人材育成プログラム … 自立への旅立ち

人材育成プログラム … 自立への旅立ち
14,103人が参加しました!
第35回 アカデミックホームステイプログラム
研修企画(順不同)
南日本カルチャーセンター
公益法人Cultural Homestay International
エフエム大分
佐賀新聞社
宮崎日日新聞社
長崎新聞社
南日本新聞社
後
援(順不同)
鹿児島県教育委員会/大分県教育委員会/長崎県教育委員会/鹿児島市教育
委員会/宮崎市教育委員会/大分市教育委員会/長崎市教育委員会/佐賀市教
育委員会/別府市教育委員会/延岡市教育委員会/日向市教育委員会/西都市
教育委員会/都城市教育委員会/日南市教育委員会/小林市教育委員会/えび
の市教育委員会/串間市教育委員会/宮崎県市町村教育委員会連合会/宮崎
県県立学校長協会/宮崎県校長会/宮崎県高等学校PTA連合会/長崎県英
語教育研究会/佐賀県中学校教育研究会英語部会/
保 護 者 の 皆 様 へ
今から約30年以上前、初めてホームステイに参加する生徒たちが、九州の各県の駅からアメリカに向かって出発す
る時、
(当時は、羽田空港まで、九州から国鉄と新幹線を利用して行っておりました。)参加者と保護者が抱き合って、
人目をはばかることなく、涙を流しながら別れるという光景が、各駅のどこでも見られたものでした。しかし、昨年
の出発光景で、泣き別れる生徒と保護者は、どこにもいらっしゃいません。何故、親子が涙ながらに別れていたのが、
笑顔で別れるようになったのでしょうか。この変遷の中に、日本のホームステイの歴史と視点が凝縮しているといっ
ても過言ではありません。
30年前の涙は、アメリカに行く子も、送り出す親も、未知の世界に旅立つ不安と恐怖の涙だったのです。「ホームス
テイ」という言葉すら市民権のない時代ですから、1カ月間も、言葉も分からないアメリカ人家庭で、無事過ごしてこ
られるだろうかという恐ろしさは、想像以上のものでした。 周囲にホームステイ参加者は一人としていない、まして
や、初めて海外に行くという生徒とその保護者ばかりですから、みんな真剣に取り組んだものです。事前の英語の学
習や自文化学習でも、異文化学習でも、参加者には誠実で、真摯な国際交流に臨む姿勢と意気込みがありました。
ステイ地の市長に表敬訪問に行った際、市長の英語が、ほとんど分からないにもかかわらず、ノートを片手に、一
生懸命に記録を取る中学生の姿が、その象徴的なものでした。それが現在においては、説明する市長の英語をかたわ
らに、市長の椅子に座りながら、右手はピースのポーズでお互いに写真の撮り合いをする、そんな様子を時々目にす
るようになりました。誰もがホームステイという言葉を使うようになり、ホームステイ参加者が周りに溢れるように
なり、着実に、国際交流の輪は広がっているのかもしれません。
特に観光旅行の一形態としてホームステイが実施されるようになって以来、学生時代に一度は、ホームステイや留
学で海外に出かけるのは、珍しくもなく、むしろ当然といったような風潮も見られるようになりました。 その結果、
ホームステイは本来の民間の国際交流や異文化学習の場としての位置から離れ、「学生のための海外旅行」としての要
素を内包しつつ、観光旅行化してきております。さらに、ホームステイに気軽に参加できるこの「気軽さ」が、「安易
さ」に変化しつつあります。
30年前、保護者は、何故、高額な参加費用を、子どもさんのためにお支払いされたのでしょうか。それは、保護者
がホームステイを「異文化学習の場」と理解されていたからにほかなりません。来るべき21世紀に生きる子どもたち
には、国際感覚と英語力が必要と痛感して、ホームステイの成果に、それらのものを期待していたわけです。 すなわ
ち、ホームステイを教育的なものとしてとらえ、「かわいい子には旅をさせよ」という気持ちで、その参加費用を支出
されていたのです。だからこそ、出発の時に、涙を流して別れるほどの悲しさがあっても、帰ってくる時の子どもの
成長を思えば、送り出すことができたわけです。私どもは今でも、この30年前の出来事の中に、このプログラムの原
点を見ることができます。
「何故行くのか?」「ホームステイとは一体何なのか?」「ホストファミリーとは?」「真の相互理解とは?」などの
様々な疑問を、参加する側も、ホームステイ主催者側も、もっと真剣に受け止め、考えてみる必要があるのではない
でしょうか。「行きたいから行く」「子どもが行きたいというから行かせる」という考えではなく、「生徒はどのような
目的で行くのか」「保護者は、どのような目的で行かせるのか」という視点で考え、ホームステイ主催者は、「ホーム
ステイを通して、生徒、学生に何を学ばせ、何を伝えさせるか」という具体的な視点が必要になってくると思います。
ホームステイとは、「文化的戦場」です。異なる文化を持つものが、共同生活をすれば、そこに摩擦や不適応が発生
するのは当然です。ですから、参加者は、表面的に外から眺めるだけの観光旅行とは、根本的に異なるものであると
いう事を知らなければなりません。言葉も違う、他人の家庭に入り、共に生活する事がホームステイなのであり、そ
の方法で異文化を学習するのですから、それは不自由な生活を常態とするものであると考えなければなりません。そ
して、同時に、彼らからすれば、参加者を通して、日本人を見、日本を知るという事に他なりません。つまり、参加
者がアメリカにホームステイに行くという事は、日本人や日本を見せに行くという側面をも有しているのです。
センターでは、真のホームステイとは、参加者にとって「環境に適応しなければならない不自由さ」、「言葉を自由
に使えないいらだち」、「日本の家族や両親と会えない孤独感」、「他人の家庭で生活する不安」などの幾多の困難が待
ちかまえており、それらの苦難をどのように乗り越えて行くかが、ホームステイの最も価値ある側面であるとの認識
を持っております。困難があるからこそ、「かわいい子には旅をさせよ」と昔から言い続けられているのであって、
観光旅行やお買い物ツアーに、保護者が金銭的負担を負ってまで、旅をさせる意味などないのではないでしょうか。
参加者には、いつも「学習する姿勢」を求めます。それは、「机上における学習」ではありません。「異なる文化
を観察し、異なる価値観を理解し、異なる言語を使う体験学習」です。他人の家庭で過ごす事による「精神的自立」
と「社会性」を養う体験学習でもあります。これらのセンターのホームステイ理念を、充分にご理解いただき、その
認識の上に立って、ご参加をご検討いただきたいと思います。
−2−
保 護 者 の 皆 様 へ
今から約30年以上前、初めてホームステイに参加する生徒たちが、九州の各県の駅からアメリカに向かって出発す
る時、
(当時は、羽田空港まで、九州から国鉄と新幹線を利用して行っておりました。)参加者と保護者が抱き合って、
人目をはばかることなく、涙を流しながら別れるという光景が、各駅のどこでも見られたものでした。しかし、昨年
の出発光景で、泣き別れる生徒と保護者は、どこにもいらっしゃいません。何故、親子が涙ながらに別れていたのが、
笑顔で別れるようになったのでしょうか。この変遷の中に、日本のホームステイの歴史と視点が凝縮しているといっ
ても過言ではありません。
30年前の涙は、アメリカに行く子も、送り出す親も、未知の世界に旅立つ不安と恐怖の涙だったのです。「ホームス
テイ」という言葉すら市民権のない時代ですから、1カ月間も、言葉も分からないアメリカ人家庭で、無事過ごしてこ
られるだろうかという恐ろしさは、想像以上のものでした。 周囲にホームステイ参加者は一人としていない、まして
や、初めて海外に行くという生徒とその保護者ばかりですから、みんな真剣に取り組んだものです。事前の英語の学
習や自文化学習でも、異文化学習でも、参加者には誠実で、真摯な国際交流に臨む姿勢と意気込みがありました。
ステイ地の市長に表敬訪問に行った際、市長の英語が、ほとんど分からないにもかかわらず、ノートを片手に、一
生懸命に記録を取る中学生の姿が、その象徴的なものでした。それが現在においては、説明する市長の英語をかたわ
らに、市長の椅子に座りながら、右手はピースのポーズでお互いに写真の撮り合いをする、そんな様子を時々目にす
るようになりました。誰もがホームステイという言葉を使うようになり、ホームステイ参加者が周りに溢れるように
なり、着実に、国際交流の輪は広がっているのかもしれません。
特に観光旅行の一形態としてホームステイが実施されるようになって以来、学生時代に一度は、ホームステイや留
学で海外に出かけるのは、珍しくもなく、むしろ当然といったような風潮も見られるようになりました。 その結果、
ホームステイは本来の民間の国際交流や異文化学習の場としての位置から離れ、「学生のための海外旅行」としての要
素を内包しつつ、観光旅行化してきております。さらに、ホームステイに気軽に参加できるこの「気軽さ」が、「安易
さ」に変化しつつあります。
30年前、保護者は、何故、高額な参加費用を、子どもさんのためにお支払いされたのでしょうか。それは、保護者
がホームステイを「異文化学習の場」と理解されていたからにほかなりません。来るべき21世紀に生きる子どもたち
には、国際感覚と英語力が必要と痛感して、ホームステイの成果に、それらのものを期待していたわけです。 すなわ
ち、ホームステイを教育的なものとしてとらえ、「かわいい子には旅をさせよ」という気持ちで、その参加費用を支出
されていたのです。だからこそ、出発の時に、涙を流して別れるほどの悲しさがあっても、帰ってくる時の子どもの
成長を思えば、送り出すことができたわけです。私どもは今でも、この30年前の出来事の中に、このプログラムの原
点を見ることができます。
「何故行くのか?」「ホームステイとは一体何なのか?」「ホストファミリーとは?」「真の相互理解とは?」などの
様々な疑問を、参加する側も、ホームステイ主催者側も、もっと真剣に受け止め、考えてみる必要があるのではない
でしょうか。「行きたいから行く」「子どもが行きたいというから行かせる」という考えではなく、「生徒はどのような
目的で行くのか」「保護者は、どのような目的で行かせるのか」という視点で考え、ホームステイ主催者は、「ホーム
ステイを通して、生徒、学生に何を学ばせ、何を伝えさせるか」という具体的な視点が必要になってくると思います。
ホームステイとは、「文化的戦場」です。異なる文化を持つものが、共同生活をすれば、そこに摩擦や不適応が発生
するのは当然です。ですから、参加者は、表面的に外から眺めるだけの観光旅行とは、根本的に異なるものであると
いう事を知らなければなりません。言葉も違う、他人の家庭に入り、共に生活する事がホームステイなのであり、そ
の方法で異文化を学習するのですから、それは不自由な生活を常態とするものであると考えなければなりません。そ
して、同時に、彼らからすれば、参加者を通して、日本人を見、日本を知るという事に他なりません。つまり、参加
者がアメリカにホームステイに行くという事は、日本人や日本を見せに行くという側面をも有しているのです。
センターでは、真のホームステイとは、参加者にとって「環境に適応しなければならない不自由さ」、「言葉を自由
に使えないいらだち」、「日本の家族や両親と会えない孤独感」、「他人の家庭で生活する不安」などの幾多の困難が待
ちかまえており、それらの苦難をどのように乗り越えて行くかが、ホームステイの最も価値ある側面であるとの認識
を持っております。困難があるからこそ、「かわいい子には旅をさせよ」と昔から言い続けられているのであって、
観光旅行やお買い物ツアーに、保護者が金銭的負担を負ってまで、旅をさせる意味などないのではないでしょうか。
参加者には、いつも「学習する姿勢」を求めます。それは、「机上における学習」ではありません。「異なる文化
を観察し、異なる価値観を理解し、異なる言語を使う体験学習」です。他人の家庭で過ごす事による「精神的自立」
と「社会性」を養う体験学習でもあります。これらのセンターのホームステイ理念を、充分にご理解いただき、その
認識の上に立って、ご参加をご検討いただきたいと思います。
−2−
参加しようとする皆さんへ
このプログラムは、1974年に始まりました。おそらく、日本全国で行われている数多くのホームステイの中で、最
も歴史の長いホームステイプログラムの一つだろうと思います。1974年に大学4年生で参加された先輩は、今年56才
になられますし、そして、参加する皆さん方全員が、生まれる以前からあったことを考えますと、その歴史を理解で
きると思います。また、歴史だけでなく、これまで参加されました、皆さん方の先輩は14,103人にも上り、一つのプ
ログラムの参加者数としましても、おそらく、日本有数の、ひょっとしたら、日本で最も参加者数の多いプログラム
かもしれません。さらに、このプログラムに参加された先輩方で、その後、高校留学された方、大学留学された方、
語学留学された方など、合計すると1,000人を超えており、現在でも、社会的に様々な分野で活躍され、このプログラ
ムをきっかけとして育てられ、大きく人生や進路が変わったという方々が、たくさんいらっしゃいます。(詳細は、セ
ンターホームページの「ホームステイの実態調査」を参照してください。)皆さんは、現在、ただ単に、ホームステイ
に参加してみようと思っているかもしれませんが、先輩達の言葉を借りれば、「人生を変えた1カ月」ということにな
りますので、ホームステイを実りあるものにするため、申し込まれる前に、しばらく、次のようなことなどを考えて
みてください。
このホームステイは、観光旅行ではありません。「体験学習」であり、「人材育成」プログラムです。遊び気分で参
加したり、海外旅行に行くような浮ついた気持ちで、楽しさばかりを期待して、参加しようとしているのであれば、
このプログラムは決して満足できるものではないと思います。なぜなら、このホームステイは、生活体験や文化交流
による「異文化学習」が、その大きな目的であり、日本の家族を離れ、異なる環境の中で、一人で生活することによ
る「自立」もまた、目的の一つとしています。ですから、観光をしたり、買物をしたり、いろんなところに遊びに行っ
たりすることを目的とはしていません。
異国で、異文化の中、英語という言葉を使って、他人の家庭で生活することを考えてみてください。おそらく、い
ろんな出会いがあると思います。いろんな文化の違いも発見できると思います。戸惑いや驚き、動揺も感じるでしょう。
いろんな楽しさも体験できるかもしれません。でも、ホームシックのような寂しさも体験すると思います。おそらく
嫌なこともたくさん起こると思います。悲しいこと、涙を流したくなるようなこともあるでしょう。そして、ホストファ
ミリーとの苦しくなるほどの別れの悲しみと感動も、このプログラムで体験することの一つだと思います。センター
では、皆さん方の体験する、これら一つ一つの、すべての体験が、学習であると考えています。
いつも「学ぶ」姿勢を持ってください。「何のために、ホームステイに参加するのか」「ホストファミリーに、何を
伝えるのか」「自分は、ホームステイで、何を勉強するのか」などという気持ちを決して絶やさないでください。皆さ
んが体験する出会いも、出来事も、感情も、感動も、参加者によってみんな異なります。各自が自分の体験から、何
を学ぶかは異なってきます。そして、自ら考え、自ら学ぶ姿勢がなければ、体験を通して学ぶものが半減してしまい
ます。すなわち、体験という名に値するほどの「価値」を、そこから学習することなく、単なる感情の高ぶりや感想
だけで、終わってしまうことになります。
英語が自由に使えない皆さんが学ぶためには、言葉を使うよりも、積極的に、自ら進んで、挑戦、トライするしか
方法はありません。体験しながら、学び、考え、反復、修正しながら、身をもって実践、学習していくわけです。こ
の「積極的に、いつでも学ぶことに前向きな姿勢」が、プログラム期間中に最も望まれることなのです。
そして、英語の学習も大切です。センターでは、出発までに皆さんが英語の自主学習をできるように、アメリカの
家庭生活で必要とされる、日常英会話文を238文選定したものを配布しております。参加者は、その会話文を暗記し
なければなりません。また、6、7月に3回、オリエンテーション(事前学習会)を開催し、生活習慣の違い、考え方
の相違、比較文化や公共道徳やマナー、危機管理やケーススタディなどを勉強してもらいます。これらの学習を積ん
でこそ、価値のあるプログラムにつながっていきます。ただ参加するのではなく、事前に多くの学習をして、常に学
ぶ姿勢を持って参加して欲しいと思います。
保護者の職業別割合
職
種
医
者
(過去20年間)
88年 89年 90年 91年 92年 93年 94年 95年 96年 97年 98年 99年 00年 01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 平均
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
4.8 6.6 4.5 3.3 4.1 1.7 1.0 2.8 2.9 3.4 2.2 2.0 2.9 4.1 2.8 2.2 4.6 8.0 5.1 7.5 3.8
公 務 員
15.2 13.9 20.4 22.5 20.1 18.4 17.5 18.1 20.0 18.9 27.0 23.0 26.2 24.6 22.0 22.6 21.6 21.8 18.9 30.1 21.1
教
13.9 17.6 12.7 14.5 13.7 11.9
員
会 社 員
8.8
8.9
8.1 10.8
5.4
7.0
7.3
9.4
7.0
9.3
7.8
9.2 15.9
7.5 10.3
27.0 26.0 24.5 23.4 25.3 27.9 31.3 32.5 35.4 35.8 30.3 24.8 25.7 33.4 38.7 37.5 34.4 31.0 29.0 28.1 30.1
業
5.0
1.3
4.3
3.6
5.7
5.7
5.6
8.0
3.9
4.3
5.7
3.8
5.1
4.1
4.5
4.8
3.6
2.3
4.5
2.7
4.4
建 設 業
2.9
2.7
5.8
6.4
4.5
5.7
2.7
2.4
5.1
2.8
5.0
6.8
8.1
3.5
3.8
4.8
5.0
3.3
2.8
2.0
4.3
農
商
業
20.4 15.8 13.0 15.0 10.5 13.6 22.2 18.9 19.2 17.2 13.8 19.0 12.0
7.6 13.6 10.8
8.7 16.0 12.5 13.7 14.7
会社役員
5.7 12.1
9.0
8.9 12.8 10.0
3.5
4.7
3.5
3.6
5.2
7.2
3.4
7.3
1.7
3.2
2.8
2.3
4.5
4.1
5.8
そ の 他
5.1
5.8
2.4
7.4
3.7
1.9
3.2
5.4
6.4
9.3
6.0
5.9
4.8 11.5
6.1
6.8
4.3
5.5
4.0
3.3
5.1
−3−
このプログラムの特色
ホームステイでは、大なり小なり、必ず、トラブルが発生します。この際、これらのトラブルは引率指導者や現地
スタッフ任せではありません。日本のセンター職員が4名ほど現地に常駐しており、彼らが問題解決にあたります。
すなわち、日本の主催者が直接問題解決を担当します。
期間中、現地での活動内容を、センターのホームページ上で公開しております。内容は、参加者、現地の先生や引
率指導者の現地での生活様子が分かる写真や動画、日記形式の活動報告を中心として、グループごとにアクセスで
きるようにしています。アドレスは www.mncc.jp です。
このプログラムの目的は、異文化理解と自立に基づく人材育成です。国際交流は手段であると考えており、目的で
はありません。日本を離れ家族と別れ、異言語下の他人の家庭で生活しながら、自己を見つめ、異文化と自文化を
考えるためのプログラムです。
このプログラムは、午前9時から午後4時までスケジュールが組まれております。授業、社会見学、文化交換会、
レクリエーション、終日研修と、アメリカの生活が様々な方面から体験できるようになっています。
このようなプログラムで最も大切な事は、説明会やオリエンテーションがどの程度の時間と内容で行われているか
ということです。このプログラムでは、毎月1回、3時間かけて説明会が行われています。また、6月と7月の週末
に各8時間、また、出発前日にホテルで4時間、合計20時間のオリエンテーションが組まれています。
ホームステイは、ホストファミリーに金銭をお支払いするものと、ボランティア(無償奉仕)による場合の2通り
があります。このホームステイはボランティアによるファミリーによって成り立っているプログラムです。
期間中の午後にボランティア活動が計画されています。アメリカを理解する上の重要なキーである「ボランティア」
を、実際に主体者として自ら体験することによって、ボランティアの真の意味を考えます。
センターでは、異文化の生活を「文化的戦場」として捉えています。すなわち、ホームステイは「文化的戦場」に
赴くことであり、異なることを常態と考えます。そのため、参加者への指導の一つに「危機管理」があります。こ
の危機管理のあり方は、センターが独自に作成したものに基づいて、オリエンテーションで行います。
決して観光旅行ではありません。参加者は出発までに課題英会話文を利用して学習できます。また、現地での授業
は生徒の能力にあわせて2クラスに分けて行われます。
そして、宿題などもホストファミリーと一緒にやるよ
うなものが毎日出されます。
別表をご覧ください。これまでの参加者のご両親の職
業を表にしたものです。この表で最も顕著なことは、
いわゆるサラリーマンである「公務員」
「教員」
「会社員」
の家庭の子供さんが約60%参加されていることです。
すなわち、参加者の2人に1人以上が、サラリーマン家
庭の生徒だということです。また、「教員」は平均10
%にあたり、先生方からも教育的なプログラムとして、
数字的にも認められていると断言できます。
−4−
ホームステイを成功させるために
1 ホームステイの成功とは何か
「ホームステイの成功とは何か」というテーマは、参加者だけでなく、その保護者の方々にも、事前に、ぜひ考え
ていただきたいことの一つです。なぜなら、その理念が、ある程度、具体的に明確にされていなければ、また、示
されていなければ、プログラムの終了後、その体験が参加者の人生にも活かされることなく、ホームステイが単な
る「良い思い出」だけで終わってしまうかもしれないからです。当然、参加者によってこの答えは異なってまいり
ますが、この設問を多くの参加者や保護者に尋ねれば、大体、次のような考えに要約することができます。すなわち、
参加者がホストファミリーとの交流を深め、親密な関係を築き上げ、異文化を学び、英語力を伸ばして、国際感覚
を身につけて帰国できたら、それが成功と呼べる、理想的な体験学習のようです。
確かに、要約されたこれらの考えは、ホームステイの持つ成果を集約しているものではあります。しかし、残念
なことに、この考えは参加者側から見られたものであり、受入れ側の視点が全く欠落しております。
ホームステイは、ホテル滞在とは異なり、宿泊先はホストファミリー宅ということになります。ホテルに宿泊す
る時のホテル側の目的は、極論するなら、「金銭による対価」になりますが、ホームステイにおけるホストファミリ
ーの目的とは、何なのでしょうか。特に、センターのホストファミリーは、「ボランティア活動」の一環として、参
加者の受入れを行います。ということは、ホストファミリーは、何の目的で、参加者のお世話をされるのでしょうか。
つまり、ホームステイプログラムにおいては、参加する側と受入れ側の趣旨と目的という、二面性があります。
参加する側が目的を持っているように、受入れ側も目的を持っているということです。ですから、参加者がいかに
自分の目的が達成され、プログラムに参加して本当に良かったという感想を持っていたとしても、その参加者の受
入れ側である、「ホストファミリー」「プログラム関係者」が、果たして参加者と同様の評価を行ってくれるかとい
う問題があるのです。たとえ、参加者側の目的が達成されたとしても、それではまだ50%の目的達成、50%のプロ
グラムの成功なのであって、受入れ側の目的が達成されて、初めて100%のホームステイの成功という言葉が出て
くるのです。
センターのホストファミリーの目的は、「日本文化に興味があり、参加者を受入れることによって、参加者と時間
と空間を共有して、体験的に日本人の考え方や文化を理解したい。」というところにあります。その目的のために、
彼らは参加者をボランティアで受入れるわけです。それでは、ホストファミリーの目的を達成するためには、何が
必要であるかということです。それは参加者の協力なくしては不可能です。すなわち、参加者はホストファミリー
にとって唯一の日本人になるわけですから、参加者がホストファミリーのために積極的に日本文化を紹介したり、
日本人の考え方や習慣などを披露するという視点がなければ、ホストファミリーは受入れる意味は全くなくなります。
この受入れ側の目的を達成できるのは、「参加者」以外には誰もいないということを、ぜひ理解して、ホームステイ
に参加していただきたいと思います。そして、ホームステイの成功には、参加者側の目的と受入れ側の目的があり、
その両方の目的が達成されてこそ成功といえるのであり、その両方の目的達成には、受入れ側も、参加者側も、密
接に相関していることを、深く認識してほしいと思います。
2 ホームステイを成功させるために
① オリエンテーションの指導を実行すること
センターではオリエンテーション(事前学習会)を3回、合計20時間実施します。1回目は保護者同伴で、ホームス
テイ全般にわたる指導を行い、2回目と3回目は参加者だけを対象として、グループ活動上の指導とケーススタディ
を行います。この席上で、徹底した異文化学習の指導と自文化紹介のための方法と、そして、ホームステイにおけ
る学習の仕方や危機管理などを行います。このオリエンテーションの内容を忠実に実行すれば、成果の多い異文化
学習が体験できます。なお、参加者が九州以外に居住している場合は、録音テープで対応します。
② できるだけ英語の勉強をしておくこと
センターでは、申し込まれた方々に暗記用の英会話文が238文ほど掲載されたガイドブックをお渡ししております。
ホームステイ期間中に必ず一度は使うという重要な英文ばかりですから、出発までにこれらの英文を覚えておくと便
利です。毎年、英語の勉強をしていない小学生が参加しますが、彼らもこの英文を覚えて参加することによって、十
