特集 守備対攻撃、パス戦術のセオリー

January 2013
特集 守備対攻撃、パス戦術のセオリー
チャンピオン Navi ディフェンスの極意
2 年連続ライスボウル出場、2回目の全日本制覇を目指す関西学院大学ファイターズ主将のDE
梶原誠人(4年)、関西学生リーグ7試合で失点 19 の強力守備が頂点への鍵を握る(写真 岩本早苗)
No.8 2012 年 12 月 15 日 contents
p2 チャンピオン Navi オービック3連覇阻止へ、3強の挑戦
p3 特集 パッシング攻撃のセオリー パスカバレッジ守備に応じたパッシング戦術
特集 Defense
p 13 勝利へのブリッツ 早学守備の要 R 池田
p 14 ライスボウル広告
p 15 若手が支える守備 法政大の2年 DL 上田
p 16 選択肢を消す LB古庄のタックル論
P 18 TD告知広告
p 19 FINAL TOUCH広告
p 20 PRO告知広告
p 21 NFLトップは驚異の新人 0・5ポイント差に5人のQB
p 22 TD書籍広告
p 23 試合日程
発行 NPO法人フットボールジャパン 1
制作 http://firstdown.jp
プレーオフが開始します。AFC、N
綻びが、勝敗に鍵になるでしょう。
ニ ー・ マ ン デ ー ル( テ キ サ ス A & M )
敗、最近 年は社会人が7勝
ません。
などから学んだ、最新のQB戦術が日
FCの各選手権が 日、オールスター
本のフィールドにも登場するかもしれ
表 勝
日本選手権となって 回目を迎える
ライスボウルは、これまでは社会人代
戦『プロボウル』を挟んで、2月3日
回スー
パーボウルの開催です。
NFLは第 週( 月 日時点)で、
4チームのプレーオフ出場が決まって
(日)ニューオーリンズで第
9月から伯仲の展開が続きました
が、これ か ら 一 気 に 終 盤 の ク ラ イ マ ッ
―オービック、いずれかのカードにな
います。
(甲子園球場)、 日(月) 時から第
月 日(日) 時 分から全日本
大学選手 権 の 第 回 毎 日 甲 子 園 ボ ウ ル
豪が揃う関西学生リーグを不安なく勝
学対パワーの法政。しかし、今年は強
は1勝1敗です。定評では、技術の関
績は法政が3勝2敗1分、最近2回で
大会で顔を合わせたのは6回、対戦成
す。
す関学の周到な準備が印象に残りま
しましたが、 年振りの日本一を目指
れも社会人が勝っています。去年惜敗
ビックと昨年対戦していますが、いず
島、オービックと各1回、関学はオー
ディブル、的確なパスで若いチームを
籍した
首負傷で全欠場、今季ブロンコスに移
C南のファルコンズです。話題は昨年
法政―オービック、関学―鹿島、関学
時から日 本 選 手 権 第 回 ラ イ ス ボ ウ ル
ち上がった関学大に、苦戦の連続のな
デンバーでは、弟イーライのいるジャ
回日本 社 会 人 選 手 権 ジ ャ パ ン X ボ ウ
ル( 東 京 ド ー ム )、 1 月 3 日( 木 )
( 東 京 ド ー ム ) が 開 催 さ れ ま す。
日(祝 ) に は 、 第 回 全 国 高 校 選 手
権決勝ク リ ス マ ス ボ ウ ル ( 神 戸 王 子 ス
対 戦 に は、 集 中 対 継 続、 先 鋭 対 安 定、 が ベ ー ス に な る と 思 い ま す。 レ ベ ル
オービックと正統派を代表する鹿島の
歳のQBペイトン・マニング
月
かで実力をアップさせてきた法政大が
クリスマスボウルは 回目の優勝を
目指す関西学院高(兵庫)が、3連覇
イアンツとの頂点対決を期待して早
オレンジ ボ ウ ル ( 北 イ リ ノ イ 大 対 F S
アップしたスプレッド攻防では、2×
