科目名 担当者 乳幼児臨床心理学 高野 美雪 ・ 久崎 孝浩

科目名
担当者
乳幼児臨床心理学
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
高野
美雪 ・ 久崎
孝浩
Infant Clinical Psychology
学年
1年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
近年の医学の進歩はめざましく、出生
前から種々の検査が施されたり、発達の
フォローが展開される。その中に乳幼児
期の発達を臨床心理学的に捉えていく専
門家の活躍の場があり、乳幼児とその保
護者に対して専門的支援が行われる。
本講義では、前半(1~7週=久崎)
に「乳幼児期の発達と心理」に関する重
要な基礎的知識について解説を加えなが
ら理解を促し、後半(8~14週=高野)
には、臨床発達心理学の視点から、発達
や障がい、現場の諸活動との関連を持た
せながら、将来、専門家として働くため
の知見を得ることを目的としたい。
単位数
2
開講時期
前期
授業計画
週
テーマ
乳児の知的世界(1)
講義内容
赤ちゃんの潜在的な力について
乳児の知的世界(2)
運動発達と対人的・内的世界の拡がり
幼児の知的世界(1)
運動・記憶・言葉の発達と心の理解のプロ
セス
幼児の知的世界(2)
物の世界の理解と発達のプロセス
親と子の絆
愛着とその個人差,関係性の移行など
情緒と自己の発達(1)
情緒の発達,子ども-大人間の情緒のやり
とり
情緒と自己の発達(2)
自己の発達,他者理解,自律
1
2
3
4
5
到達目標
・乳幼児期の発達と心理の基礎を知るこ
とができる
・得られた知識が臨床現場でどのように
活用されるかを知ることができる
準備学習
履 修 の
留意事項
教 科 書
乳児・幼児の発達に関連す
る図書、発達の問題に関す
る図書を1冊以上読んでお
くこと
認定心理士資格、特別支援
学校教諭免許状、幼稚園教
諭免許状のいずれかまたは
複数の取得希望者を優先す
る
保育の心理学Ⅰ(保育者養
成シリーズ) 林邦雄・谷
田貝公昭(監修)谷田明子
(編者) 一藝社
6
7
8
臨 床 の 立 場 か ら の 理 解 乳幼児の育児とは
(1)
9
臨 床 の 立 場 か ら の 理 解 新生児への対応
(2)
(低出生体重児・新生児スクリーニング検査)
10
臨 床 の 立 場 か ら の 理 解 乳幼児の睡眠・生活リズム
(3)
11
臨 床 の 立 場 か ら の 理 解 健康診査、発達相談
(4)
12
臨 床 の 立 場 か ら の 理 解 発達の遅れと障がいの早期発見
(5)
13
臨 床 の 立 場 か ら の 理 解 子どものこころの問題
(6)
14
臨 床 の 立 場 か ら の 理 解 乳幼児虐待
(7)
まとめ(高野・久崎)
参考図書
講義の振り返りと総括
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
40
毎時間提出する感想・質問等の記入度
期末テスト
60
テストの素点
-273-
科目名
担当者
行動科学概論
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
和田
由美子
Introduction to Behavioral Science
学年
1年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
本講義においては,学習心理学と生物
心理学の基礎について学ぶ。学習心理学
では行動の原因を環境に求めるのに対
し,生物心理学では行動の原因を進化や
遺伝的要因に求める。同じ行動現象を異
なった視点から考察することにより,人
間行動に対する視野を広げ,理解を深め
ることがこの講義の目的である。
単位数
2
開講時期
前期
授業計画
週
テーマ
オリエンテーション
講義内容
授業の進め方について
行動とは
行動とは何か,行動を規定する要因につい
て
学習の原理(1)
古典的条件づけ
学習の原理(2)
オペラント条件づけ
学習の原理と応用(1)
古典的条件づけの応用:広告、行動療法
学習の原理と応用(1)
オペラント条件づけの応用:応用行動分析
学習の生物学的制約
オートシェイピング,味覚嫌悪学習
遺伝と行動(1)
行動の遺伝,双生児研究
遺伝と行動(2)
選択交配,行動変異体
行動の進化(1)
ダーウィン進化論,行動の系統発生
行動の進化(2)
利己的遺伝子と血縁選択説
行動の進化(3)
繁殖戦略,オスとメスの対立,親と子の対
立
遺伝と環境(1)
初期の学習と行動、刻印づけ、臨界期
遺伝と環境(2)
恐怖の準備性、ヘビ恐怖とクモ恐怖
まとめ
既習の内容についてまとめを行う
1
2
3
4
5
到達目標
・特定の行動がどのような学習原理に基
づいて形成されるかを説明できる。
・具体的な例を示しながら、特定の行動
が遺伝によって規定されていることを
説明できる。
・特定の行動が「なぜ」生じるのかを、
進化的観点に基づいて説明できる。
・具体的な例を示しながら、遺伝と環境
の相互作用について説明できる。
6
7
8
9
準備学習
・予習として、指定された
資料を事前に一読してく
ること。
・前回の復習をしっかりし
てくること。
特になし
履 修 の
留意事項
10
11
12
毎回資料を配布する。
13
教 科 書
参考図書
『行動の基礎』小野浩一著
培風館
『進化と人間行動』長谷川
寿一・長谷川真理子著 東
京大学出版会
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
10
受講態度とコメント内容によって評価。
単元テスト
40
単元ごとに実施する小テスト、レポートの得点
期末テスト
50
-274-
科目名
担当者
社会福祉原論Ⅰ
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
三城
大介
Principles of Social Welfare Ⅰ
学年
1年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
この講義を通して受講者個々が、社会
福祉とはなにかを自分なりに咀嚼し、考
察していけることを期待する。
社会福祉の概念、理論、歴史、政策・
制度、実践、技術、実践主体の動向と今
後の展望などについて全般的な概説を行
い、知識の共有化を図る。
単位数
2
開講時期
前期
授業計画
週
1
テーマ
講義内容
現代の福祉と福祉施策
福祉の対象とその枠組み
(1)
2
現代の福祉と福祉施策
福祉政策とその実態・福祉専門職
(2)
福祉の思想と哲学(1)
自立と自律
福祉の思想と哲学(2)
ノーマリーゼーションからSRVへ
福祉の思想と哲学(3)
センのケイパビリティー理論を中心に
福祉の思想と哲学(4)
公共性の哲学と福祉
3
4
5
到達目標
社会福祉の基礎理論を理解したうえ
で、ソーシャルワークの萌芽から、社会
福祉基礎構造改革による福祉パラダイム
シフトまでの展開過程を整理できる力を
養う。
6
7
福祉施策の理論と実際
福祉の公共性と福祉施策
(1)
8
福祉施策の理論と実際
福祉制度の体系と展開
(2)
福祉施策の発展過程(1) 近代化福祉施策と社会事業
9
特に必要なし。
準備学習
履 修 の
留意事項
教 科 書
GHQと戦後の福祉
GHQと戦後の福祉
10
精神保健福祉士受験資格の
必修科目です。資格取得希
望者は、必ず受講してくだ
さい。
新社会福祉士養成講座4巻
「現代社会と福祉」、社会福
祉士養成講座編集委員会編
集、中央法規出版
「戦後日本社会福祉論争」
真田是編 法律文化社
参考図書
11
高度経済成長と福祉制度 高度経済成長と福祉制度の展開
の展開
12
コロニー改廃論とコミュ コロニー改廃論とコミュニティーケア
ニティーケア
福祉パラダイムシフト
福祉パラダイムシフト
13
14
社会福祉基礎構造改革後 社会福祉基礎構造改革後のレジームの再
のレジームの再構築
構築
15
少子高齢化時代の福祉施 少子高齢化時代の福祉施策
策
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
10
他の受講生の学ぶ環境を乱さないこと。
課題/レポート
10
必要に応じて適宜レポートを課す。
期末テスト
80
論述問題を出題し、理解度で評価。
-275-
科目名
担当者
社会福祉原論Ⅱ
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
三城
大介
Principles of Social Welfare Ⅱ
学年
1年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
社会福祉援助の実施体制や提供組織、
社会福祉援助を必要とするものと支援者
との関係を整理して講義する。
ま た 、 社 会 福 祉 運 営 管 理 ( Social
administration)やコミュニテー・ソーシャ
ルワーク、ソーシャルワークの基礎につ
いても言及したい。
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
週
1
テーマ
講義内容
福祉施策における必要と 福祉施策とニード分析、そのキャッチアッ
資源
プの手法
2
福祉施策の主体と手法
福祉施策の対象
(1)
3
福祉施策の主体と手法
政策成立の過程と評価
(2)
福祉施策の関連領域(1) 社会保障と福祉施策
4
福祉施策の関連領域(2) 人権擁護と福祉施策
5
到達目標
ソーシャルワーク、コミュニティーワ
ークについての基礎的な理解と、対人援
助に必要な倫理や価値の考察を深めると
ともに、福祉サービスの実施体制につい
て理解を深める。
6
福 祉 施 策 と 社 会 福 祉 制 福祉施策の機軸としての社会福祉
度)
社会福祉制度の体系
制度の構造と特徴
福祉サービスの供給
福祉サービスの供給部門と福祉コンシュ
ーマの是非
7
8
9
福祉サービスと援助活動 バイスティックの7原則とその限界
(1)
10
福祉サービスと援助活動 エコロジカルモデルの視点
(2)
11
福祉サービスと援助活動 ストレングスとウィークネス
(3)
12
福祉サービスと援助活動 ケースワークとグループワーク
(4)
13
福祉サービスと援助活動 ソーシャルワークの関連技術
(5)
特に必要なし。
準備学習
履 修 の
留意事項
教 科 書
参考図書
精神保健福祉士受験資格の
必修科目です。資格取得希
望者は、必ず受講してくだ
さい
新社会福祉士養成講座4巻
「現代社会と福祉」、社会福
祉士養成講座編集委員会編
集、中央法規出版
「日本の社会福祉学 岡村
重夫とその批判者たち」松
本英孝、三学出版
福祉施策の課題と展望
ソーシャル・インクルージョンと現代社会
福祉施策の国際比較
欧米の福祉施策
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
10
他の受講生の学ぶ環境を乱さないこと。
課題/レポート
10
必要に応じて適宜レポートを課す。
期末テスト
80
論述問題を出題し、理解度で評価。
-276-
科目名
担当者
精神医学Ⅰ
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
宮谷
高史
Psychiatry Ⅰ
学年
1年
必修・選択別
選択
授業の概要
精神医学に関しての重要な医学的知識
を習得することを目的としています。
また、教科書的な内容にとどまらず、
実際の医療現場における心構えや対応へ
の考え方について講義しています。
授業形態
講義
単位数
2
開講時期
前期
1
授業計画
テーマ
講義内容
精神医学、精神医療の歴 日本、諸外国の精神医学の歴史、動向
史
2
脳および神経の生理・解 中枢神経系、末梢神経系、脳内ホルモンな
剖
ど
週
精神医学の概念
主に、精神障害の成因と分類について
診断法
診断の手順、方法、検査などについて
3
4
器質性精神障害
1
痴呆の理解、接し方など
器質性精神障害
2
身体疾患からの精神障害について
5
到達目標
・代表的な精神疾患について、成因、症
状、診断法、治療法、経過、本人や家
族への支援といった観点から理解でき
る。
・精神科病院における専門治療の内容及
び特性について理解できる。
・臨床心理士、精神保健福祉士が、精神
科チーム医療の一員として関わる際に
担うべき役割について理解できる。
6
7
精 神 作 用 物 質 に よ る 精 薬物依存についての理解
神、行動の障害 1
精 神 作 用 物 質 に よ る 精 アルコール依存症について
神、行動の障害 2
1
8
精 神 作 用 物 質 に よ る 精 アルコール依存症について
神、行動の障害 3
2
9
精神分裂病、分裂病型障 統合失調症
害および妄想性障害
1
10
精神分裂病、分裂病性障 統合失調症
害および妄想性障害
2
11
特になし
準備学習
履 修 の
留意事項
教 科 書
私語による授業の妨げがあ
る時には、平常点が著しく
下がります。
気分(感情)障害
1
うつ病、躁うつ病の理解
1
気分(感情)障害
2
うつ病、躁うつ病の理解
2
気分(感情)障害
3
うつ病、躁うつ病の理解
3
12
なし
板書します。
パワーポイント使用時は、
プリントを配布します。
精神保健福祉士養成セミナ
ー編集委員会編
参考図書
13
14
現場から
1
病院勤務の臨床心理の講義
15
成績評価基準
評価方法
平常点(態度・行動観察)
課題/レポート
期末テスト
割合(%)
60
評価のポイント
積極的かつ真摯な姿勢。
参考
内容の着眼点、発想など。
40
授業の内容を踏まえた論拠。
-277-
科目名
担当者
精神医学Ⅱ
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
宮谷
高史
Psychiatry Ⅱ
学年
1年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
精神医学に関しての重要な医学的知識
を習得することを目的としています。
また、教科書的な内容にとどまらず、
実際の医療現場における心構えや対応へ
の考え方について講義しています。
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
週
1
2
3
4
テーマ
神経症性障害、ストレス
関連障害および身体表現
性障害 1
神経症性障害、ストレス
関連障害および身体表現
性障害 2
神経症性障害、ストレス
関連障害および身体表現
性障害 3
神経症性障害、ストレス
関連障害および身体表現
性障害 4
講義内容
神経症の分類と理解
ヒステリーについて
摂食障害
無食欲症と大食症について
睡眠障害
睡眠の生理と疾患について
不安神経症、パニック障害
強迫神経症
心的外傷後症候群(PTSD)
5
到達目標
・代表的な精神疾患について、成因、症
状、診断法、治療法、経過、本人や家
族への支援といった観点から理解でき
る。
・精神科病院における専門治療の内容及
び特性について理解できる。
・臨床心理士、精神保健福祉士が、精神
科チーム医療の一員として関わる際に
担うべき役割について理解できる。
6
7
情緒不安定性人格障害(境界型人格障害)
成人の人格障害
2
その他の人格障害について
神経系の疾患
てんかんについて
治療法
精神療法、薬物療法など
10
準備学習
教 科 書
1
9
特になし
履 修 の
留意事項
成人の人格障害
8
私語による授業の妨げがあ
る時には、平常点が著しく
下がります。
11
現場から
2
作業療法士の講義
現場から
3
精神保健福祉士の講義
現場から
4
地域生活支援センター(なでしこ)センタ
ー長講義
12
なし
板書します。
パワーポイント使用時は、
プリントを配布します。
精神保健福祉士養成セミナ
ー編集委員会編
参考図書
13
14
まとめ
まとめ
15
成績評価基準
評価方法
平常点(態度・行動観察)
課題/レポート
期末テスト
割合(%)
60
評価のポイント
積極的かつ真摯な姿勢。
参考
内容の着眼点、発想など。
40
授業の内容を踏まえた論拠。
-278-
科目名
担当者
児童心理学
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
久崎
学年
1年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
幼児から青年への移行期にあたる児童
期(およそ6~12歳)には一体何が発達
するのか。フロイトはこの時期を潜在期
と呼び,青年期に再び発動するまで感情
や活動が静まる穏やかな時期として位置
づけた。しかし,現代社会において家庭
や教育の中で発生する問題や事件に目を
向けてみれば,決してこの児童期が平穏
な時期だと断言できるものではない。こ
の講義では,生物学的視点から、あるい
は身体と心,認知と学業,情動と対人関
係といった観点から,乳幼児期から児童
期の子どもの特徴を解説し,また子ども
の心理的健康や社会的適応を深長かつ慎
重に考えていく。
到達目標
・幼児期から青年期への移行期としてこ
の時期の心理的特徴や発達現象を説明
できる
・個性的発達を生物学的また心理社会的
な観点から説明できる
・自閉症などの発達障害の問題の本質を
捉えて,それを臨床的に活かすことが
できる
・子どもの社会情動的問題を親子の関係
性や愛着といった視点から指摘するこ
とができる
乳幼児臨床心理学を事前に
履修しておくこと。
準備学習
一斉講義のため,遅刻・私
語や途中離席は禁ずる。
授業計画
講義内容
1
心理学の基本的視点を再考
する
心を理解する上で重要な視点となる,発達,進
化,構造,機能という視点を概説し,心理発達
現象の理解においても有用であることを示す。
児童期とは何か?
児童期を文化論的に位置づけるとともに,生涯
発達あるいは主要な発達理論の観点で児童期に
ついて概説する。
Nature or Nurture?(1)
遺伝性を双生児研究や行動遺伝学から論じると
ともに,共有環境・非共有環境という概念を幾
つかの例を挙げながら詳説する。
Nature or Nurture?(2)
遺伝と環境の相互作用について幾つかの例を絡
めて概説するとともに,遺伝性や環境の影響が
発達的に変動することを理解する。
心と体は関係するか?(1)
子どもの身体・運動能力の現状を把握するとと
もに,子どもの運動発達を取り巻く環境や地域
が心理的発達に大きく影響することを示す。
心と体は関係するか?(2)
子どもにとって大きなストレスは何か,またス
トレスやパーソナリティが身体に及ぼす影響に
ついて詳説する。
認知発達(1)
ピアジェの発生的認識論をベースに幼児から青
年に至る認知的特徴を理解するとともに,認知
発達の基本的なメカニズムを学ぶ。
認知発達(2)
認知発達において他者とのコミュニケーション
が重要であることを示すとともに,仮想概念を
要する科学的思考の発達過程を理解する。
社会的認知発達(1)
他者の心の理解が幼児期から児童期にかけてど
のように発達するのかを示し,それが道徳性発
達の重要な要件であることを理解する。
社会的認知発達(2)
心の理論獲得の躓きとして理解されてきた自閉
症についてその本源的障害を問い直すととも
に,そこから有用な臨床的アプローチを考える。
社会情動的発達
情動の基本的な発達と機能について理解し,関
係性や社会性の発達において重要な情動的コミ
ュニケーションの働きについて概説する。
親子の関係性(1)
親子の関係性の形成において重要な子どもの愛
着を本源的に理解するとともに,その愛着の基
本的な発達過程を概説する。
親子の関係性(2)
愛着の個人差や虐待は世代間で伝達するか,親
子の間で育まれた愛着は他の関係や社会性に影
響するかを詳説する。
親子の関係性(3)
子どもの社会情緒的問題や虐待を愛着形成とい
う観点から理解するために,幾つかのケースを
紹介してそれらを熟考する。
児童心理学のまとめとしてあらためて,子ども
の発達を感情,認知,関係性,遺伝性,地域社
会という観点から概説する。
2
3
4
6
7
8
9
10
11
適宜,プリントを配布する。
13
随時,紹介する。
14
まとめ
参考図書
開講時期
後期
テーマ
12
教 科 書
単位数
2
週
5
履 修 の
留意事項
孝浩
Child Psychology
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
平常点(態度・行動観察)
30
課題/レポート
0
期末テスト
70
評価のポイント
遅刻をせずマナーを厳守して授業に出席すること
子どもの発達を様々な観点で理解し,それを的確に説
明できる
-279-
科目名
担当者
神経心理学
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
和田
由美子
Neuropsychology
心理臨床学科
学年
必修・選択別
授業形態
単位数
開講時期
1年
選択
講義
2
後期
授業の概要
授業計画
感覚・知覚,動作・行為,言語,学習・ 週
記憶に関わる脳機能について学習する。
また,そのような機能が,病気や事故に 1
より障害された場合の認知や行動の異
常,およびその評価法についてもとりあ
げ,高次脳機能障害や認知症についての
理解を深めることを目的とする。
2
テーマ
オリエンテーョン
講義内容
神経心理学とはどのような学問か
脳の構造と機能
中枢神経系,末梢神経系,大脳皮質におけ
る機能局在
脳の側性化
大脳半球の左右機能差、言語機能の左半球
優位性、分離脳、
失語(1)
言語の神経心理学的基盤
失語(2)
失語症,読み書き障害とその関連部位
失認(1)
感覚・知覚の神経心理学的基盤
失認(2)
視覚失認,聴覚失認とその関連部位
失認(3)
空間失認,身体失認とその関連部位
失行(1)
動作・行為の神経心理学的基盤
失行(2)
失行とその関連部位
記憶障害(1)
記憶障害の症例と記憶の分類
記憶障害(2)
記憶の神経心理学的基盤
実行機能障害
前頭連合野の機能とその障害
認知症
認知症の種類,症状,関連部位
まとめ
既習の内容についてまとめを行う
3
4
5
到達目標
6
・脳の基本的な構造と機能について、お
おまかに説明できる。
・失語、失認、失行、記憶障害、実行機
能障害、認知症の神経心理学的症状に 7
ついて詳しく説明できる。
・脳の損傷部位と神経心理学的症状との
関連について、おおまかに説明できる。
8
9
準備学習
履 修 の
留意事項
教 科 書
参考図書
・授業の予習として、指定
された教科書の該当箇所
を毎回読んでくること。
・復習テストを毎回行うの
で、前回の内容をしっか
り復習してくること。
10
11
特になし
12
『脳からはじめるこころの
理解』安部博史ほか 福村
出版
(2年次の生理心理学でも
使用する)
武田克彦著『ベッドサイド
の神経心理学(第2版)』中
外医学社
13
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
10
受講態度とコメント内容によって評価。
課題/レポート
40
毎回実施する復習テストの得点
期末テスト
50
-280-
科目名
担当者
生理心理学
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
和田
Physiological Psychology
学年
必修・選択別
2年
選択
授業形態
講義
授業の概要
生理心理学とは,
「こころ」と「身体(主
に脳)」の間に、どのような相関関係、因
果関係が見られるのかを研究する学問領
域である。本講義では,生理心理学で研
究されている様々なトピックの中から,
情動、行動・認知の発達と加齢、精神疾
患をとりあげ,これまでに明らかにされ
てきた神経生理学的メカニズムについて
概説する。
由美子
単位数
2
開講時期
前期
授業計画
週
テーマ
オリエンテーション
講義内容
生理心理学とは,心身一元論と二元論
1
2
脳の構造と情報伝達(1) 中枢神経系,末梢神経系,脳の基本構造と
主要機能,神経細胞の構造
3
脳の構造と情報伝達(2) 神経細胞,活動電位,シナプス,神経伝達
物質
情動(1)
情動の理論、自律神経系の反応と情動
情動(2)
情動に関連する脳内メカニズム
情動(3)
情動と記憶
情動(4)
情動反応性の個人差
脳の発達と障害(1)
発達に伴う脳の変化
脳の発達と障害(2)
ADHD, 自閉症スペクトラム障害
加齢(1)
加齢に伴う脳の変化
加齢(2)
加齢に伴う脳の変化と行動
加齢(3)
アルツハイマー型認知症,レビー小体型認
知症,パーキンソン病
精神疾患(1)
統合失調症に関連する脳内メカニズム
精神疾患(2)
気分障害に関連する脳内メカニズム
まとめ
既習の内容についてまとめを行う
4
5
到達目標
・基本的な脳の構造・機能,脳内情報伝
達,薬物が行動に影響を及ぼす仕組み
についておおまかに説明できる。
6
7
・情動,行動や認知の発達と加齢,精神
疾患に関連する神経生理学的メカニズ
ムについて,おおまかに説明できる。
・「こころ」と「身体」の関係について,
様々な学術的知見を引用しながら,自
分なりの考えを述べることができる。
準備学習
履 修 の
留意事項
教 科 書
参考図書
教科書の指定されたページ
を事前に読んだ上で授業に
臨むこと。
「神経心理学」を履修済み
であることが望ましい。
8
9
10
11
12
『脳から始める心の理解』
安部博史ほか著 福村出版
(1年次の神経心理学の教
科書と同じです)
『ピネル バイオサイコロ
ジー』ジョン・ピネル著 西
村出版
13
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
10
受講態度とコメント内容によって評価。
単元テスト
40
単元ごとに実施する小テストの得点
期末テスト
50
-281-
科目名
担当者
心理学統計法Ⅰ
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
久崎
学年
2年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
心理学においてなぜ統計学が必要なの
かを説明し,心理学統計法の基礎につい
て講義する。加えて,心理学統計法を用
いてデータを検討し,その結果を解釈す
ることによって,心理行動現象を統計的
に解き明かす方法を学ぶ。
この講義の最終ゴールは,数値データ
から統計的な意味を読み取ることと,そ
してデータの性質・差異・関係を統計的
に検討することで現象の本質を知ること
にあることを理解されたい。
1
到達目標
・心理社会的現象を確率的・統計学的に
理解することができる
・心理社会的現象にかかわるデータを柔
軟に操作することができる
・心理社会現象における一般仮説を,デ
ータに基づいて確率的に採択・棄却す
ることができる
参考図書
各自関数電卓を購入・持参
すること
吉田寿夫『本当にわかりや
すいすごく大切なことが書
いてあるごく初歩の統計の
本』(北大路書房)
田中敏『実践心理データ解
析』(新曜社)
森・吉田(編)『心理学のた
めのデータ解析テクニカル
ブック』(北大路書房)
開講時期
前期
変数の度数分布
心理行動現象における量的変数や質的変
数がどのような分布になるのかを学ぶ。
データの数値要約
量的変数や質的変数はどのように要約さ
れるかを学ぶ。
3
2つの量的変数の関係に 2つの量的変数の関係をどのように検討
ついての分析
するのかについて学ぶ。
2つの質的変数の関係に 2つの質的変数の関係をどのように検討
ついての分析
するのかについて学ぶ。
変数変換
6
統計的検定の基礎
7
そのままのデータを何故変換しないとい
けないのか,線形変換と非線形変換につい
て学ぶ。
記述統計と推測統計の違い,無作為標本抽
出の意味,推測統計の種類について学ぶ。
8
適切な検定を選択するた 独立変数と従属変数の関係,剰余変数とは
めには
何か検定における要因計画などについて
学ぶ。
9
対応のない場合のt検定 実際にデータを用いて対応のない場合の
の実際
t検定を行い,その結果についての解釈を
試みる。
10
対応のある場合のt検定 実際にデータを用いて対応のある場合の
の実際
t検定を行い,その結果についての解釈を
試みる。
特になし
準備学習
単位数
2
テーマ
講義内容
心理学における統計およ 心理学で何故統計が必要なのか,心理学に
び変数とデータ
おける変数やデータの種類について説明
する。
2
5
教 科 書
佑規
授業計画
週
※進行状況によっては,右記のいずれか 4
のテーマを省略する。
※クラス分けは開講前に発表・掲示する。
履 修 の
留意事項
孝浩・原田
Psychological Statistics Ⅰ
11
従属変数が順序変数であ 実際にデータを用いてU検定を行い,その
るU検定の実際
結果についての解釈を試みる。
12
対応のない1要因分散分 実際にデータを用いて対応のない1要因
析の実際
分散分析と多重比較を行い,結果の解釈を
試みる。
13
2 重 ク ロ ス 表 に 基 づ く 実際にデータを用いてクロス表を作成し,
χ2 検定の実際
χ2 検定や残差分析を行って,結果の解釈
を試みる。
14
ピアソンの相関係数と有 実際にデータを用いて相関図を作成し,相
意性検定の実際
関係数の算出およびそれに基づく有意性
まとめ
を検討する
全体的なまとめ
15
対応のない 1 要因分散分 実際にデータを用いて対応のない 1 要因
析の実際
分散分析と多重比較を行い,結果の解釈を
試みる。
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
30
遅刻をせずマナー厳守で授業に出席する
課題/レポート
0
―
期末テスト
70
統計的概念を理解し,必要なデータ操作・検定を柔軟
に行うことができる
-282-
科目名
担当者
心理学統計法Ⅱ
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
糟谷
知香江
Psychological Statistics Ⅱ
学年
3年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
心理学統計法Ⅰに引き続き、統計法の
基礎について講義する。本講義では、要
因計画法と分散分析を主に取り上げる。
後半では、実習としてグループで実験計
画をたて、データ収集・分析、レポート
作成を行う予定である。
なお、右の授業計画は受講者数と授業
の進行状況によって変更する可能性があ
る。
テーマ
ガイダンス
講義内容
これまでに学習した統計に関する知識を
整理する
要因計画法の基礎(1)
実験を計画する際に必要となる要件(要
因、水準、独立変数・従属変数)について
理解する
要因計画法の基礎(2)
実験を計画する際に必要となる要件(要
因、水準、独立変数・従属変数)について
理解する
分散分析(1)
1要因の分散分析を、研究例を通して理解
する
分散分析(2)
2要因の分散分析を、研究例を通して理解
する
分散分析(3)
2要因の分散分析を、研究例を通して理解
する
分散分析(4)
交互作用、多重比較について理解する
分散分析(5)
分散分析表の読み方を理解し、自分で書け
るようになる
実習(1)
グループで実験計画をたてる
実習(2)
グループで実験を行う
実習(3)
実験結果を分析する
実習(4)
実験結果をレポートにまとめる
因子分析(1)
