TotalMedia Backup ユーザーマニュアルはじめにファイルのバックアップと復元が簡単にできるユーティリティ、 TotalMedia Backup へようこそ。本マニュアルには、 TotalMedia Backup を使用する際に必要な情報が掲載されています。・バックアップと復元の基本事項・バックアップと復元・オプション・Backup Monitor ・ArcSoft 製品アップデート・アンインストールバックアップとバックアップと復元の復元の基本事項 TotalMedia Backup には、次に示す 2 種類のバックアップが用意されています。 1. 完全データバックアップ完全データバックアップでは、選択したファイルの完全なバックアップが作成されます。ファイルのバックアップに必要な時間は、バックアップの方法によって異なります。完全データバックアップでは、選択したファイルがすべてバックアップされるため、増分バックアップに比べて終了までに時間がかかります。ただし、復元の場合は、直近の完全データバックアップを復元するだけで済むため、短い時間で復元できます。注 : 初めてバックアップを作成するときは完全データバックアップを使用することをお勧めします。 2. 増分バックアップ増分バックアップでは、前回のバックアップ後に追加または変更されたファイルだけがバックアップされます。増分バックアップは、完全データバックアップに比べて早く終了します。ただし、復元の場合は、元の完全データバックアップだけでなくその後の増分バックアップも使用して完全なデータを取得しなければならないため、時間がかかります。 2 つのバックアップ方法を 4 日間実行する場合の例を以下に紹介します。次の表は 1 ～ 4 日目のファイル A 、 B 、 C の状態を示しています。日ファイルの状態 1 日目ドライブ上にファイル A 、B 、C が存在 2 日目 A 変更 3 日目 B 変更 4 日目変更なし例 1 この例では、初日に完全データバックアップを作成した後、 2 つの方法を使ってバックアップします。日バックアップの方法バックアップされるファイル 1 日目完全 A, B, C 2 日目増分 A 3 日目増分 B 4 日目完全 A, B, C 復元 : 4 日目のバックアップが復元されます。例 2 この例では、初日から増分バックアップを実行します。注 : 初日のバックアップは完全データバックアップではありませんが、すべてのファイルが新しいファイルとみなされるため、完全データバックアップと同様の結果が得られます。日バックアップの方法バックアップされるファイル 1 日目増分 A, B, C 2 日目増分 A 3 日目増分 B 4 日目増分 -- 復元 : 初めに 1 日目のバックアップが復元され、次に 2 日目、 3 日目が復元されます。バックアップのバックアップの概要ハードドライブ上のデータを指定のフォルダにバックアップするには、以下のオプションから選択します。（詳しくは、次ページ以降をご参照ください）・写真、ビデオ、音楽・個人用の文書・詳細バックアップ・スケジュールバックアップ写真、写真、ビデオ、ビデオ、音楽マルチメディアファイル（写真、ビデオ、音楽）だけをバックアップするには、以下の手順に従います。 1. メディアの種類を選択コピーするファイルのカテゴリーのボックスをチェックします。例えば、コンピュータ上のすべての写真をバックアップに含めるには、 [ 写真ファイル ] をチェックします。特定のファイルの種類を含めるには、そのファイルのカテゴリーを選択します。写真ファイルのフォーマット *.BMP, *.DNG, *.EMF, *.FPX, *.GIF, *.JPG, *.JPEG, *.JPE, *.PCD, *.PCX, *.PCT, *.PICT, *.PNG, *.PSD, *.RAW, *.TGA, *.TIF, *.TIFF ビデオファイルのフォーマット *.AVI, *.MPG, *.MPEG, *.M1V, *.M2V, *.MOV, *.QT, *.WMV, *.ASF, *.3GP, *.3G2, *.MP4, *.RM 音楽ファイルのフォーマット *.MP3, *.AMR, *.AAC, *.M4A, *.MID, *.WAV, *.WMA, *.QCP, *.NFO, *.WPL, *.ASX, *.M3U, *.PLS, *.RMP 2. バックアップの種類を選択バックアップの種類を完全データバックアップか増分バックアップから選択します。注: 初回のバックアップには完全データバックアップを選択することをお勧めします。準備ができたら [ 次へ ] をクリックします。バックアップ元に指定したファイルの検索が自動的に開始されます。見つかったファイルの総数とバックアップに必要なディスク容量が表示されます。 3. バックアップ対象ファイルリストを表示 [ バックアップ対象ファイルリストの表示 …] をクリックすると、テキストファイルが開き、検索で見つかったすべてのファイルが一覧表示されます。 4. 保存先とファイル名を設定し、コメントを追加バックアップの保存先を選択し、ファイル名を入力して、作成したバックアップを説明するコメントを追加します。設定が終了したら [ バックアップ ] をクリックします。 [ キャンセル ] をクリックすると、いつでもバックアップをキャンセルすることができます。