分にホストファミリーとの生活を楽しんでいます。ホームステイに参加するからといって特別に英会話学校に行く必
要はありません。この238の暗記用英文(ホームステイイングリッシュ)を全部覚えてしまえばいいのです。そのた
めには、早く申し込む必要があります。ちなみに例年、一番最初に申し込まれる方は前年度の夏、つまり一年前です。
−5−
③ 早くから準備すること
このプログラムは観光旅行ではありません。立派な民間外交の役割を果たしています。ホテルではなく、一般の家
庭で生活するのですから、ファミリーは皆さんを日本人の代表としての眼で見るのです。ですから事前の準備は大
変重要です。早く申し込む必要性は前述の通りですが、英語だけではなく、文化や生活習慣の違い、その国につい
てなども知っておく必要があります。また同様に、日本のことについても学んでおく必要があります。これらの事は、
参加する皆さんが観光ではなく、勉強する目的で行くのだという心構えを持つ意味でも大事なのです。
④ 積極的にトライすること
ホームステイ期間中は、受身の立場で生活してはいけません。受身の生活は観光旅行を意味するものです。他人が
してくれるのを待つのではなく、主体的に生活してください。「〜される」のを待つのではなく、「自ら進んでトラ
イする」という気持ちを常に忘れないでください。遠慮してはいけません。引込み思案ではいけません。初めての
体験でも、恐れず自主的にやってください。トライする数が増えれば増えるほど、皆さんが体験する数も多くなり、
得るものも多くなります。反対に遠慮すればするほど、アメリカでの生活は思い出の少ないものになってしまいます。
このプログラムをより有意義なものとするためには、皆さんの積極的なトライなくしては考えられないのです。「考
える前にトライすること」これを実践してください。
⑤ 目的を持つこと
はっきりとした目的意識を持つことは、大変重要です。漫然と参加するのではなく、期間中に必ず成し遂げられる
ような、目的意識を持つことをお勧めします。例えば、「英語力をつける」という漠然としたものではなく、「毎日
一つ新しい英語表現を覚える」というような具体的目標が大切です。また、学習的な目標より、自分の趣味や特技
を生かした目標の方が、効果的です。サッカーの好きな人は、サッカーに関する目標を、手芸が趣味の人は、手芸
に関する目標を、ハンバーガーの好きな人は、ハンバーガーに関する目標を立てた方が、実践できる可能性が高く
なります。期間中に、必ず成し遂げられるような、実感があるものを目的としてください。
⑥ ギブアンドテイクの精神を持つ
先述したように、このホームステイは、ボランティアによるホストファミリーの受入れによって成り立っております。
ですから、参加者側と受入れ側の関係は「Give & Take(ギブアンドテイク)の精神」によって成立します。これは、
「一人だけが得るのではなく、両者が得たり、与えたりする」精神を意味しています。つまり、参加者はホストフ
ァミリーから、
「家庭生活の場」を提供されているのですから、ホストファミリーに対して、常に「ギブ(Give)」する
気持ち、すなわち、「自分は何をホストファミリーのためにしてあげられるか」という視点が必要です。この気持ち
がある限り、ホストファミリーとの生活はうまく行くはずです。
⑦ 参加者の自立と親の自立
参加者は、長期間にわたり、日本を離れ、日本の親元を離れ、米国文化の他人の家庭で、英語を使って生活してい
かなければなりません。悲しくても、寂しくても、悩みがあっても、ホストファミリーの家には、日本語で相談で
きる人は誰もいません。孤独な生活環境でも、一人でそれを乗り越えていかなければなりません。このプログラム
の最も大事なことは、これらの環境を一人でやっていくことなのです。そのためには、お申込みいただいてから後も、
ご自宅では、自分のことは自分でやっていくという、「自立」した環境で生活されることをお勧めします。保護者の
方も同じです。子離れできない保護者のお子様は、一般的に、親離れできないお子様でもあります。このプログラ
ムを良い機会にして、ぜひ、相互依存の関係から脱却していただきたいと思います。
⑧ 「はい」「いいえ」の自己主張
明確に、自分の意思表示ができることは、アメリカ
社会の基本です。日本の生活に「はい」か「いいえ」
の判断を導入することを、強くお勧めします。日本
でできなければ、ホストファミリー宅でも絶対にで
きません。自分の気持ちを「説明」するのではなく、
「は
い」「いいえ」、「賛成」「反対」、「正しい」「間違い」
などの、明確な判断が必要です。普段の日常生活の
中に、自分で判断し、それを意思表示し、その結果
責任を自分で負うという環境を持ち込まない限り、
いつまでたってもできるようにはなりません。アメ
リカで家庭生活を送るための、必要最小限の準備の
一つです。
−6−
募
集
内
容
研修費用の範囲
研修目的
小学生、中学生、高校生、大学生を対象として、アメ
リカの家庭に滞在して学校に通い、市民生活と学校生
活の両面を体験しながら、言葉と心のふれあいにより、
幅広い視野、国際感覚、語学力、そして自立心の向上
を図ろうというものです。
研修参加資格
原則として、平成20年7月末日で10歳以上の小
学生、中学生、高校生、大学生に限る
心身健康で団体行動のとれる人
異文化や英語に関心があり、積極的な意欲のあ
ること
参加者、保護者とも配布された資料を理解し、
センターの指示・決定事項を遵守できること
参加者、保護者ともプログラムの趣旨を理解し
ていること
オリエンテーションに参加すること
(参加できない場合は録音テープ等で対応します。)
※上記研修資格に抵触すると判断された場合、センターでは参加
をお断りさせていただく場合があります。ただし、その場合は、
センターに支払われました費用は全額返金いたします。
※米 国 内 の 宿 泊 と 家 庭 内 に お け る 食 事 は、
ホストファミリーの好意で提供されます。
研修期間
2008年7月下旬から1カ月間コースと3週間コース
(夏休み期間中)
※7月21日から7月30日までに12グループが出発し
ます。スケジュールや日程があわない場合でも、
グループがたくさんありますので、個人ベースで
対応できます。申込まれる前に、事前に担当者に
ご相談ください。
研修費用と定員
定
員
対
研修費用に含まれるもの
イ 発着地から米国西海岸までの往復航空運
賃エコノミークラス
ロ 米国到着後、ステイ地までの交通費・
及び帰りの空港までの交通費
ハ 期間中の授業料、及び研修教材費
ニ 期間中の午後に計画されたプログラム
の交通費、施設使用料
ホ 終日研修における交通費、入場料見学費
ヘ アメリカの公益法人運営費用
ト 現地準備期間(4月〜7月)の諸費用
チ 米国内における団体行動中の費用
リ 米国での現地教師(ティーチャーコーデ
ィネーター)2人分の期間中の人件費
ヌ オリエンテーション及び帰国報告会費用
ル 日本国内での宿泊代(食事代を除く)
ヲ 日本国内でのバス代
ワ 引率指導者同行必要経費
カ センター職員引率同行費用
コース
研修費用
1カ月間
498,000円
240人
中学生・高校生・大学生
象
3 週 間
478,000円
60人
中学生・高校生・大学生
3 週 間
478,000円
24人
小学生(7月末日で10歳以上)
研修費用は、福岡、長崎、熊本、大分、宮崎、
鹿児島、伊丹、成田空港からの離発着料金です。
その他同一料金で参加できる空港がありますので、
お問い合わせください。
滞在地
アメリカ合衆国西海岸(カリフォルニア州、オレゴ
ン州、ワシントン州の郊外)
申込締切日
2008年5月31日(但し、定員になり次第締め切ります。)
利用航空会社
日本航空、アメリカン航空、全日空、ユナイテッド航空
−7−
研修費用に含まれないもの
イ 旅券申請書類、査証免除手続書類、米国
の出入国記録書、米国の関税申告書等の
作成料8,000円(但し、既に有効な旅券を
所有している場合は6,000円)
ロ パスポート印紙代……所持者は不要
(5年間有効なパスポート印紙代11,000円、
10年間有効なパスポート印紙代16,000円)
ハ 米国の出入国通行税、入国審査料、税関
審査料、検疫使用料、空港施設使用料
ニ 日本国内の空港施設使用料や空港税など
(成田空港/羽田空港/中部国際空港)
ホ 国内線、国際線の燃油サーチャージ料(運
送機関の付加運賃)
ヘ 任意の海外旅行傷害保険料
ト 電話代、郵便料、個人的な小遣い
※燃油サーチャージ料は、燃油原価の高騰に
伴い、航空会社が国土交通省に申請し認可
されたもので、航空運賃とは異なる付加的
な運賃であり、区間によって異なります。
一時的なものとして実施されており、区間
や航空会社によって、料金も流動的であり
ますので、料金は改めてご案内します。
研修生に無料で配布されるもの
イ 事前学習用英会話教材、ガイドブック
ホームステイ地の決定
このプログラムの目的は、異文化を実感し、心のふれ
あいを育てることにあります。そのため、この目的に
ふさわしい環境の地区を郊外に選定してあります。原
則として、みなさんの滞在地の選定、及び決定は、性
別、学年、県別などの様々な要素を考慮してセンター
が行います。ホームステイ地は、カリフォルニア州の
サクラメント郊外、ストックトン郊外、フレズノ郊外、
オレゴン州のポートランド郊外、ワシントン州のシア
トル郊外都市などが予定されております。
ホストファミリー
ホストファミリーは、各ホームステイ地区のコーディ
ネーターを通じて、日本に関心を持ち、異文化につい
て興味のある家庭の方々に依頼します。ホストファミ
リーは純粋なボランティアで、皆さんを受入れてくだ
さいます。この善意に応えるように責任ある行動をし
てください。特に注意して欲しいことは、お客様とい
う気持ちを捨て、自分でできることは自分でやり、お
手伝いなどをしてあげることです。このような気持ち
で生活することが、ホストファミリーとのきずなをよ
り強めるわけです。なお、ホームステイは原則として
一家庭に1人で滞在しますが、ホストファミリーの希
望で2人一緒に滞在したり、2週間ずつ二家庭に滞在
することなどもあります。(詳細は10ページ及び17ペ
ージのQ14を参照)
ホストファミリーの決まるまで
正式に参加申込みをされますと、センターから正式書
類が送られてきます。その中には「ホストファミリー
への手紙」や「ホームステイ申込書」「スナップ写真」
など、あなたをできるだけ詳しく紹介するための提出
書類があります。これらのものをセンターからアメリ
カの方へ送り、各ホストファミリーは、その中から、
最も自分の家庭にあった人を選んでいきます。例えば、
趣味が一緒だとか、お父さんの職業が同じだとか、そ
のようないろんな理由で、各ホストファミリーが、ど
の生徒を自分の家庭でお世話するか決定していきます。
為替変動による研修費用の変更について
このプログラムは、平成20年1月20日時点の運賃、
料金を基準として、研修費用の算出が行われています。
研修費用は、航空運賃の改定や円ドル相場の変動に伴
い、その変更が起こることがあります。「特に注意す
る事柄」で明記されていますように、航空運賃の大幅
な改定があった場合は、その増額、減額分が研修費用
に反映されます。また、円の対ドル為替は変動相場制
ですので、その価格変動は常に起きておりますが、そ
れを反映させることは現実的ではありません。そこで、
このプログラムにおきましては、平成20年6月20日
の円対ドル為替相場のTTSレートを基準値とします。
もし、このレートが125.00円以上の場合や、90.00
円以下の場合は、研修費用を検討し、参加費用の増額、
もしくは減額を行う場合があります。
ホームステイの学習の仕方
ホームステイにただ参加しても、単なる「良い思い出」
に終わることがよくあります。「楽しかった」「面白か
った」「また、行きたい」という感想で終わって、だ
−8−
んだんと思い出が薄れてきて、1カ月に1回書いてい
た手紙も、半年に1回になり、1年後は手紙を書くこ
ともなくなり、「楽しかったホームステイ、また、行
きたいなあ」と、いつも夏が来れば思い出します。せ
っかく高額のお金を使って行ったことを考えれば、も
っと効果のある体験ができれば、それにこしたことは
ありません。つまり、帰国後の生活に何らかの良い影
響を与えるような、ホームステイの体験になれば、本
当に心の底から行ってよかったと実感すると思います。
そのような結果を出すためには、ホームステイ期間中
に、どのようにして学習を積んでいくかという、学習
の仕方を事前に学び、そのための準備をしてから、ホ
ームステイに行かなければなりません。これらのホー
ムステイや国際交流における「学習の仕方」を、セン
ターでは事前に指導しますので、必ず、実行して欲し
いと思います。
英語力について
ほとんどの日本人の方々は、小学生と大学生の英語力
は、かなり違うと考えています。小学生は学校で英語
を余り勉強したことがないし、大学生は、既に、中学
校、高校で6年間も英語を学習しているのだから、相
当な英語力の差があると考えるのは、当然のことかも
しれません。例えば、ホームステイに参加した小学生
と大学生において、本当にそれだけの差を、ホームス
テイの現場で見ることができるでしょうか。答えは「No」
です。ホームステイでの両者の英語力は、ほとんど変
わらないのです。何故でしょうか。
言葉を自由に駆使するためには、
「書く」
「読む」
「話
す」「聞く」という4つの能力が必要です。4つの能力
のうち、ホームステイ期間中に最も必要なものは、
「話
す」「聞く」という能力です。ところが、高校生、大
学生は、
「書く」
「読む」という能力はあっても、
「話す」
「聞く」という能力は、ほとんどありません。「話す」
「聞く」という学習は、6年間の英語学習ではほとん
どやっていないからです。小学生も、中学生も、高校
生も、大学生も、ホームステイにおいては、
「話せない」
「言っていることがわからない」という状態であり、
「話
す」「聞く」という方法では、コミュニケーションで
きないという状態です。ですから、小学生、中学生、
高校生、大学生のホームステイでの実際的な会話能力
は、ほとんど同じだということです。
研
修
内
研修内容
週 末
週 末、つまり金曜日の午後から日曜日までは、学校
1グループを約30人の生徒と日本人引率指導者1人で
編成し、このグループ単位で行動します。約30人の
生徒は指定されたステイ地区で、それぞれのホスト
ファミリーに引きとられ、ホームステイします。ホ
ームステイ期間中は、午前中は授業を受け、午後か
らはあらゆる活動が準備されています。また、1週間
に1日だけ終日研修があります。土曜・日曜は、ホス
トファミリーの方々と、それぞれの家庭で自由時間
を過ごします。
での活動はありません。ですから、ホストファミリ
ーと一緒に過ごすことになります。あるファミリーは、
この期間を利用してキャンプに出かけるかもわかり
ませんし、あるファミリーはショッピングに行くか
もわかりません。また、どこにも行かず、自宅でゆ
っくりと休日を過ごすファミリーも数多く見られます。
できるだけ、ホストファミリーと行動を共にして、
彼らとより親密なつきあいをし、英語や異文化の学
習をした方が有意義でしょう。
ウェルカムパーティー
引率指導者
アメリカ到着後、一両日中に行われるのがウェルカ
ムパーティーです。これはホストファミリーと現地
教師であるティーチャーコーディネーターの先生方
が中心となって行う、皆さん方を歓迎するパーティ
ーです。それぞれのホストファミリーが、食べ物を
持ち寄るポットラックという形式で行われ、ゲーム
などをして、お互いの親睦を深めます。
授
容
引率指導者はプログラムアドバイザー(PA)と呼ばれ、
1グループ約30人のリーダーとして、日本を出発し、
日本に帰国するまで、参加者の指導にあたります。
現地でも参加者と同じホームステイ地に滞在しており、
基本的に、グループの全スケジュールに同行します。
主な役目は、参加者の生徒指導であり、カウンセラ
ーであり、プログラム助言者です。決して、参加者
の通訳ではありません。
業
月・火・木・金曜日は午前中、9時から12時まで3時
間、アカデミックセンターで、米国人教師2人による
英語での授業が行われます。カリキュラムはテキス
トを使い、アメリカの文化や生活習慣・市民生活な
どについて学び、毎日宿題が出されます。この授業
で学んだことが、帰宅後の生活にすぐ利用できるよ
うに計画されています。
現地教師
現地では1グループに2人の米国人教師(ティーチャ
ーコーディネーター、TC)が参加者のお世話をし
ます。午前中は授業を行い、午後の活動でも、終日
研修でも、ホストファミリーのことでも、スケジュ
ールのことでも、すべてのプログラムに関すること
なら、この2人の先生が、引率指導者同様、参加者の
ために相談にのってくれます。
社会見学と文化交換会とレクリエーション
毎週、午後(13時〜16時)は、社会見学や文化交換
会、及び、レクリエーションがあります。社会見学は、
授業の一部で、ホームステイ地区以外のいろいろな
人と接したり、アメリカの自然や社会生活を見る絶
好の機会となります。前日の授業の中でも、この訪
問先が説明され、参加者側からの質問にも応じてく
れます。レクリエーションでは、水泳、バスケット
ボールなどのスポーツやピクニックなどが計画され、
また、日本とアメリカの文化交換会などをホストフ
ァミリーや子供達、また地域住民の方々と行います。
その他、老人ホームや学校などを訪問し、交流を行
う様々な活動も計画されます。
サヨナラパーティー
これは参加者の皆さんが中心となり、ホストファミ
リーへの感謝の意味をこめて、ホームステイも終わ
りに近づいた頃の夕刻に行われるものです。日本料
理を作り、歌や踊り、日本の伝統的文化を皆さんの
独自の趣向とアイデアでお世話になったホストファ
ミリーや先生方に紹介します。
修了証書
プログラムが終わったら、各先生方の署名入り修了
証書が、ひとりひとりに渡されます。
ボランティア活動
1週間のスケジュール
ホストファミリーや、地域の人々に対して、ボランテ
ィア活動を行い、寄付金(Donation)を募り、その基
金で、お世話になったホストファミリーを日本に招
待するジャパンホームステイという活動(※詳細は
10ページ参照)を行っています。主な活動は、Car
Wash(車洗い)と、ガレージセールです。ガレージ
セールでは、不要な物や手作りの小物などを持って
いきます。
TIME
DAY
月
火
水
木
金
土
日
終日研修
毎週水曜日は終日の研修に出かけます。これも授業
の一部ですが、社会見学よりさらに遠い所へ行きます。
目的地は、アメリカでも有名な観光地、名所旧跡、
保養地、国立公園などです。
9:00AM
12:00PM 1:00PM
アカデミック
センターで授業
終
アカデミック
センターで授業
昼食
日
研
昼食
社会見学
文化交換会
修
帰
宅
レクリエーション
社会見学
週末は授業はなく、ホストファミリーと過ごします。
※昼食は、ほとんどがお弁当です。
−9−
4:00PM
ホストファミリー
このプログラムの参加者は、一般のアメリカ人家庭(ホストファミリー)に滞在し、家族の一員として生活を共にします。ホ
ストファミリーは、ボランティアによるプログラム参加であり、プログラムの趣旨にご賛同いただいた方々であり、現地の地区
担当者(ティーチャーコーディネーター)を通して、決定されています。
「自由と平等」が合衆国憲法で保障されているアメリ
カにおいては、ボランティアであるということを除けば、ホストファミリーの決定に、家族の経済力、家族構成、年齢、人種、
民族、宗教などのプライベートな要素は、法律に抵触するために考慮されません。最も重視されることは、彼らがいかにこのプ
ログラムの趣旨を理解し、熱意と情熱と愛情を持って、参加者を受入れようとする姿勢が、あるかということです。
ですから、実際にお世話されるホストファミリーは様々です。定年退職された子供さんのいない老夫婦の家庭があれば、ご夫
婦と子供さんが11人もいるような大家族もあるでしょうし、母子家庭や、父子家庭もあれば、ご夫婦と幼い子供のいる家庭、さ
らには、ご夫婦と小さな子供がいて、さらにお母さんは妊娠数カ月というような事例も過去何回かありました。いずれの場合も、
地区担当者が、ホストファミリーとして適切であると判断した上での決定です。例えば、日本で外国からの中学生を受入れるホ
ストファミリーを想定した時、上記の例のような家庭で、ホストファミリーとして受入れを行うということは、あまり考えられ
ないようなことかもしれません。中学生を受入れるのだから、中学生がいる家庭がお世話することが好ましいかもしれないと、
相手側のことを考え、遠慮がちに、「私どもは70過ぎた子供のいない老夫婦ではありますが、もし、どなたもホストされる方が
いらっしゃらなかったら、いつでもお世話いたしましょう。
」というようなお申し出をされるのが常です。それが日本的な考え
方であり、日本の文化であり、日本のやり方であり、日本の価値なのです。そして、同様に、アメリカにはアメリカのそれらが
あるのです。ですから、日本の常識では考えられないようなことも、異文化であるアメリカでは、価値観の相違から、充分に起
こり得ることです。
何故、ボランティアで、全く見ず知らずの外国の生徒を、お世話されるのか、日本人にとっては大変不思議です。アメリカ社
会ではボランティア活動を通して、何か社会に貢献しようとする精神があります。ホストファミリーになることもその表れの一
つだといえます。実際のホストファミリーに、それらの質問をすれば、次の様な答えが返ってきます。
「留学生を通して、日本
の文化を学びたい」とか、
「自分の子供達に、国際的な感覚を身につけさせたい」
「外国人留学生に、アメリカの家庭を学ぶ機会
を与えたい」などが一般的に数多く聞かれる意見です。でも、これらの理由の前に、物事を気楽に、楽観的に、挑戦的に考える、
好奇心の旺盛な動的国民性がその背景にあります。日本人の用意周到で、真面目に、悲観的に、慎重に考え、結果的に何もしな
い静的国民性と全く正反対です。ですから、彼らの行動や考え方には、日本人に理解し難いことが数多くあり、このボランティ
アにしてもその一つといえます。けれども、お互いにほぼ正反対の考え方を持っている国民であるからこそ、お互いの考えから
大いに学べるという、補完的な存在でもあるといえます。
ですから、日本とアメリカでは、家庭における考え方にも、大きな違いがあります。アメリカ人の家庭に行き、そこに滞在す
ることによって、考えさせられることを、皆さん方は数多く発見できると思います。それらを認識した上で、アメリカでの生活
をスタートしてください。まず、皆さんに注意して欲しいことは、そこの家族の一員になりきることです。これがホームステイ
を円滑に行う上で、最も大事なことかもしれません。また、アメリカ人は、子供に対する考え方が、日本人とは一般的に異なっ
ています。日本の家庭では、子供中心の家庭生活が営まれて、過保護な環境にあるため、子供の親に対する依存心は高く、その
結果、親離れ、子離れができにくく、子供の自立心も育ちにくい傾向があります。一方、アメリカの家庭では、子供に対するし
つけには、厳しいものがあり、幼少時より一個人として尊重され、自己主張できる、自主自立のしつけと教育があります。日本
の母親は、たとえ仕事を持っていても、家庭のすべての家事は、母親の使命と考え、一手に引き受けている場合が多く見られま
す。しかし、アメリカでは、母親であり、家族があったとしても、他の男性同様、自分の生きがいや自分自身の向上のために、
仕事を持ったり、ボランティア活動に参加したり、大学や大学院に通ったりするなど、一人の人間として社会に参画することは
ごく自然なことです。母親が家庭を留守にする場合は、父親が子供達の面倒を見たり、家事も家族全員で分担し、協力し合って
家庭生活が営まれています。家族の一員として生活する以上、参加者も当然それに協力していく必要があります。日本の子供達
は身の回りのことを、母親に頼る傾向がありますが、アメリカの価値観では全く相容れないばかりでなく、その考えには全く否
定的です。つまり、
「自分のことは自分でする」ということが、アメリカ社会の大原則となるわけです。この大原則を中心とし
て家庭生活は動いています。各家庭には、
「ファミリールール」というものがあります。それは、共同生活である、家庭生活が
スムーズに営まれるように、お互いの分担や協力内容、守りごとを取り決めたものです。皆さんもそれを早く知り、家族の一員
として行動してください。
皆さんが、ホストファミリーを通して学びたいのであれば、様々な彼らの活動に積極的に参加することです。日曜日には家族
と一緒に教会に行ったり、教会で催される行事に参加したり、家族の週末の計画や活動に、興味を持って同行したり、食事の後
のだんらんには進んで入っていったりすることです。英語が分からないからという理由で、すべて引込み思案にならないことで
す。ホストファミリーは、皆さん方を通して日本の国、日本人の考え方、日本人の習慣、日本人の生活などを知りたがっている
わけですから、皆さんもそれに応えられるようにしてください。何事も積極的にトライすることによって、ホストファミリーと
のより一層の深い絆が生まれると共に、アメリカの生活習慣、文化、アメリカ人の行動様子、考え方などが、様々な体験によっ
て得られるはずです。
MNCC 奨学生制度
2000年の夏以降、このプログラムの参加者達は、体験学習の一つとして、各ステイ地域で、Car Wash(車洗い)や
Garage Sale(ガレージセール)などのボランティア活動を行っております。そして、それによって得られたDonation
(寄付金)で、MNCC奨学生制度が設立され、既に1万ドル以上の基金が積みたてられました。この奨学生制度は、お世
話になったホストファミリーの子供たちを、日本のホームステイに招待するという制度です。30年という長期間にわた
り、このプログラムを支えてきた最大の貢献者は、ホストファミリーであり、彼らの善意なくして参加者の感動はあり
えません。ホームステイで必要なものは「Give & Take」の精神です。この精神が国際交流を支えているわけです。参
加者は、
「ホストファミリーに何かを期待する前に、彼らのために何をしてあげられるかという姿勢をもつこと」が大切
であり、その姿勢を実践するものの一つが、このボランティア活動なのです。彼らが日本の学校生活、家庭生活を体験
しながら、日本の文化や習慣、そして日本人に関する理解をさらに深めることがこの制度の目的です。2004年秋、第
