2013.10.28厚労省審議 - FINE-club

︿ム△〓仕
矛
2.審
締部
生 一次
衛第
口
田
食 品事
.薬
事
薬 医議
1.開
平成 2 5 年 1 0 月 2 8 日
厚生労働省専用第 2 3 会 議室
午後 3 時 から
会
議事項
議題 1
医 薬 品トピナ錠2 5 m g 、同錠 5 0 m g 及び同錠 1 0 0 m g の製造販売承認事項 ―
部変更承認の可否及び再審査期 間の指定 について、並びにトピナ細粒 1 0 % の生
物 由来製 品及び特定生物 由来製 品の指定 の要否、製造販売承認の可否、再
審査期間 の指定並びに毒薬又は濠1 薬の指定 の要否 について
( 資料 N Q l )
議題 2 医 薬 品アイリーア硝子体 内注射液4 0 m g / m L 及び同硝子体内注射用キット4 0
m g / m L の 製造販売承認事項 一部変更承認 の可否及 び再審査期 間の指 定 につ
いて
( 資料 N Q 2 )
議題 3 医 薬 品リオナ錠2 5 0 m g の生 物 由来製 品及び特定生物 由来製 品の指定の要
否、製造販売承認の可否、再審査期間の指定並 びに毒薬又は劇薬の指 定の要
否 について
( 資料 N Q 3 )
議題 4 医 薬 品注射用オノアクト5 0 の製造販売承認事項 一 部変更承認 の可否及 び再
審査期間の指定について
( 資料 M 4 )
議題 5 プ
3.報
ロプラノロー ル塩酸塩を希少疾病用医薬 品として指定することの可否について
( 資料 N Q 5 )
告事項
議題 1
医 薬品パキシル錠5 mg、同錠 10 mg、同錠 20 mgの 製造販売承認事項一部
変更承認について
(資料NQ6)
議題 2 医 薬品アナフラニール錠 10 mg及び同錠25 mgの 製造販売承認事項 一部変
更承認について
(資料阻7)
4.そ
の他
議題 1
5.閉
医 療上の必要性の高い未承認薬・
適応外薬検討会議において公知 申請を行う
ことが適 当と判断された適応外薬の事前評価について
(資料M8)
会
平成25年 10月 28日 医薬品第 一部会審議品 目・
報告品 目一覧
審議 ・
報告
協和発酵キリン
欄
備考
他 の抗てんかん薬で十 分な効
果 が認められないてんかん患
者 の部分発作 (二次性全般 化
発作を含む)に対する抗てん
かん薬との併用療法を効能 。
用量を
効果 とし、小児の用法 ・
再審査
期間
毒・
劇薬
4年
原体 : 非該 当
製剤 : 非該当
アフリベ ルセ 網膜中心静脈閉塞症に伴う黄
プト(遺伝子 斑浮腫の効能 ・
効果を追加と
組換 え)
する新効能 。
新用量医薬品
残余
(平成
32年9
月27日
まで)
原体 :劇薬
(指定済み)
製剤 :劇薬
(指定済み)
慢性 腎臓病患者 における高リ
クエン酸第二
ン血症の改善を効能 ・
効果と
鉄水和物
8年
トピラマー ト
追加するとともに、細粒 の製剤
を追加 とする、新用量 ・
剤型追
加 に係る医薬品
当 当
認
効能 ・
効果等
該該
承
成分名
体剤
原製
製 販
一 変
一 変
一 変
承 認
変変
日本たばこ産
業lkl
一
承認 ・
変別
一
一
リオナ錠250mg
販販
審議
製製
審議
アイリー ア硝子 体 内注射液40
バイエル薬品
mg/mL
同 硝 子体内注射用キット4 0 腕
mg/mL
輸
製造 ・
入・
製販
,J
販販販販
ピナ錠25 mg
(1)ト
(2)同 錠 50 mg
(3)同 錠 100 mg
(4)同 細 粒 10%
会社名
製製製製
審議
販売名
(会社名)
する新有効成分含有 医薬品
アナフラニ ー ル 錠 1 0 m g
同
錠 25 mg
7/v7V>t
7r-<@
変変 変
報告
販販
製製
一
一
スミス
グラクソ・
クライン閉
変
変変
パキシル 錠5 mg
同 錠 10 mg
同 Ft‐20 mg
一
一
一
一
報告
販販販
小野薬品工業
製 販
m
製製 製
審議
注射 用 オノアクト5 0
ランジオロー
ル塩酸塩
心機能低 下例 における心房細
動 、心房粗動の頻脈性 不整脈
の効能 ・
効果を追加 とする新〃
新用量医薬品
能。
4年
原体 : 劇薬
( 指定済み)
製剤 : 劇薬
( 指定済み)
パ ロキセチン 外傷後ストレス障害 の効能 。
効
塩 酸塩 水 和 果を追加 とする新 効能 ・
新用
物
量医薬品
原体 :毒薬
(指定済み)
製剤 :劇薬
(指定済み)
事前
ンコレプシー に伴う情動脱 【
ナノ
クロミプラミン
評価済
力発作 の効能 ・
効果を追加と
塩酸塩
公知申
する新効能 。
新用量医薬品
原体 :劇薬
(指定済み)
製剤 :チ
F該当
請】
の 概 要
申 請 品
者
請
販
協和発酵 キ リン株式会社
成 分 。分 量
冗
士
申
名
トピナ錠 2 5 m g 、同錠 5 0 m g 、
同細 粒 1 0 %
同錠 1 0 0 m g 、
新規/二 変
一 変 (細粒 以外)
新規 (細粒 )
部会 :審 議 、分科会 :文 書報告
(錠剤)1錠 中に トピラマー ト25、50又 は 100 mgを含有す る錠剤
(細粒剤)lg中 に トピラマー ト100 mgを含有す る細粒剤
(変更無 し)
効 能 ・効 果
他 の 抗 てんかん 薬 で 十 分 な効果 が認 め られ な い て んか ん患 者 の 部 分発 作
(二次性 全般化発作 を含 む)に 対す る抗てんかん薬 との併用療 法
(下線部今回追加 )
成人 :通 常、成人 には トピラマー トとして 1回 量 50 mgを 1日 1回 又は 1
日 2回 の経 口投与 で開始 す る。以後、1週 間以 上の 間隔 をあけて漸 増 し、維
持 量 として 1日 量 200∼400 mgを 2回 に分害J経口投 与す る。
なお、症状 によ り適宜増減す るが、 1日 最高投与量 は 600 mgま で とす る。
用 法
・用 量
投与 で開始 し、2週 間以 上 の 間隔 をあけて 1日 量 2 mg/kgに増 量す る。以後、
2週 間以上の間隔 をあけて 1日 量 として 2 mg/kg以 下ず つ漸増 し、維持量 と
して 1 日 量 6 m 2 / k g を 経 口投 与 す るハ症 状 に よ り適 宜 増 減 す るが 、1 日 最 高
投与量は 9 mg/kg又は 600m2の いずれか少ない投与量まで とす るハなお
い ず れ も 1日 2回 に分害1して経 口投与す る こ と。
再 審 査 期 間
承
そ
認
の
条
件
4年 間 (新用量医薬品)
直 後調 査
本剤 は 、成人 のてんかん 患者 に係 る適応が平成 19年 7月 に承 認 された。
2歳 以上 の小児 の用法 ・用量 に係 る開発 が、医療 上 の必 要性 の 高 い未承認
他
薬 ・適応外薬検討会議 にて 医療 上 の必 要性 が 高 い と評 価 され 、開発要請 が
行 われた もの。
本薬 は、神経 系 にお ける複数 のメカ ニズム (※)で 神 経細胞 の興奮を抑
制す る と考 え られ てい る。
・
電位依存性 L tt Caチャネ ル抑制作
※ 電位依存性 Naチ ャネル抑制作用、
用、AMPA/カ イ ニ ン酸型 グル タ ミン酸受容体機能抑制作用、GAB鳳
概
要
受容体機能増強作用等
類薬 は、 レベ チ ラセ タ ム 、ガバペ ンチ ン、ラモ トリギ ン、ク ロバ ザ ム及
び ゾニサ ミ ド。
海外 では、米 国、欧 州 等 70の 国又 は地 域 で承 認 され て い る。
申請 品 目の 概 要
申
請
販
者
売
新規/一 変
名
①アイリーア硝子体内注射液 40
バイエル薬品株式会社
一変
mg/mL
② アイ リーア硝子体内注射用 キ
部会 :審議、分科会 :文書報告
ット40 mg/mL
にア フ リベルセプ ト(遺伝子組換え)11.12“L
① lバ イアル (0.278 mL)中
成 分 ・分 量
を含有する注射剤
・
② 1シ リンジ (0.165 mL)中にアフ リベルセプ ト (遺伝子組換え)6.6 mg
を含有する注射剤
(下線部今回追加)
効 能 ・効 果
齢黄斑変性
中心奮下脈絡膜新生血管を伴 うカロ
網膜中心静脈閉塞症 に伴 う黄斑浮腫
(下線部今回追加)
中心 富下脈絡膜新 生血 管 を伴 う加 齢黄 斑変性
アフ リベ ルセ プ ト (遺伝子組換 え)と して 、2 mg(0.05 mL)を
とに 1回 、連続 3回
用 法
用
量
lヵ 月 ご
(導入期)硝 子体 内投与す る。 そ の後 の維持期 におい
ては 、通常、2ヵ 月 ごとに 1回 、硝子体 内投与す る。 なお、症 状 に よ り投
与間隔 を適宜調節す る。
網膜 中心静脈 閉塞症 に伴 う黄斑浮腫
ア フ リベ ルセ プ ト (遺伝子組換 え)_と して 1回 あた り 2 mg(0.05 mL)を
硝子体 内投与す る。投与間隔 は、 lヵ 月以上 あけること。
再 審 査 期 間
中心富下脈絡膜新生血管を伴 う加齢黄斑変性に係 る再審査期間の残余 (平
成 32年 9月 27日 まで)(新 効能 。新用量医薬品)
承
認
直後調査
そ
の
条
件
他
網膜 中心 静脈 閉塞症 (CRVO)は
、網膜 の血 管 が血 栓 によ り閉塞す る疾
患である。閉塞部分で分泌 され る血管 内皮細胞 増殖 因子 (ヽ
電GF)の 作
用 によ り、血 管細胞間 の 間隙 が広 が り、血 液成分 が血 管外 に漏 出 して浮
腫 を発生 させ る。日の焦点で ある黄斑部 に浮腫 が及 ぶ ことに よ り視力低
概
要
下 の原 因 となる。
本剤 は Ⅶ GFと 結合 し、そ の作用 を阻害す ることで、浮腫 を軽減 し、
視力 を改善 させ る。
類薬 は、 ラニ ビズマブ (遺伝 子組換 え)。
海外 では 、米 国、チ リ及び コロ ン ビアの 3カ 国で承認 され てい る。 ま
た、本年 9月 4日 に欧州 にお い て も承認 され た。
申 請 品 目の 概 要
者
請
販
日本 た ば こ産業株 式会社
成 分 ・分 量
効 能
。効 果
士
冗
申
新規/一 変
名
リオナ錠 250mg
新規
部会 :審 議、分科会 :報 告
1錠 中 にクエ ン酸第 二鉄水和物 304.6mg(無水物 として 250mg)を 含 有す る
錠剤
慢′
l■
腎臓病患者 における高 リン血症 の改善
通常、成 人 には 、 クエ ン酸第 二鉄 として 1回 500mgを 開始用量 とし、1日
用 法
・用 量
3回 食 直後 に経 口投与す る。以後、症状 、 血 清 リン濃度 の程度 に よ り適宜
増減す るが 、最 高用量 は 1日 6,000mgと す る。
再 審 査 期 間
承
認
そ
の
条
件
他
8年 間 (新有効成分含 有医薬品)
直後 調 査
なし
泄 が高
1曼
性 腎臓病 患者 で は、腎機能 の低 下に よつて 、尿 中へ の リンのツト
度 に低下す る と、高 リン血症 を呈す るよ うにな る。本薬 は、消化管内に
お いて食 事 由来 の リン酸 と本薬 に含 まれ る鉄 が結合す ることで 、リンの
概
要
吸収 を抑制す る リン吸着剤 である。
ー
類薬 は炭酸 ラ ンタン水和物、セベ ラマ 塩酸塩 、沈降炭酸カル シ ウム等。
本薬 は類薬 と比較 して 、カル シ ウム を含有 しな い た め、高カル シ ウム血
症 の懸念 が な く、また、類薬 で報告 され てい る便 秘 や腸管穿孔 等 の重篤
な 胃腸 障害 の発現 リス クが低 い な ど安全性 上 の懸念 が少 な い とい う特
徴 が ある。
現在 、海 外 では未承認。
申請 品 目の 概 要
申
請
者
小野薬品 工業株 式 会社
成 分 ・分 量
販
売
新規 /一 変
名
注射 用 オ ノア ク ト50
一変
部会 :審議、分科会 :文 書報告