個人用の個人用の文書個人用の文書をバックアップする場合は、以下のカテゴリーから選択します。対応するファイルの種類は以下の通りです。写真: *.BMP, *.DNG, *.EMF, *.FPX, *.GIF, *.JPG, *.JPEG, *.JPE, *.PCD, *.PCX, *.PCT, *.PICT, *.PNG, *.PSD, *.RAW, *.TGA, *.TIF, *.TIFF ビデオ: *.AVI, *.MPG, *.MPEG, *.M1V, *.M2V, *.MOV, *.QT, *.WMV, *.ASF, *.3GP, *.3G2, *.MP4, *.RM 音楽: *.MP3, *.AMR, *.AAC, *.M4A, *.MID, *.WAV, *.WMA, *.QCP, *.NFO, *.WPL, *.ASX, *.M3U, *.PLS, *.RMP 電子メール: *.DBX, *.WAB, *.PST, *.MBX Microsoft Office: *.DOC, *.DOT, *.PPT, *.POT, *.PPS, *.XLS, *.XLT, *.MDB, *.DIC 会計: *.QDT, *.QDB, *.QDF, *.MBF, *.MNY ACT!: *.ADF, *.PAD Microsoft Works: *.WPS, *.WKS, *.WDB, *.WCM Media Center TV Show: *.DVR-MS Internet Explorer のお気に入り: *.URL Web ページファイル: *.HTM, *.HTML, *.MHT, *.MHTML, *.CSS, *.CHM, *.JS TotalMedia Backup を使用すると、簡単にバックアップを実行することができます。 1. バックアップするファイルの種類を選択ファイルのカテゴリーのボックスをクリックし、各カテゴリーに含めるファイルの種類を選択します。 [ 新しいカテゴリーの追加 …] をクリックすると、バックアップに含めるファイルの種類を自分で作成することができます。 2. バックアップの種類を選択バックアップの種類を完全データバックアップか増分バックアップから選択します。注 : 初回のバックアップには完全データバックアップを選択することをお勧めします。準備ができたら [次へ] をクリックします。バックアップ元に指定したファイルの検索が自動的に開始されます。見つかったファイルの総数とバックアップに必要なディスク容量が表示されます。 3.バックアップ対象ファイルリストを表示 [ バックアップ対象ファイルリストの表示 …] をクリックすると、テキストファイルが開き、検索で見つかったすべてのファイルが一覧表示されます。 4. 保存先とファイル名を設定し、コメントを追加バックアップの保存先を選択し、ファイル名を入力して、作成したバックアップを説明するコメントを追加します。設定が終了したら [ バックアップ ] をクリックします。 [ キャンセル ]をクリックすると、いつでもバックアップをキャンセルすることができます。詳細バックアップ詳細バックアップこのバックアップ方法では、バックアップするファイルやフォルダを指定できます。標準のフォルダツリー構造で目的のフォルダを参照して選択します。フォルダの横のボックスをチェックするだけでフォルダ全体をバックアップできます。フォルダ内の特定のファイルだけをバックアップするには、フォルダをクリックし、バックアップするファイルの横にあるボックスをチェックします。フォルダ内のほとんどのファイルをバックアップするが、全部のファイルをバックアップするわけではない場合は、まずフォルダ全体を選択し、バックアップしないファイルだけを選択解除します。次に、バックアップの保存先を選択し、バックアップ名を入力します。バックアップの種類を完全データバックアップか増分バックアップから選択します。後で内容を確認できるようにするため、バックアップの説明を入力することもできます。準備ができたら、[バックアップ]をクリックします。スケジュールバックアップバックアップスケジュールを設定すると、選択したスケジュールに従って自動的にファイルがバックアップされます。 1. バックアップの種類の選択スケジュールに追加するバックアップの種類を[写真、ビデオ、音楽]、[個人用の文書]、[詳細バックアップ]から選択します。 2. バックアップの設定バックアップの設定には以下の項目があります。写真、ビデオ、音楽メディアの種類を選択 - コピーするファイルのカテゴリーのボックスをクリックします。バックアップの種類を選択 - バックアップの種類を完全データバックアップか増分バックアップから選択します。個人用の文書バックアップするファイルの種類を選択 - ファイルのカテゴリーのボックスをクリックし、カテゴリーごとに含めるファイルの種類を選択します。[新しいカテゴリーの追加…]をクリックすると、バックアップに含めるファイルの種類を自分で作成することができます。バックアップの種類を選択 - バックアップの種類を完全データバックアップか増分バックアップから選択します。詳細バックアップバックアップするファイルやフォルダの指定 - 標準のフォルダツリー構造で目的のフォルダを参照して選択します。バックアップの種類を選択 - バックアップの種類を完全データバックアップか増分バックアップから選択します。