Vo l . 5 9 9 C o n t e n t s SPECIAL TOPICS ■大阪市中央区久太郎町 4-1-3 マーケット発進! 4 REPORT 海外報告 偉大なる大英帝国、その後 5 REPORT ファッションリポート ヤング市場のリアルな今 6 ■FAX06-6241-2008 発行所 2010 since 1960 3 ニュース・クリッピング 本紙は、下記のアドレスからでもご覧いただけます。 毎月 1 回発行 伊藤忠商事は、2009∼ 2010年度の中期経営計画「Frontiere 2010」の重要施策の一つとして、 「世界人 材戦略の本格展開」を掲げ、世界視点での人材力強化に積極的に取り組んでいます。繊維カンパニーでもこ うした動きに先駆け、カンパニー独自の人材育成研修をグローバルに展開しています。その取り組みの一つとし て、今月号は、2010年1月に日本で行われた「海外ナショナルスタッフ(N/S)日本短期研修」について紹 介するとともに、NS研修を受講された皆さんのアンケート調査などを元に研修の成果を探りました。 中期経営計画では、 「世界人材戦略の本 格展開」を「収益基盤の拡充」「財務体質 の強化・リスクマネジメントの高度化」「経営 システムの進化」と並んで、重点施策に位 置づけています。個々のキャリアを重視し、 働きやすい職場環境やメリハリのある働き方 の実現を通じて、国籍・人種・性別・年齢 を問わず個々人が最大限の能力を発揮でき る魅力ある会社・企業風土を形作ることを目 指しています。とくに世界人材戦略を人材戦 略の中核に据え、 「人材の確保」と「グルー プマネジメント人材の育成・創出」に重点的 に取り組んでいます。 繊維カンパニーでも、2001年に発足した 「海外N/S育成研修プログラム」、2003年に 開講した「繊維カンパニー中国語社内レッス ン」 、2008年に発足した「中国語海外研修 制度」など、カンパニー独自の人材育成研 修をグローバルに展開してきました。 今回取り上げる 「海外N/S日本短期研修」 も、こうした施策の一つです。繊維カンパニー の事業会社で中国の主要拠点である伊藤忠 繊維貿易(中国)有限公司(ITS)の要請 により2008年度に初めて開催し、今回がそ の第2回目となります。 今回のプログラムの内容は、前回受講生 のアンケート結果をもとにITS側とも協議を重 ね、下記の点を念頭に、より効果的な研修と なるよう修正を加えました。総本社や事業会 社の協力もあり、5日間という短期間ながらも 充実した内容で実施することができました。 ① 自らがITSの幹部候補であるとの意識を 高めること ② 伊藤忠ならびに伊藤忠グループの概要 や、経験・実例を交えたレクチャーなど、 本社で開催する研修でしか味わえないプ ログラムを増やすこと ③ 中国 が「生 産 地」から「消 費 地」へと 変化することを踏まえ、生産からマーケティ ング、M&A(合併・買収)へと視野を 拡大すること ④ 日本滞在を機に本社・事業会社社員と直 接関わる研修・懇親会を増やし、伊藤忠 グループの一員としての意識を高めること ITS社員15人が参加 今回の研修にはITSの社員15人が参加し ました。メンバーは上海本社スタッフ9人のほ か、広州、杭州、寧波、青島、大連の各 分公司と南京事務所から各1人が参加しまし た。年 齢は28∼38歳、女 性 が10人、男性 が5人。部長、部長代行、課長、課長代行、 主管など役職もさまざまです。中国経済が急 成長を遂げるなか、ビジネスリーダーの育成 は喫緊の課題となっています。 2008年秋のリーマンショック以降、世界経 済が衰退していったなかで、4兆元強の景気 刺激策も奏功し中国経済の回復は目覚ましく、 2009年の中国のGDPは前年比8.7%増の33兆 5353億元に達しました。この成長をけん引し たのは固定資産投資と国内消費の伸びです。 消費の伸びを見る際の指標である社会消費 品販売総額をみると、2009年は12兆5343億 元で、物価要因を除いた実質伸び率で前年 比16.9%増を達成し、10年前に比べ3.5倍、 20年前の1989年当時に8100億元程度だった ことからみると、市場は20年で15倍以上の規 模にまで成長してきたことになります。 初日に行われたマーケティング事例研修 海外事業会社ナショナルスタッフの研修を通して マネジメント人材の 育成へ グローバルな成長戦略担う人材育成 ■TEL06-6241-2027 vol.599 1-3 川辺㈱ 香水事業を新展開 高級ベーカリー「ル・パン・コティディアン」上陸 NEWS ■発行/繊維経営企画部 グローバルな成長戦略担う人材育成 2 グローバルな成長戦略担う人材育成 2010年(平成22年)3月号 中国内販強化が 大きな課題 個人消費をみても、一人当たりの年間消 費支出が年々大幅に増加しています。資料 は少し古いですが、2008年の都市家庭の 一 人当たり年間支出金額は1万1243元で、 1999年の2.4倍となっています。