コミュニティ助成事業Q&A

(平成20年度コミュニティ助成事業関連資料)
コミュニティ助成事業Q&A
平成19年9月
(財)自治総合センター
I
各事業共通事項
1 一般的事項
問1 コミュニティ助成事業における助成財源の原資は何によって
いるのでしょうか。
1ページ
問2 「コミュニティ組織」とはどのようなものですか。
1ページ
問3 「コミュニティ組織」と認められないのは、どのような場合
ですか。
2ページ
2 助成対象事業者
問1 市(区)町村が助成対象事業者となるのは、どのような場合
ですか。
2ページ
問2 市(区)町村が申請したにも関わらず、不採択となるケース
があります。これは何故ですか。
3ページ
3 助成対象事業
問1 事業内容等が助成要件に合致しても不採択となる場合がある
のですか。
3ページ
問2 事業内容等が助成要件に合致するものの、不採択となった場
合は、次回に同じ内容で申請してもよいでしょうか。
問3 助成対象外とされた事業の例を教えてください。
(事業全般)
4 宝くじの普及広報
問1
宝くじの助成を受けた旨の表示(「表示に関する基本デザイン
‑ 1 ‑
3ページ
4ページ
」)にかかる費用はどのような扱いを受けますか。
問2
5ページ
助成を受けた備品への表示は、「宝くじの助成を受けた」こと
がわかればどのようなものでもかまいませんか。
5ページ
問3 助成を受けた備品の一部に小型のものがあり、
「表示に関する
基本デザイン」の表示ができません。どうしたらよいでしょう
か。
問4
6ページ
「表示に関する基本デザイン」をシールで作成する場合の取扱いについ
て教えてください。
6ページ
問5 市(区)町村の広報誌ではどのように普及広報を図ればよいで
すか。
7ページ
問6 市(区)町村が事業を行う場合の、デザイン表示について注意
することはありますか。
7ページ
問7青少年健全育成事業の仕方について教えてください。
7ページ
5 助成の申請
問1 申請の方法について注意事項がありますか。
8ページ
問2 変更申請について注意する点はありますか。
8ページ
6 助成の決定
問1 助成決定はいつ頃になるのでしょうか。
9ページ
7 助成金の交付
問1 事業完了後、助成金の交付を受けるまでの事務の流れを教え
てください。
9ページ
‑ 2 ‑
Ⅱ
1
事業別事項
一般コミュニティ助成事業
問1 助成対象事業者として定めてあるいずれの団体でも事業実施
団体となってよいのでしょうか。
11ページ
問2 一般コミュニティ助成事業の助成対象事業について教えて
ください。
問3
11ページ
一般コミュニティ助成事業で、「簡易倉庫・収納庫」が参考
例で示されていますが、どの程度の規模まで対象となるので
すか。
11ページ
問4 助成対象外とされた事業の例を教えてください。
11ページ
問5 一般コミュニティ助成事業の助成申請及び実績報告に際して
提出する書類に管理運営規定があるが、もともと管理運営規
程を設けている市(区)町村やコミュニティ組織では、その
規定の中で助成を受けた備品の管理が可能ですが、要綱に言
う管理運営規定は、助成備品についての特別の規定を作成し
なければならないとの趣旨でしょうか。
13ページ
問6 一般コミュニティ助成事業で、コミュニティ広場の遊具を整
備しました。この遊具のうち、箱ブランコが危険との苦情が
あり、撤去せざるを得なくなりました。手続きを教えてくだ
さい。
13ページ
2 緑化推進コミュニティ助成事業
問1 緑化推進コミュニティ助成事業の趣旨と申請上の注意事項を
教えてください。
14ページ
問2 助成対象事業者として定めてあるいずれの団体でも事業実施
団体となってよいのですか。
14ページ
‑ 3 ‑
問3 緑化推進コミュニティ助成事業における植樹・植栽の場所に
ついては何処でも特に問題はないのでしょうか。
14ページ
問4 緑化推進コミュニティ助成事業において、植樹・植栽が主と
されていますが、造成工事費用については、対象となるので
しょうか。
14ページ
問5 助成対象外とされた事業の例を教えてください。
15ページ
3 自主防災組織育成助成事業
問1 助成対象事業者として定めてあるいずれの団体でも事業実施
団体となってよいのですか。
15ページ
問2 自主防災組織育成助成事業の申請上の注意を教えてください。
15ページ
