報告書 - 富山大学 国際交流センター

チャールストンカレッジ
英語研修プログラム
2016報告書
目次
英語研修プログラム概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
(1)期間
(2)研修先
(3)参加者
(4)日程
(5)ELI(English Language Institute)について
チャールストンカレッジ英語研修プログラムに参加して(個人報告書)・・・・・・・
グループレポートについて
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
17
チャールストンカレッジについて
ELI での授業について
寮生活について
授業以外のアクティビティーとチャールストンの街について
引率教員からのメッセージ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
24
英語研修プログラム概要
(1)期間
平成28年9月4日(日)~10月2日(日)
(29日間)
(2)研修先
チャールストンカレッジ
イングリッシュ ランゲッジ
インスティチュート
English Language Institute
66 George Street
Charleston, South Carolina 29424
☎
(1) 843-953-0457
サウスカロライナ州
http://www.cofc.edu/
歴史情緒あふれる街チャールストンの中心に位置するチャールストンカレッジは、
1770年に創立された州立の教養大学です。現代的な施設と最先端のプログラムを提
供する美しく歴史的なキャンパスには、アメリカ国内のみならず世界中から学生が集
まっており、10,000人以上の学部生および約1,200人の大学院生が在籍して
います。歴史、建築、文化等の分野において世界的に有名なチャールストンは、街自体
が生きた学びの研究室として、学生たちに良い刺激を与えています。
(参照:http://www.cofc.edu/)
1
(3)参加者
学部
・ 学科
学年
氏
名
人文学部・人文学科
2
龍岡
亮太
人間発達科学部・人間環境システム学科
1
成瀬
有香
人間発達科学部・人間環境システム学科
2
村瀬
仁志
人間発達科学部・人間環境システム学科
3
経済学部・経済学科
1
稲垣 建
経済学部・経済学科
3
野口 桜
理学部・化学科
3
鍋谷
雛子
M1
西野
靖弘
理工学教育部・生命工学専攻
竹村
和香奈
<引率教員>
往路:
竹腰佳誉子 (人間発達科学部
准教授)
復路:
神野賢治
講師)
(人間発達科学部
(4)日程
9月 4日(日)
富山空港発 、 羽田空港着後、リムジンバスにて成田空港へ
成田空港発、アトランタ経由でチャールストンへ
5日(月)
~
チャールストンカレッジにて語学研修
30日(金)
10月 1日(土) チャールストン発、デトロイトを経由し成田空港へ
2日(日) 成田空港着後、羽田空港経由で富山空港着
(5)ELI(English Language Institute)について
チャールストンカレッジの中にある ELI(English Language Institute)では、第二言
語としての英語を学ぶための、通常8週間の集中的な英語学習プログラムが提供されて
います。渡航前にレベル分けのテストがあり、到着後、学生はそれぞれの語学力に合わ
せたクラスで授業を受けます。
(参照:http://englanginst.cofc.edu/)
2
Intensive English Program について
チャールストンカレッジでの Intensive English Program は、通常8週間のコースで
すが、今回の研修では富山大学の学生は同コースに4週間参加しました。
授業内容は初級(Beginner)、中級(Intermediate)、上級(Advanced)の3つのレベルに
よって異なり、今回学生が受講した授業は下記の通りです。また、今年度の参加者は
Advanced と Intermediate のクラスに振り分けられました。
Monday
Tuesday
Wednesday
Thursday
8:00-
8:00-
8:00-
9:20
9:00
9:20
9:00
Listening
Novel
Listening
Novel
8:00-
&
Studies
&
Studies
Speaking
Penny (B)
Speaking
Penny (B)
Carol (I)
Friday
Carol (I)
Kim (A)
Kim (A)
9:00-
9:00-
9:25-
9:00-
9:00-
9:00-
9:25-
9:00-
9:00-
9:00-
10:50
10:50
10:40
10:40
10:50
10:50
10:40
10:40
10:50
10:50
Grammar
Listening
Listening
Grammar
Grammar
Listening
Listening
Grammar
Grammar
Listening
&
&
&
&
&
&
&
&
&
&
Writing
Speaking
Speaking
Writing
Writing
Speaking
Speaking
Writing
Writing
Speaking
Linda (I)
Noelle (B)
Carol (I)
Penny (B)
Linda (I)
Noelle (B)
Carol (I)
Penny (B)
Linda (I)
Noelle (B)
Penny (A)
Kim (A)
Penny (A)
Kim (A)
Penny (A)
11:00-
10:50-
10:50-
11:00-
10:50-
10:50-
11:50
12:05
12:05
11:50
12:05
12:05
11:0011:50
Reading & Vocab
Novel
Pronun.
Reading & Vocab
Novel
Pronun.