このうち衣料 消費を見ても右肩上がりの成長を続け、都 市家庭一人当たりの年間衣料品支出は1166 元で、1999年の2.42倍に拡 大しました。中 国における贅沢品の売上高も伸び、2008 年には30億ドルで世 界 全 体の25%を占め、 2009年はさらに伸びて50億ドルに達したとの 観測もあります。 こうした成長する中国市場において、伊藤 忠はかねてよりビジネス強化に取り組んでいま す。1972年3月に当時の越後正一社長の訪 中で大手総合商社でいち早く中国市場への 復帰を果たして以来、繊維原料の輸出入中 心から衣料品輸入へさらに中国の消費市場 化に伴うブランド事業展開など、ビジネス領 域を拡大させてきました。 中国経済は、2008年秋のリーマン・ショック を契機とする世界経済の急減速にもかかわら ず、旺盛な内需を背景に成長を続けています。 その中国市場をめがけて、世界のビッグプレー ヤーが相次ぎ進出、市場はさらに競争激化 が予想され、信頼できるパートナーとの協業に よる体制確立がますます重要になっています。 中国華東地区大手企業グループである杉 杉集団有限公司の株式を取得したのはその 一環です。杉杉は繊維事業を起源とし、現 在は資源・エネルギー、電子部品、食糧、 金融、不動産へ事業カテゴリーを拡大中の中 国有数の複合企業グループに成長してきまし た。 また、中国大手レディスインナー企業グルー プである大連雅文内衣有限公司の株式を取 得し、共同で戦略展開を加速させています。 繊維カンパニーが今後、海外収益を拡大し ていくために、さらに中国の内販を強化してい くには日本人の駐在員・出張者だけでは十分 とはいえません。中国をよく知るナショナルスタッ フの発想・人脈・フォローが必ず必要となりま す。そのためにも、ナショナルスタッフのさらな る育成・登用が急務となっているわけです。 今回の研修実施も、前回と同様にITSか ら、ITSの幹部候補生、ビジネスリーダーを グループごとにまとめた成長戦略を発表 日本で研修させたいとの要請があり、中国の 成長性を念頭に置いたうえでプログラムを検 討し実施しました。5日間という短期間の研 修ではありましたが、参加した本社のスタッフ にも良い刺激となるなど双方にメリットをもたら し、成功したと考えています。繊維カンパニー では、今後も海外店・事業会社からの要望 に応じて様々な研修を実施し総合力を高めて いく考えです。 海外N/S (I TS)日本短期研修プログラム ■ 期間:2010年1月25日∼29日 ■ 場所:伊藤忠商事 大阪本社/東京本社 研 修 オープニング アイデアをめぐり各グループで議論が白熱 ビジネスリーダーマネジメント研修 主 な 内 容 ① 総本社:会社概要/カンパニー制/経営状況/『峠越えの道』上映 ② 繊維カンパニー:組織編成/事業領域/ビジネスモデル変遷/業績推移/経営戦略/ 中国事業会社/『繊維カンパニー2008年度活動報告』上映 『峠越えの道』が非常に好評で、 「150年以上も歴史のある会社で働けることを誇りに思う」 「中国の客 先に伊藤忠について説明する際にも役立てたい」といった声も。 マーケティング 事例 営業部署の担当者が、 「繊維製品」 「コンバース」 「レスポートサック」など具体的な事例を挙げながら、 どのようにビジネスを創出し、拡大していくか、また、パートナー企業との取り組み方などについて レクチャー。 外為/貿易知識、 与信管理、 事業/投資、 コンプライアンス 外為/貿易知識は、基礎知識とL/C取引におけるリスク・対処方法など。与信管理とコンプライアン スは、伊藤忠グループ会社の一員としての意識を高め、守りを固めてもらうことを目的とした内容。 事業/投資では、今後の中国での事業展開の礎とすべくレクチャー。 ビジネスリーダー マネジメント 顧客とのコミュニケーションのとり方やプレゼンテーションのコツ、部下に伝わる話し方など、顧客管理 と部下育成について体系的に学習。 「どんな上司ならモチベーションが上がるか」 「問題が発生した場合 の解決法は」などの問いが、自身の言動を振り返る良い機会に。 事業会社訪問 ① マガシーク:ビジネス発案の経緯・ビジネススキーム・海外展開等についてのレクチャー。 ② 三景:本社にて事業内容の紹介の後、青山ショールームにて取扱商品を見学。 世界人材育成方針/ 中国戦略 全社の世界人材戦略、企業理念・NS本社研修プログラムなどの世界共通施策、中国市場戦略につい てレクチャー。世界人材・中国市場の重要性を実感。 成長戦略 ワークショップ ①I TSの業績を2倍にする方法 ② 中国内販ビジネス拡大の具体的なアイデア――をテーマに各自ア イデアを持ち寄り、課長代行クラスを交えてワークショップ。予想以上の活気あふれる議論の末、各グ ループが違った切り口からプレゼンテーションを行った。 * このほか、小林栄三社長、岡藤正広副社長・繊維カンパニープレジデントとの懇談、日本側営業部署スタッフを交えた懇親会などを開催しました。 