二期の奨学生が選考され、約2週間、日本のホームステイを体験しました。日本の生徒や学生のボランティア活動によ
って実現する、相互交流としてのこの奨学生制度は、極めて意義深いものがあります。センターのホームページ上
(www.mncc.jp)で、この奨学生制度に関する内容も公開しておりますので、ご覧ください。また、日本のホストフ
ァミリーも募集しておりますし、この趣旨にぜひご賛同される方の寄付も募集しております。
− 10 −
管 理 運 営 態 勢
プログラムの基本理念
このホームステイに関する、全体的な管理・運営
上の総則であり、根幹を支える基本理念となるものは、
「常に、プログラムの教育性と安全性を第一義的に
考慮して、果敢に判断する。」というものです。この
理念に基づいて、事前学習会では危機管理の指導を
行い、現地では24時間態勢で、参加者の安全管理、
危機管理、指導、運営を実施しております。
管理・運営態勢
① 期間中の現地運営本部設置
プログラム期間中は、南日本カルチャーセンター
米国事務所内に、現地運営本部を設置し、日本の
本社からセンター役員を筆頭に、参加者を日本で
実際にお世話している職員が4名派遣され、ここ
に常駐しております。そして、毎日の活動状況を
収集し、安全対策上においても、管理運営上にお
いても、現地での指示命令系統に、時間を必要と
しない環境で、しかも、24時間態勢でその管理、
運営が行われています。通常は、各ホームステイ
地区に滞在する引率指導者と連絡を密にして、相
談やアドバイスを行います。また、万一、参加者
に生命の危機を伴う緊急事態が発生した場合は、
このセンター職員が窓口となり、直接日本の保護
者に連絡するという態勢をとります。ちなみに、
そのような事態が発生したことは、過去34年間で
一度もありません。
② ホームステイ地の定期巡回とカウンセリング
ホームステイという異文化生活では、恒常的に、
参加者が様々な問題や悩み、摩擦や困難を抱える
ことになります。それは当然のことであり、それ
らの体験があるからこそ、異文化生活に価値があ
るといえます。ただし、それは参加者に対する適
切な指導が行われてこそ言えることであります。
引率指導者は、参加者の日常的な生徒指導を行い
ますが、異文化摩擦を原因とする問題を解決するプ
ロではありません。そこで、プログラム期間中は、
日本から派遣されたセンター職員が、1週間に2回
程度の割合で、定期的に参加者のステイ地に赴き、
参加者や引率指導者の相談に乗り、アドバイスを
したり、カウンセリング業務や問題解決に積極的に
関与していきます。そのため、派遣されるセンター
職員は異文化摩擦や異文化理解、国際理解に精通
した者で、特別なトレーニングを積んだ者がその
職責を担当することとなります。
③ ホームページ上で、活動状況を常時公開
プログラム期間中、参加者の文化交換会の様子
や授業内容、午後からの活動状況を撮影した記録
写真を映像ファイルで、参加者や引率指導者、現
地指導教師の様子を動画ファイルで、また、引率
指導者の活動報告書をテキストファイルにして、様々
な情報を現地から本社に送り、下記のホームペー
− 11 −
ジ上で、保護者や関係者のために、公開する環境
を確立しております。また、連絡事項や活動内容
の周辺にある情報提供、事前の準備やもっと詳細
なプログラムの内容など、あらゆる情報をホームペー
ジで公開しています。
URL:www.mncc.jp
④ 病気やケガの対応
病気やケガをした場合、次のような対応がとら
れます。まず、現地教師と引率指導者の間で、病
院へ行く必要性が判断され、必要な場合は、「現地
教師」「引率指導者」「ホストファミリー」のいず
れかが必ず参加者に同行します。(緊急性のある病
気やケガの場合、センター職員もまた病院にかけ
つけます。)1回の治療で処置が終わるような場合
の治療費は、参加者か同行者が現金で支払い、その
数日後には、センター職員がその費用を支払者に
立て替えて支払い、センター職員が保険会社に保
険の手続き処理を行います。参加者や同行者が立
て替えられないような金額の場合、センター職員
が保険会社と直接交渉します。このようにして、
病気やケガが発生しても、現地米国人職員だけで
はなく、本社から派遣された日本人職員がその処
理にあたります。
⑤ ステイ地をアメリカ事務所周辺に配置
2001年9月の同時多発テロ以降、暫定的措置と
して、従来、カリフォルニア州、オレゴン州、ワ
シントン州の三州にわたって振り分けられていた
ステイ地を、南日本カルチャーセンター米国事務
所から車で約2時間以内の区域内に配置しています。
あらゆる事態を想定して、センター職員が2時間
以内には参加者のいる現場に行くことができる態
勢でプログラムの全体的な管理を行っています。
⑥ 安全管理、危機管理の事前学習会での指導
事故や危機を予見したり、その発生を回避する
ことを目的として、安全管理、危機管理の指導を、
下記の12項目にわたって実施します。また、過去
の参加者達が実際に遭遇したトラブルを、ケース
スタディとして指導します。
テロや戦乱の暴動への対処
自然災害の対応
● 事件や事故からの回避
● 交通安全に関る危機管理
● 緊急事態の自己管理
● 性に関する危機管理
● 金銭管理方法
● 健康管理
● 銃社会の危機管理
● 食事管理
● 禁止事項について
● その他の危機管理
●
●
ス ケ ジ ュ ー ル 表
このプログラムでは、下記のようなスケジュールが予定されています。月曜日から金曜日まで午前中は学校に通い授業を受け、
午後は社会見学やレクリエーションがあります。また、水曜日には終日研修が計画されています。金曜日の午後から日曜日まで
は自由で、終日ホストファミリーと過ごします。3週間コースは18〜27日目のスケジュールが省かれます。なお、実際のもの
は7月にオリエンテーション会場でお渡しします。
1 日 目
2 日 目
3 日 目
4 日 目
5 日 目
6 日 目
7 日 目
8 日 目
9 日 目
10日目
11日目
12日目
13日目
14日目
15日目
九州各県を出発して成田へ。成田空港周辺のホテルに宿泊。
ホテルでオリエンテーション。
午前中はホテルにてオリエンテーション。午後に成田空港
へ行き、夕刻成田を出発し、約9時間の飛行時間を経て空
路アメリカへ。時差の関係で到着は同日。空港では、現地
でお世話してくださる先生が出迎え、バスでステイ地へ。
アカデミックセンターに到着後、ホストファミリーと対面
し、各家庭へ。
午前−オリエンテーション。ホームステイ上の簡単な注意
事項を先生から受ける。最初の授業では、簡単な挨
拶や自己紹介など。お弁当はホストマザーの作って
くれたサンドウィッチと果物、ジュースなど。
午後−郵便局、警察署、消防署、市役所等を訪問し説明を
受ける。夕刻からウェルカムパーティー。ホストフ
ァミリーの手作りの料理によるポットラック(食べ
物持ち寄り)パーティー。ゲームやホストファミリ
ーとの歓談で楽しい時間を。
授業はなく、終日研修。バスでアメリカでも有数の観光地、
ヨセミテ国立公園へ。大きな滝のある峡谷やグレーシャー
ズポイントを見学。アワニーホテル、ヨセミテビレッジ等。
壮大なアメリカの大自然を満喫。夏でも雪の積もっている
所もあり、肌寒い。
午前−英語の授業。(日常生活で使う簡単な会話の表現、
俗語や慣用句について。)
午後−午前の授業が終わったら、午後は自由時間。ホスト
ファミリーが迎えに来て、週末までホストファミリ
ーと過ごす。
土曜日、日曜日はそれぞれのホストファミリーと共に過ご
す。ホストファミリーとの過ごし方は十人十色。共有する
時間を楽しもう。
午前−英語の授業。(アメリカにおけるボランティア活動
について学ぶ。)
午後−地域の新聞社訪問。プログラムとグループの紹介と、
期間中のボランティア活動に関しての紹介を記事に
してもらったり、取材を受けたりする。
午前−英語の授業。(アメリカのお金や買い物での英会話、
物価の違い等について学ぶ。)今日のお弁当は自分
で作ったサンドウィッチ。
午後−スーパーマーケットへ行き、実際に買い物の勉強。
アメリカの製品と日本の製品との価格の違いや、品
物について比較してみよう。
終日研修。早朝にバスでカリフォルニア州都サクラメント
へ。歴史資料館や博物館などの見学。古き良き時代を残す
歴史的な街を散策したり、州の政治の中心地である庁舎、
議事堂などの見学。そこで働く人からの説明も受ける。
午前−英語の授業。(アメリカの教育について。日本の教
育との違いを学ぶ。)
午後−地域の小学校を訪問。折り紙等の遊びや日本の伝統
文化を紹介しながら、文化交換会を行う。アメリカ
の小学校を訪問することにより、学校教育の違いや
学校での過ごし方を垣間見ることができる。
午前−英語の授業。(アメリカの食べ物と食事のマナーに
ついて。)
午後−午前の授業が終わったら、午後は自由時間。ホスト
ファミリーが迎えに来て、週末までホストファミリ
ーと過ごす。
それぞれのホストファミリーと自由に過ごす。キャンプに
行ったり、湖に行ったり、楽しい思い出作りを。
午前−英語の授業。(アメリカの家について。家の造りや
機能の違いを学ぶ。)
午後−地域の老人ホームを訪問。折り紙等の遊びや日本の
歌を歌ったりして、文化交換を行う。お年寄りの方々
に大変喜ばれる活動の一つである、ボランティア活
動の一環である。
− 12 −
16日目
17日目
18日目
19日目
20日目
21日目
22日目
23日目
24日目
25日目
26日目
27日目
28日目
29日目
30日目
31日目
午前−英語の授業。(アメリカの家族、家庭生活について。)
午後−レクリエーション。ホストファミリーを交えて、ソ
フトボールやバスケットボールをしてスポーツ交歓
会を行う。
北カリフォルニアを代表する遊園地、グレートアメリカへ
終日研修。この日も授業はなく、思いっきり遊べる日。ア
メリカならではの迫力ある乗物にトライしてみよう。
午前−英語の授業。(ビデオを使っての授業。映画の中の
会話から口語表現を学ぶ。)
午後−地域のチョコレート工場見学。有名なハーシーチョ
コレート工場へ。チョコレートの出来る行程を見学
後、工場内にあるお土産屋でショッピング。
午前−英語の授業。(アメリカの仕事について。医師を招
いて、仕事についての話をしてもらう。)
午後−午前の授業が終わったら、午後は自由時間。ホスト
ファミリーが迎えに来て、週末までホストファミリ
ーと過ごす。
ホストファミリーとの週末。家の手伝いをしたり、買い物
に行ったり、それぞれの家族と楽しい思い出作りを。
朝からボランティア活動、Car Wash(洗車)とガレージ
セールの準備。日本から持ってきた不要品や手作りの品な
どを売ったり、車を洗ったりして、その収益金を、ホスト
ファミリーを日本に招待するための基金に充てる。
午前−英語の授業。(アメリカの農作物や製品について。)
午後−地域の農場を見学。カリフォルニアは有名な農作物
地帯。日系人の経営する農場を訪問し、説明を受け
る。また乳牛の乳しぼりなどの農場体験をする。
世界的に有名な観光地であるサンフランシスコへ終日研修。
ゴールデンゲートブリッジ、ピア39、フィッシャーマン
ズワーフ、ユニオンスクエア等。
午前−英語の授業。(アメリカの祝祭日について学ぶ。)
午後−アメリカの代表的な行事であるイースターや感謝祭
等の活動について、ホストファミリーによるデモン
ストレーションが行われる。日本の代表的な祝祭日
や行事等も紹介して、お互いの文化交換を行う。
午前−最後の授業。プログラムの評価レポートを作成。プ
ログラムの最後にホストファミリーに渡すための思
い出帳の作成。サヨナラパーティーの練習等。
午後−午前の授業が終わったら、午後は自由時間。ホスト
ファミリーが迎えに来て、週末までホストファミリ
ーと過ごす。
ホストファミリーと過ごす最後の週末。悔いが残らないよ
うな最後の思い出作りを。
午前−サヨナラパーティーの会場作りと練習。その後、グ
ループに分かれて日本料理を作る。夕刻からサヨナ
ラパーティー。歌や踊り、ゲーム、日本の伝統芸能
等を、感謝を込めてホストファミリーや先生方に披
露する。プログラムの集大成であるサヨナラパーテ
ィーをみんなの力で成功させよう。
早朝、アカデミックセンターでホストファミリーと別れ、
バスで空港へ。先生は、空港まで見送り。出国手続きをし、
約10時間の飛行時間を経て、空路日本へ。
時差の関係で、到着は翌日。成田空港到着後、入国手続き
を終え、バスで羽田空港へ行き九州各県へ。もしくは、直
接成田から九州各県へ。着後解散。全てのスケジュールが
終了。県によって宿泊が必要な場合は、この日成田空港周
辺のホテルへ宿泊。
宿泊組は、ホテルからバスで羽田空港へ移動し、各県空港
へ。各県空港到着後、解散。全てのスケジュールが終了。
申
込
方
申込方法
※残金は出発日前日から起算してさかのぼり、21日
目にあたる日より前にお支払いください。
お申し込みには「参加申込書」と「参加申込金」
の2点が必要です。
参加申込書 巻末の申込書にご記入ください。
参加申込金 5万円(研修費の一部に充当しま す。)
参加取消し
参加者のご都合によりお取消しになる場合は、次の
取消料をお支払い頂きます。
以上の2点を南日本カルチャーセンターに現金書留
でご郵送ください。申込金は銀行振り込みでも構い
ません。到着次第、ガイドブック一式をお送りします。
研修開始前日より40日前から31日前 …………… 5万円
研修開始前日より30日前から3日前……研修費用の20%
研修開始前々日より開始前日まで……研修費用の30%
研修開始日当日 …………………………研修費用の50%
研修開始後以降 ……………………… 研修費用の100%
申込先及び振込先
申込先
〒890-0056
鹿児島市下荒田3丁目16番19号
株式会社 南日本カルチャーセンター
電話(099)257−4333
(代表)
振込先
三井住友銀行 鹿 児 島 支 店 普通口座 828282
肥後銀行
鹿 児 島 支 店 普通口座 1055554
南日本銀行 本
店 普通口座 230800
鹿児島銀行 きしゃば支店 普通口座 406700
沖縄銀行
本
店 普通口座 1278721
郵便振替口座
02010−8−32878
口座名
南日本カルチャーセンター
※必ず参加者名で送金してください。
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み
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意
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日
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集
合
時
間
な
ど
の
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案
内
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ま
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特に注意する事項
プログラム条件の基準/運賃、料金改定による研修費用の変更
(1)このプログラムは平成20年1月20日現在の運賃・料金を基準として
おります。
(2)当社は、利用する運送機関の運賃・料金が著しい経済情勢の変化等に
より、通常想定される程度を大幅に越えて増額又は減額されるときは、
その増額又は減額される金額の範囲内で研修費用の額を増加又は減少
することがあります。
(3)前項の定めるところにより研修費用を増額するときは、研修開始日の
前日から起算してさかのぼり15日目に当たる日より前に参加者にその
旨を通知します。
(4)前々項の定めるところにより研修費用を減額するときは、利用する運
送機関の運賃・料金の減少額だけ研修費用を減額します。
(5)研修の実施に要する費用の減少を伴う契約内容の変更又は前項の規定
に基づく研修の実施に要する費用の増加を伴う契約内容の変更(いわ
ゆる運送・宿泊機関の過剰予約等のように、サービスの提供が行われ
ているにもかかわらず、運送、宿泊機関等の座席、部屋その他の諸設
備を利用できない場合を除く)がなされたときは、当該契約内容の変
更の際にその範囲内において研修費用を変更することがあります。
(6)運送・宿泊機関などの利用人数により研修費用が異なる募集型企画旅
行で、契約成立後に当社の責に帰すべき事由によらず当該利用人数が
変更となったときは、研修費用の額を変更することがあります。なお、
その場合契約を解除された参加者より所定の取消料を頂きます。
− 13 −
プログラム契約内容の変更
当社は、天災地変、戦乱、暴動、運送・宿泊機関等のプログラムサ
ービス提供の中止、官公署の命令、当社の運行計画によらない運送サ
ービスの提供(遅延、目的地空港の変更等)その他当社の関与し得な
い事由が生じた場合において、プログラムの安全かつ円滑な実施をは
かるためやむを得ないときは、参加者にあらかじめ速やかに当該事由
が関与し得ないものである理由などを説明して、研修日程、プログラ
ムサービスの内容その他の募集型企画旅行契約の内容を変更すること
があります。ただし、緊急の場合において、やむを得ないときは、変
更後に説明します。
プログラム契約の解除
1.参加者の解除権
(1)参加者はいつでも所定の取消料を支払い、プログラム契約を解除する
ことができます。
(2)次に掲げる場合においては、研修開始前に取消料を支払うことなくプ
ログラム契約を解除することができます。
①契約内容が変更されたとき。ただしその変更が当社標準旅行業約款(以
下約款という)第29条に掲げるものその他の重要なものであるときに
限ります。
②約款第14条第1項の規定に基づいて研修費用が増額されたとき。
③天災地変、戦乱、暴動、運送・宿泊機関などのサービス提供の中止、
官公署の命令その他の事由により、プログラムの安全かつ円滑な実
施が不可能となり、又は不可能となるおそれが極めて大きいとき。
④当社が参加者に対して約款第10条第1項の期日までに確定書面を交
付しなかったとき。
⑤当社の責に帰すべき事由により契約書面に記載したプログラム日程
に従ったプログラム実施が不可能になったとき。
(3)参加者は研修開始後において参加者の責に帰すべき事由によらず、契
約書面に記載したプログラムサービスを受領できなくなったとき又は
当社がその旨を告げたときは、第1項の規定にかかわらず、取消料を
支払うことなくプログラムサービスの当該受領できなくなった部分の
契約を解除することができます。
2.当社の解除権(プログラム開始前)
(1)当社は次に掲げる場合において、参加者にあらかじめ理由を説明して、
プログラム開始前にプログラム契約を解除することがあります。
①参加者が当社があらかじめ明示した性別、年齢、資格、技能その他
の参加者の条件を満たしていないことが判明したとき。
②参加者が病気その他の理由により、当該プログラムに耐えられない
と認められるとき。
③参加者が他の参加者に迷惑を及ぼし、又は団体行動の円滑な実施を
妨げるおそれがあると認められるとき。
④参加者が契約内容に関し、合理的な範囲を超える負担を求めたとき。
⑤参加者が契約書面に記載した最小催行人員に達しなかったとき。
⑥天災地変、戦乱、暴動、運送・宿泊機関等のプログラムサービス提
供の中止、官公署の命令その他当社の関与し得ない事由により、契
約書面に記載したプログラム日程に従ったプログラムの安全かつ円
滑な実施が不可能となり、又は不可能となるおそれが極めて大きい
とき。
(2)参加者が約款第12条第1項の契約書面に記載する期日までに研修費用
を支払わないときは、当該期日の翌日において、参加者が募集型企画
旅行契約を解除したものとします。この場合において、参加者は当社
に対し、約款第16条第1項に定める取消料に相当する違約料を支払わ
なければなりません。
(3)当社は約款第1項第5号に掲げる事由により募集型企画旅行契約を解
除しようとするときは、プログラム開始日の前日から起算してさかの
ぼり23日目(ピーク時は33日目)に当たる日より前にプログラムを
中止する旨を参加者に通知します。
3.当社の解除権(プログラム開始後)
(1)当社は次に掲げる場合においては、プログラムを開始後でも参加者に
あらかじめ理由を説明して、募集型企画旅行契約の一部を解除するこ
とがあります。
①参加者が病気その他の事由によりプログラムの継続に耐えられない
とき。
②参加者がプログラムを安全かつ円滑に実施するための引率者の指示
に従わないなど団体行動の規律を乱し、当該プログラムの安全かつ
円滑な実施を妨げるとき。
③天災地変、戦乱、暴動、運送・宿泊機関のサービス提供の中止、官
公署の命令、その他の当社の関与し得ない事由により、プログラム
の継続が不可能になったとき。
(2)当社がプログラム開始後に募集型企画旅行契約を解除したときは、当
社と参加者の間の契約関係は、将来に向かってのみ消滅します。この
場合において、参加者が既に提供を受けたプログラムサービスに関す
る当社の債務については、有効な弁済がなされたものとします。
(3)当社が前記の①③によりプログラム契約を解除したときは、参加者の
求めに応じて出発地に戻るために必要な手配をします。但し出発地に
戻るための費用は参加者負担とします。
当社の責任/参加者の責任
(1)当社は、募集型企画旅行契約の履行に当たって、当社又は当社が手配
を代行させる者(以下「手配代行者」という)が故意又は過失により
参加者に損害を与えたときは、参加者が被られた損害を賠償します。
但し、損害の発生の翌日から起算して2年以内に当社に対して通知が
あった場合に限ります。
(2)旅行者が天災地変、戦乱、暴動、運送・宿泊機関等の旅行サービス提
供の中止、官公署の命令その他の当社又は当社の手配代行者の関与し
得ない事由により損害を被ったときは、当社は、前項の場合を除き、
その損害を賠償する責任を負うものではありません。
(3)当社は手荷物について生じた第1項の損害については、同項の規定に
かかわらず、損害発生の翌日から起算して21日以内に当社に対し通知
があった時に限り、参加者1名につき15万円を限度として賠償します。
(4)参加者の責任については、参加者の故意、過失により当社が損害を受
けた場合は、当社は参加者からの損害の賠償を申し受けます。
特別補償
(1)当社は約款第27条第1項に基づく当社の責任が生ずるか否かを問わず、
募集型企画旅行約款別紙の特別補償規定で定めるところにより、参加
者が研修中にその身体、生命、又は手荷物の上に被った一定の損害に
ついて、補償金及び見舞金を支払います。
(2)前項の損害について当社が約款第27条第1項の規定に基づく責任を負
うときは、その責任に基づいて支払うべき損害賠償金の額の限度にお
いて、当社が支払うべき前項の補償金は、当該損害賠償金とみなしま
す。
(3)前項に規定する場合において、第1項の規定に基づく当社の補償金支
払義務は、当社が約款第27条第1項の規定に基づいて支払うべき損害
賠償金(前項の規定により損害賠償金とみなされる補償金を含みます。
)
に相当する額だけ縮減するものとします。
(4)当社の募集型企画旅行参加中の参加者を対象として、別途の研修費用
を収受して実施する募集型企画旅行(オプショナルツアー)について
は、主たる募集型企画旅行契約の一部として取り扱います。
旅程保証
(1)当社は、下記に掲げる契約内容の重要な変更(サービスの提供が行わ
れているにもかかわらず、運送・宿泊機関などの座席、部屋その他諸
設備の不足が発生したことによるもの以外の、次の各号に掲げる変更
を除く)が生じた場合は、研修費用の1%〜5%に相当する額以上の変
更補償金を研修終了日の翌日から起算して30日以内に参加者に対して
支払います。
①ア.天災地変 イ.戦乱 ウ.暴動 エ.官公署の命令
オ.運送・宿泊機関等のサービスの提供の中止
カ.当初の運行計画によらない運送サービスの提供
キ.参加者の生命または身体の安全確保のために必要な措置
②約款第16条から第18条までの規定に基づいて募集型企画旅行契約
が解除された部分にかかわる変更。
(2)上記にかかわらず、当社が一つの募集型企画旅行契約につき支払う変
更補償金の額は、研修費用に当社の定める率(15%)を乗じた額を上
限とします。また、一つの募集型企画旅行契約につき支払うべき変更
補償金の額が1000円未満であるときは、変更補償金は支払いません。
(3)変更補償金の支払いが必要となる変更
1.契約書面に記載した研修開始日又は終了日の変更。
2.契約書面に記載した入場する観光地又は観光施設、その他の研修
目的地の変更。
3.契約書面に記載した運送機関の等級又は設備のより低い料金のも
のへの変更(変更後の等級及び設備のそれを下回った場合に限る)
4.契約書面に記載した運送機関の種類又は会社名の変更。
5.契約書面に記載した宿泊機関の種類又は名称の変更。
6.契約書面に記載した宿泊機関の客室の種類、設備又は景観の変更。
7.前各号に掲げる変更のうち契約書面のツアータイトル中に記載が
あった事項の変更。
− 14 −
法律的指示事項
このプログラムは、株式会社南日本カルチャーセンター(本社:鹿
児島市下荒田3丁目16番19号、国土交通大臣登録旅行業第1355号)
が企画、実施するものです。プログラム条件につきましては、最終日
程、及び株式会社南日本カルチャーセンターの標準旅行業約款(募集
型企画旅行契約の部)によります。なお、株式会社南日本カルチャー
センターは、自ら旅行サービスを提供するものではありません。
Question and Answer
Q01:クラブ活動の試合の日程と重なって、スケジュー
ルが合わないのですが。
A01:出発日は、原則的に7月21日から7月30日までの10
日間にわたり、12グループが次々に九州から出発
していきます。センター職員が現地に常駐していま
すので、ご質問のようなスケジュールの折合いがつ
かない場合でも、このプログラムは対応できる場合
があります。例えば、本来のグループの出発日から
遅れて、他のグループと出発して現地で合流したり、
少し早めに他のグループと帰国したりすることも可
能です。いろいろなスケジュールや日程の変更など
が起きた場合でも、対応することができる場合があ
りますので、このような場合、申込まれる前に、担
当者にご相談ください。
在では、ホームステイは国際交流の「目的」でしか
ありません。すなわち、ホームステイすること自体
が目的となっているのが現状です。ホームステイす
