平成27年度第4回子ども・子育て会議 会議録(PDFファイル

平成 27 年度第4回三鷹市子ども・子育て会議 会議録(要旨)
1 日 時
平成 28 年2月 23 日(火)午後6時 30 分~8時 30 分
2 会 場
三鷹市公会堂さんさん館 3階 多目的会議室A・B
3 議 題
4 出席委員
(18 人)
山本 真実(会長) 加藤
誠二(副会長)
井口 眞美
大塚
ゆり子
庄田 淳子
井梅 由美子
舘岡
加奈
川畑 和美
五島 弘子
長沼
美恵子
竹内 美佐子
大澤 彰
師橋
千晴
藤田 尚子
高橋 幸子
藤谷
健郎
松本 伸一
土肥 祥吾
5 行 政
(22 人)
子ども政策部長 竹内 冨士夫
子ども政策部調整担当部長
宮﨑 望
子ども育成課長 齋藤 真
保育園管理運営担当課長 田中 信子
児童青少年課長 和泉 敦
子育て支援課長 海老澤 博行
ちどりこども園担当課長 遠山 みゆき
西野保育園担当課長 飯泉 美智代
子ども家庭支援センター長
清水 節子
西児童館担当課長 丸山 尚
東児童館館長 塚本 亮
健康福祉部調整担当部長 濱仲 純子
障がい者支援課長 野々垣 聡子
健康推進課長 齋藤 浩司
北野ハピネスセンター館長
吉田 克秀
教育部生涯学習担当部長 宇山 陽子
教育部総務課長 髙松 真也
学務課長 桑名
茂
教育支援担当課長 田中 容子
児童青少年課 松井 彩
子育て支援課 荒木 俊博
6 会議の
公開
公開・非公開
7 傍聴人数
0人
児童青少年課 松下 玲奈
1 開
会
(午後6時 30 分)
2 子ども政策部長あいさつ
3 議
事
児童青少年課長より、会議次第説明・配布資料の確認
会長:皆さん、こんばんは。第4回三鷹市子ども・子育て会議を始めていきたいと思いま
す。
次第に従って議事を進めてまいりますが、時間の制約もあるので、委員の皆様には円滑
な会議の運営にご協力をお願いいたしたいと思います。
では、本日の報告事項の1つ目、ア
三鷹市健康福祉総合計画2022(第1次改定)
案についての説明を事務局よりお願いします。
子ども政策部長より、健康福祉総合計画2022(第1次改定)案に基づき説明
会長:ありがとうございます。今、事務局より福祉総合計画2022の説明をいただきま
したが、ご質問、ご意見があったらいただきたいと思います。
委員:93 ページの、南浦西保育園が4月から公私連携型の民設民営保育園に移行するとい
うことで、この4月からは公立の職員の先生というのは1人もいなくなるのですか。
子ども育成課長:南浦西保育園が公私連携へ移行しますが、基本的には、今までと同じよ
うに市から派遣という形態は変わらないので、これまでと同じように派遣されるようにな
ります。
もともと公設民営園のときから、市の職員は、保育が安定するまでの派遣をして、随時
保育の安定を図りながら引き上げていくというのは変わっていませんので、南浦西につい
ても公設民営のときと同じ形で派遣していきます。
委員:95 ページの児童館の充実及び機能強化というところで、中学生、高校生の居場所と
しての強化ということで、平成 28 年度からモデル事業とありますが、具体的にどんな形の
事業を考えているのでしょうか。
西児童館担当課長:4月から行うモデル事業は、週1回、開館時間を、今まで午後5時を
午後7時まで、2時間も延長するということです。全館的に開放するのではなく、1階の
遊戯室と、2階の西社会教育会館の視聴覚室という2つの部屋を使って、中高生及び若者
の居場所づくり、相談支援の活動をしていこうと思っています。
委員:比較的小さいお子さんとかも午前中で来て、小学生、中学生、それから地域の方々
と交流があって、多世代交流は今もなされていると思いますが、その辺も変わって、今の
事業とは違う内容のものがどんどん入ってきてしまうのですか。
西児童館担当課長:平成 28 年度については、モデル事業で週1回、夜間2時間延長すると
いうことで、そのほかの児童館の活動事業は今までと変わりません。乳幼児、小学生、中
高生は、今までどおり遊べます。
子ども政策部長:少し補足をさせていただきます。
95 ページの(2)の①に、今後の方針というか、考え方について記載をさせていただい
ているとおり、児童館機能の強化ということを考えています。
それから、社会教育会館本館については、今度新しくなる複合施設の中の4階部分にで
