心身健康中関ニュース

心身健康中関ニュース
H28.7月
第4号(1)
中関ゴルフ&コミュニティ倶楽部
夏バテ・熱中病を追放しよう
1. 「夏バテ」って何?
高温・多湿の夏に体が対応できなくなり、なんとなく体がだるかったり食欲不
振になったり、睡眠不足になったりと、悪循環に入り、軽度・重度の冷房病や、熱
中症も相伴って、体力の全体的不調を来たす状態。
夏バテ症状は、実は夏の終わりごろからひどくなりがちで、夏の過し方が、一
年の体調を決めるといっても大げさではない、と言われています。
これは、夏の初め頃の順化(馴化)がうまくいっていないことによるものです。
・全身のだるさと疲労感、睡眠不足との悪循環
・食欲不振(自律神経の不調による消化機能低下、偏食、水のガブ飲み他)
・疲労感が増し、無気力が増幅し、運動不足、発汗・代謝不足などの悪循環
・自律神経失調、冷房病、運動不足(新陳代謝停滞)などによる免疫力低下(夏
風邪など)
・夏バテの影に隠れていた疾患の進行、悪化の危険
2. 夏バテの原因と対策
① 急激な高温・多湿化による適応不良
大きい無理にならない範囲で積極的運動等により高温順化を進めてゆくこと
が、夏バテになりにくく、疲れを貯めない基本です。
② 高温多湿の環境による発汗の異常
高温・多湿の環境が続き、且つ汗をかく生活習慣(順化の1つ)が無いと、汗
の出口周辺が詰まり発汗が困難になり、体温調節がうまくいかなくなります。
また、大汗をかいて必要な水・塩分の供給がなされないと同様のことが起こ
ります。運動で無理の少ない状態で大汗をかくこと自体は、高温順化や代謝
活性化、汗腺活性化にはプラスなのですが、十分注意してこまめ且つ早めの
水分・塩分補給をしましょう。
③ 熱帯夜による睡眠不足や自律神経失調
定期的に運動してしっかりいい汗を流し、ゆっくりお風呂に入って、ぐっす
りと眠って、睡眠不足をためないようにしましょう。
④ 栄養不足
さっぱりした食事による偏食や、食欲不振により、栄養不足となり易い季節
です。体温調整と運動前後のエネルギー補給だけでなく、夏場は特に、ビタ
ミン類、ミネラル、蛋白質が不足しがちです。
イ. ・暑い時期は基礎代謝も活発で普段以上に体内の蛋白質が消費され、
タンパク質不足が夏バテの一因ともなります。
・また、肝細胞の再生にもタンパク質の消化分解により得られるアミ
ノ酸(通常20種類、内9種類は体内では合成されない必須アミノ酸)
は不可欠。
H28.7月
第4号(2)
良質のタンパク質(肉、魚、大豆系)と共にムチン系野菜(長イモ、
オクラ、モロヘイヤ、レンコン、ツルムラサキなど)発酵系食品(納
豆、ヨーグルト他)分解酵素系(生姜、パイナップル、パパイヤ、タ
マネギ、大根など生野菜)などを採るとより効果的。
タンパク質はそれぞれアミノ酸の含有比がちがうので、いろいろ変
えた方がいいが(別報「心身健康中関ニュース」参照)羊肉はタンパ
ク源としては最高の食材と言えます。
ロ. ビタミン B1、B2
(B1)糖質をエネルギーに変えるのに必要なビタミン。
不足するとエネルギー不足になる。疲れの原因といわれる「乳
酸」が体にたまるのを予防すると共に免疫力・抵抗力の低下
を防止する。
また、手足の末梢神経や中枢神経の働きを整える作用もあり、
脳や神経にとっても必要不可欠。
(B2)脂質をエネルギーに変えるのに必要不可欠。皮膚や髪などを
再生させたり、成長させる働きも。健康美容に必須のビタミ
ン。有害な過酸化脂質の分解にも関わる。
・ビタミン B1、B2を多く含む食品
B1は断然豚肉、B2は豚・牛・鶏レバー、いかなご、うなぎ、納豆、
アーモンド、いわし、など
→ バランスをとり易く、多種類の材料で手軽に出来る BBQ をおス
スメです。
バーベキュー食材豆知識や夏バテ防止の代表的食材は別途の「心
身健康中関ニュース」をご覧下さい。
ハ. ミネラル類の補給
汗や尿と共に排出されるミネラル類も補給が必要です。
K.Na.Mg.Fe.Mu.Znなどです。
A
熱中症豆知識
(原因)体温調節機能が急激な高温・高湿度下で乱れ体温が上がり過ぎることで起こ