1バ イアル 中、 ラ ンジオ ロ‐ル 塩酸塩 を 50五 g含 有す る注射 剤
(下線部今回追加 )
1.手 術 時 の 下記 の頻脈性不 整脈 に対す る緊急 処 置 :
心 房細動、 心房粗動 、洞性頻脈
効 能
効 果
2.手 術後 の循環動態監視下 にお ける下記 の頻脈性 不整脈 に対す る緊急 処
置 :
心房細動 、 心房粗動、洞性頻脈
3.心 機 能低 下例 にお ける下記 の頻脈性不整脈 :
心 房細動、 心房粗動
(下線部今 回追加)
1.手 術 時 の 下記 の頻脈性不整脈 に対す る緊急処置 :
心房細動 、 心房粗動、洞性頻脈
ラ ンジオ ロール 塩酸塩 として、1分 間 0.125mg/kg/minの 速度 で 静脈 内持
続投与 した後、0.04mg/kg/minの速度で静脈 内持続 投与す る。投 与 中は 心
拍数 、血圧 を測定 し 0.01∼0.04mg/kg/minの用量 で適宜調節す る。
2.手 術後 の循環動態監視下 にお ける下記 の頻脈性不整脈 に対す る緊急処置 :
心 房細動 、 心房粗動、洞性頻脈
ラ ンジオ ロール 塩酸塩 として 、1分 間 0.06mg/kg/minの 速度 で静脈 内持続
用 法
・用 量
投与 した後、0.02mg/kg/minの 速度 で静脈 内持続 投与 を開始す る。 5∼ 10
分 を 目安 に 目標 とす る 徐 拍 作 用 が 得 られ な い 場 合 は 、 1分
間
0.125mg/kg/minの 速度で静脈 内持続投与 した後 、 0.04mg/kg/minの 速度
で 静 脈 内 持 続 投 与 す る 。 投 与 中 は 心 拍 数 、 血 圧 を 測 定 し 0.01∼
0.04mg/kg/minの 用量で適 宜調節す る。
3.心 機 能低 下例 にお ける下記 の頻脈性不整脈 :
心 房細動、 心房 粗動
ラ ンジオ ロー ル 塩酸塩 として、lμF/kノminの 速度 で 静脈 内持続投与 を開
始す る_投 呈主生上量数=血 圧を測定 し 1∼10μ「/kg/minの 用量で適宜調
節す る。
再 審 査 期 間
4年 間 (新効能 。新用量医薬 品)
承
認
直後調 査
そ
の
概
件
条
他
要
重篤 な心不全等 で心機能 が 低 下 して い る場合 に発 生す る頻 脈性 の不整
脈 を改 善す るため、本薬 は、心臓 の 交感神経系 (βl受容体)を 抑制 し、
心拍数 を低下 させ る。
類薬 は、 エ ラプ ロ ノール 塩 酸塩 tエ スモ ロール 塩 酸塩。
海外 では 、既承認 の効能 ・効果 も含 め、本剤 の承認 はない。
希 少 疾 病 用 医 薬 品 の 概 要
称
名
申
マル ホ株式会社
者
請
プロプラ ノ ロー ル塩酸塩
予定される効能 ・効果
乳児血 管腫
○希少疾病用医薬品の指定条件
1.我 が国 における対象患者数が 5万 人未満であること。
2.医 療上、特 に必要性が高 いこと。
3.開 発の可能性が高 いこと。
発生機序はまだ よ く解 明 され て いないが、生後 1 ∼ 4 週 に出現 し、 1 年 以
疾 病 の 概 要
内に急速 に増殖 す る良性血 管腫瘍 。発 生部位 は、 顔頚部 6 0 % 、
体幹 2
5 % 、 四肢 1 5 % 。
患
者
数
推定 8,300∼17,700人 (5万 人未満 を満 たす)
・ 病変の状態 (部位、大 きさ、潰瘍化等)に よっては生命 や運 動機能 を
脅かす可能性 が あるほか、顔面や手 足な どに生 じる巨大病 変 は退 縮後
も永続的な外貌 障害 を引き起 こすため、患児及び家族の心理社会 的苦
痛 は甚大 であ る と報告 され て いる。
医 療 上 の必 要 性
・ 現在 、本邦 において、手し
児 血 管腫 を適応疾患 と して有す る医薬 品は無
い。手L児血管腫 に対す る治療法 は、副 腎皮質 ス テ ロイ ド等 の 薬物療法
や レー ザ ー 療 法等が あるものの、安全性 の 問題や エ ビデ シスの不 足等 、
それ ぞれ に課題 が 残 され て い る。
以上 よ り、医療 上 の 必要性 は高 いと考 え られ る。
【
海外の状況】
・ 第 Ⅱ/ Ⅲ 相試験 において、本剤の有効性 と安全性が確認 され、当該試
開 発 の可能 性
験 をもつて欧米では承認申請がなされた。
【
国内の状況】
・乳児血管腫患児 を対象 とした第Ⅲ相オー プン試験を実施する予定。
以上よ り、開発の可能性は高 いと考えられ る。
申請 品 目の 概 要
申
請
グラクソ ・ス ミスクライ ン
株式会社
売
・効 果
新規/一 変
名
一変
パ キ シル 錠 5 m g 、 同錠 1 0 m g 、
同 錠 20 mg
成 分 ・分 量
効 能
販
者
部会 :報 告、分科会 :一
1錠 中 にパ ロキセチン塩酸塩水和物 5.69、H.38又 は 22.76 mg(パロキセチ
ン として 5、10又は 20 mg)を 含有す る錠剤
(下線 部今 回追カロ
)
。
うつ 病 うつ 状態 、パニ ック障 害、強迫性 障害 、社会不安障害、外 傷後 ス
トレス 障害
(今回追 加 分 のみ記載)
外傷 後 ス トレス障害
用 法
通 常 、成 人 には 1日 1回 夕食後、 パ ロキセ チ ン として 20 mgを 経 口投
・用 量
与す る。投与は 1回 10∼20 mgよ り開始 し、原則 として 1週 ごとに 10
mg/日ずつ増量す る。なお、症状により 1日 40 mgを超えない範囲で適
宜増減す る。
再 審 査 期 間
な し ( 公知 申請 )
承
認
な し
そ
の
条
件
公 知 申請
他
本 薬 は 、選 択 的 セ ロ トニ ン再 取 り込 み 阻 害 薬 (Selective Serotonin
Reuptake lnhibitOr:SSRI)で
ある。
概
要
PTSDに 適応 を有す る類薬 はな い。
海 外 では 60ヶ 国以上で承認 され てい る。
申請 品 目の 概 要
<「 医療 上の 必要性の高 い未承認薬 ・適応外薬検討会議」 を経 て公知 申請 され た ものの二 変承認の報告 >
日 本 品 目は、医療上 の必 要性 の 高 い未承認薬 ・適応外薬 検討会議 において、公知 申請 へ の該 当性 の報告書
が と りま とめ られ 、医薬 品部会 において 、事前評価 が 終 了 した もの である。
・そ の 事前評価 を踏 まえて、申請者 よ リー 変 申請 がな され 、PMDAにおいて 添付文書 の整備等の審査 を行 い 、
承認 して差 し支 えない と判断 した。
請
者
アル フレッサ フ ァーマ
株式会社
販
士
冗
申
25 mg
成 分 ・分 量
新規/一 変
名
一変
アナフラニーノ
同錠
イ錠 1 0 m g 、
部会 : 報告、分科会 : 一
1錠 中にク ロ ミプ ラ ミン塩 酸塩 lo又 は 25 mgを 含有す る錠斉1
(下線 部今 回追加 )
効 能
。効 果
精神科領域 にお ける うつ 病 。うつ 状態
遺尿症
ナル 三レプシー に伴 う情動脱力発作
(今回追加 分 の み記載。 なお、既 存 の用 法 ・用 量 の表記 を錠数 での表記 か
用 法
・用 量
ら mg数 での標記 に変更。)
。ナル コ レプシー に伴 う情動脱力発作 の場合
通常、成人 には ク ロ ミプラ ミン塩 酸塩 として 1日 10∼75 mgを 1∼3回 に分
割経 口投与す る。
再 審 査 期 間
な し (公知 申請 )
承
な し
そ
認
条
の
件
他
一
薬事 口食品衛 生審議会医薬品第 部会 における事前評価について
医療上の必要性の高 い未承認薬 ・適応外薬検討会議の報告書 に基 づ き、下記医薬品について
の事前評価 を行 う予定。
記
ア レデ ィア点滴 静 注 用 1 5 m g 、同点滴静 注 用 3 0 m g
( 一般 名 : パ ミ ドロ ン酸 ニ ナ トリウム水 和物 )
予定 され る適応 : 骨 形成不全症 の効 能 口効 果 及 び用法 ・用量 の追加
※ 予 定 され る適応 は、公知 申請 が可 能 と判 断 され た もので ある。
(報道発表用)
1
販 売名
パ キシル錠 20mg、 パ キシル錠 10mg、 パ キシル錠 51ng
つ4
一
般名
パ ロキセ チ ン塩酸塩水和物
3
申請者名
グラクソ ・ス ミス クライ ン株式会社
パ キシル錠 20mgil錠
4
成分 ・含量
中パ ロキセ チ ン塩酸塩水 和物 22.761ng(パロキセチ
ン として 20mg)を 含有す る。
パ キシル錠 10mg:1錠 中パ ロキセチン塩酸塩水和物 H.38mg(パ ロキセチ
ン として 10mg)を 含有す る。
パ キシル錠 51ng:1錠 中パ ロキセチン塩酸塩水和物 5.69興
g(パ ロキセチ
ン として 51ng)を 含有す る。
うつ病 ・うつ状態
通常、成人 には 1日 1回 夕食後、パ ロキセ チ ン として 20∼40mgを 経 口投
与す る。投与は 1回 10∼20mgよ り開始 し、原則 として 1週 ごとに 101ng/
日ずつ増量す る。なお、症状により 1日 401ngを 超 えない範囲で適宜増減
す る。
パニ ック障害
通常、成人には 1日 1回 夕食後、パ ロキセチンとして 301■
gを 経 口投与す
る。投与は 1回 101ngよ り開始 し、原則 として 1週 ごとに 10mg/日ずつ増
量する。なお、症状により 1日 30mgを 超 えない範囲で適宜増減する。
強迫性障害
5
用法 ・用量
通常、成人 には 1日 1回 夕食後、パ ロキセチン として 40mgを 経 口投与す
る。投与は 1回 20mgよ り開始 し、原則 として 1週 ごとに 101■
lg/日
ずつ増
量する。なお、症状により 1日 50mgを 超 えない範囲で適宜増減す る。
社会不安障害
通常、成人 には 1日 1回 夕食後、パ ロキセチ ン として 201ngを 経 口投与す
る。投与は 1回 101ngよ り開始 し、原則 として 1週 ごとに 101ng/日
ずつ増
量す る。なお、症状により 1日 40mgを 超 えない範囲で適宜増減する。
外傷後ス トレス障害
通 常、成人 には 1日 1回 夕食後、パ ロキセチンとして 20mgを 経 口投与す
る。投多 は 1回 10∼20mRよ り開始 し、原則 として 1週 ごとに 10mノ 日ず
つ増量す る。なお、症状によ り1日 40m2を 超えない範囲で適宜増減する。
(下線部 は今回追加)
うつ病 ・うつ状態、パニ ック障害、強迫性障害 、社会不安障害、外傷後ス
6
効能 。効果
トレス障害
(下線部は今回追加)
添付文書 (案)を 別紙 として添付。
7
備考
本剤は、選択的セ ロ トニ ン再取 り込み阻害剤であ り、今回外傷後 ス トレス
障害に関す る効能追加 について 申請 した。
下線部 :添 付文書 第 23版 (2013年 6月 改訂)か らの変更箇所
日本標準商品分類番号
871179
選択的セ ロ トニ ン再取 り込み阻害剤
パキシリ
ド錠 5mg
パ キシル③錠 10mg
パ キシル①錠 20mg
規制区分 :
劇薬 、
処方せん医薬 品
(注意 ―医師等の処方せん
によ り使 用す ること)
Paxil°Tablets
パロキセチン塩酸塩水和物錠
5mg
承認番号
貯 法 :室温保存
使用期 限 :包 装に表示
】 (次の患者には投与 しないこと)
1 本 剤 の成分に対 し過敏症の既往歴のある患者
2 MAO阻
害斉」
を投与中あるいは投与 中止後 2週 間以内の患者
(「相互作用」及び 「
重大な副作用」の項参照)
3 ピ モジ ドを投与 中の患者 (「相互作用」の項参照)
【
組成 ・性状】
売
ヾキ シノ
し
碇 5mp
抑
m
販
名
1錠 中のパ ロキセ
チン塩 酸塩 水和物
(パロキセチンと
して)含 量
添 カ ロ物