きる生涯学習センターになります。児童館2階の社会教育会館東西館は、現在は分館とい
う位置づけになっていますが、社教会館がそちらに集約されることになりますが、現在あ
る2階の社会教育会館の機能については、イコール生涯学習というわけではありませんが、
機能についてもしっかり維持をしつつ、中高生世代のニーズであったり、多世代交流施設
として、そっくり高齢向けに変えるということではなく、あくまでも児童館、今の活動を
ベースにしながら新しいニーズに応えていきたいということで、今、庁内でチームを設け
て検討させていただいている状況なので、ご理解いただきたい。
会長:機能が変わることでご心配なのだろうと思いますが。
委員:現場をよく見ていただき、よいものを残し、余分なものはもちろん省いてもらって、
全て市民の声を聞くというのは無理と思いますが、周りの協力している方のお話にも耳を
傾けてもらって、よい方向に私たちも協力していきたいと思いますので、よろしくお願い
します。
子ども政策部調整担当部長:今の質問に関連して、西児童館では、来年度、乳幼児向けの
利用者支援、相談事業を充実させていくので、よろしくお願いします。
委員:待機児童解消ということで、平成 29 年度に1園増やすという記載があって、本年度
も 100 人申し込みが増えたということですが、0歳児、1歳児、2歳児などの選考状況が
多分出ていると思います。1園増やすというところで、1歳児に対する対策があったら教
えていただけませんか。
子ども育成課長:待機児童の中でも0から2歳が非常に多く待機の方がいらっしゃるが、
育児休業を取った上で1歳から申し込み枠を確保するということで、公立保育園でも0歳
児枠を廃止するといった試行的なことも行いました。
また、1歳の枠を増やすために、なるべく新規開設園については定員の差を設けるよう
にして、なるべく枠を広げるような工夫もしています。
委員:平成 29 年度や 30 年度の新規の開設園についてちょっとお尋ねしたいのですが、こ
れは認可保育園のご予定ですか。それとも小規模保育施設の開設のご予定なのですか。そ
の場合、小規模保育施設は0~2歳児の施設ですが、3歳児の移行先の確保というのはど
うなっているのですか。認証保育所も、主に0~2歳児の施設で、小規模保育施設が増え
ることによって、認証からの3歳児が認可へなかなか入りづらくなってきています。こう
した課題もありますので、小規模保育施設を、今後、増やしていく予定がおありなのかど
うかお伺いしたいと思っています。
子ども育成課長:91 ページの平成 29 年3園というのは、認可保育園を予定しています。
平成 30 年度の開設1園も、計画上は認可保育園ということで計画していますが、小規模保
育も待機児童解消の切り札として非常に注目されているので、開設支援は行っていきたい
と考えています。しかし、3歳児の移行先の確保ということが非常に難しいので、3歳児
枠を広げることも非常に重要な課題となっています。そうした課題を見据えながら、小規
模保育施設についても、適当な場所があれば開設支援はやっていきたいと考えています。
会長:91 ページ(2)の幼児教育の充実のところで、もともと2園だったのが、平成 28
年度に1園になったということですが、その辺の実情はいかがですか。
子ども育成課長:移行園が1園になった関係ですが、様子を見ながら引き続き検討してい
るので、今後の状況を見ながら移行を図っていきたいと考えています。
会長:今、検討し、様子を見ている一番の理由というのは、どういうところなのですか。
子ども育成課長:基本的には、法定価格の関係で、私学助成と運営費の関係、それから一
時預りの実施するうえでの職員体制など総合的に判断しながら、園として運営できるのか
考えています。
会長:そのほかはいかがですか。ご意見などでもよろしいですが、よろしいですか。
また、先ほどの待機の問題とか詳しい事情については、後の開設予定のところでも補足
して説明していただけると思いますので、またご質問があれば出してほしいです。
後で戻っていただいても構わないので、最後のまとめのところで、お気づきになったら
お声がけ願います。
では、引き続き、イの、平成 28 年度開設予定保育施設についてのご説明をよろしくお願
いします。
子ども育成課長より資料2に基づき説明
会長:平成 28 年度4月開設予定の特定教育・保育施設、それから特定地域型保育事業者に
