変異株選抜培地及び該培地の調整方法

 Akita Prefectural University
200400002A
特許名
変異株選抜培地及び該培地の調整方法
【対象業種】 試薬類・試験器具メーカー 【実用化が見込まれる分野】
植物の変異株選抜 有害物質への植物の耐性試験
【発明の概要】
植物の変異株を選抜するための固体培地であって、培地中に変異株を選抜するための物質の
濃度勾配を形成させた変異株選抜固体培地ならびに該変異株選抜培地の調整方法を提供す
る。
【技術内容】
従来一般的に用いられてきた深さの小さい円形
シャーレではなく、植物の組織が伸長するに充分な深
さのある容器、例えば、直方体状の角形シャーレに植
物が伸長する方向に、目的物質の濃度勾配を形成さ
せ、その培地上で植物を培養し、植物の組織の伸長
度を判定することで、 植物固体の耐性が判定でき
る。
【効果】
1.培地中に生育する植物の根等の伸長度によって、
目的物質に対する耐性を簡易に選抜。
2.対象区の栽培を必要としない。
3.植物の組織の伸長度観察が容易。
4.濃度を変えた複数の培養容器を用いた栽培を行う
必要がない。
【従来技術、競合技術の概要】
EMS(エチルメタンスルホネート)を変異原とするシロイヌナズナの変異株の選抜に用いる培地
は、変異株選抜のための目的物質が均一濃度のもので、対象区のものと比較することで変異株を
選抜していた。この従来技術によれば、対象区の培養を必要とする、平面培地のため生育してい
る植物の根の状態を容易に見られない、培地中の物質の濃度が1種類しか設定できないなどの
不都合がある。
【特許】
発明の名称:変異株選抜培地及び該培地の地養成方法
出願番号:特願2004-088972
出願日:平成16年3月25日
公開番号:特開2005-270003
公開日:平成17年10月6日
発明者:茅野充男、服部浩之、中村進一、渡辺明夫
出願人:秋田県立大学
【お問い合わせ先】
秋田県立大学地域連携・研究推進センター コーディネーター 佐藤 幸徳
TEL:018-872-1557 所在地:秋田県秋田市下新城中野字街道端西241-438