問3 地域安心安全ステーション整備事業に係る自主防災組織の助
成対象備品に「防犯に係るもの」を含めてよいのですか。
15ページ
4 コミュニティセンター助成事業
問1 助成対象事業者として定めてあるいずれの団体でも事業実施
団体となってよいのですか。
15ページ
問2 コミュニティセンター助成の対象範囲を教えてください。
16ページ
問3 コミュニティセンターの建設地について注意点を教えてください。
16ページ
問4 コミュニティセンター完成後、登記はしなくてはいけないの
ですか。
16ページ
‑ 4 ‑
5 青少年健全育成助成事業
問1 青少年健全育成助成事業で、イベントのために使用する備品
を整備してもよいですか。
16ページ
問2 助成対象事業者として定めてあるいずれの団体でも事業実施
団体となってよいのですか。
17ページ
問3 青少年健全育成事業を行うに際しての注意点を教えてください。
17ページ
‑ 5 ‑
Ⅰ 各事業共通事項
1 一般的事項
問1
コミュニティ助成事業における助成財源の原資は何によっているのでし
ょうか。
答
当事業の助成財源原資は、宝くじの普及広報事業費として受け入れる宝く
じ受託事業収入によるものです。
宝くじの内訳は次のとおりです。
○ 年 5 回発売されるジャンボ宝くじ
(グリーン、ドリーム、サマー、オータム、年末)
○
数字選択式宝くじ
(ナンバーズ、ミニロト、ロト6)
問2
答
「コミュニティ組織」とはどのようなものですか。
コミュニティ助成事業実施要綱では、
「助成対象となるコミュニティ組織は、
市(区)町村における自治会、町内会等の地域的な共同活動を行っている団
体又はその連合体とする。
したがって、特定目的のために組織された、宗教団体(宗教団体から派生し
た団体、傘下団体も含む)、営利団体(企業の体育・文化団体も含む)
、公益法
人、商工会、社会福祉協議会、観光協会、体育協会、趣味の愛好会・イベント
等のために組織された団体、NPO、その他その活動が地域に密着していると
は言いがたい団体等は、除くものとする。」としています。
地区住民のコミュニティ組織としては、自治会・町内会の類をコミュニテ
ィ組織の典型例と考えております。また、これに派生する上部団体(連合体)
も同様に考えております。
また、コミュニティの単位組織の地理的な範囲の典型としては、小学校の
通学区程度と認識しております。なお、人口規模の小さな町村等にはあては
まらないケースが多いため、この程度であることを要件としておりませんが、
大きく圏域の異なる団体が実施団体である場合には、団体の性格等について
十分な説明をお願いいたします。
なお、地縁的な団体であって会員資格に特定の制限を設けていないなど、
組織の目的・性格・活動範囲などが自治会・町内会に準じるものの多くもコ
ミュニティ団体と考えられますが、特殊な団体については、都道府県を経由
して事前にご照会ください。
‑ 6 ‑
問3
「コミュニティ組織」と認められないのは、どのような場合ですか。
答
地域に密着した活動を行っている団体であっても、専ら特定の目的(一
例として「自然保護」
「趣味」等のために活動している団体は助成対象外と
しています。
「地域密着」の点だけを取り上げてコミュニティ団体と称して
いる例が散見され、市(区)町村においてもこの点を誤解されているケー
スが多いと思われます。
団体の内容については、申請書類から判断しています。申請書類上判断
のつかないものは不採択とする場合がありますので、説明不足にご注意下
さい。
申請に当たっては、団体の規約を添付することはもちろん、活動実績・
計画、予算・決算等(収支の規模が大きい場合は、詳細な内訳を添付する
など)十分な説明を行ってください。
なお、対象外とした主なケースは次のようなものです。
イ 専ら趣味や芸術のサークルとして組織された団体
ロ
商工業者等の連絡組織
ハ 太鼓等の演奏による営業(営利)を主目的としている団体
ニ
宗教関連団体
ホ 専ら観光・福祉・自然保護・文化振興等の特定目的で組織された
団体
2
助成対象事業者
問1
市(区)町村が助成対象事業者となるのは、どのような場合ですか。
答
要綱では「助成対象となる市(区)町村は、コミュニティ組織の数等に
より、コミュニティ組織が事業実施主体となるよりも、市(区)町村が事
業実施主体となることが効率的な場合等でコミュニティ活動などの支援に