ついてのご説明をいただきました。ご質問があればお願いします。
委員:特定教育・保育施設の後半9のフィッシャー幼稚園に関して、これは先ほど説明し
ていただいた 91 ページ(2)に該当する幼稚園と思ってよろしいのですか。
子ども育成課長:91 ページの1園というのが、フィッシャー幼稚園になります。
委員:地域の教育・保育に係る総合的な提供体制を確保ということで、その具体的なこと
について、ほかの箇所に書いてありますか。
子ども育成課長:特に具体的に書いているのは、ここの記述だけですが、新制度に移行す
ることによって施設型給付という新しい制度の枠組みに入っていくので、基本的には今ま
で文部科学省や厚生労働省など二元的だったのが一元化を図りながら、制度としては基本
的に国が新制度への移行を目指すところになっていくということになります。
委員:この新制度に移行すると、国のそのような提供体制のもとに置かれて、私立の幼稚
園であっても同じような教育が受けられるようになると考えてよろしいのですか。
子ども育成課長:新制度になったとしても実際の幼児教育の内容はそれほど変わりないで
すが、国が目指すところとしては、基本的には新制度の枠組みとして、本来であれば全て
新制度に移行するというのが国の狙いだが、幼稚園の場合、従来型の幼稚園も残している
ので、そこは事業者判断で移行するかどうかを決めていくということです。
会長:定員枠も1号認定しかいないので、新制度へ移行してもどこが新制度なのだろうと
多分思われたのかなと思いますが、新制度に移行すると、地域の子育て支援として一時保
育事業なども実施する可能性も出てくるので、とりあえず新制度に入るというところから
スタートするということです。
委員:同じく幼稚園のところでお伺いしたいのですが、今までは新制度に移行しない園は
私立幼稚園だったので、三鷹市以外の調布市や武蔵野市など、近隣にお住まいのお子さん
も幼稚園のほうに自由に入園されていたと思います。新制度に移行することによって、今
現在、三鷹市のお子さんの比率というか、三鷹市の割合が多いのか、それともよその市の
割合が多いのですか。あとは、例えば選考する基準で三鷹市の方が優遇されるなど、これ
だけ待機児童が出ているので、保育園では難しいけれども、幼稚園で何とか対応できない
かと思われている保護者の方もいらっしゃるかと思いますが、三鷹市のお子さんが優先的
に入れているのかどうかを教えてほしいです。
子ども政策部調整担当部長:新制度に移行する園とそうでない園と、今、大体半々です。
3,300 人ぐらいのうち約 1,000 人が市外からの方です。残りの 2,300 人ぐらいが三鷹市民と
聞いています。
新制度に移っても、基本的には私学助成のときと同じように建学の精神を持ってそれぞ
れの特色ある幼児教育をやっていただくということは変わりません。
選考につきましても、2号認定とか3号認定の保育と違って、利用調整は基本的に入ら
ないということなので、今までどおり園の方針で選考ができます。ただ、新制度に入ると
応諾義務というのがあるので、定員に満たないまでのご希望者は基本的には受け入れる義
務があるということが新制度の特徴です。
副会長:幼保一体化というのは、もう何十年も前から繰り返されて、子どもが子どもとし
て生まれて日本国民の一子どもとして平等に大切に保育される、教育されるというのが、
本来はあるべき姿だと思いますが、厚生労働省と文科省で、もうずっと一緒にしようと言
われ続けて、5年、10 年ぐらい前に子ども園に統一するというのが1回決まりました。そ
れが、今回も新制度になるといって一体化かと思いましたが、五元化ぐらいになったとい
うのが実態で、なかなか制度が統一されない、なかなか1つのものにまとまらないという
のが現状で、非常にわかりにくい制度です。それで現場も混乱しているし、市役所も混乱
しているし、利用している人も混乱しているというのが今の実態ではないかと思います。
あまりいい意見ではなくて申しわけありません。ただ、これが現状という気がします。
会長:今回、子ども・子育て会議や計画を通して、三鷹市として子どもたちに提供する資
源を、幼稚園も含めて考えていきましょうということが言われています。今回新制度の改
革によって、今まで二元的だった幼稚園、保育園など分かれていたものを、一体的に提供