因子分析を、研究例を通して理解する
因子分析(2)
因子分析を、研究例を通して理解する
まとめ
これまでの講義を総括し、講義内容につい
て理解を深める
1
2
4
5
分散分析を用いる研究を、実験計画か
らデータ分析、レポート執筆まで、自分
で行えるようになることを目標とする。
開講時期
前期
授業計画
週
3
到達目標
単位数
2
6
7
8
9
心理学統計法Ⅰの単位を取
得していること。
準備学習
履 修 の
留意事項
授業時間外にデータ収集・
分析作業をすることがあ
る。
10
11
12
適宜、資料を配付する。
13
教 科 書
講義中に紹介する。
参考図書
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
20
欠席・遅刻は、グループでの作業に支障があるため、厳
しく評価する。
課題/レポート
30
期末試験
50
-283-
科目名
担当者
発達アセスメント
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
高野
美雪
Developmental Assessment
学年
2年
必修・選択別
選択
授業形態
講義・演習
授業の概要
本講義では、心理臨床、学校教育の現
場で活用される発達評価アセスメントの
理論、実践、解釈について習得すること
を目的とします。実際に発達段階別に新
版 K 式発達検査、田中ビネー検査、ウェ
クスラー式検査の検査用具を使用し、デ
ータを測定、収集し、分析します。取り
組みに際し、班を構成します。
単位数
2
開講時期
前期
授業計画
週
テーマ
オリエンテーション
講義内容
発達アセスメントの目的など
検査等の講義と演習
新版K式発達検査について
検査等の講義と演習
新版K式発達検査の測定・収集
検査等の講義と演習
新版K式発達検査の結果算出
検査等の講義と演習
新版K式発達検査の解釈
検査等の講義と演習
田中ビネー式知能検査について
検査等の講義と演習
田中ビネー式知能検査の測定・収集
検査等の講義と演習
田中ビネー式知能検査の結果算出
検査等の講義と演習
田中ビネー式知能検査の解釈
検査等の講義と演習
WISCⅢについて
検査等の講義と演習
WISCⅢの測定・収集
検査等の講義と演習
WISCⅢの結果算出
検査等の講義と演習
WISCⅢの解釈
検査等の講義と演習
その他のウェクスラー式知能検査(WISC
Ⅳ、WAISⅢなど)について
まとめ
本講義のまとめを実施
1
2
3
4
5
到達目標
・
「学生が発達アセスメントの検査の内容
を理解する」
・「学生が発達アセスメントの実施方法、
データ測定、分析方法を理解する」
6
7
8
9
準備学習
履 修 の
留意事項
授業内で宿題を出しますの
で必ず取り組み、提出して
ください。
特別支援学校教諭免許状、
認定心理士資格取得希望者
を対象とします。
10
11
12
なし
13
教 科 書
特になし
参考図書
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
40
演習形式に積極的に参加する事
課題/レポート
60
毎回の課題レポートの記入内容により評価
期末テスト
-284-
科目名
担当者
臨床心理学
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
有村
達之
Clinical Psychology
学年
2年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
臨床心理学とは、心に何らかの問題を
抱える人たちに対して、心理学の観点か
ら問題解決につながる支援の方途を探求
する学問である。本講義では、日本と世
界の臨床心理学について、従来の常識か
ら最新の話題まで広く紹介する。
単位数
2
開講時期
前期
授業計画
週
テーマ
臨床心理学とはなにか①
講義内容
臨床心理学の基礎知識
臨床心理学の成り立ち
臨床心理学とはなにか②
臨床心理学の活動
臨床心理学の基本理念
アセスメント①
アセスメントの基礎
アセスメントの技法
アセスメント②
応用行動分析、機能分析
発達臨床心理学①
発達臨床心理学の基礎
発達臨床心理学②
各発達段階の特徴
精神障害と臨床心理学①
異常心理学の基礎
精神障害と臨床心理学②
不安障害、身体表現性障害
精神障害と臨床心理学③
パーソナリティ障害、気分障害、精神病性
障害
問題への介入①
クライエント中心療法、精神分析
問題への介入②
行動療法、認知行動療法
問題への介入③
集団への介入
臨床心理学の研究
臨床心理学的研究の技法
社会と臨床心理学
臨床心理士が働く領域、資格
まとめ
全体的まとめ
1
2
3
4
5
到達目標
臨床心理学とはどういう学問か説明で
きる。
臨床心理学的アセスメント、発達臨床
心理学、異常心理学、代表的な心理療法
の概略を説明できる。
6
7
8
9
その都度指示する
10
準備学習
履 修 の
留意事項
私語など他の受講生の学ぶ
環境を乱している場合には
受講を停止させることがあ
ります。
教 科 書
下山晴彦監修 「面白いほ
どよくわかる!臨床心理
学」 西東社
その都度指示する
参考図書
11
12
13
14
15
成績評価基準
評価方法
平常点(態度・行動観察)
割合(%)
30
課題/レポート
期末テスト
評価のポイント
毎時間記入する感想質問等の記入度、受講態度
70
-285-
科目名
担当者
人格心理学
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
石坂
昌子
Personality Psychology
学年
2年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
日常生活で、自分の性格について悩ん
だり、他者の性格を理解しようとしたり
して苦労したことがあるのではないでし
ょうか。
講義では、代表的な理論や発達、様々
な場面や関係、測定方法や病理などを通
して、人格(性格、パーソナリティ)に
関する基礎的な知識を学びます。また、
自分自身や日常生活の人間関係と結び付
けながら講義を進めることで、自己や他
者に対する理解の一助となる機会を提供
します。
なお、学生の理解度や授業の進行状況
によっては、内容に変更が生じる場合が
ありますのでご了承ください。
単位数
2
開講時期
前期
授業計画
週
1
テーマ
講義内容
人格とその概念および歴 性格とは、性格心理学の歴史、
史
人格心理学の再整理
人格の諸理論
特性論、類型論、その他の理論
人格と相互作用論
人格の一貫性、相互作用論的アプローチ
人格と遺伝
遺伝と環境と人格
人格と発達(1)
気質とは、新生児期から青年期までの人格
人格と発達(2)
成人期以降の人格特性、生涯発達
人格と学校での関係
学校における様々な関係と人格
人格と友人関係
現代の友人関係、対人魅力
人格と親密な関係
人格と親密な関係の形成・悪化・維持
人格と家族関係
夫婦・親子・きょうだい・家族関係と人格
人格と社会的認知・文化
社会的認知における人格、文化心理学と人
格
人格と感情
自己意識感情とは、感情と人格
人格と測定
質問紙法、投映法、面接法、観察法
人格と病理
人格の正常と異常、障害、心理療法
まとめ
講義全体のまとめ
2
3
4
5
到達目標
・人格に関する基礎的な知識を習得する。
6
・人格の諸理論を説明することができる。
7
・自分の性格についての自己理解および
他者理解を深める。
8
9
特になし
10
準備学習
特になし
履 修 の
留意事項
11
12
必要に応じて資料を配布し
ます。
教 科 書
13
14
参考図書
鈴木公啓編『パーソナリテ
ィ心理学概論』ナカニシヤ
出版
その他、適宜、紹介します。 15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
平常点
40
期末テスト
60
評価のポイント
授業参加態度
-286-
科目名
担当者
障害者教育総論Ⅰ
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
佐々木
学年
2年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
障害のある子どもの教育が、なぜ開始さ
れ、どのような経緯をたどって今日にいたっ
たのかを学習する。日本と世界の障害児教育
の成り立ちを比較して見ていくことで、両者
の共通性や日本の障害児教育の特徴や課題
について理解を深める。
到達目標
1.近代以降の日本の障害者教育が、民間の
人々の創意と努力によって開始され、やが
て公的制度へと転換していく経緯を説明
できる。
④『特別支援学校学習指導要
領解説 自立活動編』
(海文
堂出版)
適宜紹介する
開講時期
前期
テーマ
オリエンテーション
講義内容
講義の進め方、受講上のルールの確認
日本社会と「障害」
近代以前の日本の「障害」者の生活、視覚
障害における職業教育の伝統
1
3
明治維新期~前半期の障 欧米障害者教育情報の摂取、学制と「廃人
害者教育
学校」、草創期の「盲唖学校」の担い手と
経営困難
明治後半期の障害者教育
4
2.日本の障害者教育の特色を、イギリス、
アメリカ合衆国等の障害者教育との歴史
的つながりや比較の観点から説明するこ 5
とができる。
身近にある特別支援学校、障
害児・者の利用する施設につ
準備学習 いて、その沿革、創設者、対 6
象者、教育・支援の内容を調
べておく。
特別支援学校教諭免許状取得
希望者は必修
7
履 修 の
講義を受ける際の基本的マナ
留意事項
ーを守ること
8
1.中村満紀男・荒川智(2003)
障害児教育の歴史.明石書
店.
9
2.特別支援学校教諭免許状
取得希望者は、以下の書籍
も必ず購入。特支免の複数
の講義で使用していく。
10
①『特別支援学校幼稚部教育
要 領 ・特 別 支援 学校 小学
部・中学部学習指導要領・
高等部学習指導要領』
(海文 11
堂出版)
教 科 書
②『特別支援学校学習指導要
領 解 説 総 則等 編( 幼稚 12
部・小学部・中学部)』
(教
育出版)
③『特別支援学校学習指導要
領 解 説 総 則等 編( 幼稚
部・小学部・中学部)』
(海
文堂出版)
単位数
2
授業計画
週
2
参考図書
順二
History of Education for Persons with Disabilities
小学校令と就学猶予・免除制度、
「特別学
級」の挫折、最初の知的障害者施設の創設
大正期の障害者教育(1) 「特殊教育」制度の萌芽と大正 12 年勅令
「盲学校及聾唖学校令」
大正期の障害者教育(2) 大正12年勅令による盲学校、聾唖学校の教
育への影響
昭和戦前期の障害者教育
公立学校「特別学級」の増加、戦時下の障
害者教育
戦後改革期の障害者教育
盲学校、聾学校の義務制実施、
「特殊学級」
の制度化
高度成長期以降の「特殊 養護学校義務制と全員就学の実現、通常教
教育」の振興
育と特殊教育の接続の萌芽
ノーマライゼーション思 後期中等教育の拡充、
「特別支援教育」へ
想の浸透と「特殊教育」 の制度的転換
改革
欧米近代と「障害」
障害児の教育可能性の「発見」、貧困問題
と「障害」
フランスの障害者教育史
聾唖教育、盲教育、知的障害教育における
パイオニアとして
イギリスの障害者教育史
13
障害児の「義務就学」制度、「特殊教育」
制度の嚆矢
14
アメリカ合衆国の障害者 ヨーロッパの障害児教育情報の摂取とそ
教育史
の開花
まとめ
講義の総括、障害児教育総論Ⅱとの関連
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
講義終了時に提出するコメント
15
講義内容への理解、意見、質問を書いている。
小レポート
20
障害児教育の歴史に関する調べ学習を課す
期末テスト
65
講義で学習する知識の理解と応用
-287-
科目名
担当者
障害者教育総論Ⅱ
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
佐々木
学年
2年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
特別支援教育とは、わが国の学校教育の一
環として行われる、障害のある子どもの教育
の新しい考え方であり、それを実現するため
の仕組みである。
この講義の目標は、これから特別支援教育
を学ぶ人がその理念、制度、教育内容・方法
への基本的理解を得ることである。
まず、世界的思潮であるインクルーシブ教
育とその背景と対比させながら、わが国の特
別支援教育の理念を学習する。続いて、その
理念を実現する仕組みについて、教育制度、
教育課程の編成の基本、指導・支援の計画を
個別に作成することの意義から学習してい
く。
到達目標
1.特別支援教育の理念を、特殊教育からの
改善点、世界的思潮であるインクルーシブ
教育との異同から説明できる。
2.特別支援学校等の4つの教育形態とその
対象について説明できる。
3.特別支援学校の教育課程の編成の基本を
説明できる。とくに、個々の障害の状態に
応じて「自立活動」がどのように編成され
るか説明できる。
4.特別支援教育の課題について主体的に考
える姿勢をもつことができる。
準備学習
履 修 の
留意事項
教 科 書
学習支援ボランティア、療育
活動などでかかわりのある児
童生徒の就学の場について自
分なりに調べておく。特別支
援学校、特別支援学級、通級
による指導など。
1.文部科学省『特別支援学
校幼稚部教育要領・特別支
援学校小学部・中学部学習
指導要領・特別支援学校高
等部学習指導要領』
(海文堂
出版、2009)
中村満紀男・前川久男・四日
市章編著(2009)
『理解と支援
の特別支援教育<2訂版>』
コレール社
開講時期
後期
テーマ
オリエンテーション
講義内容
講義の進め方、受講上のルールの確認
特別支援教育の理念1
国際障害者年(1981)以降の「障害」観の
変化
特別支援教育の理念2
国際的潮流であるインクルーシブ教育と
その背景
特別支援教育の理念3
わが国の「特殊教育」の成果と課題
特別支援教育の理念4
「特殊教育」改革としての特別支援教育へ
の制度的転換
特別支援教育の制度1
特別支援学校とその対象
特別支援教育の制度2
特別支援学級とその対象
特別支援教育の制度3
通級による指導とその対象
特別支援教育の制度4
通常の学校における特別支援教育
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
特別支援教育の教育課程 特別支援教育における教育課程編成の基
1
本
11
特別支援教育の教育課程 自立活動の意味と内容
2
12
特別支援教育の教育課程 海外の障害者教育における
3
教育課程をめぐる議論
特別支援学校教諭免許状取得
希望者は必修
授業を受ける際の基本的マナ
ーを守ること
単位数
2
授業計画
週
特別支援教育の課題1
指導・支援に関する計画を個別に作成する
意義
特別支援教育の課題2
就労、進学、地域生活への移行支援
まとめ
講義の総括と他の科目との関連
13
2.文部科学省『特別支援学
校学習指導要領解説 自立
活動編』
(海文堂出版、2009) 14
参考図書
順二
Philosophy and System of Education for Persons with Disabilities
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
講義終了時に提出するコメント
15
講義内容への理解、意見、質問を書いている
小レポート
20
特別支援教育の現状に関する調べ学習を課す
期末テスト
65
講義で学習する知識の理解と応用
-288-
科目名
担当者
発達障害者の心理
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
河田
将一
Psychology of Children with Intellectual Disabilities
学年
2年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
特別支援教育は、すべての障がいのあ
る児童生徒に展開されることに鑑み、本
講義では、知的障がい、ダウン症、知的
障がいを伴う自閉症、および知的障がい
を併せ持つ障がいを中心とした心理的特
性、行動特性、認知特性等について詳細
に講述し、早期発見と適切な特性理解が
でき、よりよい支援ができるための基礎
づくりを目指す。
併せて、発達障害者支援法が施行され
ていることに鑑み、就学前支援から特別
支援教育にいたるまでの心理臨床につい
ても講述する。
※進捗により一部講義内容を変更する場
合がある
単位数
2
開講時期
前期
授業計画
週
テーマ
イントロダクション
講義内容
(1年次の講義の復習から)
知的障がいの発生要因を考える
知的障がいの理解(1)
知的障がいの原因とメカニズムなど
知的障がいの理解(2)
知的障がいの特性など
知的障がいの理解(3)
知的障がいの認知など
ダウン症の理解(1)
ダウン症の特性の理解
ダウン症の理解(2)
ダウン症の特性の理解
ダウン症の理解(3)
ダウン症児の保護者の心理の理解(ビデオ
視聴)
8
知的障がいを伴う
自閉症の理解(1)
知的障がいを伴う自閉症児・者の特性の理
解
9
知的障がいを伴う
自閉症の理解(2)
知的障がいを伴う
自閉症児の保護者の心理の理解(DVD視
聴)
10
知的障がいを併せ持つ児童 知的障がいを併せ持つケースを考える
生徒の特性理解と臨床(1)
11
知的障がいを併せ持つ児童 知的障がいを併せ持つケースを考える
生徒の特性理解と臨床(2)
12
乳幼児期における心理臨 健康診査等における発達臨床
床(1)
13
乳幼児期における心理臨 療育等における発達臨床
床(2)
1
2
3
4
5
到達目標
・知的障がい、ダウン症、知的障がいを
併せ持つ障がいの心理的特性、行動特
性、認知特性等について理解すること
ができる
準備学習
履 修 の
留意事項
教 科 書
参考図書
知的障がい(関連する障が
いを含む)のある幼児児童
生徒との関わり体験をする
こと
・特別支援学校教諭免許状
または認定心理士取得希
望者に限る。
・再試験はしない
※なし
授業中に用いるプレゼンテ
ーションデータの書取りに
より、1 冊のテキストができ
るようにする
教育心理学ルックアラウンド
(山崎史郎編,ブレーン出版)
など
6
7
保護者の心理の理解
保護者(ゲストスピーカー)による講話
まとめ
講義の振り返りと総括
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
20
毎時間提出する感想・質問等の記入度
課題/レポート
10
保護者講話の感想レポートの完成度
期末テスト
70
テストの素点
-289-
科目名
担当者
肢体不自由教育総論
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
河津
巖
Education for Children with Physical/Motor Disabilities :Curriculum and Teaching Methods
学年
2年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
肢体不自由教育に関する基礎的な知識
を、特別支援学校での教育実践と関連づ
けながら習得することをねらいとする。
講義の進め方としては、講義による知
的理解とともにゲストスピーカー(当事
者)を招いての授業を実施する。当事者
との対話を通じて体験的に理解を深める
機会とする。
単位数
2
開講時期
前期
授業計画
週
テーマ
イントロダクション
講義内容
・肢体不自由児の教育を理解するために
・受講の基本的ルールについて
肢体不自由教育の歴史①
・草創期の肢体不自由児教育
・肢体不自由教育の発展
肢体不自由教育の歴史②
・肢体不自由児教育の現状
体験的理解
①
・ゲストスピーカーとの対話
体験的理解
②
1
2
3
4
到達目標
・肢体不自由教育に必要な教育的支援に
ついての基礎的な知識を理解すること
ができる。
・障害者観を深めることができる。
・「障害」についての親近感が得られる。
・将来、教職を担う上での資質が身につ
く。
・感じる力、考える力、豊かな発想力を
磨くことができる。
準備学習
「特別支援学校学習指導要
領及びその解説 自立活動
編」を読み、どのようなこ
とが示されているか調べて
みること。
5
6
7
・前時から導きだされたテーマについての
ディスカッション及びプレゼンテーシ
ョン
肢体不自由児に応じた教 ・基本的な考え方(教育課程編成の基本)
育課程の編成 ①
・障害に応じた教育課程の編成
肢体不自由児に応じた教 ・教育課程に関する法令と特別支援学校の
育課程の編成 ②
学習指導要領等を紹介しながら、幼児児
童生徒の実態に即した教育課程の編成
のあり方について解説する。
8
肢体不自由特別支援学校 ・登校から下校までの様子を、実際の映像
における学校生活
に基づいて解説する。
9
各教科等の指導法の工夫 ・身体の動きの指導内容の解説
①
・各教科の授業における姿勢の援助
10
履 修 の
留意事項
・特別支援学校免許状取得
希望学生に限る。
・基本的な受講ルールを厳
守のこと。
11
教 科 書
必要に応じて資料を配付す
る。
12
参考図書
・
『肢体不自由教育の基本と
その展開』 慶応義塾大
学出版会
・
『肢体不自由児の教育』日
本放送出版協会
13
14
各教科等の工夫について ・肢体不自由児にとってのコミュニケーシ
②
ョン
・AACについて
・アシスティブテクノロジー
各教科等の工夫について ・学習時の姿勢や認知の特性に応じた指導
③
方法の工夫
・各教科における支援
自立活動の指導
・自立活動の意義
・自立活動の指導の基本
・自立活動指導の進め方
自立活動を主とした指導 ・重複障害児に対する自立活動を主とした
指導の授業を見ながら、指導内容につい
て考える。
肢体不自由教育のキャリ ・キャリア教育とは
ア教育
・特別支援学校(肢体不自由)の進路指導
まとめ
15
・新たな取組と今後の課題
・まとめ
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
20
倫理観、モチベーションが高いか。主体的学習力
課題/レポート
20
テーマを積極的に考察したレポートであるか。
期末テスト
60
専門知識の理解が得られているか。
-290-
科目名
担当者
病弱教育総論
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
田中
学年
2年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
病弱教育に関わって、その歴史や病気
のある子どもの理解、病気の特性をふま
えた学習や生活上の配慮事項、病弱教育
を支える福祉のシステム、医療や家庭と
の連携等の観点から概要を説明する。
到達目標
病弱教育に関する基礎的内容を説明で
きる。
履 修 の
留意事項
毎回、調べた情報について
数名に発表してもらう。
講義内容
熊本県病弱教育のあゆみについて講義す
る。
病弱児の理解
病弱教育の対象、病弱児の教育の場、病弱
児の病気、病弱児の悩みや不安等について
講義する。
3
病弱児の教育
(1)基本的事項
病弱教育の意義や教育課程等について講
義する。
4
病弱児の教育
(2)教科指導
教科指導上の配慮事項、進度や学習空白の
把握、実技を伴う指導、教科書の異なる転
校生の指導等について講義する。
5
病弱児の教育
(3)自立活動
自立活動の意味、個別の指導計画、実態把
握、指導の目標、指導内容等について講義
する。
病弱児の教育
(4)重複障害のある子
どもの指導
病弱児の教育
(5)筋ジストロフィー
の子どもの指導
実態把握、指導の目標や内容、医療との連
携等について講義する。
1
6
病弱児の教育
病気の理解や学習・生活上の配慮事項等に
(6)慢性疾患のある子 ついて講義する。
どもの指導
9
病弱児の教育
病弱特別支援学校に転入してくる不登校
(7)不登校経験のある 経験のある子どもの指導や配慮事項等に
子どもの指導
ついて講義する
10
病弱児の教育
発達障害のある子どもの行動の特性や学
(8)発達障害のある子 習・生活上の配慮事項等について講義す
どもの指導
る。
11
なし
13
特になし
参考図書
病気の理解や学習・生活上の配慮事項等に
ついて講義する。
8
12
教 科 書
開講時期
前期
テーマ
病弱教育のあゆみ
7
病弱教育をはじめ、障がい
児・者の教育や福祉等に関
する新聞記事等の情報を調
べて準備しておくこと。
単位数
2
授業計画
週
2
準備学習
和敏
Education for Children with Health Impairments: Curriculum and Teaching Methods
14
15
教育福祉のシステムにつ 病気で入院した場合の教育保障、就学手続き、
いて
転学手続き、児童相談所等との連携、就学奨
励費、教育相談体制等について講義する。
教育と医療、学校と家庭 学校と病院の連携の現状や退院後前籍校
の連携について
に戻ったあとのフォロー、医療的ケア、家
庭との連絡方法等について講義する。
病弱特別支援学校の現状 県立黒石原支援学校における学習や生活
について
面、健康安全、進路指導等の内容や課題に
ついて講義する。
ゲストティーチャーによ 病気のある子どもを育てる保護者に、子育
る講話
ての喜びや苦労、日頃心がけていることな
どについて講話をしていただく。
まとめ
講義等の内容の理解が十分できているか
を把握する。
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
10
授業参加態度
課題/レポート
10
課題(障害児教育等の情報収集)への取り組み状況
期末テスト
80
点数
-291-
科目名
担当者
地域福祉論
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
三城
学年
2年
必修・選択別
選択
授業の概要
1
コミュニティー・ソーシャルワーク
の展開過程について、イギリスのそれ
と、アメリカでのコミュニティー・オ
ーガニゼーションの展開過程、それを
模倣した日本のそれを中心に論じる。
2 の中でコミュニティー・ワークの在
りようと、コミュニティーにおける専
門職の意義について言及する。
到達目標
履 修 の
留意事項
精神保健福祉士受験必修科
目です。受験希望者は、
「地
域福祉方法論」と併せて履
修してください。
教 科 書
「新・社会福祉士養成講座
9巻地域福祉の理論と方
法」.中央法規出版.2010 年
単位数
2
1
2
新しい社会福祉システム 行政と住民の協働による新しい福祉とし
2
ての地域福祉
3
新しい社会福祉システム 福祉コミュニティの考え方と地域福祉の
3
主体の形成
4
地域福祉の基本的な考え 地域福祉の発展と広がり
方1
5
地域福祉の基本的な考え 地域自立生活支援と地域福祉の理念
方2
6
地域福祉の基本的な考え 地域コミュニティ型組織とアソシエーシ
方3
ョン型組織の有機的連携
地域福祉の主体と福祉教 地域福祉の主体と福祉教育
育1
地域福祉の主体と福祉教 地域福祉の推進と福祉教育の歩み
育2
9
地域福祉の主体と福祉教 福祉教育の概念と内容
育3
10
行政組織と民間組織の役 社会福祉における地方分権化と地域福祉
割と実際1
計画
11
行政組織と民間組織の役 社会福祉協議会の役割と実際
割と実際2
12
行政組織と民間組織の役 社会福祉法人の役割と実際
割と実際3
13
行政組織と民間組織の役 特定非営利活動法人の役割とボランティ
割と実際4
ア活動
14
行政組織と民間組織の役 民生委員・児童委員・保護司
割と実際5
「ソーシャルワークと社会
福祉 イギリス地方自治体
ソーシャルワークの成立と
展開」。津崎哲雄.明石書店. 15
2003.2
まとめ
地域福祉の今後
成績評価基準
評価方法
開講時期
前期
テーマ
講義内容
新しい社会福祉システム 地域福祉の発展過程
1
特になし
準備学習
授業形態
講義
授業計画
週
1.地域福祉の基本的考え方(人権尊重、
権利擁護、自立支援、地域生活支援、
地域移行、社会的包括等を含む)につ
いて理解する。
7
2.地域福祉の主体と対象について理解
する
3.地域福祉にかかわる組織、団体及び
8
専門職の役割と実際について理解する
参考図書
大介
Community Work
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
10
他の受講生の学ぶ環境を乱さないこと。
課題/レポート
10
必要に応じて適宜レポートを課す。
期末テスト
80
論述問題を出題し、理解度で評価。
-292-
科目名
担当者
福祉行財政論
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
堀端
裕
Introduction to Welfare Administration
学年
2年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
精神保健福祉士をめざす学生としてソ
ーシャルワーク実践をマクロの視点か
ら、福祉行政の実施体制や財政の仕組み
についての理解を深める。
また、各分野の福祉ニーズを充足する
ためのマクロレベルの福祉行財政(財源
等)や福祉計画について、生活の視点を
基盤に具体的に理解を深める。
単位数
2
開講時期
前期
授業計画
週
テーマ
社会福祉法制度の展開①
講義内容
社会福祉の定義、法制度の展開を学ぶ
社会福祉法制度の展開②
社会福祉制度の改革、社会福祉基礎構造を
学ぶ
福祉行財政の動向
福祉行財政の動向や実際について学ぶ
福祉行政の実施体制①
社会福祉基礎構造改革、福祉行政における
国、都道府県、市町村の役割と関係を学ぶ
福祉行政の実施体制②
国と地方の関係、福祉の財源を学ぶ
福祉行政の実施体制③
福祉援助の実施・提供機関と専門職の役割
について学ぶ
福祉計画の意義と目的
福祉計画の展開と目的について学ぶ
福祉計画の主体と方法①
福祉計画の主体、種類について学ぶ
福祉計画の主体と方法②
福祉計画の策定過程、方法、及び留意点や
評価方法を学ぶ
福祉計画の実際①
福祉計画の種類等について学ぶ
福祉計画の実際②
老人保健福祉計画、介護保険事業計画につ
いて学ぶ
福祉計画の実際③
障害者計画、障害福祉計画ついて学ぶ
福祉計画の実際④
次世代育成支援行動計画について学ぶ
福祉計画の実際⑤
地域福祉計画について学ぶ
まとめ
全体のまとめ
1
2
3
4
5
到達目標
福祉行財政について、国と地方の関係
や役割、予算の仕組み、主な福祉計画の
策定過程や実際等を理解できる。
6
7
8
9
特になし
10
準備学習
履 修 の
留意事項
教 科 書
遅刻、私語は厳禁
毎回ミニテストを実施する
ので復習要
11
12
新・社会福祉士養成講座『福
祉行財政と福祉計画』中央
法規
『社会福祉小六法』
参考図書
13
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
平常点(態度・行動観察)
20
期末テスト
80
評価のポイント
授業態度、質疑の状況等により評価
-293-
科目名
担当者
医学一般
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