の 大 復 活 で す。 全 盛 時 を し の ぐ オ ー
スーパーボウルに導く勢いです。地元
月 日の最終 週
12
17
できます。
アーズ(イースタン)の対戦です。強
U )、 1 月 2 日 の シ ュ ガ ー ボ ウ ル( ル
効率対均衡といった対照的な要素が織
2、1 × 3 体 型 か ら の ペ リ メ ー タ ー へ
30
人を一つのチームにして、最大の
力を発揮させるには、戦術が欠かせま
フットボールは戦術のゲームです。
30
タジアム ) も 行 わ れ ま す 。
月 日に開始、全 試合の終幕を
豪同士の対戦ですが、決勝で対戦する
イ ビ ル 大 対 フ ロ リ ダ 大 )、 4 日 の コ ト
り込まれ、興味が尽きません。QB菅
のランやバブルスクリーンがキープ
イスコンシン大対スタンフォード大)、 の は 初 め て。 先 端 技 術 を リ ー ド す る
ンボウル ( テ キ サ ス A & M 対 オ ク ラ ホ
原を核とするビッグプレー対全員での
甲子園、ジャパンX、ライスの三大
ボウル共に、華やかなスプレッド攻撃
マ )、 そ し て 全 米 1 位 決 定 戦 で あ る 7
レーになっています。今季NFLで活
守備とも集約できますが、
さらに反則、 躍したRG3、ケイパニック、ブレイ
堅実な前進か。オービック攻撃対鹿島
ディ、
そしてカレッジで史上初となる、
日のBC S チ ャ ン ピ オ ン シ ッ プ ( ノ ー
トルダム 大 対 ア ラ バ マ 大 ) で す 。
ターンオーバー、サックといったデシ
こうしてディフェンスを攻撃する
1年生でハイズマンを受賞したジョ
守備対攻撃、パス戦術のセオリー
プリンインデックス(前号紹介)での
PSRからROMに移ったスティラースQBロスリスバーガー(対パッカーズ、2013 年スーパーボウル、写真 尾川清)
プロフットNFLは 月 日でレ
ギュラー シ ー ズ ン 終 了 。 1 月 5 日 よ り
12
12
19
本場米国は、まして盛り上がります。
Xボウルは3連覇を狙うオービック
カレッジの締めくくりのボウルゲーム シーガルズ(セントラル)と鹿島ディ
は
35
17
14
12
66
43
11
16 67
飾るのは、1月1日のロースボウル(ウ
15
36
最近人気が高く普及している、パッ
シングに関する攻守のセオリーをまと
まったやり方があります。
り 研 究 さ れ て き て 最 善 と さ れ る、 き
戦術には、セオリーがあります。ア
ブストラクトゲームなどの定石、つま
す。
今号は、パスカバレッジとそれを攻
撃するパッシングの定石を紹介しま
の攻防です。
やりとりが、攻撃チーム対守備チーム
で対応します。つまり典型的な戦術の
を選択、展開します。守備も同じ手順
して、準備したなかから最適なプレー
します。試合では、戦況を正しく判断
状況に応じた戦術を準備(理解、
習得)
を正しく把握、分析して、目的および
対戦前に、自チームおよび対戦チー
ムの能力や技術や知識や意欲や判断力
かせません。
しかし、ご存じのように、戦術を理
解して習得するには、膨大な準備が欠
表したのが、プレーチャートです。
の動きをチームとして組みたて図解で
異なった任務
(動き)
を負います。個々
一 人 ひ と り が 能 力 を 最 大 に 生 か せ る、
めに、
全員が同じ行動をとるのでなく、
せん。チームとしてボールを進めるた
11
挑戦するといった、新鮮な構図が期待
で4回目を目指す早大学院(東京)と
10
くも大興奮です。プレーオフ出場全
12
対戦します。両校共に大苦戦を乗り越
14
チームの決定は、
66
えての出場。OLを前面に出した激し
10
に持ち越されるでしょう。(1)