することにより、三鷹の子どものために、家庭のためにプラスになるようにしていこうと
いう姿勢を、この計画でも示しながら考えていこうというところだと思います。だから、
実際はなかなか混乱し、事業者のいろいろな理由もあるかもしれませんが、市としてのス
タンスというところでご理解していただいて、何か歩み寄れるところがあれば一緒に変え
ていけるご意見を出せればいいのかなと思います。
そのほかはいかがですか。
委員:現状として把握できていたらで結構ですが、この新設保育園等新任保育士の確保と
いうことがどうなのかが非常に関心があります。
子ども育成課長:確かに、保育士不足というのは非常に厳しい状況にあり、新しい保育園
も、保育士確保に非常に躍起になって今頑張っているところです。三鷹市としても、その
辺を支援していくために、保育士を確保するための方策を来年度予算対応を含め考えてい
るところです。
委員:ぜひ新設のところでよい保育の質を保っていただけるようお願いします。
会長:これはたいへん大切なことです。各事業者が、大変苦労していらっしゃるのは事実
だと思いますが、それぞれの自治体でも保育の責任というのをきちんと持って質を確保す
る姿勢を持ちながらやっていただくというところも大切かなと思います。
委員:今まで小規模A型だったと思いますが、こういう制度がある以上、三鷹市としても
事業者がC型の開設を希望されたときは、開設を支援していくということになるなのです
か。
子ども育成課長:C型は、今回、開設するほかにも既に1施設開設していますが、グルー
プ型ということなので、マンションの1室とかを使って2人体制でやっていきます。こう
いったところで空き室の活用を図りながら、適当な物件があって、やりたいという希望が
あれば、待機児童の解消にもつながりますので、開設支援を行っていきたいと考えていま
す。
会長:ありがとうございます。そのほかはいかがですか。
地域型保育事業については、ここで報告をして認めていくということになっているので、
よろしいですか。
さっきもC型とありましたが、複数の家庭的保育事業がグループ型になって、類型とし
てはC型という形態になりますが、いわゆる普通の小規模保育という、イメージよりも、
家庭的保育が2つというイメージでいいのですか。ここは曖昧かなと思いますが。
子ども育成課長:イメージとしては、家庭的保育のイメージに近く、小規模保育のような
19 人規模という施設ではなくて、5人と5人の合計 10 人といった定員の規模です。ただ、
いままでご自宅とかで個人型の家庭的保育をやっていますが、保育の安全性からも、自宅
ではなく、できれば安全を確保された施設を利用して開設することを支援していきたいと
考えています。
会長:ありがとうございます。
続いて、ウの子ども発達支援センター(仮称)とエのゆりかご面接の実施についての2
つの議題について、あわせて事務局よりご説明いただいて、一括してご質問、ご意見を頂
戴したいと思います。よろしくお願いします。
北野ハピネスセンター館長より資料3に基づき説明
健康推進課長より資料4に基づき説明
会長:ちょっと大きな問題が2つ一緒になってしまったのですが、まず子ども発達支援セ
ンター(仮称)のほうで何かご意見とかご質問がある方、いらっしゃいますか。どうぞ。
委員:この子ども発達支援センター(仮称)で事業拡充の対象年齢の幅を就学前から 18 歳
までという、これからの新規事業として掲げている5番の(1)保育所等訪問支援事業の
実施とあり、これは 18 歳までの拡充で、集団生活を営む施設に直接専門スタッフの方が訪
問していただいて専門的な支援を行っていただけるという記載がありますが、これは学童
保育所等にも直接来ていただき専門のスタッフの方からいろいろアドバイスをいただける
という計画なのですか。
北野ハピネスセンター館長:保育所等訪問支援事業については、平成 24 年度の改正児童法
の中で新規に出てきた事業と考えています。
この事業は、幼稚園、保育園だけではなく学童も視野に入れて考えることはできるかな
と思っています。ただ、現在、ハピネスセンターの幼児部分については就学前をメインに
やってきた経緯があります。今回の移転に伴って対象年齢は上げる。ただ、上げたといっ
ても全てできるとは今考えていません。まず、移転した後に、現在の事業を当然充実させ
