GBIFの概要 目次 ・GBIFの歴史 ・GBIFとは ・GBIFの性格 ・GBIFの国内体制(案) ・GBI Fパイロットプロジェクト検討にあたって(GBIF検討の国内会議資料より) 1 GBIFの歴史 1996年、OECD生物情報科学に関する作業グループによる第1回会議 1999年1月、OECD生物情報科学に関する作業グループの最終報告によって提案 1999年3月のOECD会議において、運営に関する基本的事項を決定 日本:1999年4月、関係省庁会議 1999年6月、OECD会合において、各国科学担当閣僚によって承認 1999年9月、GBIF暫定運営委員会第1回会議 (ISC1) 2000年2月、GBIF暫定運営委員会第2回会議 (ISC2) 2000年6月、全科学担当閣僚への書簡送付 2000年9月、GBIF暫定運営委員会第3回会議 (ISC3) 2000年12月、GBIF暫定運営委員会第4回兼最終会議(I SC4) 2000年12月、全諸国へ参加招聘状送付 2000年2月、日本:関係省庁連絡会議発足 2001年3月、GBI F発足(3月1日) 日本:第1回GBI F技術専門委員会 2001年3月、GBI F第1回理事会(GB1) 2 GBIFとは 地球規模生物多様性情報機構 (Global Biodiversity Information Facility:GBIF) l 科学的生物多様性データベースの互換性ある 普及型ネ ットワーク nデータベースは、GBIFと「 提携」する l 目標は、世界中の科学的生物多様性データを誰でも自由 に利用できるようにすること l 当初注力するのは、種レベルと標本レベルのデータ l 分子レベル、遺伝子レベル、生態系レベルに連携する 3 GBIFの性格 • 生物多様性保全条約/Clearing House Mechanismおよび、他の生物 多様性情報科学活動と緊密な関係を持つ、独立のプロジェクト • 参加資格は、あらゆる国と政府間グループ(例:EC)に与えられる • 参加者は、生物多様性データの共有とGBIFノードの開発に同意する 国際的事務局によって調整される • 活動の大部分は、参加者の国内プログラムによって実施される • 事務局は、( 1)運営資金と、(2)GBIF作業プログラムを斡旋する資金 を持つ ※生物多様性データとは、主に生物学的な種および標本に関する科学的情報 ※GBIFノードとは、複数の機関、国家、地域および/もしくは小地域のデータベースであって、生物 多様性の一次データもしくはメタレベル・データ(標本記録、目録、関係書目、シークエンス、蛋白質 および生態系に関するデータ等)を含むものを、リアルタイムで相互検索できるようにする、安定し たコンピューティング・ゲートウェイ、または、1つ以上の重要な整備された生物多様性データベース を持っている、単一の、ウェブからアクセス可能なコンピュータ 4 GBIF国内体制(案) 政府(関係省庁連絡会) 検討依頼等 G B I F 理 事 会 Science and Technology Advisory Group 意見等 ホスト国 JST に事務局/資金契約の 締結等につき要請 事務局 GBIF技術専門委員会 委員 :研究者を中心 事務局:JST 提言/意見反映 大学・研究機関 5 GBI Fパイロットプロジェクト検討にあたって(GBIF検討の国内会議資料より) 既存の国際的 活動(Species 2000, Diversitas, IOPI etc) XMLの評価 適用 GBI F <検討されているパイロットプロジェクト(案)> ・データアクセスとデータベースの相互運用性、サーチエン ジンの開発、提供 ・既知の生物名の電子カタログ作成 データ及びデータ ベースに関わる知 的所有権の議論 各国国内活動 (BRnet, 各情報 センター活動等) ・博物学(動物学・植物学・地学など)コレクションデー タのデジタル化 ・Species Bank XMLの評価 適用 ・生物多様性情報のデジタルライブラリーの作成 ・トレーニング(ワークショップ、カリキュラム) ・対外活動(連携、GBIFへの受け入れ) 我が国としての新たな対応(案) DB公開支援 DB作成支援 DB利用環境整備 高品質DB作成 データ生成 関連分野振興(分類学、生態学、分子生物学・・・) 生 物 多 様 性 人材の育成と配置 6
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