ヾキシル錠 10n10
くキ シル 錠 211m。
H38mg
(101ng)
22 76mg
(201ng)
デ ンプング リコール 酸ナ トリウム、ステァ リン酸 マ グ
ネシ ウム、リ ン酸水素 カル シ ウム水和物、 ヒプ ロメ ロ
ー ス 、マ クロ ゴール 400、ポ リソ濠ベ ー
ト80、酸 化チ
タン、三二酸化鉄
2.性 状
は帯紅 白色円形 のフ ィル ムコーテ ィング錠で識別 コー ド及び
本斉」
形状は下記 の とお りである
販売名
SW
G
パ キ シル 錠
識男リ
コー ド
5mg*
表
イ
百 径ヽ
裏
④ 〇
56m■
パキシル錠
101ng
GS
FCl
○ ⑩
661111n
2
S E
C F
ヾキシル錠
201ng
2010年
販売開始
20104■9月
国 際誕 生
警
忌
薬価収載
20mg
21200AMY00200 1 21200AMY00201
2000年 11月
2000年 H月
9月
効能追加
海外 で実施 した 7∼ 18歳 の大 うつ病性障害患者を対象 としたプ
ラセボ対照試験にお いて有効性が確認できなかった との報告、
また、 自殺に関す る リス クが増加す るとの報告 もあるので、本
剤 を 18歳 未満の大 うつ病性障害患者 に投与す る際には適応 を
慎重 に検討す るこ と。 (「効能 ・効果 に関連す る使用上 の注
重投与 」、 「
意」、 「
1真
重要な基本的注意」及び 「
小児等へ の
投与」 の項参照)
禁
【
10mg
22200ANEX00408
③〇
81111111
側面
( 厚さ)
〇
質量
901ng
1990年
12月
2 社 会不安障害及び外傷後ス トレス障害 の診断面 i bSMf三
の適切な診断基準に基づ き慎重に実施 し、基準 を満たす場
合 にのみ投与す ること。
ホ
DSM:Ameriёan Psychiadc AssodaiOn(米
国精神医学会)
の Dhttosic and釣
五sicJ Manud of Mental Disorders(精
神
疾患 の診 断 ・統計 マニ ュアル
用法 ・用量】
【
うつ病 ・うつ状態
通常、成人には 1日 1回 夕食後、パ ロキセチンとして 20∼40mgを
経 口投与する。投与は 1回 10∼20mgよ り開始 し、原則 として 1週
ごとに 101ng/日
ずつ増量す る。なお、症状 により 1日 40mgを 超え
ない範囲で適宜増減す る。
パニ ック障害
通常、成人には 1日 1回 夕食後、パ ロキセチ ン として 30mgを 経 ロ
投与す る。投与は 1回 10mgよ り開始 し、原則 として 1週 ごとに
10mg/日ずつ増量す る。なお、症状により 1日 30mgを 超 えない範
囲で適宜増減す る。
強迫性障害
通常、成人には 1日 1回 夕食後、パ ロキセチン として 40mgを 経 口
投与す る。投与は 1回 20mgよ り開始 し、原則 として 1週 ごとに
10mg/日ずつ増量す る。なお、症状によ り 1日 50mgを 超 えない範
囲で適宣増減する。
社会不安障害
通常、成人には 1日 1回 夕食後、パ ロキセチ ンとして 20mgを 経 口
投与す る。投与は 1回 10mgよ り開始 し、原則 として 1週 ごとに
10mg/日ずつ増量す る。なお、症状によ り 1日 40mgを 超 えない範
囲で適宜増減する。
外傷後ス トレス障害
通常、成人には 1日 1回 夕食後、パ ロキセチン として 20mgを 経 ロ
投与す る。投与は 1回 10∼20mgよ り開始 し、原則 として 1週 Jと
に 10mノ日ずつ増量す る。なお、症状によ り 1日 40mgを 超 えない
範囲で適宣増減する。
2 41nm
〇
178mg
36mm
〇
35■電
4 81mm
ホ
原則として、5mg錠は減量又は中止時のみに使用すること。
【
効能 ・効果】
うつ病 ・うつ状態 、 パニ ック障害、強迫性 障害、社会不安 障害 、
外傷後 ス トレス障害
【
使用上の注意】
1.慎 重投与 (次の患者 には慎重に投与す ること)
(1)躁 うつ病患者 [躁転、自殺企図があ らわれることがある。]
のある患者、 自殺念慮 のある患者
0)自 殺念慮又は自殺企図の31E往
E自殺念慮、 自殺企図があらわれ ることがある。]
(3)脳 の器質的障害又は統合失調症 の素因のある患者 [精神症状を
増悪 させ ることがある。]
(4)衝 動性が高い併存障害を有する患者 [精神症状を増悪 させ るこ
とがある。]
“ σ 6 θ
(5)て んかんの既往歴のある患者 [てんかん発作があらわれること
がある。コ
緑内障のある患者 [散瞳 があ らわれ ることがある。コ
抗精神病剤を投与 中の患者 [悪性症候群 があらわれ るおそれが
目互作用」 の項参照)
ある。](「 本
高齢者 (「高齢者 への投与」 の項参照)
出血の危険性 を高める薬剤 を併用 している患者、出血傾 向又は
出血性 素因のある患者 E皮膚及び粘膜出血 (胃腸出血等)が 報
告 されている。](「 相互作用」の項参照)
重要な基本的注意
眠気、めまい等 があ らわれ ることがあるので、 自動車 の運転等
危険を伴 う機械 を操作す る際には十分注意 させ ること。 これ ら
の症状 は治療開始早期に多 くみ られてい る。
うつ症状を皇す る患者は希死念慮 があ り、 自殺企図のおそれが
あるので、このよ うな患者 は投与開始早期な らびに投与量を変
更する際には患者 の状態及 び病態の変化 を注意深 く観察す るこ
と。
なお、う つ病 ・うつ状態 以外で本剤 の適応 となる精神疾患にお
い ても自殺企図 のおそれがあ り、 さらに うつ病 ・うつ状態 を伴
う場合 もあるので、 この ような患者 にも注意深 く観 察 しながら
投与す ること。
不安、焦燥、興奮、パニ ツク発作、不眠、易刺激性 、敵意、攻
撃性、衝動性 、 アカシジア/精神運動不穏 、軽躁 、躁病等 があ
らわれ ることが報告 され ている。また、因果関係 は明 らかでは
ないが、これ らの症状 ・行動を来 した症例にお いて、基礎疾患
の悪化又は 自殺念慮、自殺企図、他害行為 が報告 されている。
患者 の状態及 び病態の変化 を注意深 く観察す るとともに、 これ
らの症 状 の増悪 が観 察 された場合 には、服薬量 を増量せず、
徐 々に減量 し、中止す るな ど適切な処置 を行 うこと。
若年成人 (特に大 うつ病性障害患者)に おいて、本剤投与中に
自殺行動 (自殺既遂、 自殺企図)の リスクが高 くなる可能性 が
報告 されてい るため、 これ らの患者 に投与す る場合 には注意深
く観察す ること。 (「そ の他 の注意」 の項参照)
自殺 目的での過量服用を防 ぐため、自殺傾 向が認 め られ る患者
の処方 日数 を最小限に とどめるこ
に処方する場合 には、l EnI分
と。
家族等 に 自殺念慮や 自殺企図、興奮、攻撃性、易刺激性等 の行
動 の変化及び基礎疾患悪化 があらわれ る リス ク等について十分
説明を行 い、医師 と緊密 に連絡を取 り合 うよ う指導す ること。
大 うつ病 エ ピソー ドは、双極性障害の初発症状 である可能性が
あ り、抗 うつ剤単独 で治療 した場合、躁転や病相 の不安定化を
一
招 くことが 般的に知 られてい る。従 つて、双極性障害 を適切
9 0
に鑑別す ること。
投与中止 (特に突然 の中止)又 は減量によ り、めまい、知覚障
害 (錯感覚、電気 シ ョック様感覚、耳鳴等)、 睡眠障害 (悪夢
を含む)、 不安、焦燥、興奮、意識障害、嘔気、振戦、錯乱、
発汗、頭痛、下痢等 があ らわれ ることがある。症状 の多 くは投
与中止後数 日以内にあ らわれ、軽症 か ら中等症であ り、2週 間
程で軽快す るが、患者 によつては重症であった り、また、回復
までに 2、3ヵ 月以上かかる場合 もある。 これまでに得 られた
情報 か らは これ らの症状は薬物依存 によるものではない と考え
られて いる。
本剤 の減量又は投与中止に際 しては、以下の点に注意す ること。
突然の投与中止 を避 けるこ と。投与を中止す る際は、患者 の状
態 を見ながら数週間又は数 力月かけて徐 々に減量す ること。
減量又は中止す る際には 5mg錠 の使用 も考慮す ること。
減量又 は投与中止後に耐 えられない症状 が発現 した場合には、
減量又は中止前の用量にて投与を再開 し、 より緩やかに減量す
ることを検討す ること。
患者 の判断で本 剤 の服用 を中止す ることのない よう十分な服薬
指導をす ること。 また、飲み忘れによ り上記 のめまい、知覚障
害等 の症状が発 現す ることがあるため、患者 に必ず指示 された
とお りに服用す るよ う指導す ること。
原則 として、5mg錠 は減量又は中止時のみに使用す ること。
本剤 を投与 された婦人が出産 した新 生児では先天異常の リスク
が増加す るとの報告 があるので、妊婦又 は妊娠 している可能性
のある婦人では、治療上 の有益性 が危険性 を上回ると判断 され
る場合以外には投与 しないこと。 (「妊婦、産婦、授手L婦等ヘ
の投与」の項参照)
3.相 互作用
本剤は、主として肝代謝酵素 CYP2D6で 代謝 される。また、
CYP2D6の 阻害作用をもつ。
忌
( 伊用 しな し
MAO阻 審剤
セ レ ギ リン塩 酸
塩
エ フピー
ピモ ジ ド
オー ラ ップ
と
臨 医 扉 績 ・緒 詈 方 法
薬剤名等
危険因子
機序 ・
セ ロ トニン症候群があ ら 脳内セ ロ トニ ン濃 度
が高まると考 えられ
われ ることがある。
ている。
NIAO阻 害斉Jを投与 中あ
るいは投与 中止 後 2週 間
以内 の患 者 には投与 しな
い こと。
また、本剤の投与 中止後
2週 間以内に MAO阻 害
剤 の投与 を開始 しない こ
と。 (「重 大な副作用J
の項参 照)
ピモジド (21ng)と本
QT延 長 、心室性不整脈
剤 との併用に より、
含
(torsades de polntesを
ピモ ジ ドの血 中濃度
む)等 の重篤な心臓血管
が上昇 した ことが報
系 の副作用があ らわれ る
告 されて いる。本剤
おそれ があ る。
が肝臓の薬物代謝酵
素 CYP2D6を 阻害す
ることによる と考 え
ιる。
らオ
η 併 用注意 (併用 に注意す る こ と
薬剤名等
鷹 廣 締 状 ・織 詈 方 法
セ ロ トニ ン症侯 群等 のセ
ロ トニ ン作用に よる症状
が あ らわ れ る こ とが あ
る。
これ らの薬物 を併用す る
際には観 察を十分 に行 う
こ と。 ( 「重 大 な 副 作
用」の項参照)
相 互 にセ ロ トニ ン 作
用 が増 強 す るお そ れ
がある。
リスペ リドン
これ らの抗精神病剤 との
併用 に よ り悪性症候群 が
あ らわ れ るお それ が あ
る。 (「
重大な副作用」の
項参照)
これ らの薬剤 の 作用が増
強 され 、過鎮静 、錐体外
路症状等 の発現 が報告 さ
れてい る。
三環系抗 うつ剤
ア ミ トリプ チ リ
ン塩 酸塩
ノル トリプ チ リ
ン塩 酸塩
イ ミプ ラ ミン塩
酸塩
これ ら薬剤 の 作用が増強
され るおそれが ある。イ
ミプ ラ ミン と本剤の薬物
相互作用試験 において、
併用投与 に よ り鎮静及び
抗 コ リン作用 の症 状 が報
告 され てい る。
抗不整脈剤
プ ロパ フ ェ ノ ン
塩酸塩
フ レカ イ ニ ド酢
酸塩
これ ら薬剤の作用がま
されるおそれがある。
本 剤 が肝 臓 の 薬 物 代
謝酵素 C Y P 2 D 6 を 阻
害 す る こ とに よ り、
患者 に よつ て は これ
ら薬 剤 の血 中濃 度 が
上 昇 す るお そ れ が あ
る。
本 剤 とベ ル フ ェナ ジ
