⑧歌口

洞簾歌口制作手順
まず、音の出し方、顎の当たり、唇の形、笛の握り腕の出し用、等々より 割り出し
た角度が右の図、共に10°と、その寸法12、腕はほどほど少し多めに胸の前に出し顎
当たりは顎の窪みにほとんどを下唇で歌口を潰し、本の少しの隙間に沈み込むような、
唇は細く薄くした様で気持ちは、丸く尖った口笛の吹くが如く細く長く糸の様に強く柔ら
かく弱く吹く、この口角度を忘れずに。
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鉛筆で黒付けですが、手小穴正面中心
より少し左側寄り気味にセンター線を入れそ
の両方に6mm取って12mm図面通り
歌口の黒付けとす。
(両手で手小穴を押さえて笛を構えた時
竹が細い故に右に回る為)
下写真12mm半丸やすり、荒、細目をつかい
ます。
次に尖った鋸、此の先が丁度10°両方の黒
を内側より、外皮一枚残す様に気を付けて
刃先が全部埋まったら、10°半丸やすり荒
から順次半丸小も、ちなみに、角は半丸を
立てて使ってみては・・・
斜め平ら滑る板の如く。
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丁重に慎重に気配って外皮一枚残す位吹
きながら削って吹く。
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1尺9寸根株付
1尺9寸丸筒
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