秋吉台の秋景色 ・・・ 夕陽と 長者ヶ森と ススキが織りなす - C

― Akiyosidai Eco Museum 通信 ―
2016年 10月号
№184
〒754-0302 山口県美祢市美東町赤
TEL・FAX:08396-2-2622
E-mail : [email protected]
〔ポリエ〕…石灰岩地域で溶食作用によってできた広い凹地、平野のことである。
HP:http://www.c-able.ne.jp/~mitou-14/
秋吉台エコ・ミュージアムは佐山ポリエと呼ばれる谷あいに立っています。
秋吉台の秋景色
・・・ 夕陽と 長者ヶ森と ススキが織りなす ・・・
太陽の動きは同じ速度なのでしょうが、夕方になると急に早くなるように感じます。このことを
「秋の夕日は釣瓶落とし」といいますが、うまく表現したものだと思います。「平家焼け」といわれ
る赤い夕焼けを期待して台上に出てみましたが、そうではありませんでした。しかしながら、夕日に
映えるススキは絶景です。嫌われ者(個人的ですが)のススキが主役として写真におさめられます。
この日も10名を越える人たちが撮影していました。深まりゆく秋の一コマです。
化石を
化石よ
りまし
草原の草花
~ 貴重な植物や秋吉台固有の花も チラリ ホラリ ~
猛暑のせいで今年は咲かないのだろうかと心配していましたが、咲きました。ムラサキセンブリ
(写真左)です。株数は少ないようです。草と背伸びをするように咲いているのがウメバチソウで
す。白い花が目につくと足下にもあったりして、むやみに動けません。写真右は秋吉台固有のアキ
ヨシアザミです。数か所で見つけましたが、その中で一番きれいに咲いている花を選びました。
「秋吉台お花畑プロジェクト2」 (10月8日)
・・・ 草丈の低い草原に移り変わります ・・・
7月に草を刈り取った場所で、どのような花が咲いているか観察しました。小さな株ですが、シラ
ヤマギク、サワヒヨドリ、サイヨウシャジンなどが見られました。開花株が少ないのは、植生が、草
丈の高いススキなどから草丈の低い植物へと推移しているからです。今後も観察を継続したいと思い
ます。
「秋吉台の化石」 (10月16日)
・・・ 石灰岩の中は化石がいっぱい ・・・
天気が心配されましたが、学習会が始まると止み、遊歩道から展望台へとまわり、石灰岩の中の
化石を観察しました。石の階段の中にもフズリナなどが見つかりました。これらの化石は、恐竜の
化石よりももっと古いとのことです。化石採集体験では、重いハンマーで大きな石灰岩を叩いて割
りました。手の平の大きさのものを希塩酸で洗うと化石がよりよく見えるようになります。
花も実もある野路山路
・・・ 秋の木の実はフルーツ感覚で ちょっとだけ試食 ・・・
秋風に誘われて、散策に出かけます。夏の間は気がつかなかったのに、ちょっと目を向けると黒く
て丸いものがあります。食べると甘いイヌビワの実です。これは新種かと思ったのは、ヤマボウシの
赤い実でした。食べられると聞いて試食しました。これはマンゴーの味です。カラスがたかっていた
のは「きねり」と呼ばれる甘いカキの実です。おいしい順になくなってしまいます。
11月13日(日) 洞窟清掃活動 日頃は施錠している三角田洞(景清洞の反対側)に入って清掃活動をします。
12月11日(日) クリスマスリース作り いろいろな材料を使ってクリスマスリースを作ります。