ン との併 用 に よ り、
ベ ル フェ ナ ジ ン の血
中濃度が約 6倍 増加
した こ とが 報 告 され
ている。
本 剤 と リスペ リ ドン
との併 用 に よ り、 リ
ス ペ リ ドン 及 び 活 性
代 謝物 の血 中濃 度 が
約 14倍 増加 した こ と
が報告 されて いる。
本 剤 とイ ミプ ラ ミン
との併用 に よ り、 イ
ミプラミンの AUCが
約 17倍 増加 した こ と
が報告 されて い る。
セ ロ トニ ン作 用 を
有す る薬剤
炭酸 リチ ウム
選 択 的 セ ロ トニ
ン 再 取 り込 み 阻
害斉」
トリプ タ ン 系 薬
剤 ( スマ トリプ
タン等)
セ ロ トニ ン 前 駆
物 質 ( し トリプ
ヒ
トフ ァ ン 、 5 ‐
ドロ キ シ トリプ
トフ ァ ン 等 ) 含
有製 剤 又 は食 品
等
トラマ ドー ル
フェンタニル
リネ ゾ リ ド
セ イ ヨ ウ オ トギ
リソウ
(StJoLnis Wo二
セ ン ト ・ジ ョー ン
ズ ・ワ ー ト) 含 有
食品等
フェノチアジン系
抗精神病剤
ペルフェナジン
薬用名等
卜違断剤
チ モ ロー ル マ レ
イ ン酸塩
メ トプ ロ ロ ー ル
酒石酸塩
臨床症状 ・措置方法
メ トプ ロロー ル と本剤の
併用投与によ り、重度の
血圧低 下が報告 されてい
る。
ア トモキセ チ ン
併用に よ リア トモキセチ
ンの血 中濃度が上昇 した
との報告がある。
タモ キシフェン
タモキシフェンの作用が
減 弱 され るお それ が あ
る。
併用に よ り平L癌による死
亡 リス クが増加 した との
報告がある。
1=')>
本剤 の作用 が増強す るお
それが ある。
'//-T"//
本剤の作用が減弱するお
それがある。
ホ ス ア ンプ レナ ビ
ル と リ トナ ビル の
併用 時
本剤 の作用が減弱す るお
それがある。
ワル フ ァリン
ワルファリンの作用が増
強されるおそれがある。
ジ ゴ キシン
ジ ゴキシンの作用が減弱
され るおそれがある。
止 血 ・血 液凝 固 を
阻害する薬剤
非 ステ ロ イ ド性
抗 炎症 剤 、 ア ス
ピ リン、 ワル フ
ァ リン等
出血 症 状 の報 告 の
ある薬剤
フ ェ ノチ ア ジ ン
系 抗 精神病 剤 、
非 定型 抗 精 神病
剤 、三環 系抗 う
つ 剤等
アル コール
( 飲酒)
出血傾向が増強するおそ
れがある。
1∼ 10%未 満
全 身 症 状
倦 怠 `感ヽ
眠痛
傾一
銀
フェニ トイ ン
フ ェ ノバル ビター
ル
カル バマゼ ピン
ソファンピシン
本剤 が肝 臓 の 菓 物 代
謝酵素 CYP2D6を 阻
害 す る こ とに よ り、
メ トプ ロロー ル の⑥ ‐
体及びc)―体の T12が
それ ぞれ約 21及 び
25倍 、AUCが それ
ぞれ約 5及 び 8倍 増
カロした こ とが報 告 さ
れている。
本 剤 が肝臓 の 栗 物 代
謝酵素 C ■T 2 D 6 を 阻
害 す る こ とに よる と
考 え られ る。
本剤 が肝 臓 の 薬 物代
謝酵素 CYP2D6を 阻
害 す る こ とに よ り、
タモ キシ フ ェ ンの活
性 代謝 物 の 血 中濃度
が減 少 す るお それ が
ある^
これ らの栗 剤 の肝 薬
物 代謝 酵 素 阻 害 作 用
に よ り、本 剤 の血 中
濃 度 が 上 昇 す るお そ
れ が あ る。 シ メチ ジ
ン との併 用 に よ り、
本剤 の血 中濃 度 が約
5 0 % 増 カロした こ とが
報告 されてい る。
これ らの薬 剤 の肝 薬
物 代謝酵 素誘 導 作 用
に よ り、本 剤 の血 中
濃 度 が低 下す るお そ
れ が あ る。 フ ェ ノ バ
ル ビ ター ル との併 用
に よ り、本剤 の AUC
及 び Tl.が それ ぞれ
平均 25及 び 38%減 少
した こ とが報 告 され
てい る。
作 用機 序 は不 明で あ
るが 、 ホ ス ア ンプ レ
ナ ビル と リ トナ ビル
との併 用 時 に本剤 の
血 中濃度 が約 60%減
少 した こ とが報 告 さ
れ ている。
本斉」との相 互 作用 は
認 め られ て い な い
が 、 他 の 抗 うつ 剤 で
作 用 の 増 強 が報 告 さ
れている。
健 康 人 にお い て、本
斉1 に よる ジ ゴ キ シ ン
の血 中濃 度 の 低 下 が
認 め られてい る。
これ らの薬 斉」を併 用
す る こ とに よ り作 用
が増 強 され る こ とが
考え られ る。
4. 副 作用
うつ病 ・うつ状態患者、パニ ック障害患者、強迫性 障害患者及
び社会不安障害患者を対象 とした本邦での臨床試験において、
総症例 1424例 中 975例 (685%)に 臨床検査値異常を含む副
作用が報告 された。その主なものは、傾眠 336例 (236%)、
嘔気 268例 (188%)、 めまい 186例 (131%)、 頭痛 132例
(93%)、 便秘 l13例 (790/。
)で あつた (承認時)。
うつ病 ・うつ状態患者、パニ ック障害患者、強迫性 障害患者を
対象 とした使用成績調査及び特定使用成績調査において、5561
例中 1201例 (216%)に 臨床検査値異常を含む副作用が報告
された。その主なものは、1腫
気 413例 (74%)、 傾眠 303例
(54%)、 めまい 99例 (18%)、 便秘 83例 (15%)で あっ
た (再審査申請時 [うつ病 ・うつ状態、パニ ック障害])。
(1)重 大な副作用
1)セ ロ トニ ン症候群 (1%未満):不 安、焦燥、興奮、錯乱、
幻覚、反射売進、 ミオクロヌス、発汗、戦慄、頻脈、振戦等
があ らわれるおそれがある。セ ロ トニ ン作用薬 との併用時に
発現す る可能性が高 くなるため、特 に注意す ること (「相互
作用」の項参照)。 異常が認 め られた場合 には、投与を中止
し、水分補給等 の全身管理 とともに適切な処置を行 うこと。
2)悪 性症候 群 (1%未満):無 動絨黙、強度 の筋強剛、熙下困
難、頻脈、血圧 の変動、発汗等が発現 し、それに引き続 き発
熱がみ られる場合がある。抗精神病剤 との併用時にあ らわれ
ることが多いため、特 に注意す ること。異常が認められた場
び本lllの
合には、抗精神病All及
投与を中止 し、体冷却、水分
補給等 の全身管理 とともに適切な処置を行 うこと。本症発現
時には、 白血球 の増加や血清 CK(CPK)の
上昇がみ られ る
ことが多 く、また、 ミオ グロビン尿 を伴 う腎機能 の低下がみ
られることがある。
錯乱、幻覚、せん妄、痙摯 (1%未満):錯 乱、幻覚、せん
妄、痙攣があ らわれることがある。異常が認 められた場合に
は、減量又は投与を中止する等適切 な処置を行 うこと。
中毒 性 表 皮 壊 死 融 解 症 (Toxic Epidermal Necrolysb:
TEN)、 皮膚粘膜眼症候群 (StevensJohnson症 候群)、
多形紅斑 (頻度不明注D,つ
):中 毒性表皮壊死融解症 、皮膚
粘膜眼症候群、多形紅斑があらわれ ることがあるので、観察
を十分に行い、異常が認 められた場合 には投与を中止 し、適
切な処置 を行 うこと。
抗利尿ホルモ ン不適合分泌症候群 (SiADH)(頻 度不明注]ヽ
め):主 に高齢者において、低ナ トリウム血症
、痙攣等があ
らわれ ることが報告 されている。異常が認 められた場合には、
投与を中止 し、水分摂取 の制限等適切 な処置を行 うこと。
重篤な肝機能障害 (頻度不明注'∋):肝 不全、肝壊死、肝
炎、黄疸等があ らわれ ることがある。必要に応 じて肝機能検
査を行 い、異常が認 められた場合 には、投与を中止する等適
切な処置を行 うこと。
横紋筋融解症 (頻度不明注う :横 紋筋融解症があらわれ る
ことがあるので、観察を十分に行 い 、筋肉痛、脱力感 、CK
(CPK)上 昇、血中及び尿中 ミオ グ ロビン上昇等があ らわれ
た場合には、投与を中止 し、適切 な処置を行 うこと。また、
横紋筋融解症 による急性 腎不全 の発症に注意すること。
汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少 (1%未
満):汎 血球減少、無顆粒球症、自血球減少、血小板減少が
あらわれ ることがあるので、血液検査等の観察を十分に行い
異常が認 められた場合には投与を中止 し、適切な処置を行 う
こと。
めまい
不眠
精神神経系
本剤服用中は、飲酒 を避
けることが望 ま しい。
本剤 との相 互 作 用 は
認 め られ て い な い
が 、他 の 抗 うつ 剤 で
作 用 の増 強 が 報 告 さ
れている。
消 化
器
衛 環
番
嘔気、便秘、食
欲不振、腹痛、
日渇 、嘔吐、下
痢
1%未 満
歴 憲 本 田 =0
ほ て り、 無 力 症 、 疲 労
振戦、神経過敏 、知覚 レス トレス レ ッ
減退、感情鈍麻、躁病 グス症侯群 注4 )
反応、錐体外路障害、
緊張克進、あ くび、ア
カシジアtか、激越、離
人症、失神、異常な夢
(悪夢 を含む)
消化 不 良
心悸克進、一 過性 の
血圧上昇又は低 下、
起立性低血圧 頻 脈
過 敏
血
発疹、癌痒、華 麻
疹、血 管浮腫、紅斑
性発疹 、光線過敏症
症
白血球増多、ヘモグロ
ビン減少、ヘマ トクリ
ット値増加又は減少、
異常出血 (皮下溢血、
紫斑、胃腸出血等)、
来而技減ノ
)
液
麟
腎
臓
肝機能検査値異
常 0こ T(GPT)、
AST(GOT)、 ■
GTP、 LDH、 Al―
P、総 ビ リル ビン
の上 昇、 ウ ロビ
リノー ゲ ン陽性
等)
肝
性機能異常 (射
精遅延、勃起障
害等)・ "、発汗
そ の
層 蔵 末 田 ED
1%未 満
1∼ 10°
/0未肩
他
尿沈査 ( 赤血球、 自
血球) 、 B l l N 上昇 、
尿蛋白
ー
総 コ レステ ロ ル上
昇 、排尿 困難、体重増
加 、尿 閉、血清カ リウ
ム上昇 、総蛋 自減少、
霧視 、尿失禁、視力異
常、手L汁漏 出、末梢性
浮腫、散瞳
E」
急性緑内障
高プ ロラクチ
ン血症 注。
・
は、承認 時までの臨床詞1験並びに うつ病 うつ状態患者、パニ ック
障害患者、強迫性障害患者 を対象 とした使用成績調査及 び特定使用成績調査
の結果 をあわせ て算 出 した。
注 1)自 発報告 又 は海 外 のみで認 め られ てい る副作用につ いては頻度不明
とした。
欠
り響
言
禁
言
麟鶉 雉 鵬 判 螺『
鱗∫
磐
ξ
葎
6例
い
て%例
の
お
中
で
床
習
し
た
臨
議に
本
邦
異
』
護
藝
詈
堪
[選
ξ
注
3璽省
(63%)に射精遅延等の性機能異常が認められた。
5.高 齢者 への投与
高齢者 では血 中濃度 が上昇す るおそれ があるため、十分に注意
しなが ら投与す る こと。 また、高齢者 において抗利尿 ホルモン
不適合分泌症候群 (SIADH)、 出血の危険性が高 くなるおそれ
慎重投与」
があるので注意す ること (「重大な副作用」及 び 「
の項参照)。
6.妊 婦、産婦、
授乳婦等 へ の投与
(1)栃
涼
昔
輸
曇
2婁
娠
栞
普
崎
距
Iじ
屏
:[分
祭
彗
島
檀
占
握
晨
菫
色
署
が判明 した場合には、
投与 中に妊娠
を開始す ること。また、本斉」
投与継続 が治療上妥当 と判断 され る場合以外は、投 与を中止す
る か、 代 替 治 療 を実施 す る こ と。 (「重 要 な基本 的 注 意
(10)」 参照)
[1)海 外 の疫学調 査 において、妊娠第 1三 半期 に本剤 を投与
され た婦人が出産 した新生児 では先天異常、特 に心血管
系異常 (心室又は心房 中隔欠損等)の リス クが増加 した。