意識を常にブラッシュアップ ビジネスデザイン事務所 代表取締役 山岸 1992年に繊維カンパニーの研修に携わって以来、総本 社の研修を含めて、新入社員・指導社員・事務職・組織長・ 海外ナショナルスタッフなど様々な対象者向けに研修を行っ てきました。今回のITSのナショナルスタッフに向けた「ビジ ネスリーダーマネジメント研修」は、2008年に引き続き2回 目となります。 研修の内容は、とくに海外のスタッフ向けに用意したも のではなく、万国共通の内容です。顧客とのコミュニケー ション法、効果的なプレゼンテーションなどの顧客戦略や、 組織を活性化させる部下育成など、ビジネスリーダーに 必要なアカウントマネジメントを体系的に学ぶ内容になって います。 眞一 氏 今回参加された皆さんは、 「現場」を大切にする「繊 維カンパニーらしさ」をしっかりと受け継いでいるという印 象を受けました。また、それぞれの職場で部下を持ち、 マネジャーとしての自覚ができている。そのため、この研修 に対する期待と関心がとても高く、非常に熱心に受講され ていました。とくに部下育成の部分では、活発に意見が交 わされ、マネジャーとしての意識の高さを感じたと同時に、 マネジャーとしての悩みも垣間見られました。 また、横の連携が少なく、皆で一緒に何かをする機会 が少ないのではと感じた点があり、そこは改善していく余 地がありますね。今後もこのようなビジネスリーダー向けの 研修を、少なくとも2年に1回くらい定期的に行い、意識を 常にブラッシュアップするように育成していくことが重要だと 考えています。 マネジャーとして、組織の中で達成感、充実感をビジネ スを通じて感じていけるよう、今回の研修で学んだことを実 際の場で生かしてほしいと願っています。(談) グローバルな成長戦略担う人材育成 ワークショップ研修に参加して 2010年(平成22年)3月号 3 ナショナルスタッフの着実な成長を実感 繊維カンパニー・エグゼクティブ・バイス・プレジデント 佐々和秀常務執行役員 繊維カンパニーでは早くから、アジア市場、とくに中国市 場を重要拠点と位置付けており、ビジネス展開や投資案 件を積極的に推進しています。昨年の中国の大手コングロ マリット杉杉集団との資本・業務提携はその代表的な例と 言えるでしょう。 人材育成の面においても、2003年にスタートした社内で の中国語レッスンは、総合職のみならず事務職や事業会 社の社員など多くの社員が受講し、中国語のスキルを高 めると同時に、中国語人材のすそ野を広げる一助となって います。また、以前繊維月報2009年8月号でご紹介した中 国語海外研修制度では、2月末から3月にかけて第3期生 が6カ月の研修に向けて北京と上海に出発します。 もちろん人材育成は国内の社員ばかりではありません。 海外拠点で業務を担う海外ナショナルスタッフの育成も重 視しています。2001年に導入した海外ナショナルスタッフ育 成研修プログラムでは、日本などでのOJT研修を通じて商 習慣や考え方を実際に体験し、各海外拠点に戻ってから の業務に生かしていただいています。 中国での重要拠点であり、今やナショナルスタッフが400 名を超えるITSでは、ナショナルスタッフの部長登用も実施 しており、現在までに3名の部長が誕生しています。今回 の幹部育成を目的とした研修参加者には、ITSの部長・ 部長代行のほか、数年前に海外ナショナルスタッフ育成研 修プログラムに参加したスタッフも含まれており、ナショナル スタッフの着実な成長を実感しています。 今回、5日間の研修の最終日に行われた「成長戦略の ためのワークショップ研修」のコメンテーターとして参加し、 各グループよりビジネスアイデアのプレゼンテーションを受け ました。それぞれのアイデアは着眼点が興味深く、今回の 研修で学んだノウハウも盛り込まれており、研修ということ を忘れ、アイデアを具体的にブラッシュアップさせるようなコ メントをしてしまうほどレベルの高いものでした。 日本であれ海外であれ、商社は「人」です。この研修 で学んだことを通じ、これからのITSを担う人材として成長 してくれることを期待しています。(談) 研修生アンケートから 各プログラムを受講した感想 ⑤ 事業管理/投資 ① 会社概要・経営方針 収益性が高く、安定した利益を確保できる投資 に対する知識の習得が大事 (柴亮) 伊藤忠の長い歴史、文化、不屈の精神に感動。 私も引き継いでいきたい (林穂宝) 入社して9年。研修を機に深く理解した。 伊藤忠の歴史を誇りに思う (盛英紅) 優秀な人材を採用することは当然。そして育成 もそれに劣らず大事なこと (包春艶) ⑨ 伊藤忠の中国戦略 本社ブランドマーケティングの展開が印象的で 多くを学んだ (王 青) 事例の分析を通じて事業投資に関する知識を吸 収できた (王 霞) 中国にいるわたしたちはもっと深く理解する必要 がある (王 霞) 本社の成功事例を学ぶことで、すべき事が多い と啓発された (何平) ⑥ ビジネスリーダーマネジメント 中国市場の重要性を理解。