G12MF001 岡田真吾 フランスに見る交通政策 1970年代 Ò 経済発展とともに環境問題が深刻化 Ò 加えてオイルショックが起きる Ò 路面電車が見直され、再び導入される 1980年代 Ò 旧フランス国鉄が1982年いっぱいで解体 →早急に対策が必要 Ò 1981年に新政権誕生、交通政策を打ち出す Ò 1982年、交通基本法策定 1990年代 Ò 自動車依存が進み、都市部の渋滞が問題化 Ò 各地でトラムを復活させる動きがはじまる Ò 大きく街を作りかえ、都市から自動車を排除 する方向へ 交通基本法 Ò Ò Ò Ò Ò Ò 鉄道,道路,内陸水路,航空すべてを包含した国内交通お よび交通政策を,総合的かつ整合的に明らかにしている 国内交通における公共交通の優先を明らかにしている 資本主義国において初めて「交通権」という新しい権利を 明文化 地方分権の推進を打ち出している 公共サービス,社会的費用,交通体系などのキー概念を明 らかにしている 公共交通システムの維持・整備や費用負担など,国の果たす べき役割と責任を明らかにしている 交通権 Ò 全ての人の移動する権利 Ò 交通手段選択の自由 Ò 貨物を自らあるいは企業等に委託して輸送す る際に認められる権利 Ò 交通手段やその利用方法について情報を得る 権利 以上4点によって定義 パリ市の例 ~トラム~ Ò 郊外に大規模駐車場を作りP&Rを推奨 →自動車台数減少による渋滞の緩和 Ò バス等を含め一括管理 →複数の手段をリンク Ò 料金が安い(市内なら一律) パリ市の例 ~リブ~ Ò ヴェリブ 2007年より運用。自転車貸出システム。1800 か所以上の拠点を持つ。30分までは無料 Ò オートリブ 自動車版ヴェリブ。2011年より運用開始。パ リ市街圏に700か所、登録者は45000人。 オートリブ Ò 市が導入したので普及がものすごく速い Ò 外国人でも利用可能。でも初回登録が面倒 Ò ICカードが発行され、タッチで利用する Ò 料金は30分で7ユーロ。別途登録料必要 Ò 自分で運転するタイプの公共交通機関 パリ市の例 ~バス~ Ò 平均速度の向上 Ò 運行時間の規則性と頻度を改善 Ò 待ち時間および乗車中の運行予定時間を表示 Ò バス利用の容易化。また低公害バスの導入 以上4つを目標に掲げる。 まとめ Ò 地方分権を推進→都市ごとに取り組み Ò 上が「やる」と言ったら一気に進める国 Ò 公共交通に採算は持ち込まない
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