一
この うち 1つ の調査 では、 般集団にお ける新生児 の心
血 管系異常 の発生率 は約 1%で あるのに対 し、パ ロキセ チ
ン曝露時 の発生率は約 2%と 報告 されている。
2)妊 娠末期 に本剤 を投与 され た帰人が出産 した新生児 にお
いて 、呼吸抑制 、無 呼吸 、チ アノーゼ 、多呼吸、 てんか
ん様発作、振戦 、筋緊張低 下又は売進、反射 克進、び く
つ き、易刺激性 、持続 的な泣 き、嗜眠、傾 眠、発熱 、低
体温 、哺手L障害 、n匠吐、低 血糖等の症状があ らわれた と
の報告 があ り、これ らの多 くは出産直後又は出産後 24時
間までに発現 して いた。 なお、 これ らの症状 は、新 生児
仮死 あるいは薬物 離脱症状 として報告 された場合 もある。
3)海 外 の疫学調査 にお いて 、妊娠 中に本剤 を含む選択 的セ
ロ トニ ン再取 り込 み阻害剤 を投与 された婦人 が出産 した
新生児 において新生児遷延性肺高血圧症 の リス クが増カロ
1)2ゝこの うち 1つ の調査では、妊娠
した との報告がある
34週 以降に生 まれた新生児 における新生児遷延性肺高血
圧症発 生の リス ク比 は、妊娠早期 の投与では 24(95%信
頼区間 12-43)、 妊娠早期及び後期の投与では 36(95%
2)。
]
信頼 区間 12-83)で あつた
へ
o)授 乳婦 :授 乳中の婦 人 の投与は避 けることが望ま しいが、や
Lを避 けさせ ること。 [母手L中に移
る場合は授手
むを得ず投与す
行す ることが報告 されてい る。 (「薬物動態」 の項参照)]
7.小 児等へ の投与
(1)小 児等に対す る安全性は確立 していない。また、長期投与に よ
る成長へ の影響 については検討 されていない。
(2)海 外で実施 した 7∼18歳 の大 うつ病性障害患者 (DSM―Ⅳ にお
ける分類)を 対象 としたプラセボ対照 の臨床試験 において本剤
の有効性 が確認できなかった との報告がある。 (「警告」の項
参照)
また、7∼18歳 の大 うつ病性障害、強迫性障害、社会不安障害
患者 を対 象 とした臨床試験 を集計 した結果、2%以 上かつプ ラ
セボ群 の 2倍 以上 の頻度で報告 された有害事象は以下 の とお り
であつた。
本剤投与中 :食欲減退、振戦、発汗、運動過多、敵意、激越、
情動不安定 (泣き、気分変動、 自傷、 自殺念慮、 自殺企図等)
なお、 自殺念慮、 自殺企図は主に 12∼18歳 の大 うつ病性障害
患者 で、また、敵意 (攻撃性、敵対的行為、怒 り等)は 主に強
迫性障害又は 12歳未満の患者で観察 された。
本剤減量 中又は中止後 :神 経過敏、 めまい、嘔気、情動不安定
(涙ぐむ、気分変動、 自殺念慮、 自殺企図等)、 腹痛
8.過 量投与
徴候 ・症状 :外 国において、本剤 単独 2000mgま での、また、
他剤 との併用による過量投与が報告 されている。過量投与後に
冨1作用」の項 にあげる症状 の他、発熱、
み られ る主な症状は、 「
不随意筋収縮及び不安等である。飲酒 の有無 にかかわ らず他 の
精神病用薬 と併用 した場合に、昏睡、心電図の変化があ らわれ
ることがある。
は知 られていないので、必要 に応 じて 胃
処置 :特 異的な解毒斉」
洗浄等 を行 うとともに、活性炭投与等適切な療法を行 うこと。
9.適 用上の注意
ー トか ら取 り出 して服
薬剤交付時 :PT包 装 の薬剤は PTPシ
用す るよう指導す ること。 EPTPシ ー トの誤飲に より、硬い鋭
角部 が食道粘膜へ刺入 し、更には穿孔 を起 こして縦隔洞炎等 の
重篤な合併症 を併発す ることが報告 されている。]
10.その他の注意
(1)海 外にお いて、1日 量 10mgず つ 1週 間間隔で減量 し20mgで 1
週間投与継続 し中止す る漸減法 を実施 した臨床試験 を集計 した
結果、漸減期又 は投与 中止後 に観察 された有害事象 の頻度 は
30%、 プラセボ群は 20%で あつた。 さらに 10mgま で減量す る
漸減法 を実施 した 7∼18歳 の患 者が対象 の試験 では本剤 32%、
プラセボ群 24%で あつた。 (「重要な基本 的注意(8)」参照)
(2)海 外で実施 された大 うつ病性障害等 の精神疾患を有す る患者 を
対象 とした、本剤 を含む複数の抗 うつ剤 の短期 プラセボ対照臨
床試験 の検討結果 において、24歳 以下 の患者では、 自殺念慮
や 自殺企図 の発現 の リスクが抗 うつ剤投与群 でプラセボ群 と比
較 して高 かつた。 なお、25歳 以上 の患者 における自殺念慮や
自殺企図 の発現 の リス クの上昇 は認 め られず、65歳 以上 にお
いてはその リスクが減少 した。
o)海 外で実施 された精神疾患を有す る成人患者 を対象 とした、本
剤 のプラセボ対照臨床試験の検討結果 よ り、大 うつ病性障害 の
患者 において、プラセボ群 と比較 して本剤投与群での 自殺企 図
の発現頻度 が統計学的に有意に高かつた (本剤投与群 3455例
中 11例 (032%)、 プラセボ群 1978例 中 1例 (005%))。
なお、本剤投与群 での報告の多 くは 18∼30歳 の患者であつた。
(「重要な基本的注意“)」参照)
(4)主 に 50歳 以上を対象に実施 された海外 の疫学調査において、
選択的セ ロ トニ ン再取 り込み阻害剤及び三環系抗 うつ剤 を含む
抗 うつ剤 を投与 された患者で、骨折 の リス クが上昇 した との報
告がある。
を含む選択的セ ロ ト
(5)海 外で実施 された臨床試験にお いて、本斉」
ニ ン再取 り込み阻害剤が精子特性 を変化 させ、受精率 に影響 を
与える可能性が報告 されている。
【
薬物動態】
1.血 中濃度
健康成人 (20∼27歳 )に 本剤 10、20又 は 40mgを 単回経 口投
与 した時の投与量で補正 した最高血漿 中濃度 (C_)の 平均値
00
は l伽鴫 群 と比較 して 20及 び 40mg群 でそれぞれ 198及 び
469倍 であ り、投与量の増加 を上回つた増加が確認 された。 ま
た、40mg群 の投与量で補正 した血漿 中濃度 曲線下面積にUC)
は 20mg群 の 248倍 であ り、Cmaと 同様 に投与量 の増カロを上回
った増加 がみ られ、薬物動態の非線形性 が確認 された ら
ヽ
は
0
30
m
策
年 21
選
慶
11
021碑
η
投与性時目K h F )
ls
121
図 健 康成人に本剤 10、20又 は 40mgを 単回経口投与 した時の血漿中パロ
キセチン濃度
(平均 値媒 準偏 差 、n‐19)
に単回経 口投与 した
Cm獣
Tmぶ
rnJ五L)
rhn
193■138
461■104
648■410
505■122
458■096
― : 算出
L_:最
メ
AUC
nLi
Og・lr7・
1196■1001
4472■2548
Ъm
1
投与量
rm。、
1435■1099
‐19)
(■
高濃度到達時間、T12:消 夫半減期
健康成人 (21∼27歳 )に 本剤 20mgを 1日 1回 10日 間反復経
日投 与 した 時 の 血 漿 中濃 度 は 、 初 回 投 与 5 時 間 後 に
甜魔蝙鷺室
野;君
器 押遭3ア
L滉 緊縁
血漿
中濃度は、最終投与 5時 間後に cttx59 5瑶
施 Lに 達 し、T:″
は約 15時 間であ つた 4な
健康高齢者 (65∼80歳 )に 本剤 20mgを 単回経 口投与 した時の
血 漿 中濃度 は投与約 6時 間後に C鵬、
7 3ng/mLに達 し、T12は約
18時 間であつた St
食事 の影響 (海外デー タ):健 康成人に本斉J20mgを 空腹時又
は食後 に単回経 口投与 した時の薬物動態学的パ ラメー タに差は
認 め られず、食事の影響はない と考えられ る。
2.代 謝 ・排泄 (海外デー タ)
健康成人に “C標 識パ ロキセ チ ン塩酸塩 30mgを 単回経 日投与
した時の放射能 は、投与後 168時 間以内に投与量の約 64%が
尿 中にほ とん ど代謝物 としてツト
泄 され、糞 中には約 35%が 排
6t
泄 され た
ヒ ト肝 ミク ロ ソー ム を用い た in vitro試
験 に よ り、 本斉」の
CYP2D6に 対す る阻害様式は措 抗阻害であ り、spttdneの 脱水
素反応を指標 とした Kil直は 0 151tMであった 7t
は主 に肝臓 の CYP2D6に よ り代謝 され ることか ら、薬物
本斉」
動態の非線形性 は CYP2D6に よる代謝の飽 和 と考え られる。
本剤が CYP2D6を 阻害 し、表現型が Extens市
e MetabOlizerか
ら
へ変換す ることか ら、cYP2D6で 代謝 され
Poor Mctabolizer様
19。
)∼
る薬斉」との相互 作用が考えられ る も
(「相互作用」の項
参照)
なお、この表現型 の変換は休薬後約 1週 間で回復す る nt
3.腎 機能障害時の血漿 中濃度 (海外デー タ)
腎機能障害者に本剤 20mgを 1日 1回 18日 間反復経 口投与 し
た 時 、高度 の 腎機 能 障害者 (ク レアチ ニ ン ク リア ラン ス値
30血υ分未満)に おいて、血漿 中濃度 の上昇及び AUCの 増大
が認 め られ た。
4.肝 機能障害時の血漿中濃度 (海外デー タ)
肝機能障害者に肝機能低下の程度 に応 じ本剤 20又 は 30mgを 1
日 1回 14日 間反復経 回投与 した時、血漿 中濃度の上昇、T,2の
延長及 び AUCの 増大が認められた 2な
5.血 禁 タンパ ク結合率及び血球分配率
ヒ ト血 漿にパ ロキセチ ンの 100又 は 400ng/1tを 添カロした時の
血漿 タンパ ク結合率は、それぞれ約 95及 び 93%で あった。ま
た、パ ロキセチ ンはワルファ リン、グリベ ンクラミ ド及びフェ
ニ トイ ンの血 漿 タンパ ク結合 率 に影響 を及 ぼ さなかった (in
宙tro)。
ヒ ト血液に ・C標 識パ ロキセチン塩 酸塩 を添カロした時の血球分
配率は 51%以 上であ り、血球移行が認められた (h宙tro)。
6.乳 汁移行 (海外デー タ)
授手L婦の患者に本剤 10∼40mgを 1日 1回 8日 間以上反復経 口
投与 した時、投与量の約 1%が 手L汁中へ移行 した 13)。
(参考)
胎盤 ・胎児移行 く
動物試験)
妊娠 ラッ トに 14c標識パ ロキセチン塩酸塩を経 口投与 した時 、
放射能 の胎盤 ,胎 児へ の移行 が認 められた。
臨床成績】
【
国内で実施 された臨床試験 の概要は次 の とお りである。
1.う つ病 ・うつ状態
1。
2oに
二重盲検比較試験 И)`
及び一般臨床試験 171∼
おいて、 う
つ病 ・うつ状態に対 して、1回 10∼40mg、1日 1回 投与の有効
率は 504%(229/454)で あつた。
なお、高齢の うつ病 ・うつ状態患者 を対象 とした一般臨床試験
])での
有効率は 551%(27/49)で あ り、認 められた副作用 の種
類、副作用発現率及びその程度は、非高齢者 と同様であった。
パニ ック障害
二重盲検比較試験 め2の
及び一般臨床試験 2つ
において、パニ ッ
ク障害に対 して、1回 10∼30mg、 1日 1回投与の有効率は
602%(106/176)で あった。
なお、プラセボを対照 とした二重盲検比較試験 2の
において本
剤の有用性が確認 された。
強迫性障害
プラセボを対照 とした二重盲検比較試験 2oにお いて、強迫性
障害に対 して、1回 20∼50mg、 1日 1回投与の有効率は 500%
(47/94)であ り、本剤 の有用性が確認 された。
4.
