第4号 WYUA NEWS LETTER 2014.4.1 第 2 回世界若者ウチナーンチュ大会 アメリカ・2013 2013 年 7 月 18 日から 7 月 21 日までの 4 日間、アメリカ・ロサンゼルスで第2 回世界若者ウチナーンチュ大会 2013(以下北米大会)が開催された。開催国の アメリカに加え、ブラジル・ボリビア・ペルー・アルゼンチンなどの南米の参加者や イギリス・メキシコ・沖縄など計 8 カ国、世界中から約 80 人の若い世代のウチナ ーンチュが集まった。今大会は WYUA アメリカ支部を中心に、世界中で活動して いるウチナーンチュのワークショップや、カルチャーワークショップ、沖縄から株式 会社沖縄ファミリーマート広報・宣伝部部長比嘉智様による講話など様々なプロ グラムが行われた。また、三線やエイサーなどの沖縄の文化にも触れたり、自分 のルーツを知るためのファミリーツリー(家系図)作成、発表なども行ったりと、参 加者たちがそれぞれのアイデンティティを意識するきっかけにもなった。国際会 議では各国の移民の歴史や今の沖縄の課題などを話し合い、理解を深め合っ た。WYUA 代表の玉元は「開催地にある北米沖縄県人会の心強い協力、様々な 方からの応援に心から感謝している。2014年の大会につなげたい。」と語った。 北米大会参加者、テレビ CM へ出演 WYUA2013 トップスポンサーである沖縄ファミリーマート(大城健一社長)は 2013 年 7 月 9 日、記者会見を開き、海外のウチナーンチュを TVCM などで紹介 する「結 World 世界でも沖縄は、家族」を行うことを発表。BEGIN の「国道 508 号 線」がテーマソングとなっている結プロジェクトの第 7 弾となる。当連合会の海外 支部が協力し、7 月 13 日~8 月 4 日まで、ハワイ、ペルー、アルゼンチン、 WYUA とは・・・ 2011 年 10 月に開催された “世界のウチナーンチュ大会 “へ向け結成された「若者・学 生事務局」。大会をキッカケに 世界のウチナーンチュとてを取 り、沖縄本部を中心として”世 界若者ウチナーンチュ連合会 “を発足、アメリカ・ハワイ・ ブラジル・ボリビア・ペルー・ アルゼンチン・イギリスに支部 を置く。 発行日 初代代表 市) 玉元三奈美(うるま WYUA NEWS LETTER 第4号の 担当は、棚原智子(浦添市)、 金城孝帝(浦添市)、屋良奈々 美(宜野湾市)並里咲子(本部 町)、大城匠(那覇市)、島袋 知也(読谷村)、比嘉太一(名 護市)、比嘉千穂(北谷町)。 ボリビア、そして北米大会が開催されたロサンゼルス、4 カ国 5 地域で結ダンスや沖縄社会の撮影を実施。レポーター として FEC オフィスの山城智二代表が、渡航先の様子をブログで発信。結ダンスを踊った北米大会参加者からは、「思 っていたよりも、とても楽しく踊れた。完成が待ち遠しい」と話した。テレビ CM は、2014 年 1 月から放映。 1 第4号 ボリビアとオキナワの魅力を伝えよう 「FIESTA OKINAWA×BOLIVIA」が 2013 年 8 月 4 日に南風原町にあるイオン南風原店で行われた。この催しは、ボリ ビアとボリビアにあるオキナワの魅力を伝えようという目的で、JICA 青年海外協力隊 OB 等で組織する ICHARIVAMOS・世 界若者ウチナーンチュ連合会・NPO 法人レキオウィングスからなる「FIESTA OKINAWA×BOLIVIA 実行委員会」の主催 により開催された。イベント内容は、ボリビアに関連する伝統芸能のライブ公演、ボリビアと南米の特産品販売、パネル展、 留学生による三線演奏などが行われた。会場に多くのお客さんが来場し、伝統芸能の LIVE では会場一体となり大いに盛 り上がりを見せた。また、来場者はパネル展に足を止めボリビアの他民族国、 もう一つの沖縄”コロニア・オキナワ”について説明を受け、ボリビアの魅力を 多くの人に知ってもらえたのではないかと思う。私たち世界若者ウチナーン チュ連合会は活動内容、アメリカで行われた第 2 回世界若者ウチナーンチ ュ大会について報告。