若松
学年
2年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
内容:
「人体の構造と機能及び疾病学」の
必要性について説明し、医学に関
する基本的知識について講義する
ねらい:医学に関する知識を習得するこ
とにより、医療職種との連携を
強め多職種協働を目指す。
テーマ
人の成長・発達と老化
1
身体構造と心身の機能
2
疾病の概要
糖尿病、内分泌疾患、呼吸器疾患、消化器
疾患、血液疾患、膠原病について学ぶ。
疾病の概要
腎臓疾患、泌尿器系疾患、骨-関節疾患、
耳鼻科系疾患について学ぶ。
疾患の概要
感染症、神経疾患、難病、先天性疾患等に
ついて学ぶ。
障害の概要
視覚障害、聴覚障害、平衡機能障害、につ
いて学ぶ。
障害の概要
肢体不自由、内部障害、知的障害、発達障
害について学ぶ。
障害の概要
認知症、高次能機能障害、精神障害につい
て学ぶ。
6
7
8
9
特になし
教 科 書
11
リハビリテーションの概 リハビリの対象者は小児から老人まであら
ゆる年齢層にわたることを理解するととも
要
に、近年のリハビリの進歩について学ぶ。
リハビリテーションの概 リハビリテーションにかかわる専門職と
要
しての役割等について学ぶ。
12
国際生活機能分類の基本 ICFがICIDHと異なる特徴と健康状態に
的考え方と概要
影響を与える背景因子等について学ぶ
10
準備学習
学生に質問して講義の理解
を把握する。
新・社会福祉士養成講座
「人体の構造と機能及び疾
病」
中央法規
「国民衛生の動向」
厚生統計協会編
参考図書
講義内容
人間が、胎児期から成長過程を経て高齢期
に至るまでどのような共通性を示すかを
学ぶ。
病気のメカニズムを理解するため、解剖
学、生理学について学ぶ。
生活習慣病、悪性腫瘍、脳血管疾患、心疾
患、高血圧について学ぶ。
5
医学に関する基本的知識を習得できる
と共に、円滑な多職種との協働活動がで
きる。
健康のとらえ方
WHOののプライマリヘルスケアの提議や
日本の人口動態について学ぶ。
健康のとらえ方
健康日本一、感染症、産業保健、歯科保健
等について学ぶ
まとめ
全体的なまとめ
13
14
15
成績評価基準
評価方法
開講時期
前期
疾病の概要
4
到達目標
単位数
2
授業計画
週
3
履 修 の
留意事項
成子
General Medicine
割合(%)
平常点(態度・行動観察)
20
課題/レポート
20
期末テスト
60
評価のポイント
私語は厳禁「授業参加態度」
-294-
科目名
担当者
精神科リハビリテーション学Ⅰ
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
田尻
威雅
Psychiatric Rehabilitation Ⅰ
学年
2年
必修・選択別
選択
授業の概要
精神科リハビリテーションにおける精
神保健福祉士の役割を理解し、円滑なチ
ーム医療を行えるようにする。
グループでの演習を行うことで、イメ
ージ化を容易にする。
週
授業形態
講義・演習
単位数
2
授業計画
テーマ
リハビリテーションの理念、歴史的展開
開講時期
前期
講義内容
テキスト
1
2
チーム医療①
関係資料
長期入院患者への退院支援(事例に沿っ
て)
3
精神科リハビリテーションの基本原則と テキスト
技法
4
わが国および諸外国の精神科リハビリテ テキスト
ーションの現状
精神科リハビリテーションの対象
テキスト
5
到達目標
精神保健福祉士を実施するために必要
な精神科リハビリテーションの理論と技
術を習得する
・精神科リハビリテーションについて説
明することが出来る
・精神科リハビリテーションにおける精
神保健福祉士の役割と他専門職との連
携について説明することが出来る
・精神科リハビリテーションにおける社
旗資源について説明することが出来る
・評価とリハビリテーション計画が行え
ることが出来る
・社会生活技能訓練を行うことが出来る
・職業リハビリテーションについて説明
することが出来る
6
精神科リハビリテーションにおける精神 テキスト
保健福祉士の役割と連携
精神科リハビリテーションの施設
テキスト
7
8
疾患別精神科リハビリテーション(統合 関係資料
失調症)
9
疾患別精神科リハビリテーション(認知 関係資料
症)
10
疾患別精神科リハビリテーション(うつ 関係資料
病)
精神科リハビリテーション計画
準備学習
特になし
履 修 の
留意事項
精神障がい者と臨床を知る
為に精神科病院またはデイ
ケアなどの関連施設を各自
見学しておくと理解し易く
なります
教 科 書
参考図書
「新版精神保健福祉養成セ
ミナー第5巻精神保健福祉
におけるリハビリテーショ
ン」へるす出版
テキスト
11
12
精神科リハビリテーション評価(ICF・BP テキスト
RS・GAF・BACS)
精神科リハビリテーション計画・評価
テキスト
13
14
精神保健福祉学、精神医学、
リハビリテーション学、心 15
理学
アプローチの手法(病院・社会復帰施設・ テキスト
地域)
レポート作成・提出
テキスト
成績評価基準
評価方法
平常点(授業態度・行動観察)
割合(%)
30
課題/レポート
期末テスト
70
-295-
評価のポイント
演習
科目名
担当者
精神科リハビリテーション学Ⅱ
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
田尻
威雅
Psychiatric Rehabilitation Ⅱ
学年
2年
必修・選択別
選択
授業の概要
精神科リハビリテーションにおける精
神保健福祉士の役割を理解し、円滑なチ
ーム医療を行えるようにする。
グループでの演習を行うことで、イメ
ージ化を容易にする。
週
1
授業形態
講義・演習
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
テーマ
講義内容
医療機関におけるリハビリテーション総 テキスト
説
作業療法
テキスト
レクリエーション療法
テキスト
演習
集団精神療法
テキスト
演習
行動療法、認知行動療法
テキスト
ソーシャルスキルトレーニング
テキスト
演習
認知行動療法
テキスト
演習
家族教育プログラム
テキスト
関係資料
2
3
4
5
到達目標
精神保健福祉士を実施するために必要
な精神科リハビリテーションの理論と技
術を習得する
・精神科リハビリテーションについて説
明することが出来る
・精神科リハビリテーションにおける精
神保健福祉士の役割と他専門職との連
携について説明することが出来る
・精神科リハビリテーションにおける社
旗資源について説明することが出来る
・評価とリハビリテーション計画が行え
ることが出来る
・社会生活技能訓練を行うことが出来る
・職業リハビリテーションについて説明
することが出来る
準備学習
特になし
履 修 の
留意事項
精神障がい者と臨床を知る
為に精神科病院またはデイ
ケアなどの関連施設を各自
見学しておくと理解し易く
なります
教 科 書
参考図書
「新版精神保健福祉養成セ
ミナー第5巻精神保健福祉
におけるリハビリテーショ
ン」へるす出版
6
7
8
9
デイ ケアにおけ るリハビリテ ーション テキスト
(統合失調症・うつ病・若年層グループ
各々)
10
アウトリーチ(訪問)における精神科リ テキスト
ハビリテーション
11
精神保健福祉士が関わる医学的リハビリ テキスト
テーション
社会的リハビリテーション
テキスト
地域リハビリテーション
テキスト
職業リハビリテーション
テキスト
質疑応答
レポート作成・提出
テキスト
12
13
14
精神保健福祉学、精神医学、
リハビリテーション学、心 15
理学
成績評価基準
評価方法
平常点(授業態度・行動観察)
割合(%)
30
課題/レポート
期末テスト
70
-296-
評価のポイント
関係資料
科目名
担当者
青年心理学
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
久崎
学年
2年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
青年期は疾風怒涛の時代とよく言われ
る。疾風怒涛とは実際どういうことか。
確かに,青年期を迎えると様々な問題に
向き合わざるを得ず,そうした問題を整
理・クリアしていくことの重要性を,そ
の言葉は暗示してはいる。身体の問題,
自己意識の問題,対人関係や社会参加の
問題に直面することは,青年期の大きな
課題といえる。
この講義では,青年期が乳幼児期や児
童期といかに異なるか,また関連してい
るかということ,また,身体・性,自己,
他者理解,対人関係などの青年期固有の
発達的様相とそれらの連関を理解するこ
とがねらいとなる。そして,この授業を
通して,本来あるべき青年の姿とは何か,
今一度自らに問い直してもらいたい。
到達目標
・思春期・青年期の特徴を理解し,その
発達時期に生じる問題を予測すること
ができる。
・性発達や自己・他者理解の発達が対人
関係や社会との関係にどのような影響
を及ぼすか,またその逆について理解
し,人との関係のあり方や自分自身の
展望を学びとることができる。
履 修 の
留意事項
教 科 書
乳幼児臨床心理学(1 年前
期)および児童心理学(1 年
後期)を原則履修済みであ
ること。
一斉講義ゆえに,遅刻・無
断欠席・途中離席を原則禁
ずる。
『よくわかる青年心理学』
(白井利明(編))
(ミネルヴ
ァ書房)
適宜,参考資料として適宜,
プリントも配布する。
参考図書
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
週
テーマ
青年のための心理学
講義内容
青年心理学に関する概論を述べる。
青年心理に関する諸説
2
青年心理学に関する様々な理論や見方を
検討する。
3
青年心理へのアプローチ 青年心理を考えるための幾つかの視点を
と課題
提供する。
1
身体的変化に戸惑う青年
4
青年期における身体的変化,身体的変化に
伴う心理上の変化,心身相関問題を話題と
する。
5
性をどのように引き受け 青年期に再び自覚する性,性に纏わる問
ていくか
題,性と心の関係について話題提供する。
6
自 分 は ど こ か ら 来 た の 自己の二面性,自己がどのように発達して
か・誰なのか
きたのかを考える。
自分は価値ある存在か
自己意識の強まりに伴う恥や誇り,自己の
価値観・アイデンティティの発達のあり方
を考える。
青少年の認知発達
児童や青年の思考や記憶の発達,またそれ
らが自己や他者理解にいかに関わるかを
概説する。
親離れとは
児童期から青年期にかけての親子関係の
変遷,親離れの本質や意味を考える。
何故,人を愛するか
異性の好みや異性関係の本質を進化論・文
化論という観点からみる。
恋愛と結婚
恋愛とは何か,恋愛関係の発展,そして結
婚のあり方について考える。
親になるということ
12
子どもに対する養護感情,親のパーソナリ
ティの影響,世代間伝達の再考について考
える。
13
どのように社会に関わる 自分の価値観を生かし,生きがいを感じる
か
ような職業選択・社会生活について概説す
る
7
8
9
準備学習
孝浩
Adolescent Psychology
10
11
14
15
現代青年の社会背景と心 メディアや司法・モラルの変化,情報処理
理的問題
の高速化による青年・成人への心理的影響
を考える。
まとめ
青年期を理解するキーとなる,性発達,自
己発達,対人関係の変化の連関について概
説する。
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
30
遅刻せずマナー厳守で授業に出席すること
課題/レポート
0
―
期末テスト
70
青年期の特徴を生物学的・心理学的に理解し,自己発
達と対人関係の変化の連関を理解していること
-297-
科目名
担当者
心理学実験・実習
和田 由美子・久崎 孝浩・原田 佑規
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
Psychological Experiment
学年
2年
必修・選択別
選択
授業形態
実習
授業の概要
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
心理学研究法の一つである実験法につ
いて学ぶ。実験を行うことによって,思
いもかけない心理現象を目の当たりにす
ることがあり。心理現象の不思議さを解
き明かすためには実験法の習得は不可欠
である。
この実習では,問題と目的・仮説の立
て方,問題や仮説を調べるための実験的
工夫,得られたデータの整理と統計的手
法によるデータ分析,分析結果の考察の
仕方,心理学レポート・論文の書き方を
学ぶ。
週
3
二重課題法による大脳半 データ集計と分析,結果と言語機能の左半
球機能差の検討(2)
球局在との関連について解説する。
※3つのクラスに分かれるが,それは開
講前に発表・掲示する。
4
運動技能学習のフィード 結果のフィードバックは、線引き課題の成
バック効果(1)
績に影響を及ぼすか(問題の解説と実験)
5
運動技能学習のフィード データ集計と分析,学習に及ぼすフィード
バック効果(2)
バックの効果について解説する。
到達目標
・実験を通して人の心理を構成する様々
なプロセスを理解することができる
・実験デザインや実験テクニックを習得
することができる
・実際のデータを用いた多様な統計的分
析を通じて統計テクニックを習得する
ことができる
・目的から考察に至る一連の,公正かつ
論理的なレポートの書き方を習得する
ことができる
準備学習
履 修 の
留意事項
心理学統計法(2年前期)
を原則履修済みであるこ
と。
グループ実習ゆえに,遅
刻・無断欠席・途中離室を
禁ずる。また,統計法教科
書と関数電卓を持参するこ
と。
1
2
記憶の系列位置効果(1)
7
刺激の提示順序や再生遅延はそれら刺激
の再生率にどんな影響があるか(実験と問
題の解説)。
データを集計と分析,結果に照らして記憶
の二重貯蔵モデルについて概説する。
8
対人認知における期待効 私たちが人に対して抱く印象は本当に正
果(1)
確なのか(問題の解説と実験)。
9
対人認知における期待効 実験で得られたデータを集計・分析して,
結果の考察を行う。
果(2)
10
対人認知における期待効 事前の記憶内容が人に対する印象や態度
果(3)
に影響する場合があることを説明する。
11
ミュラー・リヤー錯視(1) 私たちの捉える視覚世界は外界の完全な
コピーか(問題の解説と実験)
12
ミュラー・リヤー錯視(2) データ集計と分析,錯視や立体視などの知
覚のメカニズムや理論について概説する。
記憶の系列位置効果(2)
参考図書
一対比較法(1)
一対比較法を用いて相対判断による尺度
を構成する(問題の解説と実験)。
一対比較法(2)
実験で得られたデータを集計し,統計的検
定によって分析を行い,考察する。
一対比較法(3)
各自問題設定を行い,一対比較法を用いて
検討を行う。
13
利島・生和(編)『心理学の
ための実験マニュアル』
(北
大路書房)
後藤・大野木・中澤(編)『心
理学マニュアル要因計画
法』(北大路書房)
講義内容
左右大脳半球機能差の解説と利き手の調
査,データの集計と分析を行う。
二重課題法による大脳半 言語課題の遂行は、左半球優位、右半球優
球機能差の検討(1)
位の課題の成績にどのような影響を及ぼ
すか、(問題の解説と実験)
6
適宜,プリントを配布する。
教 科 書
テーマ
ラテラリティの調査
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
30
遅刻なくマナー厳守で実習に参加すること
課題/レポート
70
適切な文章表現,
『心理学研究』に従った書き方,結果の
正確な記載,理にかなった考察がされているレポート
期末テスト
0
―
-298-
科目名
担当者
認知心理学
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
渡辺
功
Cognitive Psychology
学年
2年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
認知心理学は,見る,聞く,覚える,
考える等,人間の日々行っている行動を
研究対象とする。人は行動するに当たっ
て,自分の置かれた外界を理解し,過去
の知識を参照しつつ自らの行動を決定し
なければならない。本授業では,知覚を
中心に認知の働きについて理解する。
人の行動を理解し予測するに当たって
不可欠な人の外界の捕らえ方の特性につ
いて,具体例を交えて分かりやすく考察
する。
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
週
テーマ
知覚と行動
講義内容
行動にとっての知覚の意義
知覚の一般特性
感覚,知覚,認知の区別
知覚の対象性
感覚の投射,知覚の対象性
知覚のズレ
錯覚現象と恒常現象
知覚の選択性
選択的注意と眼球運動
知覚の選択性
選択のレベル
知覚と行動
行動にとっての知覚の意義
知覚と運動
異種感覚情報の統合
知覚系と運動系
位置の恒常性,方向の恒常性
形の知覚
全体野,主観的輪郭
1
2
3
4
5
到達目標
自分自身の行動の原理を説明できる。
日常経験する見えの現象を説明できる。
人間の行動を予測できる。
人間の環境を改善できる。
6
7
8
9
前回授業を復習し、理解を
確認すること。
準備学習
履 修 の
留意事項
知識の積み重ねを必要とす
るので,毎回の授業の理解
を深めること。
10
11
図の群化と形の機能的効 群化の法則,透明視
果
奥行き知覚
奥行きの手がかり
奥行き知覚
奥行きの手がかり
総括
ビデオ
総括
ビデオ
12
使用しない。
13
教 科 書
授業時に紹介する。
参考図書
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
40
出席,受講態度と授業の理解度
課題/レポート
60
授業の理解度。独創性,論理性,文章作成力等。
期末テスト
-299-
科目名
担当者
医療心理学
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
有村
達之
Medical Psychology
学年
2年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
テーマ
イントロダクション
講義内容
講義の概要説明、医療心理学概論
精神科
精神科の現場と臨床心理学
心療内科
心療内科の現場と臨床心理学
精神科医療改革
認知行動療法の導入を含んだわが国の精
神医療改革について
臨床神経心理学
病院臨床と神経心理学
病院での心理査定
ケースフォーミュレーション
病院での心理療法
カルテの書き方
病院での心理療法
医療面接
病院での心理療法
基本的な支持的面接技法
日頃から、新聞、ニュース、
ドキュメンタリーなどに関 10
心を向け、わが国の医療問
題について考えておいて欲
しい。
11
私語など他の受講生の学ぶ
環境を乱している場合には
受講を停止させることがあ
ります。
12
チーム医療と臨床心理
先進的な精神科チーム医療実践例の紹介
丹野義彦・利島保著「医療
心理学を学ぶ人のために」
世界思想社
プリントを配布
心理士の養成と資格制度
日本の場合、米国の場合。心理士の適性
まとめ1
講義前半のまとめ
まとめ2
講義後半のまとめ
心理学的知識を医療現場でどのように
役立てるのか、医療における臨床心理士
の業務について講義する。
本講義では、様々な医療領域に共通す
る基本的な心理的サービスを始め、各領
域に特化したサービスについて、その内
容、考え方を併せて概説する。
日本の医療は医療経済との関係で、大
きく変わりつつある。本講義では精神科
医療や医療における臨床心理士の業務に
ついて最新の話題も紹介する。
週
1
2
3
4
5
到達目標
病院臨床の基本的な技能について説明
することができる。
医療現場における臨床心理士の役割に
ついて説明することができる。
6
7
8
9
準備学習
履 修 の
留意事項
教 科 書
その都度指示
参考図書
ケースコンサルテーショ ケースカンファレンスを成功させるには
ン
臨床現場における心理学 大学病院での臨床研究
研究
13
14
15
成績評価基準
評価方法
平常点(態度・行動観察)
割合(%)
30
課題/レポート
期末テスト
評価のポイント
毎時間記入する感想質問等の記入度、受講態度
70
-300-
科目名
担当者
コミュニケーション障害者の心理
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
佐々木
順二
Psychology of Persons with Communication Disorders
学年
2年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
この講義は、コミュニケーション障害
者の心理について聴覚障害を中心に学習
する。
まず、コミュニケーションと言語の基
本、並びにその発達に関するいくつかの
理論について学習する。
続いて、聴覚障害のある子どものコミ
ュニケーションと言語の発達のプロセス
や、学校・社会生活で直面する心理的課
題について、聾者・難聴者の共通性や相
違性に留意しながら学習していく。
さらに、視覚障害や知的障害などの他
の障害を併せ有する聴覚障害者の心理と
コミュニケーションで必要な配慮を、具
体例の紹介および疑似体験を通じて学習
する。
本講義の中で、日本手話とノートテイ
クの実技、盲聾疑似体験をおこなう。
到達目標
1.コミュニケーションの基本とその発
達について、いくつかの理論に基づき
説明できる。
2.聴覚障害のある子どものコミュニケ
ーション発達のプロセスや心理学的課
題について、聾者・難聴者の生活の実
像と関連させて説明できる。
3.他の障害等を併せ有する聴覚障害者
の心理とコミュニケーションで必要な
配慮を説明できる。
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
週
テーマ
オリエンテーション
講義内容
講義の進め方
1
2
コミュニケーションとは 人間関係とコミュニケーション
1
3
コミュニケーションとは コミュニケーションの情緒的側面と言語
2
学的側面
4
コミュニケーションの発 乳幼児期のコミュニケーション発達
達
5
難聴者のコミュニケーシ 難聴者のコミュニケーションの実際
ョンと心理1
(日本語対応手話の実技を含む)
6
難聴者のコミュニケーシ 難聴者の心理的課題としての自己認識
ョンと心理2
7
難聴者のコミュニケーシ 学校・社会生活における情報補償の方法
ョンと心理3
(聴覚補償、ノートテイクの実技を含む)
8
聾者のコミュニケーショ 聾者のコミュニケーションの実際
ンと心理1
(日本手話の実技を含む)
9
聾者のコミュニケーショ 「聾者になる」ということ
ンと心理2
「聾コミュニティ」の役割
10
聾者のコミュニケーショ 学校・社会生活における情報補償の方法
ンと心理3
(手話通訳を中心に)
準備学習
自分自身の乳幼児期の言葉の
発達の様子について、家族な
どに聴いて書き残しておく。
履 修 の
留意事項
①特別支援学校教諭免許状取
得希望者は必修
11
②実技、体験学習を行う際は、
適宜グループ編成して学習
する。
③講義を受ける上での基本的 12
マナーを守ること。
聾重複障害者のコミュニ 聾重複障害者の心理の基礎
ケーションと心理1
盲聾(=視覚障害を併せ有する聴覚障害)
疑似体験の事前学習
教 科 書
プリント教材を配布する。
参考図書
①小川仁『子どものコミュニケ
ーション障害』
(学苑社、1995)
②中野善達・吉野公喜編著『聴
覚障害の心理』(田研出版、 14
1999年)
③全国盲ろう者協会『盲ろう者
への通訳・介助―「光」と「音」
を伝えるための方法と技術』 15
(読書工房、2008年)
聾重複障害者のコミュニ 盲聾疑似体験(事後学習)
ケーションと心理3
13
聾重複障害者のコミュニ 盲聾疑似体験
ケーションと心理2
(グループワークによる体験学習)
聾重複障害者のコミュニ 環境要因を含む複合的要因からくる「障
ケーションと心理4
害」状況の改善に向けて
まとめ
総括
「聴覚障害教育総論(心理等)(教育課程
等)」の学習内容との関連にも言及する
成績評価基準
評価方法
講義終了時に提出するコメント
小レポート、実技への取り組み
期末テスト
割合(%)
20
20
60
評価のポイント
講義内容への理解、意見、質問を書いている
主体的、積極的に取り組んでいる
講義で学習する知識の理解と応用
-301-
科目名
担当者
肢体不自由者の心理・生理・病理
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
菊池
学年
2年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
週
※なお、この科目は、特別支援学校教諭免許状に
かかる必修科目である。
到達目標
人間の中枢神経系としての脳の働きや
骨格・筋活動などの役割についての基本
的な事項を抑えつつ、肢体不自由の中で
も代表的な「脳性まひ」について、その
障害特性を理解し、学校現場において適
切な医療的ケアが施せるようになるこ
と。
脳性まひにおける様々な心理的特徴、
特に移動運動と知覚の関係性について理
解し、動作訓練法の基本的技法について
習熟し、自立活動をはじめ学校現場にお
いて指導ができるようになること。
資料の予習、復習を必ず行
い授業に臨むこと
準備学習
動作訓練法の実習では、動
きやすい服装(ジャージ、
ジーンズなど)で参加する
こと
特に使用しない
講義中にプリントを配布
教 科 書
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
本講義では、『肢体不自由』に関する心理・生
理・病理的な特性の基本的な知識を獲得し、さら
に肢体不自由者に対する援助法の概略を知るこ
とを目的とする。それにより肢体不自由者に対す
る理解を深めていくことが目標である。
本講義は大きく分けて3つの内容で構成され
る。
1)肢体不自由の生理・病理:主に医学的側面か
らの肢体不自由の理解、特に脳性まひの基本的メ
カニズム、障害特性について
2)肢体不自由の心理:知覚・認知特性をはじめ
心理学的側面からの肢体不自由の理解、特に脳性
まひ者の心理と運動機能の関連について
3)動作訓練法の実技演習:肢体不自由特別支援
学校における自立活動の中で最も用いられてい
る動作訓練法の実習
履 修 の
留意事項
哲平
Education for Children with Physical/Motor Disabilities:Psychology, Physiology, and Pathology
テーマ
肢体不自由とは何か
講義内容
『肢体不自由』の定義
1
2
肢体不自由者の生理・病 脳性まひの原因~脳の仕組み~
理(1)
3
肢体不自由者の生理・病 脳性まひの基本的症状と機能的分類
理(2)
4
肢体不自由者の生理と病 運動発達からみる脳性まひの特徴
理(3)
5
肢体不自由者の生理と病 様々な肢体不自由
理(4)
~筋ジス・二分脊椎~
6
肢体不自由者への医療的 医療的ケアの方法と留意点
ケア
肢体不自由者の心理(1) 知覚・認知特性
7
肢体不自由者の心理(2) 言語・コミュニケーション発達
8
肢体不自由者の心理(3) 運動・日常生活動作
9
10
肢体不自由者への心理的 動作訓練とは
援助(1)
11
肢体不自由者への心理的 動作訓練法の基本的技法
援助(2)
~リラクセイション法~
12
肢体不自由者への心理的 動作訓練法の基本的技法
援助(3)
~坐位姿勢作りと援助~
13
肢体不自由者への心理的 動作訓練法の基本的技法
援助(4)
~立位・歩行とその援助~
肢体不自由者の教育(1) 自立活動
「特別支援学校 教育要領・
学習指導要領」 文部科学省
参考図書
14
肢体不自由者の教育(2) 教科学習
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
20
出席及び積極的な受講態度を評価(30分以上遅刻した
場合は欠席扱いとする)
期末テスト
80
-302-
科目名
担当者
発達障害者の適応援助
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
河田
Educational Curriculum for Children with Intellectual Disabilities
学年
必修・選択別
授業形態
2年
選択
講義
授業の概要
特別支援教育における移行支援や他機
関との連携の必要性に鑑み、本講義では、
乳幼児期における健康診査等のスクリー
ニングや障がいの診断・告知のプロセス
にはじまり、主として知的障がい者にお
ける乳幼児期等の療育(遊びを通した支
援、ADL や基本的生活習慣の指導、個別学
習支援など)、学校選択(通常学級、学校
教育法第81条学級、通級による指導、特
別支援学校の内容)、教育課程(各教科、
道徳、特別活動、自立活動、領域・教科
を合わせた指導、日常生活の指導、生活
単元学習、作業学習等の内容)、学校卒業
後の進路について学ぶ。
また、療育や学校選択、自立活動等で
は必要に応じて、肢体不自由者、重複障
がい者、LD者等にも触れながら学習を深
める。
※なお、この科目は、特別支援学校教諭
免許状にかかる必修科目である。
到達目標
・知的障がい(及びその関連のある障が
いや疑い)のある幼児児童生徒におけ
る、乳幼児期からの支援システムと学
校選択の流れについて理解することが
できる
・知的障がいのある児童生徒に対する教
育課程とその内容について理解するこ
とができる
準備学習
履 修 の
留意事項
「乳幼児臨床心理学」
「障害
者教育総論Ⅰ・Ⅱ」
「発達障
害者の心理」の復習をする
こと
※2年前期「発達障害者の
心理」を履修済みである
こと。
将一
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
週
1
テーマ
講義内容
知的障がい幼児の適応援 障がいの発見と健康診査(復習を兼ねる)
助(1)
2
知的障がい幼児の適応援 当事者親の会、療育機関と療育内容など
助(2)
3
知的障がい幼児の適応援 保育所/幼稚園と統合保育など
助(3)
4
知的障がい幼児の適応援 就学と学校選択について
助(4)
5
知的障がい児童生徒の適 特別支援教育について(1)
応援助(1)
(知的障がいを中心に)
6
知的障がい児童生徒の適 特別支援教育について(2)
応援助(2)
(知的障がいを中心に)
7
知的障がい児童生徒の適 特別支援学校について
応援助(3)
(知的障がいを中心に)
8
知的障がい児童生徒の適 特別支援学級、通級による指導について
応援助(4)
(知的障がいを中心に)
9
知的障がい児童生徒への 特別支援学校の教育課程について
指導(1)
(知的障がいを中心に)
10
知的障がい児童生徒への 領域・教科を合わせた指導について
指導(2)
11
知的障がい児童生徒への 自立活動について
指導(3)
12
知的障がい児童生徒への 交流及び共同学習について
指導(4)
13
知的障がい者の卒業後の
適応援助
14
知的障がい者の保護者亡 成年後見制度についての理解
き後の支援
※再試験はしない