ることが目的化して、「異文化理解」の目的がおざ
なりになり、見失われ、本来の教育性を持つプログ
ラムが、娯楽性を持った海外旅行へと変化していま
す。これが時代の流れなのでしょうが、センターで
は、30年前の理念同様、参加者の「自立」をベー
スにした人材育成であり、
「異文化理解」
「相互理解」
を目的とした方法論であると、ホームステイを位置
づけております。
Q05:観光旅行とホームステイの違いは何ですか。
A05:基本的に、「ホームステイは観光ではない」という言
い方をしますが、それは、厳密な表現ではありませ
ん。何故ならば、実際にはホームステイという滞在
方法ではあるけれど、実質的に観光旅行であるとい
うのは、いくらでも存在するからです。すなわち、
ホームステイという形を変えた観光旅行であり、ホ
ームステイとは、学生のための海外旅行というよう
な現状があります。理念的に、「ホームステイは観
光旅行であってはならない」という表現が、適切で
はありますが、残念ながら、数多くのホームステイ
プログラムにおいて、現実は程遠いものがあります。
観光旅行とホームステイの違いを端的に述べるなら、
「娯楽性と教育性」の違いでしょう。観光旅行はレ
ジャーであり、ホームステイは学習なのですが、そ
の線引きがあいまいな状態になっております。セン
ターのホームステイは、教育性を追求する異文化理
解研修プログラムですので、娯楽性の持つ「楽しさ」
「面白さ」
「気楽さ」より、教育性の持つ「厳しさ」
「困難さ」「大変さ」に満ちていることをご理解い
ただきたいと思います。
Q02:小学生でもやっていけますか。
A02:コミュニケーション方法で、最も便利で、効果的な
ものは「言語」です。当然、我々には母国語という
ものがあり、その道具を使ってコミュニケーション
を図ります。ところが、ホームステイに参加する場
合、異言語であるため、その道具を所有していませ
ん。だから、コミュニケーションがスムーズにいか
ないという事実はありますが、全然コミュニケーシ
ョンができないということはありません。それは、
コミュニケーション方法には「非言語」によるもの
が数多くあり、我々は「言語」以上に「非言語」に
よって多くの情報を得ているからです。例えば、電
話を利用してコミュニケーションする場合、そこに
は「言語」しか存在せず、「非言語」による情報は
全くありません。だから、数多くの誤解が電話での
コミュニケーションには発生するのです。ホームス
テイの場合、現場に参加者はいます。すなわち、時
間と空間を共有していますので、相手に理解しよう
という気持ちがあり、こちらが伝えたいという意思
がある限り、コミュニケーションは可能なのです。
ですから、小学生であっても伝えたいという意思が
あれば、充分にやっていくことはできるのです。
Q06:アメリカ以外にプログラムはないのですか。
A 0 6:結論から申し上げますと、このプログラムでは、ア
Q03:英会話に自信がありませんが。
A03:参加者にとって最も必要なのは、学ぼうとする意欲
があるかどうかです。ホストファミリーの方々の多
くは、紙、ペンなどを用意してゆっくりと話してく
れますし、それでもわからなければ、絵を書いたり、
辞書を引いて話しかけたりしてくれますので、英語
についての基礎的な知識と英語を学ぼうとする意欲
があれば充分です。例年、最年少の生徒が大活躍し
ますが、それは英語に対する学習意欲があるからで
しょう。要するに、口先だけではなく、「ことばと
心のふれ合い」が大切なのです。
Q04:ホームステイとは何ですか。
A04:今から約30年ほど前、ホームステイは、異文化理
解、相互理解のための「方法」でした。しかし、現
− 15 −
メリカしか取り扱っておりません。でも、それには
センターなりの大きな理由があります。ホームステ
イは、子ども達に信じがたいほどの多大の影響を与
えます。ですから、初めて、ホームステイする場合、
その対象国選定は、大変大事なこととセンターでは
考えております。ご存知の通り、アメリカは世界の
リーダーシップを取っている国の一つであることは、
誰もが認めるところでしょう。政治においても、経
済でも、教育でも、産業でも、科学でも、世界の中
心地であり、アメリカ抜きで世界を考えることは、
現実的ではありません。もちろん、人種や民族問題、
犯罪や治安の問題、環境問題、移民問題など、数多
くの国内問題をも内包しつつ、世界で唯一の超大国
としての地位を築きつつあります。一方、日本は、
経済においてはGNPベースで、世界第2位の経済大
国であり、確かな先端技術を有する先進国家であり
ます。そのような国に生まれ育った日本の若者たち
が、初めて海外に赴き、その国の家庭生活や市民生
活、社会生活を通して、向上的な何かを一般論とし
て学び、体験し、刺激を受け、動機づけを期待する
のであれば、日本以上の先進国家に行くことの必要
性を、センターでは優先順位の一番目に考えている
わけです。
Q09:オリエンテーションの内容を説明してください。
A 0 9:オリエンテーションは3回行われます。1回目は6月
の休日に、参加者と保護者を対象に九州各県の6会
場で行われ、内容は、「異文化理解について」「ホー
ムステイの学習の仕方」「危機管理」「出発準備」な
どをセンターが担当して行います。2回目は7月上
旬から中旬にかけての休日に、参加者のみを対象に
九州各県で行われ、「出発集合などの説明」「ステイ
地について」「規則や注意事項」「グループ学習」な
どについての説明や打ち合わせなどが行われます。
3回目は国際線出発前日に空港近くのホテルで、危
機管理や異文化摩擦の「ケーススタディ」を行いま
す。さらに、帰国後は、「異文化体験報告会」が実
施され、数多くの国際交流体験者が陥りやすい問題
点を指摘し、帰国後の「家庭生活でのあり方」「学
校生活でのあり方」などの指導を行ってまいります。
これらの一連の内容は、この貴重な国際交流のプロ
グラムの成果を高めるために、極めて大切なことで
す。なお、九州以外からの参加者のためには、オリ
エンテーションの録音テープを郵送することで対応
しております。
Q07:一人で参加する勇気がありません。
A 0 7:プログラムに参加するためには、二つの要件が必要
です。それは、「親が許可すること」「本人に参加す
る意志があること」です。簡単な要件ですが、親が
許可しているのに本人が希望しない場合や、本人が
希望しているのに親が許可しない場合が、非常に多
いのです。基本的に、前者は「男子学生」に多く、
後者は「女子学生」に多く見られるケースです。つ
まり、男子学生の場合は、親は参加させようとしま
すが、本人は行きたがりません。反面、女子学生は
行きたがりますが、親が許可しません。一般論とし
て、親は何故、参加させたいのでしょうか。プログ
ラムの参加に、あなたの両親は何を求めているので
しょうか。おそらく、その必要性を感じているから
でしょう。親として、プログラム参加は、子どもで
あるあなたに必要なことと考えているのでしょう。
もし、あなたに参加する勇気がないとするなら、あ
なたの親は、その勇気をあなたに求めているのかも
しれません。参加するという勇気は、自己との戦い
です。これまでのすべての参加者は、この戦いの中
で、不安になり、弱気になりながらも、一歩前に進
む決断を下したのです。でも、その陰には、一歩前
に進む勇気がなくて、後悔した人をセンタースタッ
フはたくさん知っております。戦わずして後悔する
より、たとえ戦って惨敗したとしても、そこに意義
を見つけて前進する、そんなしたたかで、向上的な
考え方をして欲しいと思います。
Q1 0:ホームステイに参加して何が得られますか。
A 1 0:最もご指摘できるものは「自立」です。これに関し
ては、「保護者の皆様へ」のページで詳述してあり
ますので、これ以外のことについて敷延してみたい
と思います。一般的に、英語の勉強になるからとい
う理由で、参加を希望される人がいますが、一概に、
参加しさえすれば、英語の勉強になるとは、必ずし
も思えません。もし、英語力がついたと実感した参
加者がいたとするなら、英語が好きな人だったか、
事前に、英語の勉強をした人でしょう。さらに、国
際感覚を身につけさせたいという保護者の希望もあ
り、参加される人もいますが、海外の家庭で生活す
るだけで、国際感覚が身につくというのは、妄想で
しょう。いくらホームステイであっても、漫然と参
加されるだけだったら、それは観光旅行以外の何物
でもありません。センターでは、ガイドブックをお
渡しし、交流のあり方から、学習の仕方までを事前
に指導します。これらの指導に従い、自分の目的を
持って事前に準備、学習されたものから確実に貴重
なものが得られるのです。
Q08:何年生でホームステイするのがベストでしょうか。
A 0 8:このプログラムの中核にあり、根底に流れているテ
ーマは、「自立」です。その意味では、より早くか
ら参加することで、親からの自立に目覚め、客観的
な視点を培うことに役立ちます。以上のことはプロ
グラムの総論的な成果として指摘できます。次に、
参加年齢による効率性を論じた場合、絶対的に、ど
の学年で参加することが最も得策であるという判断
は、極めて困難であり、相対性があります。例えば、
小学生での参加は、「国際理解に関する動機付け」
としての意味合いが濃く、中学生での参加は、「英
語学習への動機付け」と位置づけられ、基本的に
15歳以下のプログラム参加は、一言で言えば「き
っかけ作り」でしかありません。次に、高校生、大
学生の参加は、実際に英語という言語を使って、
「異
文化理解」や「英語力の向上」という実質的内容を
伴うものへと、その参加目的は変化していきます。
ですから、どの学年で参加したらいいかとお考えに
なる前に、何の目的で、ホームステイに参加しよう
としているのかという視点で、お考えになることを
お勧めいたします。
Q1 1:ホストファミリーはどのような方々ですか。
A 1 1:職業や宗教、人種や家族構成も様々です。必ずしも
− 16 −
ご夫婦で、子供がいて、子供達の年齢が同世代であ
るとは限りません。ホストファミリーについて共通
していえる事は、すべてのホストファミリーは日本
に関心があったり、日本人や日本の文化に興味をも
っていらっしゃったりする方々です。そして、ボラ
ンティアでお世話してくださいます。もし、同様の
スケジュールをホテルに滞在しながら実施すれば、
少なくとも研修費用は10万円以上の負担増になり
ます。ホームステイする事によって、宿泊費がなく
なり、食費も外食をしない分だけ安くなるため、こ
のような長期滞在が可能となってくるわけです。で
すから、家庭生活ではステイさせて頂いている事に
感謝し、ギブアンドテイクの精神を貫いて頂きたい
ものです。なぜなら、ホテルはお金さえ払えば誰で
も滞在させてくれますが、ホームステイは、そこの
家庭の人が同意されなかったら、いくらお金を払っ
てもステイできないからです。彼らのボランティア
の気持ちを踏みにじる事のないように、「自分はホ
ストファミリーのために何をしてあげられるか」と
いう気持ちを常にいだきながら、彼らとの家庭生活
を過ごして欲しいものです。
人の米国人教師が加わり、日本の引率指導者とあわ
せて3名の先生方が、約30名の生徒のお世話をされ
ることになります。また、センターから日本人スタ
ッフ4名が常駐し、何らかのトラブルが発生した場合、
直接、現地に赴き、3名の先生方と相談しながら、
対応してまいります。
Q1 6:治安は良いのでしょうか。
A 1 6:ステイ地の選択については、センターの30年間のホ
ームステイ実績を活かして、特に考慮されています。
参加者が安全、かつ快適に生活できるよう、郊外に
ステイ地を設けてあります。しかし、この質問の中
で最も大事なことは、「危機管理の指導」にあると
センターでは考えております。いくら治安の良いと
ころに滞在しても、異文化の生活では情報が不足し、
知らないがゆえに、危険な行動を自らが行うことが
多々あります。実際に、日本人が海外で遭遇する事
故、事件の数多くは、「危機管理の欠落」を原因と
していると言っても過言ではありません。自国が極
めて安全な環境であるがゆえに、我々日本人は、海
外でも同様の感覚で過ごしてしまいがちです。その
ような意味と、そのような姿勢でいる限りは、治安
が良いと答えられる海外は、現存しないのかもしれ
ません。このような視点に立って、センターでは「危
機管理の指導」に徹底したオリエンテーションを開
いております。センターで作成した「ケーススタデ
ィ」と「ホームステイにおける危機管理」を利用し
て、合計3時間にわたり、「危機管理」について指導
いたします。また、期間中はセンターの日本人スタ
ッフが4名常駐しており、異文化摩擦のカウンセラ
ーとして問題解決にあたるなど、万全の態勢で臨ん
でおります。過去30年間にわたり、1万人を超える
参加者が何ら事故、事件に巻き込まれることなく、
プログラムが運営され続けていることも、このよう
な理由に基づくものと考えております。
Q1 2:ホームステイ地を希望できますか。
A 1 2:原則として、ホームステイ地は希望できません。な
ぜなら、このプログラムは観光旅行ではなく、異文
化学習を目的とするホームステイプログラムであり、
観光旅行のように、希望の訪問先へ行くということ
が目的ではないからです。センターでは、参加者の
性別、学年などを考慮して、適正配置しております。
もし、特別な理由で、ステイ地を希望されることが
ありましたら、担当者にご相談ください。
Q1 3:現地での授業はどのような内容ですか。
A 1 3:水曜日を除く午前中は、毎日、正午までアカデミッ
クセンターで授業が行われます。この授業は、2名
の現地の先生が担当し、引率指導者は助言程度で、
オブザーバーとして授業に参加されます。授業の内
容は、英語で行われますが、英会話を教えるのでは
なく、毎日の家庭生活に役立つようなアメリカの文
化の紹介が、テキストとして配布され、その内容に
そって行われます。例えば、郵便物の出し方、電話
のかけ方、お金の説明、アメリカの家庭生活の役割
分担についてなどです。また、発声練習や文型の応
用、英語の歌やゲームなども取り入れられておりま
す。さらに、授業の最後には、毎日、宿題が出され、
その内容は、ホストファミリーと一緒にやらなけれ
ばできないようなものになっています。そのねらい
は、宿題を通して、生徒にホストファミリーと会話
や交流をさせようというところにあります。
Q17:ホームシックは、どうすればいいのでしょうか。
A 1 7:ホームシックといっても、人それぞれに、症状は異
Q1 4:ホームステイは1人で滞在するのですか。
A 1 4:原則的には1人で滞在します。しかし、ホストファ
ミリーの決定は、8ページや10ページで説明されて
ある通り、ホストファミリー側の希望で行われます
ので、最初から2人の学生を滞在させることを希望
しているホストファミリーも数多くいらっしゃいま
す。また、2家庭から希望されて2週間ずつ2家庭に
ホームステイするというケースもあります。2007
年度のプログラムでは参加者の76%が1人で滞在し、
24%の人が2人一緒にステイしております。
Q1 5:どのような方々がお世話されるのですか。
A 1 5:まず、出発から帰国まで、1グループ約30名の生徒
に一人の割合で、日本人の引率指導者が同行し、ホ
ームステイ期間中、同じ町に滞在して参加者のお世
話をいたします。また、現地では、1グループに2
− 17 −
なります。単なる、「日本が恋しい」「日本食が食べ
たい」
「お母さんに会いたい」というような気持ちは、
ほとんどの参加者が期間中に一度は思うものであり、
むしろ自然なことですので、この程度のことで心配
することは何もありません。ところが、これらのも
のが、「食事がまったく喉を通らない」「ふさぎこん
で、無口になったり、問題行動を起こそうとしたり
する」「泣きわめく」などと、段階的に異なる症状
に発展していくことが見られます。このような症状
が見られるようになった場合、日本人スタッフがカ
ウンセラーとして対応してまいります。センターの
日本人スタッフは過去に数多くの経験を踏まえてお
りますので、最良の判断と適切な処置が取られると
思います。ただし、上記のような重度のホームシッ
クになる確率は1%以下であり、さらに1週間以上
も継続するような状態が続いた事例は、1万人以上
の参加者の中で、わずかに2名発生しただけですので、
ご心配されるほどのことではありません。通常の場
合は、時間の経過と、異文化に順応していくにつれ
て、ホームシックは必ずおさまっていきます。
Q22:申込み後、どの様な準備をしたらいいのですか。
A 2 2:申し込み手続きをされてから、皆さん方がやらなけ
ればならないのは英語の勉強です。申し込み後、セ
ンターからガイドブックが送られてきますが、その
中には、皆さんがホームステイ期間中、必要と思わ
れる238の英会話文を掲載してあります。もちろん、
発音例を録音したCDもお渡ししますので、出発ま
でにこの238文を丸暗記するよう心がけてください。
特別、英会話学校に通う必要はありませんが、希望
者には、県によって、このホームステイに参加され
る方だけを対象として「ホームステイ英会話」を無
料で開校しますので、事前にお問い合わせください。
なお、研修準備や、おみやげ、スーツケースなどに
関する説明は、6月と7月に1回ずつ、オリエンテー
ション(事前研修会)を開き、その際に詳細を説明
しますので、それまでは英語の勉強を除いては、一
切準備されるものはありません。
Q1 8:ホームステイ期間中、困ったことが起きたら、
どうすればよいのでしょうか。
A 1 8:各グループには、日本人の引率指導者がおりますの
で、まずは、引率指導者に直接、日本語で相談して
ください。引率指導者は通常、日本の英語の先生で
あることが多いですので、現地の先生と相談したり
して、参加者の皆さんに適切な助言をしてください
ます。ただし、引率指導者でも、現地の先生でも、
判断に困ることや、対応できない問題も、実際には
数多く発生します。その場合は、センターの経験を
積んだ異文化摩擦のスペシャリストが、直接現場に
行き、話し合いながら、前向きに問題解決にあたっ
ていきます。
Q1 9:おこづかいは、いくら必要ですか。
A 1 9:このプログラムは研修です。従って無駄使いは厳に
慎んでください。高額のお金の所持はトラブルの原
因となります。以上の事から、センターでは下記の
金額を最高額としておりますので厳守してください。
小・中学生300ドル、高校生・大学生400ドル
Q2 3:ホームステイ期間中、いろいろなトラブルが発
生すると聞きましたが、本当ですか。
A 2 3:本当です。トラブルは大なり、小なり、必ず発生し
Q2 0:期間中、現地の様子がわかりますか。
A 2 0:ホームステイ期間中、センターでは現地の様子を、
センターのホームページ上で公開しております。グ
ループ活動の様子を日記形式で報告し、写真もグル
ープごとに、掲載いたします。また、引率指導者や
現地の先生、参加者の様子などもグループごとに動
画ファイルにして、日本の保護者や関係者の皆様が
ご覧いただけるようにしてあります。昨年のものは、
現在も公開中ですので、ご参考までにご覧ください。
URL:www.mncc.jp
Q21:病気やけがをしたらどうしたらいいのですか。
A 21:このプログラムは、参加者数の多さと実績において
は、全国的にも有数なプログラムの一つですので、
病気やけがの場合でも、万全の態勢がとられており
ます。例えば、滞在中、病気やけがをした場合の治
療費、携行品を盗まれた場合の補償、また、参加者
が他人に迷惑をかけて、損害賠償を請求されたりし
た場合など、様々な事故等に対応できるように、主
催者名で参加者全員を対象とした保険に加入してお
ります。その補償額は下記の通りです。なお、さら
に上乗せして補償を希望される方には任意保険も準
備しております。
死亡・後遺障害
(特別補償2,500万円を含む)
治療・救援費用
疾病死亡
賠償責任
携行品
(免責3,000円)
5,000万円
500万円
2,000万円
10,000万円
15万円
− 18 −
ます。ですから、異文化学習においては、「始めに
問題ありき」という考え方が、センターにはありま
す。センター職員が異文化交流アドバイザーとして
4名も常駐するのもそのためです。でも、このトラ
ブルを恐れることは間違いです。トラブルから何を
学習するかという姿勢の方が大事です。つまり、ホ
ームステイに参加するということは、この異文化な
らではの違いに対して、どう対応するかなのです。
その違いに対して戸惑いながらも、刺激を受け、好
奇心が生まれ、さらなる興味を抱けば、そこには知
的向上心や快感が生まれます。参加者がこの方向へ
と流れていけば、トラブルを自覚することはありま
せん。ところが、もし、あなたがその違いに戸惑い、
閉口し、不快に感じ、排他的になれば、異文化での
生活には苦痛が伴います。そして、それはトラブル
となり、周囲の方々を巻き込んでいきます。そして
その時が、センタースタッフの出番なのです。トラ
ブルを心配することはありません。常に、センター
スタッフがあなたの近くにおります。
引
率
指
導
録
大分県日田市立津江中学校 伊 藤 智恵美
7月25日(水)
長い長い空の旅を終え、サンフランシスコ国際空港に降り立った。
機内では皆落ち着いて静かに過ごし、3〜4時間ほど睡眠をとった
ようだ。チェックを受けゲート外に出ると、TCやホストファミリ
ーが待っており、生徒たちと一人ひとり握手して歓迎してくれた。
生徒たちはみな、パッと笑顔になり、現地での生活が始まった瞬間
を実感した様子であった。その後バスでAuburnへ。夕方(といっ
ても9:00pm近くまで外は明るい)には、近くの公園でウェルカム
パーティー。ホストファミリーが手料理を持ち寄って、皆でとって
食べるという夕食会となった。ここで各生徒が自分のホストファミ
リーと出会った。自分のホストファミリーが現れると、大きな笑顔
になり、ホストファミリーも彼らを見つけると、生徒の名前を呼ん
で両腕を広げる。そして、歓迎のハグ。大きな腕の中で安心した表
情を見せた。そして各家庭へ。今から始まる生活に興奮と不安を抱
えながら、それぞれのホストファミリーの車にのりこみ、公園を後
にした。
7月27日(金)
Sacramentoへ終日研修。最初に歴史公園を見学し、開拓の時代
の生活を再現・展示しているのを見て回った。次に州庁舎(State
Capital Building)の見学へ。現在の知事がアーノルドシュワルツ
ネッガーということもあり、生徒たちは、庁舎内に入るのをとても
期待している。中にツアーガイドがいて、案内され説明を受ける。
私が通訳しながら内容を伝えていった。「Any questions?(質問は
ないかしら?)」ときかれて、生徒4〜5人が挙手し、質問。通訳を
介しての質疑応答であるが、これは大変良いことである。ガイドさ
んの話を聞いているという証であり、彼らは非常に喜ぶ。様子を見
ていたTC達はひどく感激し、「今までの日本人の生徒で、質問する
のを見たことがない。なんてすばらしい生徒なの!すごく嬉しい」
と言って、ガイドさんにもその事を伝えていた。その後執務室へ。
知事は不在であったが、知事の写真等があり、カメラにおさめた。
今日は、人が前で説明している時は私的なことはやめ、私語せずに
聞くのが当たり前だというルールを求められた。彼らはこのルール
を間もなく身につけるであろう。なぜなら、人前で質問するという
たくましさがあり、米国の生活に適応しようとする努力が随所に伺
えるからだ。
8月1日(水)
いつもと違って、今朝はCDF(California Department of Forestry)
で生徒たちと会うことになっている。森林管理局というような所で
ある。消防車、ヘリコプター、ブルドーザー等があり、森林火災の
多いこのあたりでは、非常に大切な役割を果たしてくれている。森
林火災の時に身につける服や建物火災の時に身につける衣服や酸素
ボンベなども実際に着用して説明してくれた。消防車の中やヘリコ
プターの中を見せてもらった時は、とても興味深く観察していた。
その後は、公共バスに乗って移動し、警察署の見学をした。説明を
してくれた警察官はとても親しみ易く、時々、ジョークを交えなが
ら色々なところを案内してくれた。日本でもめったに見られないこ
ともあり、1つひとつの部屋に入ってみるたびに、「ワァーッ」と
いう驚きの声をかくせないでいた。このツアーの終りに白バイの上
に1人ひとり乗せてもらい記念写真をとりあって、興奮した気持ち
で警察署を後にした。つけ加えると、ここでも5〜6名の生徒が挙
手して質問をした。何とも嬉しい光景である。
8月3日(金)
9:00−10:30amまで教会で学習。発音練習を中心に学習した。
発音にはまだ自信がもてないのかリピートする声がいつもの元気ほ
どはない。実際の場では、彼らの英語は通じているのだが・・・。よ
り上達するためにも、自信をもってくり返し、身につけて欲しい。
11:00amからSierra大学を見学した。スポーツに関してはかなり
高い評価を受けている大学で敷地も広く、様々な施設も十分に整っ
ている。日本からの留学生もいて、本日はツアーの通訳をして一緒
に巡ってくれた。大学の施設の話よりもこの留学生の流ちょうな英
語に生徒の関心は集まり、たちまちあこがれの人となった。自分も
彼女のように留学してアメリカ生活をしたいという生徒もいた。
8月6日(月)
今日は1日、ボランティアとして働く日。洗車を3ドルでして、
かせいだお金はAuburnの若者が日本にホームステイする資金の一
部にする。私達を迎え入れてくれているホストファミリーへのお礼
(お返し)でもある。日本からもってきた小物なども、買ってもら
いその一部にする。まずはCar Wash(洗車)の手順の説明を受け、
TCであるナンシーの車で練習。その後は4つのパートに分かれ、車
に呼びかけてcar washするよう促すグループ、水をかけ洗うグル
ープ、洗車の終わった車をタオルでふくグループ、交代で休憩をと
るグループで、1時間ずつのローテーションとなった。初めは来て
くれるのだろうかと心配であったが、1台、次にまた1台と、とぎ
れることなく車が入ってきた。生徒たちも最初は不慣れであったが、
だんだんと上達し、次々と手際よく車を一気に仕上げていった。そ
して終ると「Thank you」と言ってドライバーと別れていた。ず
い分、入ってくるので通りの方にでてみると、呼び込みグループが
更に二手に分かれ、大きな声で紙を見せながらCar Wash! Car Wash!