今回のイベントによってボリビアの魅力、世界に住む ウチナーンチュ、若い世代の取り組みを知ってもらえただろう。来年はボリビ アが入植 60 年を迎えるボリビアに対して何かしたいという意気込みを持って いる。私たち世界若者ウチナーンチュ連合も各団体と協力しながらイベント に取り組んでいきたい。 西原町の移民動画 WYUA へ 20 万円の助成金 8 月 10 日に、大学生サークル 11 団体を対象とした、「にしはらの元 気聴き取り調査ワークショップ」が行 われ、WYUA を代表して、比嘉千 穂と屋良奈々美が参加した。ワーク ショップでは、西原町のイメージや 今後の可能性について、様々な視 点から意見交換を行った。また、各 団体の紹介も行われ、様々な分野 で頑張る大学生同士の貴重な交流 の場となった。このワークショップの 成果は、魅力ある「文教のまち西 原」のまちづくりに活用される。ま た、この取り組みの一つとして、 WYUA では、「西原の移民」の動画 作成を行った。 2013 年 7 月 14 日に「一般財団 法人りゅうぎん国際化振興財団」 様から助成金授与式が行われた。 りゅうぎん国際化振興財団では、 沖縄県の国際交流の発展のため に、国際交流などを行っている団 体や個人を支援する為に、助成 金の授与を行っており、今年度は WYUA を含めて 5 団体が選ば れ、琉球銀行の大城勇夫様より 20 万円が贈呈された。 この日 は、アメリカ・ロサンゼルスで開か れた第 2 回世界若者ウチナーチ ュ大会の沖縄メンバーが出発した ため、代表の玉元三奈美に代わ って大城匠が出席。助成金は、世 界若者ウチナーンチュ大会の運 営資金として使われる。いっぺー にふぇーでーびる。 映像 URL http://www.youtube.com/watch?v= R8BES_8OVU4 (YOUTUBE で「西 原町移民動画」を検索。) 西原町の魅力を語る、松本カリナ沙登美さん(ブラジル出身) 黄金言葉 『年は馬の走り(とぅせはうまのはい)』 意味:馬がはやく走り去るように、歳月が経つのはとてもはやい。その時々を大事にしよ う。 2 第4号 ウチナージュニアスタディーツアー 2013 年 8 月11日、ブラジル沖縄県人移民 105 周年資金造 成公演がうるま市民芸術劇場響ホールにて行われた。ブラジ ルにある移民博物館に沖縄県内の各市町村を伝える資料を 寄贈すること、その他、収益の一部から今回の実行委員長の 上江洲安吉様より「WYUA」、「阿麻和利浪漫の会」に活動資 金を提供することを目的とし、沖縄ブラジル協会をはじめとす る、ブラジル沖縄県人移民 105 周年資金造成実行委員会が 主催。当連合会は共催として協力。沖縄で活躍しているオペラ 歌手の方々やサンバダンスグループ、現代版組踊の肝高の阿 麻和利が出演。9 月 10 日には実行委員会の解散式がうるま 市のホテル「ハイランダー」で行われ、収益の一部から実行委 員長の上江洲安吉様より「WYUA」、「阿麻和利浪漫の会」に活 動資金として 20 万円が贈呈された。当連合会の応援者である 金武町の上原顕蔵様も同席し「あなた方が世界のうちなーん ちゅを熱くしなさい。僕らは体が動くまで支援し続ける。」と激励 の言葉をいただいた。 ブラジル沖縄県人移民 105 周年チャリティー 沖縄の夏を満喫!ビーチパーティー! 9 月 22 日、10 月 12 日と、ウチナーンチュ子弟留学生・市町 村研修生、ウチナージュニアスタディーツアー参加者などを対 象にビーチパーティーが行われた。ヒスパニック文化センター真 壁由香先生が毎年行っているパーティーで、今年は最多の 60 名が参加した。お互い初めて会う人も多い中、すぐ打ち解けるこ とができた。またペルーのインカコーラ、チョリソーなど食べ物を 持参し各国の食文化を知ることができた。県内参加者の大浜秀 伍は「このつながりを活かし広げより多くのウチナーンチュと関わ りたい」と話した。またブラジルから中城村の海外移住者子弟研 修生として来ている具志堅ダニーロは「沖縄に来て一ヶ月、早く うちなーぐちを習いたい」と話した。