社会不安障害
プラセボを対照 とした二重盲検比較試験において、社会不安障
害に対 して本剤 を 1日 1回 20mg又 は 40mgを 投与 した際、 プ
ラセボに対す る LSAS合 計点減少度 の差はそれぞれ‐
72又 は
‐
62で あ り、プラセボに対 して有意に減少 した。
12週 時 の LSAS合
症例数
投与開始時
L S ´S 合 計 点
投与開始時
からの減少度
減少度の差
(対プラセボ群)
注 2):Dulnetの
投 与 12週 時
`■
_SDヽ
20nlg群
411mq群
802土1525
808±1424
816■1453
601±2200
532±2308
548±2134
調整済み
平均値 こD
平均値
`950/nCTヽ
。植■
計
ブラセポ群
-265
‐
72
1 2 7 ,1‐
7
2)
‐
6_2
1 1 6 .0‐
7)
0025
多重比較検定、調整済み、有意水準 :両 側 5%
また、本斉」
を 1日 1回 20∼40mg、52週 間投与 した際の LSAS合 計
点は経時的に減少 し、52週 時の減少度 の平均値は4682843で あ
った。
3 長
LSAS合
期投与時に
計 点 (SD)
投与開始時からの
SD)
減少度 l■
ける投与開始時か らの SAS
投与開始時
投 与 4週 時
投 与 8週 時
投 与 12週 時
投与 24週 時
投 与 36週 時
投 与 52週 時
956±1647
114■1142
-219±1607
‐
288±1919
‐
362■2194
‐
403±2432
‐
46842843
【
薬効薬理】
パ ロキセチン塩 酸塩 は選択的なセ ロ トニ ン (5-HT)取 り込み 阻害
作用を示 し、神経間隙内の 5-田 濃度を上昇 させ、反復経 日投与に
よつて 5-HT.c受容体の dom―rettlatlonを
誘発す ることによ り、抗
うつ作用及び抗不安作用を示す と考えられる。
1.抗 うつ作用
(1)マ ウス強制水泳試験において反復投与により用量依存的な無動
時間の短縮作用を示 した。
(2)マ ウス尾懸垂試験において用量依存的な無動時間の短縮作用 を
示 した 2乳
nJ
(3)縫 線核破壊 ラッ トのム リサイ ド行動 に対 して用量依存的な抑制
2o。
作用 を示 した
2.抗 不安作 用
験 にお いて反復 投与 に よ り sodJ
(1)ラ ッ ト SOdal interactlon試
27な
interaction時
間 の増加作用 を示 した
コ
コ
(2)ラ ッ トVOgel型 ンフ リク ト試験にお いて反復投与に よ り抗
ンフ リク ト作用 を示 した。
よ り open arln
(3)ラ ッ ト高架 式十字迷路試験 において反復投与に
2%
における滞在時間及び進入回数を増加 させた
3.抗 強追性障害作用
マ ウスガラス玉覆 い隠 し行動試験 においてガ ラス玉覆 い隠 し行
動 を抑制 した。
4.
ラ
ッ ト (外傷後 ス トレス障害 モ デ
ル)に お いて状況恐怖誘発す くみ行動を抑制 した。
ユ
oに お いてラ ッ ト視床下部 シナプ
)其 唇撃零チ ン塩酸塩は in v遺
2り
ー
へ
した 。Ex宙 vo
の
5-Ⅲ
り込み阻害作用を示
ム
取
トソ
分画
試験にお いて も経 口投与 により 5-HT取 り込み 阻害作用を示 し、
反復投与 して も 5-HT取 り込み阻害作用は示す ものの、ノルア
HT取 り込み阻
ドレナ リン取 り込み阻害作用は示 さず、その 5‐
2ヽ
した
24時
に消失
間後
は最終投与
害作用
2)パ ロキセチ ン塩 酸塩はラッ トの背側縫線核及び前頭葉皮質にお
'%ま た、ラッ トにおける
ける細胞外 5-HT含 量を増カロさせた
の
h行
5‐
HTP誘 発 head mi“ 動 増強作用及び PCA誘 発 自発運動
'ヽ
行動薬理学的 にも 5量増加 の抑制作用 を示 した ことか ら
HT取 り込み阻害作用 が示 された。
(3)パ ロキセチ ン塩酸塩は mcPP誘 発 自発運動活性減少 に対 して単
回投与 では作用を示 さなかつたが、反復投与で措抗作用を示 し
regulation
た ことか ら、反復投与に よ り 5羽T2C受 容体 の donll‐
32を
を誘発す ることが示 された
【
有効成分 に関す る理化学的知見】
一 般 名 :′くロキセチ ン塩酸塩水和物 (ParOXetine HydrocЫ
oHde
Hy醜 ∝)
盤
化学名:獄
∫
嚢>瘍
驚
tte
鷺
著
常
翼
鷲
1考
H眠
空
λ
薇
⇔ ¨
曽
・
HCl ・1/21120
FN03・ HCl・ 1/2H20
分 子 式 : C19島。
分 子 量 :37483
性 状 : 白色の結晶性 の粉末 である。
ー
ェVジ メチルホル ムアミ ド、メタノ ル又は酢酸
ール (95)又 はエ タノー
エ
タノ
く、
溶けやす
(lCICl)に
ル (995)に やや溶 けやす く、水、アセ トニ トリル、
プロパ ノール又はテ トラ ヒ ドロフラ ンに
無水酢酸 、2‐
ー
溶 けに くく、ジエ チルエ テルにほとん ど溶けない。
包装 】
【
錠 5mg: 100錠
錠 10mg:100錠
140錠
錠 20mg:100錠
140錠
(lo ffix 10)
( 1 o f f i x 1 0 ). 5 o o f f i( 1 0 # x 5 0 )
( 1 4 s f i x 1 0,)7 0 0 $ E( t 4 f f x s o ) . 5 0 0 t r G E )
( 1 0 $ t x l o ) , s o o f f i ( l o f f i x 5 0 ).
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【資料請 求先】
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般
名
ク ロ ミプ ラ ミン塩 酸塩
3
申
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4
成 分 ・含 量
5
用 法
者
名
用 量
アル フ レ ッサ フ ァー マ 株 式会 社
アナ フ ラニ ール 錠 10 mg(1錠 中ク ロ ミプ ラ ミン塩酸塩 10 mg含 有)
アナ フ ラニ ール 錠 25 mg(1錠 中ク ロ ミプ ラ ミン塩酸塩 25 mg含 有)
上 精神科領域 にお ける うつ 病 。うつ 状 態 の場合
1∼3
通常二 成人 にはク ロ ミプ ラ ミン塩酸塩 と_して 1日 50∼ 100m2を
回 に分害1経 口投与す る。 ただ し、年齢 、症状 に よ り適宜増減す るが、1
日最 高投 与量 は 空 麹 嘔 まで とす る。
の場合
遺尿症
上
通常 、6歳 未満 の幼児 Lは ク ロ ミプ ラ ミン塩酸塩 として 1日 10∼25 mE
を、また 6歳 以 上 の小児 には 1日 20∼ 50m2を 1∼2回 に分割経 口投与
す る。 ただ し、年齢 、症状 に よ り適宜増減す る。
・ナ ル コ レプシー に伴 う情動脱力発作 の場合
通常、成 人にはク ロ ミプ ラ ミン塩酸塩 として 1日 10∼75m2を
1∼3
回 に分割経 口投与す る。
(下線部 は今 回追カロ、 二重下線部 は今 回変更)
精神科領域 にお ける うつ病 。うつ 状態
6
効 能
効 果
遺尿症
■/L/ョレプシー に伴 う情動脱力発 作
(下線部 は今 回追加)
7
備
考
添付 文書 (案)を 別紙 として添付
2013年 ネ月改訂(第*版 )
うつ病 。うつ状態治療剤
日本
871174,871179
遺尿症治療剤 情 動脱力発作治療剤
ニール①錠 10 mg
アナフラ
む
ん
医
薬
肪せ
品
°
ァ ナフラニール 錠 25 mg
(クロミプラミン塩酸塩錠)
ANAFRAN:L° Tablets 10mg。
25mg
貯 法 : 室温保存
使用期限 : 外箱等 に表示
錠 10mg
承認番号
ffi z5ne
15300AMZ01019000 15300AMZ01021000
薬価収載
1974年 2月
販売 開始
1973年
効能追加
2013年
8月
月
1 9 7 4 年2 月
1973年8月
2013年
月
注)注 意 ―医師等の処方せんにより使用すること
(次の患者 には投与 しないこと)】
(1)緑内障 のある患者 [抗 コ リン作 用 によ り眼圧 を上 昇させ る
おそれが あ る。]
("本 剤 の成分 又 は三環 系抗 うつ剤 に対 し過敏症の既往歴 のあ
る患者
(3)心筋梗 塞 の 回復初期 の患者 [症状 を悪化 させ るおそれが あ
る。]
に)尿 閉 (前立腺疾患等)の ある患者 [抗 コ リン作用 によ り症状
が悪化 す る ことが ある。]
(助MAO阻
害剤 (セ レギ リン)を 投 与 中ある いは投与 中止後
2週 間以 内の患者 [発汗 、不穏 、全身痙攣、異常高熱、昏
睡等 が あ らわれ るおそれが ある (「3 相 互作用」 の (1)項
参照)。 ]
(OQT延
長症候群 のある患者 [い室性不整脈 を起 こすおそれ
がある。
雌饉
【
組成 ・性状】
湘 吻
形
外
白色 の糖 衣針
白色の糖衣錠
表
暴
畠
凸
酪
達
質
アナフラニール錠 25mg
1錠 中 「日本薬局方」
クロミプラミン塩酸塩 25mA
予L 糖水和物、ト ウモ ロコシデ ン
プン、グリセ リン、軽質無水ケ
イ酸、ステアリン酸、ステアリ
ン酸マグネシウム、精製セラ ッ
ク、ヒマシ油、自糖、タルク、
アラビアゴム末、酸化チタン、
ポ リオキシエチレンポ リオキシ
プロピレングリコール、マクロ
ゴール6 0 0 0 、カルナウバロウ
量
謡 1罫
側面
〇
工
晏
性 状
アナフラニ ール錠 1 0ng
1錠 中 「日本薬局方」
クロミプラミン塩酸塩 10mg
乳糖水和物、 トウモロコシデ ン
プン、ヒドロキシプロビルセル
ロース、ステア リン酸 マ グネシ
ウム、精製セラック、ヒマシ油、
白糖、タルク、アラビアゴム末、
酸化チタン、ポ リオキシエチ レ
ンポ リオキ シプ ロピレン グ リ
コール、マ クロゴール6000、カ
ルナウバ ロウ
表
側面
0
①
∈寺
詢 :61nnl l厚 さ3 5mm
藍
:61M
110mg
NF 326
C)
厚さ 3 61nm
H Om2
NF 327
効能 ・効果】
【
精神科領域におけるうつ病 ・うつ状態
遺尿症
用法 ・用 量】
【
・精神科領域におけるうつ病 ・うつ状態の場合
1∼3回 に分割経口投与する。ただ し、年齢、症状により適宜増
・遺尿症の場合
通常、6歳 未満の幼児にはクロミプラミン塩酸塩として 1日 10
∼25 mgを、また 6歳 以上の小児には 1日 20∼50 mgを 1∼2回
・ナル コレプシー に伴 う情動脱力発作の場合
通常、成人にはクロミプラミン塩酸塩 として 1日 10∼75 mgを 1∼
3回 に分割経 口投与する。
【使 用 上 の注 意 】
1.慎 重投与 (次の患者 には慎重に投与すること)
(1)排尿困難又は眼内圧克進等 のある患者 [抗ヨ リン作用によ り
症状が悪化する ことがある。]
・
・
(2)い不全 ・心筋梗塞 ・狭心症 不整脈 (発作性頻拍 刺激伝導
の心疾患のある患者又は甲状腺機能克進症の患者
障害等)等
[循環器系に影響 を及ぼす ことがある。]
(3)てんかん等 の痙攣性疾患又は これ らの既往歴のある患者 [痙
攣 を起 こす ことがある。なお、米国における臨床試験 の結果、
本剤 の用量 とてんかん発作出現 に明 らかな相関関係が認め ら
れている。]
“)躁うつ病患者 [躁転、 自殺企図があ らわれることがある。]
(5)脳の器質障害又は統合失調症の素因のある患者 [精神症状を
増悪 させることがある。]
(6)衝動性が高 い併存障害を有す る患者 [精神症状を増悪 させ る
ことがある。]
(7)自殺念慮又は自殺企図の既往 のある患者、 自殺念慮のある患
者 [自殺念慮、 自殺企図があらわれることがある。]
