スライド 1 - 日本ナレッジ株式会社

基礎知識
日本ナレッジ株式会社
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鋼材業界について
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鋼材卸売・非鉄金属卸売業界図
大規模需要先
ひも付き販売
自動車メーカー
ゼネコンなど
店売り
中堅中小需要先
仲間取引
店売り
高炉メーカー
商社(一次卸)
二次・三次卸
自動車
電機
造船
建築
土木
産業機械など
PowerSteelターゲット
業界
加工業
スリット業
鉄鋼卸
シャーリング業
プレス・伸鉄
コイルセンター
非鉄金属卸
形鋼・パイプ切断
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主要メーカー・商社について
主な鉄鋼メーカー
高炉メーカー(大手4社)
高炉を持ち原料から鋼材まで一貫生産。現在は大きく2グループに分かれている。
・新日鐵住金(新日本製鐵と住友金属が合併)国内最大手 ・神戸製鋼所 ・日新製鋼ホールディングス
・JFEホールディングス(国内2位)
普通鋼電炉メーカー(約60社)
特殊鋼メーカー
電気炉で鉄くずを溶かし鋼材を生産
電気炉で鉄くずを溶かし鋼材を生産
・東京製鐵 (国内最大手)
・共英製鋼 (国内2位)
・合同製鐵
・トピー工業
・JFE条鋼
・大同特殊鋼 (一般特殊鋼最大手)
・日立金属 (高級特殊鋼最大手)
・愛知製鋼 (トヨタ系列)
・山陽特殊製鋼
・三菱製鋼
商社(一次卸)
総合商社系・・・メタルワン(三菱商事と日商岩井の鉄鋼部門統合)、伊藤忠丸紅鉄鋼、住友商事、豊田通商
メーカー系・・・日鉄商事、JFE商事、住金物産、神鋼商事 etc…
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鋼材商品について
鋼材業界で取り扱う鋼材の種類
鋼材業界で取り扱う鋼材は大きく鉄鋼と非鉄金属の二種類に分けられます。
鉄鋼
鉄を主成分とする合金のこと。
(1)普通鋼
鉄と炭素の合金のこと。炭素鋼ともいう。
(2)特殊鋼
鉄に炭素以外のさまざまな元素を加えた合金鋼のこと。
添加する元素によって、硬度、強度、粘り強さ、耐磨耗性、 耐熱性、
耐食性などの特性が増す。
用途に応じて鉄鋼の性質をアップさせるのが特殊鋼。
非鉄金属
鉄鋼以外の金属のこと。
主にアルミニウムやステンレス・銅・タングステン・亜鉛・ブリキなどがある。
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鋼材商品の種類
主な鋼材の種類
種類
条鋼
棒鋼
断面が円形、正方形、多角形などの棒状の鋼材。約8割が建設現場で使われる鉄筋用。
形鋼
(かたこう)
目的にあったさまざまな断面の形をもつ鋼材。H形鋼をはじめ、山形鋼、I形鋼、みぞ形鋼など数多
くの種類がある。建築や橋梁、船舶などの構造材用や、岸壁、建築物、高速道路などの基礎杭用
など幅広い用途がある。
鋼矢板
(こうやいた)
凹凸状に成形加工した鋼板の両端に継ぎ手が設けられ、それをつなぎあわせて鉄の壁を作る。主
に土木建設の工事現場で土留めの仮設工事用囲いなどに使用する。
線材
細くて長い線状の鋼材。撚りあわせてワイヤロープにしたり、二次製品の素材として針金や金網、
釘、ボルト・ナットなど私たちの身近なところにも使われる製品に姿を変える。
軌条
鉄道などのレール。
厚板
厚さ3mm以上の板状の鋼材。(6mm未満のものは中板ともいう)
土木・建築・橋梁・産業機械用、石油タンク、海洋構造物などの一般及び溶接構造用の鋼板をはじ
め、造船用、ボイラ・圧力容器用、ラインパイプ用など幅広く使用する。
鋼板
薄板
鋼管
特徴
鋼管
厚さ3mm未満の板状の鋼材。自動車、建築、産業機械からガードレールなど用途は多岐に渡る。
断面が円形、楕円形、角形などの形をした肉厚の薄い中空の鋼材です。直径数mの大口径から注
射針のように細い管まで各種サイズがあります。水道管やガス管といった身近なものから化学プラ
ントや発電プラントに使うものまでさまざまな用途で利用される。
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鋼材商品
鋼種イメージ
H形鋼
I形鋼
丸棒
線材
軌条(レール)
みぞ形鋼
鋼管
薄板
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鋼材業界特有の業務
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重量計算内容
鋼材特有の取引単位