直結する事業となる場合とする。」としています。
次のような場合がこれに該当します。
①
複数のコミュニティ組織が同時に備品を購入する計画を立てたが、こ
れをまとめる上部団体がないために市(区)町村が購入し分配する。
②
コミュニティ組織が自ら購入しても利用頻度が少なく、さらに効率的
に利用するため、市(区)町村が購入して複数のコミュニティ組織に貸
出しを行う。
(この場合は、市(区)町村の行政用となる恐れがないよう
保管場所に留意すること。)
‑ 7 ‑
問2
市(区)町村が申請したにも関わらず、不採択となるケースがあります。
これは何故ですか。
答
本事業は、コミュニティ組織が行う事業に助成するのが本来の目的です。
問1で述べたように、コミュニティ組織が自ら行うよりも効率的と考えら
れる場合に、市(区)町村が実施団体となることができるものですので、
趣旨をよくご理解いただき、市(区)町村の一般の行政サービスに充当す
ることのないようご配慮ください。
また、過去に不採択とした事例として
イ
本来は互いに無関係の事業を、市(区)町村がとりまとめて1件の
申請としたもの
ロ
少額の備品を多種盛りこんだため、申請の趣旨が不明瞭で、内容の
把握が困難になったもの
ハ
ロとは逆に、複数設備(備品)で一つの事業となる事業を、故意に
分割し、そのいずれも2,500千円以下の事業として助成申請があ
ったもの(助成総額は2,500千円を超えることになります。)
などがあります。
実施団体が市(区)町村であっても、これらの場合は、助成対象外とし
ますので、ご注意ください。
3 助成対象事業
問1
事業内容等が助成要件に合致しても不採択となる場合があるのですか。
答
あります。
当助成事業は、募集に際して都道府県毎の申請総額を制限しておりませ
ん。したがって、事業内容が助成要件に合致していても、当助成事業の予
算を超えるために不採択となる案件のあることはご理解ください。
問2
事業内容等が助成要件に合致するものの、不採択となった場合は、次回
に同じ内容で申請してもよいでしようか。
答
申請可能です。
ただし、再申請した案件は、必ず採択されるものとはかぎらないのでご
注意ください。
‑ 8 ‑
問3
助成対象外とされた事業の例を教えてください。
答
[事業全般]
(1)事業費が高額のもの
事業費が高額のものについては、原則として助成対象外とします。
事業費の目安として、助成額の2倍を超えない程度(除くコミュニテ
ィセンター助成)と考えています。
(2)消耗品
消耗品の他、1〜2年で使用できなくなるような施設・備品も対象外
とします。
(3)継続事業
コミュニティ助成事業は単年度事業を基本としていますので、複数年
度にまたがった事業については、対象外とします。年度内の事業完了に
疑問があるものも、同様に対象外とします。
また、毎年繰り返し実施する事業(第○○回○○○大会)についても
対象外としますが、記念大会(5 回、10 回等)に係る事業については、
内容により対象とする場合があります。
(4)個人の所有物となったり、使用が特定の人に限定されるような施設・
設備(備品)の整備事業
(5)営利事業
(6)市(区)町村の財源振替えとなるもの
(7)コミュニティセンター助成以外での建物建築
ただし、コミュニティ広場の東屋(支柱・屋根・イス程度で構成され
た簡易休憩施設)、公衆トイレ、簡易な倉庫・収納庫は対象とします。
(8)コミュニティ活動の範囲を超えるもの
公園の整備を目的とした乗用芝刈り機等、大掛かりな機械は、通常の
コミュニティ活動では使用しないと考えられるため、対象外とします。
(9)観光用・商業振興用・社会教育が主目的と考えられるもの
地域の意識向上・活性化等の観点から、観光用施設・商業用施設・歴
史由来を書いた看板等は、いずれも対象外とします。
‑ 9 ‑
(10)宗教関連事業
実際に宗教団体への助成に充当されるものはもちろん、第三者から見
て、宗教または宗教団体への助成と混同される恐れのあるものは対象外
とします。
(11)他団体の同種の施設・設備の平均的な価格と比較して、著しく高額な
もの。
メーカーの商品改定により、新型商品が従来品よりも高額になってい
る場合等は、申請書内で高額になった理由を説明してください。
(12)国の補助金及び地方債を充当して実施する事業。
4 宝くじの普及広報
問1
