世界に平和を・戦争の基地はいらない羽村平和委員会発・横田基地ミニ情報 2011.9.15 № 115 連絡先 FAX 042-555-1911 「テロとの戦争」は世界規模でテロを拡大し多大な犠牲をもたらした 2001 年 9 月 11 日、国際テロ組織アルカイダがニューヨークの貿易センタービルなどを標的とし、3,000 人近い犠牲者を出したことは全世界に衝撃をあたえました。そして「同時多発テロ」から 10 年、この間にアメリカは「テロとの戦争」としてアフガニスタンで報復戦争をし、イラクで侵略戦争を続けてきました。イラクには開戦の口実とされた大量破壊兵器もテロとの結びつきもありませんでした。これらの戦争での死者は控えめに見積もっても兵士と民間人合わせて 22 万 5 千人、国内外に逃れた難民は 780 万人にのぼります。戦費は 4 兆ドル（約 310 兆円）で、米経済に重くのしかかっています。今年 7 月、アフガン駐留米軍は撤退を開始しました。しかしアフガンには貧困や地域紛争などテロの土壌があります。テロを克服するには、これらの問題を平和的に解決する国際協力が重要です。（写真：アフガニスタンの子どもたち支援の 2011 年版カレンダー表紙）日本侵略を想定した日米共同演習「ヤマサクラ61」のシナリオ判明（１）日本が戦場！？… 陸上自衛隊と米陸軍が来年初めに予定している共同指揮所演習「ヤマサクラ 61」が、中国を想起させる国による日本侵略を想定したシナリオで行われることが分かったと、 8 月 30 日の「しんぶん赤旗」に載っていました。左の図は、ヤマサクラ 61 演習の「敵の最も可能性の高い行動方針」を示した米軍作成の図です。東京占領をめざす部隊 OSC － 2 は新潟から、大阪占領を目指す部隊 OSC － 1 は金沢と鳥取県米子市から上陸する想定になっています。ヤマサクラ 61 は陸自中部方面総監部のある伊丹駐屯地（兵庫県伊丹市）で来年 1 月 31 日から 2 月 5 日まで実施されます。 8.20-21 横田基地友好祭 117,000人の訪問者と米軍ＨＰ左写真：第 5 ゲートを入って、荷物検査を待つ人達の行列です。左下写真：航空自衛隊浜松基地の早期警戒管制機 AWACS( エーワックス) E767。大型レーダーを搭載しています。 1 機 500 億円超えます。右下写真：在欧(英国・レイクンヒース空軍基地)の米空軍の F-15E ストライクイーグル。韓国配備との情報も。初めての展示です。航空総隊の任務（防衛省 HP より抜粋）（№ 115 の裏面）「航空総隊は、警戒管制レーダーや空中警戒管制機（ AWACS）などによりわが国周辺を常時警戒監視し、領空侵犯のおそれのある航空機を発見した場合、スクランブル機を発進させ、状況を確認し領空を侵犯させないための行動を行っているほか、有事においては、侵攻する敵航空戦力を撃破して防護対象を防衛する防空など航空自衛隊が行う航空作戦を実施します。」警戒管制レーダーはどこにあるの？航空総隊は、上記の任務があります。空中警戒管制機（ AWACS）は、前ページの写真の飛行機です。右上の写真で、上にある飛行機が E-2C 早期警戒機で、№ 113 の飛行機の写真です。以前、横田基地上空でも米空母艦載機の E-2C が頻繁に訓練を行っていました。早期警戒管制機（ AWACS）と E-2C 早期警戒機と、全国 28 ヵ所の警戒管制レーダーが、わが国周辺を常時警戒監視している訳です。航空総隊の北部、中部、西部、南西の各航空方面隊には航空警戒管制団（司令部、防空管制群、数個の警戒群、基地業務群及び直轄部隊により構成）が置かれています。そこに防空指令所が設置され、各エリアを監視するレ－ダ－サイトによって、接近及び飛行している航空機の監視を行っています。これらの中枢に、航空総隊司令部があり、米軍が情報共有します。上写真：福江島第 15 警戒隊のレーダーサイト。北部航空方面隊北部航空警戒管制団稚内第 18 警戒隊 - J/FPS-2 ※ 網走第 28 警戒隊 - J/FPS-4 根室第 26 警戒隊 - J/FPS-2 ※ 当別第 45 警戒群 - J/FPS-3 改襟裳第 36 警戒隊 - J/FPS-20S・ J/FPS-6S 大湊第 42 警戒群 - J/FPS-5 山田第 37 警戒隊 - J/FPS-2 加茂第 33 警戒隊 - J/FPS-3 改奥尻島第 29 警戒隊 - J/FPS-4 ※ 中部航空方面隊中部航空警戒管制団大滝根山第 27 警戒群 - J/FPS-3 改佐渡第 46 警戒隊 - J/FPS-5 峯岡山第 44 警戒隊 - J/FPS-4 輪島第 23 警戒群 - J/FPS-3 改御前崎第 22 警戒隊 - J/FPS-2 経ヶ岬第 35 警戒隊 - J/FPS-3 改笠取山第 1 警戒群 - J/FPS-3 改串本第 5 警戒隊 - J/FPS-20S・ J/FPS-6S 西部航空方面隊西部航空警戒管制団高尾山第 7 警戒隊 - J/FPS-4 左と、№ 114 のアンテナの写真は、上記と同じです。見島第 17 警戒隊 - J/FPS-2 海栗島第 19 警戒隊 - J/FPS-2 脊振山第 43 警戒群 - J/FPS-3 改下写真：海栗島（うにし福江島第 15 警戒隊 - J/FPS-4 ま）第 19 警戒隊のレーダ下甑島第 9 警戒隊 - J/FPS-5 ーサイト。（写真提供：長崎県平和委員会） ※ （※予定）高畑山第 13 警戒群 - J/FPS-20S・ J/FPS-6S 南西航空混成団南西航空警戒管制隊沖永良部島第 55 警戒隊 - J/FPS-20S・ J/FPS-6S 久米島第 54 警戒隊 - J/FPS-4 与座岳第 56 警戒群 - J/FPS-5 ※ 宮古島第 53 警戒隊 - J/FPS-2 ※ ※は、地上電波測定装置併設