鋼材取引は重量単価が主流。鋼材にはJIS規格によるサイズ表や重量表があり、この数値を元に
重量を計算し価格を決定します。重量計算方法は主に3パターン。
重量計算方法
JIS規格により、鋼材の形状・断面寸法ごとの単位重量(1m当
たりの重量(kg/m))が決まっています。
これに取り扱う鋼材の長さを掛けることで一本あたりの重量を算
出します。
≪重量表の例≫H形鋼の場合
一本当たりの重量 = 長さ × 単位重量
なお、重量表がなくても計算で求めることができます。(特に形鋼以外)
一本当たりの重量 = 断面積 × 長さ × 鋼材の比重(鉄は7.85)
≪丸鋼の場合≫
≪板の場合≫
一本当たりの重量 =
一本当たりの重量 =
半径×半径×3.14×長さ×比重
断面積
厚み×幅×長さ×比重
断面積
上記の計算式でたいていの形状の重量を計算することができますが、薄板をロール状に巻いてあるコイルのような
ものはロールごとに重量がまちまちなのでトラックごと大きな体重計に乗り、取引単位に“実貫重量”を算出します。
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重量計算時の端数処理について
鉄鋼製品特有の端数処理
重量計算において端数が出た場合は、「丸め処理」という、鉄鋼業界特有の端数処
理をします。(JISの四捨五入とも言います)
3桁丸め
3桁まるめとは、有効数字4桁目を整理し有効数字3桁に確定すること。
この場合、有効数字4桁目以降の値によって処理が異なる。
<4桁目以降が「5」ちょうどの場合>
・3桁目が「偶数」であれば、4桁目を切り捨て
・3桁目が「奇数」であれば、4桁目を切り上げ
例)12.450→12.4
例)12.350→12.4
0.06325→0.0632
0.06395→0.0640
<4桁目以降が「5」ちょうどでない場合>
・4桁目を四捨五入
例)12.345→12.3
1.296→1.30
0.063258→0.633
4桁丸め
4桁丸めとは有効数字5桁目以降の数値を整理し有効数字4桁を確定すること。
この場合、有効数字5桁目以降の値によって処理が異なる。
(処理の方法は3桁丸めと同様)
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加工の種類について
「加工卸」という業態
鋼材流通業は、商品を仕入れてそのまま卸すよりも、必要とされた寸法や型への切断、曲げ、穴
あけ、溶接などの加工を施して需要先へ納品する「加工卸」という形態が主流になっている。外部
のシャーリング業者などに外注する業者も見られるが、自社で加工を行う企業が増えている。
主な加工法
目的
加工方法
特徴
シャーリング加工
上下二つの刃で挟んで切断。ハサミと同じ原理。直線のみ対応。
レーザー加工
光エネルギーの力で切断。曲線にも対応できる。
プラズマ加工
電気の力で切断。手書きで線を書く様にあらゆる形状に切断できる。
レベラー加工
ロール状の薄板をまっすぐに伸ばして切断する。
スリット加工
ロール状の薄板を輪切りにする。
穴あけ
パンチング加工
事務機のパンチを大きくしたような機械を利用して穴を開ける。
曲げ
ベンディング加工
平板から三次元形状に曲げる。V曲げ、U曲げなどの種類がある。
溶接加工
短時間の間に高熱を加えて金属を接合すること。
スポット溶接、パーカッション溶接などの種類がある。
切る
溶接
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その他
ミルシート
鉄鋼メーカーが、規格が指定された鋼材を受注した場合に、その製造結果が指定された規格(機
械的性質や化学成分など)の要求事項を満 足していることを証明した書類のことで 正式には 「鋼
材検査証明書」、又は「検査証明書」と言う。
一般的には最終需要先からの要求に基づいて発
行することが多く、必ずミルシートが必要な得意
先と出荷後にスポット的に要求されるケースが混
在する。鋼材卸の実務としては必要に応じて仕入
先から取り寄せて送付していたり、自社でキング
ファイルなどで紙で管理をしておき、必要に応じて
送付している場合とさまざまである。
取り合い
オーダー寸法、本数から使用母材の構成と切断方法を計算シミュレーションすること。
担当者が長年の経験と勘で行っているケースが最も多いが、小さなソフト会社が計算ソフトを販売
していたりもする。
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PowerSteelとは
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PowerSteelとは?