教 科 書
参考図書
※なし
授業中に用いるプレゼンテ
ーションデータの書取りに
より、1冊のテキストがで
きるようにする
障害特性の理解と発達援助
(ナカニシヤ出版)
特別支援教育をどう進め、
どう取り組むか(ぎょうせ
い)
まとめ
進学、就労、福祉施設の課題
講義の振り返りと総括
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
30
毎時間提出する感想・質問等の記入度
期末テスト
70
テストの素点
-303-
科目名
担当者
公的扶助論
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
衣笠
一茂
Public Assistance
学年
2年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
1.現代社会における公的扶助の理念と
意義について、その歴史的な経過を
踏まえて、理解する。
2.生活保護制度の仕組みと近年の動向
について理解する。
3.生活保護ケースワークの実際を、実
践事例を踏まえて理解する。
4.関連分野の組織・専門職と、その連
携のあり方について理解する。
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
週
テーマ
現代社会と公的扶助
講義内容
公的扶助理念の歴史的展開
現代社会と公的扶助
公的扶助の概念と範囲
現代社会と公的扶助
公的扶助の役割と意義
低所得問題対策の概要
現代のわが国における低所得問題の概要
生活保護制度のしくみ
生活保護制度の目的と基本原理
生活保護制度のしくみ
生活保護の原則、種類と内容
生活保護制度のしくみ
生活保護の実施機関、実施体制、財政のあ
り方
生活保護制度のしくみ
福祉事務所の機能と役割
生活保護制度のしくみ
被保護者の権利保護と義務について
生活保護の最近の動向
生活保護制度の近年の動向
生活保護の最近の動向
生活保護ケースワークの実際
1
2
3
4
5
到達目標
6
・公的扶助の歴史的展開を理解し、現代
社会における公的扶助制度の必要性を
理解することができる。
・公的扶助の制度的枠組みを理解し、最 7
低生活基準のあり方を理解するととも
に、生活保護制度の具体的な内容を理
解することができる。
・公的扶助ケースワークの実際を理解し、 8
ソーシャルワークの視点を持って生活
困窮者への具体的な支援のあり方を理
解することができる。
9
準備学習
履 修 の
留意事項
教 科 書
参考図書
貧困、社会的排除に関連す
る問題を把握するため、新
聞記事やマスメディアの報
道内容などを関心を持って
把握しておくこと。
毎回の講義終了後にショー
トライティングを課する
岩田正美・岡部卓・杉村宏
編著『公的扶助論』ミネル
ヴァ書房2003年
『無縁社会』文芸春秋社
2010
垣田祐介『地方都市のホー
ムレス』2011年。
10
11
12
生活保護及び関連分野の 関連分野の組織や他の専門職との連携の
組織・専門職及びその連 あり方
携のあり方
13
生活保護及び関連分野の 精神保健福祉分野における公的扶助の意
組織・専門職及びその連 義と役割
携のあり方
14
生活保護及び関連分野の 公的扶助のこれからの課題
組織・専門職及びその連
携のあり方
まとめ
まとめと事例研究
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
40
授業への参加態度(私語は厳禁する)
課題/レポート
30
毎回の講義内容への理解度と問題意識
期末テスト
30
講義の内容が的確に把握されているか
-304-
科目名
担当者
ソーシャルワーク論
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
西
章男
Social Work
学年
2年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
精神保健福祉士(ソーシャルワーカー) 週
の資格取得をめざす学生、もしくは関心
ある学生を受講の対象とします。ソーシ 1
ャルワーカーに必要な価値や倫理・知
識・技術について学ぶ,ソーシャルワーク
(社会福祉援助技術・相談援助)の入門
編です。
2
テーマ
講義内容
社会福祉におけるソーシ 社会福祉の概念と実践の意義
ャルワークの意義
ソーシャルワークの仕事とソーシャルワ
ーカー
ソーシャルワーカーの使 ソーシャルワークが求められる社会的状
命と役割
況
社会福祉士・精神保健福祉士
ソーシャルワークの概念
ソーシャルワークの定義
ソーシャルワークの専門性
ソーシャルワークの歴史
ソーシャルワークの歴史的展開
3
4
到達目標
・ソーシャルワークの専門性とソーシャ
ルワーカーの専門性について理解する
ことができる。
5
ソーシャルワークの理念 ソーシャルワークの基本理念
と価値
ソーシャルワークの価値
6
ソーシャルワークの実践 ソーシャルワークの基本原則
原則
ソーシャルワークの倫理
専門職と専門職倫理
ソーシャルワーカーの倫理綱領
ソーシャルワーク実践と倫理的ディレンマ
ソーシャルワークの体系
ソーシャルワークの共通基盤
ソーシャルワークの体系
7
・ソーシャルワークを理念・価値・倫理
の関係から説明することができる。
・ソーシャルワーカーの体系や展開過程
について理解することができる。
準備学習
テキストを読んで予習をし
ておくこと。
復習を兼ねて適宜レポート
を課す。
8
9
ソーシャルワークの展開 援助過程としてのソーシャルワーク実践
過程
ソーシャルワーク実践課程における各局
面
10
ソーシャルワークにかか 相談援助専門職の概念と範囲
わる専門職
福祉行政・民間組織における専門職とその
活動
11
履 修 の
留意事項
12
「ソーシャルワーク入門
相談援助の基盤と専門職」
教 科 書
ソーシャルワークにおけ ソーシャルワークにおける権利擁護の概
る権利擁護
念
ソーシャルワーカーと権利擁護の実践
13
総合的・包括的な援助と 総合的・包括的援助の意義と内容
他職種連携
チームアプローチの意義と内容
14
生活の基盤として地域を ソーシャルワークの新たな展開
支える援助活動①
生活の基盤としての地域への視点
ミネルヴァ書房
参考図書
ソーシャルワークにおけ ソーシャルワークとコミュニケーション
る援助関係
援助者の基本姿勢と援助関係の構築
15
生活の基盤として地域を 地域における生活上の諸問題とソーシャ
支える援助活動②
ルワークの課題
地域を支えるソーシャルワーカーの実践
成績評価基準
評価方法
割合(%)
平常点(態度・行動観察)
30
課題/レポート
30
期末テスト
40
評価のポイント
授業参加態度
-305-
科目名
担当者
精神保健福祉論Ⅰ
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
岩永
学年
2年
必修・選択別
選択
授業の概要
精神保健福祉士をめざす学生として、
障害者を取り巻く社会情勢と障害者福祉
の現状について理解し、様々な法制度の
中で精神保健福祉士が目指す相談援助の
あり方について理解を深めていくことを
目的とする。
授業形態
講義
到達目標
・障害者の生活実態とこれを取り巻く社
会情勢や福祉・介護需要について理解
することができる。
開講時期
後期
1
2
障害者福祉制度の発展過 障害の理解と障害者福祉の発展
程
障害者自立支援法①
障害者自立支援法の理念、自立支援給付と
支給決定のプロセスと自立支援医療費
障害者自立支援法②
4
障害者自立支援法における地域生活支援
事業と障害児に対する支援
5
障 害 者 自 立 支 援 法 と 組 障害者自立支援法における組織及び団体
織・機関の役割
の役割と実際
6
障害者自立支援法と専門 障害者自立支援法における専門職の役割
職の役割
と実際
7
障害者自立支援法と多職 障害者自立支援法における多職種連携、ネ
種連携とネットワーク
ットワーキングと実際
8
相談支援事業所の役割と 相談支援事業の概要と支援体制。
実際
相談支援事業の役割と実施状況
9
身体障害者福祉法と知的 身体障害者福祉法と知的障害者福祉法
障害者福祉法の概要
・障害者福祉制度の発展過程について理
解できる。
・相談援助活動において必要となる障害
者自立支援法や障害者の福祉・介護に
係る他の法制度について理解できる。
単位数
2
授業計画
テーマ
講義内容
障害者と取り巻く社会情 障害者の生活実態とこれを取り巻く社会
勢と生活実態
情勢、福祉・介護需要
週
3
特になし
精神保健福祉法
精神保健福祉法の概要
発達障害者支援法
発達障害者支援法の概要
障害者基本法
障害者基本法の概要
心神喪失者等医療観察法
心神喪失者等医療観察法の概要
バリアフリー新法
障害者雇用促進法
バリアフリー新法と障害者雇用促進法の
概要
まとめ
まとめ
10
準備学習
特になし
履 修 の
留意事項
教 科 書
靖
Welfare of Psychiatric Ⅰ
11
12
『障害者に対する支援と障
害者自立支援制度』中央法
規出版
特になし
参考図書
13
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
平常点(態度・行動観察)
20
期末テスト
80
-306-
評価のポイント
科目名
担当者
心理学外書講読 I
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
和田
由美子
Psychological Readings Ⅰ
学年
3年
必修・選択別
選択
授業形態
演習
授業の概要
心理学に関する英文を精読することに
より,英文理解能力を高めるとともに,
心理学と心理用語の基礎知識を身につけ
ることを目的とする。
授業では毎回以下のことを行う。
(1)小テスト(20分)
(2)小テストの解説と答え合わせ(10分)
(3)外書の輪読(60分)
単位数
2
開講時期
前期
授業計画
週
1
テーマ
オリエンテーションと
小テスト
講義内容
講義内容に関するガイダンス。輪読割り当
て。
小テスト,小テストの解答
輪読と小テスト(1)
英書輪読,小テスト,小テストの解答
輪読と小テスト(2)
英書輪読,小テスト,小テストの解答
輪読と小テスト(3)
英書輪読,小テスト,小テストの解答
輪読と小テスト(4)
英書輪読,小テスト,小テストの解答
輪読と小テスト(5)
英書輪読,小テスト,小テストの解答
輪読と小テスト(6)
英書輪読,小テスト,小テストの解答
輪読と小テスト(7)
英書輪読,小テスト,小テストの解答
輪読と小テスト(8)
英書輪読,小テスト,小テストの解答
輪読と小テスト(9)
英書輪読,小テスト,小テストの解答
輪読と小テスト(10)
英書輪読,小テスト,小テストの解答
輪読と小テスト(11)
英書輪読,小テスト,小テストの解答
輪読と小テスト(12)
英書輪読,小テスト,小テストの解答
輪読と小テスト(13)
英書輪読,小テスト,小テストの解答
輪読と小テスト(14)
英書輪読,小テスト,小テストの解答
2
3
4
5
到達目標
・辞書を引きながら,制限時間内に心理
学に関する長文を読み,内容を理解す
ることができる。
6
7
・心理学の専門用語を適切に和訳できる。
8
9
指定された箇所を必ず予習
してくること。
準備学習
履 修 の
留意事項
定員20名を上回る受講希望
者がある場合は,初回に試
験を行うことで受講者を選
定する。
10
11
12
特になし
13
教 科 書
講義内で適宜紹介する。
参考図書
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
30
授業への参加度。
予習
70
指定された箇所を十分予習してきているか。
-307-
科目名
担当者
心理学外書講読Ⅱ
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
石坂
昌子
Psychological Readings Ⅱ
学年
3年
必修・選択別
選択
授業形態
演習
授業の概要
心理学に関する英語の専門的な文献を
講読し、外書を正しく読解する力を養う
ことを目的とします。
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
週
テーマ
オリエンテーション
講義内容
授業内容に関するガイダンス
外書講読(1)
外書の輪読と発表、小テスト
外書講読(2)
外書の輪読と発表、小テスト
外書講読(3)
外書の輪読と発表、小テスト
外書講読(4)
外書の輪読と発表、小テスト
外書講読(5)
外書の輪読と発表、小テスト
外書講読(6)
外書の輪読と発表、小テスト
外書講読(7)
外書の輪読と発表、小テスト
外書講読(8)
外書の輪読と発表、小テスト
外書講読(9)
外書の輪読と発表、小テスト
外書講読(10)
外書の輪読と発表、小テスト
外書講読(11)
外書の輪読と発表、小テスト
外書講読(12)
外書の輪読と発表、小テスト
外書講読(13)
外書の輪読と発表、小テスト
まとめ
既習の講読内容と英単語の整理
1
授業では、特に臨床心理学に関する文
献を扱い、参加者全体で輪読します。毎
回、担当者が分担箇所の日本語訳を発表 2
し、内容の検討を行います。
また、毎回、英語の小テストを実施し、
次回の授業でその解説をします。
3
4
5
到達目標
・心理学用語を英語で理解する。
・大学院入試問題レベルの英語の長文を
読解できる。
6
7
8
9
準備学習
履 修 の
留意事項
基本的な英文法の知識を身
につけておくこと。また、
毎回、授業のための予習が
必須です。
将来、心理系の大学院への
進学を視野に入れている者
の受講が望まれますが、学
ぶ意欲のある者は誰でも受
講可能です。
10
11
12
授業内で指示します。
13
教 科 書
適宜、紹介します。
参考図書
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
平常点
40
課題
60
評価のポイント
授業参加態度
-308-
科目名
担当者
心理学外書講読Ⅲ
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
有村
達之
Psychological Readings Ⅲ
学年
4年
必修・選択別
選択
授業形態
演習
授業の概要
心理学に関する洋書を一冊選定し、輪
読する。心理学に関する英文文献の読解
力養成が目的である。
授業では臨床心理学に関する文献を取
り上げる。
予習について;次回授業の輪読箇所を
全員予習して和訳しておく。授業では順
番に受講者が口頭で予習箇所を発表す
る。原則として毎回全員発表してもらう。
さらに授業の最後に輪読箇所の和訳をレ
ポートとして作成して提出する。
単位数
2
授業計画
週
テーマ
オリエンテーション
講義内容
講義内容のガイダンス
心理学外書講読
外書の輪読と発表
心理学外書講読
外書の輪読と発表
心理学外書講読
外書の輪読と発表
心理学外書講読
外書の輪読と発表
心理学外書講読
外書の輪読と発表
心理学外書講読
外書の輪読と発表
心理学外書講読
外書の輪読と発表
心理学外書講読
外書の輪読と発表
心理学外書講読
外書の輪読と発表
心理学外書講読
外書の輪読と発表
心理学外書講読
外書の輪読と発表
心理学外書講読
外書の輪読と発表
心理学外書講読
外書の輪読と発表
まとめ
講読内容と英単語の整理
1
2
3
4
5
到達目標
大学院入試レベルの長文を読解でき
る。英語の心理学用語を理解することが
できる。
6
7
8
9
基本的な英文法の知識を身
につけておくこと。
準備学習
履 修 の
留意事項
定員20名を上回る受講希望
者がある場合には、初回に試
験を行って受講者を20名に
限定します。大学院進学希望
者の受講が望まれます。
10
11
12
授業で指示する
13
教 科 書
そのつど指示する
参考図書
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
平常点(態度・行動観察)
60
課題/レポート
40
評価のポイント
出席数、受講態度、予習の遂行度
-309-
開講時期
前期
科目名
担当者
心理査定法
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
有村
達之 ・ 石坂
昌子
Psychological Assessment
学年
3年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
心理査定は、心に何らかの悩みや痛み
をもつ者を援助する際に、可能な限り有
効な支援プランを立てるための基礎情報
となる。本講義では、臨床現場でよく使
用される心理検査について体験的な理解
を促す。そして、最終的には、授業全体
を通して、いくつかの検査を有効に組み
合わせることで個人の理解が深まるこ
と、同時に、検査そのものが有効な支援
技法ともなりうることを学ぶ。
授業ではレポート作成を義務づけるこ
とがあるので、欠席・遅刻に対しては厳
しく管理する。
なお、授業の進行状況によっては、内
容に変更が生じる場合がある。
・臨床現場で比較的利用頻度の高い心理
検査について、その実施方法と結果の
解釈を理解することができる。
開講時期
前期
授業計画
週
テーマ
オリエンテーション
講義内容
講義概要説明とグループの編成(有村・石
坂の2グループ)
心理検査とは(石坂)
心理検査に関する基礎知識
歴史、種類と分類、目的、倫理的問題
投映法(1)(石坂)
バウム・テスト
概要、実施法、結果の整理、解釈の仕方
投映法(2)(石坂)
風景構成法
概要、実施法、解釈の仕方
投映法(3)(石坂)
コラージュ法
概要、実施法、解釈の仕方
投映法(4)(石坂)
ロールシャッハ・テスト
概要、実施法
投映法(5)(石坂)
ロールシャッハ・テスト
分析方法、解釈の仕方
8
テスト・バッテリー
所見作成(石坂)
実際の臨床場面でのテストの組み合わせ
方
所見の書き方
9
パーソナリティ検査(1) YG性格検査
(以下 有村)
1
2
3
4
5
到達目標
単位数
2
6
7
特になし
パーソナリティ検査(2) 東大式エゴグラム
10
準備学習
パーソナリティ検査(3) P-FStudy
履 修 の
留意事項
教 科 書
参考図書
2グループのうち、どちら
か一方でも3回以上欠席し
た場合は失格とする
11
パーソナリティ検査(4) 文章完成法テスト
12
願興寺礼子・吉住隆弘編『心
理検査の実施の初歩』ナカ
ニシヤ出版
必要に応じてプリント配布
池田豊應編『臨床投映法入
門』ナカニシヤ出版
その他、必要に応じて紹介
する
パーソナリティ検査(5) 内田クレペリン検査
13
知能と知能検査概論
臨床現場における知能検査実施の意義
心理検査の妥当性信頼性
心理検査の実際
心理検査の妥当性と信頼性の基本
心理検査の結果報告
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
平常点
40
課題/レポート
60
評価のポイント
出席数、受講態度
-310-
科目名
担当者
心理測定法
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
糟谷
学年
3年
必修・選択別
選択
授業形態
演習
授業の概要
心理測定法では,心理学研究技法の中
でも観察法と質問紙法を学ぶ。
質問紙法では,質問紙法の意義,質問紙
法の基礎的知識,質問紙作成過程,質問
紙法の実施方法,得られたデータの整
理・入力,心理尺度の作成について説明
をする。次に,実習として心理尺度作成
やそれを用いた仮説検証を行う。
また,観察法では,行動観察を基本と
する理論・技法として時間見本法,事象
見本法,参与観察法,アクションリサー
チについて紹介する。そして特にここで
は事象見本法(イヴェント・サンプリン
グ)による実習を行う。
到達目標
・質問紙法の基本的なテクニックを習得
することがきできる
・観察法の基本的なテクニックを習得す
ることができる
・心理学研究における多様な手法とそれ
ぞれの意義を理解することができる
グループ作業や実習を伴う
授業のため,遅刻・無断欠
席・途中退席を禁ずる。適
宜,関数電卓を購入・持参
すること。
教 科 書
適宜,プリントを配布する。
開講時期
前期
講義内容
授業スケジュールや注意点の説明,心理学
の研究手法についての概説
質問紙作成の基礎
項目作成手続き,回答方法や教示方法,フ
ェイスシートの作成,倫理問題について説
明する。
質問紙法の実施方法
質問項目の作成上の注意や評定法につい
て説明し,実際に項目を作成する
心理行動尺度の作成方法
各グループでテーマを選び、そのテーマに
関わる要因を測定する量的尺度を作成す
る。
質問紙法の実施(1)
質問紙調査を実施し,回答データを収集・
入力する。
質問紙法の実施(2)
基本統計量やG-P分析を通して信頼性の
高い項目を精選する。
質問紙法の実施(3)
I-T相関分析を通して信頼性の高い項目
を精選し,有用な尺度を構成する。
質問紙法の実施(4)
作成した量的尺度を用いて仮説検証を行
う。また、尺度作成過程や検証結果をレポ
ートにする。
2
3
6
7
8
心理学統計法(2 年前期)と
心理学実験・実習(2 年後期) 10
を原則履修済みであるこ
と。
履 修 の
留意事項
単位数
2
テーマ
オリエンテーション
1
9
参考図書
孝浩
授業計画
週
※この授業は実習を伴い,多人数データ 4
を扱うために適宜情報処理室を利用す
る。
※質問紙法は糟谷,観察法は久崎が担当
する。
※クラス分けは開講前に発表・掲示する。 5
準備学習
知香江・久崎
Psychological Measurement
参与観察法とアクション 参与観察法とアクションリサーチの理論
リサーチ
と技法と,その有効性と限界について言及
する。
時間見本法と事象見本法 時間見本法と事象見本法の理論と技法を
紹介し,その有効性と限界についても言及
する。
時間見本法の実習(1)
11
時間見本法の実習(2)
12
今回の観察の課題テーマについて紹介す
る。観察する行動や事象のカテゴリーを考
え,記録用紙で予備的に観察を行う。
実際に状況を設定して観察を行い,データ
を収集する。
時間見本法の実習(3)
データの信頼性を検討する。
時間見本法の実習(4)
信頼性の高いデータについて,テーマを実
証するに見合った統計的分析を行う。
時間見本法の実習(5)
観察データの統計的結果に基づいて考察
し,レポートを作成する。
13
中澤・大野木・南(編著)
『心
理学マニュアル・観察法』
(北大路書房)
鎌原・大野木・宮下・中澤 14
(編著)『心理学マニュア
ル・質問紙法』
(北大路書房)
など
15
成績評価基準
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
評価方法
30
課題/レポート
70
期末テスト
0
遅刻なくマナー厳守で授業に参加している
適切な文章表現,
『心理学研究』に従った書き方,結果の
正確な記載,理にかなった考察がされているレポート
―
-311-
科目名
担当者
精神分析学
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
石坂
昌子
Psychoanalysis
学年
3年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
単位数
2
開講時期
前期
授業計画
1880年代、ウィーンの精神科医フロイ 週
トによって創始された精神分析は、今日、
心理療法のなかで実際、どのように行わ 1
れているのでしょうか。
テーマ
精神分析とは
講義内容
精神分析の歴史と特徴
講義では主に、無意識の意味を考え、
言葉にし、育ちの観点から理解を深める
ことを特徴とする精神分析について学び
ます。
構造論と局所論
自我・エス・超自我、意識・無意識・前意
識
力動論的観点
自我の機能と機制
精神発達理論(1)
フロイトの発達理論、エリクソンの発達理
論
精神発達理論(2)
マーラーの発達理論、ウィニコットの発達
理論
適応論
自我の働きと心の病理
心理療法を開始するまで
導入、アセスメント、目標の設定
聴き方と構造の意味
耳の傾け方、口のはさみ方、構造の意義
転移
転移とは、その扱い方、逆転移、行動化
抵抗の意味と対応
抵抗とは、抵抗の扱い方
介入と解釈
解釈というかかわり、解釈の伝え方
各発達段階の課題と技法
12
乳幼児期からターミナル期までの心理療
法
13
精神病理の力動的理解と 各精神病理の症状・機制の理解と対応方法
対応
前半は、精神分析の基礎的な理論を紹
介し、後半はその理論をふまえた精神分
析的心理療法の実際について理解を深め
ていきます。
なお、学生の理解度や授業の進行状況
によっては、内容に変更が生じる場合が
ありますのでご了承ください。
到達目標
・精神分析に関する基本的な知識を習得
する。
・精神分析の特徴について説明すること
ができる。
・精神分析的心理療法の実際について理
解する。
2
3
4
5
6
7
8
9
特になし
10
準備学習
特になし
履 修 の
留意事項
必要に応じて資料を配布し
ます。
教 科 書
参考図書
北山修著『精神分析理論と
臨床』誠信書房
その他、適宜、紹介します。
11
ワークスルーと終結
ワークスルーについて、中断への対応、
お別れの作業
まとめ
講義全体のまとめ
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
平常点
40
期末テスト
60
評価のポイント
授業参加態度
-312-
科目名
担当者
教育心理学【中高】
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
Educational
糟谷
知香江
Psychology
学年
3年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
本講義は、生徒の心身の発達および学
習の過程について、
「発達」
「学習」
「教育
評価」「性格と適応」「生徒指導」に分け
て学ぶ。具体的な講義内容は右のとおり
である。
授業では、講義をきくだけでなく、グ
ループでの作業を通して体験的に学ぶ機
会も取り入れる。授業への積極的な参加
が必要となる。
単位数
2
開講時期
前期
授業計画
週
テーマ
ガイダンス
講義内容
教育心理学のイメージをつかむ。講義の進
め方を理解する。
学びの理解(1)
やる気を高める方法
学びの理解(2)
なぜやる気が出ないのか
学びの理解(3)
「やればできる」という期待の効果
学びの理解(4)
いろいろな学習スキル
学びの理解(5)
学びの評価
適応の理解と支援(1)
学級という社会
適応の理解と支援(2)
生徒の人間関係
適応の理解と支援(3)
集団活動を通しての発達
適応の理解と支援(4)
基本的信頼関係
適応の理解と支援(5)
逸脱行動の理解
適応の理解と支援(6)
配慮が必要な生徒への対応
教師の成長(1)
教育実践を振り返るための技法:理論
教師の成長(2)
教育実践を振り返るための技法:実践
まとめ
これまでの講義を総括し、講義内容につい
て理解を深める。
1
2
3
4
5
到達目標
教育にかかわる心理学の基礎的な知見
を理解することを目指す。こうした知識
を踏まえて、子どもの「こころ」に目を向
けた教育を実践するにはどのようなこと
に留意する必要があるのか具体的に説明
できるようになる。
6
7
8
9
準備学習
履 修 の
留意事項
毎回、小テストを実施して
到達度を確認する。試験内
容は講義中に指示するの
で、準備をして臨むこと。
授業計画は、受講者の希望
や学習状況に応じて変更す
ることがある。
10
11
12
適宜、資料を配付する。
13
教 科 書
講義中に紹介する。
参考図書
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
平常点(態度・行動観察)
20
小テスト
40
期末試験
40
-313-
評価のポイント
科目名
担当者
障害者の病理・保健
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
緒方
明
Physiology and Pathology for Children with Intellectual Disabilities
学年
3年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
単位数
2
授業計画
テーマ
神経解剖学(その1)
講義内容
中枢神経の解剖学
神経解剖学(その2)
中枢神経の機能解剖学
大脳生理学
大脳機能の局在
視覚
視覚障害の解剖学
聴覚
聴覚障害の解剖学
自閉症(その1)
自閉症の分類
自閉症(その2)
自閉症の症状
ADHD
ADHDの症状
学習障害
学習障害の症状
知的障害(その1)
知的障害の分類
知的障害(その2)
知的障害の各論
免許取得に関係なく、単に
単位取得の学生は、ルーテ
ル学院大学生の自覚を持っ
て、真面目に受講すること。 12
知的障害(その3)
知的障害の症候学
レポート配布
知的障害(その4)
知的障害の発生基盤
障害児病理学のまとめ
医学と教育
全体のまとめ
障害児の医学
特別支援教育は、教育学、心理学、病
理学の3本柱からの形成される学問体系
である。
本講義は、その特別支援教育の基盤と
なる医学的な障害児病理学の講義であ
る。
本講義を通して、特別支援教育の基礎
となる学問を学ぶ。
医学的な分野の講義であり、理解の困
難を伴うので、感覚的な理解を促進する
授業をおこなう。
ビデオ、図譜を多用して、理解の深ま
りを深化させる。
週
1
2
3
4
5
到達目標
教員免許を取得することが第1目標で
ある。
この免許修得によってルーテル学院大
学の社会的位置の確立を目指す。
単に単位修得の学生は、障害児の医学
から学んだことを今後の人生に生かして
いくことを目標とする。
6
7
8
9
準備学習
特別支援学校教員免許取得
希望の学生は、それぞれの
分野を前もって学習してお
く。
10
11
履 修 の
留意事項
13
教 科 書
なし
参考図書
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
50%
出席を重視
課題/レポート
50%
選択式・筆記式試験
-314-
開講時期
前期
科目名
担当者
病弱者の心理・生理・病理
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
学年
3年
必修・選択別
選択
授業の概要
児童生徒の教育現場において、病弱児
の心理、生理、病理を理解しておくこと
は非常に重要なことです。しかし、一口
に病弱児といってもその病種、病態は千
差万別ですが、それに適切に対応するこ
とが必要とされています。本科目では病
弱児の心理、生理、病理について医学・
医療、心理の立場から多面的に(病気と
ストレスなど)講義しますが、映像的な
資料としてパワーポイントなどを使用し
て授業します。
到達目標
特別支援学校などにおける病弱児につ
いて、病弱児の主要な疾患や病弱児の心
理・生理・病理を理解し、適切な支援に
つなげることができる
準備学習
履 修 の
留意事項
教 科 書
永田
憲行
Education for Children with Health Impairments:Psychology, Physiology and Pathology
病弱特別支援学校でのボラ
