胃の病気について(PDF:589KB)

胃の調子が悪くなってしまったり、ストレスがたまり胃が痛くなったなどの経験はありませんか。胃の病気は、大変身近ですが、
軽く考えて、重大な病気を見逃してしまうこともあります。12月は忘年会などでついつい飲み過ぎてしまったり、食べ過ぎてしまう
ことの多い季節です。そこで今回は、胃の病気について紹介します。
日常によくみられる胃の病気を挙げてみます。しかし、診断名のつけにくい、「なんとなくおかしい」という症状
が一番多いのが、胃の病気の特徴です。
●急性胃炎
食べ過ぎやお酒の飲み過ぎ、かぜ薬や鎮痛剤を飲んだと
きなどにみられ、胃の痛み、胸やけ、むかつき、嘔吐な
どの症状があります。ただし、胆石症や虫垂炎などでも
同じような症状がみられることが多いので、これらの病
気との識別が必要です。
●慢性胃炎
急性胃炎と違って、「なんとなく胃がむかつく、もたれる、
胃のあたりに不快感がある」など、はっきりとした症状が
ない場合が多く、市販薬などを飲み続けている場合が多い
のですが、症状が長引く場合は検査を受けてください。
●胃・十二指腸潰瘍
潰瘍は消化力の強い酸(攻撃因子)と胃酸から粘膜を守
る粘液など(防御因子)のバランスが崩れ、粘膜がただ
れたりえぐれたりする病気です。胃潰瘍は高齢者に、十
二指腸潰瘍は若い人に多くみられます。一度治癒しても
再発しやすい病気です。
●胃がん
日本人は世界で一番がんの多い国民です。その原因とし
て食生活が言われていますが、最近では減ってきていま
す。胃がんに特徴的な症状はないので、見過ごされるこ
とも多く、定期的に検診を受けることが必要です。
●胃の病気とストレス
ストレスが加わった生活は、潰瘍などの胃の病気の発症や
再発の引きがねとなります。特に最近、ストレスと胃の病
気の間の因果関係が注目されるようになっています。
ストレスの解消方法
食事の摂取方法
1.適度な運動をする
自分に合った適度の運動は、ストレス解消に有効で、
さらに胃の消化作用をよくします。
1.食事をしっかりとる
胃を長時間空っぽにしておくと、胃液の分泌が高ま
って胃粘膜を傷つけます。食事をしっかりとること
によって、便通もよくなります。
2.ゆったりとした気分での生活をおくる
ストレスの影響を受けやすい人の性格は、苦労性・
几帳面・負けず嫌い・熱中しやすい、などがあげら
れます。ゆったりとした気分で、ゆとりを持った生
活を心がけましょう。
3.のんびりと入浴する
ぬるめのお湯につかり緊張を
解しましょう。ただし、食後
すぐの入浴は胃腸の負担にな
るので 避けた方がよいでし
ょう。
2.しっかり噛んで食べる
よく「噛む」ことにより、食物を細かくするととも
に、唾液の分泌を促し、消化を助けます。一口 30
回くらい噛むとよいでしょう。
3.お酒の摂取は適量にする
少量のお酒は食欲を増進し、
ストレスの解消にも有効です。
しかし、飲みすぎると、胃の
粘膜を荒らしてしまいます。
出典:社団法人 愛媛県医師会 HP/http://www1.ehime.med.or.jp/
安全な運転をするためには、常に平静さを保ってハンドルを握ることが重要な要素となりますが、急ぎや焦りの心
理に陥ったり、疲れていたり、飲酒をすると、平静さが失われて的確な認知・判断・操作ができなくなり、事故を起
こす危険性が高まります。
そこで今回は、平静さを保つためのポイントについてまとめてみました。
急ぎ・焦りを抑える
急ぎや焦りの気持ちが強くなると、ささいなことでカッカしたりイライラして、冷静な判断が
できなくなったり、相手を思いやる余裕が失われてしまいます。そのため、スピードの出し
過ぎや、車間距離をつめる、一時停止の必要な場所で一時停止をしない、追越しや車線
変更を繰り返すといった危険な運転につながりやすくなります。急ぎや焦りを抑えるため
には、時間にゆとりを持たせることが大切です。道路がいつもより混雑することが予想さ
れる時期などは特に注意して、できるだけ早目に出発するなど、余裕のある走行を心が
けましょう。また、自分が急ぎや焦りの心理に陥っていると気づいたときは、安全な場所
に車を止め深呼吸をするなどして気分転換を図り、常に冷静な気持ちで運転できるよう
心がけましょう。
体調を良好に保つ
疲れているときや風邪をひいて体調がすぐれないときに車を運転すると、注意力が散漫
になるだけでなく判断力も弱まります。また、反応時間が遅くなったり、動作が緩慢になっ
て、的確なブレーキ操作やハンドル操作ができなくなる危険性があります。普段から健
康状態に十分留意して、常にベストコンデションでハンドルを握れるよう心がけましょう。
なお、道路交通法第66条(過労運転等の禁止)において、「何人も、過労、病気、薬物の
影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転し
てはならない」と定められています。疲れがひどいときや病気で体調を崩しているときに
は、車の運転は控えなければなりません。
飲酒運転をしない
飲酒運転は、視力が落ち視野も狭くなって見落としや見誤りが増える、運動機能が低下
し運転操作が不正確で荒くなるほか、自分の心をコントロールする機能も弱まって、交通
ルールを無視したり、危険を危険と感じなくなって無謀な運転をしがちになるなど、重大
事故に結びつく極めて悪質・危険な行為です。そのため罰則も非常に厳しいものになっ
ています。 飲酒運転を撲滅するためには、飲酒運転をしないことはもちろんですが、飲
酒運転をさせないことも徹底していく必要があります。そのために、ドライバーの皆さん一
人ひとりが次のことを必ず守りましょう。
○飲酒運転をしないために
・飲酒の予定があるときは車で出かけない。
・運転の予定があるときは勧められても飲酒はしない。
・少しでも飲酒をしたときは車を運転しない。
○飲酒運転をさせないために
・運転する予定のある人には飲酒を勧めない。
・飲酒して車を運転しようとしている人がいたら制止する。
・飲酒運転の車には同乗しない。
・飲酒運転をするおそれのある人に車を貸さない。
※飲酒運転をするおそれのある人に車両や酒類の提供をしたり、飲酒運転の車に同
乗した場合は、提供者や同乗者も処罰の対象となります。
自転車の飲酒運転も処罰されます!
道路交通法第65条(酒気帯び運転等の禁止)には「何人も酒気を帯びて車両等を
運転してはならない」と定められており、「車両等」とは、自動車、原動機付自転
車、軽車両(自転車や荷車など)、トロリーバス、路面電車をいいます。したがっ
て、自転車の飲酒運転も禁止されており、酒酔い運転をした場合には「5年以下の
懲役又は100万円以下の罰金」となります。自転車の場合も「飲酒運転をしない、
させない」を徹底しましょう。
Mitsui Sumitomo Insurance Co.,Ltd. 2011.11/A3N11