るということと、利用者の方のサービスの質の低下はさせないということがあります。そ
の辺も視野に入れながら、体制の問題もあります。もう1つ、アウトリーチ的には巡回発
達相談、この事業も幼稚園、保育園にやっています。この事業も継続的に考えているのと、
これとあわせて、保育園の訪問事業もやっていきたいと考えています。
そして、学校等についても、将来的には、視野に入れて考えるというのは当然あろうか
と思いますが、平成 29 年度からすぐできるかということは、かなり難しいと今考えていま
す。したがって、まず足元を固めながらやっていきたいと考えています。
会長:即できないのはわかりますが、今のご質問は、学童保育とおっしゃっていて、そこ
は大丈夫ですか。
北野ハピネスセンター館長:今、学童保育も巡回発達相談の事業で回っていると思います。
先ほどお話ししたように、保育所訪問支援事業についても、視野に入れてやっていきたい
と考えています。
ただ、巡回発達相談とすみ分けをしながらやることが必要と思っています。というのは、
保育所訪問支援事業は障害福祉サービスになるので、やはり保護者の方の協力がないと、
要は受給者証が必要になります。したがって、そこの協力がないと進めることは難しいと
思っていますので、そうなると、巡回発達相談のほうに入っていきながらやっていくほう
がスムーズに対応できるかなと思っています。
会長:いろいろ事業の枠が違うので難しいというところですが、学童でも、保護者の協力
を得られて、もしそういうご相談があるということであれば、そっちから来ていただくこ
とも今後検討していただくという方向でやっていかれるということでよろしいですか。
副会長:幼稚園では、最近は、確かに発達に心配のある子が増えているのは事実だと思い
ます。もうちょっと機能なりスタッフなりを増やしていただかないと、ニーズには足りな
いのではないかというのが実感です。
それともう1つ、このサポートファイルの導入ということに関して、現在、就学支援シ
ートを書かなければいけない、提出しなければいけない。
サポートファイルを導入して、こういうのを一括してぜひ管理できるように。逆に、こ
れをやったことで負担が減るし必要な情報がみんな共有できるシステムづくりをぜひやっ
ていただきたい。
委員:保育園のほうも発達的にいろいろ心配のある子がほんとうに増えていて、ハピネス
からも巡回に来ていただいてアドバイス受け、ほんとうに助かっています。ぜひ人手を拡
充していただいて、巡回なりその辺は、是非していただきたいなというのを思っています。
対象年齢が就学前から 18 歳ということでは、総合的にいろいろな意味で広がって、とっ
てもすばらしいことだと思いますが、成人部門のほうが、市のほうでこういう支援センタ
ーをつくりいろいろ拡充していくというところでは、ぜひ委託をしないで市でやっていっ
ていただきたいと思います。
健康福祉部調整担当部長:今回、子ども発達支援センターは現状、市の直営で運営をさせ
ていただくことで進めています。
また、くるみ幼児園が北野ハピネスセンターの施設から移転をするということで、けや
きのもりという成人部門の部分についても、指定管理者制度も含めて事業拡充の方向も検
討を進めていきたいと考えています。
会長:くるみは委託になるのですか。
健康福祉部調整担当部長:子ども発達支援センター(仮称)については、くるみの幼稚園
を含めて、市の直営で進めさせていただきます。
移転後の北野ハピネスセンターの成人部門については、今も委託で事業を行っていますが、
指定管理者という方向性も検討しつつ、事業の拡充を検討してまいります。
委員:サポートファイルの話ですが、やはり障がいのある、特に軽度の障がい、ボーダー
の障がいのある子どもの親にとっては、ずっと自分の子どもの記録が公な形で、学校で、
最後までつきまとうのかという見方もできなくはないと思います。やはりこの導入に関し
ては、そういった保護者の気持ちも含めて慎重に進めていっていただければと思います。
会長:北野ハピネスセンターの力というか歴史というか、三鷹で非常に機能を果たしてき
たものがありますので、新しく発達支援センターを作る自治体とは違って、そういった実
績ややってきたことを大切にしながら、よいものをつくっていただければいいかと思いま
すので、ぜひまた意見を言っていただければと思います。