と呼びこんでいる。なかなか威勢がよい。上手くドライバーにアピ
ールしていた。本日の収益は約450ドル。みんなよく働きました。
8月10日(金)
午前中、教会にて学習。今日はオーバンの町で各自昼食をとるの
で、レストランやファーストフード店での支払い方を事前に学習し
た。メニューの値段は、食事の支払いの際に消費税がかかるので、
余分にお金をもっておかねばならない。また、ウエイターやウエイ
トレスがいる所では更に支払い額の15%以上のチップをテーブル
に置いて席を立つようになっている。このチップ制度は日本ではな
じみが薄いので、TC達の寸劇を見て、理解を深めた。昼近くになり、
時計台の下まで行き、待ち合わせ場所とした。小グループで各々に
食事場所へと散っていった。2時間後、時計台に集まり話を聞くと、
焼きうどんのようなものを食べたり、サラダレストランで食べたり、
ピザを食べたりと自分たちで食事をきちんと済ませることができて
いた。
8月14日(火)
今日は文化交流で、「日本の休日」について説明する日。まず
アメリカの休日をホストファミリーが紹介してくれた。クリスマス、
バレンタイン、イースター、感謝祭、ハロウィーンであった。クリ
スマス用に家庭で焼くクッキーの紹介や、バレンタインカードの作
成、イースターで使う玉子の着色、パンプキンパイ、ハロウィーン
の衣装など雰囲気が十分伝わるようプレゼンしてくれた。その後、
交代で日本の休日の説明をした。5つのグループに分かれ、テーブ
ル毎に集まってくるホストファミリーたちに一生懸命説明している。
一緒に折り紙でかぶとを折ったり、短冊に願い事を書いてもらって
笹につけたり、ひな祭りの様子を絵で説明したり、正月用の鏡もち
を何とか作って上にはカリフォルニアオレンジをのせたり、ぜんざ
いをふるまったりしていた。ホストファミリーから色々と質問され、
答えに窮する場面もあった。意外と起源やそれぞれの品物が表す意
味を知らないものである。聞かれて「えっ?」という表情の生徒も
いた。アメリカと日本の両方について学ぶ良い機会であった。
8月17日(金)
放課後、別れて帰る前に高校生を中心に自分たちの今の行動や相
手への接し方を振り返る提案がなされた。このプログラムに参加し
た目的をお互いにもう一度振り返り、自分がついつい誰かに依存し
ていないか、与えられるばかりで自分から与えることを忘れていな
いか、最後の3日間は、してもらうのではなく、ホストファミリー
や一緒に来た仲間に自分が何をしてあげられるか、それを考えよう
という中身のものであった。みんな黙って話に耳を傾け、雰囲気も
真剣なものがあった。この呼びかけにきっと22人全員が理解し、
有意義な残り3日間を過ごすであろう。私は彼らがそれぞれ自分な
りに考えて行動すると固く信じている。
8月20日(月)
サヨナラパーティーの日。生徒たちは計画通り、習字でホストフ
ァミリーたちの名前を書いてみせたり、折り紙で色々な形を折って
みせたり、日本の昔のおもちゃで一緒に遊んだりした。「ソーラン節」
の踊り、ヴォイスパーカッション、ピアノ演奏、合唱(上を向いて
歩こう)のパフォーマンスも披露。あたたかい雰囲気の中で、会は
どんどん盛り上がっていった。スライドショーの後は、認定証など
の授与と記念写真、ホストファミリーと抱き合うと、こらえきれな
くなり次々と涙を流し始めた。そして、みんなで声を合わせて、ス
テージからお礼を言った。"Thank you very much. I will never
forget you."という言葉にのせて。生徒たち、ホストファミリーた
ち、そしてそれを支えた先生方の記憶にいつまでもきっと残る、そ
んなあたたかい会となった。
8月21日(火)
朝7:30に教会からバスが出発。見送りに来たホストファミリー
と最後の時間である。お互いに何度も抱き合いながら言葉を交わし
ていた。生徒たちは涙で顔がぬれている。その子どもたちを抱きし
めているホストファミリーも涙を流している。子どもたちは何度も
後ろを振り向きながらやっとバスに乗り込んだ。バスが動き始める
と、再び泣き始め車窓に見えるホストファミリーに手を振り、お別
れをした。今、眼下にサンフランシスコ湾がグングン小さくなって
見えている。11時間後には再び日本に戻り、それぞれの日常生活
が始まる。このプログラムで知り合った仲間との友情をいつまでも
心に持ち続けて欲しい。みんな元気でね。またいつか会いましょう。
− 19 −
引
率
感想として
記
鹿児島県曽於市立財部南中学校 永 山 大 祐
今回、ホームステイの引率をすることになったのだが、正直言ってとても不安だった。自分の英語力不足もその一つであったが、それ以上
に心配だったのが「生徒引率」という仕事。「全く知らない中高生のグループをうまくまとめることができるかなー」と・・・。しかし、今年は
学校でも副担任ということもあり、自分のクラスを持てたようなそんなうれしさもあった。グループの中には、自分の地元に住んでいる生徒
や知り合いの先生が勤めている学校の生徒、そして鹿児島だけでなく県外の生徒など様々な生徒たちがいて、とても新鮮であった。まずは、
このホームステイプログラムで出逢った子どもたちに感謝したい。「もし自分が参加していなかったら」、「もし子どもたちが参加していなかっ
たら」と考えると何かの縁を感じざるには得られなかった。と同時に、こういったプログラムに参加する子どもたちを見て「チャレンジ精神
旺盛だなあ」、「勇気があるなあ」と感心しきりであった。
子どもたちは今回、「ホームステイ」という目的でアメリカに行ったわけであるが、その理由は様々であった。自ら希望して申し込んだ者も
いれば、親の勧めで申し込んだ者もいたようだ。私も「ホームステイ」というものを漠然としか理解していなかったので、オリエンテーショ
ンでの話を聞いたときに「大変かもしれないが、自分が積極的に取り組んだ分だけ充実したものになるはずだ」と思い、徐々に楽しみになっ
ていった。
アメリカで様々なものを見たり聞いたりしながら、いろいろと楽しませてもらったが、何よりもおもしろかったのが子どもたちの反応。ほ
とんどの子どもたちにとって今回が初めての海外での生活。何もかもが新鮮で、一つひとつの反応がとても純粋なものであった。「本物に触れ
る」ことの素晴らしさを改めて実感させられた。授業の中でどれだけ英語を使っても、外国人の話をどれだけ聞いても、「自分の目で見て、触
れる」ことには到底及ばない。「百聞は一見に如かず」とはまさにこのことである。今さらではあるが、子どもたちは本当に貴重な体験をした
と思う。
しかし、海外での生活に憧れてホームステイしたからこそ、プログラムが進むごとに悩みやトラブルも出てきた。期間中にホームシックに
なった者もいれば、日本食が恋しくなった者もいたはずである。また、英語がわからないことに苛立ちを覚えたり、ホストファミリーとの人
間関係に悩んだりしたこともあっただろう。でも、それらを乗り越えることもこのプログラムの目的の一つであった。出国前にケーススタデ
ィで学習したように実際いろいろなことが起きたが、それらの問題を解決できたときはうれしかったに違いない。また、自分自身では気づか
なかったかもしれないが、アメリカでの生活に何らかの不自由さを感じたときこそ、実は「家族のありがたさ」や「日本文化のよさ」を認め
ていたのではないだろうか?外国にいるからこそ、日頃は気づかない日本のいいところも見えてくるものである。それもまた、ホームステイ
の目的の一つだったのではないだろうか?
このホームステイプログラムが、善意(ボランティア)によって成り立っているということを日にちが経つにつれて強く感じるようになっ
た。英語があまりわからない子どもたちを1ヶ月間もお世話するのは本当に大変なことである。食事や車での送迎をはじめとして、Car Pool
や一日研修の引率などホストファミリーの理解と協力なしにこのような貴重な体験をすることはできない。その他にも、英語の宿題を手伝っ
てもらったり、週末にはパーティーに招待してもらったり、買い物に連れていってもらったりして感謝の気持ちでいっぱいである。お返しに
なったかはわからないが、子どもたちは日本語を教えたり、日本食を振舞ったり、ホストブラザー・ホストシスターと遊んだりした。アメリ
カの人々が日本文化に興味を持ち、学ぼうとする姿勢にとても感心した。また逆に、我々日本人が、自国の文化についてあまりわかっていな
いのだなあと感じることも時々あった。
ホストファミリーとの生活を通して「家族愛」や「感謝の気持ちを表すことの大切さ」、「自分のことは自分ですること(=自立)」などを学
んだ。子どもたちにとって日本の家族と1ヶ月間離れて暮らすことは、時によってはたいへん辛かったことだろう。しかし、それと引き換えに
多額の費用をかけてホストファミリーと1ヶ月間過ごすことがどんなに素晴らしいことであるかということもわかったに違いない。オリエンテ
ーションで学んだように、このような体験は観光旅行では決して味わえない。このホームステイで学んだことは、今後の生活に役立ててほし
い。そしてアメリカ文化を尊重しながら日本文化の素晴らしいところも再認識してほしい。
私自身もたいへん実りある1ヶ月間を過ごすことができた。英語教師として「生の英語」や「異文化」に触れることができたのはもちろんで
あるが、それ以上にうれしかったことは、ホストファミリーが自分を家族の一員として受け入れてくれたことである。そして、異国の地にた
くさんの友人・仲間・知り合いができたことである。ホストファミリーやTCをはじめとして、このプログラムに関わった全ての人々に深く感
謝したい。
最後になったが、今回のプログラムを終えるにあたり、このような機会を与えてくださった南日本カルチャーセンターには本当に感謝して
いる。この経験はこれからの学校現場での英語教育においてはもちろんのこと、自分の人生にも大いに生かしていきたい。
3週間で得た宝物
鹿児島県鹿屋市立鶴羽小学校 内 村 美 帆
2007年の夏は、私にとって忘れられない3週間になった。小学4年生から6年生までの17名と共に、不安と期待を胸にアメリカへ。自分で
は、持ち上げるのがやっとの大きなスーツケースを引きずりながらの出発。これから3週間、保護者のもとを離れ、外国で過ごす。子どもたち
はもちろん、保護者の方も心配でいっぱいだったにちがいない。
全く知らない土地で、知らない人の家にホームステイさせてもらう不安。コミュニケーションする上で、言葉が通じないもどかしさ。最初
は、様々な家庭の事情に、不満をつぶやく子ども、友達との関係に悩む子どももいた。その度に、何のためにホームステイにきたのかという
目的を、何度も何度も子どもたちと話し合った。食事を作ってもらう、洗濯をしてもらう、日本での日常ではしてもらって当たり前だったこ
とが、本当は感謝すべきことだったことに気づき始めた。自分の立場ではなく、ホストファミリーの立場に立って、見ず知らずの子どもを引
き受ける勇気、ありがたさを考え始めた。おとなしく、自分の気持ちを話すことが苦手だったある女の子は、「ホストファミリーとできるだけ
一緒にいて話をする。」という目標をもとに自分からとけ込む努力を始めた。昼ご飯を準備してもらえないと言っていた男の子は、自分でお昼
のサンドイッチを準備して来るようになった。ホストファミリーに子どもがいないからつまらない、と言っていた子どもは、自分から、ホス
トファミリーに話しかけるようになった。
時間が経つにつれて、不満やお願いでいっぱいだった子どもたちの日記の中には、日本で過ごすときにはしてもらって当たり前だったこと
への感謝や、ホストファミリーとの温かい関わりが書かれるようになってきた。はじめは、うなずくことも、にっこり笑って「Thank you.」
と言うことさえできず、うつむきがちだった子どもたち。しかし、だんだんと表情豊かになったり、時にはジェスチャーを使ったりと、相手
の言っていることに反応したり、自分の思いを分かってもらおうとしたりする姿が見られるようになってきた。「洗濯を自分でしてもいいで
すか。ってどう言ったらいいの?」「もっとお話がしたいってどう言えばいいの?」自分で言いたい言葉を書き留めてきて、私に尋ねる子ども
もいた。たった3週間という短い期間の中ではあったが、子どもたちの成長は、目を見張るものであった。
サヨナラパーティーの日。子どもたちは、これまでの感謝の気持ちを込めて、それまで練習してきた歌や特技を発表した。また、一人一人
の英語によるスピーチ。最後には、泣き出す子どもたち。それを、ホストファミリーの方々は温かく見守ってくださった。「日本に返したくな
い。」と涙ながらに、私に子どもとの思い出を語ってくださるホストファミリーの方もいらっしゃった。
この3週間で、子どもたちが、英語の力を高めたとは言い難い。しかし、子どもたちは、確実にその種をまいた。英語を学ぶ目的の1つは、
外国の人々とのコミュニケーションをより豊かにすることである。その学んだことをいかすことが大切であることに、子どもたちは、いつか
気づくことであろう。
言葉は、人と人との関わりを、より深くする。「もっと相手のことを分かりたい。」「もっと自分のことを分かってほしい。」という人との関
わりを欲する気持ちが、英語を学ぶスタートにあってほしい。遅くなってしまったが、私も今、子どもたちと一緒にスタートラインに立って
いる。
モデストからサンフランシスコ空港に向かうバスの中で、ある女の子が、「ホストマザーがね。私のことを自分の子どもだって言ってくれ
たの。だから、私にはお母さんが二人いるんだよ。」とうれしそうに話してくれた。子どもたちは、言葉が通じないという壁を乗り越えて、見
事に心と心のふれあいを体験していた。この3週間の中での出会いや体験は、17名の子どもたちにとって、かけがえのない一生の宝物となる
ことであろう。
− 20 −
私 の 小 日 記
長崎県山澄中学校2年
松 尾 爽好理
7 今日は長崎空港から羽田空港に行きました。飛行機の中は、窓
/ 際じゃなかったけど、楽しかったです。今日勉強したことは、
23 みんな広がって歩かないことです。アメリカでは、広がって歩
(月) くのを嫌がる人が多いので、そこを気をつけたいです。
7 今日は本当に最高の日でした。アメリカまでの飛行機はあまり
/ 眠れなかったけど、ホストファミリーと会えてよかったです。
24 いろいろ勉強できそうです。分からない時はジェスチャーを加
(火) えてみたいと思います。
今日はダウンタウンに行きました。市役所にも行きましたが、
7 市長さんはいませんでした。残念・・・。でも、すごくいい所で
/ した。ローダイは神戸と姉妹都市なんだそうです。だから、お
25 みこしがありました。家に帰ってテレビを見たら、「クイズミ
(水) リオネア」のアメリカバージョンをやっていました。ビックリ
です。
11時までお金などの勉強をして、ランチを食べて、WalMart
7 に行きました。ウォルマートやマクドナルドが集まっている敷
/ 地は、アメフト場の14倍あるそうです。確かに、駐車場だけで
26 も、とても大きかったです。家に帰って、宿題をバーバラと一
(木) 緒にして、夕食を食べました。とうもろこし&ごはん&鳥肉で
した。
サクラメントに行きました。州議事堂では、州知事のシュワル
7 ツェネッガーには会えなかったけど、良い所でした。家に帰る
/
と、アダムがご飯を作っていました。だから、バーバラとキャ
27 ンディスと一緒にテレビを見て、途中でお皿を並べたりして手
(金) 伝いをしました。
7 メアリーの車でコロンビアに行きました。最初に馬車に乗りま
/ した。コロンビアの歴史をいろいろ勉強して、洞くつに行きま
した。岩がたくさんあって、とても寒かったです。階段がとて
28 も急でした。家に帰って、バーバラに「ばばぬき」を教えてあ
(土) げました。とても盛り上がりました。
今日はお姉ちゃんたちと9時半まで寝ていました。昨日、3時く
7 らいに私がベッドから落ちて、お姉ちゃんたちを起こしてしま
/ ったのです。夕方にはコンサートに行きました。アカペラで、
本当に言葉にできないぐらいにきれいでした。アダムの仕事場
29 にも行きました。アダムは「Juice it up」で働いています。だ
(日) から、仕事帰りはいつもジュースを持ってきてくれます。パイ
ナップルが特においしいです。
今日は11時ごろまで勉強してから、Zooに行きました。動物園
7 にはあまり動物がいませんでしたが、ホワイトタイガーがいま
/ した。すごく人になれていて、写真を撮る時にも、こっちを向
30 いてくれました。かわいかったです。Japanese Gardenにも
(月) 行きました。竹がいっぱい生えていて、「日本」という感じで
した。そこで、結婚式をあげることもあるそうです。
ステッカーファクトリーに行きました。いろんなシールがいっ
7 ぱいあって、かわいかったです。でも、工場の中で写真を撮れ
/ なかったのが残念でした。その後、ジェリーベリーファクトリ
31 ーに行きました。ジェリービーンズで作った絵がたくさんあり
(火) ました。1つの絵に1000個以上のジェリービーンズを使ってあ
るそうです。
今日は勉強をして、ピザパーラーへ行きました。アメリカでの
8 初ピザです。生地がやわらかくて、とてもおいしかったです。
/ そこで、ピザの作り方を見せてもらいました。機械で生地を作
1 っていました。ピザを焼くのは20分くらいで、焼く所はすごく
(水) 熱かったです。びっくりしたのは、コーラを炭酸と茶色の液と
をまぜて作っていたことです。
サンフランシスコに行きました。すごく楽しかったです。ケー
8 ブルカーに乗りました。ぎゅうぎゅうだったけれど、町並みは
/ とてもきれいでした。海の方へも行きました。かわいいお店が
2 たくさんありました。夜になったら寒くなってきたので、「サ
(木) ンフランシスコ」という文字の入ったパーカーを買いました。
Sサイズなのに、とても大きいでした。
今日はスポーツデー。プールに入って、泳いで、バスケをして、
テニスをして、とても楽しかったです。テニスは硬式で、ソフ
8 トテニスとは違いました。I love Sports!その後、ニイナの家
/ に泊まることになって、洋服を取ってきて、ニイナの家に行き
3 ました。夜にプールに行って、飛び込みをたくさんしました。
(金) まわって入る飛び込みを、ニイナのホストシスターに伝授して
もらいました。
ニイナのホストファミリーの友達の誕生日パーティーへ行きま
8 した。昨日行ったプールでパーティーがありました。だから、
/ 食べてプール、食べてプールでした。とても日に焼けました。
4 夕食はバーベキュー。日本と違って、大きなステーキを焼いて、
(土) 焼いた後に切って食べます。ソースをつけないのがアメリカ流
です。パンにバターをつけて、肉をのせて食べました。