宝くじの助成を受けた旨の表示(「表示に関する基本デザイン」)にかか
る費用はどのような扱いを受けますか。
答
この表示にかかる費用(印刷費・プレート作製費等)は助成対象としま
すので、申請にあたっては、この費用を含めて総事業費の積算を行ってく
ださい(必要に応じて業者の見積もりを添付)
。
なお、表示にかかる費用を助成額(一般コミュニティであれば最高 2、500
千円)に加算する趣旨ではないのでご注意ください。
コミュニティセンター助成については、当センターで独自に作製したプ
レートを交付いたしますので、建物入り口等、普及広報効果の上がる場所
に設置してください。
問2
助成を受けた備品への表示は「宝くじの助成を受けた」ことがわかれば
どのようなものでもかまいませんか。
答 (1)助成を受けた施設・設備(備品)については、
「表示に関する基本デ
ザインマニュアル」に従って、表示を行ってください。
なお、
「表示に関する基本デザインマニュアル」及び「デザイン電子デー
タ」を、当センターのホームページ上に掲載していますので、活用してく
ださい。
(現在は、文字で助成事業名を表示するやり方は、行っていません。)
(2)表示をおこなう際には、原則として助成を受けた施設・設備(備品)
のすべてに、印刷・染め抜きやワッペンの縫い付け(繊維製品の場合)
・特
‑ 10 ‑
注のプレート・シール等で、短期間に広報効果が損なわれるような退色・
剥離等を生じないように表示してください。独自に特殊シール・プレート
等を作製した場合は、
(単価が高く送付できない場合を除き)サンプルを1
枚、実績報告に添付してください。
(3)
「表示に関する基本デザインマニュアル」は宝くじ助成事業全般を想
定して作成してあります。このため、種々の変形パターン等を掲載してい
ますが、原則として「デザインの基本形A」を使用してください。この際、
次の例は不可とします。
① モノクロでの表示や、指定外の配色での表示。
② ポスター・チラシ等で、地色があるためにデザインの余白がない。
→「表示に関する基本デザインマニュアル」に定めた余白の分だけ、
白抜きにすること。
③
不鮮明な表示や、目に触れにくい場所への表示のため、広報効果が
発揮できない。
問3
助成を受けた備品の一部に小型のものがあり、
「表示に関する基本デザイ
ン」の表示ができません。どうしたらよいでしょうか。
答
当該備品の収納箱等に表示を行ってください。この場合の収納箱は、紙
製等の短期間に破損、消耗してしまうものは避けてください。
なお、備品本体への表示が一切できない等、普及広報の効果が低いと判
断した場合は、助成対象外とする場合があります。
問4
「表示に関する基本デザイン」をシールで作成する場合の取扱いについ
て教えてください。
答
「表示に関する基本デザイン」については、事業実施団体において「表
示に関する基本デザインマニュアル」に基づいて自ら準備し、表示を行う
ものとします。
*当センターのホームページ上に、「表示に関する基本デザイン」「デザ
イン電子データ」を掲載していますのでご活用ください。
ただし、事業内容等によっては(例えば、助成備品の数量が少ないため、
自らシールを作成するのは効率が悪い等)、当センターで作成した「表示に
関する基本デザイン」のシールでも可とします。
なお、希望する場合は、都道府県で一括して取り纏めた上、自治総合セ
ンターへご連絡ください。
シールの作成・使用にあたっては、次の点に留意してください。
‑ 11 ‑
①使用する施設・設備(備品)の設置場所は、屋外等の風雨・日光の影
響を受けにくく、シールの剥離・汚損等、短期間に広報効果が損なわれ
る懸念がないこと。
②使用する施設・設備(備品)の材質がシールの貼付に適していること。
(衣
類等の繊維はもちろん、極端に屈曲している、ざらついている、
フッ素加工等、はがれやすい場所への貼付は不可。
)
③シールのデザインは、フルカラーで行い、モノクロでの表示は不可です。
ただし、単色刷りの広報誌・チラシなどの場合はモノクロ表示を可と
します。
④申請の際、
「表示に関する基本デザイン」の表示方法の欄に、貼付する場
所・位置・大きさ等を詳細に記入してください。
問5
市(区)町村の広報誌ではどのように普及広報を図ればよいですか。
答
事業完了後に市(区)町村の広報誌に事業の紹介記事を掲載し「宝くじ