注: 初めてバックアップを作成するときは完全データバックアップを使用することをお勧めします。準備ができたら[次へ]をクリックします。 3. バックアップ名とバックアップ先を設定し、コメントを追加バックアップ名は、既定で現在の日付になっています。別の名前を付けるには、15 字以内で新しい名前を入力します。[参照]ボタンをクリックして、バックアップ先を指定します。後で内容を確認できるようにするため、バックアップの説明を入力することもできます。 4. スケジュール設定バックアップの「頻度」、「日付」、「時間」をドロップダウンリストから選択することもできます。準備ができたら[スケジュールする]をクリックします。 5. バックアップスケジュールリストの編集スケジュールバックアップはメインウィンドウに表示されます。このリストを並べ替えるには、各列の見出しをクリックします。 [再スケジュール] - スケジュール設定を表示し、必要に応じて変更するには、バックアップを選択してこのボタンをクリックします。 [今すぐバックアップを開始する] - バックアップを直ちに開始するには、バックアップを選択してこのボタンをクリックします。 [レポートの表示] - バックアップのレポートを表示するには、完了したバックアップを選択してこのボタンをクリックします。バックアップが完了していない場合、このボタンは無効になります。 [無効にする/有効にする] - バックアップを削除せずに無効にするには、バックアップを選択してこのボタンをクリックします。バックアップを有効にするには、再度ボタンをクリックします。 [停止] - 現在のバックアップを停止します。 [削除] - バックアップを削除するには、バックアップを選択してゴミ箱アイコンをクリックします。 [キャンセル]をクリックすると、いつでもメインメニューに戻ることができます。バックアップのバックアップの復元バックアップを復元すると、破損したファイルや削除されたファイルを元に戻すことができます。復元するバックアップファイルを選択して、ダブルクリックします。ウィザードが開いたら、表示される手順に従って簡単に復元することができます。復元方法の選択 [簡易復元]と[高度な復元]の 2 種類のオプションがあります。[簡易復元]はファイルを種類別(例: 写真、会計など)に復元します。[高度な復元]は個々のファイルやフォルダを復元します。復元するファイルの選択 [簡易復元]を選択した場合は、復元するファイルの種類のカテゴリーを選択します。[高度な復元] を選択した場合は、復元するファイルやフォルダを個々に選択します。復元先の選択 2 種類のオプションがあります。選択したファイルを元の場所に復元するか、指定の場所に復元するかを選びます。オプションメニューから [ オプション ] を選択すると、既定のプログラム設定を表示し、必要に応じて変更することができます。バックアップオプションバックアップを作成する際は、ファイルの検索時に TotalMedia Backup でどのフォルダをスキャンするかを選択できます。コンピュータ全体がスキャンされないようにするには、スキャンするドライブやフォルダを選択します。バックアップオプション ([ 写真、ビデオ、音楽 ] と [ 個人用の文書 ]) ごとに別のフォルダを選択する必要があります。チェックボックスを使用すると、ファイルのスキャンをさらにカスタマイズすることができます。プログラムファイルや Windows フォルダ、指定のサイズよりも小さいファイルを除外することができます。詳細バックアップのオプションこの機能を使用すると、追加または除外するファイルの種類をフィルタできるため、バックアップの効率が大幅に向上します。例えば、 *.DOT ファイルを除外してバックアップするには、 [ バックアップ対象外 ] オプションを選択して DOT ファイルフォーマットをリストに加えます。これにより、ファイルをスキャンするときに、すべての DOT ファイルが除外されるようになります。注 : [ バックアップ対象 ] か [ バックアップ対象外 ] のいずれかにファイルの種類を追加してください。両方に追加することはできません。 [ 既定の状態に復元 ] ボタンをクリックすると、既定の設定に戻ります。 Backup Monitor プログラムを起動すると、Windows タスクバーにシステムトレイアイコンが表示されます（通常は画面の右下）。Backup Monitor は、設定されたスケジュールに従ってバックアップを開始します。バックアップの時間になると、プログラムが自動的に起動します。Backup Monitor を終了すると、再起動するまでスケジュールバックアップは開始されません。トレイアイコンを右クリックすると、以下の項目を含むコンテキストメニューが表示されます。 [今すぐバックアップを開始する] - スケジュールの直近のバックアップを直ちに開始します。 [終了] - Monitor を終了します。 ArcSoft 製品アップデート製品アップデート上部ナビゲーターバーの[インターネット]メニューからは、オンライン製品登録、アクセサリの表示、 ArcSoft ストア、製品アップデートなどのサイトに接続することができます。[インターネット]メニューオプションにアクセスするには、インターネット接続が必要です。