モチベーションが高 まった (高雲濤) 懇親会を通じて本社の同僚と意見を交わせたこ とが財産 (盛英紅) ⑩ 成長戦略ワークショップ 初めての日本出張。すべてが勉強になった (包春艶) 顧客に伊藤忠をどう紹介するか難しかった。 「素晴らしい会社」と胸を張れる (包春艶) 日ごろの商売では気がつかない小さなポイントか ら説明され参考に (孫宗武) 繊維カンパニーのビジネスモデルの変遷を理解した。 今後の仕事に生かせる (李婕) 面白い授業で、自分たちで考え、反省できた (蔡柳華) 本社中堅社員との共同ワークで互いに理解を深 められた (何平) ② マーケティング事例 チームが大きくなるほどマネジメントが難しい。 先生の話がヒントに (高雲濤) メンバー間の理解が深まり各チームのアイデアも 共有できた (蔡柳華) マネジャーとしての考え方、部下育成の参考に したい (陳珺) 楽しく激しい議論で、団体戦略意識が高めら れた (李婕) 実用性が高い内容。次回は2日かけて勉強し たい (張静) 本社中堅社員の観点と分析の仕方が勉強に なった (陳珺) イニシアチブをとり日本での成功事例を中国市場 に落とし込むことが課題 (孫宗武) 発想力はビジネスパーソンの命。アイデアを持ち 挑戦するのは普遍的テーマ (何平) 案件の説明が具体的で中国での仕事に生かせる。 中国でのチャンスは多い (邵瑋潔) マガシーク誕生の発想力に感心。三景ショールー ムには商材がいっぱい (倪静) ③ 外為/貿易知識 マガシークの成功に学び、中国でもネット販売を 成功させたい (盛英紅) (王 青) ④ 与信管理 財務内容の分析は非常に有意義だった(孫宗武) 持っていた疑問にすべて答えてくれた(邵瑋潔) 限度枠・期間の設定などが重要だと理解(李婕) 今後の業務にどう生かしたいか 受講した内容を箇条書きでまとめ、常にそばに 置き業務の参考にする (柴亮) 伊藤忠の企業としての理念を深く理解し今後の 業務に生かす (倪静) 顧客管理、部下の育成に努めたい (蔡柳華) ⑦ 事業会社訪問 普段細かい商売をしているため、どうしても視野 が狭くなる。視野を広げてくれた (張静) 論理的に貿易知識を整理できた 今回の研修で学んだこと 三景ショールームに感動。中国内販に活用できる (邵瑋潔) 今後受けてみたい研修など 自らがブランドビジネスを手掛けられるようにしたい (邵瑋潔) 繊維以外の方も参加する研修を。異分野の話 はヒントになる (柴亮) 新ビジネスモデル確立を常に意識したい (高雲濤) チームマネジメントがまだまだ。マネジメントの研 修をもっと受けたい (王 青) 中国は世界の市場になる。ビジネス拡大の糧に (張静) ⑧ 世界人材育成方針 ブランド事業投資・運営にかかわる詳しい内容 やプロセス (林穂宝) 立派な考え方に共鳴。自身も確実に成長し、 世界人材として採用してほしい (林穂宝) 繊維に関するトレンドや新規素材の開発動向など (倪静) ① 柴亮 ⑥ 倪静 ⑪ 李婕 ②王 青 ⑦ 盛英紅 ⑫王 ③ 林穂宝 ⑧ 蔡柳華 ⑬ 高雲濤 ④ 孫宗武 ⑨ 邵瑋潔 ⑭ 陳珺 ⑤ 何平 ⑩ 包春艶 ⑮ 張静 ② ① ③ ④ ⑤ ⑧ ⑥ 岡藤副社長を囲んで記念写真 ⑦ ⑨ 岡藤正広副社長 繊維カンパニープレジデント ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ 大月秀夫 伊藤忠中国総合研究所関西代表 ⑮ 霞 4 ニュース・クリッピング/マーケット発進! 2010年(平成22年)3月号 川辺㈱ 香水事業を新展開 川辺㈱は大正12年の創業以来、「夢を与 える」をコンセプトに、オリジナルブランドに加 え、有名ブランドのハンカチーフ、スカーフ、 マフラー、タオル、雑貨バッグなどの服飾雑 貨を展開しています。このたびフレグランス事 業部を立ち上げ、香水事業を新たに展開す ることになりました。 その記念すべき第一弾は「サルヴァトーレ フェラガモ」パルファム。フレグランス製品の 日本市場での販売における正規代理店契約 を新たに締結し、今年1月からは川辺として すでに販売を開始しています。また、3月初 頭には満を持してフェラガモの画期的な新商 品を発売いたします。 さらにフェラガモ以外にも、ヨーロッパ・ア メリカの有力フレグランスメーカー多数との交 渉が着々と進行しており、デビューを前にし たブランド達が続々と控えています。 一方、日本全国の流通チャネルも非常に 充実。数十カ所の大手百貨店において販売 員を配したカウンターをはじめとして、百カ所 以上の百貨店セルフ売り場、また直営のパ ヒューマリー網も完備させ万全の販売体制を 整えています。 本社での人員態勢も含め、川辺はフレグ ランス事業部に並々ならぬ熱意、精力を注い でおりますので、是非とも今後の躍進にご期 待いただきたくお願いします。 これからも川辺は、 「服飾雑貨の総合企業」 を目指していきたいと考えています。 