今幾つか出たので、保育所訪問事業の話もそうだし、サポートファイルの話もそうです
し、全体としてスタッフをもう少し充実させてというのも含めて、また今後の課題という
ことで事業計画のほうに反映していただければいいのかなと思います。
では、ゆりかご面接についてご意見はありますか。
委員:ここのところ、病院でパパママ学級とか行っても、お世話しか出てきません。子ど
ものおむつの変え方とか、ミルクの飲ませ方とか。だから、生まれて2か月は、ほんとう
に静かなところで落ち着いておっぱいを飲ませることがどんなに大事かとか、この2か月
で母子関係のほとんどができてしまうとか、そういう心が発達していくのを、新生児訪問
でいろいろ伝えていただいているとは思いますが、せっかくこういう機会があるから、こ
の面接のところに心の育ちを支援していけるような資料とか、そういうこともお願いでき
ないかと思います。
大体保育園に入りたいというお母さんに面接してみて、どうですかという話を聞いて、
人見知りをしていると保育園に入れてもらえないんじゃないかと思っているみたいで、う
ちの子はしないんですとおっしゃいます。人見知りひとつにしても、ちゃんと正しい知識
をお持ちになって子育てをされていないのだと思います。
心の育ちを見ていく面、人間を育てていく一番大事なところを、新生児訪問ですごく頑
張ってくださっていると思いますが、何かお伝えできる手段があったらご検討いただきた
いと思っています。
委員:私のイメージの中では、ゆりかご面接というのが特定妊婦を探すということで、子
どもの育て方とか心の発達とかも大事だと思いますが、とても限られた時間の少人数の中
で、そこまでを期待するのはとても、やる人にとってはすごい負担ではないかというのが
ありますので、どれだけ特定妊婦が見つけられて、そして虐待因子にならないようフォロ
ーの仕方をどうやっていくのかというほうで、できれば新生児訪問ではそちらを増やして
いただいてケアできたらいいかなと思います。
そんなイメージで、ゆりかご面接に関しては、助産師会でも妊婦さんに対する最初の面
接というのは、保健師とか助産師とか資格を持っている人がきちんとした対応ができれば、
把握とかできるのでいいことだよねという話は、前々から言っていたのです。母子手帳を
もらいに来る場所、市政窓口とか保健センターに来る方は、2割ぐらいいるかいないかぐ
らいの中なので、全て市政窓口に専門職がいるわけではなく、お話ができないということ
は今まで聞いていたので、この面接が始まることはとてもいいことだと思っています。地
域の連携でここからまた保育園に連携とか、そういう部分で育てていけたらいいのかなと
思いまして。
あと、病院も、すごい事情が大変で、助産師になってもすぐ辞めちゃう方がいたり、と
てもすごく忙しい体制になっていて、そこまでのきめ細かな指導ができないという話も伺
って、病院のできないことを地域でやっていけるというのがいいのかなと思います。
健康福祉部調整担当部長:いただいたご意見をしっかり事業のほうに反映させていきたい
と思っています。もちろん、支援を必要とする特定妊婦の方は、何かお困り事がないかと
いう視点も大切だと思っていますが、それとは別に、自分が子どもを育てている母親のイ
メージというのを、ご家族で持っていただけるような面接にしていきたいと考えています。
できるだけ保健センターに来ていただくことで、来年、29 年の4月には、三鷹中央防災公
園・元気創造プラザに保健センターが移るので、皆様に足を運んでいただきやすい施設と
してもどんどん成長をしていきたいと考えています。
会長:中身については、これからまたいろいろやっていくと思いますが、外枠でわからな
いところがあって、先ほど全戸訪問をやります。当然、新生児訪問もあって、そしてゆり
かご面接も 100%やります。そうすると、基本は1人がゆりかご面接を絶対受けることを目
指すのですか。全戸訪問もやり、そこもやった上でゆりかご面接をやります。できるので
すか。
健康福祉部調整担当部長:まず、妊娠届を出すときに、今は原則予約制ですが、保健師の
専門職の市の職員による面接を受けていただきます。そこで支援が必要な方については、
市の子ども家庭支援センターなどがより添い型の支援をしていきます。
出産をされますと、今度は民生委員によるこんにちは赤ちゃん事業の地域デビューの機