8 今日、アダムは仕事が休みです。だから、バーバラとアダムと
/ バーバラの友達のキャシーで、アイスを食べに行きました。キ
ャシーに日本のことをいろいろ話しました。家に帰って、アダ
5 ムに5円玉を見せると、
「Very fun」と言っていました。だから、
(日) その5円玉をあげました。今日も楽しい日でした。
今日の朝は、久しぶりに曇っていました。写真を撮っておけば
よかった・・・。授業は9時半までで、その後、ペイントにいきま
した。さよならパーティーの時にホストファミリーにプレゼン
8 トするから、上手に作らないと!と思ったけど、絵の具が混ざ
/ って、汚くなりました。けれど、ホストファミリーなら、きっ
6 と分かってくれるはず!それからスタディセンターに戻って昼
(月) ごはんを食べました。サンドウィッチ&ハンバーガー&ポテチ
&ケーキ&スイカ・・・。おなかがきつい・・・。その後、クリスマ
スとハロウィンなど、アメリカの祝祭日について勉強しました。
Salvation Armyでボランティア!めちゃくちゃ働きました。
食べ物を取りに来てる人は、結構普通っぽい人たちでした。じ
ゃがいもは減ったけど、がんばってつめたセロリが減らないの
8 が悲しいでした。でも、一人でも多くの命が助かれば!小さな
/ 子どもたちもいたから、ちゃんと大きく育ってほしいと思いま
7 した。でも、こんなに食べ物をあげて良いのかとも思いました。
(火) 困っている人を助けるのはいいけど、たくさん無料で食料をあ
げたら、わざと困っている人をよそおって、食べ物を取りに来
る人もいるかもしれないと思うと、複雑な気持ちになりました。
授業の後、消防署や警察署に行きました。消防車が日本の2倍
8 くらいの長さがあってびっくりしました。ドアを壊すオノを持
/ たせてもらったけど、ずっしりして、見た目よりも重かったで
8 す。これを持てる女の人がいることがすごいと思いました。警
(水) 察署では、セキュリティーが厳しいでした。パトカーの中がと
てもリアルでした。窓にオリがついていました。
マリンワールドに終日研修で行きました。とても楽しいでした。
8 ジェットコースターは全て乗りました。三井グリーンランドで
/ 乗った時に、怖くてずっと目をつむったままだったので、今回
9 は目をバッチリ開けて乗りました。90度に落ちるジェットコー
(木) スターが、とても楽しいでした。
今日は、勉強してランチを食べて、その後に小学校に行きまし
た。私は9歳のエミリーの担当です。二人で折り紙を折りました。
8 まずチューリップ。その後に鶴を折ったら、すごく喜んでいて、
/
かわいいでした。カエルとシャツと風船も折ってあげました。
10 日本語で「エミリー」と書いてと言われたので、「絵美理」と
(金)
書いてあげました。筆ペンで和風に書きました。絵美理の理は、
爽好理の理と一緒だよと言うと、とても喜んでいました。
今日はハイキングに行きました。キャンディスと二人で、3キ
ロぐらい山登りをしました。途中でリスがいたり、ハチドリや
8 青く光っているきれいな鳥がいました。大きな木がたくさんあ
/ って、写真をたくさん撮りました。今日来た場所は、カリフォ
11 ルニアで一番大きな木があるそうです。大きすぎて、カメラに
(土) 入りませんでした。家に帰ってから、日本食を作りました。焼
きおにぎりと卵焼きとサラダです。みんなおいしいと言って、
抱きしめてくれて、うれしかったです。作ってよかったです。
8 今日は8時に起きて教会に行きました。パンフレットを配って
/ いたおじさんが日本人とアメリカ人のハーフで、とても仲良し
12 になりました。どこから来たの?など、いろいろ質問されまし
(日) た。教会では歌を歌ったりして、とても楽しいでした。
今日はさよならパーティーのピアノの練習をしました。3時間
くらい練習しました。ずっとピアノを弾いてなかったから、指
8 がすべってしまいました。本番、大丈夫かな・・・。家に帰ると
/ キャンディスの友だちのトレイシーたちが来ていて、4人でメ
13 キシコトレインとばばぬきとダウト in Americaをしました。
(月) 楽しかったです。それからスーパーに行って、牛肉を買ってハ
ンバーグを作りました。それをパンではさんでチーズバーガー
を手作り!とてもおいしいでした。
午前中は午後のCAR WASHのポスターを書いたり、さよなら
8 パーティーでするラジオ体操の練習や、ピアノの練習をしまし
/
た。昼ごはんは、友だちのホストマザーがピザを買ってきてく
14 れました。そして、CAR WASH。でも、車が来ない。パムと
(火)
かホストファミリーの車も合わせて5台・・・。
8 学校が終わって家に帰ってから、アイスを食べました。コーラ
/ みたいな色のばんそうこうの臭いのするジュースに、アイスを
15 落として食べました。おいしかったです。夕食はスパゲッティ。
(水) ミートソースがおいしくて、おかわりしました。
今日は終日研修でウォーターパーク。バスを降りて、手にチケ
8 ットつけて、ウォータースライダー!あんな浮き輪初めてみま
/ した。4人乗りとか!初めてウォータースライダーで上に上が
16 るのも経験しました。ホットドッグも最高!コーラのSサイズ
(木) 頼んだら、すごく大きいでした。これって、絶対日本じゃLサ
イズですよね。とても楽しいでした。
さよならパーティーです。ニイナがそろばんを披露したので、
それを手伝いました。書道のコーナーが人気でした。茶道と折
8 り紙もしました。その後マジックショーをして、私がピアノを
/
弾いて、ラジオ体操をして、エリコとミユが歌を歌いました。
17 ジャネットがお別れの言葉を言って、私たちもママたちにスピ
(金) ーチをしました。ケーキには私たちの名前が入っていました。
「Sairi」の「Sa」の部分を食べました。
夜、バーバラ、キャンディス、トレイシー、アダム、犬2匹、
ハト1羽で、私のさよならパーティーをしてくれました。まさ
かしてくれるとは思ってもなかったので、それだけで泣きそう
でした。私の大好きなアイスチョコケーキを食べて、クイーン
の曲で踊って、メキシカンドミノ、トランプをして・・・一生の
8 中でこの夜が一番幸せでした。お姉ちゃん2人に「じんべえ」
/ をプレゼントしたら、すごく喜んでくれて、すぐにファッショ
18 ンショーを始めました。すごく似合っていました。バーバラが
(土) アダムに何かひそひそ話して、アダムが部屋にこもりました。
数分後、アダムが部屋から出てきて、私にきれいにラッピング
した「メキシカンドミノ」をプレゼントしてくれました。ドミ
ノは黄ばんでるし、ボロボロだけど、アメリカで毎日のように
遊んで、思い出がたくさんつまっています。本当にうれしかっ
たです。アメリカに来て、すごく愛を感じました。
ママに「出かけるから準備して」と言われて、すぐに準備して、
8
/ 車で20分。着いた所は、なんと中華料理店。ピーマンと野菜い
ため、チャーハン、焼きうどん。次から次へと料理が運ばれて
19
(日) きました。家に帰って、「今までありがとう」と私が言うと、
みんながハグしてくれました。すごくうれしかったです。
今日はついに出発の日。見送りに来てくれたママと、ぎゅっと
ハグしました。アメリカに来て、最初はすごく話しづらかった
8 ですが、体も心もすごく成長しました。みんなの愛に包まれて、
/ つくづく私は幸せ者です。みんながすごく優しくて、話すたび
20 に愛を感じました。みんなありがとう。さよならは言いません
(月) でした。私が言ったのは、「行ってきます」ママはそれを聞い
て泣いてくれました。ありがとう。
− 21 −
昨年の参加者体験談
■私の目標
鹿児島県桜丘東小学校5年
久木田
歩未
私がはじめに立てた目標は、ホストファミリーについて「できる
だけ向こうの人といっしょに過ごす時間を増やす」、おこづかいにつ
いて「計画的に1日いくらと決めて使う」、さよならパーティーにつ
いて「楽しくくいが残らないように、今までで一番楽しい思い出に
する」でした。1週目はホストファミリーと楽しめました。けれども、
あまり話せませんでした。おこづかいも1日10ドルと決めて使いま
した。けれども、人形を買ってしまったときもあって、その時は反
省しました。2週目は、少し話せました。おこづかいはむだに使いま
せんでした。3週目は、いよいよさよならパーティーが近づいてきて
忙しかったです。この週は、ホストファミリーとはよく話せたし、
楽しかったのでよかったです。おこづかいはあまり使いませんでした。
さよならパーティーはありがとうの言葉できんちょうしてしまい、
うまく言えずくいが残ってしまいました。けれど、他のものはうま
くできました。いろいろな発見もできました。楽しい3週間でした。
■みんなに感謝
宮崎県本郷中学校2年
西野
菜央
■本当の妹
鹿児島県出水高校2年
橋之口
佳菜子
最初は初めて聞く表現や英語の速さに慣れなかったけれど、3日も
しないうちに耳も目も体も心も慣れてきて、毎日をとても楽しむこ
とができました。1週間過ぎたころから、ホストシスターが朝起きた
時、研修や授業から帰った時、何かをしてあげた時、夜寝る時に、
必ずハグをしてくれるようになりました。私の家族は本当によくハ
グをしていたので、私にハグをしてくれるたびに、家族としてみて
くれているのかなと思い、とても嬉しくなりました。また、私は日
本に姉が一人だけなので、ホストシスターが膝枕してきたり、肩に
頭を乗せてきたり、抱きついたりした時は、本当に妹ができたようで、
とても嬉しく可愛いと思いました。サヨナラパーティーの時、ホス
トシスターたちに「I love you! You are my sister forever.」と泣
きながら言われて、本当に心から嬉しく、私もまた、国は違うし遠
いけれど、本当の妹たちだと思いました。
■Give and Take
宮崎県宮崎日本大学高校2年
布施
郁子
「自分の英語力を知ろう」というのが、私がこのホームステイに
参加した1番の目的でした。1ヶ月たった今では、自分の英語力のな
さやアメリカの文化、日本とアメリカそれぞれの国のよさを知るこ
とができました。アメリカは私が想像していたものより、はるかに
大きくて、想像通り、すごく楽しい国でした。そして、私が出会っ
たアメリカの人たちは、みんな明るく、フレンドリーでとても優し
い人ばかりでした。私がこの1ヶ月間やってこれたのは、ホストファ
ミリーや学校で私たちのお世話をしてくれたTCのドーリー、ナンシ
ー、ちえみ先生、そして友達のみんなのおかげです。みんな本当に
ありがとう!
私は、今回このMNCCのホームステイプログラムに参加して、成
長することができました。私は、このプログラムに参加するまでは、
自分のことも十分にできず、なんとかこのプログラムで成長して、
家族や友人に、成長したね、と感じてもらいたいし、自分自身も変
わって日本に帰りたいと思っていました。ホームステイに参加する
前にMNCCの方から「Give and Take」
(与えられたら相手に返す)
と教えてもらったので、毎日提供してもらうご飯や毎朝毎夕の送り
迎えをただ当たり前にしてもらうのではなく、私もできるだけのこ
とをしようと、自分の身の回りのことはできるだけやり、家族の手
伝いをして少しでも負荷を減らしてもらおうと1ヶ月間生活しました。
■成長できた一ヶ月
■本当に参加してよかった
大分県大分大学附属小学校6年
大分県青山高校2年
井ノ口
大樹
アメリカに着いてバスから眺める景色は、とても広大でした。多
くのビルが立ち並ぶ都会のようなサンフランシスコから、どこまで
も続くような平地、セスナのような軽飛行機から畑に農薬をまいて
いるような様子。片側5、6車線もある道。全てのスケールが大きく、
とても大きな感動を覚えました。僕は今回のホームステイで、とて
も多くのことを学びました。とても多くの人々と触れ合いました。
その全ては、日本では決して味わうことのできないことばかりであり、
今回のプログラムに参加して、とてもよかったと思っています。ア
メリカに行く、ということが、これほど身近に感じ、これほどまで
自分を成長させてくれるとは思いませんでした。このホームステイは、
僕の視野を大きく広げてくれました。日本だけでなく、世界を見る
目を。
■日本とアメリカの違い
佐賀県北部小学校5年
井本
光信
ぼくは3週間アメリカにホームステイして、日本とアメリカはいろ
いろと違うことがあるのが分かった。違うところは、風呂に水をた
めないでシャワーで体を洗ったり、家の庭はしばふが多かったり、
えんとつが多かったり、体の大きな人が多かったり、信号がたてに
あったり、5個の信号があったり、レジはベルトコンベアーのような
ものに乗せて、ぼうで次の人と分けたり、お金がよく落ちていたり、
プールが多くの家にあったり、食べている途中に人の前に手をやる
のは失礼なことだったり、車のハンドルが左にあったり、アメリカ
のハエはにぶかったり、くつの単位が違ったり、自動はんばいきか
ら買ったものが出てこなかったりした。このように日本と違うとこ
ろがたくさんありました。
■できることは自分で
熊本県楠中学校2年
石田
利根
比呂子
授業では、アメリカの先生といろいろな単語や文章を勉強して、
びっくりするぐらいいろいろなことが分かりました。他にも、ちょ
っとあれ?と思ったこともあります。それは、食べ物の一つ一つが
大きいことや、アイスクリームやケーキ、何もかもがピンクや赤、
青などのカラフルな色が多いということです。これには、びっくり
しました。最後のさよならパーティーでは、ちょっとホームシック
だった私が、なぜかアメリカに残りたいと思ってしまって、なみだ
がとっても出てきました。それに、あんなにわがままだと思ってい
たホームステイ先の女の子とも、離れたくなくなってしまいました。
たぶん、本当にホストファミリーのことが大好きだったんだなぁと
思いました。本当にホームステイに参加してよかったなぁと思いま
した。
■たくさん学んだ
長崎県長崎大学附属小学校5年
岩波
千尋
このホームステイでいろいろなことを学ぶことが出来ました。ホ
ストファミリーはとても優しくて、何かあればすぐに気づかってく
れて、とてもラッキーでした。話をする時も分かりやすく説明して
くれました。来年もこのホームステイに来たいです。同じようにモ
デストに来た友達とも仲良くなれたのでよかったです。
裕貴
今回のホームステイでローダイに行き、アメリカの人々と色々な
経験をして思ったことが2つありました。1つは、できることは自分
でやるということです。アメリカ人は自分でベッドメーキングをして、
親の手伝いをよくします。日本人は、まったくそうゆうことをしな
いので、日本人とアメリカ人では自立しようと思う心がまったく違
いました。2つ目は、アメリカという国に住みたいと思ったことです。
なぜそう思ったのか、自分でも分からなかったのですが、こっちに1
週間、2週間、3週間といるうちに、どんどんアメリカに住みたいと
いう気持ちが高まってきました。今回のホームステイは、これから
の自分の人生に役に立つと思います。
− 22 −
■Don't worry!
佐賀県佐賀西高校2年
金澤
宏治
アメリカに来る前は、かなり緊張していた。日本語を話しても全
く通じない、伝えたいことがあっても、単語が分からないからうま
く伝えられない。不安ばかりでした。でも、ホストファミリーは温
かく迎えてくれた。その時に、私の不安は消えた。本当の家族のよ
うに接してくれた。質問されてどう答えていいか分からない時も、
「Don't
worry. That's OK!」と言ってくれる。自分がただ単語を並べて話
していても、必死になってきいてくれる。人間必死になれば理解し
てくれる、ということを始めて知ったような気がした。
■次に来るときの目標
長崎県土井首中学校3年
松尾
栄理子
今回のホームステイを体験して、たくさん学んだことがありました。
それは、親の大切さや違う国の人の良さ、交流の大切さなどです。
そして、悔しいこともたくさんありました。伝えたくても伝えられ
ないことや、あやまった言葉を言ってしまい、相手を傷つけたりし
てしまったこともありました。だから、私は次にアメリカに来ると
きは、ちゃんと英語もしゃべられるようになってから行きたいと思
いました。ホストファミリーにもめぐまれ、とても優しくて、言葉
にできないくらいの感謝でいっぱいです。
■夢にむかって頑張る
熊本県秀岳館高校2年
宮島
沙也加
私はとても英語が苦手で、本当にあいさつぐらいしかまともにで
きなかったが、実際には、伝えたい気持ちだなぁと思った。下手な
英語でも、ちゃんと聞き取ろうとしてくれるから、伝えたいと思えた。
すごく毎日を楽しく過ごせた。これからの目標とか、夢もみつかった。
今まで、すごく親に甘えていたのも分かった。だから、今から、ま
た一から頑張りたいと思った。そう思わせてくれた私のホストファ
ミリーやみんなのホストファミリーにすごく感謝している。アメリ
カ人の優しさにふれて、自分に対しての考え方も変わったし、人へ
の優しさって大事だなと思った。これからは人に優しく、自分らしく、
正直に夢にむかって頑張りたいと思った。そして、またホストファ
ミリーに会って、感謝の気持ちをたくさん伝えたいと思った。
■楽しかった
静岡県磐田南部中学校1年
田中
遊馬
ぼくがアメリカに着いたとき、とても楽しみな気持ちになりました。
それは、新しいホストファミリーに会えること、アメリカの新しい
生活ができるということです。ホストファミリーと過ごして、一番
楽しかったのは、みんなでトランポリンで遊んだことです。ホスト
ファミリーの家にトランポリンがあるので、時間があるときは、み
んなで遊びました。最後にホストファミリーと別れるときは、とて
もつらかったです。今回のホームステイで、英語力がついたり、友
達がたくさん増えたと思います。とても楽しいでした。
■優しさが不安を解消
鹿児島県伊集院中学校2年
岩田
大輝
ホームステイ地へ向かうバスの中で、「ホストファミリーはどん
な人たちかな」「英語は大丈夫かな」「アメリカの生活に慣れること
ができるかな」というようなことばかり考えていて、期待と不安が
心の中で大きく渦を巻いていたことを、まるで今さっきのことのよ
うに覚えています。僕の不安は的中し、「英語が分からない」「アメ
リカの生活になじめない」など、幾度となくたくさんの悩みが僕を
襲いました。しかし、そんな時僕たちをこの不安から守ってくれた
のは先生、友達、そしてホストファミリーでした。いつも笑顔で親
切に、しかし、一人の家族として、僕たちの面倒をみてくれました。
素直に自分の気持ちを伝えることができたり、伝えることができな
くても、そっとハグしてくれたり。ホストファミリーのみんな本当
にありがとう。
■Thank you!