(8)副腎髄質腫瘍 (褐色細胞腫、神経芽細胞腫等)の ある患者 [高
血圧発作を引き起 こす ことがある。]
・
(9)重篤な肝 ・腎障害 のある患者 [代謝 排泄障害によ り副作用
があ らわれやす い。]
(10)低血圧のある患者 [高度 の血圧低下が起 こることがある。]
(11)低カ リウム血症のある患者 [低カ リウム状態はQT延 長 の危険
因子 と考え られる。]
(12)高度な慢性 の便秘 のある患者 [抗コ リン作用によ り症状が悪
化する ことがある。]
(13)小児又は高齢者 [小児に投与する場合には 4歳 以上 に投与す
ることが望ましい (「5高 齢者への投与」、 「
7小 児等 への投与」
の項参照)。 ]
2.重 要な基本的注意
(1)眠気、注意力 ・集中力 ・反射運動能力等の低下が起 こること
があるので、本剤投与中の患者には、 自動車の運転等危険を
伴 う機械の操作に従事させないよう注意すること。
(2)うつ症状を呈する患者は希死念慮があ り、 自殺企図のおそれ
があるので、 このような患者は投与開始早期な らびに投与量
を変更する際 には患者の状態及び病態の変化を注意深 く観察
する こと。
安、焦燥、興奮、パニ ック発作 、不眠、易刺激性、敵意、
(3)不
攻撃性、衝動性、アカ シジア/精 神運動不穏、軽躁、躁病等
があ らわれることが報告されて いる。また、因果関係は明 ら
かではないが、これ らの症状 ・行動を来 した症例にお いて、
基礎疾患の悪化又は自殺念慮、 自殺企図、他害行為が報告 さ
れている。患者の状態及び病態の変化 を注意深 く観察すると
ともに、 これ らの症状の増悪が観察された場合には、服薬量
を増量せず、徐々に減量 し、中止するな ど適切な処置 を行 う
こと。
殺 目的での過量服用を防ぐため、 自殺傾向が認め られる患
(4)自
者 に処方する場合 には、1回 分 の処方 日数を最小限にとどめ
る こと。
族等 に 自殺念慮や 自殺企図、興奮、攻撃性、易刺激性等 の
(5)家
行動 の変化及び基礎疾患悪化があ らわれる リスク等について
十分説明を行 い、医師と緊密に連絡 を取 り合 うよう指導する
こと。
(6)投与量 の急激な減少な い し投与の中止によ り、嘔気、頭痛、
倦怠感、易刺激性、情動不安 、睡眠障害、筋攣縮等 の離脱症
状があ らわれることがある。投与を中止する場合には、徐 々
に減量するな ど慎重に行 うこと。
(7)ナルコレプシー に伴う情動脱力発作を有す る患者では、投与
量 の急激な減少な いし投与 の中止 によ り、反跳現象 (情動脱力
発作 の急速な増悪)が あ らわれ ることがある。投与を中止する
場合には、徐 々に減量するな ど慎重に行 うこと。
3 相 互作用
本剤 の代謝 には肝薬物代謝酵素CYP2D6が 関与 している。また、
CYPlA2、 CYP3A4、 CYP2C19も 関与 していると考え られて い
る。
( 併用 しな い こ と
1
臨床症状 ・措置方法
機序 ・危険因子
発汗、不穏 、全身痙
攣、異常高熱 、昏睡
等があ らわれ ること
がある。
MAO阻 害剤 の投与
を受けた患者 に本剤
を投与する場合 には、
少な くとも 2週 間の
間隔をおき、また本
剤か らMAO阻 害剤
に切 り替えるときに
は、2∼3日 間の間隔を
お くことが望ましい。
本剤は活性アミン
のシナプス内への
取 り込みを阻害 し
て、受容体の感受性
を増強する。
薬剤名等
M A O 阻 害剤
セ レギ リン
( エフ ピー)
併用注意](併
薬剤名等
副交感神経刺激剤
ピロカル ピン
セ ビメリン
用 に注 意 す る こ と
臨 床 庁 状 ・措 置 方法
これ らの薬剤 の作用
が減弱 されることが
ある。
抗 コ リン作用を有
する薬剤
トリヘキシフェ
ニジル
ア トロピン等
口渇 、便秘 、尿 閉、
視 力障害 、眠気等が
あ らわれ る ことが あ
る。
ア ドレナ リン作動
薬
ア ドレナ リン
ノル ア ドレナ リ
ン
フェニ レフ リン
等
心血管作用 ( 高血圧
等) を 増強す ること
がある。
ア トモキセチ ン
相互 に作用が増強す
るおそれがある。
中枢神経抑制剤
バル ビツール酸
誘導体等
全身麻酔剤
ハ ロタン等
抗不安剤
アルプラゾラム
等
アル コール
サ リドマイ ド
フェノチアジン系
精神神経用剤
レボメプロマジ
中枢神経抑制 作用が
増強 され る ことが あ
る。
薬剤名等
臨床 症 状 ・措 置 方法
セロトニン ・ノルア
ドレナリン再取り
馴
害剤 S劇
ミルナシプラン
リチウム製剤
= 環 系抗うつ剤
アミトリフア リン
イミプラミ) 奪
トラマドール塩酸塩
l〕
ネゾl〕
ド
肝酵素誘導作用を
もつ薬剤
バル ビツール酸
誘導体
フェニ トイ ン
カルバ マゼ ピン
リファンピシン
等
フェニ トイ ン
セ ロ トニン症候群が
あ らわれるおそれが
ある。
本剤 の血 中濃度 が低
下 し、作用が減弱す
るおそれが ある。
これ らの薬剤の肝
酵素誘導作用によ
り本剤の代謝が促
進されると考え ら
れている。
他 の三環 系抗 うつ剤
( イミプラミン) で 、
フェニ トイ ンの作用
が増強するとの報告
がある。
本剤 の作用が増強 さ
れるおそれがある。
フェニ トイ ンの代
謝が阻害され、
フェニ トイ ンの血
中濃度が上昇する
と考え られている。
これ らの薬剤によ
り、本剤の肝代謝
が阻害 され、血中
濃度が上昇すると
考え られている。
レビナ フイン
ァリ
他 の三環系抗 うつ剤
(イミプラミン)で
活性代謝物 の血中濃
度が上昇す るとの報
告があるので、併用
する場合には用量 に
注意すること。
レビナフィンの
テリ
C Y P 2 D 6 の阻害に
よ り、イ ミプラミ
ン又はその活性代
謝物の代謝が遅延
する。
ホスアンプ レナ ビ
ル
本剤 の血 中濃度 が上
昇す る可能性が あ
る。
降圧剤
グアネチ ジン
降圧剤の作用を減弱
する ことがある。
インス リン製剤
イ ンス リン
スル フォニル尿素
系糖尿病用剤
グリベ ンクラミ
ド
グリクラジ ド
併用により過度の血
糖低下を来す ことが
ある。
ホスアンフ レナ ビル
の活性代謝物である
アンプ レナ ビルは
本剤の代謝 を競合
的に阻害すると考
え られ る。
本剤が ア ドレナ リン
作動性神経遮断作用
を有す る降圧剤の交
感神経 ニュー ロンヘ
の取 り込みを阻害す
る。また、本剤は交
感神経ニュー ロンヘ
のカテ コラミン取
り込み阻害作用も
有する。
本剤での機序は不明
であるが、他の三環
系抗 うつ剤 (ドキセ
ビン)に よ り低血糖
に対す る反応性が変
化す るか、イ ンス リ
ンに対する感受性が
増大 し、血糖降下作
用が増強すると考 え
られている。
クマリン系抗凝血剤
ファリン
ワ,レ
他 の三環系抗 うつ剤
(ノル トリプチ リ
ン)と の併用 によ り
クマ リン系抗凝血剤
の血 中濃度半減期が
延長するとの報告 が
ある。
抗不整脈剤
キニジン
プロパ フェノン
デ
レ
フア ニト
メチリ
シメチ ジン
黄体 ・卵胞 ホルモ
ン製剤
シナカルセ ト
サキナ ビル
機序 ・危険因子
本剤 の抗 コリン作
用によ りこれ らの
薬剤 と拮抗的に作
用すると考え られ
て いる。
いずれ も抗 コリン
作用を有するため。
本剤 は交感神経末
梢 への ノル ア ドレ
ナ リン等 の取 り込
み を抑制 し、受容
体部位 へ のア ドレ
ナ リン作動性 を上
昇 させ 、作用 を増
強 させ る。
ノルア ドレナ リン
ヘの作用を相加的
又は相乗的に増強
する可能性がある
いずれ も中枢神経
抑制作用を有す る
ため。
鎮静、抗 コ リン作用
の増強が あ らわれる
ことが あ る。
いずれ も中枢神経
抑制作用、
抗 コリン
作用を有す るため。
本剤 の血中濃度が上
昇 し、作用が増強さ
れることがある。
セロ トエ ン症候群が
あ らわれ るおそれが
ある。
これ らの薬剤は本
剤の肝臓での酸化
的な代謝を阻害 し、
本剤の血中濃度を
上昇させると考え
られる。また、相互
にセ ロ トニン作動
性が増強され る可
能性がある。
ン等
選択的セロ トニ ン
再取 り込み阻害剤
(SSRD
フルボキサ ミン
パ ロキセチ ン等
-224
機序 ・危険因子
相互 にセ ロ トニ ン
作動性が増強され
る可能性がある。
機序不 明。
スル ファメ トキサ
レ。トリメ ト
ゾータ
プ リム
臨床症状 ・措置方法
本剤 との併用によ り
抑 うつが再発又は悪
化する ことがある。
電気シ ョック療法
痙攣関値を低下 さ
薬 剤名等
ヨ」「 、
Q T 間 隔延長 を起
こす ことが知 られ
ている薬剤
スニチニブ
ダサチニブ
マプロチ リン等
ァスモプレシン
痙攣状態に陥るおそ
れがある。
Q T 間 隔延長、心室
性不整脈 ( T o r s a d c
d e p o i n t c含
s む)
を 等
の重篤な副作用を起
こすおそれがある。
低 ナ トリウム血症性
の痙 攣発作 を起 こす
ことが ある ので、血
清ナ トリウム、血漿
浸透圧等 をモ ニ ター
機序 ・危険因子
ルモ ン剤の投与等の適切な処置 を行 うこと。
8)抗利尿ホルモン不適合分泌症候群 (S:ADH)(頻 度不明):症
状 として低ナ トリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナ トリウ
ム排泄量の増加、高張尿、痙攣、意識障害等があ らわれる
ことがあるので、 このような場合 には投与を中止 し、水分
摂取 の制限等適切な処置 を行 うこと。
含む)、 心室細
9)QT延
長、心室頻拍 (Torsades de pointesを
動 (頻度不明):定 期的に心電図検査 を行 うな ど観察を十分
に行い、異常が認め られた場合には投与を中止 し、適切な
処置を行 うこと。
ALT(GPT)、
10)肝
機能障害、黄疸 (頻度不明):AST(GOT)、
γ―GTPの 上昇等を伴 う肝機能障害、黄疸があらわれるこ
とがあるので、観察 を十分に行 い、異常が認め られた場合
には投与を中止 し、適切な処置 を行 うこと。
12)その他の副作用
5 % 以 上又は
01%∼ 5%未 満
01%未 満
頻度不明
本剤 の代謝促進 又
は両剤 の受容体 レ
ベ ルでの拮抗作 用
による もの と考 え
られて いる。
本剤は痙攣閾値を
低下 させると考え
られている。
いずれ もQ T 間 隔を
延長させるおそれが
あるため。
いずれ も低ナ トリ
ウム血症があ らわ
れるおそれがある
ため。
循環器
す る こと。
ゾニサ ミ ド
高血圧、失神、不全
収縮、発汗、てんか
ん、動作 ・精神障害
の変化及び筋強剛等
の副作用があらわれ
るおそれがある。
相加 ・相乗作 用 によ
る と考 え られ る。
精神神経
系
4 副 作用
うつ病 ・うつ状態での副作用は、承認時まで及び承認後 の副作
中673例 (343%)に 認め られ、主な症状
用調査例数 の累計 1,964例
としては 口渇351件 (179%)、 ねむけ152件 (77%)、 立ち くら
み ・めまい ・ふ らつき144件(73%)、 食 欲減退76件 (39%)等 が
み られている。
遺尿症での副作用は、承認時までの調査 198例 (二重盲検比較試
験を含む)中 69例 (348%)に 認められ、主な症状としては食欲不
振31件(157%)、 早朝覚醒23件(116%)、 口渇18件(91%)等 が
み られている。
(1)重大な副作用
1)悪性症候群 (Syndrome malin)(頻度不明):無 動絨黙、強度
の筋強岡1、瞑下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現 し、
それ に引き続き発熱がみ られる場合は、投与 を中止 し、体
冷却、水分補給等 の全身管理 とともに適切な処置を行 う。
上昇が
本症発症時 には、白血球 の増加や血 清CK(CPK)の
み られる ことが多 く、また ミオグロビン尿を伴 う腎機能の