ンティア活動等に積極的に
参加しておくこと
特別支援学校教諭免許状取
得希望者に限る
特別支援教育に生かす病弱
児の生理・病理・心理
(ミネルヴァ書房)
なし
授業形態
講義
単位数
2
1
授業計画
テーマ
講義内容
病弱者の心理・生理・病 病弱、身体的虚弱の定義
理(1)
2
病弱者の心理・生理・病 病弱教育の対象となる児童生徒の現況及
理(2)
び病弱児教育の意義
3
病弱者の心理・生理・病 難病と闘う子どもたち
理(3)
4
病弱者の心理・生理・病 先天異常、ドローターの心理変化
理(4)
5
病弱者の心理・生理・病 病気の理解(腎炎・ネフローゼの病理・生
理(5)
理・心理)
週
7
病弱者の心理・生理・病 病気の理解(進行性筋ジストロフィー症、
理(6)
ウエルドニッヒ・ホフマン病の病理・生
理・心理)
病弱者の心理・生理・病 病気の理解(てんかんの病理・生理・心理)
理(7)
8
病弱者の心理・生理・病 病気の理解(心臓疾患の病理・生理・心理)
理(8)
9
病弱者の心理・生理・病 病気の理解(肥満・やせの病理・生理・心
理(9)
理)
10
病弱者の心理・生理・病 病気の理解(悪性腫瘍、特に白血病の病
理(10)
理・生理・心理)
11
病弱者の心理・生理・病 病気の理解(気管支喘息の病理・生理・心
理(11)
理)
12
病弱者の心理・生理・病 病気の理解(心身症の病理・生理・心理)
理(12)
13
病弱者の心理・生理・病 病気の理解(心身症の病理・生理・心理)
理(13)
14
病弱者の心理・生理・病 病気の理解(消化器、代謝、内分泌疾患の
理(14)
病理・生理・心理)
6
総まとめ、テスト
参考図書
15
成績評価基準
評価方法
平常点(態度・行動観察)
期末テスト
開講時期
前期
割合(%)
0
100
-315-
評価のポイント
科目名
担当者
コミュニケーション障害者の適応援助
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
河津
学年
3年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
コミュニケーション障害者の不適応状
態に関わっていくことを想定し、彼らの
可能性についてどのような具体性をもっ
て対応していくかについて考えていきた
い。
特に、音声言語でのコミュニケーショ
ンが困難である対象者個々の行動の中か
らプリミティブな形でのコミュニケーシ
ョン行動を読みとっていく能力及び適応
援助の理論や指導方法について学ぶこと
を目的とする。
到達目標
・様々な情報保障のツールの仕組みと使
い方に関する基本的知識を習得するこ
とができる。
・一人一人のニーズに応じた適切なコミ
ュニケーションの方法について考察す
ることができる。
テーマ
イントロダクション
履 修 の
留意事項
教 科 書
参考図書
・主体的に障害者へ関わっ
ていく気持ちを旺盛に
・特別支援学校免許状取得
希望者に限る。
開講時期
前期
講義内容
1
・シラバス説明
・概略説明
2
簡単なコミュニケーショ ・自分の名前を手話で、身振り、絵カード
ンを手話で行う。
を交えて趣味を伝える。手話歌を歌う。
3
ロック・ド・イン・シン ・障害の重い人たちの言葉
ドローム
4
障害の重い人たちの心の ・表現された詩の輪読
世界
5
コミュニケーションツー ・コミュニケーションツール獲得のプロセ
ルについて
ス
6
コミュニケーション障害 ・テーマ設定によるディスカッション
とは
適応援助理論
①
・交信関係という考え方、信頼関係の構築
適応援助理論
②
・コミュニケーション行動の形成と人及び
物とのかかわり
適応援助理論
③
・音声言語と文字言語
・STA(ソフト・タッチング・アシスタン
ト)
適応援助理論
④
・相互障害状況という考え方、コミュニケ
ーション障害は、二者の関係の障害
適応援助事例
①
・絵カードによるコミュニケーション行動
の形成
適応援助事例
②
・文字によるコミュニケーション行動の形
成
適応援助事例
③
・物へのこだわりを媒介にした言語行動の
変容
適応援助事例
④
・重度重複者のコミュにニケションについ
て
・スイッチ・コミュニケーション
7
9
図書館にあるDVD「光とと
もに」
「ヘレンケラーを知っ
ていますか」等、コミュニ
ケーション障害をテーマに
したDVDを視聴すること
単位数
2
授業計画
週
8
準備学習
巖
Teaching Methods for Children with Intellectual and Communication Disabilities
10
11
12
・『みんな言葉を持っていた』
オクムラ書店 柴田保之
13
・必要に応じてプリントを配
布、及び参考図書等を紹介
する。
14
・
『自閉症の僕が跳びはねる
理由』エスアコール出版
部 東田直樹
・
『重度・重複障害児教育の 15
理論と実際』 第一法規
まとめ
・コミュニケーション援助技法の今後の課
題
・まとめ
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
20
障害者との関わりへの意欲に溢れているか
課題/レポート
20
テーマを積極的、具体的に考察しているか
期末テスト
60
専門知識が習得されたか
-316-
科目名
担当者
重複障害教育総論(心理等)
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
学年
3年
必修・選択別
選択
授業の概要
本講義では、重複障害児教育の目標・
方法・内容について学ぶ。特に、重複障
害児(者)の特性を、心理・生理・病理
に関する基礎的な知識を理解するととも
に、教育現場で求められる基本的な対応
の要点について学ぶ。併せて「障害」
(障
害状況)の捉え方と関わりの在り方の基
本となる障害者観について学ぶ。
週
1
2
到達目標
・重複障害児(者)の全体像を把握し、
心理・生理・病理の観点から特性を述
べることができる。
・重複障害児に関わる際の要点を、心理・
生理・病理の観点から述べることがで
きる。
準備学習
長濵
朋二
Education for Children with Profound and Multiple Disabilities:Psychology, Physiology and Pathology
教科書の第Ⅱ編の各指導事例
を読み込んでおくこと。また、
参考図書で示した※の2冊の各
事例をいくつか読んでおくこ
と。
3
4
授業形態
講義
単位数
1
開講時期
前期(前半)
授業計画
テーマ
講義内容
重複障害児の
科目の概要の把握
心理・生理・病理(1) 重複障害、重度・重複障害
重症心身障害の概念と定義
・大島の分類など
重複障害児の
重複障害児の特性と課題
心理・生理・病理(2) ~彼ら自身が有する問題(1)
(心理面を中心に)
・重複障害児の一般的行動特性など
重複障害児の
重複障害児の特性と課題
心理・生理・病理(3) ~彼ら自身が有する問題(2)
(心理面を中心に)
・コミュニケーションの特性など
重複障害児の
重複障害児の特性と課題
心理・生理・病理(4) ~彼ら自身が有する問題(3)
(生理面を中心に)
・健康管理のバロメーターなど
5
重複障害児の
重複障害児の特性と課題
心理・生理・病理(5) ~彼ら自身が有する問題(4)
(病理面を中心に)
・脳性疾患に伴う症状への対応法など
・医療的ケアなど
6
重複障害児の
重複障害児の特性と課題
心理・生理・病理(6) ~新旧の障害者観の比較と、当事者と関わ
る周囲の課題(1)
・これまでとこれからの障害者観の比較
など
1
履 修 の
留意事項
特別支援学校教諭免許状の
取得希望者に限る。
2 「重複障害教育総論(教育
課程等)」と連続履修するこ
と。
教 科 書
・特別支援学校における重度・
重複障害児の教育〔第2版〕
(姉崎弘著 大学教育出版)
・授業ごとに講義資料を配付す 7
る。
参考図書
・特別支援学校学習指導要領と
同解説 総則等編・自立活動
編(文部科学省)
※障害を持つ子が育つというこ
と(中央法規出版)
※障害を持つ子を産むというこ
と(中央法規出版)
〔いずれの図書も本学図書館に
もあります。〕
重複障害児の
重複障害児の特性と課題
心理・生理・病理(7) ~新旧の障害者観の比較と、当事者と関わ
る周囲の課題(2)
・ICFの理論を活用した生徒理解と対応
法など
8
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
20
授業後の感想に質問を交えること。
課題/レポート
20
出題意図に沿うこと。遅れても提出が原則。
期末テスト
60
出題意図に沿うこと。自分の考えを述べているか。
-317-
科目名
担当者
重複障害教育総論(教育課程等)
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
学年
3年
必修・選択別
選択
授業の概要
本講義では、重複障害児教育の目標、内 週
容、方法について学ぶ。
最初に重複障害児教育の歴史を概括す
る。次に、学校教育法等の法令や学習指導
要領に基づいて重複障害児教育の教育課 1
程について、自立活動を中心とした編成と
指導・支援の在り方について学ぶ。また、
学習支援者として相互障害状況の考えに
立った支援の在り方についても学ぶ。その
ためにも、特別支援学校からゲストスピー
カーを迎え、指導の実際を実体験する。
2
さらに、具体的な教材にも触れながら重
複障害児(者)とのコミュニケーション支
援の基礎について学習する。
最後に、障害の重さばかりにとらわれる
のではなく一人のヒトとして関わる重要
性について理解する。
3
到達目標
・
「重複障害者等に関する教育課程の取扱
い」の概要と「自立活動」の意義につ
いて述べることができる。
・重複障害児(者)との関わりの要点は
コミュニケーションであるということ
4
を述べることができる。
・共生社会の担い手としての自己の在り
方を述べることができる。
準備学習
教科書第Ⅰ編第3章 重複障
害児の教育課程と自立活動の指
導を読んでおくこと。参考図書
で示した※の2冊の各事例をい
くつか読んでおくこと。
特別支援学校教諭免許状の
取得希望者に限る。
2 「重複障害教育総論(心理
等)」と連続履修すること。
5
1
履 修 の
留意事項
長濵
朋二
Education for Children with Profound and Multiple Disabilities:Curriculum and Teaching Methods
6
教 科 書
・特別支援学校における重度・
重複障害児の教育〔第2版〕
(姉崎弘著 大学教育出版)
・授業毎に講義資料を配付す 7
る。
参考図書
・特別支援学校学習指導要領と
同解説 総則等編・自立活動
編(文部科学省)
※障害を持つ子が育つというこ
と(中央法規出版)
※障害を持つ子を産むというこ
と(中央法規出版)
〔いずれの図書も本学図書館に
あります。〕
授業形態
講義
単位数
1
開講時期
前期(後半)
授業計画
テーマ
講義内容
重複障害児の
重複障害児童生徒の指導の実際
教育課程・指導法(1) ・特別支援学校の指導の紹介(映像)をと
おして概要の理解
重複障害児の
重複障害児童生徒の教育と内容
教育課程・指導法(2) ・重複障害児の教育の歴史と実態把握の観
点
・課題設定の視点及び指導体制~専門職員
との連携
重複障害児の
重複障害児童生徒の教育課程(1)
教育課程・指導法(3) ・特別支援学校学習指導要領及び解説編
重複障害者等に関する教育課程の取扱い
・特別支援学校の指導の実際(自立活動を
主とした指導の様子)(ゲストスピーカー)
重複障害児の
重複障害児童生徒の教育課程(2)
教育課程・指導法(4) ・特別支援学校学習指導要領及び解説編
重複障害者等に関する教育課程の取扱い
・個別の指導計画と個別の教育支援計画
重複障害児の
重複障害児童生徒の学習と教材の活用
教育課程・指導法(5) ・重複障害者等に関する教育課程の取扱い
・相互交渉と初期学習について(1)
重複障害児の
重複障害児童生徒の学習と教材の活用
教育課程・指導法(6) ・相互交渉と初期学習について(2)
・概念行動と概念形成
重複障害児の
重複障害児の前に一人の人間であること
教育課程・指導法(7) ・重複障害児(者)が主体者となるために
必要な周囲の支援について
まとめ
8
講義(前半・後半)の総まとめ
・共生社会の担い手として学生に期待する
こと
※連続履修した重複障害教育総論(心理
等)と合わせてまとめを行う。
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
20
授業後の感想に質問を交えること。
課題/レポート
20
出題意図に沿うこと。遅れても提出が原則。
期末テスト
60
出題意図に沿うこと。自分の考えを述べているか。
-318-
科目名
担当者
軽度発達障害教育総論(心理等)
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
河田
学年
3年
必修・選択別
選択
授業の概要
発達障がい児(言語障がい・情緒障が 週
い・自閉症を含む)の支援においては、
アセスメント等によって、その認知特性、
障がい特性を詳細に理解し、長所を活か
した支援を尊重しながら、当該児童生徒 1
の二次的障がいにも配慮した支援が重要
となる。
本講義では、 発達障がいに関する心
理・生理・病理について講述する。
なお、本科目と軽度発達障害教育総論
(教育課程等)を連続履修すること。
2
※前期前半7コマが本科目、前期後半7
コマが軽度発達障害教育総論(教育課
程等)、前期最終講にて2科目のまとめ
を行う。
到達目標
・発達障がいのある子どもの心理等を理
解し、得られた知識を支援実践に応用
することができる
授業形態
講義
履 修 の
留意事項
教 科 書
参考図書
発達障がい(関連する障が
いを含む)のある幼児児童
生徒との継続した関わり体
験をしておくこと
※特別支援学校教諭免許
状、認定心理士取得希望
者に限る
※軽度発達障害教育総論
(教育課程等)と連続履
修すること
※なし
授業中に用いるプレゼンテ
ーションデータの書取りに
より、1冊のテキストがで
きるようにする
「特別支援教育100問100答」
教職研修別冊今すぐ取り組
む対策シリーズ№4 など
単位数
1
授業計画
講義内容
アセスメント
知能検査について(WISC-Ⅲ・Ⅳほか)
軽度発達障がいの
心理・生理・病理(2)
LD児の心理・生理・病理
視覚認知、聴覚認知、同時処理、継次処理
など
軽度発達障がいの
心理・生理・病理(3)
ADHD児の心理・生理・病理
不注意、多動性、衝動性、DBD マーチなど
軽度発達障がいの
心理・生理・病理(4)
自閉症スペクトラムの心理・生理・病理
(1)
高機能自閉症・アスペルガー症候群、
広汎性発達障がいなど
軽度発達障がいの
心理・生理・病理(5)
自閉症スペクトラムの心理・生理・病理
(2)
視覚優位、コミュニケーションの問題など
自閉症の
心理・生理・病理
典型自閉症の心理・生理・病理
認知の障がい、3つ組の障がい、セロトニ
ン代謝異常、心理特性、行動上の問題など
3
5
6
言語障がい・情緒障がい 言語障害・情緒障害の心理・生理・病理
の
構音障害、吃音、場面緘黙など
心理・生理・病理
7
まとめ
8
講義の振り返りと総括
連続履修した軽度発達障害教育総論(教育
課程等)と合わせてまとめを行う
成績評価基準
評価方法
開講時期
前期(前半)
テーマ
軽度発達障がいの
心理・生理・病理(1)
4
準備学習
将一
Education for Children with Developmental Disabilities :Psychology, Physiology and Pathology
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
30
毎時間提出する感想・質問等の記入度
期末テスト
70
テストの素点
-319-
科目名
担当者
軽度発達障害教育総論(教育課程等)
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
学年
3年
必修・選択別
選択
授業の概要
発達障がい児(言語障がい・情緒障が 週
い・自閉症を含む)の支援においては、
アセスメント等によって、その認知特性、
障がい特性を詳細に理解し、長所を活か
した支援を尊重しながら、当該児童生徒 1
の二次的障がいにも配慮した支援が重要
となる。
本講義では、発達障がいに関する教育
支援について、特別支援教育の支援体制
や教材開発にも着目して学習できるよう
にしたい。
2
なお、本科目と軽度発達障害教育総論
(心理等)は連続履修すること。
※前期前半7コマが軽度発達障害教育総論
(心理等)、前期後半7コマが本科目、前
期最終講にて2科目のまとめを行う。
到達目標
・発達障がいのある子どもの教育課程を
理解し、教育的支援の方法について知
ることができる
・得られた知識を支援実践に応用するこ
とができる
準備学習
履 修 の
留意事項
教 科 書
参考図書
河田
将一
Education for Children with Developmental Disabilities:Curriculum and Teaching Methods
発達障がい(関連する障が
いを含む)のある幼児児童
生徒との継続した関わり体
験をしておくこと
※特別支援学校教諭免許
状、認定心理士取得希望
者に限る
※軽度発達障害教育総論
(心理等)と連続履修す
ること
※なし
授業中に用いるプレゼンテ
ーションデータの書取りに
より、1冊のテキストがで
きるようにする
「特別支援教育100問100答」
教職研修別冊今すぐ取り組
む対策シリーズ№4 など
授業形態
講義
軽度発達障がいの
教育課程・指導法(2)
LD児の教育的支援(2)
認知処理過程を考慮した支援など
ADHD児の教育的支援
特性を考慮した支援、二次的障がいを考慮
した支援など
軽度発達障がいの
教育課程・指導法(4)
自閉症スペクトラムの教育的支援
特性を考慮した支援、二次的障がいを考慮
した支援など
4
7
講義内容
LD児の教育的支援(1)
認知特性を考慮した支援など
3
6
自閉症の教育課程・指導 典型自閉症の教育的支援
法
特性を考慮した支援、構造化理論の応用な
ど
言語障がい・情緒障がい 言語障がい・情緒障がいの教育的支援
の
教育課程・指導法
構音訓練、行動分析的支援など
特別支援教育と軽度発達 特別支援教育における発達障がい支援体
障がい・言語障がい・情 制整備と教育的支援のあり方について
緒障がい
(自閉症を含む)
特別支援学級、通級による指導など
まとめ
8
講義の振り返りと総括
連続履修した軽度発達障害教育総論(心理
等)と合わせてまとめを行う
成績評価基準
評価方法
開講時期
前期(後半)
授業計画
テーマ
軽度発達障がいの
教育課程・指導法(1)
軽度発達障がいの
教育課程・指導法(3)
5
単位数
1
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
30
毎時間提出する感想・質問等の記入度
期末テスト
70
テストの素点
-320-
科目名
担当者
精神保健福祉現場体験
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
岩永
靖・西
章男
Psychiatric Social Work Pre-Practicum
学年
3年
必修・選択別
選択
授業形態
実習・演習
授業の概要
・精神保健関連のボランティアに関心が
ある学生、精神保健福祉士の受験資格
取得のため、4年次に実習を考えてい
る、もしくは迷っている学生を対象
4月~8月の間に10回以上のボランテ
ィアに参加し、その都度所定の記録を
提出する。また、週1回行うグループ
で の報告及 びスー パービジ ョンを行
う。
・上記の要件を満たした学生は精神保健
福祉援助実習に向けてのレポートを作
成し提出する。
・精神保健福祉援助実習を行う予定の学
生は、この科目を履修することを原則
とする。
4月中にオリエンテーションを行うの
で、掲示板を確認のこと
到達目標
精神保健福祉の現場を体験することで
精神保健福祉士に対する自らのモチベー
ションの確認や自己覚知を行い実習にむ
けての準備ができる
単位数
2
開講時期
前期
授業計画
週
テーマ
オリエンテーション
講義内容
進め方とスーパービジョンの方法につい
て
現場体験
現場体験報告及びスーパービジョン
現場体験
現場体験報告及びスーパービジョン
現場体験
現場体験報告及びスーパービジョン
現場体験
現場体験報告及びスーパービジョン
現場体験
現場体験報告及びスーパービジョン
現場体験
現場体験報告及びスーパービジョン
現場体験
現場体験報告及びスーパービジョン
現場体験
現場体験報告及びスーパービジョン
現場体験
現場体験報告及びスーパービジョン
現場体験
現場体験報告及びスーパービジョン
現場体験
現場体験報告及びスーパービジョン
実習報告会
4年次生の報告会に参加
実習報告会
4年次生の報告会に参加
まとめ
現場体験まとめ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
特になし
10
準備学習
履 修 の
留意事項
自ら情報を収集し、ボラン
ティア先と調整することを
原則とする。但し、ボラン
ティア先についての相談
は、岩永・西が適宜応じる
ことにする。
なし
11
12
13
教 科 書
なし
参考図書
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
80
現場体験及びスーパービジョンの参加状況・態度
課題/レポート
20
体験ごとの報告書及びまとめのレポート
期末テスト
-321-
科目名
担当者
心理学研究法
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
有村
達之
Method of Psychological Research
学年
3年
必修・選択別
選択
授業形態
演習
授業の概要
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
心理学を研究するための基礎能力を習 週
得するのが本演習の目的である。
具体的には、クリティカルシンキング、 1
研究課題の発見の仕方、情報収集、情報
の整理、データ分析、論文の作成、研究
結果の発表などについて紹介する。適宜
練習課題も実施する。
2
テーマ
オリエンテーション
講義内容
本講義の概要について
情報収集①
講義での情報収集
課題発見
研究テーマを見つけるには
情報収集②
文献収集の方法
情報整理
研究関連の情報整理の方法
論文読解①
クリティカルシンキングを使って論文を
批判的に読む①
論文読解②
クリティカルシンキングを使って論文を
批判的に読む②
論文執筆①
論文執筆の方法①
論文執筆②
論文執筆の方法②
データ分析①
統計結果の批判的読み取り
適宜、授業中に課題を実施し、
成績評価の一環とします。
11
私語など他の受講生の学ぶ環
境を乱している場合には受講
を停止させることがありま
12
す。
データ分析②
クリティカルシンキングを使った分析①
データ分析③
クリティカルシンキングを使った分析②
山田剛史・林創 著 「大
学生のためのリサーチリテ
ラシー入門」 ミネルヴァ
書房
プレゼンテーション
研究プレゼンテーションの方法
まとめ1
講義前半のまとめ
まとめ2
講義後半のまとめ
3
4
5
到達目標
心理学的研究の基礎能力について概要
を説明できる。
6
7
8
9
準備学習
履 修 の
留意事項
教 科 書
テキストを予習・復習する
こと。
そのつど指示する
参考図書
10
13
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
平常点(態度・行動観察)
30
課題/レポート
20
期末テスト
50
評価のポイント
毎時間記入する感想質問等の記入度、受講態度
-322-
科目名
担当者
社会心理学
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
糟谷
知香江
Social Psychology
学年
3年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
私たちは普段、自分で考えて決めて行
動しているのであるが、その思考・行動
は周囲の他者から影響を受けている。こ
の講義では、個人の思考や行動が他者の
存在からどのような影響を受けるかを取
り上げる。授業は、受講者が日常経験と
結びつけて理解できるよう、現実の社会
生活に関連した研究例を紹介しながら進
める。
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
週
テーマ
社会心理学の課題と方法
講義内容
社会心理学とは
1
2
対 人 関 係 と 社 会 的 認 知 親密関係と対人魅力
(1)
3
対 人 関 係 と 社 会 的 認 知 印象形成
(2)
態度(1)
態度、認知的不協和
態度(2)
集団間認知
態度(3)
説得的コミュニケーション
集団の影響(1)
社会的影響過程、援助行動
集団の影響(2)
同調、服従
集合行動(1)
世論形成、予言の自己成就
集合行動(2)
集団意思決定過程
集合行動(3)
リーダーシップ
文化と自己(1)
文化的自己観
文化と自己(2)
適応論
文化と自己(3)
異文化接触
まとめ
これまでの講義を総括し、講義内容につい
て理解を深める。
4
5
到達目標
人間の思考・行動が他者の存在からど
のような影響をうけるのか、説明できる
ようになる。また、集団が与える影響の
大きさを理解し、集団の中の個人として
どのように振る舞うべきか自分なりの意
見を持つ。
6
7
8
9
準備学習
履 修 の
留意事項
毎回、小テストを実施して
到達度を確認する。試験内
容は講義中に指示するの
で、準備をして臨むこと。
あまり話したことのない人
とグループを組んで作業を
することもあるが、積極的
な参加を期待する。
10
11
12
適宜、資料を配付する。
13
教 科 書
講義中に紹介する。
参考図書
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
平常点(態度・行動観察)
10
小テスト
40
期末試験
50
-323-
評価のポイント
科目名
担当者
非行犯罪心理学
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
川本
学年
3年
必修・選択別
選択
授業の概要
授業は、講義だけでなく、学習参加の
形式(集団討議、事例考察、体験学習等)
を適宜取り入れて行う。
第1部 非行犯罪の心理
1 非行犯罪心理学の総論
2 非行犯罪理論の概観
3 非行少年や犯罪者の調査診断
4 個人的要因と環境的要因の力動
第2部 非行犯罪の処遇
1 心理的援助技法
(1) 個別技法
(2) 集団技法
2 その他の援助技法
3 非行犯罪の予防
以上のことについて学ぶ。
なお、授業の進行状況によっては内容が
前後する場合がある。
週
到達目標
6
「非行犯罪をなぜおかしたか(見立
て)」、そして「立ち直りのためには、ど
のような方法をとればよいか(手立て)」
について心理学的視点から分かるように
なる。
準備学習
レジメや資料が予め配布
された場合は、必ず読んで
おくこと。
なお、配布のペーパーは、
ファイルすること。
1
授業形態
講義
教 科 書
適応と不適応
適応過程の中で不適応に至るメカニズム
3
非行犯罪の発生メカニズ 1
ム
2
欲求不満等に基づく情動的不適応
学習等に基づく文化的感染
非行犯罪理論等の概観
過去の主な非行犯罪理論や行動理論等
最近の非行犯罪理論
重大事犯理解のための主要な攻撃理論
4
5
非行犯罪行動へのアプロ わが国の少年非行に関する調査診断の体
ーチ
制及びその実際
発達段階と非行犯罪
アイデンティティ(自我同一性)の不安定
性に基づく非行犯罪
8
発達障害と非行犯罪
破壊的行動障害と非行犯罪との関連
9
個人的要因と環境的要因 1
の力動
2
個人的要因
関係発達やライフイベントの視点
処遇
1
2
各種個別技法
箱庭療法の概説
処遇
1
2
7
10
処遇
(心理的援助技法)
処遇
(心理的援助技法)
非行犯罪の予防
参考図書
開講時期
後期
2
11
1年次履修の心理学概
論(特に学習、欲求不満、
葛藤、適応機制)を復習
しておくこと。
2 集団討議の際は、意見
発表や他のメンバーの意 12
見傾聴に努めるなどして
積極的参加を心掛けるこ
と。
レジメや資料を配布し、
視聴覚教材(DVD、VT
13
Rなど)も適宜活用する。
1 新犯罪社会心理学
高橋良彰著 令文社
2 非行少年の加害と被害
藤岡淳子著 誠信書房
3 少年犯罪
鮎川 潤著 平凡社
4 犯罪精神医学入門
福島 章著 中公新書
単位数
2
授業計画
テーマ
講義内容
非行犯罪心理学及び理解 非行犯罪心理学について全般的な解説及
例
び非行犯罪事例の心理学的理解
1
履 修 の
留意事項
義晴
Psychology of Crime and Delinquency
14
総まとめ
各種個別技法
ロールレタリング(RL)
① RLの体験
② 事例の解説
1 各種個別技法
2 動機づけ面接法の解説
1
各種集団技法
SSTの解説
モラルジレンマ学習の解説と体験
2 家族に対する援助技法
非行犯罪の予防研究や地域社会の予防活
動の実際
①
②
主要な点のまとめ
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
レポート(原則として毎回提出)
40
期末テスト(記述式)
60
-324-
評価のポイント
知識習得やまとめる力(書字力も含む)及び質問・疑
問の質的側面(探究心や向上心などが認められるか)
について評価する。
非行犯罪に関する見立てと手立てについて心理学的視
点に基づく論理的構成及び統合的考察力や文章力を評
価する。
科目名
担当者
学習心理学
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
安部
学年
3年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
伝統的な学習心理学について,中心的
な役割を果たした研究者の業績をたどる
ことにより概説する.後半部では,学習
理論の臨床場面への応用として,応用行
動分析(あるいは,行動修正法)につい
て具体的なケースを挙げながら概説す
る.また,現在,心理療法において重要
な位置を占めるようになった認知行動療
法の基本的な考え方についても講義す
る.
到達目標
1.学習された行動と生得的な行動を区
別することができる.
2.パブロフの条件反射にはじまる古典
的条件づけについて説明することがで
きる.
3.オペラント条件づけについて説明す
ることが出来る.
4.20世紀後半における学習心理学の諸
発見について説明することができる.
5.応用行動分析や認知行動療法の基本
的な考え方を説明することが出来る.
応用行動分析や認知行動療法が適用可
能なケースや実際の適用法について説
明することができる.
履 修 の
留意事項
「心理学」や「行動科学」
に関する講義の復習をして
おくこと.
私語を含む授業中の迷惑行
為は厳しく指導し,場合に
よっては単位を認めない.
