NAS電池用電力変換装置

出 典 :JASE-W 国 際 展 開 技 術 集
http://www.jase-w.eccj.or.jp/technologies-j/index.html
E-13
キーワード
Y3
装置・設備
Z4
電力
S6
蓄電・電池関連
E29
電気機械器具製造業
株式会社 明電舎
NAS電池用電力変換装置
特 徴

電力貯蔵用電池(NAS電池)を系統に連系する為の交直変換装置(PCS:Power Conversion System)
である。

装置容量として600kVAから4800kVAまで、幅広いNAS電池容量に対応する。

昼夜の負荷平準化用途の他、非常用発電機代替装置/大容量無停電電源装置として適用出来る。
高速応答性、高制御性を活かし、系統安定化およびアンシラリーサービスにも適用出来る。

概 要 or 原 理
・負荷平準化運転(夜間充電/昼間放電によるピークシフト)を基本機能とする。
設定される充放電運転パターン(タイムスケジュール)に従って充放電運転を行うとともに、構内の負
荷電力の増減に応じて充放電電力を制限する負荷追従運転機能による自動運転が可能である。
・系統停電時、非常用発電機の代替としてPCSから負荷への給電が可能である。
・無停電電源装置の代替となる、瞬低対策機能付きPCSもラインナップしている。
系統の停電検出時、高速スイッチ(GTO半導体)により、約2msecでPCSを系統から解列するととも
に、PCSを自立運転に切り換えることで、重要負荷を系統停電(および瞬低による電圧変動)から保護
出来る。
・SVCの代替となる。有効電力、無効電力を組み合わせた任意の力率で運転可能である。
600kW or 1200kW
E-13
省エネ効果 & 特記事項

負荷平準化運転により、受電設備の利用率向上が期待できる。

受電電力のピークカットによる電気料金削減が期待できる。

停電用の非常用発電機設備の省略が期待できる。

「4MW級大容量無停電電源機能付きNAS電池用交直変換装置の開発」でJEMA技術功績者表彰優秀賞
受賞。

「瞬低対策機能付きNAS電池用交直変換装置の開発と実用化」で 電気科学技術奨励賞 受賞。
導入実績または予定
国内
2001年以降、トータル175MW分の装置(需要家92カ所)を納入した。
海外
2009年、1MW分の装置(需要家1カ所)を納入した。
コンタクト先
株式会社 明電舎
〒141-6029 東京都品川区大崎二丁目1番1号 ThinkPark Tower