ります。
また、脱水症状になると体内水分維持を優先するため汗を出にくくする作
用が働き、体温が上昇に転じ、42℃を超えると様々な重大な症状につな
がります。こむら返り、めまいや手足のしびれ、頭痛、吐き気や失神などの
症状が出ます。
H28.7月
第4号(3)
(発生)熱中症の発生場所は炎天下の屋外が一番危ないと思いがちですが、国立環境
研究所の調査では、室内での発生にも注意が必要なことを示しています。
熱中症の発生場所・状況
住 宅
39%
道路・駐車場
17%
公共施設・デパートなど
16%
作 業 中
12%
運 動 中
9%
学 校
3%
その他・不明
4%
体温の調整は体温調整中枢(自律神経系)により
① 末梢の血管を拡張させ、皮膚に多くの血流が流れ込むようにして熱を身
体の外へ放出
② 汗腺の活発化によって、体内の熱を外に逃がす
③ 骨格筋の弛緩によって、熱の産生を抑える
ことによって、行われています。従って、基本は日常の体力持久力増強と環境へ
の適応力(順化力)を上げてゆくことになります。
(対策)
1. 基本的な対策は、暑気順化を進めると共に、状況に応じ、対症的に、服装、温
度調節(室内/冷房、除湿、換気等)、日陰休憩、水分・塩分補給など、早目、
こまめな先回りの対応をとることです。体調が不調なときは激しい運動は控
えた方がいいのですが、アウトドアに出ることを、過度に警戒して室内にこも
っていては暑気順化も遅れてしまうことがあります。
2. 人間のからだにはもともと環境への適応能力が備わっているため、暑い環境
でも数日過すうちに自律神経の働きがよくなり汗を上手にかけるようになっ
たり体温調節ができるようになっています。熱中症と聞くと炎天下でスポー
ツしたり無理な作業をしていたりで起こると考えている人も多いでしょう。
しかし実際には家庭内で日常生活の中で起こる熱中症も多くあります。身体
が暑さに慣れることを「暑熱順化」といいますが普段から運動をしていて汗を
かく習慣がある人は暑熱順化していることになり熱中症にかかりにくくなり
ます。毎日或いは定期的にウォーキングを続けるなど、普段から暑さに対抗で
きる身体づくりをしておくといいでしょう。十分な栄養と休養をとり健康管
理を心がけることも大切です。お風呂はゆっくりと入って血流を良くし汗を
かき、代謝を良くすることも効果はあります。
H28.7月
第4号(4)
当倶楽部では、こうしたことを考えた上で、「中関ならでは」のサービスに努めてお
ります。
ⅰ)健康に関する研究調査を進め、時々に大切な(例えば今なら、夏バテ防止、熱
中症予防、ロコモ・メタボ対策、など)情報とサービス、商品設計(特選賞品
選び)猛暑特別サービスに努めています。ぜひ、お誘い合わせてご来場くださ
いませ。
ⅱ)猛暑期のお勧め商品
・速い高温順化と冬場に向けての基礎体力、代謝力創りには、18Hラウンドを。
・猛暑の中で、18Hは、少し怖いと感じられる方、短時間(ちょっと2時間)
でまわりたい方、初心者や上達目的の方には、「9H回数券」及び「9ホール
親睦コンペ」、早朝・薄暮回数券
・賞品類も、全国の特別ルートでの仕入れを含め、時々に合った健康、楽しさ
の提供に努めてまいります。
・特別契約で、工夫された日傘を、お得な条件で展示即売をするなど
無理の少ない暑気順化の御手伝いを致します。
(参考引用情報)
・takeda-kenko.jp ,otsuka.co.jp/health ,読売新聞 H28.7.6 ,花王健康科学研究
会(菅屋医博) ,ikyo.jp/commu./question ,第一三共ヘルスケア「くすりと健康の
情報局」サイト ,他
その他お知らせ
クラブハウス2階レストランも、ご昼食(11:00~13:30)用に開放いたし
ます。お気軽にお立ち寄りくださいませ。
(但し、清潔な服装でお願い致します。)
詳細は、ホームページ又はチラシ・お気軽にお問合せくださいませ。
ホームページ:www.nakanoseki.com
TEL:0835-22-0668