の助成金で整備した」旨の広報を行ってください。
この際、スペースの許す限り事業の様子を撮影した写真を挿入するなど、
広報効果が最大限に発揮できるようご配慮願います。
(参考例)
この○○は、宝くじの普及広報事業費により整備したものです。
問6
市(区)町村が事業を行う場合の、デザイン表示について注意すること
はありますか。
答
市(区)町村が整備した備品に「表示に関する基本デザインマニュアル」
に基づき表示を行うことにあわせて、備品管理規定・備品借用申請書等に、
宝くじ助成による備品であることがわかるような記載をしてください。
問7
青少年健全育成事業の表示の仕方について教えてください。
答
チラシやパンフレット等にのみ、表示をする例が見受けられますが、
宝くじ普及広報の観点から、イベント当日も看板等に、表示を行って
ください。
‑ 12 ‑
5 助成の申請
問1
答
申請の方法について注意事項がありますか。
(1)市(区)町村の申請書を当センターに送付される際は、要綱の別記
様式第2号により、事業の緊急性、適否、その他必要な意見及び優先順
位を付して提出してください。
ただし、コミュニティセンター助成事業に関しては、上限3件の採択
を原則としておりますので、別記様式第2号においては、申請が4件以
上ある場合であっても順位付けを3位までとしてください。
(2)申請書はA4版としてください。
都道府県からの進達にあたっては、順位に従ってファイリングする、見
出しをつける等、審査の際の事務処理迅速化に可能な範囲でご協力くだ
さい。
(3)助成申請概要一覧表(別記様式第2号の2)は電子メールにより提
出して下さい。(表は電子メールにより、別途配布します。)
問2
変更申請について注意する点はありますか。
答 (1)事業内容を変更したい場合は、別記様式第4号の別表と、見積書等、
変更内容のわかる資料を用意の上、事前に当センターまでご相談くださ
い。
(2)なお、変更内容の軽重に関わらず、実際の事業費が助成決定金額を
下回る場合は、必ず、事前に変更申請が必要です。
(3)また、要綱7−3に「助成金額に不要額が生ずることなく、変更が
軽微な場合は、これを省略することができる」とありますが、事前に
当センターまでご相談ください。
これについては、次のような場合を「軽微」と考えていますので、参
考にしてください。
(変更内容の軽重に関わらず、助成金額に不要額が生ずる場合は、事前に
変更申請が必要です。)
「軽微な変更の例」
・購入備品が生産終了等により購入できないために、同種同レベルの
後継機を購入する場合。
‑ 13 ‑
・入札により調達価格が減少したが、購入品目に変更はない場合。
・事業実施時期が同一年度内で変更になったが、事業の実施目的に照
らして、その効果が損なわれることがないと考えられる場合。
・この他、当センターで軽微な変更であると判断した場合。
(4)なお、事業が完了した後、実績報告の段階で「軽微」とは認められ
ない変更があった場合、助成金が交付できないことがあります。変更に
際しては事前にご相談ください。
6 助成の決定
問1
助成決定はいつ頃になるのでしょうか。
答
コミュニティ助成事業の決定スケジュールは、概ね次のとおりです。
9 月下旬
募集通知
11 月末
申請締切
1 月下旬
内定通知
4 月上旬
決定通知
なお、助成決定日付けは、4月上旬の決定通知文の文書発信日付けとなり
ます。都道府県から市(区)町村への通知にあたっては、必ずこの日付け
を通知してください(実績報告書に記入が必要となります)。
また、宝くじの販売状況(見込み)の変動等によっては、上記以外に追加
募集を行うこともあります。
7 助成金の交付
問1
事業完了後、助成金の交付を受けるまでの事務の流れを教えてください。
答(1)事業完了後、1月以内に都道府県を経由して実績報告を送付して
ください。
(日付けの処理は到着日ベースで行います。また、都道府県が自ら行う
青少年健全育成助成事業の場合は、事業実施担当課から、コミュニティ
助成事業担当課を経由して進達してください。
)
(2)実績報告を受理した後、所要の審査を行い、要件に合致していれば送
金いたします。
(送金処理については、概ね9月下旬からスタートし、月1回を原則と
します。)
‑ 14 ‑
送金の際、都道府県には送金した旨の通知とその明細をお送りします。
(件数が多いため、送金通知は当方の手続き完了を確認後に発信してい