会を設けさせていただきます。それとあわせて、助産師会の皆様に新生児訪問としてかか
わっていただくという、多層的な子育て支援を充実するということです。
会長:わかりました。いわゆる妊産婦健診とかじゃなくて、面接をするというところで支
援をしていきます。日本版ネウボラというか。三鷹の規模でも結構難しそうだなとは思い
ます。
委員:ゆりかご面接で保健師が、はじめに妊婦のときに面接をして、民生委員が訪問して、
助産師もということですが、その三者は、それぞれ連携できるのですか。情報が共有でき
ていないということになると、ちょっともったいないのではないかなと思いました。
あと、子ども商品券1万円分というのが書いてありますが、具体的に三鷹市では、子ど
も商品券は、どういうところで使えて、どういう形で配布されるのか、もし決まっていた
ら教えていただけたらと思います。
健康推進課長:まず、新生児訪問とこんにちは赤ちゃん事業と今回の面接の連携について、
今現在の新生児訪問と民生委員のこんにちは赤ちゃん事業についても、担当部署は別だが、
個々のケースについて連携は状況を見ながら対応しているというのが実態です。委員がお
っしゃるような個々の事例の中で、受けられた方がそのように感じた場合もあるのかもし
れませんが、特にリスクのある方に関しては、訪問された助産師が市の保健センターに、
報告をすぐ上げて、また新生児訪問される子ども家庭支援センターの担当者とも連携した
り、その後の支援にもつながったケースというのは多々あるので、今回の新しい面接につ
いても、さらに早い段階から情報を把握できることになるので、その情報を逆に民生委員、
助産師会の方にもお伝えした中で連携した対応を想定しながら、事業を進めていきたいと
思っています。
子ども商品券のほうは、今三鷹で考えているのは、トイカードという会社の子ども商品
券で、三鷹市内で使えるお店は限られてしまいますが、量販型のスーパーやデパート、お
子さんの関係する娯楽施設など、全国展開している店舗、施設で利用できる商品券です。
5年間ぐらい有効な期間でお使いいただけるということで、配布については、実際に保健
師のゆりかご面接をしていただいた方に直接お渡しするというのを前提にしています。保
健センターに足を運んでいただくためのインセンティブということで積極的にPRをしな
がら、市内で使えるお店を増やす取り組みもあわせ、展開していきたいと思っています。
委員:トイカードということで、大きなお店でしか今のところ使えなくて、市内で使える
ところが少ないというお話でしたが、ぜひ市内で子どもを育てていかれる妊婦なので、市
内で使えるもの、多分、妊婦さんになると遠出ができる方ばかりではないので、5年有効
期限があるといえども、地域が活性化できるように、市内で使えるお店をどんどん増やし
ていっていただけるといいかなと思います。
健康推進課長:市内では限られているのが実態ですが、三鷹市のほうでこういった形で活
用するということを事業者の方にもお伝えして進めるわけなので、事業者からも市の商工
会にも直接アプローチをしてもらい、また、個々の市内のお店の方が契約をしていただく
形になるので、こちらからも商工会にもお願いをし、協力をしてもらえるような取り組み
をしたいと思っています。
委員:新生児訪問というのは、お母さんがはがきを出して、それが来た時点で、お母さん
と日程調整をしていくのと、民生委員が行くのは大体2か月ぐらいみたいな感じで、やは
り用紙を置いてきて、日程調整で行くので、どっちが先に行くのかというのは把握できて
いないし、そこでどっちかが情報をつかんだからといって、申し送りがタイミングよくで
きるかできないかというのは、難しいです。
実際問題としては、よっぽど民生委員のほうで気になる人は、すくすく広場から助産師
会のほうに、この人、行ったとかっていうので、もちろん保健センターからも来るときも
ありますが、時間的に間に合わなさそうな人は直接こちらに来て助産師が把握したりとか
というのもあったり、あとは三、四カ月健診で、新生児訪問で気になりましたけど、民生
委員も行ったときに気になったけどというので、保健センターのカンファンレンスに上が
って、そこで、今日来るから、そのお母さんをちょっと見てくださいみたいなフォローに
なるので、つながりがどこまでうまくいっているかは、私たちも何とも言えないところで
はあります。
