなヴォーカルを集めて、お贈りしたいと思
っています。
人の声とは不思議なもので、それこそ十人十色。人の数だ
け声は存在し、その人の声を聞くだけでその人の顔が浮か
びます。普通の人の声でさえそうなのですから、何か特別
な波長が入っているとしか思えないカレンの声が一瞬でも
聞こえると、それだけで心穏やかになり、優しい気持ちが
芽生えてきます。生まれながらにしてその役割を担ってい
たのでしょうか。自分の幸せより、人の幸せを実現する声
でした。
カレン・カーペンターの声を知らない人はいないかも知れ
ません。もちろん1970年代に彼らの声をラジオから聞
いていないとしても、世界で 1 億枚を売り上げたレコード・
CD を聞いていない人はいないでしょうし、クリスマスシー
ズンともなればカーペンターズの楽曲はマストアイテムと
も呼べるでしょう。でも今日かける曲は、クリスマスソン
グ集には入っていない、すこし地味目の曲です。
これにはカレンの気持ち、その一途で優しい、切ない気持
がすべて込められています。
アルバム『ホライズン』におさめられた『I can dream
can't I』をお届けします。カレンと共にノラ・ジョーンズ
やイギリスでカレンの再来と呼ばれているル―マー、
日本からは手島葵を。
ハートウォーミングなヴォーカルをお楽しみください。