PowerSteelはSMILEをベースとした、鋼材業向けシステムとして開発され、出荷本数は
400本を超える業種パッケージです。
主な特徴
商品形状に合わせた重量計算式
商品形状ごと(パイプ・丸棒・板コイル・棒コイル・平鋼・板・形鋼・丸鋼・リング)の重量計算式を標準装備しています。
端数処理はJISの丸め計算に基づいています。また、ご要望により新たに重量計算式を追加することも可能です。
様々な条件による在庫検索機能
各種入力処理より、鋼種・商品規格・寸法・ロット番号などを条件として在庫状況を瞬時に確認することができます。
寸法単位のリアルタイムな在庫管理
在庫管理は商品ごと寸法ごとに数量と重量の両方で行います。
また、受注前のオファー分も含んだ在庫や、受発注予定を加味した予定在庫も確認できます。
間接原価の把握
伝票単位に加工賃や運賃、保管費用の金利などの間接原価を入力することにより、「実利益」の把握を行うことができ、
“本当に儲かっているのか”リアルタイムに把握することができます。
加工管理機能
加工指示処理により指示情報を作成し、自由レイアウト機能を用いて指示書の作成が行え、加工完了処理で母材の出庫情報、
製品・残材の入庫情報を作成します。製品原価や残材、歩留ロスの自動計算も行えます。
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対応モデル・オプション等について
【対応BSのVerとモデル】
・PowerSteel Ver7.3の場合、BS販売管理Ver7.60(スタンダードモデル)
【作成したインストーラー】
・スタンドアローン版
・スタンドアローン トランスファー版
・分散サーバー版
・分散サーバートランスファー版
【対応オプション】
・商品内訳OP(アドオン)
・ロット管理OP(アドオン)
・自由帳票実行OP(アドオン)
・営業所管理オプション
・自由帳票設計ツール
・着荷・検収基準オプション
・指定請求書オプション
CABを使用したプログラムの開発
は行っておりません。
PowerSteel AD からのコンバート
ツールはインストーラーに同梱さ
れています。
【対応機能】
【連携】
・回収管理機能 ・会計連動
・部門管理機能
・支払管理機能 【その他】
・銀行振込機能 ・CAB(アドオン)
・EB入金機能
※赤字は必須OP
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見積
PowerSteelフロー図
見積
発注
オファー
受注
受注
得
納品
出荷
有
効
在
庫
・
オ
フ
ァ
ー
問
合
せ
有
効
在
庫
・
オ
フ
ァ
ー
問
合
せ
加工
入荷
発注
検品
仕
入
先
/
外
注
先
在庫管理
意
仕入
先
売上
請求
支払
支払
入出庫
商品振替
棚卸
請求
請求入金
※
入金
自由帳票
Custom
AP Builder
会計連携
※お客様が帳票設計・拡張項目を追加される場合は、 自由帳票設計ツールが必要です。
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PowerSteel入出力一覧
見 積
受 注
出 荷
売上・売掛
発 注
入 荷
仕入・買掛
加 工
在 庫
Power Steel
見 積
見積書作成・見積状況の把
・ 見積処理
・ 見積書
・ 見積状況表 など
受 注
受注登録・見積からの受注計上
・ 受注処理
・ 配送予定表
・ 受注残一覧表
(得意先別/商品別/納期別) など
加 工
・
・
・
・
加工指示・在庫計上/引落
加工指示処理
加工完了処理
加工指示書
加工一覧表
など
出 荷
得意先への商品出荷
・ 出荷処理
・ 出荷明細書
・ 出荷リスト
売上・売掛
在 庫
・
・
・
・
倉庫間移動・母材→子材の振替
入出庫処理
商品振替処理
棚卸処理
各種在庫管理帳票
・
・
・
・
売上登録・見積/受注からの売上計上
売上処理
納品書
請求書(明細転記/合計転記/鑑)
各種売上管理帳票
発 注
発注登録・発注残管理
・ 発注処理
・ 注文書
・ 発注残一覧表
(仕入先別/商品別/納期別)
など
入 荷
仕入先からの商品入荷
・ 入荷処理
・ 入荷リスト
仕入・買掛
仕入登録・発注/入荷からの仕入計上
・ 仕入処理
・ 支払明細書(明細転記/合計転記)
・ 各種仕入管理帳票