あとは、子育て応援ギフト券ということで、やはり市の商業効果を高めるという意味合
いもあると思いますが、子育てがうまくいくような利用の仕方として、民間のベビーシッ
ターが使えるとか看護のヘルパーが使えるとか、そういうものもちょっと広げてやってい
ただけるとかがいいでしょう。助産師的には、母乳のマッサージがその券を使ってできる
とか、いろいろ範囲を広げて、おもちゃだけでなく考えていただけたらいいなと思います。
会長:ありがとうございます。ギフト券のやり方については、今後また検討いただいて、
幅広く利用がしやすくなるような形で充実を図っていただきたいです。
連携の実態は、お互いにしているはずですが、タイミングがどうなるとか、個別のケー
スに至って、それが個人にとってみると、あら?というところがあると思いますので、連
携ができないというのでは切れ目のない支援にならないので、せっかくゆりかご面接とい
う妊産婦のところからスタートするという軸を設けたのであれば、三鷹市の強みはネット
ワークの強みだと思いますので、それを活用していただいて、ハイリスク妊婦とか特定妊
婦から、虐待とか注意が必要なお母さんからでいいと思いますが、徐々につながっていけ
ばいいと思いました。
そのほか、またゆりかご面接は、まだこれからの話なのでいろいろ検討はされていかれ
ると思いますので、適宜会議の中でご意見があったらおっしゃっていただけたらと思いま
す。
そのほか、全体を通して、今日の議事に関して、言い忘れたというところはありますか。
特になければ、事務局からご説明が最後に幾つかあるようなのでよろしいですか。
子ども育成課長から4月の保育施設の入所の申し込み状況について報告
児童青少年課長から4月からの学童保育所の入所申し込み状況について報告
委員:その他で、学校関係のことでちょっと質問とお願いがあります。
先日、ちょうど子どもたちの登校時間のときに大雪でした。一番降ったと思います。月
曜日という条件もあったかと思いますが、学校行っていいのかなというぐらいの状況でし
た。そういうときの伝達系統なり判断なりというのは、どうなされているのですか。あの
ときの判断は、どういう経緯で登校をするという判断をされたのかを、お聞きしたいと思
います。
それから、今日もインフルエンザで学級閉鎖、学年閉鎖はいっぱいあった。コミュニテ
ィスクール委員会とかでも提案させてはいただいていますが、そろそろ、何とか学校の教
室の環境も変えていかないといけないのではないかと思います。毎年、この時期に、学級
閉鎖で授業数が足りないとか現場は言っていますが、そういう改善をやることで授業数の
確保もできるだろうし、ましてや中学校3年は、今、入試です。そういうときにインフル
エンザが蔓延するような教室で勉強させるというのは、非常にかわいそうという気はして
います。
絶対湿度という考え方は、気温と湿度との関係でいろいろありますが、加湿器の検討な
り、あと一番いいのは換気だが、学校で換気を何時にするとかも、全くルールもないので、
担任の先生なりに任せきりという状態みたいなので、せめて換気をするルールをつくると
か、いろいろ周年行事もいいでしょうが、そういう検討をぜひやってあげていただきたい
と思います。
総務課長:指導課のほうで、学校と連携をとりながら判断等をしているところです。個々
学校での判断を行いながら、保護者の方々への連絡は、通常、メールキャスト、緊急時等
情報連絡システムなどで、メールによって一斉に送信をしてご連絡をさせていただいてい
るというところです。それは、学校で校長が管理者となって連絡をさせていただいている
という状況です。
個別のその日の判断については、確認をさせていただければと思いますが、当日の状況
について、確認をして次回、お話をさせていただければと思うので、よろしくお願いしま
す。
会長:インフルエンザの対応などについても、どのようにお考えなのかということもあわ
せてご報告いただくということでよろしいですか。ありがとうございます。
そのほか、特になければ、今日の子ども・子育て会議は終了させていただきますが、よ
ろしいですか。
では、事務局より連絡事項があったら、どうぞ。
児童青少年課長より次回の予定等について案内
会長:これで第4回三鷹市子ども・子育て会議を終了します。次回は5月ということなの
で、よろしくお願いします。お疲れさまでした。
── 了 ──