ます。このため、送金日よりも送金通知の到着が後になる場合がありま
す。)
(3)送金通知は実績報告を提出した市(区)町村に直接通知を行うことは
ありませんので、都道府県から市(区)町村あてに通知願います。なお、
コミュニティ団体あてに、送金のお知らせをすることにしております。
また、実績報告の必要書類の不足や、センターの受け付け状況等によ
り、場合によっては受付から助成金の交付までの時間が 1 月以上かかる
ことがあります。
※
市(区)町村の出納整理機関にあたる4月頃に実績報告が集中する傾向
にあります。このため5月中は、当センターでは4月までに送付された実
績報告の事務処理が中心となります。実績報告は要綱上事業完了後1月以
内に送付されることとなっておりますが、5月に入ってから到着した実績
報告については、事務処理上、市(区)町村の出納閉鎖期間内に送金が間
に合わない場合があります。
事業実施時期・実績報告の作成については、早めに行うよう、特にご注
意をお願いいたします。
‑ 15 ‑
Ⅱ 事業別事項
1 一般コミュニティ助成事業
問1
助成対象事業者として定めてあるいずれの団体でも事業実施団体となっ
てよいのでしょうか。
答
事業の性格上、市(区)町村よりも、地区住民のコミュニティ組織が事
業実施主体となるのが望ましいと考えております。
問2
一般コミュニティ助成事業の助成対象事業について教えてください。
答
対象となる施設・設備(備品)については、参考例(別表第1)を示し
ておりますが、その他事業の趣旨にふさわしいものについても助成対象と
される場合があります。不明の場合は事前にご相談ください。
問3
一般コミュニティ助成事業で「簡易倉庫・収納庫」が参考例で示されて
いますが、どの程度の規模まで対象となるのですか。
答
簡易倉庫・収納庫については、コミュニティ備品等が収納される程度の
ものを想定しています。
問4
一般コミュニティ助成事業の助成対象外とされた事業の例を教えてくだ
さい。
答(1)市(区)町村が本来実施すべき施設・設備の整備
市(区)町村役場、公民館、総合運動公園、小中学校等に、本来、市
(区)町村の予算にて整備すべきものについては、申請書上に「最終的
な使用者がコミュニティ組織である」旨の説明があっても対象外としま
す。
道路照明等、道路管理者が設置すべきものも同様に対象外としますが、
住宅街等で自治会・町内会が管理する防犯灯は対象とします。
これ以外の備品については、「収納場所がない」「コミュニティ組織へ
の貸出し窓口になっている」等の理由で、コミュニティ組織の使用する
備品を市(区)町村役場、公民館に収納・保管することは可能です。こ
の場合、当該施設自体の備品となる恐れがないことを、申請書上で十分
に説明してください。
※ 他の事業にも共通する考え方ですので、ご注意ください。
‑ 16 ‑
(2)刀剣類
祭りで刀剣等を使用する場合がありますが、真剣・模擬刀のいずれも
対象外とします。また、刀剣類の他、武器・武具に類するものは助成を
行わない場合があります。
疑問がある場合は、事前にご相談ください。
(3)一部の特殊な祭りの備品
近年、全国的規模で活発になってきている、地域を超えて実施される
新しい型の祭り等にかかる備品については、助成対象外とします。
(4)吹奏楽サークル・ロックバンド等の趣味や芸術のサークルが使用する
楽器
本事業はあくまで、自治会・町内会等が使用するコミュニティ活動備
品を対象としております。したがって、自治会・町内会等が祭り等で使
用する太鼓・笛等は助成対象となりますが、趣味や芸術を目的とした団
体が使用する楽器は対象外となります。
また、これら専ら趣味や芸術を目的とした団体への貸出しを意図とし
て、市(区)町村から申請された場合であっても対象外とします。
(5)施設・設備(備品)の修理・修繕
ただし、太鼓の皮の張替え、御輿、山車、獅子頭の修理については、
新たに作成・購入すると金額が高額となることに加えて、備品の性格上、
修理を重ねて次代に伝えていくべきものと考えられます。このため、こ
れらの備品で、助成対象となる場合は、修理・修繕したものが、新規購
入した場合と比べて、同程度以上な状態になるものに限り、助成対象と
します。
(6)中古品の購入
(7)モニュメント、石碑、その他これに類するもので、コミュニティ活動
