噛むって大切！歯を大事にしよう！１１月８日は「いい歯」の日です。「いつまでも美味しく、そして、楽しく食事をとるために、口の中の健康を保っていただきたい」という願いを込めて、日本歯科医師会が制定しました。この機会に合わせて、歯や口腔の健康について考えてみましょう。最近、食事中に歯が痛くて、ちゃんと噛めない時があるんだ・・イタタタ・・・そういえば最近歯医者に行ってなかったな。はらふとしさん子どもの頃は歯科検診を受けていても、大人になってからも歯医者さんに行って定期的にチェックしてもらっているという人は意外と少ないのではないでしょうか。歯の健康はとっても大事なんですよ！クリエ先生管理栄養士 “噛む”って大切！「ご飯はよく噛んで食べなさい」と一度は言われたことがあると思いますが、噛むことにはいろいろなメリットがあります。 1.歯の病気を防ぐ 2.消化によい唾液によって、歯表面にプラークがつきにくくなり、口の中をきれいに保つ唾液が出ることで消化吸収を助け、胃腸の負担が少なくなる噛むメリット 3.ダイエット 4.脳の活性化よく噛むことで、満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぐ脳への血流がアップし、脳細胞の働きを活発にするやわらかいものばかり食べていると、噛む回数も少なくなってしまいます。根菜類（れんこん・ごぼう）、りんご、梨など歯ごたえがあるものも食べるようにしましょう！早食いは肥満のもとある調査によると、食べる速さとＢＭＩ（肥満度）には関連があることがわかりました。 ★Ｐｏｉｎｔ１★ 食べるのが速いお腹いっぱい食べてしまうゆっくり食べて、満腹感を得るおよそ20分で脳が満腹と感じるといわれています ★Ｐｏｉｎｔ２★ 噛みごたえが残るように調理し、噛む回数ＵＰ肥満気味野菜は大きめに切る、火を通しすぎない等、調理でも工夫しましょう国では、一口30回噛む習慣「噛ミング30（カミングサンマル）」を奨めています。食べるたびに30回数えるのが難しければ、いつもより数口多く噛むように意識するだけでもよいですね。（参考）ｅ-ヘルスネット（厚生労働省） https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-10-002.html 大人の虫歯の特徴よく噛んで食べるには、虫歯のない健康な歯を多く保つことが大切です。 ●大人の虫歯になりやすい場所１子どものころの治療の跡や、虫歯の詰め物付近２歯周病で歯ぐきが下がり、歯がむき出しになったところ 20歳以上の８割以上の方が虫歯をもっています大人の虫歯は、「進行が早く、気がつきにくい」ため、注意しましょう。虫歯を放置しているといろいろなデメリットがあるんです。 ●食欲不振、消化不良 ●噛み合わせが悪くなる ●肩こり ●早食いになるなど肩がこる原因を次ページで詳しく解説します（参考）平成23年歯科疾患実態調査（厚生労働省） http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/62-23-02.pdf その肩こりの原因は虫歯かも自覚のある症状として、腰痛に続き２番目に多いのが「肩こり」です。実は、その原因は虫歯かもしれません。 ●虫歯と肩こりの関係とは？虫歯になる無意識に、痛む歯を避けて、噛むようになる噛み合わせが悪くなり、顎の左右のバランスがおかしくなる片方で噛むことが多くなり、片側の歯だけがすり減る左右の高さがズレ、頭を支える筋肉がこわばる肩こりになる虫歯を治療したら、自然と肩こりが治った！というケースもあるそうです。そのツラい肩こりも、虫歯の治療を始めると治るかもしれませんよ。虫歯を予防するためには・・・大人の歯を失う原因として、虫歯は歯周病よりも割合が高いという調査結果が出ています。虫歯にならないために、普段から気を付けましょう！～普段から気をつけたい生活習慣～甘いものを食べ過ぎないタバコを控える口の中が酸性に傾き、歯からミネラル分が溶け出してしまう唾液の量が減り、口の中の細菌を洗い流す力が弱まる毎日の丁寧な歯磨きが基本！いつまでも、楽しく美味しく食事をするために・・・８０歳になっても自分の歯を２０本以上残せるように、今のうちから正しい口腔ケアを心がけましょう！口の健康を守る栄養素健康な歯や口内環境をつくるには、バランスの良い食事が大切です。特に、これらの栄養素は積極的に摂るとよいでしょう。歯カルシウム牛乳（乳製品）口内炎歯ぐきビタミンC ビタミンB2 レバー大豆製品いも類ビタミンD 卵魚介類きのこ類葉酸野菜類フッ素緑茶小魚煮干し果物類葉物野菜よく噛むってことがこんなに大切だなんて、知らなかったな！早食いだと太りやすいっていうのもびっくりだよ。噛むことは、消化をよくするだけでなく、身体にとってたくさん良いことがあります。いつもよりも少しだけ多く噛むように心掛けてみましょうね！あと歯医者さんに行くのも忘れずに♪