Reading & Vocab
Carol (B)
Carol (B)
Kim (B)
Studies
Kim (B)
Studies
Linda (I)
Sharon (I)
Linda (I)
Sharon (I)
Linda (I)
Kim (B)
Penny (A)
Kim (A)
Penny (A)
Kim (A)
Penny (A)
12:00-
12:00-
12:50
12:50
12:0012:50
TOEFL Prep
TOEFL Prep
TOEFL Prep
Penny (A)
Penny (A)
Penny (A)
Film Studies
Film Studies
Film Studies
Hayden (B/I)
Hayden (B/I)
Hayden (B/I)
※単位認定について
本プログラムの成績証明をもとに、富山大学にて単位認定がされる場合があります。
ただし、部局により認定科目、単位数等が異なります。
3
個人報告書
1
チャールストンカレッジ英語研修プログラムに参加して
人文学部人文学科
龍岡亮太
僕は大学で英米言語文化を専攻していること、そして、アメリカという国そのものと
アメリカ人の考え方や気質に関心があるのでこのプログラムに参加しました。チャール
ストンは美しい街並みのある有名な観光地で、日本とは全く違う雰囲気と聞いていてと
ても楽しみでしたが、治安の面には不安があるので気を付けるよう言われてもいたので
多少心配もありました。しかし、現地について過ごすうちにアメリカ人はとてもフレン
ドリーで温かい人達だと感じました。チャールストンカレッジでできた友達はいつも僕
たち日本人の事を気にかけてくれていて、よくご飯や遊びに誘って僕たちの滞在をとて
も充実したものにしてくれました。友達だけでなく先生や店員も明るく、にこやかで日
本人を歓迎していることが伝わってきました。僕はわずか一か月の滞在でしたがアメリ
カ人の事がとても好きになりました。
今回の留学で最も印象に残ったことは、日本人と外国人との違いでした。それは特に
ELI での授業において実感できました。授業は日本以外の国からの留学生も何人か一緒
に受けているのですが、彼らは授業中に自分の感じた事や意見を積極的に発言しており、
いつも賑やかな授業でした。反対に日本人は静かに受けるものだという考えがしみつい
ており、また、日本ではそれが常識です。ELI の授業は自ら発言することを求められる
ので僕は最初は日本との違いが大きく苦労しました。しかし、先生も、一緒に授業を受
けている学生たちも意見を真剣に聞いて、受け入れる姿勢をとってくれていたので途中
からは積極的に発言が出来ました。授業を通して、アメリカの各個人を尊重しようとす
るスタイルと開放的な雰囲気がとても良いと感じました。
この留学に参加して、もっと英語を勉強したいというモチベーションが向上しただけ
でなく、自分の視野やものの考え方が大きく広がり、とても得るものの多い留学だと感
じました。
4
チャールストンカレッジ英語研修プログラムに参加して
人間発達科学部人間環境システム学科 成瀬有香
カレッジオブチャールストンでの授業は、グループ
ディスカッションを中心としてグラマー、リーディン
グ、スピーキング、ノベルスタディー、フィルムスタ
ディーの授業を受けた。すべての授業で宿題が出るの
で、平日の午後は図書館で勉強することが多かった。
図書館は夜遅くまで開いていて、カフェもあったので
勉強する環境が整っていた。
クラスメイトは様々な国の人たちで、10代から30代までそれぞれ違っていた。中
には既に結婚している人や就職している人、開業したことがある人がいて、考え方も英
語を学ぶ目的も明確にあって刺激を受けた。そんな彼らと毎日、地球温暖化について、
自国と他国のマナーの違いについて、健康的な食事についてなど、様々なトピックにつ
いて話し合い異なった観点の意見を知ることができた。そして自分より熱心に英語を勉
強するクラスメイトから、勉強法のアドバイスをもらったり励まされたりして、アメリ
カに来てさらに英語を勉強したい気持ちになった。
ここまでは大学での授業の話であるが、私は現地でできた友達との関わりからも様々
なことを学んだ。よく一緒に遊んでいたのは日本に興味があって日本語を学んでいる日
本語倶楽部の学生たちだった。彼らは日本のアニメが好きで日本に興味を持った人が多
いのだが、日本の映画を見たり私たちに質問をしたりして日本を知ろうとしている姿を
見てとても嬉しくなった。また、アメリカに行く前よりも自分が日本に住んでいること
を誇らしく思った。彼らとは海へ行ったり、パーティをしたり、ペイントボールをした
り、バレーボールをしたり、サンセットを見に行ったり、美味しいハンバーガーショッ
プに行ったり…数え切れないくらいたくさんのことをしてとても充実していた。彼らと
話していて一番面白かった話題は日本とアメリカとのトイレの違いについてだ。アメリ
カに来て一番驚いたことだったが、アメリカのトイレは戸を閉めてもすこし隙間が空い
ているので、隙間から外が見えるのだ。
ところで、今回の留学は寮で暮らすことになっていたのだが、自分のルームメイトは
とても優しく気さくな子だった。彼女とは、ふざけて写真を撮ることができるような親
しい仲になり一緒に出掛けることもあった。彼女は私が帰るときに「有香の英語は上達
したよ、だって初めのうちは辞書を使っていたもの!」と言ってくれた。このとき、自
分でも自覚していなかったことだったので自分の成長に気づいてくれて嬉しかった。彼
女とは、留学から帰ってきた今でも連絡を取っている。私は留学から帰ってきてから、
英語を話すために国際交流センターに時々行くようになり、そこでも新しい留学生の友
達ができたのだが、このことを彼女に伝えると彼女は私が英語を今でも話していること
5
を誇りに思うと言ってくれた。
最後に、留学をして思ったことは、
“挑戦してみて本当に良かった!”ということだ。
中学の時から行ってみたいと思っていたので実現できたうれしさもあるけれど、行くと
日本のすばらしさや安全さ、アメリカの大学生の勉強熱心なところなど今まで気づけな
かったことに気づくことができた。そして大学の4年間で自分が何を頑張るべきか改め
て考えることもできた。この留学に行くために自分でたくさんの書類をかいたり、パス
ポートを作ったりして大変だったけれど、留学支援課の先生方や両親のおかげで留学が