に直接利用しないもの
道路脇に市(区)町村名・地域名を表示するプレート・看板等も同様
に対象外とします。
(8)車両
公道上を走行するもの。原動機付自転車も不可。自転車は可。
‑ 17 ‑
(9)関連のない複数事業が一つの事業に盛り込まれているもの
一事業として合理的な説明のできないほど事業趣旨がかけはなれた施
設・設備(備品)を一つの事業として申請された場合は、原則として助
成対象外とします。これらの事業については、当センターの判断で一部
のみ採択とする場合がありますが、例外的な取り扱いであり、当然に一
部採択を行う趣旨ではないので、案件組成にあたっては十分にご注意く
ださい。
問5
一般コミュニティ助成事業の助成申請及び実績報告に際して提出する
書類に管理運営規程があるが、もともと管理運営規程を設けている市
(区)町村やコミュニティ組織では、その規程の中で助成を受けた備品の
管理が可能ですが、要綱に言う管理運営規程は、助成備品についての特
別の規程を作成しなければならないとの趣旨でしょうか。
答
助成を受けた施設・設備(備品)の管理を適切に行うために、
「管理運
営規程」を作成し、助成申請書及び実績報告書(実績報告書)に添付し
てください。
既存の管理運営規程があり、その規程の中で管理を行っていく場合に
は、同規程の写しを添付するとともに、実績報告書に備品台帳の当該部
分の写等を添付し、助成を受けた備品が同規程で管理されていることが
分るよう説明してください。
なお、新たに管理運営規程を作成する場合は、使用上の注意・心構え
にとどまらず、管理運営責任者や使用の範囲、設置場所等、管理運営に
必要となる具体的な事項を定めたものとしてください。
問6
一般コミュニティ助成事業でコミュニティ広場の遊具を整備しました。
この遊具のうち、箱ブランコが危険との苦情があり、撤去せざるを得な
くなりました。手続きを教えてください。
答
異例事項であり、書面での手続きは特に定めていません。
事業完了後(事業年度内に限らず)に予期せぬ変更が生じた場合は、
速やかに当センターへご連絡ください。
あまり事例は多くありませんが、次の例が考えられます。
(例)
・ コミュニティ広場に設置した遊具(箱ブランコ等)を撤去する場
合
・ 設置場所の変更、または施設・設備(備品)自体の廃棄
いずれの場合も、当該施設・設備(備品)の耐用年数を経過している
‑ 18 ‑
ものについては、報告不要です。
この場合の耐用年数は、法令に定めのあるものについてはこれを参考
にしてください。定めのないものについては、個別にご相談ください。
なお、本助成により整備した施設・設備(備品)の譲渡(売却)はで
きません。
2 緑化推進コミュニティ助成事業
問1
緑化推進コミュニティ助成事業の趣旨と申請上の注意事項を教えてくだ
さい。
答
本事業の趣旨は、植樹・植栽を行い、その管理・手入れをコミュニティ
組織が自ら共同して行うことにより、コミュニティ意識の醸成を図るもの
です。
申請に当たっては、管理等を行う者と実施場所が特に重要なポイントで
あるにもかかわらず、その説明が十分になされていないケースが散見され
ます。住宅地図や見取り図を使用するなどして、明らかにしてください。
問2
緑化推進コミュニティ助成事業においては、助成対象事業者として定め
てあるいずれの団体でも事業実施団体となってよいのですか。
答
事業の性格上、市(区)町村よりも、地区住民のコミュニティ組織が事
業実施主体となるのが望ましいと考えております。
問3
緑化推進コミュニティ助成事業における植樹・植栽の場所については、
何処でも特に問題はないのでしょうか。
答
緑化推進コミュニティ助成事業において、市(区)町村が事業実施主体
となる場合は、その実施場所(例えば総合運動公園等、市(区)町村管理
施設への植樹・植栽等)によっては、市(区)町村が実施すべき事業とみ
なされ、対象外とされる場合があります。
問4
緑化推進コミュニティ助成事業において、植樹・植栽が主とされていま
すが、造成工事費用については、対象となるのでしょうか。
答
緑化推進コミュニティ助成事業において、植樹・植栽又は花壇等の造成
を行う場合に外注造成工事費用が大部分を占めている場合については、こ
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れは助成の趣旨から対象外される場合があります。