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販売管理とPowerSteelとの違い
販売管理の機能の内、PowerSteelでは以下の機能が異なります。
※主要変更点を記載
①入数・個数機能・・・入数・個数の代わりに数量・重量管理となります。
②売上伝票・・・ページプリンタのみとなります。
③定期売上機能・・・使用できません。
④商品別倉庫別在庫照会・・・PowerSteelでは独自で在庫状況問合せ機能を追
加しております。
⑤出荷機能・・・ピンキング抽出や数量訂正は行えません。
独自機能として出荷処理・入荷処理をVer7.3でリリースしました。
⑥予定在庫・在庫引当機能・・・ PowerSteelでは独自で有効在庫数量・重量、仮
押さえを行なう、オファー機能を追加しております。
⑦セット構成品機能・・・PowerSteelではセット構成品機能は使用できません。
⑧回収引当機能・・・請求単位・伝票単位のみとなります。
⑨自由在庫集計機能・・・Ver7.3から使用できます。
⑩商品倉庫マトリックス表・・・使用できません。CABで対応して頂く事になります。
⑪商品コード・・・半角文字タイプ13桁固定となります。
⑫上代単価・金額・・・中間素材産業である為、上代を使用しません。
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販売管理とPowerSteelとの違い
⑬単価・内訳の小数点以下桁数・・・小数点以下3桁まで対応となります。
⑭在庫評価単価変更機能・・・使用できません。
⑮得意先別商品変換コード入出力・仕入先別商品変換コード入出力
・・・PowerSteelでは商品変換コード機能の代わりに独自機能として受注・売上
処理に品名打変入力という機能を持たせております。
⑯商品内訳機能・・・数値固定となります。
⑰ロット№機能・・・15桁固定となります。
⑱PowerSteelでは、受注→出荷→売上の流れ以外に受注→売上→出荷の
順で処理が行えます。
(鋼材卸業の場合、売上が先に立って後から出荷するパターンがあります。)
※その他の詳細については、システム確認書にてご確認ください。
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PowerSteelのオリジナル機能
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商品マスター保守
業界特有の商習慣や業界特性に対応
商品マスターの設定で商品の鋼種形状に合わせた重量計算パターンや寸法・長さ、端数処理の方法など
重量を求めるために必要な情報を登録します。
エキストラ単価を使用する場合は、エキストラ単価マスターのコードを指定します。
商品マスター
【重量計算パターンNo.】
商品の重量計算パターンを選択します。
【エキストラ単価】
エキストラ単価を設定している場合、
マスターとの紐付けを行います。
<重量計算パターンの種類(標準)>
パイプ
丸棒
平鋼
板コイル
棒コイル
板
他(形鋼)
丸鋼
リング
【重量計算区分】
商品ごとに「切捨」「切上」「四捨五入」
「丸め」から選択が可能です。
お客様の管理方法に合わせた運用をご
選択ください。丸めについては、鉱工業
における十進法(JISZ8401)に基づい
て計算します。
【管理区分】 在庫評価単価の管理方法を「重量単位」もしくは「数量単位」で管理
するかを選択できます。
【計算区分】 取引金額を求める要素を「数量」「重量」「長さ」から選択できます。
※伝票入力時に変更も可能です。
【在庫評価算出単位】 「商品単位」もしくは「ロット・寸法単位」に管理するか
選択可能です。
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エキストラ単価マスター
寸法ごとの単価割増を自動計算~エキストラ単価マスター
エキストラ単価マスタを設定をすることにより、商品マスタや単価マスタに登録された単価を
「ベース単価」として、寸法・長さによる割増額を自動計算し単価に反映させます。
エキストラ単価マスター
長さ別単価設定例
売上・仕入の両方に対応できます。
設定は『割増額』か『割増率』を
選択し、単価を直接入力、また
は自動計算で登録することも