実現できて本当に良かった。
6
チャールストンカレッジ英語研修プログラムに参加して
人間発達科学部人間環境システム学科 村瀬仁志
今回の研修先のチャールストンカレッジでの授業では、大学に入るために必要最低限
の英語力の習得を目指している各国の学生と授業を一緒に受けた。授業は少人数制であ
り、5 人から 15 人程度のクラスで構成されていた。オール英語で行われる。他国の学
生は英語を聞き取る力、話す能力がとても高くすぐれていた。一方で日本からの学生は
みな他国の学生と異なって、文字・文法を解いたり書いたり文章を読んだりすることに
すぐれていた。もちろんそれらは教育方法が大きく異なっていることに原因がある。特
に自分の中で衝撃を受けたのは、アメリカの大学ではわからないことや疑問が生じたら
その場で質問して解決するというスタイルである。日本においてはわからないことがあ
ってもその場で教師に質問せずに授業後に教師を訪ねて解決したり、友達に聞いたりし
て解決しているのだ。自分自身教師を目指しており、教育学を現在学んでいる。今回こ
のような違いを実際に見て、授業の形態の違いについて興味を持った。これからの学生
生活でそのような違いが生まれる文化的背景をはじめ、教育システムを学んでいきたい
と感じた。
またアメリカの学生は一人ひとりが夢を持ち勉学に励んでいる。授業後は図書館に足
を運び宿題をやったり、ある友人は音楽コースにいるため自らアポを取り、路上や店の
中で演奏していた。またクラブ活動に励んでいる学生も多い。友人は母国語を英語とし
ており、第二外国語としてロシア語を専攻している。しかし日本にも興味があり、日本
語クラブに参加して日本語の習得、日本文化を学んでいた。皆が自分を高めていくため
取捨選択してやらなければならないこと、またはやりたいことに励む学生生活を送って
いた。
この点において自分自身ももっと学んでいかなければならないと強く感じた。毎日の
生活に意味のある行動をして自身を高め、将来を常に見据えていかなければならないと
強く思った。
今回語学の向上はもちろん、自分の専攻でもあるスポーツ社会学についても学んでく
ることができた。アメリカでは日本の大学での試合に比べて試合が大々的に行われ、来
場する人々が多くいる。そして大学の 1 試合で大きくお金が動いているのである。実際
に自分もチャールストン大学のサッカーの試合を観戦・調査しに行った。来場者の内訳
(外部の観客、本校、対戦校)や、利益、スポンサー、試合情報伝達方法などを調べる
ことができた。
また大学が持つスポーツ施設についてもとても衝撃を受けた。大きさはもちろんのこ
と一つ一つの設備に管理が行き届いており、本大学の学生なら学生証があればどの施設
も使うことができるのだ。このようなことからもアメリカにおけるスポーツの存在はと
ても大きなものであることが分かった。
7
今回の留学を通して単に語学の習得・向上だけではなく日本では知ることのできない
世界観、価値観に気づくことができた。
8
チャールストンカレッジ英語研修プログラムに参加して
人間発達科学部人間環境システム学科 竹村和香奈
今回、このチャールストンカレッジのプログラ
ムに参加した感想を一言で言うなら「最高だった。」
これにつきます。1 か月というとても短い期間です
が、毎日生きた英語に囲まれて勉強できるという
のは魅力的で、さらにアメリカ南部の歴史的な背
景が豊かなチャールストンという街にも惹かれた
ため参加を決めました。
研修では ELI という英語を学ぶ人のためのところで、授業を受けました。クラス
は事前に受けたテスト結果をもとにレベル別に分けられ、私が受けていたクラスに
はブラジル、コロンビア、ベネズエラ、中国、ベトナムなど、世界各地からのクラ
スメートがいました。クラスメートは初日から気さくに話しかけてくれ、少人数ク
ラスだったこともあり、あっという間に仲良くなることができました。授業のなか
で痛感したのが「積極性の乏しさ」でした。私はこの研修に参加するからにはたく
さん話して、貪欲に英語を学ぼう!と思っていて、自分では実践しているつもりで
した。しかし、クラスメートを見ていると全
然足りていませんでした。日本にいると授業
中に発言しない、質問があっても後から個人
的に聞きに行く、というのが普通になってい
てその感覚でいたためです。言いたいことが
うまく伝えられないのは同じ、発言するかし
ないかだけの違いなんだと気付いてからは
日本スタイルを捨て、積極的に発言し充実し
た授業にすることができました。
またクラスメート以外にもアメリカ人で、日本語を学んでいる日本語クラブの学
生と知り合うことが出来ました。授業がだいたいお昼に終わったので、彼らと誘い
合ってご飯を食べに行ったり、学校から歩いてすぐのキングストリートという有名
な通りにショッピングに行ったり、たまには大学のとっても綺麗な図書館で深夜ま
で一緒に課題をやったり(笑)
、していました。週末はビーチに行ったり、アウト
レットモールに行ったり、水族館に行ったり、エンジェルオークに行ったりと様々
なアクティビティを楽しみました。彼らとではありませんが、ボーイング社の見学
に行ったのもいい思い出です。
9
友達との会話の中で、慣れると頻繁に出てくる単語に気付いてきましたが、どれ
も知らないものばかりでそのたびにどういう意味か聞きました。日本で勉強してい
ても決して出会えない単語ではなかったと思います。しかしネイティブの子に説明
してもらうとすっと理解できるし、何より会話の中での使い方を知れるので、私の
大きな目的だった「生きた英語を学ぶ」ができ
ている実感がありました。これはここに来ない
と学べなかったことだと思います。さらに特に
仲が良かった子から「会ったときから一番英語
を学ぶ熱意を感じてた」と言われ、私のいろい
ろ吸収したいという姿勢が伝わっていたことを
とても嬉しく思いました。その姿勢を感じた彼
女は徐々に発音についてうるさくなり、私のよ
きスパルタ教官になってくれました(笑)
この研修で本当に多くのことを学び、帰国してから
も連絡を取り合える大事な友達ができ、なにより自分
の英語力の向上を感じられました。最高のロケーショ
ンのチャールストンカレッジでこんなに貴重な経験が
できたのも、留学支援課のみなさんや、引率してくだ
さった先生や ELI の先生、そして両親、友達のおかげ
です。ありがとうございました!