問い合わせ先 川辺株式会社 フレグランス事業部 営業部 マーケティング課 ディレクター 藤村 充正 電話:03-5688-1024 マーケット 今月の 商 品 発進 ブランドマーケティング第二部門 ブランドマーケティング第三部 ブランドマーケティング第五課 堀川 良太 サルヴァトーレ フェラガモ パルファム “インカントプリス” 高級ベーカリー 「ル・パン・コティディアン」上陸 伊藤忠商事は、ベルギー発祥の高級ベーカリーレスト ラン「ル・パン・コティディアン(Le Pain Quotidien)」 をグローバルに展開するピーキューライセンシング社(PQ LICENSING S.A.=本 社 ベルギー・ブリュッセル)と、日 本における「ル・パン・コティディアン」の独占ストアライセ ンス権、および「ル・パン・コティディアン」商品の独占輸 入販売権・独占製造販売権に関する契約を結びました。 株式会社ホッコク(本社東京都中央区)のオペレーション により、高級ベーカリーレストラン事業に乗り出します。 「ル・パン・コティディアン」は、 創設者でシェフのアラン・クー モン(Alain Coumont)氏 が 1990年、オーガニック中 心 の ベーカリーレストランの第1号店 をベルギーのブリュッセルにオー プンしたのが始まりです。現在、 世界17カ国、132店舗とグロー バルな店 舗 展 開を行っていま す。 また、有機栽培で作られた質 の良い材料を使用し、伝統的 なレシピで丁寧に作るブレッドが 特徴です。加えて、サラダ、タ ルティーヌ、スイーツ、スープ、 ドリンク、ワインのほか、各国・ 地域の特色を生かした料理など を提供すると共に、世界各地か ら集められたジャムやワインなど のグロサリーを販売しています。 店内にはアンティーク調の長 いテーブルが置かれ、見知らぬ 者同士がこのテーブルを囲んで 食を楽しむユニークなスタイルも特徴の一つです。落ち着い たナチュラルな雰囲気は、発祥地ベルギーの空気感を表現す ると共に、心地よい空間を提供します。 今回の日本上陸が、 「ル・パン・コティディアン」にとって初 のアジア進出となりますので、ぜひご期待ください。 ベルギー生まれの「ル・パン・コティディアン」が日本上陸 問い合わせ先 ブランドマーケティング第二部門 ブランドマーケティング第三部 ブランドマーケティング第五課 堀川 良太 電話:03-3497-2503 アンティーク調の長いテーブルが特徴の一つ 海外報告 海外報告 5 2010年(平成22年)3月号 偉大なる大英帝国、 その後 伊藤忠欧州会社(ロンドン駐在)欧州繊維グループ 三 market report 村 忍 乗れず1本乗り過ごすのが当たり前になって いることは困り物である。 ロンドン店の繊維スタッフ(後列左から2人目が筆者) 英国の繊維産業 平日でも買い物客でにぎわうOXFORD STREET 「イギリス」という呼び名はどこから来たの か? イングランドのポルトガル語イングレスが なまってそう呼ばれるようになった説が大勢 だ。また戦国末期イギリスを「英吉利」と表 したことが通称「英国」の由来である。正 式名「グレートブリテン及び北アイルランド連 合王国」。イングランド、ウェールズ、スコット ランドとアイルランド島の北東一部の北アイル ランドの4国家から成る。 元来、英国=イングランドであり連合全体を 指さないが、イングランドが他を併合した歴史 から見ると何も不自然ではない。今や政治的 な境界はほぼないが、人々の心には境界が 残っているようだ。その例としていまだにサッ カーの英国ナショナルチームはなく、4カ国に 分かれている。イングランドからの統合の提案 をしてもスコットランドは拒否し、仮に統合して も選手は一人も出さないというような始末で結 論には至っていない。2012年自国開催の五 輪サッカー種目にも不出場が決まっている。 国土は日本の約3分の2の24万㎡、人口 6100万人。移民大国の首都ロンドンは、人口 720万人、通勤圏内には約1500万人が暮ら す欧州最大の都市だ。在英邦人は6万人超。 £1=150円というポンド安でもやはり物価は高 いと言わざるを得ない。地下鉄初乗りは£4、 バーガーキングのセットが£5。長く住んでいる と自然と£1=100円の金銭感覚になってくるの が恐ろしい。GDPは2兆6740億ドルで依然世 界第5位。金融、観光、小売のサービス業 でGDPの7割 以 上を占め、1850年には綿、 鉄鋼の世界の半分を生産していたかつて世 目 で見る 市況 界一の生産国は、2008年のGDPにおける製 造業の占める割合が17%と先進国の中でも最 も空洞化の進んだ国の一つになってしまった。 英国人の気質 あいさつはもちろん‘How are you?’で始 ま る が、 ‘Good, and you?’ ‘Not too bad’ と答えるだけで人々はそれ以上の会話をあまり しない。家族並みに親しい相手でもない限り、 聞いた側もそれ以上の答えを求めていないし、 プライベートライフを人に話そうとはしない。年 齢や出身国を聞くのもお勧めしない。