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
週
テーマ
オリエンテーション
講義内容
学習心理学の定義
1
生得的行動と
2 学習された行動
学習心理学の誕生(1)
走性,反射,本能的行動,初期経験
パブロフの条件反射
3
参考)2012年度履修者データ:
学習心理学の誕生(2)
履修登録者
89名,本試験受験者69名,
本試験合格者 54名,再試験対象者15名, 4
再試験受験者 9名,再試験合格者9名
行動主義と学習理論
5
準備学習
博史
Psychology of Learning
ソーンダイクの試行錯誤
ワトソンの行動主義
オペラント条件づけ(1) 三項随伴性
6
オペラント条件づけ(2) 強化スケジュール
7
20世紀後半の展開(1)
ガルシアの味覚嫌悪条件づけ
20世紀後半の展開(2)
動物種に特有の生得的行動傾向と学習
臨床場面への応用
応用行動分析(1)
応用行動分析の基本的な考え方
10
11
臨床場面への応用
応用行動分析(2)
ケース紹介
乳児,高齢者,精神疾患患者に対する適用
8
9
臨床場面への応用
12 認知行動療法(1)
認知行動療法の基本的な考え方
臨床場面への応用
13 認知行動療法(2)
ケース紹介①
大うつ病患者に対する適用
ケース紹介②
統合失調症患者に対する適用
教 科 書
配布したプリントを使用す
る.
臨床場面への応用
14 認知行動療法(3)
参考図書
脳から始めるこころの理解
2415円, ISBN:4571210396
15
まとめ
これまでの講義のまとめを行う
成績評価基準
評価方法
割合(%)
平常点(態度・行動観察)
0
課題/レポート
0
期末テスト
評価のポイント
講義中に課すミニレポートをすべて提出した者を成績
評価の対象とする.
100
-325-
科目名
担当者
発達援助の技法
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
河田
将一
Teaching Methods for Children with Intellectual Disabilities
学年
3年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
本講義では、2年次「発達障害者の心
理」
「発達障害者の適応援助」での知見を
もとに、知的障がい(関連する発達の遅
れや重度・重複障がい等を含む)のある
幼児児童生徒への支援技法の理解と習得
を目指し、日々のかかわりの中での実践
に活用できるようにしたい。
なお、進行状況によって、授業の順序
等を一部変更することがあることを申し
添える。
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
週
テーマ
イントロダクション
講義内容
知的障がい児・者へのかかわり方の概論
遊びの理解(1)
知的障がいのある子どもへのプレイセラ
ピーの意義と理解
遊びの理解(2)
知的障がいのある子どもの教育での遊び
の意義
応用行動分析(1)
弁別刺激、強化刺激とその種類など
応用行動分析(2)
望ましい行動を形成する手続き
応用行動分析(3)
不適切な行動を減少・消去する手続き
組織マネジメント(1)
マクロの視点からのアプローチの重要性
の理解
組織マネジメント(2)
SWOT 分析、インシデント・プロセス法の
理解
学習支援を考える(1)
TEACCH の意義・概要の理解
学習支援を考える(2)
数概念形成における3項関係の理解
感覚統合療法(1)
感覚統合理論の意義・概要の理解
感覚統合療法(2)
前庭覚、固有受容覚の理解
受容的交流療法
受容的交流の意義と理解
1
2
3
4
5
到達目標
・知的障がいのある幼児児童生徒への支
援にあたってのベースとなる支援技法
の習得と適切な使用ができる
6
7
・得られた知識・技法を関連する障がい
等に応用することができる
8
9
準備学習
履 修 の
留意事項
教 科 書
知的障がい(関連する障が
いを含む)のある幼児児童
生徒との継続した関わり体
験をしておくこと
※2年後期「発達障害者の
適応援助」を履修済みで
あること。
※再試験はしない
※なし
授業中に用いるプレゼンテ
ーションデータの書取りに
より、1冊のテキストがで
きるようにする
支援技法に関する図書
10
11
12
13
14
重度重複障がい児への支 信号系と行動体制からのアプローチの理
援
解
まとめ
参考図書
講義の振り返りと総括
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
20
毎時間提出する感想・質問等の記入度
課題/レポート
20
演習課題の完成度
期末テスト
60
テストの素点
-326-
科目名
担当者
視覚障害教育総論(心理等)
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
河津
学年
3年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
本講義では、視覚障害教育の理解や実
践のために必要 とされる視覚障害の心
理・生理・病理について具体的に述べる
ことにより視覚障害教育の基本知識を理
解することを目的とする。
なお、本科目と視覚障害教育総論(教
育課程等)を連続履修すること。
到達目標
・目の機能と視覚障害について知ること
ができる。
・見えないこと、見えにくさがあること
について、その不自由さについて体験
的に理解できる。
・視覚の優位性について知る。
・視覚障害は、感覚障害、情報障害であ
ること。
・残存感覚の存在、それらの感覚をどの
ように活用するか、体験的に知る。
・障害の受容について、人生との関連で
考える。
・アイマスク購入、持参の
こと
準備学習 ・視覚障害に関するノンフ
ィクション等に親しんで
おくこと
・特別支援教学校教諭免許
状取得希望者に限る。
基本的な受講ルールを厳
守すること。
・視覚障害教育総論(教育
課程等)と連続履修する
こと。
教 科 書
・必要に応じて資料を配付
する。
参考図書
・
『三訂版視覚障害教育に携
わる方のために』 慶応
義塾大学出版会 香川邦
生編
・
『視力の弱い子どもの理解
と支援』大河原 潔編
単位数
2
開講時期
後期(前半)
授業計画
週
テーマ
視覚障害とは ①
講義内容
・シラバス説明
・視覚障害の意味
・視力等による視覚障害の分類
見えないことの理解
視覚遮蔽状況で、教材・教具を用いて全盲
体験を試行する。
見えにくいことの理解
・弱視シュミレーションメガネ、メガホン、
ビニール袋を用いて、弱視体験を試行す
る
・ロービジョンの視知覚・認知とその支援
方法。
視覚障害とは
②
・眼の構造と機能について
・視覚障害をきたす代表的な眼疾患
・眼疾患に伴う視覚障害の特徴
視覚障害とは
③
・視覚の特性と障害
視覚障害とは
④
・残存感覚の活用
1
2
履 修 の
留意事項
巖
Education for Children with Visual Impairments :Psychology, Physiology and Pathology
3
4
5
6
障害受容と支援
・VTRを視聴し、受容プロセスと適時、適
切な支援方法
・障害の受け止め、自己理解、セルフ・エ
スティーム
まとめ
・「特別支援学校学習指導要領解説 自立
活動編を読み、自立活動の指導における
心理等に関するどのような指導内容例
が示されているか調べる。
7
8
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
20
倫理観、モチベーションが高いか。主体的学習力
課題/レポート
20
テーマを積極的に考察したレポートであるか
期末テスト
60
専門知識の理解が得られているか
-327-
科目名
担当者
視覚障害教育総論(教育課程等)
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
河津
巖
Education for Children with Visual Impairments :Curriculum and Teaching Methods
学年
3年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
本講義では、視覚障害教育の理解や実
践のために必要とされる視覚障害の教育
史、教育課程、指導法等について具体的
に述べることにより、視覚障害教育の基
本知識を理解することを目的とする。
特別支援学校(視覚障害)での教育と
関連づけながら、講義やゲストスピーカ
ーとの接触体験等によって、知的理解を
深める。
なお、本科目と視覚障害教育総論(心
理等)を連続履修すること。
単位数
2
開講時期
後期(後半)
授業計画
週
1
2
テーマ
講義内容
視覚障害児の教育の歴史 ・草創期の視覚障害児教育
と現状
・視覚障害児教育の発展
・視覚障害児教育の現状
特別支援学校(視覚障害) ・学校紹介DVDを視聴しながら解説する。
における教育の特徴
視覚障害に応じた教育課 ・教育課程編成の基本的な考え方
程の編成
・障害に応じた教育課程の編成
3
到達目標
・視覚障害教育の概要と特徴を知り、視
覚障害児の指導の基礎基本について理
解を深めることができる。
・アイマスク体験等を通じて、視覚障害
について体験的に理解できる。
・空間概念の重要性について理解する。
準備学習
履 修 の
留意事項
教 科 書
参考図書
・アイマスク購入、持参の
こと
・視覚障害に関するノンフ
ィクション等に親しんで
おくこと
空間概念について
・ボディイメージと身体座標軸、空間座標
軸の形成
・歩行地図の学習、作成
視覚障害と点字
・点字の歴史
・点字学習の基本的考え方
・点字を実際に書く(点字板、点筆を使っ
て)
視覚障害と歩行
・オリエンテーション&モビリティ
・歩行訓練プログラム
4
5
・特別支援教学校教諭免許
状取得希望者に限る。
基本的な受講ルールを厳 6
守すること。
・視覚障害教育総論(心理
等)と連続履修すること。
・必要に応じて資料を配付
する。
・
『三訂版視覚障害教育に携
わる方のために』慶応義
塾大学出版会 香川邦生
編
・
『視力の弱い子どもの理解
と支援』 教育出版 大
河原 潔編
弱視児に対する指導の配 ・見えにくさに対する拡大の方策
慮
・ロービジョントレーニング
7
まとめ
8
・新たな取り組みと今後の課題
・まとめ
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
20
倫理観、モチベーションが高いか。主体的学習力
課題/レポート
20
テーマを積極的に考察したレポートであるか
期末テスト
60
専門知識の理解が得られているか
-328-
科目名
担当者
聴覚障害教育総論(心理等)
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
佐々木
学年
3年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
この講義では、聴覚の生理・病理、並
びに聴覚障害の心理について学習する。
まず、聞こえのしくみとその病理につ
いて学習する。続いて、聴覚を活用する
教育に必須となる聞こえの評価の方法を
学習する。その際、オージオメータを用
いた実技、イアーマフと耳栓を用いた難
聴疑似体験も行う。
最後に、話しことば(音声言語)の聞
き取りの心理学的過程を、音声の音響的
特性および聴覚中枢での言語処理の側面
から学習する。
なお、本科目と聴覚障害教育総論(教
育課程等)を連続履修すること。
※前半8コマが聴覚障害教育総論(心理
等)、後半7コマが本科目である。15コ
マを終えた後に両科目の試験をおこな
う。
到達目標
1.人間の聴覚機構の構造と各部位を説
明できる。
2.聴覚機構の損傷部位との関係で、難
聴の種類を説明できる。
3.基本的な聴力検査の種類と役割を説
明できる。
4.母音や子音の基本的な音響的特性を
説明できる。
5.話しことばの聞き取りの心理学的プ
ロセスを説明できる。
準備学習
履 修 の
留意事項
教 科 書
参考図書
順二
Education for Children who are Deaf and Hard of Hearing:Psychology, Physiology and Pathology
普段の生活で「聞こえてく
る音」とともに「音の聞こ
えにくさ」にも注意を向け
ておくこと。
①特別支援学校教諭免許状
取得希望者は必修
②聴覚障害教育総論(教育
課程等)と連続履修する
こと
③耳栓を購入しておくこと
④受講上のマナーを守るこ
と
我妻敏博『<改訂版>聴覚
障害児の言語指導―実践の
ための基礎知識―』
(田研出
版、2011年)
単位数
2
開講時期
後期(前半)
授業計画
週
テーマ
オリエンテーション
講義内容
講義の進め方、受講上のルールの確認
1
聴覚障害の基礎知識(1) 聞こえのしくみ
2
聴覚障害の基礎知識(2) 難聴の種類と聞こえの特徴
3
聴力検査(1)
純音聴力検査による聴力レベルの評価
(オージオメータを用いた実技を含む)
聴力検査(2)
語音聴力検査及び補聴器装用下での言葉
の聞き取りの評価
(難聴疑似体験を含む。耳栓を必ず持参)
聞こえの心理(1)
音声の音響的特性
聞こえの心理(2)
音声言語の聴き取りを支える条件
まとめ
聴覚障害教育総論(心理等)のまとめ
手話の心理学など関連領域にも言及する
4
5
6
7
中野善達・吉野公喜編著『聴
覚障害の心理』(田研出版、
1999年)
8
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
講義終了時に提出するコメント
20
講義への理解、意見、質問が書かれている
小レポート
10
課題に積極的に取り組んでいる
期末テスト
70
講義で学習する知識の理解と応用
-329-
科目名
担当者
聴覚障害教育総論(教育課程等)
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
佐々木
順二
Education for Children who are Deaf and Hard of Hearing :Curriculum and Teaching Methods
学年
3年
必修・選択別
選択
授業の概要
聴覚障害のある子どもの教育支援は、言語と 週
コミュニケーションの発達に留意しながら、全
人的発達を促すことに目標を置いて行われる。
この講義では、このような視点から、まず、
聴覚障害教育で使用されるコミュニケーショ 1
ン手段、言語指導におけるいくつかのアプロー
チを取り上げる。
つづいて、早期からの両親援助の重要性、乳
幼児期から学童期にかけての言語指導につい
て学習する。就学後の教科指導については、タ
ッチパネルディスプレイ等の視覚教具の活用
を、実技を交えて学習する。自立活動の指導に 2
ついては、障害の受容、認識は聴覚障害者本人
だけの問題ではないことを学習する。
なお、本科目と聴覚障害教育総論(心理等)は
連続履修すること。
※前半8コマが聴覚障害教育総論(心理等)、
後半7コマが本科目である。15コマを終えた後
に両科目の試験をおこなう。
3
授業形態
講義
単位数
2
開講時期
後期(後半)
授業計画
テーマ
講義内容
聴覚障害の教育課程・指 教育活動におけるコミュニケーション手
導法(1)
段の選択について
聴覚障害の教育課程・指 言語指導における自然法的アプローチと
導法(2)
構成法的アプローチ
聴覚障害の教育課程・指 早期支援と言語指導
導法(3)
―コミュニケーション関係の成立から言
語概念の形成へ―
到達目標
1.聴覚障害教育におけるコミュニケーション
手段を、使用言語とモダリティの2次元で図
解できる。
2.言語指導の二つのアプローチの特徴を具体
的に説明できる。
3.聴覚障害幼児の両親援助の重要性と言語指
導の基本的道すじを説明できる。
4.聴覚障害者の教科教育における視覚教材の
活用の仕方を説明できる。
5.自立活動において障害認識を取り上げる意
義とその指導の実際を説明できる。
準備学習
履 修 の
留意事項
教 科 書
特別支援学校幼稚部教育要領、
小・中学部・高等部学習指導要
領及び解説の「聴覚障害」に関
する部分を読んでおくこと
①特別支援学校教諭免許状取得
希望者は必修
②聴覚障害教育総論(心理等)
と連続履修すること
③受講上のマナーを守ること
聴覚障害の教育課程・指 幼児期から学童期にかけての言語指導
導法(4)
―生活言語から学習言語へ―
4
5
聴覚障害の教育課程・指 教科教育における視覚教材の活用、情報補
導法(5)
償
(タッチパネルディスプレイの活用を含
む)
聴覚障害の教育課程・指 自立活動におけるその他の指導事例
導法(6)
―障害の受容、認識をめぐって―
6
まとめ
我妻敏博『<改訂版>聴覚障害
児の言語指導―実践のための基
礎知識―』(田研出版、2011年)
7
聴覚障害教育総論(教育課程等)のまとめ
/移行支援など中等教育以降の諸問題に
も言及する
①中野善達・根本匡文『改訂版
聴覚障害教育の基本と実際』
(田研出版、2008年)
参考図書
②『特別支援学校幼稚部教育要
領、特別支援学校小学部・中
学部、特別支援学校高等部学
習指導要領』及びその解説
8
成績評価基準
評価方法
講義終了時に提出するコメント
割合(%)
20
評価のポイント
講義への理解、意見、質問が書かれている
小レポート
10
課題に積極的に取り組んでいる
期末テスト
70
講義で学習する知識の理解と応用
-330-
科目名
担当者
医療福祉論
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
谷田
学年
3年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
医療機関などの保健医療サービス機関
で活動するソーシャルワーカーのための
必要な知識である医療保険制度や介護保
険制度、自立支援制度の歴史、機能を説
明する。
また、専門職であるソーシャルワーカ
ーの役割、他職種との協働・連携につい
て、事例等も加えて説明し、実践へつな
げることをねらいとする授業を行ってい
く。
到達目標
医療機関でソーシャルワーカーとして
活動するための社会資源やソーシャルワ
ーカーの役割について説明できる。
ソーシャルワーカーの援助
過程について理解しておく
準備学習
履 修 の
留意事項
教 科 書
浩紀
Medical Social Work
精神保健福祉士の受験資格
必修科目である。また、後
半は専門的な授業内容にな
る。
社会福祉士養成講座編集委
員会『新・社会福祉士養成
講座第17巻保健医療サービ
ス 第3版』(中央法規)
なし
テーマ
保健医療サービスの概要
1
講義内容
わが国の医療サービスの種類等を説明す
る。
2
戦後の保健医療サービス わが国における医療サービスの歴史、発展
の歴史
について理解する。
3
医療法における医療施設 医療施設の種類、それぞれの機能について
の機能・類型
把握する。
4
診療報酬による医療施設 医療施設の基準、類型について把握する
の基準・類型
5
医療保険制度と診療報酬 医療保険制度と診療報酬制度のシステム
制度の概要
について把握する。
6
介護施設の基準・類型
介護施設の種類や基準、役割について理解
する。
7
介護保険制度と介護報酬 介護保険制度と介護報酬制度について理
制度の概要
解する。
8
自立支援医療、公費負担 障害者自立支援制度の自立支援医療の概
医療制度の概要
要、システムについて把握する。
9
保健医療サービス専門職 保健医療領域における専門職としての基
の基本姿勢
本姿勢について理解していく。
10
保健医療サービスにおけ 保健医療領域における専門職の役割につ
る各専門職の役割と実際 いて把握する。
11
医療ソーシャルワーカー ソーシャルワーカーの役割について考え、
の業務の枠組み
理解する。
12
保 健 医 療 専 門 職 と の 連 ソーシャルワーカーと他専門職とのチー
携・協働方法
ムアプローチについて考える。
13
保 健 医 療 専 門 職 と の 連 チームアプローチに現状と課題について
携・協働の実際
理解する。
14
地 域 の 社 会 資 源 と の 連 地域の資源との連携、及び、ソーシャルア
携・協働の実際
クションの必要性について理解する。
全体的なまとめ
15
成績評価基準
評価方法
平常点(態度・行動観察)
割合(%)
評価のポイント
50
授業中の態度
50
まとめとしてテストを実施する
課題/レポート
期末テスト
開講時期
後期
授業計画
週
まとめ
参考図書
単位数
2
-331-
科目名
担当者
地域福祉方法論
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
三城
大介
Community Social Work
学年
3年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
1
コミュニティー・ソーシャルワーク
における専門職の意義と役割、また、
多量息の専門職との連携の必要性やジ
ェネラリスト・ソーシャルワーカーの
必要性についても言及する。
2 コミュニティーにおけるニーズのキ
ャッチアップの方法や地域福祉計画と
その評価方法について、地域における
具体的な取り組みを紹介しつつ解説す
る。
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
週
1
テーマ
講義内容
コミュニティソーシャル コミュニティソーシャルワークの考え方
ワークと専門職の役割
と展開、システム
2
コミュニティソーシャル 専門多種職のチームアプローチとコミュ
ワークと専門職の役割2 ニティソーシャルワーク
住民参加と方法1
地域福祉推進における住民参加の意義
住民参加と方法2
市町村社会福祉行政における住民参加
3
4
到達目標
1
地域福祉に係わる組織、団体及び専
門職の役割と実際にについて理解する
2 地域福祉におけるネットワーキング
の意義と方法及びその実際について理
解する
3 地域福祉の推進方法(ネットワーキ
ング、社会資源の活用・調整・開発、
福祉ニーズの把握方法とサービスの評
価方法を含む)について理解する
5
ソーシャルサポートネッ ソーシャルサポートネットワークの考え
トワーク1
方と位置
6
ソーシャルサポートネッ ソーシャルサポートとコミュニティソー
トワーク2
シャルワーク
7
地域社会における社会資 社会資源の概要・福祉サービスの開発
源の活用・調整・開発1
8
地域社会における社会資 福祉でまちづくりとソーシャルアクショ
源の活用・調整・開発2 ン
9
地域における福祉ニーズ 地域福祉におけるアウトリーチの意義
の把握方法と実際
10
地域トータルケアシステ 地域トータルケアシステムの必要性と考
ムの構築と実際
え方、発展方法、事例
11
地域における福祉サービ 福祉サービスの評価を必要とする背景、評
スの評価方法と実際
価の考え方、評価の方法と実際
12
日本の地域福祉に影響を イギリスにおけるコミュニティー・ソーシ
与えた海外の考え方1
ャル・ワーク
13
日本の地域福祉に影響を アメリカにおけるソーシャル・オーガニゼ
与えた海外の考え方2
ーションモデル
14
日本の地域福祉に影響を イギリス、アメリカ、日本の比較
与えた海外の考え方3
特に必要としない
準備学習
履 修 の
留意事項
精神保健福祉士受験には必
要な科目です。「地域福祉
論」と併せて履修してくだ
さい。
教 科 書
「新・社会福祉士養成講座
9巻地域福祉の理論と方
法」.中央法規出版.2010 年
参考図書
ソーシャルワークの理論と
歴史的展開.小松源助.川
島書店.1993
これからの地域福祉
コミュニティー・ソーシャルワークの今後
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
10
他の受講生の学ぶ環境を乱さないこと。
課題/レポート
10
必要に応じて適宜レポートを課す。
期末テスト
80
論述問題を出題し、理解度で評価。
-332-
科目名
担当者
福祉法学
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
紫藤
千子
Human Rights Welfare Law
学年
3年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
相談援助活動を行う精神保健福祉士と
して「すべての人が人間として尊厳を有
し、価値ある平等な存在」というソーシ
ャルワークの専門的価値を大切にするた
めに、権利擁護の視点から成年後見制度
等の法律を理解し、実践に活用できる人
材育成を目的とする。
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
週
テーマ
相談援助活動と法
講義内容
相談援助活動において想定される法律問
題
1
〃
日本国憲法の基本原理の理解
〃
行政法と民法等の理解
〃
福祉関連法の理解
2
3
4
成年後見制度
成年後見制度の概要(成年後見、保佐、補
助)
5
到達目標
・福祉と法律の関係性を理解できる
・成年後見制度等を理解し、説明するこ
とができる
・関係専門職、関係団体の役割りを理解
できる
・精神保健福祉士として、権利擁護の視
点から、どのような役割りを果たすべ
きか考察することができる
成年後見制度申立の流れ
〃
任意後見制度の概要
7
日常生活自立支援事業
9
成年後見制度利用支援事 成年後見制度利用支援事業の概要と活用
業
方法
10
権利擁護に係る組織、団 権利擁護にかかわる組織と団体の役割と
体の役割と実際
実際
権利擁護活動の実際
遅刻、私語は厳禁
履 修 の
留意事項
教 科 書
〃
成年後見活動の実際①(認知症、消費者被
害等)
〃
成年後見活動の実際②(障害児・者、市町
村申立ケース等)
〃
権利擁護活動の実際①(非虐待児・者、高
齢者虐待等)
権利擁護活動の実際②(非行少年、ホーム
レス、多問題重複ケース等)
13
14
参考図書
権利擁護にかかわる専門職の役割
11
12
新・社会福祉士養成講座
権利擁護と成年後見
中央法規
日常生活自立支援事業の概要と活用方法
8
特になし
準備学習
〃
6
講義で随時お知らせしま
す
15
まとめ
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察・出席状況)
10
授業参加態度
課題/レポート
10
レポート、小テストを各1回実施。各5点満点
期末テスト
80
試験
-333-
0~10点で評価
0~100点
8割評価
科目名
担当者
社会保障論
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
三城
学年
3年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
大介
単位数
4
開講時期
通年
授業計画
社会福祉を学ぶ上で、社会保障の知識
は不可欠です。この講義では社会保障の
理念とその史的展開や社会保障制度の機
能、体系について学習した上で、前期で
は、わが国の社会保険制度(年金保険・
医療保険)について理解を深めていくこ
とを目的にしています。
また、社会保障制度と障害者自立支援
法の連関も確認します。
適宜、社会保障に関する新聞記事を講
義で取り上げます。メディアに取り上げ
られる社会保障に関するニュースに敏感
になってください。
後期では、介護保険制度・労働保険制
度(労働者災害補償保険・雇用保険)・
民間保険について理解を深めていきま
す。また、社会保険の管理運営の方法に
ついても確認します。
週
テーマ
講義内容
1
現代社会と社会保障(1)
社会保障の概念・範囲・機能
2
現代社会と社会保障(2)
社会保障理念の発達
3
社会保障の歴史(1)
欧米における社会保障の史的展開
4
社会保障の歴史(2)
日本における社会保障の史的展開
5
社会保障の構造
社会保障制度の体系と概要
6
社会保障の財源と費用
社会保障給付と財源
7
年金保険制度(1)
沿革と体系
8
年金保険制度(2)
国民年金保険制度
9
年金保険制度(3)
厚生年金保険制度(1)
10
年金保険制度(4)
厚生年金保険制度(2)
到達目標
11
年金保険制度(5)
年金保険制度をめぐる最近の動向
前期では、わが国における社会保険と
社会扶助、社会手当の範囲と史的展開過
程を知り、併せて諸外国のそれとの比較
も可能にする。
社会保障の機能と福祉の関係性を理解
し、その上で、我が国の年金制度や医療
保険制度の仕組みを知る。
後期では、介護保険、労働保険、民間
保険の知識を深めた上で、「社会保障Ⅰ」
で得た知識も参考に、受講者個々が、社
会福祉制度と社会保障制度の関係に言及
できることを期待する。
12
その他の年金制度
共済年金、民間保険
13
わが国の医療保険制度(1)
医療保険制度の沿革と概要
14
わが国の医療保険制度(2)
健康保険と国民健康保険
15
わが国の医療保険制度(3)
長寿医療制度と医療をめぐる最近の動向
16
介護保険制度(1)
介護保険制度の概要
17
介護保険制度(2)
介護保険制度の仕組み
18
介護保険制度(3)
医療保険制度の関係
社会保障関連の報道に関心
を持つように心がけて欲し
い。
19
介護保険制度(4)
自立支援制度との関係
20
労働者災害補償保険(1)
労働者災害補償保険制度の沿革と概要
21
労働者災害補償保険(2)
労働者災害補償保険の目的・対象・給付
22
雇用保険(1)
雇用保険制度の沿革と概要
23
雇用保険(2)
雇用保険制度の目的・対象・給付
24
雇用保険(3)
雇用保険制度をめぐる最近の動向
新 社 会 福 祉 士 養 成 講 座 12
「社会保障」、社会福祉士
養成講座編集委員会編集、
中央法規出版
25
社会福祉制度(1)
社会福祉制度の沿革と概要
26
社会福祉制度(2)
社会扶助、児童・障害者・母子・高齢者福祉
27
社会保障と民間保険(1)
民間保険の役割
適宜紹介する
28
社会保障と民間保険(2)
企業年金等
29
社会保障の課題
少子高齢化と財源確保
30
諸外国における社会保障制度
諸外国の社会保障制度の特徴
準備学習
履 修 の
留意事項
教 科 書
精神保健福祉士受験資格科
目です
参考図書
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(授業態度・行動観察)
10
他の受講生の学ぶ環境を乱さないこと。
課題/レポート
10
必要に応じて適宜レポートを課す。
期末テスト
80
論述問題を出題し、理解度で評価。
-334-
科目名
担当者
精神保健福祉援助実習
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
岩永
靖・西
章男
Psychiatric Social work Practicum
心理臨床学科
学年
必修・選択別
授業形態
単位数
3~4年
選択
演習・実習
9(3~4年)
授業の概要
1.現場実習に必要な精神障害者や実習
施設の理解を深め、実習計画書を作
成する。
2.実習で必要な記録等の作成方法につ
いて教示する。
3.実習体験を通して精神保健福祉士と
して必要な知識及び技術並びに関連
知識の理解を深める。
4.精神保健福祉士として必要な知識及
び技術並びに関連知識を実際に活用