10
チャールストンカレッジ英語研修プログラムに参加して
経済学部経済学科
稲垣建
このたびチャールストンカレッジにて語学研修へ行って参りました。国外へ出るのは
初めての経験でしたので、不安と期待が半々くらいの気持ちで日本を出発しました。日
本からアメリカへ行くまではとても長い時間を飛行機の中で過ごさなくてはいけませ
ん。何時間もすることもなく飛行機の中でジッと座っているのは苦痛でした。ネットに
繋げられれば暇を潰せるのにと考えました。こんなところでネット依存を実感すること
になるとは思いませんでした。アメリカに着いたのは現地時間の夜でしたので、その日
は軽くルームメイトとあいさつをして就寝しました。Wi-Fi の設定が上手くできない私
に代わって設定してくれました。ルームメイトが親切な方だとわかってうれしくなりま
した。海外旅行での時差ぼけの話を周りからよくされていましたが、残念ながら私には
あまり感じられませんでした。次の日から授業が始まったのですが、授業で驚いたこと
は学生たちがとても積極的に発言していたところです。日本の授業と違って少し騒がし
いとも思われるような授業でしたが、教えている方も発言はしてもらった方がモチベー
ションが上がると思いますし、学生の側も別の学生の意見が聞けるので良い雰囲気だと
私は思いました。アメリカで過ごす中で先生の話す英語やチャールストンカレッジの学
生が話す英語は多少早くても丁寧に話してくださるので何とか聞き取ることが出来た
のですが、私が一番苦労したのが店員さんの話す英語でした。話すスピードが速く、単
語同士を繋げて発音されるので聞き取れるようになるまで時間がかかりました。
これは私がアメリカで滞在していた寮の近くにあっ
たファストフード店の写真です。アメリカで食べた食
事の中ではこれが一番気に入っていたので何度も足を
運びました。アメリカでの食事は、可もなく不可もな
くといったものが多かったように感じます。ただ量は
たくさんありました。アメリカは肉中心の食生活がイ
メージとしてありましたが、利用していたカフェテリ
アではサラダバーもあってイメージが覆されました。
アメリカの空は日本に比べて青みが強いように感じ
られました。また気候もカラッと晴れている日が多く、
湿潤で曇り空が多い地域に住んでいるのでうらやまし
く思えました。しかし対照的に雨の日は激しい雨が急に
降りだすこともありました。私が滞在する間には起こり
ませんでしたが、道路が冠水することもあるそうです。
11
また、クルージングでサンセットを見に行った時は
海に戦艦のような巨大な船が浮かんでいて驚かされま
した。詳しい解説をガイドの方がしてくださいました
が所々わからない部分がありました。
ジブリに出てきそうな大樹も見に行きました。
一番印象に残ったのはアメリカの友達と行った射撃
でした。日本では本物の銃に触る機会なんてないので
はじめは少し緊張しました。射撃場の中もけたたまし
い銃声が鳴り響いていて、イヤープロテクターを着用
していなければ耳がおかしくなっていたのではないか
と思いました。日本では出来ない貴重な体験ができた
と思っています。また国外へ出る時は射撃がしたい
です。
今回の研修では日本に居てはできない経験がたくさんできて自分の中で今までとは
違った価値観を持つことができました。英語が上手くなればアメリカ以外でも使える場
面は多いのでこれからも英語の勉強を続けていきたいと思います。
12
チャールストンカレッジ英語研修プログラムに参加して
経済学部経済学科
野口桜
私は、アメリカの文化を体験してみたくてこの研修に参加しました。そして、それに
伴って英語力も向上したらいいなと軽く考えていました。すると、まず入国の際に、入
国審査官の英語がほとんど聞き取れず、動揺しました。そして大学に到着し、いざ語学
研修がはじまると、ELI の先生の英語はまだ聞き取れるものの、クラスメイトの英語が
聞き取れません。クラスメイトは様々な国から来ていて、なまりが強かったり、そのク
ラスメイト自身も英語のスペシャリストではなかったりして、なかなか聞き取るのに苦
労しました。
慣れない寮生活とオールイングリッシュの授業、そしてその授業もグループでのディ
スカッションが中心で、私は心身ともにとても疲弊しました。しかし、そんな私の心の
支えになったのが、日本語クラブの友人です。日本語クラブとはチャールストンカレッ
ジにある日本の文化やアニメが好きな人達が集まるサークルです。彼ら彼女らは、日本
語をとても熱心に勉強していて、わからない言葉があればすぐ、How do you say?と聞
いてくるようなとても向学心あふれる子達です。
さらに見ず知らずの日本人である私たちに対して、とてもあたたかく接してくれて、