私達もこのような海外と県内 のウチナーンチュを繋げる場、そしてうちなーぐちを身近に感じ る場を今後もっと作っていきたい。 3 2013 年 8 月 4 日から 10 日の 7 日間に、沖縄 県が主催するウチナージュニアスタディーツアー が実施された。ウチナージュニアスタディー事業 とは、海外県系人子弟と県内の同世代の生徒が 沖縄の歴史や文化、自然学習を行い、絆を深 め、世界のウチナーネットワークを担う次世代を育 成するプログラムである。今年は海外から 14 名、 県内の中高生 13 名が参加した。また青年リーダ ー枠として、海外沖縄県人会から1名、県内から 1 名が参加し、参加者をサポートした。WYUA は、ワークショップの実施、ウェルカムパーティー・ フェアウェルパーティーの司会進行係や、音響担 当、またキャンプファイヤーの運営のサポートなど をした。ワークショップでは、「世界若者ウチナー ンチュ大会を企画してみよう!」とアイディアを出 し合い、ワークショップ終了後青年リーダーとして 参加した眞榮城駿(沖国大)は「参加者が今まで よりも熱く語り合っていた。ていて、良い機会にな った。」と話した。ツアーが始まった当初は恥ずか しがっていた参加者たちであったが、最後のお別 れパーティーでは、言葉が通じなくても身振り手 振りで会話を交わし、別れを惜しんでいた。彼らと 共に活動できる日も遠くはないだろう。 第4号 平和へのウムイを次世代へ 2013 年 9 月から 2014 年1月まで、糸満市、石垣、久米 島、宮古、名護市、うるま市、那覇市で「子や孫につなぐ平和 のウムイ事業」成果報告展の運営スタッフを WYUA が担当し た。この事業は、県民自らが、祖父母や父母など家族の戦争 体験を子や孫、ひ孫に語る様子を映像に記録し、個々の戦 争体験を県民の財産として共有・発信することで沖縄戦の教 訓を次世代に伝え、恒久平和の樹立に寄与することを目的と し、沖縄県が主催。(主管:平和祈念資料館)来場者の一人 は、「戦争中大変なおもいをされた方々の声が生々しかっ た。自分たちで平和を作れるよう、声をあげ、政治家を選び、 政治や社会の動きに関心を持つことの大切さをあらためて感 じた。県民1人 1 人が、政治や社会の動きに関心を持ち、お かしいことは声をあげ、自分たちで子供らを守らないといけな いと感じた。」と話した。 今年度当連合会入会を希望される方(18 歳~35 歳)は、 事務局までお問い合わせください。尚、今年度会費は以 下の通りです。 体験者が語ったインタビュー小冊子や映像の貸出につい て、お問い合せは平和祈念資料館へ。 学生会員 個人 3,000 円 一般会員 個人 5,000 円 「WYUA 平成 26 年度 会員案内」 URL http://www.peace-museum.pref.okinawa.jp/ お問合先 WYUA 沖縄 事務局 比嘉 [Mail] [email protected] [Tel] 070-6591-6793 ペルー出身城田さん、WYUA研修へ 2013 年中城村海外子弟研修生としてペルーから 来沖している城田アンヘルフランシスコさんが 10 月 28 日から 11 月 13 日まで WYUA で企業研修を行 った。研修期間中、中城村フィールドトリップの企 画、沖縄県市町村自治会館2階にある「世界のウチ ナーンチュディスプレイ」に飾る当連合会ディスプレ イの作成、打ち合わせ同行、イベントの準備などを 行ってもらった。研修終了後、「WYUA の皆さんと活 動した時間は大変有意義でした。何かこれからもで きることがあれば言ってください。2016 年の世界のウ チナーンチュ大会のときにはまたフィールドワークを 一緒に企画したい。」と話した。 「世界若者ウチナーンチュ大会支援基金」 今年は、世界若者ウチナーンチュ大会をヨーロッパ・ドイツ にて実施いたします。大会に関する寄付金案内は公益財 団法人みらいファンド沖縄様のご協力を得て行っておりま す。(税制優遇)ご支援宜しくお願いいたします。 [銀行振込] 沖縄銀行 鳥堀支店 普通 1387898 琉球銀行 首里支店 普通 580429 公益財団法人 みらいファンド沖縄 代表理事 小阪 亘 [郵便振替] 01780-6-149204 公益財団法人 みらいファンド沖縄 [クレジットカード] (公財)みらいファンド沖縄 HP からお申し込みください。 [HP] http://miraifund.org/?post_type=kikin&p=5294 お問合先 (公財)みらいファンド沖縄 [HP] http://miraifund.org/?post_type=kikin&p=5294 [Tel] 098-884-1123 中城を案内する城田さん(写真左から二番目) 4 HP: http://miraifund.org/?post_type=kikin&p=5294 第4号 2013 年の主な活動 01 月 25 日:沖縄県主催「平成 24 年度沖縄県、市町村国際交流担当者連絡会及び交流会」にてワークショップ実施。 02 月 08 日~09 日:内閣府主催「平成 24 年度世界青年の船」プログラム一部実施。(異文化理解コース)。 04 月 02 日~06 日 :琉球大学・沖縄国際大学有志、世界若者ウチナーンチュ連合会、那覇市中心商店街連合会主催 「沖縄移民展示会・沖縄民族音楽祭「MIXED NATURE」」実施。 05 月 12 日 :「沖縄にある外国を思わせるものってなに? 金武町フィールドワーク」実施。 06 月 15 日 :「沖縄本島南部フィールドワーク」実施。 06 月 22 日 :沖縄 NGO センター主催「県費留学生とゆんたくしましょう」ワークショップ実施。 06 月 30 日:「普天間基地問題を知る、考えるフィールドワーク」実施。 07 月 18 日~21 日:「第 2 回世界若者ウチナーンチュ大会 アメリカ・2013」実施。 08 月 04 日 :Icharivamos、NPO 法人レキオウィングス、WYUA 主催「フィエスタ オキナワ×ボリビア」実施。 08 月 07 日: 沖縄県主催「平成 25 年度ウチナージュニアスタディー事業」プログラム受入。 08 月 10 日:「ブラジル沖縄県人移民 105 周年資金造成公演」共催。 08 月 30 日 :「しまくとぅば連絡協議会 設立総会&シンポジウム」パネリスト出演。(玉元三奈美代表) 09 月 28 日:沖縄県主催「子や孫につなぐ平和のウムイ事業 シンポジウム」パネリスト出演。(玉元三奈美代表) 09 月 28 日~10 月 6 日:「子や孫につなぐ平和のウムイ事業」成果報告展実施(平和祈念資料館) 10 月 10 日~10 月 20 日:「子や孫につなぐ平和のウムイ事業」成果報告展実施(八重山平和祈念館) 10 月 28 日~11 月 13 日: 2013 年度中城村海外移住者子弟研修生 1 名(ペルー出身・城田アンヘルフランシスコ) 企業研 修受入。 11 月 01 日~11 月 07 日:「子や孫につなぐ平和のウムイ事業」成果報告展実施(久米島博物館) 11 月 9 日~10 日:JICA 沖縄国際センター主催「国際協力・交流フェスティバル 2013」出展 11 月 13 日~11 月 19 日:「子や孫につなぐ平和のウムイ事業」成果報告展実施(宮古島市総合博物館) 11 月 16 日:第 2 回キッズマート in Naha 協力 11 月 26 日~12 月 02 日:「子や孫につなぐ平和のウムイ事業」成果報告展実施(イオン名護) 12 月 02 日~12 月 10 日:「子や孫につなぐ平和のウムイ事業」成果報告展実施(イオン具志川) 12 月 07 日:「第 2 回世界若者ウチナーンチュ大会 アメリカ・2013 報告会」実施 12 月 08 日:(財)沖縄県国際交流・人材育成財団主催 集まれ!ウチナーネットワークの担い手たち「大同窓会」運営協力 5 第4号 我した沖縄ぬ 結でぃちゃる心 しんか肝染みてぃ HP : http://yuao.org/ 6 世界報 花咲かさ お問い合せ先:[email protected]
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