し、精神障害者に対する相談援助及
びリハビリテーションについて必要
な資質・能力・技術を習得する。
5.職業倫理を身につけ、専門職として
の自覚に基づいた行動ができるよう
にする。
6.具体的な体験や援助活動を専門的援
助技術として概念化、理論化し、体
系立てていける能力を高める。
7.関連分野の専門職との連携のあり方
を理解する。
到達目標
・現場実習を通して捉えた、専門職とし
ての「私」を育てるための、今後の課
題について説明することができる。
・現場実習を通して捉えた、精神障害者
の生活支援に関する社会的課題につい
て説明することができる。
授業計画
週
1
テーマ
講義内容
現場実習の意味と位置づ 実習全体の流れと学習内容
け
2
現場実習におけるスーパ 実習と実習指導における個別指導及び集
ービジョンの方法と意義 団指導の意義
精神保健医療福祉の現状
履 修 の
留意事項
原則として3年前期までの
精神保健福祉士受験資格科
目及び精神保健福祉現場体
験を履修していること。
教 科 書
「精神保健福祉援助実習指
導・実習」(中央法規出版)
4
精神保健福祉実践対象の 精神障害の特性と家族への理解
理解
精神科病棟の機能と役割
精神科病棟の機能分化とその役割の理解
精神科病院の現状と課題
精神科病棟、外来、デイケア等における精
神保健福祉士の役割
実習全体の流れと学習内容
7
精神科病棟での生活
精神科病院における精神
保健福祉士の役割
現場実習の意味と位置づ
け
8
障害福祉サービス事業所 障害者自立支援法に基づく福祉サービス
の機能と役割
事業所の役割
9
障害福祉サービス事業所 障害福祉サービス事業所の現状と課題
での生活
5
6
10
障害福祉サービス事業所 相談支援事業所、就労継続支援事業所等に
における精神保健福祉士 おける精神保健福祉士の役割
の役割
11
精神保健福祉援助におけ 実習先で必要とされる専門的知識と技術
る知識・技術
に関する理解
12
13
14
参考図書
利用者理解も含めた基本的な理解
3
特になし
準備学習
15
ケース記録の書き方
フェースシート等の書き方
記録の書き方(1)
実習記録の書き方(1)
記録の書き方(2)
実習記録の書き方(2)
実習における守秘義務
プライバシー保護と個人情報保護法の理
解
成績評価基準
評価方法
開講時期
3年後期~4年
<3年後期>
割合(%)
平常点(態度・行動観察)
30
実習先の評価
30
実習記録、発表等
40
-335-
評価のポイント
科目名
担当者
精神保健福祉援助実習
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
岩永
心理臨床学科
学年
必修・選択別
授業形態
単位数
3~4年
選択
演習・実習
9(3~4年)
授業の概要
週
1
到達目標
・現場実習を通して捉えた、専門職とし
ての「私」を育てるための、今後の課
題について説明することができる。
・現場実習を通して捉えた、精神障害者
の生活支援に関する社会的課題につい
て説明することができる。
特になし
原則として3年前期までの
精神保健福祉士受験資格科
目及び精神保健福祉現場体
験を履修していること。
「精神保健福祉援助実習指
導・実習」(中央法規出版)
特になし
参考図書
2
病院実習計画書案作成(2) 個別の病院実習目標及び課題の設定(2)
3
病院実習計画書案作成(3) 個別の病院実習目標及び課題の設定(3)
4
実習施設事前訪問(1)
実習計画の確認、決定(1)
5
実習施設事前訪問(2)
実習計画の確認、決定(2)
6
病院実習オリエンテーション
留意事項等の確認。
7
スーパービジョン(1)
実習先の出来事についての報告とグルー
プスーパービジョン(1)
8
スーパービジョン(2)
実習先の出来事についての報告とグルー
プスーパービジョン(2)
9
スーパービジョン(3)
実習先の出来事についての報告とグルー
プスーパービジョン(3)
10
スーパービジョン(4)
実習先の出来事についての報告とグルー
プスーパービジョン(4)
11
施設実習計画書案作成(1) 個別の施設実習目標及び課題の設定(1)
12
施設実習計画書案作成(2) 個別の施設実習目標及び課題の設定(2)
13
施設実習計画書案作成(3) 個別の施設実習目標及び課題の設定(3)
14
実習施設事前訪問(3)
実習計画の確認、決定(3)
15
実習施設事前訪問(4)
実習計画の確認、決定(4)
16
施設実習オリエンテーション
17
スーパービジョン(5)
18
スーパービジョン(6)
19
スーパービジョン(7)
20
スーパービジョン(8)
21
実習報告書作成(1)
留意事項等の確認
実習先の出来事についての報告とグルー
プスーパービジョン(5)
実習先の出来事についての報告とグルー
プスーパービジョン(6)
実習先の出来事についての報告とグルー
プスーパービジョン(7)
実習先の出来事についての報告とグルー
プスーパービジョン(8)
実習体験の振り返りと総括レポート(1)
22
実習報告書作成(2)
実習体験の振り返りと総括レポート(2)
23
実習報告書作成(3)
実習体験の振り返りと総括レポート(3)
24
実習報告書作成(4)
実習体験の振り返りと総括レポート(4)
25
実習報告書作成(5)
実習体験の振り返りと総括レポート(5)
26
実習報告書作成(6)
実習体験の振り返りと総括レポート(6)
27
実習報告書作成(7)
実習体験の振り返りと総括レポート(7)
28
実習報告書作成(8)
実習体験の振り返りと総括レポート(8)
29
実習報告会(1)
実習報告会開催(1)
30
実習報告会(2)
実習報告会開催(2)
成績評価基準
評価方法
開講時期
3年後期~4年
<4年>
テーマ
講義内容
病院実習計画書案作成(1) 個別の病院実習目標及び課題の設定(1)
準備学習
教 科 書
章男
授業計画
1.現場実習に必要な精神障害者や実習
施設の理解を深め、実習計画書を作
成する。
2.実習で必要な記録等の作成方法につ
いて教示する。
3.実習体験を通して精神保健福祉士と
して必要な知識及び技術並びに関連
知識の理解を深める。
4.精神保健福祉士として必要な知識及
び技術並びに関連知識を実際に活用
し、精神障害者に対する相談援助及
びリハビリテーションについて必要
な資質・能力・技術を習得する。
5.職業倫理を身につけ、専門職として
の自覚に基づいた行動ができるよう
にする。
6.具体的な体験や援助活動を専門的援
助技術として概念化、理論化し、体
系立てていける能力を高める。
7.関連分野の専門職との連携のあり方
を理解する。
履 修 の
留意事項
靖・西
Psychiatric Social work Practicum
割合(%)
平常点(授業態度・行動観察)
30
実習先の評価
30
実習記録・発表等
40
-336-
評価のポイント
科目名
担当者
精神保健学
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
若松
学年
3年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
内容:精神保健について、以下の視点か
ら総合的に学習する
1 精神保健の基本知識について
2 ライフサイクルにおける精神保健
について
3 精神保健の個別課題への取り組み
について
4 こころの健康・不健康の概念
5 ストレス・危機状況への対応
6 心理社会的成長発達課題について
メンタルヘルスに関する話
題に関心を持ち、講演会等
に参加する。
準備学習
PSW資格獲得希望者を優先
する。
履 修 の
留意事項
ストレスとは何か
19
人々の心理社会的成長発達
課題-乳幼児期-
20
心理社会的成長発達課題
-学童期-
21
心理社会的成長発達課題
-思春期-
22
心理社会的成長発達課題
-青年期-
25
心理社会的成長発達課題
-成人期-
心理社会的成長発達課題
-壮年期-
心理社会的成長発達課題
-老年期-
26
からだの病気とこころの健康
27
参考図書
こころの健康とは
危機
24
・「こころの科学」(日本評
論社)
・「精神保健福祉白書」(中
央法規)
テーマ
精神保健の基礎知識(その1)
精神保健の基礎知識(その2)
ライフサイクル(その1)
ライフサイクル(その2)
ライフサイクル(その3)
ライフサイクル(その4)
ライフサイクル(その5)
精神保健の個別課題(その1)
精神保健の個別課題(その2)
精神保健の個別課題(その3)
精神保健の個別課題(その4)
精神保健の個別課題(その5)
精神保健の個別課題(その6)
諸外国における精神保健
まとめ
18
23
「精神保健学」(へるす出
版)
精神保健の課題と支援
単位数
4
28
29
30
精神保健における個別課題への
取り組み-薬物乱用防止および
アルコール関連問題防止対策-
精神保健における個別課題への
取り組み-認知症への支援-
精神保健における個別課題への
取り組み-行動化・ひきこもり-
精神保健における各職種の役割と
海外における地域精神支援状況
講義内容
精神保健の概要の講義
精神保健の意義と課題の講義
乳幼児の精神保健の知識を深める
学童期の精神保健の知識を深める
思春期・青年期の精神保健の知識を深める
成人期の精神保健の知識を深める
老年期の精神保健の知識を深める
精神障害者対策や社会復帰についての講義
認知症対策について
認知症の介護について
アルコール関連問題の実態について
薬物乱用防止対策
思春期精神保健対策
地域精神保健対策
精神保健とPSW
こころの健康、こころの健康とソーシャル・サポート・ネッ
トワークとの関連について教授する。また精神力動理論、自
我の機能と環境との関係、精神状態の査定について教授する。
セリエ、ラザルスのストレスの定義およびス
トレス状況での対処行動について教授する。
キャプラン・リンデマンの危機理論と危機の
克服、支援方法について教授する。
乳幼児期の心理社会的成長発達課題につい
て述べ、母子関係、虐待、家族関係の重要性、
支援状況について討議を行う。
学童期の心理社会的成長発達課題について
述べ、不登校、ひきこもり、いじめの問題に
ついて討議を行いながら理解を深める。
思春期の心理社会的成長発達課題について
述べ、両親との葛藤、性的同一性獲得の過程
と支援方法について討議を行う。
職業的同一性獲得の過程と克服、葛藤、支援
方法について述べ、行動化や自殺の問題につ
いての現状、支援方法について討議を行う。
親密さの獲得の過程および孤独感や孤立感の
ひきおこす問題、現状について討議を行う。
壮年期の自殺と発達課題について現状をさ
ぐり、克服方法について討議を行う。
老年期の自殺予防、認知症を有する人々とそ
の家族への支援の実態について討議を行う。
慢性疾患と精神の健康との関連、支援方法に
ついて討議を行う。
薬物乱用・アルコール問題の実態と支援方
法、支援体制、専門職の役割について討議す
る。
認知症およびその家族の生活の実態、支援方
法、支援体制について討議を行う。
行動化、ひきこもりを有する青年の成長発達
課題、克服の方法について討議を行う。
諸外国における精神保健の課題と専門職の
役割について討議を行う。
成績評価基準
評価方法
開講時期
通年
授業計画
週
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
ねらい:・精神保健の基礎的な知識の習
得を図る
・精神保健福祉士をめざす学生
のために、精神保健学を十分
に身につけることにより、円
滑なチーム医療を行えるよう
にする
到達目標
・精神保健の基礎的な知識を理解できる。
・精神保健に関する知識を習得すること 16
により、精神医療において、円滑なチ
ーム医療を行える
17
教 科 書
成子
Mental Health
割合(%)
評価のポイント
平常点(授業態度・行動観察)
20
私語は厳禁「授業参加態度」
課題/レポート
20
提出期日の厳守
期末テスト
60
-337-
科目名
担当者
精神保健福祉論
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
岩永
学年
3年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
1
精神障害者の福祉を、障害者福祉の
理念・意義や障害者基本法等すべての
障害者に共通する福祉政策との関連に
おいて理解する。そのうえで、精神障
害者の人権について学ぶ。
2 精神保健福祉士の理念、意義、対象
について理解を深める。そのうえで、
精神障害者に対する相談援助活動につ
いて学ぶ。
3 精神保健福祉法及び精神保健福祉士
法の意義、内容を学び、さらに精神保
健福祉施策や関連施策について理解を
深める。
テーマ
1
障害者福祉の理念(1)
2
障害者福祉の理念(2)
3
障害および障害者
4
障害者福祉の基本施策
5
現代社会と精神障害者
6
7
8
精神保健福祉の歴史と理念
精神保健福祉の現状と展望
精神障害者の権利
精神科医療における権利
擁護
地域社会における精神障
害者の人権
精神保健福祉士の意義
精神保健福祉士のクライ
エント
精神保健福祉士の専門性
と倫理
精神障害者を取り巻く社
会的障壁
精神障害者の主体性の尊
重
相談援助活動の方法(1)
相談援助活動の方法(2)
相談援助活動の事例
精神保健福祉法の意義と
内容(1)
精神保健福祉法の意義と
内容(2)
精神保健福祉士法の意義
と内容
関連法について
障害者福祉施策の概要(1)
障害者福祉施策の概要(2)
精神保健福祉に関する行
政組織(1)
精神保健福祉に関する行
政組織(2)
精神保健福祉に係る公費
負担制度
精神保健福祉施策の課題(1)
精神保健福祉施策の課題(2)
精神保健福祉施策の課題(3)
10
到達目標
・精神保健福祉の歴史について説明でき
る。
・精神障害者の人権における課題につい
て説明できる。
・相談援助の視点について説明できる。
・精神障害者を取り巻く施策、法制度に
ついて説明できる。
11
12
13
14
15
16
17
18
特になし
準備学習
19
20
21
教 科 書
参考図書
精神保健福祉士をめざす学
生を対象とした講義を行う
『障害者に対する支援と障
害者自立支援制度』.中央法
規出版
『精神保健福祉に関する制
度とサービス』.中央法規出
版
『精神障害者の生活支援シ
ステム』.中央法規出版
特になし
単位数
6(通年)
22
23
24
25
26
27
28
29
30
講義内容
障害者福祉の発達、ノーマライゼーショ
ン、リハビリテーション
生活の質(QOL)、生活支援、自立と社会
参加、障害者権利条約の理念
障害の概念、国際生活機能分類(ICF)、
障害者福祉法にみる障害の規定
障害者基本法、新障害者プラン
精神障害の概念、精神障害者と家族、社会、
ノーマライゼーション
近世以前から地域ケア体制の整備まで
障害者自立支援法、障害者権利条約
国連原則、インフォームドコンセント
精神医療審査会制度、患者権利擁護制度
欠格条項、当事者運動、成年後見制度と地
域福祉権利擁護事業
歴史と意義
クライエントの理解、精神障害者の概況
Y問題の提起、精神保健福祉士の専門性と
倫理
社会的障壁とノーマライゼーションの視
点
主体性の尊重と能動性
基本と医療機関における相談援助活動
施設と地域社会における相談援助活動
援助関係の留意点
精神保健福祉法改正の経緯
精神保健福祉法の内容
意義と内容
障害者基本法、社会福祉法他
障害者自立支援法の施策の概要
障害者自立支援法の問題点と課題
国・都道府県・政令指定都市における精神
保健福祉
精神保健福祉センター・保健所・市町村に
おける精神保健福祉
公費負担制度と自立支援医療
精神科医療の施策と課題
精神保健福祉の施策と課題
精神障害者の福祉施策と課題
成績評価基準
評価方法
平常点(授業態度・行動観察)
期末テスト
開講時期
通年〈前期〉
授業計画
週
9
履 修 の
留意事項
靖
Welfare of Psychiatric
割合(%)
20
80
-338-
評価のポイント
科目名
担当者
精神保健福祉論
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
岩永
靖
Welfare of Psychiatric
学年
3年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
1
精神障害者の福祉を、障害者福祉の
理念・意義や障害者基本法等すべての
障害者に共通する福祉政策との関連に
おいて理解する。そのうえで、精神障
害者の人権について学ぶ。
2 精神保健福祉士の理念、意義、対象
について理解を深める。そのうえで、
精神障害者に対する相談援助活動につ
いて学ぶ。
3 精神保健福祉法及び精神保健福祉士
法の意義、内容を学び、さらに精神保
健福祉施策や関連施策について理解を
深める。
・精神保健福祉の歴史について説明でき
る。
・精神障害者の人権における課題につい
て説明できる。
・相談援助の視点について説明できる。
・精神障害者を取り巻く施策、法制度に
ついて説明できる。
1
テーマ
講義内容
精神保健福祉施策の課題 司法精神保健福祉の施策と課題
(4)
社会復帰施策
日中活動系・居住系サービス
地域生活支援(1)
生活支援のの基本、精神障害者ケアガイド
ライン
地域生活支援(2)
地域生活支援事業、小規模作業所の大きな
変化
2
3
5
精神障害者の保健福祉に 精神保健福祉専門職と連携
かかわる専門職との連携
6
医療保険制度
介護保険制度
医療保険制度の概要
介護保険制度の概要
雇用・就労(1)
一般雇用制度
雇用・就労(2)
労働保険制度、福祉的就労の制度
医療保険制度
医療保険制度の概要
所得保障
障害年金制度、公的扶助
経済負担の軽減
軽減措置
生活環境の改善
住居確保と地域生活支援
まとめ(1)
全体的なまとめ(1)
まとめ(2)
全体的なまとめ(2)
まとめ(3)
全体的なまとめ(3)
7
8
9
特になし
10
準備学習
履 修 の
留意事項
教 科 書
参考図書
精神保健福祉士をめざす学
生を対象とした講義を行う
11
12
『障害者に対する支援と障
害者自立支援制度』.中央法
規出版
『精神保健福祉に関する制
度とサービス』.中央法規出
版
『精神障害者の生活支援シ
ステム』.中央法規出版
特になし
13
14
15
成績評価基準
評価方法
開講時期
通年〈後期〉
授業計画
週
4
到達目標
単位数
6(通年)
割合(%)
平常点(態度・行動観察)
20
期末テスト
80
-339-
評価のポイント
科目名
担当者
精神保健福祉援助技術総論
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
西
章男
General Psychiatric Social work
学年
3年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
精神保健福祉分野におけるソーシャル
ワークの対象とその概要について理解
し、ソーシャルワークの価値に基づいた
権利擁護の視点から、精神保健福祉活動
における他職種との連携やチームアプロ
ーチの意義とその内容について理解す
る。
本講義を通じて、精神保健福祉士が行
う精神保健福祉活動について具体的に理
解することをめざす。
単位数
4
開講時期
通年
授業計画
週
テーマ
講義内容
1
精神保健福祉士の役割と意義 精神保健福祉士の制度化の歩み
2
精神保健福祉士の役割と意義 精神保健福祉士の専門性
3
社会福祉士の役割と意義
社会福祉士法における位置づけ
4
社会福祉士の役割と意義
社会福祉士の専門性
5
社会福祉士の役割と意義
社会福祉士の役割と先進保健福祉士との協働
6
相談援助の定義と理念
相談援助の定義
7
相談援助の定義と理念
相談援助活動の定義と概念
8
相談援助の理念と価値
理念と価値とは
9
相談援助の理念と価値
社会正義・well‐Being・人権・social-inclusion
10
相談援助の理念と価値
Normalization・権利擁護・利用者主体
到達目標
11
相談援助の理念と価値
自立支援・エンパワメント
①精神保健福祉士が行う相談援助の対象
と相談援助の概要について理解するこ
とができる。
②精神障害者の相談援助に係る専門職の
概念と範囲について理解することがで
きる。
③精神障害者の相談援助における権利擁
護の意義と範囲について理解すること
ができる。
④精神保健福祉活動における総合的かつ
包括的な援助と多職種連携の意義と内
容について理解することができる。
12
権利擁護の意義と範囲
相談援助における権利擁護の概念と範囲
13
権利擁護の意義と範囲
精神障害者の権利擁護と精神保健福祉士の役割
14
権利擁護の意義と範囲
専門職倫理と倫理的ジレンマ
15
まとめ
前半のまとめ
16
相談援助の形成過程
ソーシャルワークの源流と形成過程
17
相談援助の形成過程
日本におけるソーシャルワークの形成過程
18
相談援助の形成過程
精神保健福祉分野におけるソーシャルワーク
19
相談援助の体系
精神保健福祉分野における相談援助活動の対象
20
相談援助の体系
相談援助活動の目的と意義
21
相談援助の体系
援助活動の現状と今後の展開
22
専門職の概念と範囲
精神保健福祉の概念
23
専門職の概念と範囲
精神保健福祉分野にかかわる専門職の概念と業務
24
総合的・包括的援助
総合的・包括的な援助を支える理論
『新・精神保健福祉士養成
講座3精神保健福祉援助の
基盤(基礎・専門)しし』
(中
央法規出版)
25
総合的・包括的援助
総合的・包括的援助の機能と概要
26
多職種連携(チームアプローチ)
チームアプローチの意義と概要
27
多職種連携(チームアプローチ)
チームアプローチにおける精神保健福祉士の役割
適宜プリントを配布する
28
精神保健福祉士の声
精神保健福祉士との意見交換
29
当事者の声
当事者との意見交換
30
まとめ
全体のまとめ
準備学習
履 修 の
留意事項
教 科 書
参考図書
成績評価基準
評価方法
割合(%)
平常点(授業態度・行動観察)
20
課題/レポート
30
期末テスト
50
評価のポイント
積極的な発言とグループワーク等への参加
-340-
科目名
担当者
精神保健福祉援助技術各論
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
谷田
浩紀
Detailed Psychiatric Social Work
学年
4年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
単位数
4
開講時期
通年
授業計画
週
テーマ
1
障害者福祉の理念と精神障害者①
ノーマライゼーション・リハビリテーション
2
障害者福祉の理念と精神障害者②
生活の質・自立支援・ソーシャルインクルージョン
3
精神障害者の人権①
国連原則・インフォームドコンセント
4
精神障害者の人権②
精神科医療における権利擁護
5
精神障害者の人権③
地域社会における精神障害者の人権
6
障害者権利条約の理念
障害者権利条約
7
精神障害および精神障害者①
精神障害の理念
8
精神障害および精神障害者②
ICF・障害者福祉法にみる障害の規定
9
精神保健福祉と精神障害者福祉
精神保健福祉の概念と精神障害者福祉・PSW
10
精神保健福祉の歴史と理念①
治安対策と監護・医療と精神科病院収容
到達目標
11
精神保健福祉の歴史と理念②
地域ケアと入院医療中心・民間活動
・精神保健福祉士の実践を歴史的経過と
理念を含めて説明できる」
・個人と環境の視点から精神障害者の生
活のしづらさや課題を捉え、ソーシャ
ルワークの価値と理念に基づき、ある
べき姿とそのために必要なアプローチ
について考えることができる。
12
精神保健福祉の歴史と理念③
人権保障と社会復帰・社会参加・地域生活支援
13
精神保健福祉の現状と課題
精神科医療、地域生活支援体制の現状
14
精神保健福祉領域のSWの動向①
導入期
15
精神保健福祉領域のSWの動向②
混乱期・展開期
16
国家資格としてのPSWの意義
歴史と経緯・現状・連携
17
PSWの専門性と倫理
Y問題の提起・PSWの専門性、倫理、業務
18
ソーシャルワークの展開過程
インテーク・・・アセスメント・支援の実際
19
ソーシャルワークの面接
面接の構造と技術・精神保健面接の特徴
20
個別支援
個別支援の過程・家族への個別支援・事例分析
21
グループを活用した支援
展開過程・セルフヘルプグループへの支援・事例分析
22
地域を対象とした支援
地域組織化の過程・社会資源の活用と開発
23
災害時におけるPSWの役割
災害時の地域精神保健福祉活動の展開
24
スーパービジョンとコンサルテーション
スーパービジョン、コンサルテーションの意義と方法
25
ケアマネジメント①
精神障害者ケアマネジメント
26
ケアマネジメント②
ケアマネジメントの基本理念・原則・過程
27
チーム医療におけるPSWの役割
チーム医療の必要性・PSWの役割と視点
28
専門職の役割と機能
他の専門職の役割・精神科医師との関係
29
チームアプローチ
利用者の参加・留意事項
30
まとめ
精神保健福祉士国家試験科目の「精神
保健福祉の理論と相談援助の展開」に該
当する科目です。
精神保健福祉士の実践に必要な専門的
知識や技術を学びます。
国家試験を視野にいれて予
習・復習は適宜行うこと
準備学習
履 修 の
留意事項
教 科 書
原則として精神保健福祉援
助実習を履修している者に
限る
新版
精神保健福祉士養成セミナー4
精神保健福祉の理論と相談援
助の展開(へるす出版)
参考図書
講義内容
制定の道筋・理念・課題
成績評価基準
評価方法
平常点(授業態度・行動観察)
割合(%)
50
評価のポイント
授業参加態度
課題/レポート
期末テスト
50
まとめとしてテストを実施する
-341-
科目名
担当者
精神保健福祉援助演習
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
西
章男
Psychiatric Social Work Seminar
学年
4年
必修・選択別
選択
授業形態
講義
授業の概要
単位数
4
開講時期
通年
授業計画
精神保健福祉援助の知識と技術に係る
他の科目との関連性も視野に入れつつ、
精神保健福祉士に求められる相談援助に
係る基礎的な知識と技術について、次に
掲げる方法を用いて、実践的援助技術と
して概念化し理論化し体系立てていくこ
とができる能力を涵養する。
①相談援助に係る基礎的な知識と技術に
関する具体的な実技を用いる。
②個別指導並びに集団指導を通して、地
域福祉の基盤整理と開発に係る具体的
な相談事例を取り上げる。
週
本講義を通じて相談援助に係る精神保
健福祉援助の基礎的な知識・技術を実践
的・体系的に習得する。
6
テーマ
講義内容
演習の意義・目標・方法と内容・心構え、
情報・知識の収集・整理
自己理解と他者理解と自己覚知、専門職の
価値と倫理
1
オリエンテーション
2
自己覚知
3
基本的なコミュニケーシ
コミュニケーション・面接・記録の技術
ョン技術
4
基本的な面接技術
利用者理解の実技、援助関係の形成の実技
チープアプローチにおける共通技術とグ
ループダイナミクス活用の技術
10
グループダイナミクス活
用技術
情報の収集・整理・伝達の
技術
課題の発見・分析・解決
の技術
地域住民に対するアウト
リーチとニーズ把握①
地域住民に対するアウト
リーチとニーズ把握①
地域アセスメント
到達目標
11
地域福祉の計画
計画策定技法
精神保健福祉援助の知識と技術に係る
他の科目との関連性も視野に入れつつ、
精神保健福祉士に求められる相談援助に
係る基礎的な知識と技術について、次に
掲げる方法を用いて、実践的に習得する
とともに、専門的援助技術として概念化
し理論化し体系立てていくことができ
る。
①相談援助に係る基礎的な知識と技術に
関する具体的な実技を用いることがで
きる。
②個別指導並びに集団指導を通して、地
域福祉の基盤整備と開発に係る具体的
な相談事例を体系的にとりあげること
ができる。
12
ネットワーキング
ネットワーク連結技法
13
社会資源の活用
社会資源の活用
14
社会資源の調整・開発
社会資源開拓
15
サービス評価
サービス評価、ソーシャルアクション
16
前半のまとめ
17
社会的排除
社会的排除、低所得、ホームレスの支援
18
退院支援、地域移行
退院・地域移行支援①
19
退院支援、地域移行
退院・地域移行支援②
20
地域生活継続・定着支援
地域生活支援①
原則として3年次までの精
神保健福祉士受験資格科目
を履修していること。
21
地域生活継続・定着支援
地域生活支援②
準備学習
22
地域における精神保健
薬物・アルコール依存症等への支援①
履 修 の
留意事項
学生が分担して主体的に授
業を進める方法をとるの
で、積極的態度で参加する
こと。
23
地域における精神保健
薬物・アルコール依存症等への支援②
24
地域における精神保健
ひきこもり・児童虐待事例への支援①
25
地域における精神保健
ひきこもり・児童虐待事例への支援②
『新・精神保健福祉士養成
講座7精神保健福祉援助演
習』(中央法規出版)
26
地域における精神保健
自殺予防と自死遺族への支援①
27
地域における精神保健
自殺予防と自死遺族への支援②
28
教育、就労(雇用)
教育、就労(雇用)への支援①
29
教育、就労(雇用)
教育、就労(雇用)への支援②
30
全体のまとめ
5
7
8
9
教 科 書
参考図書
適宜プリントを配布する
情報の収集・整理・伝達の技術
専門職を育てる援助技術、課題の発見・分
析・解決の技術
地域の福祉ニーズ把握のための調査
コミュニティ・アウトリーチ
コミュニティ・アセスメント技法
成績評価基準
評価方法
割合(%)
平常点(授業態度・行動観察)
20
課題/レポート
30
期末テスト
50
評価のポイント
積極的な発言とグループワーク等への参加
-342-
科目名
担当者
学校ソーシャルワーク論
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
岩永
靖
School Social Work
学年
4年
必修・選択別
選択
授業の概要
今日の児童生徒を取り巻く現状と、学
校ソーシャルワークの発展過程を踏まえ
た上で、スクールソーシャルワークの視
点と実践モデルを教示する。
実践例に関しては具体的な事例を基に
グループワークを取り入れながら、理解
を深めるようにする。
到達目標
授業形態
講義
単位数
2
開講時期
前期
1
授業計画
テーマ
講義内容
児 童 生 徒 を 取 り 巻 く 学 不登校、非行、学齢期の児童虐待
校・家庭・地域の情勢(1)
2
児 童 生 徒 を 取 り 巻 く 学 特別支援教育、家族の抱える課題(貧困他)
校・家庭・地域の情勢(2) 外国児童の就学問題、教育福祉
3
学校ソーシャルワークの ソーシャルワークの視点と定義、
価値・倫理
人権と社会正義、児童の権利に関する条約
4
アメリカや他諸外国及び アメリカや他諸外国のスクールソーシャ
日本のスクール(学校) ルワーク発展史、日本の教育福祉、日本の
ソーシャルワークの発展 スクール(学校)ソーシャルワーク発展史
過程の概要
5
海外のスクールソーシャ アメリカや他諸外国のスクールソーシャ
ルワーカーの役割と活動 ルワーカーの役割と活動
の概要
週
6
・今日の児童生徒とその取り巻く現状と