いつも昼ご飯や夜ご飯、そして休日にはビーチに連れて行ってくれたりと至れり尽くせ
りでした。一緒に日本語のドラマをみたりもしたのですが、ドラマを見ているときの彼
女達の反応がとてもオーバーで面白かったです。
さらに、チャールストンカレッジの学生達は、いつも夜遅くまで図書館にこもって勉
強をしていました。アメリカの大学は、入学が簡単、しかし卒業が大変で、日本とは逆
です。皆の勉強する姿を見ていたら、日本での自分の姿がとても恥ずかしく思えました。
様々な面において、日本とは文化が違うなと感じさせられました。でもそれはとても
新鮮でした。異文化に触れて、刺激をうけることができ、非常にいい体験ができたと思
います。
13
チャールストンカレッジ英語研修プログラムに参加して
理学部化学科 鍋谷雛子
このチャールストン英語研修プログラムには、自分の語学力の向上、また海外の学生
と交流することで自分の視野を広げることを目的に参加しました。一か月間も外国で生
活するというのは自分にとって初めての経験でした。様々な不安はありましたが、沢山
のものを得ることができた一か月でした。
チャールストン大学では他の国からの留学生たちと一緒にグラマー&ライティング、
リーディング、フィルムスタディー(映画鑑賞)
、スピーキング、ノベルスタディーと、
5つの授業を受けました。それぞれの授業は学生の能力別にクラスが分けられていまし
た。授業で一番苦労したのは発言の仕方と、グループディスカッションです。日本では
学生は先生に当てられてから意見を言いますが、アメリカの授業では疑問に思ったこと
があれば学生はその場ですぐ発言しますし、先生も問いかけにすぐに答えることを期待
します。ここでは自分から発言しなければ授業に参加しているとは言えなくなってしま
うと感じました。初めはなかなかすぐに自分の意見が言えず、はがゆい思いをしました
が他国からの留学生の堂々とした態度に勇気づけられ、だんだんと慣れていきました。
また授業中には必ずグループディスカッションがありました。日本でもそのような経験
は少なかったので、さらに外国語でとなると、初めは苦手意識がとても強かったです。
しかし毎日のディスカッションはスピーキングの授業以上に英会話の練習になりまし
た。
週末はクラスメイトや日本語倶楽部の学生といろいろなところに出かけました。ドラ
イブや食事に毎週誘ってくれ、本当にフレンドリーに接してくれました。チャールスト
ン大学の先生や学生のおかげで学業以外でもとても充実した留学にすることができま
した。アメリカの学生と過ごすとやはり日本との文化の違いを感じました。一番ギャッ
プに感じたのはアメリカの人は会話中にあまり沈黙をつくらないということです。例え
ば食事中でも黙々と食べるということはなく、常に会話が途切れないようにします。
一度アメリカの学生にそのことについて質問してみると、アメリカでは一緒にいるとき
に何も話さなかったら退屈しているように相手に思われる、と言われました。日本でも
言えることかもしれませんが、アメリカでは特にその傾向が顕著でした。英語で話題を
出していくというのは、自分の知っている単語で話せるものを探していかなくてはなら
なかったので初めは大変でしたが、だんだんと自然に会話を楽しめるようになりました。
チャールストンは美しい自然と都会的な部分とどちらもあり、観光も楽しむことがで
きました。チャールストンで一か月間過ごすことができたのは本当に良い思い出になり
ました。一日一日噛みしめながら過ごしましたがやはり帰国が近づくと帰りたくない、
という気持ちがとても強くなりました。今回の留学で一番良かったと思うことは自分に
自信がついたことです。英語の勉強についてもですが、異国でいろいろな国の人たちと
14
交流し友情を育めたというのは自分にとって大きな財産です。また異文化を体験すると
いうのは日本人としての自分を見直すよい機会でもありました。広い視野をもって世界
に目を向けられる人間になりたいと感じました。
15
チャールストンカレッジ英語研修プログラムに参加して
理工学教育部生命工学専攻
西野靖弘
今回、このプログラムに参加して、自らの英語力がど
れほどなのか、コミュニケーション等を通して自覚する
ことができ、今後の英語学習へ繋がるいい機会となりま
した。授業では、話す機会が非常に多く、日本の授業と
は雰囲気が全く異なりました。同じ授業を受けるクラス
メイトは国や年齢が様々で、英語だけでなくほかの国の
文化など多くのことを学べました。授業はお昼過ぎに終
わるため、午後は自由に時間を使うことができました。
自由時間には大学の施設を使ったり、買い物や、友達の
大学近くにある Market St.
