看護科新聞第23号

第
看護科通信
2 3
号
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看護委員会発行
1年生
~2学期を振り返って~
私達1年生は、この2学期の間に2つの実技試験がありました。まず1つ目は「車いすの移乗・移
送」です。この試験では足の動きや位置に気をつけながら行いました。2つ目は「寝衣交換」です。
この試験では背中心を合わせる事がとても難しかったです。1回1回行う度にできたりできなかった
りと悪戦苦闘しましたが、ペアの子と相談し実技試験に臨みました。どの試験にも1人1人が真剣に
取り組み、練習してきたことの全てを出し切りました。
また、私達は日高高校との Web 交流にむけ、高齢者にインタビューを行いそれをもとに『患者様が
求める看護師』
『自分の理想の看護師像』について考え、プレゼンテーションを作成しました。これ
をきっかけに、自分が理想とする看護師像が具体的になり、理想の看護師になるために今何をすべき
か、改めて実感することができました。
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2年生
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~2学期を振り返って~
私達は初めて病院実習に行きました。実習へ行くための準備もあり、全員で実習に行けるのかとて
も不安でしたが、39 人全員で病院実習に行くことができました。
実習の援助の中で、患者さんのできる事まで援助してしまうことで自立を妨げてしまうため、患者
さんの残存機能を知るためには観察が必要だと学びました。また、的確な情報収集を行うためには目
的をもって観察を行うことも大切だとわかりました。1 人 1 人の患者さんに合った援助をするために
は、観察後にケアを考えることが大切だと思いました。実習後のカンファレンスでは、班のメンバー
で情報を共有しましたが、カンファレンスの時間も長くなり良い情報共有の場となりました。日々の
実習目標を意識して実習に取り組むことで記録の内容を深めることもできスムーズにかけるように
なりました。
これからもみんなで頑張りたいと思います。
3年生
~専攻科にむけて~
もうすぐ2学期が終わり3学期が始まります。3学期になればクオリス模試・卒業考査があり、そ
れが終わればすぐに成人実習Ⅰが始まります。今回の実習では初めて1人の患者さんを受け持たせて
いただきます。受け持ち患者さんの疾病を理解し、個別性のある看護を行い、患者さんの心に寄り添
えるよう今まで学んだ知識と技術の復習をしていきたいと思います。
さらに、実習が終わると卒業式が、その後は専攻科入学まで、新年度の準備期間に入ります。
私達が高校生としてこの学校で過ごす期間はあと少ししかありません。専攻科へ入学するまでの間
で今の自分にできる事、自分がどんな看護師になりたいか等、高校入学当初の自分を振り返って考え
てみたいと思います。
また、先日は選挙権についてのセミナーが開催されました。私達が社会に出て何かをするという大
切な機会はすぐにやってきます。その時までに自分の意見をしっかり持てるよう、必要なマナーやル
ールを見直していきたいと思います。
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7 期生 高齢者大学での実習
8 期生 日高高校との
Web 交流
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看護科 科集会
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7期生 基礎看護実習(注射)
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専攻科1年生
~2学期を振り返って~
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新学期はテストから始まり週2回0限に終講試験を受ける日々が始まりました。それに加えて実技
試験の練習、10 月後半から始まる小児看護実習の事前準備もあり、多忙な日々を過ごしてきました。
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小児看護実習では幼稚園と重症心身障がい児施設に行かせていただきました。幼稚園実習では、年
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少は泥団子づくりなど 1 人で遊んでいる子、年長はドッヂボールやかくれんぼなど集団で遊んでいる
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子が多くみられ、月齢・学年の違いや遊びの目的・内容の違いについて理解できました。そのため、
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年齢によって声かけの方法を変えることが大切であり、子どもたちが自分で考えて行動できるように
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促す声かけが必要だと学びました。
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重症心身障がい児施設では、言葉ではコミュニケーションが取れない子どもとの関わりのなかで、
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嫌いな食べ物をわざと誤嚥したり、瞬きや視線の動きで返事をする子や、お風呂に早く入りたいため
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に失禁する子がいました。誤嚥や失禁がその児にとってどのような意味をもっているのか、どのよう
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な思いを訴えようとしているのかを考え、判断することが大切だと学びました。そのためにも知識を
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持ったうえで普段の児の状態を知っておくことが必要だと考えました。
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この後は、後期考査や老年看護実習が控えています。全員で進級できるように、お互いに励まし合
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って日々の勉強に取り組んでいきたいです。
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専攻科2年生
~2 学期を振り返って~
 2 学期からは後期の臨地実習が始まりました。前期の経験を活かし、より質の高い看護の提供がで
きるように指導者さんや先生から指導を頂き、患者さんのために何ができるのか考える毎日でした。
実習中、看護師に向いているのか悩む事もありましたが、患者さんからの「ありがとう」などの言葉
に自信を持ち、また班員や先生、家族からの支えもあり、7 カ月の実習を終えることができました。
 7 カ月の臨地実習がおわり、私たちは今、2 月の看護師国家試験にむけて日々勉強に取り組んでい
ます。それぞれ得意・不得意な分野がありますが、わからないところは教え合うなど、手を取り合っ
て国試対策に取り組んでいます。4 月に決めた『看護師国家試験全員合格』にむけて、クラス全員で
意識を高め合いながら頑張っていきたいと思います。
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専攻科 1 年
専攻科 2 年
日高高校専攻科
研修旅行
との交流
(東京)
(長寿の郷)
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編集後記・・・
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ついに2学期がおわりました。残るは3学期です。1年生の皆さん、この1・2学期間で学んだことをしっかり復習
し、2年生にむけて少しずつ準備していきましょう。2年生の皆さんは今回の実習で学んだことを忘れずにこれからの
学習や次の実習に活かしていきましょう。3年生の皆さんはこの3年間で学んだことを復習し専攻科入学にむけての準
備をしていきましょう!
専攻科1年生の皆さん、後期考査・老年看護実習と、とても大変だと思いますが頑張ってください。専攻科2年生の
皆さん、7カ月の臨地実習が終わり、次はいよいよ国家試験ですね。これまで以上に大変だとは思いますが全員合格目
指して頑張ってください!
これからは一段と寒くなる季節なので、体調管理にも気をつけましょう!
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【編集長 3年 渕上】
」
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