低下がみ られることがある。なお、高熱が持続 し、意識障
害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状 、急性腎不全へ と移行
し、死亡 した例が報告されている。
2)セロ トニ ン症候群 (頻度不明):不 安、焦燥、せん妄、興奮、
発熱、発汗 、頻脈 、振戦、ミオクロヌス、反射克進、下痢
等 を主症状 とするセ ロ トニ ン症候群があ らわれることがあ
るので、 これ らの症状が出現 した場合には投与を中止 し、
水分補給等 の全身管理 とともに適切な処置を行 うこと。
3)てんかん発作 (頻度不明):て んかん発作があらわれること
があるので、観察 を十分に行 い、異常が認め られた場合 に
は投与 を中止 し、適切な処置を行 うこと。
4)横紋筋融解症 (頻度不明):筋 肉痛、1見
力感、CK(CPKl上
昇、血中及び尿中ミオグ ロビン上昇を特徴 とする横紋筋融
解症があ らわれる ことがあるので、異常が認め られた場合
には投与 を中止 し、適切な処置 を行 うこと。また、横紋筋
融解症 による急性腎不全の発症 に注意する こと。
5)無顆粒球症 、汎血球減少 (頻度不明):無 顆粒球症 (前駆症
状 として発熱、咽頭痛、イ ンフルエ ンザ様症状等)、 汎血
球減少があ らわれることがあるので、定期的に血液検査 を
実施するな ど観察 を十分に行 い、異常が認め られた場合に
は投与を中止 し、適切な処置を行 うこと。
6)麻痺性イ レウス (頻度不明):腸 管麻痺 (食欲不振、悪心 ・
嘔吐、著 しい便秘、腹部の膨満あるいは弛緩及び腸内容物
の うっ滞等の症状)を 来 し、麻痺性イ レウスに移行するこ
とがあるので、腸管麻痺があ らわれた場合には投与を中止
する こと。なお、 この悪心 ・嘔吐は、本剤の制吐作用によ
り不顕性化す る こともあるので注意する こと。
7)間質性肺炎、好酸球性肺炎 (頻度不明):発 熱、咳嗽、呼吸
困難、肺音 の異常 (捻髪音)等 が認め られた場合には投与 を
中止 し、速やかに胸部X線 等 の検査 を実施 し、副腎皮質ホ
-3…
注 1)
抗 コ リン
作用
皮 膚 注η
起立性低血圧 、
心電 図異常 ( Q T
延 長等) 、 頻 脈、
不整脈、心 ブ
ロ ック、血圧 上
昇
眠気、知覚 異常 、
幻覚、せ ん妄 、
精神錯乱、攻撃
的反応 、激越 、
悪夢 、抑 うつ悪
化、記憶障害 、
離 人症 、 ミオ ク
ロヌス、意識 障
害
口渇、眼内圧克
進、緑 内障、尿
閉
血圧 降下、動悸
パーキ ンソン
症状 ・振戦 ・ア
カシジア等 の
錐体外路障害、
躁状態、不眠、
あくび、性機能
障害
言語障害、
不安、集 中
力欠如 、運
動失調
排尿 困難 、視調
節 障害 (散瞳
等)、 使秘
光線過敏症 、脱
毛
発疹、廣痒感
過敏症
注2)
血 液 注〕
4)
月
干 臓注
白血球減少、血
小板減少、紫斑、
点状出血、好酸
球増多
AST(GOT)、 ALT
( G P T ) の上 昇
,肖化器
味覚異常
内分泌
プロラクチ ンの
分泌促進、乳房
肥大、乳汁漏出、
体重増加
長 期投 与在
口周部等 の不 随
意運動
悪心 ・嘔吐、食欲
不振
下痢
ふ らつき 。めま
倦怠感、脱力感、
い、食欲克進、
頭痛、発汗、異
常高熱、熱感
浮腫
注1)こ のような場合 には、減量又は休薬等適切な処置を行 うこ
と。
注2)こ のような場合 には投与 を中止す ること。
注3)定 期的に血液検査 を行 うことが望 ましい。異常が認め られ
た場合には投与を中止すること。
注4)観 察を十分に行 い、異常が認め られた場合には投与を中止
すること。
注 5)投 与中止後 も持続す ることがある。
5高 齢者への投与
少量か ら投与 を開始するな ど患者の状態 を観察 しなが ら慎重に
投与する こと。 [高齢者では、起立性低血圧、ふ らつき、抗ヨ
リン作用による口渇、排尿困難、便秘 、眼内圧克進等があらわ
れやすい。]
6妊 婦、産婦、授乳婦等 への投与
婦又は妊娠 している可能性のある婦人には投与 しないこと
(1)妊
が望 ましい。 [新生児に呼吸困難、嗜眠、チアノーゼ、興奮
性、低血圧、高血圧、痙攣、筋痙縮 、振戦等の離脱症状を起
こした との報告がある。また、海外で実施された レトロスペ
その他
-4-
【薬 効 薬 理 】 0
抗 うつ剤の作用機序は確立されて いな いが、脳内のセ ロ トニ ン(5
‐
HT)及 びノルア ドレナ リン (NA)の 神経終末へ の取 り込み阻害
による受容体刺激の増強が抗 うつ効果 と結びついていると考え ら
れている。各種抗 うつ剤 の脳内(ラッ ト)での 5-HT及訥 A取 り込
み阻害の比 [ED50(5-HT)/ED50(NAl]は
下図のとお りでクロミプ ラ
ミンではNA取 り込み阻害に比 して、5-HT取り込み阻害が強い。
ヽヽ lltり込み 燿書
5-HT取 り込みltl書
Im●rallllne
●
タロミプラミン Atttripty‖
nc
O
●
.
中
¨
・
薬物動態】
【
1.血 中濃度
経口投与 した場合、投与開始後
クロミプラミン塩酸塩を平均125mg/日
1∼2週目で定常状態に達し、クロミプラミン、活性代謝物デスメチル
mLで ある。
クロミプラミンの血漿中濃度は、それぞれ139、266nノ
なお、点滴静注の場合、経 口投与に比べ、デスメチルクロミプラミンに
代謝される率が低い (うつ病患者)υ。
2.代 謝 ・排泄
健康成人 に 1回 経 口投与 した場合
ク ロミプラミン塩酸塩 l mg/kgを
15時 間∼ 4時 間で最高血中濃度に達 し、その後緩徐に減衰する。
つ
‐
生物学的半減期は約21時間 (β
phaSe)である 。
排泄は2/3が抱合体で尿中に、また約1/3は
糞便中に排泄され る。
未変化体及び活性代謝物の尿中排泄は投与量の 1%以 下である。
(外国人のデー タ)
【臨床 成 績 】
うつ病 ・うつ状態
承認時までの試験 (二重盲検試験 を含む)に おける有効率は576%
(215/373)で
あった。
遺尿症
承認時までの試験における198例 (二重盲検試験 を含む)中 、臨床
効果 の判定が可能であった194例中で の有効率は74.7%(145/194)
であった。
・
嚇
クティブな疫学調査で、妊娠初期 に本剤を投与 された患者群
において、胎児での心血管系異常 (心室又は心房中隔欠損等)
の相対 リスクは本剤が投与されていない患者群 に比べ高かっ
た との報告がある。動物実験 (ウサギ)に おいて静脈内投与 し
た場合、胎児死亡率の増加が認め られている。また、他の三
環系抗 うつ剤 (イミプラミン)の 動物実験 (ウサギ)で 催奇形作
用が報告されて いる。]
剤投与中は授乳 を避けさせること。 [ヒト母乳中へ移行す
(2)本
る。]
7 小 児等 への投与
小児に投与する場合 には 4歳 以上に投与す ることが望ましい。
[低出生体重児、新 生児又は乳児に対する使用経験がな い。]
8.過 量投与 1)
徴候、症状 :最初の徴候、症状は通常服用30分∼ 2時 間後 に高
度の抗 コリン作用を主症状 として出現する。
中枢神経系 :眠気、昏迷、意識障害、運動失調、情動不安、激
越、反射克進、筋強剛、アテ トー シス及び舞踏病アテ トー シス
様運動、痙攣、セ ロ トニン症候群
心血管系 :低血圧、頻脈、不整脈、伝導障害、ショック、心不
全、非常にまれにQT延 長、ト ルサー ド ・ド ・ポアン、心停止
その他 :呼吸抑制、チアノーゼ、嘔吐、散瞳、発汗、乏尿、無
尿等
処置 :特異的な解毒剤は知 られて いない。催吐もしくは胃洗浄
を行 い活性炭 を投与する。なお、腹膜透析 又は血液透析はほと
ん ど無効である。
必要に応 じて、次の様な処置を行う。症状が重篤な場合 には、
ー
直ちに入院させ、少な くとも48時間は心モニ タ を継続す る。
心電図に異常がみ られた患者は、心電図が正常 に復 した後で
あっても再発 の可能性があるため、少な くとも72時間は、心機
能 の観察を継続す ること。
o呼吸抑制 :挿管及び人工呼吸
o高度低血圧 :患者を適切な姿勢に保ち、血漿増量剤、ド バ ミ
ン、あるいは ドブタミンを点滴静注
o不整脈 :症状 に応 じた処置を行 うこと。ベースメーカー挿入
ー
を必要 とする場合 もある。低カ リウム血症及びアシ ド シス
がみ られた場合は これ らを是正する。
o痙攣発作 :ジ アゼパム静注又は他 の抗痙攣剤 (フェノバル ビ
タール等)投 与 (ただ し、 これ らの薬剤 による呼吸抑制、低血
圧、昏睡 の増悪 に注意)
9 適 用上の注意
薬剤交付時 :
PTP包装の薬剤はPTPシー トか ら取 り出して服用するよう指導
す ること。 [PTPシー トの誤飲 によ り、硬 い鋭角部が食道粘膜ヘ
刺入 し、更には穿孔をお こして縦隔洞炎等の重篤な合併症 を併
発す ることが報告されて いる。]
10そ の他の注意
環系抗 うつ剤 の長期投与でう歯発現の増加を招 くことが報
(1)三
告 されて いる。
用中は定期的に肝 ・腎機能検査及び血液検査 を行 うことが
(2)連
望 ましい。
剤投与中にコンタク トレンズを使用 している場合、角膜上
(3)本
皮 の障害があ らわれるおそれがある。 [本剤は抗 コ リン作用
があ り、涙液分泌 を減少させるため。]
“)海外で実施された大 うつ病性障害等 の精神疾患 を有す る患者
を対象 とした、本剤を含む複数の抗 うつ剤の短期プラセボ対
照臨床試験 の検討結果において、24歳以下 の患者では、 自殺
念慮や 自殺企 図の発現 の リスクが抗 うつ剤投与群でプラセボ
群 と比較 して高かつた。なお、25歳以上の患者 における自殺
念慮や 自殺企 図の発現 の リスクの上昇は認め られず、65歳以
上 にお いてはその リスクが減少 した。
(5)主に50歳以上を対象に実施 された海外の疫学調査 において、
選択的セロ トニン再取 り込み阻害剤及び三環系抗 うつ剤を含
む抗 うつ剤を投与 された患者で、骨折 の リスクが上昇 した と
の報告 がある。
【
有 効 成 分 に関す る理 化 学 的 知 見 】
一般名 :ク ロミプラミン塩酸塩 (Clomipraminc HydrochloHde)
C hloro‐
1 0,H―
dihydro-5好
∼
dibenzo[a/]azepin_5-yl)与
化学名 :3‐
ち
( 3‐
Ⅳ―dimcthylpropylamine monohydrochloride
構造式 :
C〕
・HCI
H Cl
分子式 :C,9H23CIN2・
分子量 :35131
性 状 :白色 ∼ 微黄色 の結 晶性 の粉 末で、 にお いは な い。
酢酸 (100)│こ極 めて溶 けやす く、水 、 メタ ノー ル 又はク
ロロホルムに溶けやす く、エタノール (95)に やや溶けや
す く、無水酢酸にやや溶けにくく、アセ トンに溶けにくく、
酢酸エチル又はジエチルエーテルにほとん ど溶けない。
融 点 :192∼ 196℃
包 装 】
【
、1200錠(PTP)、1200錠(バラ)
アナフラニール錠10mg:300錠
アナフラニール錠25mg:200錠、1000錠(PTP)、1000錠(バラ)
主要文献】
【
1)過
量使用時の症状と処置に関する資料 (社内資料)
2)竹村道夫 他 :精神薬療基金研究年報,11,200(1980)
3)Nagy,A ctal:Psychopharmacology,54, 125(1977)
4)WaldmCier,P C etal:Postgrad Med J.,52(Supp1 3),33(1976)
文献請求先】
【
主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求 ください。
アルフレッサ ファーマ株式会社 学 術情報部
〒5 4 0 - 8 5 7 5 阪
大市中央区石町二丁 目2 番 9 号
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