できます。
割
引
割
増
寸法1、寸法2、長さを組み合せてエキストラ単価の
設定が可能です。
例えば)
1.000mの平鋼をベース単価として設定し、
長さによる「割増単価」を設定したとき、
設定した割増単価が自動計算され、伝票
上に表示されます。
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ロットマスター保守
伝票入力時の寸法を自動的にマスター化
受注処理や売上処理、発注処理や仕入処理等の伝票入力時に入力した寸法やロット№を自動的に
ロットマスターへ登録し、在庫管理が行なえるようになります。
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重量計算式設定
商品形状に合わせた重量計算
商品形状ごと(パイプ・丸棒・板コイル・棒コイル・平鋼・板・形鋼・丸鋼・リング)に設定された重量計算式から
重量を自動計算することができます。
よく使用される重量計算式は標準機能として搭載されています。また標準搭載されている重量計算式のほか
に、自由に計算式を変更、別の計算式を追加していただくことも可能です。
重量計算設定
例えば・・・
重量計算時に切しろ分を割増して
計算をしたい。など
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重量計算式設定
商品形状に合わせた重量計算(標準設定)
1~9の重量計算式は標準機能として搭載しています。またご要望により新たに重量計算式を追加する
事も可能です。
※1・・・3桁丸め
※2・・・4桁丸め
※3・・・総重量最終丸め
【1.パイプ計算】
寸法2
【計算式】
1m当たりの重量 =(寸法1(外径)- 寸法2(肉厚))×寸法2(肉厚)×単位重量 ※1
1本当たりの重量 = 1m当たりの重量 × 長さ ÷ 1000 ※1
総 重 量 = 1本当たりの重量 × 数量
※3
長さ
【寸法入力法】
寸法1
数字(寸法1、寸法2)+長さの組み合わせで入力します。
【2.丸棒計算】
【計算式】
1m当たりの重量 = 寸法1(直径) × 寸法1(直径) × 単位重量 ※1
1本当たりの重量 = 1m当たりの重量 × 長さ ÷ 1000 ※1
総 重 量 = 1本当たりの重量 × 数量
※3
長さ
寸法1
【寸法入力法】
数字(寸法1)+長さの組み合わせで入力します。
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重量計算式設定
【3.平鋼計算】
【計算式】
1m当たりの重量 =(寸法1(縦)× 寸法2(横))÷1000×単位重量 ※1
1本当たりの重量 = 1m当たりの重量 × 長さ ÷ 1000 ※1
総 重 量 = 1本当たりの重量 × 数量
※3
寸法1
長さ
寸法2
【寸法入力法】
数字(寸法1、寸法2)+長さの組み合わせで入力します。
【4.板コイル計算】
【計算式】
総 重 量 = 単位重量 × 数量
※3
※3
【寸法入力法】
数字(寸法1、寸法2)で入力します。
【5.棒コイル計算】
【計算式】
総 重 量 = 単位重量 × 数量
【寸法入力法】
数字(寸法1)で入力します。
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重量計算式設定
【6.板計算】
【計算式】
寸法2
1枚当たりの重量=(寸法1 × 単位重量)×((寸法2 ÷ 1000)×(長さ ÷ 1000))
※1 ※2 ※2
寸法1
【寸法入力法】
長さ
数字(寸法1、寸法2)+長さの組み合わせで入力します。
【7.その他計算(主に形鋼)】
【計算式】
1本当たりの重量 = 長さ × 単位重量 ÷ 1000 ※1 総 重 量 = 1本当たりの重量 × 数量
※3
【寸法入力法】
文字(マスタより表示のみ)+長さの組み合わせで入力します。
【8.丸 鋼】
面積より重量計算を行います。
【計算式】
円 面 積 =(寸法1 ÷ 2 × 寸法1 ÷ 2) × 3.14 ÷1000 ※2
1本当たりの重量 = (長さ ÷ 1000) × 単位重量 × 円面積
※1 ※2
総 重 量 = 1本当たりの重量 × 数量 ※3
長さ
寸法1
【寸法入力法】
数字(寸法1)+長さの組み合わせで入力します。