部屋で遊んだりしました。大学ではゲームルームや
運動施設を自由に使うことができ、スポーツやトレーニング、テーブルゲームなどをし
て暇をつぶしていました。また、大学の近くには多くの飲食店や洋服店があり、アイス
クリームやお菓子などを食べたり、買い物を楽しむことができました。
食事は主に大学のカフェテリアで食べていました。カフェテリアはバイキングになっ
ていて、好きなものを取って食べられたのですが、味付けが日本とは異なるものや、肉
が異常に硬い物もあり食べるのに苦労するものもありました。他にもレストランやファ
ストフード店に行きました。レストランでは日本にはないような寿司やハンバーガー、
ステーキなどを食べました。レストランではチップが必要で、初めは支払いに戸惑いま
したが、何度か利用しているうちに払い方に慣れてきました。レストランや、ファスト
フード店ではオーダー時に自分の発音では通じず何度か繰り返すことが多々ありまし
た。夜にはバーにも行きました。アメリカでは、おしゃれなバーが多く、おいしいカク
テルも多いので非常に楽しめました。
アメリカでの生活はとても楽しく、多くの
ことを学ぶことができましたが、自分が思っ
ていた以上にネイティブの人の会話が早く聞
き取れないことが多くありました。行く前に
スピーキングやリスニングをもう少し強化し
ておけば、より円滑に会話でき、もっと楽し
むことができたと思います。1 ヶ月間では目に
日本食店での寿司
見えて英語力が上がったとは感じませんでしたが、会話で伝わらなかった時の言い換え
や、どうにか伝えようとする方法などは学ぶことができました。また、友人が多くでき、
異文化を学ぶことができるとてもいい機会となりました。
16
★
★
★
グループレポート
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チャールストンカレッジについて
人文学部人文学科
龍岡亮太
人間発達科学部人間環境システム学科 村瀬仁志
チャールストンカレッジは一般教養科目や科学といった学問を学ぶため 1770 年に設
立された大学です。学年を重ねるごとに一般教養から専門科目になるといったカリキュ
ラムです。またチャールストンの街と同様に歴史的な建物と近代的な建物が混在してい
て美しいキャンパスだと感じました。設備も非常に充実していて、図書館は大きく清潔
なうえにスタバが置かれているのでとても勉強に集中できる環境でした。学生交流セン
ターという建物もありそこではテレビゲームや卓球台、ビリヤード台などが置いてあり
様々な学生との交流を図ることができます。ジムも充実した設備が用意されていて、学
生は無料で使うことが出来ます。毎週決められた曜日に決められたスポーツを誰もが行
うことができます。また、クラブ活動も積極的に行われています。例えば日本語クラブ
では日本語の学習、日本文化を学ぶために折り紙を折ったり、ジブリをはじめとする邦
画などを見たりなど、さまざまな活動が行われていました。このように学習をするにあ
たって、時には運動したり友達と遊んだり自分の好きなことに没頭したりなどを学校の
施設で楽しむことができます。また、キングストリートというたくさんの店が立ち並ん
だ通りが近くにあるので気軽に息抜きとしてショッピングに行けます。また市内であれ
ば、学生証を持っていれば無料でバスに乗車することもできます。本当に学生が勉強に
集中し、そして快適に生活できるように設備と環境が整っているという印象を受けまし
た。学生たちもとても勉強熱心なので朝から図書館で勉強している姿をよく見かけ、非
常に刺激を受けました。日本とは大きく違う点だと思うのでこれらの部分も楽しむべき
だと思います。
17
ELI での授業について
人間発達科学部人間環境システム学科 成瀬有香
人間発達科学部人間環境システム学科 竹村和香奈
9月5日から9月30日までカレッジ
オブチャールストンで英語を学んできた。
分野はグラマー、リーディング、フィルム
スタディー、ノベル、スピーキングに分か
れていて、ディスカッションが重視された
授業に取り組んだ。よって先生の説明を聞
くことより、皆で意見を話したり聞いたり
することが多く、全体を通して日本の授業
との違いを実感した。
私が紹介するのはグラマー、リーディング、フィルムスタディーについてだ。
グラマーについては、中学校高校で習ったことがすべてであるように感じた。せっか
くアメリカにきたのでただ解く作業ではもったいないと感じ、この授業で習ったことを
実際の会話で使えるようになろうと意識した。
リーディングでは、毎回授業で扱う文章を予習しなければならない。そして授業で文
章の内容についてクラスメイトと話し合って内容の確認をした。実行してよかったこと
は、文章中の意味が分からない単語を英英辞典で調べ、英語で説明された単語カードを
作ることである。これはクラスメイトにアドバイスされたことであるが、説明に使われ
る単語は簡単であるので、ひとつの単語カードを作るにしてもたくさん単語を思い出す
ことができ、作文や会話をすることにも役に立った。
フィルムスタディーでは授業で映画を見て、登場人物の性格や心情の変化、登場人物
同士の対照的な部分をグループで話し合った。また、要約を書くこともあった。私の場
合、一回見ただけでは内容を理解できなかったので、調べて何度か見て理解するように
した。
授業において難しいと感じたことは、先生やクラ
スメイトに自分の分からない点を正確に伝えること
と、他人の意見を人に説明することである。しかしな
がら、授業での一つ一つの学びが実際に会話をするこ
とにつながると感じた。
全体を通して感じたことは、まずは話してみること
が大切だということだ。たとえ正しい文法でなくても
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英語が得意でなくても、話してみると伝わることも多いし、話すことで自分の間違って
いる点を指摘してもらえることもあり、自分が成長するチャンスだ。実際言いたい単語
が思いつかないことばかりだったけれど、簡単な言葉で表すことで表現できる内容が増
えたと実感できた。
私たちは College of Charleston の English Language Institute という英語を学ぶた
めのところで 1 か月間英語研修を行いました。ELI で私たちが受けた授業は 5 つあり
ます。私からはそのうちの 2 つ Speaking &
Listening と Novel Studies を紹介します。
Speaking のクラスでは毎週 1 回、プレ
ゼンテーションの時間があります。トピッ
クが決められ、それについて調べたことや
自分の思いを英語でまとめ、クラスメート
に発表します。不安なのである程度の原稿
は作っていきますが、この授業で必要とさ
れているのは原稿を“読む”ことではなく、
プレゼンの内容を“伝える”ことです。
なので、その場で英語を考えて話す、まさにザ・スピーキングという感じでした。でも
この授業を通して、英語を話すことについての自信がつきました。私たち日本人は人前
で英語を話すという機会が多くあるわけではありません。そのため、人前で自分の言い
たいことを英語で伝える、それを理解してもらうというのは大変いい経験になりました。
また、プレゼン以外の授業では発音の練習が多かったです。この授業の先生のキャロル
は発音に厳しく(笑)、そのおかげで常に発音を意識できるようになっていったと思い
ます。
Novel Studies の 授 業 で は Number the
Stars という本を題材にしていました。少ない
授業時間で本の内容を進めるために、
「次の授
業までに○○ページまで読んできてね」とい
う宿題が一番きつかったです。というのもそ
の量が 20 ページぐらいあったからです。最初
のころは読むのにすごく時間がかかっていま
したが、読み進めるにつれてどんどん内容が
おもしろくなっていったので、苦痛が少なく
なっていきました。授業では、本にでてきた単語をピックアップして考えたり、本の内
容をみんなで整理して考えたりしていました。先生のシャーロンは割とテスト好きなの
か、毎週何かしらのテストがありましたがそのテストもより本の内容を理解するための
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ものだったのでよかったです。
ELI での授業はどれも本当に楽しく、何より力がつきやすい授業だったと思います。
私は ELI の先生、クラスメートが大好きです!!!