宮崎県宮崎中学校2年
兒玉
■「伝えたい気持ち」と「理解したい気持ち」
佐賀県三田川中学校1年 坂本
里穂
私はアメリカにホームステイし、日本では学べないようなことも
たくさん学びました。特に学んだことは、「国や言葉が違ったとして
も、気持ちは絶対に伝わる」ということです。私は、その人次第で、
気持ちが伝わるかが決まると思います。辞書を使ったり絵を描いたり、
やれることはたくさんあります。でも私が一番大切だと思うことは、
「伝えたい気持ち」と「理解したい気持ち」です。話す方は伝えた
いと思う気持ちを持ち、聞く方は理解したいと思う気持ちを持って
会話をすれば、その人の表情、身振り、それにつながる単語の英語
などを見聞きして、相手の気持ちを理解することができます。これ
は改めて学んだことでした。そして次に学んだことは、「感謝の心」
です。日本にいたときは、ちょっとしたことなら「ありがとう」と
は言わなかったけれど、アメリカにホームステイしていたときは、
言葉が違うから、相手の言葉で表現しないと感謝の気持ちが伝わっ
ているかどうか心配でした。だからいつも、「Thank you」と言っ
ていたんだと思います。
■アメリカの料理
長崎県純心女子高校2年
三浦
千夏
私は今回、このアカデミックホームステイのプログラムでホーム
ステイした家庭で、たくさんのことを学びました。例えば、料理も
いくつか教わりました。タコス・マカロニサラダ・ケイサディアなど、
他にも教わりました。私の今回のホームステイの目的は、「料理を5
品は覚える」でした。達成できてよかったです。作り方を教わるとき、
Host Motherが丁寧にわかりやすく教えてくれ、また、日本とアメ
リカでは分量の単位が違うことも知り、Host Motherからアメリカ
の計量カップをもらいました。日本に帰ったら、たくさんアメリカ
料理を作ります。
■うれしかったこと
熊本県九州学院中学校2年
田中
里英
ホストファミリーと過ごした3週間の中で、一番うれしかったこと
は、3週間一緒に暮らしていた時間すべてです。特別にやさしくして
もらうわけでもなく、ごく普通に家族の一人として私を家に泊めて
くれていたことが、たぶん一番うれしかったのだと思います。また、
私が夢を話したときに、すごく感心してくれて、ホストマザーが大
切にしていた本を私にプレゼントしてくれました。すごく古かったし、
もちろん全て英語で書いてありましたが、ホストマザーがとても大
切にしていたということもあったし、なにより、私の夢を真剣に考
えてくれたことが、とてもうれしかったです。
■むだのない3週間のホームステイ
鹿児島県西姶良小学校6年
杉森
龍之介
僕のホームステイの目的は、アメリカの歴史や文化を学ぶことで
した。歴史についてはあまり学べなかったけど、文化については、
いろいろと学ぶことができました。アメリカの人々は家の中でもく
つで過ごしたり、生のにんじんやリンゴや桃をそのまま食べるなど、
他にもいろいろと学ぶことができました。午前中は毎日英語の授業で、
少しでも多く英語を覚えようと集中して授業を受けているうちに、
だんだんと先生の言っている意味を理解できるようになったときは、
とてもうれしかったです。ホームステイのこの3週間は、ぼくにとっ
ていろいろなことを学べたむだのない3週間だったと思います。この
ホームステイの思い出は絶対に忘れません。
萌
ホストファミリーに一番、Thank youを言いたいです。毎日、送
り迎えをしてくれたり、宿題を手伝ってくれたり、自分の時間をけ
ずって、私のためにやってくれました。土日には、ショッピングに
連れて行ってくれたり、みんなで家のペンキぬりなどの楽しい休日
を計画してくれました。さよならパーティーを計画している時に、
もうこのファミリーともお別れなのだな、と実感するようになりま
した。そして、やはり、サヨナラパーティーの修了証書を受け取る
時に、ホストマザーとハグをして泣いてしまいました。その日の夜は、
みんなで一緒に寝ました。このファミリーのおかげで、私は高校か
大学で留学をしたいという夢を持つことができました。
− 23 −
■みんなに感謝
宮崎県北方小学校6年
平川
りさ
学校の授業は教科書を使ってしました。お昼は、ポテチがあったり、
リンゴが皮ごと出てきたりしました。午後は、近くの公園に行ったり、
何かの施設を見学したりしました。終日研修では、湖に行ったり遊
園地に行ったりしました。さよならパーティーの時、少し失敗もし
たけど、発表は無事に終わりました。でも、先生がジュリー先生と
ロミーナ先生からプレゼントをもらって泣いたとき、みんながもら
い泣きして大変なことになりました。私はこのホームステイに来て
たくさんのことを学びました。この3週間お世話してくれた方々、ホ
ームステイの準備をしてくださった方々に感謝しています。この3週
間の思い出を私は絶対に忘れないと思います。
■参加してよかった
大分県大分東高校1年
首藤
奨也
最後の夜は、みんな頻繁に「I miss you.」と声をかけてくれて、
すごく嬉しかった。帰国の日。ホストファミリーに見送られてバス
に乗り、サンフランシスコ国際空港に向かっていく。飛行機に乗り、
離陸するときは、行きと同じですごく不思議な感じだった。今、そ
の飛行機の中でこの感想を書いていて、こうして自分がここにいら
れることがすごく嬉しく、本当にこの研修に参加してよかったと思
っています。僕がこの研修に参加するために、いろいろしてくれた
家族、先生、親せき、知り合い、そしてホストファミリーや参加し
ているメンバーなどいろいろな人に感謝して、この経験をこれから
に生かしていけるように頑張りたいです。
■ホームステイで得たもの
佐賀県佐賀清和中学校1年
前田
奈穂
1ヶ月というアメリカへのホームステイ。なんだか、あっという間
で、1週間しかいなかったように思えた。このホームステイでは得た
ものがたくさんある。たくさんの友達、人の心の温かさ、たくさん
の英語。学校では分からない、日常使う英単語もあり、すごくため
になったと思う。どんなに英語を知っていても使えないと意味がない、
いざ話すときになって緊張して使えないと意味がないと思うので、
できるだけ外国人と触れ合いたい、話したいと思った。他にも、ア
メリカとは以前、戦争などがあったりしたので、アメリカの人にも
日本人をよく知ってもらいたいし、私達ももっと知りたい、そした
らきっと、もっと仲良くなれるかなと思った。
■大好きなホストファミリー
長崎県福江中学校1年
今村
■いつかまたホームステイしたい
兵庫県加美中学校2年
■お手伝い
鹿児島県鹿児島第一中学校2年
■忘れられない思い出
■悲しい別れ
秀斗
ぼくが、このホームステイに来てよかったことはいっぱいあります。
一つ目は英語です。毎日英語ばかり聞いているから、少し英語力が
つきました。二つ目は、人と話すことです。もともと人と話すこと
が苦手だったので、この機会の仲で、人と話すのが好きになりました。
この思い出の中で一番忘れられない思い出は、ファザーと一緒にメ
ジャーに行ったことです。ぼくは、ジャイアンツを応援していたけど、
結局負けでした。少しくやしかったです。ヨセミテナショナルパー
クでは、自然のリスやきつねなどを見て、とても楽しかったです。
さよならパーティーではたくさんの人が参加されたので、うれしか
ったです。でも、やっぱりお別れは悲しいです。
■英語力も伸びた
大分県坂ノ市中学校3年
亀井
松村
翔
寧那
■自分のことは自分で
荒木
俊弘
今回のホームステイに参加して、日本と一番違うところは、家族
の考え方だと思いました。僕の日本の家庭では、家事はお母さんが
やるのが当たり前で、僕は家事などほとんどせず、自分の好きなこ
とをしています。でもアメリカでは、ぜんぜん違いました。自分の
ことは自分でちゃんとするし、皿を片付けるのはホストシスターが
やっていました。ランチだって、ホストシスターと一緒に作りました。
9歳のホストシスターでもできることを、できない自分がとてもは恥
ずかしいでした。僕はこれを見て、お母さんの手伝いを早くしたく
なりました。
涙が止まらなかった。最初は、こんな気持ちになるなんて思って
いなかった。ホストファミリーとは、最初はなんとなくよそよそし
かったけど、1週間経てば家族を好きになって、2週間経てば大好き
になって、3週間経てばもう愛していました。4週間経てば、もうか
んぺきな家族。今となっては、1日がかりで行ったサクラメント、サ
ンフランシスコ、マリンワールド、サンスプラッシュよりも、家族
とやったたった数十分のボードゲームの方が楽しく、大事な思い出
に思います。
熊本県姫戸小学校6年
池田
行きの飛行機と帰りの飛行機で、何か少し感じが違います。それは、
たぶんアメリカに行く時に、少しこわいなぁなどと考えていましたが、
全然ちがっていたからだと思います。みんな、とてもよくしてくれて、
とてもうれしかったです。家を案内してもらう時に、いろいろなも
のの使い方も近くに書いてあったのがうれしかったです。また今度
行くからと約束したので、またこの家にホームステイしたいです。
美花
私は、本当に来て良かったと思いました。私は英語が苦手な分野
でした。だけど、ホストファミリーの方々は、ゆっくり話してくれ
たり、ジェスチャーをしてくれたり、辞書をひいてくれたりしました。
逆にコミュニケーションが取れて、良かったと思います。それに、
たくさんの単語も教えてもらい、英語の面でも得たものが大きかっ
たなぁと思います。お別れの時は、とてもつらかったけど、「日本に
行くからね!待っててね!」と言われたのが、すごいうれしかった
です。私もまたアメリカに行って、ファミリーの方々に会いたいな
ぁと思います。手紙も書きたいと思います。
宮崎県黒岩中学校1年
苅安
りん
私は、このホームステイで自分の身の周りのことができるように
なりました。日本の家では朝食はいつもお母さんが作っていて、自
分で朝食を用意することはありませんでした。でもホームステイ先
の家では、毎朝自分でシリアルやトースト、サンドウィッチなどを
作って食べました。他にも、部屋のそうじ、シャワー、洗たくなど
も自分でできるようになりました。
佐賀県値賀中学校1年
小野
留聖
今日はホストファミリーとお別れの日。朝から悲しい。ホストフ
ァミリーと別れるのはさみしい。でも、それは誰でもいっしょ、誰
でもそう思う。でも、まだアメリカにいたい。でも、日本の家族に
会いたい。早く会いたい。飛行機の中では泣けない。人に見られる
と恥ずかしいから。ぼくは恥ずかしがり屋だから、なおさら恥ずか
しい。ぼくは、ホストファミリーからたくさん愛されたと思います。
本当によかったです。このホームステイに参加させてくれた日本の
お母さんにも感謝し、派遣してくれた玄海町の方たちにも感謝しな
ければなりません。本当に楽しかったし、勉強になりました。あり
がとうございました。
■家族の大切さ
長崎県長崎大学附属中学校2年
相川
貴生
この夏は、たくさんの人たちの優しさに触れ、たくさんのことを
学ぶことができました。僕は、ホームステイを終えた今、この時を
ゴールではなく、スタートだと考えます。せっかくたくさんの素晴
らしいことを得たのに、日本に帰国してこれからの生活に生かせな
ければ、内容の薄いホームステイになってしまうと思うからです。
だから帰国して、まずは家族を大切にしようと思います。1ヶ月間家
族と離れて生活したことで、家族のありがたみをとても感じ、それ
と同時に、僕は本当にたくさんの人々に支えられているのだという
ことを実感しました。そのたくさんの人々への感謝の気持ちを忘れず、
− 24 −
■感謝の気持ち
熊本県東稜高校1年
緒方
美祐
今一番思うことは、全ての人に感謝の気持ちを持とうということ
です。まず、日本の家族。特に両親は、私がこのホームステイに参
加したいと言った時、全く反対せずに「行っておいで!」と言って
くれました。費用も安くはないのに、すぐに私の意見に賛成してく
れた両親。少し恥ずかしいけれど、日本に帰ったら、きちんと言葉
で感謝の気持ちを伝えたいと思いました。そして、ホストファミリー。
本当にたくさんの私の夢や望みを叶えてくれました。私の未熟な英
語を理解しようと努めてくれて、本当にうれしかったです。
■個人を尊重する国
鹿児島県伊集院高校2年
上元
沙弥
アメリカは個人を本当に尊重する国でした。何をするにも本人の
意見を聞き、日本なら遠慮して本当は欲しくてもNoと言うところも
Yesと言っていいという考え方、またはその逆。私は優柔不断な性格
なので、最初はとまどっていましたが、今ではだいぶ、「Yes」「No」
が言えるようになりました。また、アメリカ人は目があったら、す
ぐ「Hi」とあいさつする習慣があります。初めて会った人でも、店
員でも、みんなそうです。今では笑顔で返せるようになりました。
■本当の明るさ
宮崎県本郷中学校2年
上川路
由基
■貴重な体験
熊本県日吉中学校1年
松山
颯太
ホストファミリーと出会えたおかげで、とても貴重な体験ができ
ました。湖に行ったり教会に行ったり、とても楽しかった1ヶ月間で
した。日本に帰るのがつらいくらい、アメリカに残っていたかった
です。スクールでは英語をたくさん学び、とても英語になれました。
また来年も行けるなら、今よりももっと友達を作りたいです。
■家中にWelcome!
千葉県千葉大学附属中学校2年
日
杏奈
ホームステイに参加して分かったのは、アメリカ人と日本人の違
いです。一番大きかったのは、「優しさ」と「明るさ」です。アメリ
カに着いて、ホストファミリーと初めて会った時、緊張してあまり
話せなかったけど、家族のみんながいつも笑ってくれていてうれし
かったです。家に行ってみて驚いたのは、車庫のドアにでっかく
Welcome!と書いてあったことです。家のいろんなところに
Welcomeと書いてあって、歓迎されてよかった!と思いました。私
は日本に帰って、友達や家族にアメリカでしてもらったことをして
あげようと思いました。
■のばせた2つのこと
鹿児島県大川中学校1年
川畑
佳輝
僕がアメリカに来て一番日本人にも見習ってほしいと思ったのは、
誰に対してもフレンドリーだということです。僕はアメリカに来る
までは、結構人に対し、この人は苦手だとか思っていました。でも、
たった1ヶ月だったからかもしれないけど、アメリカの人で苦手だと
思った人は、たった一人としていません。それは、アメリカ人には
本当の明るさがあるからだと思います。日本にも大好きな日本人は
たくさんいます。それと同じくらい、すばらしい人がアメリカには
たくさんいると思います。僕は、そんな人たちに会いに、またアメ
リカへ行きたいです。
ぼくは、このホームステイをきっかけに、2つのことをのばすこと
ができました。1つ目は、英語のことです。まだ1年生だったので分
からないことばかりあって、YesやNoで答えていました。だけど、
このホームステイをきっかけに、人から聞かれたことはYes、Noを
答えてから、自分の意見を相手に伝えることができました。2つ目は
生活と文化です。全く生活と文化がちがう所に行って、何をしてい
いのか分からなくなったけど、自分が社会に出て行くうえでの貴重
な体験ができました。英語がつながらなくても、いろんなことをす
れば通じることがわかりました。
■さよならパーティー
大分県坂ノ市小学校6年
■再会の約束
清末
寧々
私の一番の思い出は、さよならパーティーです。さよならパーテ
ィーでゆかたを着て、歌を歌ったり、リコーダーを吹いたりして、
ホストファミリーに感謝の気持ちを送る会でした。歌は自分なりに
うまくできたけど、リコーダーがあまり出来ませんでした。スピー
チは、まあまあできました。私は、さよならパーティーで泣いてし
まいました。これでみんなと別れると思ったら、なみだが出てきま
した。今日は、いよいよ本当のお別れです。別れる時は、すごく悲
しかったけど、日本からたくさん手紙を書いて、ホストファミリー
といっぱいやりとりをしようと思いました。
■優しいファミリー
佐賀県東与賀中学校1年
北川
佑香
ホストファミリーは優しくて、私たちのことをいつも心配してく
れました。ホストマザーは、私たちとクッキーやピザを作ったり、
いつも料理をして食べさせてくれました。その料理の中には、私の
知らないものや、知っていても食べたことがないものもあり、こち
らでしかできない体験をさせてもらいました。ホストファザーは、
毎日送り迎えをしてくれ、日本人の大人が見せないような子どもっ
ぽいところもあったりして、少し驚きました。このホームステイでは、
日本と違うところや英語などたくさん学ぶことができ、ホームステ
イに参加して本当によかったと思います。
大分県玖珠中学校3年
飯室
明奈
一番うれしかったのは、最後の夕食です。私の好きなカリフォル
ニアの料理を作ってくれて、ブラウニーとアイスも食べました。食
べている時の会話でスキーの話になって、ファミリー全員に「冬に
なったらここに戻ってきて、一緒にスキーに行きたいね」と言われて、
嬉しくて泣きそうでした。また、「はるなの名前の意味は、花だから」
と言って、花柄のヘアピンやネックレスなどをくれました。そんな
プレゼントが用意されていたなんて全然気づきませんでした。この
ファミリーに滞在できてよかったと思いました。
■ホストマザーの日本語
佐賀県思斉中学校1年
上野
明音
学校が終わるとホストファミリーが迎えにきてくれて、いつも「You
are fun?」と聞いてくれました。家ではテレビを見たり、歌を教え
てあげたりしました。ホストお母さんは、日本語の発音がとてもい
いのでびっくりしました。朝は、「Meiさん、おはようございます。
Meiさん、朝食ですか?」と言って起こされます。最初はおもしろく
て笑っていたけど、今はふつうになりました。帰りの飛行機の中で、
「Meiさん、おはようございます。朝食を食べますか?」と教えてあ
げればよかったな、と思いました。
■親に感謝
熊本県済々黌高校1年
小林
由佳
今回の旅を終えて、私はまず、親に感謝したいと思いました。初
めは行かせてくれることが当然だと思っていました。だけど、アメ
リカに来て毎日を過ごしていく中で、ホストファミリーと接してい
く中で、友達と笑ったり驚いたりしている中で、こんな高価な旅を
させてくれたことにではなく、こんなにもすばらしく貴重な経験を
私にさせてくれ、色々な手助けをしてくれたことに感謝したいと思
いました。毎日を慌しく過ごしていた私にとって、この夏休みは本
当にやすらぎをくれたし、多くのことを学ばせてくれたと思います。
■幸せな時間
大分県森中学校2年
安部
絵莉香
夜は家族全員でホットバスにつかりながらたくさんの会話をしま
した。歌を教えあったり、家族のことを紹介したり、今日一日あっ
た出来事を話したりして、とても幸せな時間で、私は夜のホットバ
スの時間が大好きでした。ホストファミリーと過ごした1ヶ月という
期間はとっても短く感じました。私は、互いの仲を深めることがで
きたし、トラブルもなく充実した毎日を過ごすことができました。
これもホストファミリーのおかげです。私は、WALTZ FAMILYと1
ヶ月一緒にすごすことができて、本当に良かったです。
− 25 −
異文化体験報告会の資料から
※原則的に、二つ以上の複数回答を掲載しています。多数と追記されているものは、五つ以上の複数回答を意味します。
■プログラムを通じて何を学んだか。
○
○
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○
○
■プログラムに参加して、自分が変わったこと。
友達や親の大切さ。
(多数)
自分のことは自分でするということ。
(多数)
何事にも挑戦する心。
(多数)
家族の絆や、家族愛。
(多数)
英語のヒアリングがかなりついた。
(多数)
人に優しくすること。
(多数)
言葉で相手に伝えるということ。
(多数)
日本とアメリカの文化の違い、生活の違い。
(多数)
言葉は通じなくても、心が通じ合えば大丈夫。
(多数)
努力すれば必ず「結果」がでるということ。
アメリカの良い所と悪い所、同時に日本の悪い所と良い所。
百聞は一見にしかずということ。
自分が井の中の蛙だったということ。
自分のことは自分でする。
言うべきことは、言わなければならないということ。
挑戦することの大切さ。
キリスト教を体験することで、他人を尊重することを学んだ。
何故、英語が必要であるかということ。
自分が今何をすべきかということを学んだ。
ルールを守ることの大切さ。
ホストファミリーの愛情の深さ。
日本がどれだけ小さいかということ。
愛について学んだ。
日本とアメリカ、どこにいても人は同じであるということ。
「自分」をしっかりと持たなければいけないということ。
常に感謝の気持ちを持つこと。
自分が笑顔だと相手も気持ちがいいということ。
問題にぶつかった時、立ち向かう勇気。
他人の親切、親の親切を学んだ。
英語が通じることの喜び。
自分の視野の狭さを痛感した。
友達はとっても大切であるということ。
人間の素晴らしさを学んだ。
自然を大切にすること。
恥ずかしがらずに、トライするという前向きな考え。
伝える気持があれば、コミュニケーションができるということ。
何事もよく考えて行動すること。
助け合うことの大切さ。
人間、言葉じゃない。
自分で抱いた意志を、他人によって変えない。
信頼したり、信頼してもらえることの大切さ。
トライの精神。
大切なのは、言葉ではなく、思い遣ること。
自己主張の大切さ。
何でも興味を持つことの大切さ。
英語は勉強ではなく、コミュニケーションの手段であること。
自分の考え方一つで、良くも悪くもなるということ。
意見を持つことの大切さ。
自分で感情をコントロールすること。
隣近所の方々との良好な人間関係のありかた。
自分からしゃべること。
困ったときでも、がんばること。
知識だけではいけないということ。
日本という国に誇りを持つこと。
そのとき、そのときを大切に過ごすということ。
すべての人が平等であるということ。
英語はできる方がいいが、大事なのは人の中身である。
笑顔の大切さ。
人の話を目を見て聞くこと。
一人一人を大切にする気持ち。
受身であったらいけないということ。
自立とは何かということ。
− 26 −
○ 積極的になった。
(多数)
○ 明るくなった。
(多数)
○ 親や家族、周りの人に感謝するようになった。
(多数)
○ いろんなことに対して自信を持てるようになった。
(多数)
○ 前向きにものを考えるようになった。
(多数)
○ 家事の手伝いをするようになった。
(多数)
○ 人前でも、ものおじしないようになった。
(多数)
○ 人のことを考えるようになった。
(多数)
○ 英語を学習したいと思うようになった。
(多数)
○ 他人を思い遣る気持ちが出てきた。
(多数)
○ ありがとうと言えるようになった。
(多数)
○ 何事にも、トライするようになった。
(多数)
○ 外国人と話すことに抵抗がなくなった。
(多数)
○ 自立できるような気がしている。
(多数)
○ 前より大人になった。
(多数)
○ よくあいさつをするようになった。
(多数)
○ 初対面の人でも親しみを持てるようになった。
○ 授業中の声が大きくなった。
○ 学校で手を挙げるようになった。
○ 自分から人に話しかけるようになった。
○ 自分から行動するようになった。
○ 新しいこと、初めてのことに度胸がついた。
○ 英語を学ぶ姿勢が変わった。
○ ボランティア活動に興味を持つようになった。
○ 口数が多くなった。
○ 精神的に強くなった。
○ 自分で食事を作るようになった。
○ いつもニコニコ笑顔になってしまった。
○ 自分の考えを表現できるようになった。
○ 諦めない、強い心を持てるようになった。
○ 「はい」
「いいえ」をしっかりと判断できるようになった。
○ 最後までやり通すようになった。
○ 自ら進んで取り組もうとするようになった。
○ 素直になった。
○ 優柔不断でなくなった。
○ 責任感が出てきた。
○ 一人でも行動できるようになった。
○ たくましくなった。
○ 協調性が身についた。
○ 好き嫌いが少なくなった。
○ 恥ずかしがらずに、行動できるようになった。
○ はっきり言うようになった。
○ 何かしら、良い所を見つけられるようになった。
○ 心が広くなった。
○ 自然に笑えるようになった。
○ 自分の人生そのものが変わった。
○ 勉強熱心になった。
○ 友達をたくさん作りたいと思うようになった。
○ 英語の時間が楽しみになった。
○ 両国の価値観の二方向から見ることができるようになった。
○ 自分で考えて行動するようになった。
○ 海外に目が向くようになった。
○ オープンになった。
○ 英語を話すことを恐れなくなった。
○ 顔の表情が豊かになった。
○ 物事を大きく捉えられるようになった。
○ 死ぬほど悩んだりすることがなくなった。
○ 生きていることに感謝するようになった。
○ 愛の意味がわかりかけてきた。
○ コンプレックスがなくなった気がする。
○ わからないことは聞くようになった。
○ 勇気と根性が身についた。
これまでの引率者
【あ】
愛 甲 利 雄
愛 島 由 美
相 原 誠 一
赤 池 信 一
赤 星 義 松