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重量計算式設定
【9.リング】
【計算式】
寸法1
外円面積 = (寸法1 ÷ 2 × 寸法1 ÷ 2)× 3.14 ÷ 1000 ※2
内円面積 = (寸法2 ÷ 2 × 寸法2 ÷ 2)× 3.14 ÷ 1000 ※2
1本当たりの重量 = (長さ ÷ 1000)× 単位重量 × (外円面積 - 内円面積)
※1 ※2 【寸法入力法】
数字(寸法1、寸法2)+長さの組み合わせで入力します。
寸法2
◆商品マスタの寸法登録について
・板コイル、棒コイル ・・・ 実貫(重量計で計った値)を用いることが多い。
計算する場合は1本当たりの重量を登録し数量管理する。
・形鋼 ・・・ H形鋼、山形鋼、みぞ形鋼など、寸法1、2と長さで表現できない鋼種は
文字寸法を使用する。
(例)H形鋼 125×125×6.5×9/8
(長さは寸法欄に入力)
※文字寸法を使用する場合、寸法毎に商品コードを取る必要があります。
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伝票入力時の商品検索機能
商品検索や重量・取引金額も自動計算
受注・売上処理、発注・仕入処理では、商品の寸法と数量入力により、重量・取引金額を自動計算します。
鋼種選択
【単価マスターの参照】
商品の単価は、商品マスターにある単価を
設定するほかに、得意先別、数量別の設定
が可能です。
商品検索
【商品検索】
商品検索する際、まずは鋼種を選び、そのカ
テゴリに分類されている商品の一覧が参照
可能です。
ロット管理を行っている場合は、
ロット番号からも商品検索ができます。
受注処理
【寸法の書き換えも可能】
商品マスターで設定した標準の寸法が自動表
示されますが、伝票上で書き換え可能です。
また、商品組合せ検索を利用すれば、過去に出
荷した寸法の組合せ参照も可能です。
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在庫状況問合せ機能
在庫状況を確認しながら伝票入力が可能
売上処理
在庫管理は、全て数量と重量の両方で管理できま
す。また、受注前に入力したオファー(予約)在庫
も含んだ在庫確認が可能です。
在庫関連照会画面、在庫管理帳票は数量と重量
が表示されます。
在庫状況問合せ
オファー一覧表
オファー在庫とは受注前の予約在庫のこと。
「誰が」「いつ」「どこに」出荷予定があるのか
確認が可能です。
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ロット№問合せ機能
ロット在庫管理検索機能
ロット№管理を使用する商品については、ロット№問合せ機能が使用できます。
売上処理
ロットNo.やサブロットNo.を指定して
売上や入出庫が可能です。
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品名打変入力機能
納品書や請求書に出力する商品名の変更も可能
受注処理
品名打変入力
取引毎に納品書や請求書に記載する商品名を
得意先の合わせて書き換えることが可能です。
※商品マスターの商品名は変更されません。
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商品振替処理
切断加工などによる在庫の振替が可能
加工品や切断品の母材から子材への商品振替を行います。
入力された情報は入出庫データとして登録され商品台帳などで確認できます。
商品振替処理
画面上段には使用される母材の
情報を指定します。複数の母材を
指定できます。
4,500mm×3本
画面下段では加工などにより完成
した在庫の情報を入力します。
3,000㎜×3本
1,500㎜×3本
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加工管理オプション
加工による在庫の振替、残材管理(残材算出)、製品原価の計算、歩留ロスの算出が可能
加工管理オプションにより、使用した母材の出庫や加工品、残材の入庫管理、加工実績管理が可能とな
ります。自由レイアウト帳票機能を用いてお客様の仕様に合わせた指示書の作成ができます。
材料(母材)
加工指示処理(完了処理)
4,500mm×3本
画面上段には使用される母材の
情報を指定します。複数の母材を