課題を指摘できる。
・学校ソーシャルワークにおける実践モ
7
デルを説明できる。
・学校ソーシャルワークの視点に基づき、
実践事例の課題と支援方法を提示でき
る。
8
学校ソーシャルワークの 生態学的視点、ストレングスの視点、
実践モデルの概要(1)
学校ソーシャルワークの エンパワメントの視点
実践モデルの概要(2)
学校ソーシャルワークの 不登校・非行事例の支援の視点と実践例
個別支援の実践例(1)
9
学校ソーシャルワークの 虐待・発達障害事例の支援の視点と実践例
個別支援の実践例(2)
10
学校ソーシャルワークの 集団支援の視点と実践例
集団支援
特になし
準備学習
11
スクール(学校)ソーシ 学校内の支援ケース会議(校内協働)
ャ ル ワ ー ク の 学 校 ・ 家 コンサルテーション
庭・地域共同支援の実際
例(メゾ・レベル)(1)
履 修 の
留意事項
12
スクール(学校)ソーシ 学校と関係機関の協働支援(校外協働)
ャ ル ワ ー ク の 学 校 ・ 家 社会資源の開発
庭・地域共同支援の実際
例(メゾ・レベル)(2)
教 科 書
『よくわかるスクールソー
シャルワーク』.山野則子・
野田正人・半羽利美佳編著. 13
ミネルヴァ書房
特になし
14
参考図書
15
スクール(学校)ソーシ スクールソーシャルワーカー活用事業
ャルワークの教育行政へ 教育委員会との協働
の支援(マクロ・レベル) 各地の教育委員会が実施するスクールソ
ーシャルワークに関する事業
スクール(学校)ソーシ スーパービジョン体制
ャルワーカーへのスーパ スーパービジョンの方法
ービジョン
まとめ
まとめ
成績評価基準
評価方法
割合(%)
平常点(態度・行動観察)
30
期末テスト
70
評価のポイント
受講姿勢、グループワークにおける積極性
-343-
科目名
特別研究
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
担当者
Ⅰ
河津
Special Research Ⅰ
学年
3年
必修・選択別
専門必修
授業形態
演習
授業の概要
特別支援教育に関する実践研究論文、
文献の講読を軸に据えて取り組んでいき
ます。
諸文献を通読し、精読し、味読して、
研究論文に夢とロマン、親近感を抱き、
テーマ生成への豊かな発想力を磨きま
す。
また、論文を作成するに当たって必要
な基本的なスキルを身につけるために、
テキストを使って学習していきます。
巖
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
週
テーマ
オリエンテーション
講義内容
・ゼミの進め方について
文献検索
・図書館での文献収集、研究論文の検索法
を学ぶ。
1
2
文献講読(課題論文提示) ・先輩の研究論文を読む。
3
文献講読(課題論文提示) ・特別支援教育に関する研究論文を読む。
4
実践研究について知る。
・実践研究論文のスタイルを学習する。
文献講読と発表
・先輩の論文から、セレクトして発表する。
文献講読と発表
・先輩の論文からセレクトして発表する。
教科書による学習
・指定された箇所の理解・発表
教科書による学習
・指定された箇所の理解・発表
教科書による学習
・指定された箇所の理解・発表
教科書による学習
・指定された箇所の理解・発表
教科書による学習
・指定された箇所の理解・発表
テーマの設定と発表
・テーマ発想のきっかけと目的を発表
研究方法の選定
・テーマに照らして、方法、分析法を選定
する。
研究計画を書く。
・研究計画書を作成し、発表する。
5
到達目標
6
研究計画を完成させることを目標とす
る。そのために次のことを行う。
・テーマに沿った文献検索が可能になる。
・研究テーマと目的を定める。
7
・データー収集、分析方法の知識を得る。
・学術論文を読解要約し、発表する。
8
9
準備学習
履 修 の
留意事項
教 科 書
温めているテーマに関する
書 籍 を 数 多 く 読 書 す る こ 10
と。研究論文に親しむこと。
特別支援教育、「障害と人
間」、「障害と人生」につい
て関心をもつ学生の履修を
期待します。
新版 大学生のためのレポ
ート・論文術 誰でも書け
る超入門 講談社現代新書
小笠原喜康
その都度紹介する。
参考図書
11
12
13
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
50
論文作成への積極性
課題/レポート
50
研究計画の完成度
-344-
科目名
担当者
特別研究Ⅰ
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
三城
大介
Special Research Ⅰ
学年
3年
必修・選択別
専門必修
授業形態
演習
授業の概要
精神保健福祉領域、特に心の病のある
人の就労支援モデルや地域生活支援を中
心に研究を進め、コミュニティーワーク
の理論や実践技術にも言及する。
特に特別研究Ⅰでは、各自が研究テー
マを見つけ論文を作成するために必要な
基礎スキルを身につけることに主眼を置
く。
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
週
テーマ
テーマの選定
講義内容
関心のあるテーマを見つける
論文を読む
テキストの中にある論文を読み解く
先行研究を検索①
テーマに沿った文献の検索方法について
学ぶ
先行研究を検索②
ウェッブ上の検索エンジンで検索
先行研究を検索③
検索した論文の報告①
先行研究を検索④
検索した論文の報告②
先行研究のまとめ①
研究の背景と目的を作成①
先行研究のまとめ②
研究の背景と目的を作成②
先行研究のまとめ③
研究の背景と目的を作成③
研究方法の選定①
研究課題に合わせた研究方法の決定
研究方法の選定②
研究課題に合わせた研究方法の決定
研究計画の作成
研究計画書を作成する
研究計画の作成
研究計画書を作成する
研究計画の作成
研究計画書を作成する
まとめ
ゼミ内で研究計画を発表する
1
2
3
4
5
到達目標
ゼミ生個々が、研究テーマと目的を定
め、研究に必要な方法を選択し、研究計
画を完成させることを目標とうする。
6
7
8
9
関心のあるテーマの論文や
書籍を読む
準備学習
履 修 の
留意事項
精神保健福祉領域やコミュ
ニティーワークに興味のあ
る学生の履修を期待しま
す。
『智の技法』小林康夫・船
曳建夫編.東京大学出版会
教 科 書
適宜紹介する
参考図書
10
11
12
13
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
10
受講態度
課題/レポート
30
レポートの精度
期末テスト
60
研究計画書の内容
-345-
科目名
担当者
特別研究Ⅰ
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
和田
由美子
Special Research Ⅰ
学年
3年
必修・選択別
専門必修
授業形態
演習
授業の概要
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
この授業では,2〜4人の班に分かれ, 週
決められたテーマに関する調査,実験研
究,研究結果に関するプレゼンテーショ 1
ン,レポートの作成を行う。これにより,
実験計画法,データの入力と統計検定,
グラフの作成法,統計検定の結果の記述
方法など卒業研究に必要なスキルを身に 2
付けることを目標とする。
テーマ
オリエンテーション
講義内容
授業の進め方について(全体)
研究テーマ紹介(1)
研究テーマの概要紹介(全体)
研究テーマ紹介(2)
研究テーマの概要紹介と班分け(全体)
グループ研究(1)
実験・調査計画の概要を決定する(班別)
グループ研究(2)
実験・調査計画の詳細を決定する(班別)
グループ研究(3)
データ収集(班別)
グループ研究(4)
データ収集(班別)
グループ研究(5)
データの解析(班別)
グループ研究(6)
データの解析(班別)
グループ研究(7)
プレゼンテーションの準備(班別)
研究結果の発表(1)
研究結果のプレゼンテーション(全体)
研究結果の発表(2)
研究結果のプレゼンテーション(全体)
レポートの作成(1)
レポートの序文と方法の添削(個別指導)
レポートの作成(2)
レポートの結果と考察の添削(個別指導)
レポートの作成(3)
レポート清書版の提出(個別指導)
3
4
5
到達目標
6
・自分が実施している研究テーマの背景,
目的,実験計画について,具体的に説
明することができる。
・決められた手続きに従って,実験・調 7
査を実施することができる。
・統計パッケージを使用して統計検定を
行い,出た結果を解釈することができ
8
る。
・一連の研究を形式の整ったレポートに
まとめることができる。
9
準備学習
履 修 の
留意事項
授業で出された宿題を次回
までにしっかりこなしてく
ること。
「心理学実験・実習」
「心理
学統計法」を必ず履修して
おくこと。
10
11
12
プリントを配布する。
13
教 科 書
講義内で適宜紹介する。
参考図書
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
60
プロジェクトへの貢献度を評価する。
課題/レポート
40
研究結果のプレゼンとレポートを評価する。
-346-
科目名
担当者
特別研究Ⅰ
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
有村
達之
Special Research Ⅰ
学年
3年
必修・選択別
専門必修
授業形態
演習
授業の概要
臨床心理学研究法Ⅱとともに卒業論文
作成に向けて、テーマの決定、文献検索、
研究法の選定、計画書作成を行うのが本
演習の目的である。
本演習の場合、個々の学生によってテ
ーマなどが異なるため、基本的には1対
1の指導が主となるが、ゼミ学生全員の
参加によってお互いに論文を批評しあ
う。
自由な発想の元、積極的に取り組んで
もらいたい。
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
週
テーマ
テーマの選定
講義内容
関心のあるテーマを見つける
文献検索①
テーマに沿った文献の検索法について学
ぶ①
文献検索②
テーマに沿った文献の検索法について学
ぶ②
文献検索③
参考文献の活用法について学ぶ
研究論文の発表①
検索した論文をまとめて報告する①
研究論文の発表②
検索した論文をまとめて報告する②
研究論文の発表③
検索した論文をまとめて報告する③
研究論文の発表④
検索した論文をまとめて報告する④
先行研究のまとめ
研究の問題・目的を作成する①
先行研究のまとめ
研究の問題・目的を作成する②
研究法の選定①
研究課題に合わせた研究法を決定する①
研究法の選定②
研究課題に合わせた研究法を決定する②
研究計画書の作成①
プロポーザルを作成する①
研究計画書の作成②
プロポーザルを作成する②
まとめ
各自持ち回りで研究計画を発表する
1
2
3
4
5
到達目標
テーマに沿った文献検索ができる。
検索した論文をわかりやすく簡潔に報
告できる。
読み手にわかりやすい研究計画書を作
ることができる。
6
7
8
9
日頃から関心のある論文を
数多く精読すること。
準備学習
履 修 の
留意事項
心理学統計法、心理学実験
法についてあらかじめ履修
しておくことが望ましい。
10
11
12
学生自らレジュメを準備す
る
教 科 書
必要に応じて紹介する。
参考図書
13
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
平常点(態度・行動観察)
50
課題/レポート
50
評価のポイント
研究計画書を評価
期末テスト
-347-
科目名
担当者
特別研究Ⅰ
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
岩永
靖
Special Research Ⅰ
学年
3年
必修・選択別
専門必修
授業形態
演習
授業の概要
精神保健福祉をめぐる諸課題と、ソー
シャルワークとの関連を研究し、精神保
健福祉のさまざまな分野における支援と
課題について研究する。
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
週
テーマ
オリエンテーション
研究とは何か
講義内容
研究テーマ設定
研究テーマの選び方
文献検索
文献検索の方法
文献レビュー
文献レビューの目的と視点
文献講読(1)
文献レビューのまとめと発表(1)
文献講読(2)
文献レビューのまとめと発表(2)
文献講読(3)
文献レビューのまとめと発表(3)
文献講読(4)
文献レビューのまとめと発表(4)
文献講読(5)
文献レビューのまとめと発表(5)
文献講読(6)
文献レビューのまとめと発表(6)
文献講読(7)
文献レビューのまとめと発表(7)
文献講読(8)
文献レビューのまとめと発表(8)
文献講読(9)
文献レビューのまとめと発表(9)
文献講読(10)
文献レビューのまとめと発表(10)
まとめ
全体のまとめ
1
2
3
4
5
到達目標
・文献レビューに基づき関連領域の課題
について説明できる。
6
7
8
9
特になし
10
準備学習
特になし
履 修 の
留意事項
11
12
特になし
13
教 科 書
適宜紹介する
参考図書
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
平常点(態度・行動観察)
50
課題/レポート
50
-348-
評価のポイント
科目名
担当者
特別研究Ⅰ
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
糟谷
知香江
Special Research Ⅰ
学年
3年
必修・選択別
専門必修
授業形態
演習
授業の概要
卒業論文に向けて、テーマの選定から
文献検索、レジュメの作成、研究計画の
立案と実行、結果の整理まで、心理学の
研究の一連の流れを体験する。授業は、
ゼミ生全員での活動と教員による個別指
導を組み合わせて実施する。なお、右の
授業計画は受講者の希望と学習状況によ
って変更する可能性がある。
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
週
テーマ
ガイダンス
講義内容
研究テーマの選び方を理解する
文献検索(1)
図書館の利用法を確認する
文献検索(2)
心理学の研究論文を検索する
文献検索(3)
各自の関心のあるテーマに必要な文献を
入手する
文献講読と発表(1)
各自が選んだテーマに関連する文献を読
み、概要を発表する
文献講読と発表(2)
各自が選んだテーマに関連する文献を読
み、概要を発表する
文献講読と発表(3)
各自が選んだテーマに関連する文献を読
み、概要を発表する
文献講読と発表(4)
各自が選んだテーマに関連する文献を読
み、概要を発表する
文献講読と発表(5)
各自が選んだテーマに関連する文献を読
み、概要を発表する
研究計画の立案(1)
研究計画を立てる
研究計画の立案(2)
研究計画が実行可能かどうか検討し、適宜
修正を加える
予備調査の実施(1)
予備調査・実験を実施する
予備調査の実施(2)
予備調査・実験の結果を整理する
予備調査の実施(3)
予備調査・実験の結果を整理する
まとめ
研究結果をレポートとしてまとめる
1
2
3
4
5
到達目標
卒業論文に向けて、テーマの選定から
文献検索、レジュメの作成、研究計画の
立案と実行、結果の整理まで、心理学の
研究の一連の流れを体験する。
6
7
8
9
準備学習
履 修 の
留意事項
日常生活の中でふとした疑
問を感じたときには、それ
を記録する習慣をつけるこ
と。
心理学統計法、心理測定法
を履修済みであることが望
ましい。
10
11
12
適宜、資料を配付する。
13
教 科 書
講義中に紹介する。
参考図書
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
平常点(態度・行動観察)
50
課題/レポート
50
-349-
評価のポイント
科目名
担当者
特別研究Ⅰ
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
河田
学年
3年
必修・選択別
専門必修
授業形態
演習
授業の概要
講義内容
研究に向けての基本的事項の解説
文献講読と討議(1)
関心のある学術研究論文の講読
討議・発表等を広い視点から行うようにす
る
文献講読と討議(2)
関心のある学術研究論文の講読
討議・発表等を広い視点から行うようにす
る
文献講読と討議(3)
関心のある学術研究論文の講読
討議・発表等を広い視点から行うようにす
る
文献講読と討議(4)
関心のある学術研究論文の講読
討議・発表等を広い視点から行うようにす
る
文献講読と討議(5)
関心のある学術研究論文の講読
討議・発表等を広い視点から行うようにす
る
文献講読と討議(6)
関心のある学術研究論文の講読
討議・発表等を広い視点から行うようにす
る
文献講読と討議(7)
関心のある学術研究論文の講読
討議・発表等を広い視点から行うようにす
る
文献講読と討議(8)
関心のある学術研究論文の講読
討議・発表等を広い視点から行うようにす
る
文献講読と討議(9)
関心のある学術研究論文の講読
討議・発表等を広い視点から行うようにす
る
文献講読と討議(10)
関心のある学術研究論文の講読
討議・発表等を広い視点から行うようにす
る
文献講読と討議(11)
関心のある学術研究論文の講読
討議・発表等を広い視点から行うようにす
る
文献講読と討議(12)
関心のある学術研究論文の講読
討議・発表等を広い視点から行うようにす
る
文献講読と討議(13)
関心のある学術研究論文の講読
討議・発表等を広い視点から行うようにす
る
まとめ
特別研究Ⅱに向けての講話
4
5
・関心のある論文等に接し、自身の研究
への意欲を高めることができる
・文献から得た知見を応用し、研究に対
する専門的な視点での課題意識を持つ
ことができる
6
7
8
9
履 修 の
留意事項
自身のやりたい研究として
関心のある書籍、雑誌(一
般・専門)を1冊以上読ん
でおくこと
卒業研究担当学生(ゼミ生)
に限る。
10
11
12
必要に応じて、プリント等
を配付する。
教 科 書
特に指定しない
参考図書
13
14
15
成績評価基準
評価方法
開講時期
後期
テーマ
イントロダクション
3
到達目標
単位数
2
授業計画
卒業研究で、主として障がいのあるま 週
たは疑いのある乳幼児、児童、生徒、学
生、成人、ならびに保護者に対する臨床 1
/指導(支援)に関する研究などに取り
組む学生に対して、文献を講読しながら、
実践研究等についての取組意識の高揚を
目指す。
2
準備学習
将一
Special Research Ⅰ
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
30
討議の積極性(参加度)
課題/レポート
70
毎時間の文献講読レポートの完成度
-350-
科目名
担当者
特別研究Ⅰ
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
佐々木
学年
3年
必修・選択別
専門必修
授業形態
演習
授業の概要
特別研究Ⅰの主旨は、卒業論文作成に
向けて、広く心理臨床学領域の研究のバ
ラエティを知り、研究の進め方を学習す
ることである
とくにポイントにおきたいことは、学
術論文を正確に読みとり、要約し、発表
とディスカッションを繰り返していくこ
とで、卒業研究で取り組むテーマへの糸
口をつかみ、研究方法への基礎知識を身
につけることである。
授業は、少人数のゼミ形式であり、ゼ
ミメンバーの積極的参加が望まれる。メ
ンバーの報告の際には、自由闊達な討議
を期待したい。
なお、個々の学生によってテーマなど
が異なるため必要に応じて個別指導もお
こなう。
到達目標
1.心理臨床学領域の研究テーマと方法
のバラエティを理解する。
2.学術論文を読解・要約し、その内容
を報告することができる。
3.ゼミ形式の授業において、他のメン
バーの報告内容に対して、意見、質問
を述べることができる。
履 修 の
留意事項
卒業論文のテーマ設定を目
指して、学内外の図書館等
を活用して、関心のある図
書、論文を読んでおく
講義やボランティア等で興
味をもったトピックや、ふ
と疑問に思ったことも研究
テーマになります。
学生自らレジュメを用意す
る。
教 科 書
適宜紹介する。
参考図書
単位数
2
テーマ
オリエンテーション
講義内容
ゼミの進め方について、卒業研究の進め方
1
2
卒 業 研 究 に つ い て 知 る 先輩の研究から
(1)
3
卒 業 研 究 に つ い て 知 る さまざまな研究法
(2)
4
学 術 論 文 に つ い て 知 る 研究例の紹介1
(1)
5
学 術 論 文 に つ い て 知 る 研究例の紹介2
(2)
文献購読(1)
障害臨床学に関連する文献について、担当
者の発表とディスカッション(1)
文献購読(2)
障害臨床学に関連する文献について、担当
者の発表とディスカッション(2)
文献購読(3)
障害臨床学に関連する文献について、担当
者の発表とディスカッション(3)
文献購読(3)
障害臨床学に関連する文献について、担当
者の発表とディスカッション(4)
文献購読(4)
障害臨床学に関連する文献について、担当
者の発表とディスカッション(5)
文献購読(5)
障害臨床学に関連する文献について、担当
者の発表とディスカッション(6)
文献購読(6)
障害臨床学に関連する文献について、担当
者の発表とディスカッション(7)
文献購読(7)
13
障害臨床学に関連する文献について、担当
者の発表とディスカッション(8)
14
実 際 の 研 究 例 に 触 れ る 4年生の研究発表を聴き、具体的な研究方
(1)
法を学ぶ(1)
15
実 際 の 研 究 例 に 触 れ る 4年生の研究発表を聴き、具体的な研究方
(2)
法を学ぶ(2)
6
7
8
10
11
12
成績評価基準
評価方法
開講時期
後期
授業計画
週
9
準備学習
順二
Special Research I
割合(%)
評価のポイント
文献の要約、発表
50
レジュメの作成方法、報告の方法
ディスカッションへの参加
50
他のゼミ生の発表への意見、質問
-351-
科目名
担当者
特別研究Ⅰ
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
高野
美雪
Special Research Ⅰ
学年
3年
必修・選択別
専門演習
授業形態
演習
授業の概要
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
卒業論文作成に向けて、テーマの決定、 週
文献検索、仮説の設定、研究法の選定ま
でを実施します。
1
テーマ
テーマ設定①
テーマを考える
講義内容
テーマ設定②
テーマの絞込み
文献検索①
テーマに沿った文献の検索法について学
ぶ
文献検索②
テーマに沿った文献の検索法について学
ぶ
研究論文の発表①
検索した論文をまとめて報告する①
研究論文の発表②
検索した論文をまとめて報告する②
研究論文の発表③
検索した論文をまとめて報告する③
研究論文の発表④
検索した論文をまとめて報告する④
研究論文の発表⑤
検索した論文をまとめて報告する⑤
研究論文の発表⑥
検索した論文をまとめて報告する⑥
仮説の設定①
仮説を検討する
仮説の設定②
仮説を設定する
研究法の選定①
仮説に合わせた研究法を決定する①
研究法の選定②
仮説に合わせた研究法を決定する①
文献の整理
研究の目的を設定する
2
3
4
5
到達目標
・「学生が研究発表の方法を知る」
6
7
8
9
発表に際しては、レジュメ
を用意してください。
準備学習
履 修 の
留意事項
心理学統計法、心理学実験
法についてあらかじめ履修
しておくことが望ましいで
す。
10
11
12
なし
13
教 科 書
特になし
参考図書
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
50
発表など授業に積極的に参加する事
課題/レポート
50
テーマについて詳細にまとめること
期末テスト
-352-
科目名
担当者
特別研究Ⅰ
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
西
章男
Special Research Ⅰ
学年
3年
必修・選択別
専門必修
授業形態
演習
授業の概要
ひとりひとりが、かけがえのない大切
な存在として共に生きていくために、福
祉は何に焦点をあて、どのように機能し
ていくのか。また、そこに存在する課題
等について研究します。
人と環境に焦点をあてるソーシャルワ
ークの視点から、起きている事象をただ
批判するのではなく、人の思いや、人の
生きてきた歴史や、環境がどのように結
びついているか。その事象に込められた
メッセージ等について肯定的に理解する
ことをめざします。
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
週
テーマ
オリエンテーション
講義内容
ゼミの進め方について
テーマの絞り込み
関心のあるテーマについてレポート
テーマの絞り込み
関心のあるテーマについてレポート
テーマの絞り込み
関心のあるテーマについてレポート
フィールドワーク
現場での活動
フィールドワーク
現場での活動
フィールドワーク
現場での活動
フィールドワーク
現場での活動
フィールドワーク
現場での活動
フィールドワーク
現場での活動
先行研究の文献要約
テーマに関連する文献を要約し発表
先行研究の文献要約
テーマに関連する文献を要約し発表
先行研究の文献要約
テーマに関連する文献を要約し発表
先行研究の文献要約
テーマに関連する文献を要約し発表
先行研究の文献要約
テーマに関連する文献を要約し発表
1
2
3
4
5
到達目標
・「研究テーマを絞り込み説明できる」
・
「ゼミメンバーの発表や発言に対して建
設的な意見や助言ができる」
6
7
8
9
必要に応じて現場に足を運
び、現場から学ぶこと
準備学習
履 修 の
留意事項
関心のあるフィールドをも
つこと
10
11
12
なし
13
教 科 書
なし
参考図書
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
50
ゼミでの発言や参加の姿勢
課題/レポート
50
レポートの提出状況と内容
期末テスト
-353-
科目名
担当者
特別研究Ⅰ
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
久崎
孝浩
Special Research Ⅰ
学年
3年
必修・選択別
専門必修
授業形態
演習
授業の概要
特別研究Ⅰでは,全員出席のゼミ形式
の研究会とする。研究会では,自ら選定
した学術論文を報告してもらい,ディス
カッションを行う。1回につき2名程度
の発表で研究会は進行していく。人の発
表に対して積極的に質問したりアドバイ
スしたりするような賑やかなディスカッ
ションが望まれる。また,学術論文の発
表準備を通して,現象の心理学的理解ま
た統計的理解を深めて欲しい。
単位数
2
開講時期
後期
授業計画
週
テーマ
オリエンテーション
講義内容
今後の発表担当者決め,発表方法の説明
学術論文の発表
担当者による発表とディスカッション
学術論文の発表
担当者による発表とディスカッション
学術論文の発表
担当者による発表とディスカッション
学術論文の発表
担当者による発表とディスカッション
学術論文の発表
担当者による発表とディスカッション
学術論文の発表
担当者による発表とディスカッション
学術論文の発表
担当者による発表とディスカッション
学術論文の発表
担当者による発表とディスカッション
学術論文の発表
担当者による発表とディスカッション
学術論文の発表
担当者による発表とディスカッション
学術論文の発表
担当者による発表とディスカッション
学術論文の発表
担当者による発表とディスカッション
学術論文の発表
担当者による発表とディスカッション
学術論文の発表
担当者による発表とディスカッション
1
2
3
4
5
到達目標
・卒業研究のテーマを決める
・研究領域の動向を把握することができ
る
・研究の方法論や論理を理解することが
できる
6
7
8
9
準備学習
履 修 の
留意事項
卒業研究のテーマ設定を目
指して学術的論文を読んで
おくこと。
論文発表準備を通して,研
究の発想点,研究計画,統
計的分析の一連の理解を深
めて欲しい
10
11
12
特になし
13
教 科 書
特になし
参考図書
14
15
成績評価基準
評価方法
割合(%)
評価のポイント
平常点(態度・行動観察)
40
研究会への参加態度や議論参加への積極性
課題/レポート
60
紹介論文の発表準備と発表での説明の巧みさ
期末テスト
0
―
-354-
科目名
担当者
特別研究Ⅰ
授業科目名:英語
開講学科(専攻)
心理臨床学科
石坂
学年
3年
必修・選択別
専門必修
授業形態
演習
授業の概要
文献講読を中心に行います。臨床心理
学関連の文献を検索し、慣れ親しみ、読
みこなし、概要をまとめて発表します。
全員が文献を発表しその内容について
論じ合うことで、より多くの臨床心理学
的事象やそれに基づいた研究にふれ、理
解を深めます。また、自分の興味のある
研究領域をみつける一助とします。
講義内容
卒業論文制作の進め方について
研究方法(1)
さまざまな研究方法の紹介
文献検索(1)
心理学関連の文献検索方法について学ぶ
(1)
文献検索(2)
心理学関連の文献検索方法について学ぶ
(2)
文献講読(1)
臨床心理学に基づく文献をまとめ、発表
(1)
文献講読(2)
臨床心理学に基づく文献をまとめ、発表
(2)
文献講読(3)
臨床心理学に基づく文献をまとめ、発表
(3)
文献講読(4)
臨床心理学に基づく文献をまとめ、発表
(4)
文献講読(5)
臨床心理学に基づく文献をまとめ、発表
(5)
文献講読(6)
臨床心理学に基づく文献をまとめ、発表
(6)
文献講読(7)
臨床心理学に基づく文献をまとめ、発表
(7)
文献講読(8)
臨床心理学に基づく文献をまとめ、発表
(8)
文献講読(9)
臨床心理学に基づく文献をまとめ、発表
(9)
研究方法(2)
4年生の研究発表をきき、具体的な研究方
法について学ぶ(2)
研究方法(3)
4年生の研究発表をきき、具体的な研究方
法について学ぶ(2)
1
2
5
・心理学に関連した研究論文を検索する
ことができる。
・研究論文の概要を的確にまとめること
ができる。
6
7
・様々な臨床心理学分野の研究テーマや
方法を理解する。
8
・自分の興味関心のある研究論文をみつ
けることができる。
9
特になし
10
準備学習
統計の授業を履修済みであ
ることが望ましい。
11
12
必要に応じて資料を配布し
ます。
教 科 書
適宜、紹介します。
参考図書
13
14
15
成績評価基準
評価方法
開講時期
後期
テーマ
オリエンテーション
4
到達目標
単位数
2
授業計画
週
3
履 修 の
留意事項
昌子
Special Research Ⅰ
割合(%)
評価のポイント
平常点
50
授業参加態度
課題
50
発表
-355-
-356-