赤 嶺 成 喜
明 松 伸 浩
朝 日 修 造
畦 津 清 美
足 立 和 寛
足 立 盛 一
松 伸 二
天 本 富起子
天 本 由紀子
網 谷 和 顕
新 垣
進
有 嶋 宏 一
有 馬 健 一
有 馬 みゆき
有 村 忠 志
飯 田 幸一朗
井 形 多恵子
石 神 和 彦
石 川 正 二
伊 敷 幸太郎
石 窪 溥 布
石 田 知 子
石 原
学
市之瀬
統
一番ヶ瀬 栄治
伊津野 公 一
伊 藤 智恵美
糸 瀬 征 夫
稲 用
貢
井 上 陽 子
井 倉 幸比古
犬 塚 正 人
今 市 真智子
今 藤 幹 夫
今別府 幸 一
今 村 みさき
井 元 智 美
岩 井 賢 人
祝 迫
勝
岩 城 清 佳
岩 切 哲 男
岩 崎 博 文
岩 崎 良 博
岩 田 由 貴
岩 野 憲 昭
岩 本 紀 子
上 原 敏 彦
植 村 美千代
上 山 重 男
牛 島 紀 子
内
忠 雄
内
俊 和
内 門 英 敏
内 園 富美子
内 田
繁
内 村 美 帆
宇和田 克 人
上 床
敦
江 口 千 里
江 田 徳 孝
榎 田
猛
衛 藤 純 一
衛 藤 美 利
榎 田
猛
恵 利 清 明
大内山
東
大 柿 知 之
大 城 清 喜
大 城
清
大 城 孝 敏
大 城
賢
大 津 秀 司
大 槻 寿 子
大 野 次 征
大 山 亮 子
岡 元 みひろ
小 川 三 男
小 川
康
奥 間 正 信
小 崎 和 雄
小 野 常 美
小 野
恵
小野原 晴 子
五十市中/1987
芦花部中/1997
大東中/1994
頴娃高/1992
京陵中/1985
小禄高/1979
野尻中/2000
三重中/1989
四家中/1992
臼杵北中/2001
臼杵東中/2006
鹿高専/1986
鳥栖中/2000
鳥栖西中/1994
熊本工高/1994
石田中/1982
宮之城高/1998
出水中/2000
川内南中/2000
蒲生中/2002
種子実高/2000
水俣一中/1996
加世田高/1987
南大分中/1980
長嶺中/1983
坊泊中/1984
鶴城中/1991
星峯中/1983
城西中/1983
南小国中/1998
豊野中/2003
津江中/2007
長崎南高/1976
小林中/1990
鴨池中/1996
東部中/1983
喜々津中/2001
重富中/1986
鹿児島女高/1980
川内東中/1979
西陵中/1993
東部中/2001
玖珠農高/1996
鹿児島商高/1976
鹿児島西高/1998
和田中/1981
伊万里農高/1999
有明西中/1996
矢部中/2001
横川中/1994
牛深高/1998
琉大附属中/1987
龍北中/1998
谷山中/1975
飽田中/1989
高千穂中/1982
妻中/1984
和田中/1985
吉野中/1997
武中/1986
鶴羽小/2007
永久津中/1984
出水商高/1989
諸富中/2003
戸山中/1991
北郷中/1996
二岡中/1976
大分工高/1994
北郷中/1996
生目中/1980
志布志高/1995
相良南中/1993
那覇商高/1983
中部商高/1983
沖縄工高/1986
城北中/1984
大津高/1991
三日月中/1997
玉名高/1985
吉田北中/1995
野田女高/1997
鹿児島東高/1979
八代農高/2000
真和志高/1988
加久藤中/1991
霧島中/1992
鶴谷中/2003
出水中/1998
【か】
甲 斐 菊 美 北部中/1998
加 口 孝 春 城南中/1982
覚 前
鹿子木
加 島
片 山
桂 木
加 藤
金 山
金 子
兼 子
椛 島
上三垣
上 村
紙 屋
唐 牛
仮 屋
川 崎
川 添
河 野
川 野
川 畑
川 原
観音寺
神 田
菊 池
菊 野
岸 園
喜 瀬
北 川
北 里
許 田
清 水
金 武
崩 中
久木原
楠 田
工 藤
工 藤
國 廣
国 元
久 原
久 保
久保田
蔵 園
蔵 田
蔵 前
栗 原
黒 木
黒 澤
桑 原
神 尊
郷之原
國 生
小 嶋
児 玉
後 藤
木 庭
小 濱
小 林
小 林
小 松
小牟田
是 枝
【さ】
最 所
坂 口
坂 田
嵯峨原
佐久本
迫 田
佐 多
佐 藤
佐 藤
佐 藤
實 松
猿 渡
澤 村
紫 垣
重 永
志知島
篠 原
柴 田
嶋 北
下尾崎
下 津
下 京
下長野
上 下
白 川
仁
末 川
末 盛
杉 崎
佳
滝
盛
幸
子
助
市
吉
喬
正 嗣
昭 俊
清 香
秀 紀
陽一郎
光 徳
重 昭
貴 志
正 一
里 司
裕 人
大 陸
加奈世
柳 子
伸一郎
美奈子
市 夫
伸 司
真寿美
美 咲
久 則
三 郎
政 人
和 利
泰 広
哲 也
正 市
睦 美
眞理枝
隆
克 文
正 紘
雅 子
武
優 子
貴 子
富 雄
孝 一
聡 英
勇
豊 子
凱歌男
早百合
かおり
美 加
充 郎
明 人
美 和
康 男
輝 美
良 成
浩 香
達 郎
達 道
聖 子
明 子
幸 明
肥前中/1999
山鹿中/1997
豊見城高/1977
八代四中/1984
本庄中/1985
福島中/1994
東方中/1980
五十市中/1986
岩川高/1992
武雄中/1997
川内南中/1999
名柄中/1992
天保山中/1996
鹿高専/1980
蒲生高/1990
串良商高/1997
三股中/1981
城南中/1999
出水中/2000
沖永良部高/1987
鹿屋東中/1994
山川中/1974
下入津中/1996
八戸中/1996
吉野東中/2005
国分中/1979
知念高/1981
山下小/2006
託麻中/1990
松城中/1983
志布志中/1989
具志川高/1984
喜入中/1997
古田中/2006
松尾中/1993
臼杵西中/1991
住吉中/1986
山の手中/1995
岩川高/2001
川登中/2002
伊敷中/2002
糸満高/1984
吉田北中/1991
水俣高/1997
笠沙高/1993
松橋中/1992
妻ヶ丘中/1980
錦ヶ丘中/1995
鹿屋東中/1999
南大分中/2004
鴨池中/1978
川内高/1996
伊万里中/1996
鹿大附属中/1976
舞鶴高/1997
玉名工高/1997
山之口中/1995
屋久島高/1988
喜入中/1984
浜玉中/2006
徳之島高/1999
川辺北中/1982
文
勝
正
昭
神埼中/1977
花岡中/1989
白川中/1975
鹿高専/1987
真和志高/1989
蒲生高/2004
三ヶ所中/1991
阿蘇農高/1987
稙田中/1988
今津中/2004
思斉中/2005
伊敷中/1995
湯前中/1992
真和中/1976
鹿本商工高/1993
須木中/1993
阿久根高/1984
南郷中/1989
荒尾四中/1992
伊敷中/1975
垂水高/2003
伊佐農高/1989
鹿児島女高/1990
芳野中/1989
黒神中/2005
城西中/1977
熊本水産高/1989
鹿大附属小/2005
王子中/1982
樹
昭
人
次
操
る み
泰 将
敦 子
修
行 治
奈緒美
香奈子
雄 二
邦 博
晴 子
雅 子
耕 一
雅 弘
富 夫
正 信
康 子
洋 一
孝 子
秀 親
洋 美
義 美
信 二
正 和
良 春
杉 山
杉 山
鈴 木
砂 川
角屋敷
清木場
関
瀬 頭
園 田
園 田
園 田
曽 山
茂
司
俊 司
浩 國
順 次
剛
重 樹
真由美
郁 郎
康 夫
恭 大
正 人
野尻中/1985
都呂々中/1988
鹿児島大/1983
那覇高/1986
古仁屋中/1987
東市来中/1992
細山田中/1983
嬉野中/1998
岩川高/1984
大分大附中/1992
桜山中/1994
生目中/1998
【た】
高 倉 シゲ子
高 崎 清 志
高千穂 大 観
高 塚 賢 司
高 野 昭 久
高 山 弘 一
高 山 みずき
高 良 清 吉
田 川 さおり
竹 内 賢 二
竹 迫
円
竹 下 恵 子
竹 田 美 紀
武 田 陽一郎
武 宮 武 雄
田 島
寛
田 島 廣 幸
田 島 拓 郎
立 川 研 一
田 中 芳 伸
田 中
豊
田 中 義 啓
棚 原
隆
谷 上 勝 盛
玉 寄 善 雄
溜
真紀子
多 良 伸 浩
千 原 昭 嗣
中 馬
薫
千代反田
寛
津嘉山 信 行
月 足 亜由美
月 見 芳 文
對 馬 恵 子
土 山 末 人
土 谷 倫 代
筒 井 啓 太
角 田 紘 一
常 賀 博 義
水 流 さとみ
鶴 田 賢 次
寺 尾
正
寺 岡 悌 二
寺 床 由紀子
寺 原 正 喜
照 屋 人 志
土 肥 晋 也
當 間
實
徳 澄 賢 司
徳 留 健 作
糖 内 正 義
友 寄 英 浩
鳥 居 達 史
祁答院中/1988
戸町中/2001
小国高/1990
臼杵高/1991
明和中/1978
天保山中/1988
福山中/1990
豊見城中/1981
阿久根中/1996
今津中/1997
根占中/1990
加治木中/1985
小国中/1998
川辺高/1986
臼杵東中/1997
木原中/1990
山鹿中/1987
大川内中/1991
東有田中/1990
大塚中/1989
野田女子高/1994
鹿児島西高/1991
伊良波中/1987
八代中/1997
東風平中/1981
大川中/1998
塩田工高/2000
藤園中/1975
諸塚中/1999
三股中/1988
安岡中/1984
鹿高専/1998
沖永良部高/1995
稙田東中/2000
帯山中/1977
東陽中/2005
坂ノ市中/1993
鹿本高/1990
臼杵東中/1989
吾平中/1994
人吉第一中/1994
武中/1979
大分大附中/1988
天保山中/2001
宮崎日大中/1992
城北中/1985
平尾中/1998
同済大/2001
水俣高/1991
鹿屋工高/1994
津奈木中/1991
古蔵中/1979
広瀬中/1979
【な】
中 尾
長 尾
中 川
中 川
仲 里
中 島
中 島
中 須
中 田
永 田
長 束
長 野
長 野
中 野
仲 間
長 嶺
中 村
中 村
中 村
中 村
中 村
中 村
中 森
永 山
情報科高/1992
水上中/1993
蒲生中/1987
菱田中/1980
那覇商高/1981
楠中/1978
玉名中/1990
鴨池中/1974
多良木中/1995
伊敷中/2001
啓成中/2004
佐敷中/1993
大津産業高/1988
別女短附高/1987
宜野座高/1980
豊見城南高/1985
大分東高/1988
田原中/1988
山川中/1979
国分高/2002
天草農高/1991
真和志高/1976
第一鹿屋中/1987
財部南中/2007
明
秀
寿
信
善
博
良
信
美
樹
明
寿
助
子
介
雄
忍
龍 一
美 穂
絵 理
晶 子
結花里
弘
憲 次
龍 彦
敏 彦
正 巳
真 美
幸 夫
洋 一
孝 一
大 祐
− 27 −
永 山
中渡瀬
那 須
鍋 島
成 底
南 郷
新 山
西
西
西 岡
西 倉
西 崎
西 村
西 山
二 宮
二 宮
丹 生
野 口
野 村
【は】
萩 原
橋 口
橋 口
橋 爪
八久保
馬 場
馬 場
羽 生
濱 田
濱 田
林 田
原
原 崎
原 田
原 田
原 田
原 田
春 田
東
東
東
東 畑
樋 口
樋 口
肥 後
肥 田
日 高
日 高
姫 野
日 向
平 岩
平 得
平 田
平 原
平 山
平 山
廣 田
深 牧
深 港
福 岡
福 崎
福 崎
福 島
福 田
福 留
福 冨
福 永
福 原
福 原
福 元
福 山
藤 重
藤 本
淵 脇
船 倉
富名腰
古 川
古 川
別 府
星 野
堀 内
堀 川
堀 切
堀 口
堀之内
本 部
盛 信
要
栄一郎
義 弘
正 美
美 幸
剛
真喜子
美 加
泰 伸
弘 行
大 策
清 隆
文 雄
た え
恵
長 年
多恵子
久 輔
北中城高/1987
西陵中/1987
大宮中/1990
人吉高/1994
豊見城南高/1982
伊敷台中/1998
海星中/1990
明和中/1992
牛深高/2001
天草工高/1992
玉城中/1980
伊敷中/1982
荒尾高/1988
本郷中/1985
免田中/1996
吹上中/1979
上野ヶ丘高/1989
加治木中/1974
谷山北中/2001
久
美
り
誠
憲
順
秀
岩脇中/1982
鹿高専/1989
多良木中/1999
人吉高/1996
福島中/1989
田之浦中/1997
指宿高/1977
熊本北高/1984
玖珠町教委/1999
吉田南中/1988
熊本工高/1986
鹿屋中/1985
菱刈中/1993
枕崎中/2007
米ノ津中/1980
泗水中/1987
宮之城中/2003
鹿屋中/1978
大淀中/1977
皇徳寺中/1991
東桜島中/1995
谷山北中/2005
鹿高専/1988
熊信愛女中/1977
加治木工高/1993
野田中/1992
檍中/1992
北川中/1987
高松中/2001
大淀中/1975
日田林工高/1993
沖尚学高/1987
鹿児島西高/2006
緑丘中/1988
長崎商高/1978
甲東中/1996
大和中/2000
長崎東高/1977
加治木高/1985
江北中/1998
甲南中/1989
伊集院高/2000
出水工高/1991
蘇陽中/1991
出水商高/1981
城南中/1998
東桜島中/1999
坂元中/1980
和田中/2005
加世田中/1981
知念高/1985
高鍋東中/1983
出水中/1994
平尾中/2002
緑丘中/1993
中城中/1986
唐津五中/1976
佐賀西高/1995
伊敷中/1997
多良木中/1992
山鹿中/2000
天草中/1999
鹿児島東高/2002
鹿水産高/1988
伊敷中/1991
大宮中/1981
紀
紀
か
一
彦
子
宣
博
淳
兼 伍
宗 雄
伸 史
竜 一
勝 彦
勝 義
尚 孝
理恵子
隆
一 則
五 月
大 輔
理 枝
晶 彦
浩 造
雄 二
正 和
修
和 孝
麻 由
煕
洋 子
永 文
勝 也
幸 政
邦 彦
由貴子
明 子
邦 彦
凡 夫
多佳子
康 代
理美子
尊 志
賢 一
光 春
俊 幸
準
英 明
素 子
一 夫
逸 雄
吉 正
直 美
哲 也
文 章
朝 賢
明 彦
昌 宏
昌 仁
謙 二
聡 子
祐 嘉
友 弥
不二人
和 子
浩
【ま】
前 川
隆 桜山中/1978
前 田 英 子 国分南小/2002
前之園 純 雄 大淀中/1987
巻 木 美代子 高隈中/2007
牧 原
益 崎
益 満
真玉橋
松 尾
松 岡
松 崎
松 田
松 田
松 原
松 原
松 村
松 元
松 元
松 本
松 本
丸 尾
御 厨
水 上
水 本
水 元
水 元
溝 田
三 田
満
満 尾
光 澤
南 谷
嶺
蓑 田
宮 内
宮 里
宮 里
宮 西
宮之脇
宮之脇
宮 原
宮 原
宮 本
宮 本
武 藤
村 上
本 山
森
森
森
森
森 口
森 園
森 田
森 山
勝 志
哲 明
淳 一
昭 次
浩 志
真 理
理 恵
晃 二
修 平
こずえ
宣 武
郎
弘
美 明
浩 二
裕
章
ひろみ
佳 子
賢 治
重 夫
睦
義 弘
紀 雄
洋次郎
竜 一
純 也
三智恵
直 子
輝 代
隆 靖
雄 之
育 男
紀 生
圭
幸 男
映 美
博 文
英 明
理 香
敦 子
秀 一
隆太郎
亜希子
弘 一
隆
忠 範
孝 子
博 昭
敏 隆
日出男
鹿大附属小/2003
大塚中/1981
甲陵高/1996
知念高/1985
油津中/1978
重富中/1995
滑石中/2007
多良木中/1994
岩脇中/1991
志布志中/2004
谷山中/1984
九州学院中/1978
明和中/1989
鹿高専/1981
河浦高/1987
宮崎北中/1976
花陵中/1977
東与賀中/1995
菊鹿中/1997
湖東中/1995
富田中/1986
赤江中/1983
吉松中/1993
長崎北高/1975
吉田南中/2003
垂水中/1994
阿蘇北中/1996
鹿中央高/1999
伊集院高/1995
京陵中/1993
田上小/2004
港川中/1986
内之浦中/1981
鳥栖高/2002
伊敷中/2006
伊敷中/1986
切木中/2007
人吉第二中/1990
多良木高/1999
神埼清明高/2001
帯山中/2005
球磨工高/1995
門川中/1988
川内中央中/2004
緑丘中/1979
鹿高専/1982
武中/1989
人吉第二中/1995
国分中/2000
有明東中/1986
土々呂中/1984
【や】
八ヶ代
安 留
柳 田
矢 野
矢ノ下
山 内
山 口
山 崎
山 下
山 下
山 田
山 村
山 本
杠
除 川
横 上
横 山
横 山
吉 岡
吉 岡
吉 坂
吉 田
吉 田
吉 永
吉牟田
吉 村
吉 本
四 元
米 倉
米 澤
米 盛
俊 夫
光 一
昭 彦
悦 子
良 子
雅 子
直 美
大一郎
オリエ
清 和
恵 子
広 治
千 加
清 子
芳 郎
勝 行
朋 美
博 行
隆 夫
恒 夫
実
弘 行
祐 一
望
芳 延
高 三
文 昭
光 也
豊 次
ともえ
麗 美
妻ヶ丘中/1990
大島高/2001
上市来中/1996
雄城台高/1990
帯山中/1975
那覇高/1978
崎辺中/2002
大口南中/1998
球磨工高/2003
伊敷中/1978
不知火中/2002
田野中/1988
城西中/2001
佐賀商高/2004
鹿商高/1985
旭中/1983
岸良中/2000
球磨農高/1989
武蔵ヶ丘中/1988
上野ヶ丘高/1981
緑丘中/1990
加治木中/1997
植木北中/1986
串木野西中/2006
金峰中/1986
城南中/1985
西指宿中/1988
平尾中/1989
高山高/1983
西米良中/1994
日当山中/2001
【わ】
若 林
脇
脇之園
和 田
渡 辺
渡 辺
一 雄
久美子
紀 正
保
久 美
繁 秋
枕崎高/1980
大口高/2007
鶴丸高/1975
都於郡中/1982
大分工高/1998
錦丘中/1976
アカデミックホームステイプログラム参加申込書
コース
太
わ
く
の
欄
は
記
入
し
な
い
で
く
だ
さ
い
︒
→
小
中
高
大
県
小
中
会員コード
高
大
全
3W
県
1M
ふ
り
が
氏
希
コ
(ふ
男
名
り
が
住
り
女
□ 1カ月間コース □ 3週間コース
望
ス
ー
現
(ふ
な
〒
(
な)
)
−
(
〒
(
な)
(
)
)
−
(
才)
□ 伊丹
□ 福岡
□ 熊本
□ 大分
□ 宮崎
□ 鹿児島
□ その他(
□ 長崎
)
(
(
)
)
−
(
)
(
(
)
)
−
(
)
e − mail
)
FAX
(
日
□ 成田
市
郡
携帯
(
月
(満
)
都・道
府・県
緊急連絡先
年
市
郡
)
−
(
家族の住所
昭和
平成
)
都・道
府・県
所
が
希
望
発着空港
※ 小学生は3週間コースのみ
生
年
月
日
担
当
者
名
アドレス
)
※大切な書類をお送りするためのものですので、もれなく記入してください。e-mailによる情報提供も行います。
学
校
名
学 校 名 ・ 学 年
卒業年月
小学校
年
月
中学校
年
月
担任教師
高 校
年
月
英語教師
学校
年在学中
写
切
真
不
要
※家族全員についてご記入ください。
取
▲
続柄
氏
名
生年月日
父
大
昭
平
母
大
昭
平
職業(会社名及び学校名を具体的に)
コード
ステイ地
大
昭
平
線
グループ名
大
昭
平
大
昭
平
大
昭
平
得意な科目
1.
不得意な科目
2.
趣
味
特
技
長
所
短
所
)部
健 康 状 態 強健・普通・弱(既往症
英語の成績
このプログラムを
何で知りましたか
5
・
4
・
3
・
2
・
1
活
受
領
)
) 6. 知人(
受
パスポートの有無
2. ない
日
) 5. 参加者(
□
年
月
日(
)銀行に振り込みました。
□申込書と一緒にセンターに現金書留で送ります。
年
月
送
)
(注)送金の場合は「参加者名」にてお振り込みください。
1. ある(有効期限
申
込
金
渡
□ はい □ いいえ □ その他
(
今回一緒に参加される友人や同じグループにな
りたい友人がいたら名前を記入してください。
申込金50,000円は
日
2.
過去に参加された方を知っていたらその方の名
前を記入してください。
申
込
金
月
動
説明会に出席
しましたか?
1. 新聞・ラジオ 2. ポスター 3. ホームページ 4. 先生(
1.
正
式
書
類
渡 航 体 験 の 有 無
月まで) 1. ある(国名
2. ない
南日本カルチャーセンター
)
付
米国国務省人物交流計画に基づく
米国公立高校交換留学
2009年度
第26期生募集
このプログラムは1961年に米国国務省により定められた「青少年の教育文化交流に関する規定」に基づい
て企画され、実施するものであり、米国公立高校への正式な留学制度です。その目的は、日米両国民の友好と
親善を深めると同時に、青少年の国際人の育成を目的としております。
★ 留学内容
□
8月下旬に出発し、アメリカの一般家庭にホームス
テイしながら、米国高校交換留学生として、約10カ
月間米国公立高校に在籍し、異文化交流、相互理解
を行ないアメリカの高校生と一緒に学習し、単位を
取得する。
★ 留学期間 2009年8月下旬〜2010年6月中旬
□
★ 募集人員 50名
□
★ 留学生参加費用
□
1,070,000円
★ 出願締切日
□
第1次募集
第2次募集
第3次募集
第4次募集
出願締切日
出願締切日
出願締切日
出願締切日
2008年 6 月20日
2008年 9 月26日
2008年12月19日
2009年 2 月27日
※ 定員になった時点で締切りますが、定員に達しない場合は、
第4次募集締切り後も、3月20日まで個人ベースで出願希望
者には対応します。
★ 参加資格
□
1 原則として、高等学校の第1学年、第2学年、第3
学年に在籍する男女生徒
2 過去3年間における学校での5段階評価の平均がい
ずれも3以上であること
3 過去3年間における学校での英語の5段階評価がい
ずれも3以上であること
4 在籍高校が留学を許可していること、もしくは、そ
の可能性があること
5 心身ともに健全で、異文化理解の習得に熱心であり、
交流体験を真に希望する者
6 出発までの事前学習を終了できること
7 オリエンテーションの内容を修了できる者
8 参加者、保護者とも、パンフレットの内容と配布さ
れた資料を充分に理解し、センターの指示・決定事
項を遵守できること
★ 発着空港
□
札幌/青森/成田/名古屋/小松/関西/福岡/岡山
鹿児島などの空港から出発できます。
◎ パンフレットの必要な方は「南日本カルチャーセンター高校留学係」までご連絡ください。
先輩からの便り
東京大学(第18期生) 佐藤
由布子
私は第18期生、高校1年生として、2001年の9月から翌年の6月まで、ワシントン州にあ
る Mark Morris High School へ通いました。
日本での3回のオリエンテーションと事前学習を終え、自信をもってアメリカへ出発した
ものの、1日目の夜は、自分が英語を喋られないことに不安を抱きました。それからの特別
英語集中講座では積極的に喋るようにし、その後始まったアメリカの高校生活でも、友達を
作るため、必死になってみんなに話しかけました。また、とにかく英語をと、新聞、広告を
毎日読み、図書館の本、テレビやラジオといったものを活用して勉強を続けました。その甲
斐あって、大切な人達をつくることが出来、今でも連絡を取り合っています。
留学中、日本とアメリカとの違いに触れる機会が多くありました。特に、私が留学した年には、世界貿易センター
のテロ事件などがあり、その時に日本人にはない彼らの愛国心を目のあたりにし、強いショックを受けました。文
化の違いを強く感じながらも、しかし、彼らと一緒に時を過ごす中で、それらの違いを越えて、時には泣き、笑い
合い、
喜びを感じ合えたのはとても嬉しいことでした。
留学を決意してから帰国までの2年間は、大変充実したものでした。帰国直後は、日本とアメリカとの違いに、
日本からアメリカへ行った時のそれとはまた異なる戸惑いを感じましたが、再適応オリエンテーションを受け、再
び1年生として留学する以前の高校へ通いました。そして、その年の秋には英検準1級に合格し、TOEICでは895点
取得と、また一つ目標を達成する事が出来ました。今でもときに、同級生と自分との意識に違いを感じることがあ
りますが、それはマイナスなのではなくプラスになるものであると考えています。留学で得たものをこれからの人
生で活用させることがこれからの私の目標です。
これからも多くの高校生が高校留学という道に挑戦されればよいと思います。その道は、決して楽ではありませ
ん。しかし、自分次第でそれを達成させ大変な価値のあるものにする事が出来るはずだと思うからです。
そして最後に、私の留学を支えていただいたMNCCの皆様に厚く感謝いたします。
お問い合わせ・お申し込み先
旅行企画・実施
㈱南日本カルチャーセンター
〒890-0056 鹿児島市下荒田3丁目16番19号
TEL 099-257-4333(代表) お問い合わせ専用
0120-212122
国土交通大臣登録旅行業第1355号(社)日本旅行業協会正会員
総合旅行業務取扱管理者 平原靖子
ホームページ
http://www.mncc.jp