指定できます。
画面下段では加工後の製品の情
報を指定します。
製品
3,000㎜×3本
1,000㎜×3本
残材
自動計算ボタンを押下することで、
加工金額と材料金額を材料重量で
按分し製品の原単価を計算します。
500㎜×3本
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加工管理オプション
残材入力時
※残材の自動算出について
加工指示処理(完了処理)
母材と製品の商品コード、寸法1、
寸法2が同一の場合のみ算出され
ます。
残材入力
・残材算出ボタンで母材と製品から
残材を算出します。
・残材画面ボタンで残材入力の画面
が開きます。
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受注時の加工指示機能
各明細毎に工程別の加工情報が入力できます。
加工パターンによる工程情報の入力ができ、工程別の加工指示書を発行できます。
受注処理
加工ボタンで材料情報と加工情報の
入力ができます。
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間接原価機能
商品以外に掛かった間接原価の管理も可能
受注処理や売上処理にて伝票単位の加工賃や運賃、保管費用の金利など原価要素を入力することが
可能です。これにより、得意先別間接原価一覧表にて原価を差し引いた「実利益」を管理することが
できます。
間接原価
※上記内容はサンプルとなります。
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商品マスタ提供オプション
JIS規格にある下記鋼種のマスタをEXCELファイルにてご提供しております。
■ご使用上の注意事項
収録商品マスター一覧表
規格
棒鋼
形鋼
鋼種コード
BSC
SD
BA
BSUS
SB
HB
FB
AB
ABS
NAB
CB
PFC
BP
H
HN
HJ
CT
HS
HBN
HSJ
HFS
CTN
CTJ
CTS
SSCAB
SSCC
SSCZ
SSCR
SSCRZ
SSCH
IB
鋼種名
丸棒
異形丸鋼
アルミ丸棒(*¹基盤マスター)
ステンレス丸棒(*¹基盤マスター)
角鋼
六角鋼
平鋼
等辺山形鋼
不等辺山形鋼
不等辺不等圧山形鋼
溝形鋼
構造用形鋼
球平形鋼
H形鋼
極厚・超極厚H形鋼
極厚H形鋼
CT形鋼
軽量H形鋼
ハイパービーム
スーパーハイスレンドH
ハイフィットビーム
ハイパービームCT形鋼
スーパーハイスレンドCT形鋼
ハイフィットビームCT形鋼
軽山形鋼
軽溝形鋼
軽Z形鋼
リップ溝形鋼
リップZ形鋼
ハット形鋼
I 形鋼
規格
パイプ
板
鋼種コード
SUSTB
STBA
STB
STPG
STK
STKR
SUSTPD
STKM
STPT
STBL
STPL
STPY
SUSTP
STPA
SGP
SS
SP
SPHC
SPHD
SPHE
HZC
SPCC
SPCD
SPCE
XGXS
SUSP
SUSCP
鋼種名
ボイラ・熱交換器用ステンレス鋼鋼管
ボイラ・熱交換器用合金鋼鋼管
ボイラ・熱交換器用炭素鋼鋼管
圧力配管用炭素鋼鋼管
一般構造用炭素鋼鋼管
一般構造用角形鋼管
一般配管用ステンレス鋼管
機械構造用炭素鋼鋼管
高温配管用炭素鋼鋼管
低温熱交換器用鋼管
低温配管用鋼管
配管用アーク溶接炭素鋼鋼管
配管用ステンレス鋼管
配管用合金鋼管
配管用炭素鋼管
鋼板
鋼板
熱間圧延軟鋼板(一般)
熱間圧延軟鋼板(絞り)
熱間圧延軟鋼板(深絞り)
溶融亜鉛めっき鋼板
冷間圧延鋼板(一般)
冷間圧延鋼板(絞り)
冷間圧延鋼板(深絞り)
エキスパンドメタル
ステンレス鋼板
塗装ステンレス鋼板
「鋼材商品マスター提
供」を利用するにあ
たって、取込対象とす
る商品マスターに記載
されている商品分類
0(鋼種)を登録しておく
必要があります。
取り込みを行う際は、
初期設定や運用方針に
従って、マスターの区
分の編集や、取込み時
に使用していない項目
(拡張項目や付箋機能及
び商品別在庫評価単価)
の削除をExcel上で行う
必要があります。
*¹基盤マスター
こちらの記載があるマスターにつきましては、マスター作成の基となる内容
のご提供となります。
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