筆者も ある取引先で、明らかにインド、パキスタン系 と思われる人に、 「どこ(の国)出身ですか?」 と聞き、 「マンチェスター」と皮肉たっぷりに回 答され気まずい思いをしたことがあった。 オフィスでは、ランチ時はサンドイッチを片 手にネットサーフィン、アフター5も近くのパブ で同僚とビールを1杯立ち飲みして、さっさと 家に帰るというのがごくありふれた日常だ。夜 9時も過ぎれば郊外への列車は人もまばらで、 終電近くになればなるほどほろ酔いのサラリー マンであふれかえる日本とは趣を異にする。 また英国人は本当に“polite(礼儀正しく、 丁寧)”で、道、席を譲るのはもちろん、肩 が触れるといった時も場合によっては当てられ た方から謝ってくる。日本の地下鉄で押した 押されたと見苦しく言い争っている類の光景 には出くわしたことはない。ただ、地下鉄のラッ シュ時など英国人は押さないので、真ん中あ たりにスペースがあるにもかかわらず、多くが (USセント/LB) 80.00 70.00 65.00 60.00 55.00 10 1 11 15 ここまでの話では繊維産業は斜陽で日本の 繊維企業として英国は全く期待のできない市 場かということになるが、筆者はこれに「ノー」 と強く申し上げたい。斜陽という言葉で片付 けるには大変惜しいマーケットである。英国の 12 15 1 19 2 28 90.00 900 95.00 850 100.00 800 105.00 12 1 12 16 ビッグベンと観覧車ロンドンアイ (円/US$) 85.00 豪州羊毛 M/I 950 2009年の衣料品市場規模は£ 430億(約6.5 兆円) 、また家具を含むインテリア市場は£ 200 億(約3兆円)でこの分野の世界の約15%が英 国で消費されドイツに次ぐ規模である。 日系ではUNIQLO、MUJIが成功を収め、 店舗を拡大(共に現在英国で14店舗) 。とく にMUJIは、高品質で細かい所まで気をくばっ た機能やデザインの商品が市場に高く評価さ れている。徐々にではあるが日本文化も受け 入れられつつあり、数年前までロンドンの日本 食レストランに行くとほとんどが日本人の客で あったが、最近では大半が英国人客になって いる。彼らに続く日本ブランド、コンセプトを大き く展開できる可能性は十分秘めていると思って いる。日本の繊維産業が生産地を中国をはじ めアジア各国に求め、日本品質を植え付けた その基盤やノウハウを英国向けに活用できる余 地は大いに残されているのではないだろうか。 大手リーテイラーの2009年年末商戦は、2 ケタ%増のネット販売含め、昨年比どころか 過去最高を記録するところが多く見られ、年 明けには政府が1年半ぶりに経済成長率が わずかながらプラスに転じ不況から脱したと 発表。また移民受入を進めている政府の人 口予測によると年50万人のペースで増加を続 け2066年に8100万人に達した時点で、減少 を続ける日本と逆転するというのは興味深い 話だ。2010年以降、景気回復と相まって人 口増も成長率押し上げに寄与し、欧州最大 の市場は更に魅力的なものになるポテンシャ ルを秘める。 そのような視点で一度英国市場を見てい ただき、戦略を練っていただけることを祈りつ つペンを置く。 巨大なマーケット「ロンドン」 (AUSTセント/KG) 1000 NY綿花 75.00 1970年ころは約100万人を雇用していたと される繊維産業であるが、今日GDPに占める 割合は1%弱、就業者数も10万人以下に落 ち込み、アパレル、テキスタイル市場ではす でに95%以上が輸入品になっている。90年 代後半からMarks&Spencerのような大手が 英国以外からのソーシングを決断してからさ らに衰退が加速、地場メーカーも生き残りを かけ、企画と販売は英国に残し、生産は海 外シフトする動きに拍車がかかった。 衣料品市場は、10%超のシェアを持つ最大 手Marks&Spencer、House of Fraserなど のリーテイラー、TESCO、Sainsbury’ sに代 表されるGMS、アパレルのNEXT、ZARA、 PRIMARKなどの大企業が市場の大部分を 支配しており、激しいシェア争奪戦を繰り広げ ている。インテリア分野についてもソースを南 欧、モロッコ、トルコなどからさらに競争力の ある中国、アジア方面に求めるようになってお り、今後もこの流れは止まらないだろう。 合繊は唯一インビスタ社がエアバッグ用の ナイロン糸とスパンデックスを少量生産してい るのみとなってしまっている。産業資材に目を 向けると、テクニカルテキスタイルは高い技術 と開発力を背景に依然多数のメーカーが存在 し、消防、防護分野では世界をリードしている。 また。タイルカーペット生産は競争力が揶揄さ れながらもまとまった産業として残っている。 さらに、その印象はあまりないが英国は欧 州4位の自動車生産国で、乗用車生産は過 去10年は年160万∼180万台で推移。