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寮生活について
経済学部経済学科
野口桜
理学部化学科 鍋谷雛子
まず、私にとって寮生活というものが初めてで、尚且つルームメイトとの2人暮らし、
という環境がとても新鮮でした。
初日に寮についた時、ルームメイトはまだいなくて、いつくるのかなととても不安で
した。すると翌日の朝にルームメイトが帰ってきて、挨拶も早々に授業にいかなければ
なりませんでした。そのときはちゃんとコミュニケーションをとれるのかさらに不安に
なりました。
しかし何日も一緒に暮らしているとだんだんお互いに慣れてきました。ルームメイト
の名前は Dervn というのですが、彼女は日本語がしゃべれる彼女の友達を連れてきて
くれたり、他にも彼女の友達を紹介してくれたり、とても優しい女の子でした。私は人
見知りでしたが、彼女のおかげで徐々に寮生活にも慣れていけたかなと思います。
ルームメイトと仲良くなると、美味しい
ご飯があるお店に連れて行ってくれた
りするので、絶対に仲良くなっておいた
ほうがいいです!
ただひとつ怖かったのが、二段ベッド
の二段目が2m くらいあるにも関わら
ず、柵がなかったことです。(笑)落ち
たらどうしようかと思いましたが、なん
とか1ヶ月間落ちずに過ごす事ができ
ました。
今回私たちは大学の寮に滞在しました。富大生8人は3つの寮に振り分けられました
が、どの寮も授業を受ける建物にとても近く、設備も非常に充実しており快適に過ごす
ことができました。
私が滞在した寮は、Buist Rivers という名前で、2人で1部屋を使いました。ベッ
ドと机、クローゼットは1人に1つ与えられ、冷蔵庫と電子レンジはルームメイトと共
有でした。シャワー、トイレ、洗面台は各階に設置されており、共同スペースで使用し
ました。シャワーは各階に4つずつしかありませんでしたが、混雑するといったことは
ありませんでした。洗面所や廊下などの共同スペースは掃除係の職員さんが毎日掃除し
てくれます。バスタブは1つだけありましたが、基本的にシャワーで済ませる人が多い
ようでした。
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寮は2階から上が個人部屋になっており、1階は談話室やキッチン、ランドリーがあ
りました。キッチンには IH ヒーター、水道、電子レンジがあり、インスタントスープ
などのためにお湯を沸かすのに使用しました。キッチンで料理して友達と談話室でテレ
ビを見ながら食事を楽しむ人もいました。
学生寮での生活は門限などがあり厳しいのではないかと想像していましたが、想像よ
りも生活リズムは自分の自由にすることができました。週末にはみんなそれぞれ友達を
部屋に呼んだり、イベントに出かけたりして楽しんでいました。しかし寮の入り口には
いつも職員がいて学生証を提示しなければ入れないシステムで、セキュリティーはとて
もしっかりしていました。
寮ではよくルームメイトとの懇親会や自由参加の講演会などがあり、学業以外でも大
学生活が充実させられるような催しや工夫がたくさんありました。非常に良い環境でし
た。
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チャールストンの街やアクティビティについて
理工学教育部生命工学専攻
西野靖弘
経済学部経済学科
稲垣建
チャールストンは歴史的な街で学校の近くにも教会など歴史を感じるような建物が
多くありました。戦争に関係の深い街であるため、公園には大砲のレプリカや当時の要
塞がありました。また、海に囲まれており、少し歩くだけで海の公園に行くことができ
ました。この公園は、噴水やブランコになっているベンチがあり、くつろげました。残
念なことに学校から歩いて行けるところにビーチがなく、車が必要でした。しかし、車
で行ける距離には数多くのビーチがあるので何度か向こうで知り合った友人に連れて
いってもらいました。ビーチでは海で泳いだり、ビーチバレーをしたり、サンセットを
見たりとたくさんのことができました。
学校の周辺には King St.という通りがあり、衣類店や飲食店が数多く並び買い物を楽
しむことができました。この通りを越えると Market St.があり、ここではお土産が買
えるようなお店が多かったです。車や無料のバスを使うと大きなショッピングモールや
アウトレットモールに行くことができました。ここでは、学校周辺で買い物をするより
安く衣類やお菓子を買うことができ、お土産や自分で食べるお菓子を多く買いました。
また、お店の雰囲気も日本とは異なり、アメリカらしさを感じる場所でした。
休日には一度、アメリカの大学で日本語の講師をしている方にペイントボールに連れ
て行ってもらいました。ペイントボールは塗料の球をガス銃で飛ばし相手に当てるゲー
ムでした。このようなゲームは今まで経験したことがなかったのでとても楽しかったの
ですが、普段やっている地元の人達が強すぎて全く勝てませんでした。
他にも数多くの観光地を訪れました。
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引率教員からの