問5
答
助成対象外とされた事業の例を教えてください。
(1)市(区)町村の公園整備事業の一環として、市(区)町村の公園を
整備するもの。
(2)主要道路の街路樹を整備するもの。
3 自主防災組織育成助成事業
問1
自主防災組織育成助成事業の助成対象事業者として定めてあるいずれの
団体でも事業実施団体となってよいのですか。
答
事業の性格上、市(区)町村よりも、自主防災組織及び婦人防火クラブ
が事業実施主体となるのが望ましいと考えております。
問2
自主防災組織育成助成事業の申請上の注意を教えてください。
答
申請に当たっては、要綱の第2―3(3)ウの項目を中心に、その必要
性と共に当該自主防災組織の地域に適した施設・設備が選択されているこ
とがわかる説明にご配慮ください。
問3
地域安心安全ステーション整備事業に係る自主防災組織の助成対象備品
に「防犯に係るもの」を含めてよいのですか。
答
自主防災組織の育成に対する助成であることに鑑み、防犯に係る備品は
対象となりませんので、申請にあたっては十分ご注意ください。
4 コミュニティセンター助成事業
問1
助成対象事業者として定めてあるいずれの団体でも事業実施団体となっ
てよいのですか。
答
事業の性格上、市(区)町村よりも、地区住民のコミュニティ組織が事
業実施主体となるのが望ましいと考えておりますが、その維持・管理・運
営等に地区住民のコミュニティ組織が自主的・積極的に参加を行うことが
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明らかであれば、事業実施主体が市(区)町村であっても特に問題とはし
ません。
問2
コミュニティセンター助成の対象範囲を教えてください。
答
助成対象は、建物本体とその付属設備としています。
したがって、コミュニティセンター建設に伴い、これと一体となって整
備する屋内照明設備やエアコンの整備、備え付けの食器棚等は助成対象と
します。イス・机・書架・カーテン・ブラインド等の購入費用、土地の取
得費、土地の造成費、解体費、外構工事費(犬走りを含む)及び既存施設
の増改築と修繕にかかる費用は対象外とします。
問3
助成対象となるコミュニティセンターの建設地について注意点を教えて
ください。
答
建設地について、土地の所有権者が複数存在・相続手続き未済、抵当権
等の権利関係付着(含む抹消登記未済)の状態では、建設後に疑義が生じ
る可能性があるため対象となりません。借地の場合は、地主との賃貸契約
を必ず結んでください。
問4
コミュニティセンター完成後、登記はしなくてはいけないのですか。
答
要綱の「実績報告に際して提出する書類」の中に「助成対象建物の登記
簿謄本」となっていますので、原則として保存登記は行ってください。そ
の際、名義は事業実施団体名とし、年度内に完了するようにお願いします。
なお、市(区)町村が事業実施主体となって設置し、管理運営をコミュ
ニティ団体が行う場合は、管理運営委託契約等を添付して下さい。
また、地縁による団体として市町村長の認可を受けた団体以外の団体が
実施団体となる場合は、当該団体の財産目録等を添付してください。
5 青少年健全育成助成事業
問1
青少年健全育成事業で、イベントのために使用する備品を整備してもよ
いですか。
答
当事業はソフト事業ですので、設備(備品)の整備事業は対象外です。
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ただし、全体の事業費に比して、備品(消耗品)の類が少額の場合はソフ
ト事業に含めてもよいものとします。
問2
助成対象事業者として定めてあるいずれの団体でも事業実施団体となっ
てよいのですか。
答
事業の性格上、地区住民のコミュニティ組織での実施が難しいものが多
いため、市(区)町村が実施団体として実施し、地区のコミュニティ組織
が積極的に参加・協力することも可能としております。
問3
青少年健全育成事業を行うに際しての注意点を教えてください。
答
宝くじの普及広報の為、チラシ若しくはポスター等の印刷物を必ず作成
し、掲出・配布をしてください。作成にあたっては、
「表示に関する基本デ
ザイン」を参考にしてください。
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