「技術資料データベースの統計及び貸出等に係る改修業務」 仕様書

「技術資料データベースの統計及び貸出等に係る改修業務」
仕様書
1. 件名
技術資料データベースの統計及び貸出等に係る改修業務
2. 目的
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 石油技術開発本部(TRC) が運用している技
術資料データベースについて、利用者の利便性向上のため、同データベースの統計及び貸出
等に係る改修を実施する。
3. 業務内容
3.1 統計情報の作成
出力レイアウト等の詳細については、実施時に機構と相談の上で決定するものとする。
(1)月単位で収集する統計情報
下記の統計情報を収集し、それぞれ一つの Excel ブック形式のファイル中の別シートと
して保存する。
・データ収集時点での文書種別毎の登録文書数
・データ収集時点での文書種別毎の登録貸出単位数
・当該月の新規登録文書数(文書種別毎)
・当該月の新規登録文書とそれらに該当する貸出単位数
・データ収集時点でのユーザ情報
・データ収集時点でのユーザグループ別ユーザ情報
・当該月の貸出情報
(2)資料情報に関するデータ出力
TERDIS データベースに登録されている情報を、テキスト形式で出力するツールを作成す
る。このツールにより資料情報に係る下記のデータが出力されるものとする。
・文書一覧
・文書・貸出単位一覧
・文書番号・貸出単位番号対応表
・貸出単位・内訳一覧
・図面情報
・図面種別
・図面堆積盆
・地域及び国名
・堆積盆情報
・鉱区情報
・プロジェクト会社及びステータス情報
・文書ファイル情報(カテゴリ・内容説明)
・技術分野
・作業種目
・油ガス田情報
・坑井情報
・地表調査情報
・調書種別
・プロジェクト資料種別
・探鉱検討資料種別
・文書作成者
・参考文書情報
・デジタル生データ情報及び NDR プロジェクト情報
・社外限定会社名の情報
(3)管理情報に関するデータ出力
TERDIS データベースに登録されている情報を、テキスト形式で出力するツールを作成す
る。このツールにより管理情報に係る下記のデータが出力されるものとする。
・資料の登録作業に関する管理情報
・資料の貸出作業及び返却作業に関する管理情報
・事故情報(資料の紛失及び破損に関する情報)
・機能利用状況(利用履歴)
3.2 貸出拒否の手動設定
現システムは、ある貸出単位中の内訳が紛失状態又は破損状態として登録されている場合、
システムはその貸出単位全体を自動的に貸出不可とする仕組みになっている。本作業では、
貸出単位の貸出不可を自動から手動に変更するにあたり、以下の改修を実施する。画面レイ
アウト等の詳細については、実施時に機構と相談の上で決定するものとする。
(1)貸出可否の設定機能の追加
システム管理者が資料(貸出単位)の貸出可否の設定を行えるように、
「貸出単位編集」
画面で貸出可否を入力する機能追加を行う。また、同画面上には貸出可否の設定値の入
力欄とともにコメント欄も追加し貸出不可の理由等を記入できるようにする。
【画面の流れ】
「管理者メニュー」→「文書情報一覧」→「文書編集(基本情報)」→「文書編集(貸
出単位情報)
」→「貸出単位編集」
(2)貸出可否の表示追加及び編集画面へのリンク
システム管理者が資料(貸出単位)の貸出可否の設定状況を確認できるよう、「貸出単
位一覧」画面で貸出可否状況、「貸出単位詳細情報」画面で貸出可否状況とコメントの
表示追加を行う。
【画面の流れ】
「管理者メニュー」→「貸出単位一覧」→「貸出単位詳細情報」
また、
「貸出単位一覧」画面に「貸出単位編集」画面へリンクを追加し、「トップメニュ
ー」へ移動しなくても、貸出単位の編集をできるようにする。
【画面の流れ】
