さて、 青戸小だより 葛飾区立青戸小学校 平成 27年度 №4 (188号) 平成27年6月30日発行 http://www.katsushika.ed.jp/eaoto/ 児童数 338名 校 長 渡 邉 浩 バランスよく育む 校長 渡邉 浩 「子育ての成果は、孫に出る。 」と言われます。つまり、自分の子供は上手く(自分が思 うように)育てることができたと思っていても、実は育てられた子供が、そのまた子供をど のように育てていくか、またその子供がどのように育っていくかが、子育ての本当の成果 であるということです。 親が子供を育てるとき、親は育てられた時のよい事も、悪いことも思い出しながら、子 育てをするからでしょう。どう育てられたか思い出せない人、考えられない人もいるでし ょうが、それも親の子育てだったのでしょう。自分の子育てが本当に成功したかどうかは、 自分の孫の成長を見なければ分からないと言うことです。 なるほどと、私自身も思うことであり、これで子育てはよいのかなと考えたとき、今か らでも修正ができそうな「教え」が目に入ってくることがあります。これは、その一つで す。 1 批判ばかり受けて育った子は、非難ばかりします。 2 敵意に満ちた中で育った子は、誰とでも戦います。 3 ひやかしを受けて育った子は、はにかみ屋になります。 4 ねたみを受けて育った子は、いつも悪いことをしているような気持ちになります。 5 心が寛大な人の中で育った子は、我慢強くなります。 6 はげましを受けて育った子は、自信を持てます。 7 ほめられる中で育った子は、いつも感謝することを知ります。 8 公明正大な中で育った子は、正義心を持てます。 9 思いやりの中で育った子は、信頼心を持てます。 10 人に認めてもらえる中で育った子は、自分を大切にします。 11 仲間の愛の中で育った子は、世界に愛を見つけます。 加藤諦三「アメリカインディアンの教え」 私も両親も昭和に生まれましたが、私の子供は平成生まれです。時代が変わったなと思 っていましたがいつの間にか私も平成の時間の方が長く生きているようになってしまいま した。時代が変わっても、子供たちに伝えなければならない大切なことは変わらないので はないかと考えます。 過保護の中で育った子どもは、反社会的な行動に出る人には育たないそうですが、非社 会的な行動に表れてしまうことがあるそうです。過干渉の中、または放任で育った子ども は、反社会的な行動に出るようになると言われます。 やはり、子育ても「バランスよくが一番」 、ということです。
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