メッセージ
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第 2 回チャールストンカレッジ短期留学プログラム
人間発達科学部 竹腰 佳誉子(往路引率)
第 2 回目のチャールストン・カレッジ短期留学プログラムが 9 月 4 日より 10 月 2 日
までの約 1 ヵ月に渡って実施されました。今回は男女 4 名ずつ、合計 8 名の参加があ
り、昨年度とは異なり、全員キャンパス内の学生寮で現地の学生たちと一緒に生活を共
にしました。アメリカ東海岸の南部に位置するチャールストンは、1 年を通じて比較的
温暖な気候であり、学生たちが滞在していた期間中も天気にも恵まれ、学生たちはビー
チなども楽しんだようです。
今回往路の引率を担当しましたが、現地到着まで大きなトラブルもなく、予定時間よ
り早く現地の空港に到着しました。本学との大学間交流協定締結に向けて、尽力して下
さっているアリス先生や語学学校ディレクターのデイビッドさんらが迎えに来てくれ
ました。彼らからは、寮で学生たちが使用するブランケットなどがプレゼントとして学
生たちに贈られました。
授業が始まって 2 日目の午後にチャールストン空港そばのボーイング社の工場見学
に行くことができました。工場では、ボーイング 787 の組み立てが行われており、そ
の組み立ての工程を間近で見ることができましたし、ボーイング社のカスタマーサービ
ス担当の職員の方からは様々な文化圏の顧客と円滑にコミュニケーションや仕事を行
うために気をつけていることなど、また工場を案内して下さった方からは組み立ての工
程の説明の他、ボーイング社が環境にいかに配慮しているか、またどのように地域貢献
をしているかということも教えていただきました。
1 カ月という期間は決して長い期間ではありませんが、初めての異文化体験や英語漬
けの日々はこれからの英語の勉強や将来設計に関して大きな影響を及ぼすのではない
かと思います。また機会があれば、是非チャールストンを再度訪問して下さい。チャー
ルストンの街やそこに暮らす人たちが皆さんを温かく迎えてくれると思いますよ。
(ボーイング・チャールストン工場にて 9/6/2016)
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歴史と文化の漂う街
人間発達科学部 講師 神野 賢治
プログラムに参加された皆さん、お疲れ様でした。私は復路の引率を仰せつかりまし
たが、現地 College of Charleston 内で学生の皆さんとお会いした瞬間は、皆、活き活
きとし充実した表情だったことが印象深く残っています。
College of Charleston では、最後の ESL Class(writing/grammar)の時間にお邪
魔しました。もちろん終始英語の授業でありますが、日本人だけではない外国人留学生
とコミュニケーションを積極的に図り、少々苦戦する場面も見えましたが、語学に真摯
に向かう皆さんの姿が頼もしく感じました。また、College of Charleston のスタッフの
皆さんもホスピタリティにあふれ、気さくで学生の皆さんから信頼を得ている方々ばか
りでした。初めての外国という学生も多かったと聞きましたが、安心して現地での生活
を送ることができたのではないでしょうか。
チャールストンの街を散策すると、近代的な店舗が並ぶ通りがあり、多くの人々がシ
ョッピングを楽しんでいる一方で、公園や教会、市場、馬車(観光用)など、南部の文
化をどこかしらにみることができ、市民が歴史と文化を大変重んじていることが伝わり
ます。
私 は ス ポ ー ツ の マ ネ ジ メ ン ト や ビ ジ ネ ス を 研 究 領 域 と し て お り 、 Exercise
Physiology Class(運動生理学)の授業も聴講しました。その中で、カレッジ内にあ
る運動・スポーツ施設をご案内頂きましたが、日本がこれから目指している地域に根差
したスポーツ文化も感じることができました。カレッジ内のスポーツ施設は広く地域住
民に開放され、日中から学生とともに運動・スポーツを行うコミュニティ機能がありま
し た 。 ま た 、 学 内 外 に お い て 、 え ん じ 色 の ス ク ー ル カ ラ ー に 「 CHARLESTON
COUGARS」と書かれたスポーツクラブの統一チーム名を身にまとう人々を見ること
ができました。
これは、日本の大学や学校にはまだまだ少ない光景です。スポーツ施設だけではなく、
図書館や美術・芸術センターなど、College of Charleston が様々な文化交流の拠点にな
っていました。この場で生活をすることができた学生の皆さんの経験は、素晴らしいも
のです。
学生の皆さんには、短期の語学研修プログラムの中で、英語を学ぶだけに留まらず
様々な学びがあったことを確信します。また、今後多くの学生の自己実現の機会になる
ことを期待します。
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