「管理者メニュー」→「貸出単位一覧」→「貸出単位編集」
(3)貸出申請時の画面表示
システム利用者が資料(貸出単位)の貸出可否の設定状況を確認できるよう、「貸出単
位一覧」画面で、貸出可否状況の表示追加を行う。
【画面の流れ】
「利用者メニュー」→「文書情報検索(文書情報簡易検索、文書情報詳細検索、文書番
号検索)
」→「文書情報一覧」→「貸出単位一覧」
(4)既存の貸出可否自動設定ルールの廃止及び貸出可否状況の継承
ある貸出単位中の内訳が紛失状態又は破損状態として登録されている場合、システムは
その貸出単位全体を自動的に貸出不可とする仕組みになっているが、今回の改修では貸
出可否を手動で設定することとするため、この仕組みを廃止する。
なお、自動設定ルールの廃止を行うが、現在貸出不可と設定されている貸出単位につい
ては、改修後のシステムでも貸出不可の状態を継承することとし、そのために必要な設
定やデータ修正を実施する。
3.3 ページ移動の速度改善作業
文書種別毎(特に購入技術資料)の資料検索結果の画面表示において、画面上でページ移動
(1 ページ 20 件の表示)する際の応答時間を短縮する。現状では購入技術資料の資料検索結
果においてページ移動に平均 20 秒間程度かかるが、改善後はその 1/4 以下の 5 秒間以内と
する。
3.4 貸出単位番号と文書番号の関連付け作業
貸出単位番号と文書番号の関連付け作業として、下記改修を実施する。画面レイアウト等の
詳細については、実施時に機構と相談の上で決定するものとする。
3.4.1 貸出単位番号入力による文書番号検索
貸出単位番号を入力することにより、文書番号が検索できるように改修を行う。具体的
には、画面上で貸出単位番号の入力を行い検索することのより、入力した貸出単位番号
に該当する文書番号が表示する機能を追加する。
3.4.2 貸出申請時の文書番号記録機能の追加
(1)貸出単位情報とともに文書番号をデータベースへの保管・管理
利用者が貸出申請を行った際に、申請対象の貸出単位情報とともに文書番号をデ
ータベースに保存・管理し、下記のファイル及び画面等において文書番号の記載
及び表示を可能とする。
(2)貸出返却確認書への文書番号の記載
貸出時に利用者に対して送付される貸出返却確認書の中に文書番号の記載を追加
する。
(3)利用者の「貸出中一覧」画面への文書番号追加
利用者が現在借りている貸出単位の一覧を表示する「貸出中一覧」画面に、文書
番号の項目を追加し、文書番号を表示する。
【画面の流れ】
「利用者メニュー」→「貸出中一覧」
(4)
「貸出履歴一覧」メニューの追加
利用者のトップメニューの中に「貸出履歴一覧」を追加し、新規に「貸出履歴一
覧」画面を作成し、その画面では過去に借りた資料の一覧を文書番号を含めて表
示する。
【画面の流れ】
「利用者メニュー」→「貸出履歴一覧」
(新規追加)
(5)貸出資料リストへの文書番号表示の追加
利用者が一度に10件以上の資料を借りた場合、システム管理者は貸出返却確認
書とは別の貸出資料リストを作成して利用者に送付する業務がある。この貸出資
料リストのテンプレート中に、文書番号の項目を追加する。貸出資料リストの作
成は、
「貸出作業一覧」画面からの Excel に出力されたファイルの内容を元に作成
されるので、Excel 出力ファイル中にも文書番号の表示を追加する。
【画面の流れ】
「管理者メニュー」→「貸出作業一覧」
4. 契約期間
契約締結日から平成28年3月31日まで
5. 業務実施場所
受託先、機構及び機構の指定する場所
6. 納品物件
実施報告書:製本形式:1 部
報告書の内容を電子ファイル形式(PDF 形式)に記録した CD または DVD:1 部
改修版システム一式:サーバ機へのインストール
以 上