年200 万台という安定した新車販売需要が背景に ある。2009年は不況のあおりで114万台と大 幅に落ち込んだが、GM2工場も存続、2010 年以降は回復が期待される。 1 20 2 4 2 19 為 替 12 22 1 6 1 21 2 5 2 20 ICACによれば、世界経済危機による繊維製品の消費急減から、 1月12日、EMIが883AUC/819USC/756円 で 後 半 発 前季2008/09年度の世界綿花消費は12%減の2330万トンへと 会した豪州羊毛価格はその後、EMIのUS$ベースで8ドルを 財政懸念―などを受け、投資家のリスク回避志向が強まる 落ち込んだ。今季09/10年度の消費高予想は、世界経済の見通 わずかに超えたレベルで安定した動きを続けている。2月18 なか2月4日にはクロス円が急落、ドル円も88円台半ばまで しが改善するにつれ楽観的なものとなり現在は2.8%増の2390 日は、918AUC/823USC/749円で取引を終えて、中国の 下落した。その後2月19日の東京時間早朝にFRBが公定歩 万トン、とりわけ中国、インドおよびトルコの予想を引き上げた。 旧正月明けを迎える。中国向け輸出は、7 ∼12月の上半期 合の0.25%引き上げを発表すると米利上げ期待からドル買い 来季の世界消費高は2.5%増の2450万トンと回復し続ける見通 のシェアが77.3%(昨対同時期比7.6%増)となった。一方、 が優勢となり、ドル円は92円台を回復した。3月は季節要因 し。一方、今季の世界綿花生産は前季比5%減の2200万トンに 全輸出量は生産量の減少もあり、昨季上半期と比べ6.1%減 として海外からの配当等による円買い需要が強いが、米経済 とどまる。この結 果、季 末 在 庫は今 季 末までに14%減 少し、 となっている。 の回復期待から当面はドルが底堅く推移すると予想される。 1050万トンへと落ち込む見通し。これは過去6年間で最低水準。 ①米国の金融規制案②中国の引き締め観測③ギリシャの (2/19) 6 ファッションリポート 2010年(平成22年)3月号 売れない・買わない時代……。 ヤング市場のリアルな今をつかみ続けることが、 次のトレンドを読み解くヒントにつながる No.555 ファッションリポート 今や100万部超えの雑誌 『sweet』 も急に人気が出てきたわけではない! 伊藤忠ファッションシステム㈱ コンシューマーマーケティングチーム 山 田 喜 子 [email protected] 不況感やエコ志向から、 消費しないモード が蔓延している。また、マーケットの成熟によって、チャネルをうまく使い分け、賢い消費生活を行う人も増えている。ここ数年でマーケッ トの様子は大きく変わった。厳しい状況下ではあるが、時代の潮目が変わってきている今、新たな時代への仕掛けを考えるには、絶好の機会と見る人もいる。それには市場の変化を いち早くキャッチアップすることがビジネスの明暗を分けるといえるが、求められるものとは何か? 最近のヤング動向を例に考察する。 マーケットは日々刻々と変化 マーケットが成熟化・細分化している今、 一網打尽にお客さんをつかむことはできない テイストミックスが 当たり前に スタイルチェンジを 容易く行う 明確で分かりやすい、ブレのないテイストや コンセプトが重要となる ギャルと言うと、クールでセクシーなグラマ ラススタイルが想像されるが、最近、可愛ら しい雰囲気のギャルが増えているのをご存 知だろうか。芸能人で例えると、『Popteen』 モデル出身の益若つばさやくみっきー、ミュー ジシャンの加藤ミリヤや西野カナのような人た ちだ。ギャルが可愛くなった背景の一つとし て、ファッションのミックス化があげられる。 “渋 原系”という言葉も誕生したが、ギャル系と マルチミックス系の垣根が薄れ、ギャルが、 109系セクシーファッション(≒渋谷系)にとど まらず、マルチミックス系が好むような、古着 や可愛らしいカジュアルなテイスト(≒原宿系) も取り入れ始めている(反対に、マルチミック ス系がギャル系のアイテムを取り入れるという 現象も起こっている)。多様なテイストを楽し むスキルを兼ね備えているため、ファッション のミックス化が今後ますます加速していくこと が予測される。 また、世代が若くなるほどに、一人が同 時に様々なファッションスタイルを持つように なっている。オフィスでは割り切り仕事服、 友人と遊ぶ時はセクシーなギャル服、時に は、ストリート系のアクティブなカジュアル服 ……というように、自分のモードによってファッ ションの切り替えが激しく、一人の人がいろ いろな顔を持つ時代になっている。本来の マルチミックス系は、「自分が“好き”」とい うこだわりが強い層であるが、イマドキのマ ルチミックス系には、コスプレ感覚で、コン サバスタイルを演じるという人も出てきてい る。20代前半層ほど、割り切り感覚が強く なる傾向もある。 “価格がトレンド”となり、「ユニクロ」「しま むら」、海外ファストファッションなど低価格帯 チャネルの広がったことも、あらゆるスタイル へのチャレンジをバックアップする一要素と なっているのかもしれない。 時代のキーワードとなっているのは、 “リア リティー”と“分かりやすさ”だ。これは、マー ケットが成熟し、情報がはんらんする今だか らこそ、ストレートに心に突き刺さる何かが求 められているということ。一方、マーケットに は多種多様なテイストが存在し、細分化され ているため、一つひとつのパイは小さくなって いる。多くの人から支持を得たいからといっ て、不特定多数の人に向けて発信しても、 中途半端な商品になってしまう危険がある。 また、 「H&M」をはじめとする海外ファスト ファッションと価格で勝負しようとしても、体力 がない会社は、結局太刀打ちできず、自らの 首を絞める……という状況になっている。ど の人に打ち出したいのかターゲットを絞るとい うことに加え、商品やブランド自体にきちんと パーソナル性があることが重要となる。一人 の人間が様々なテイストを持つ時代になって いるが、それに振り回されてはならない。多 4月開始予定、 「テイスト別 イマドキ ヤング女性研究会」のお知らせ ひと口にヤング層といっても志向性は様々。 STEP 2 □ 20代女性に絞り、グループ毎にインタビュー。 今シーズンは何を買い、来シーズンは何が欲しいのか? □ 各グループの価値観、ライフスタイル、消費行動 といったリアルなニーズをひもときます。 マーケットは刻々と変容していくため、新た な動向をとらえ、時代にジャストフィットしたア プローチをしていかなければ、生活者の心を つかむことはできない。 弊社では日々のスタイリングの変化を様々な 角度から追っている(下記参照) 。ファッショ ン誌業界で成功をおさめている『sweet』も、 これだけ話題になる以前より、その変化の “兆し”があったことが分かる(『CanCam』 系プリティコンサバスタイルへの飽き……、ギャ ルっぽい雰囲気も持ったOL層の増加……、 etc)。こういう日々の変化をきめ細かく見て、 流れを把握することで、次の時代に生き残る ヒントが見えてくるものと確信している。 以下にヤング層の“今” “リアル”が何かを 探る定期調査をご紹介する。 定性調査:テイスト別グループインタビュー調査 ヤングのリアルな声を体感。 どんなファッションテイストの人がどれくらいいるのか? 面的に見えても必ず基軸となるテイストがある はずなので、その見極めも大切になってくる。 をインタビューによって、より鮮明にしていきます。 ・今シーズンのお気に入りスタイル ・お気に入りのバッグ、小物… ・次のシーズンに向けて、欲しい、 着たいスタイル 各グループの中で、旬となっているもの、ウケて いるものとは何か? ヤング女性のリアルな日常 STEP 1 生活に迫ります。 定量調査: ヴィジュアルインターネット調査 ・ビジュアル付き事前アンケート 市場のボリューム感を把握する。 回答者の顔が見える定量調査 ・フォーカスグループインタビュー(3グループを予定) □ 800名の女性にインターネット調査。ハナコジュニア世代から団塊ジュニア世代(10代後半∼ 30代)が対象です。 □ エレガンス系、ギャル系、マルチミックス系を更に細分化。各タイプのファッションやマインド特徴や各タイプの ボリューム感をおさえます。 定期的な調査でトレンドの方向性が見えやすくなる。 半期に1度、年に2回実施 エレガンス 基本的なマインドは、 大きく3タイプですが、 さらにスタイリングを 細分化します。 スケジュール エレガンス系 わずかな変化であっても、半期に1度の点と点を結び、線となった流れを見ると、次代の方向が読みやすくなります。 好感度優先! AUTUMN∼WINTER SPRING∼SUMMER かわいい系 4月 クール系 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 定量調査 フェミニン マスキュリン 定性調査 【ifsの共同調査ならではのメリット】 ・ifs独自のファッションマーケティング視点によるユニークな定量・定性調査が、お得な価格でご購入いただけます。 モード系 大人系 ギャル系 マルチミックス系 カジュアル ・明日のマーケティングのヒントになる、ビビッドでリアルなレポートをお届けします。 【対価、アウトプットイメージ】 ・1シーズン:70万円(定量調査1回、定性調査1回) ・年間:120万円(定量調査2回、定性調査2回) リラックス系 ド派手系 派手さ優先! アバンギャルド系 個性優先! ・定量調査ローデータ&レポート約80枚 定性調査アンケート&レポート約100枚/1シーズン *ご興味のある方は、以下まで お問い合わせください。 R&Dグループ コンシューマーマーケティングチーム 山田 tel:03-6439-3185 [email protected]
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