13
いラン攻撃の攻防が鍵となります。
15
3敗とリードしています。
法政―鹿島、
クスです 。
るのですが、どのカードにも魅力があ
チャンピオン Navi
オ ー ビック3連覇 阻 止 へ 、
三 強 の挑戦
30
甲子園ボウルは、法政大(関東)対
関西学院大(関西)の対戦です。常連
10
ります。ライスボウルでは、法政が鹿
47
同士と思われがちですが、過去 回の
17
20
AFC東地区のペイトリオッツ、南
のテキサンズ、西のブロンコス、NF
12
守備パスカバッレッジの構造的な弱点を攻める、パッシング攻撃のセオリー。
2
WR清水謙(33 歳)
。02 年にオービックに入団、
日本一を3度経験し、日本代表にも3回選出され
た。昨季終了時に一度は引退を決めたがチームメ
イトの説得で再びプレーすることを決意。ベテラ
ンながら日本のトップレシーバーとしてプレーす
る清水が、前人未到の3連覇に挑戦する(12 月
2日(日)、横浜スタジアム、対ノジマ相模原)
3
12
26
23
12
配置の長所と短所の概略を紹介しま
備配置を 確 認 し た ら 必 要 と な る 、 守 備
リードの 方 法 を 紹 介 し ま す 。 次 に 、 守
まず、QBが体型に着き、守備配置
と 守 備 戦 術 を 確 認 す る プ レ ス ナ ッ プ・
にも共通 し て い ま す 。
スカバレッジかを突き止めることがし
きます。スナップ前にQBがどんなパ
に彼の判断の順番を決定することがで
でしょう。たとえばQBはスナップ前
ングをするための判断を助けてくれる
ます。PSRはQBが正しいスローイ
リーのアライメント(配置)を確認し
め て み ま す。 主 と し て、 Q B の 判 断、 QBは配置についたら、PSR(プ
レスナップ・リード)で守備セカンダ
ンを修正するか、レシーバーにホット
トサイドのブリッツへのプロテクショ
見分けるには重要なリードです。アウ
す。これはアウトサイドのブリッツを
○ウィークサイドのLBを発見しま
す。
リッツの可能性があるので警戒しま
守備選手がついて移動してきたら、ブ
Fを発見します。モーションに対して
く、守備選手をキーにすれば、
カバレッ
で対応します。QBがレシーバーでな
を 一 方 向 に ず ら す )、 マ ン カ バ ー な ど
キーはインバート、ローテイト(役割
投 球 の 意 思 決 定 を し ま す。 た と え ば、
ル ー ト で の 守 備 の 対 応 を 基 本 に し て、
点をあわせる地域)や視界にある関連
フォーカス・エリア(特に注意深く焦
てFSと変化させます。QBはハード
技術に関 す る 記 述 で す が 、 全 体 の 動 き
す。最後 に 、 そ の 守 備 配 置 を 攻 撃 す る
ジにパスを投げ込むことは少なくなる
2、パッシング攻撃のセオリー
でしょう。
ばしばあります。パス攻撃の約 %は、 ル ー ト へ の 変 更 を 許 す か は Q B が 決
定、指示します。
のに適し た 戦 術 ( 攻 撃 プ レ ー ) を ま と
セカンダリーの配置とくにアウトサイ
バレッジを見破ることができるとい
パスカバレッジ守備に応じた
ワークが 要 求 さ れ ま す 。
合性が必 要 で 、 正 し い 実 行 に は チ ー ム
トボール を 投 げ る に は 多 く の 筋 肉 の 整
フットボ ー ル を 投 げ る 能 力 で す 。 フ ッ
は、左、中央、右と守備の配置をゆる
で正しいスタンスをとります。PSR
クリメージ)に接近して、所定の位置
QBはすべてのプレーで同じ方法と
同じ態度でLOS(ライン・オブ・ス
き地域)を狭くすることができます。
Sは、マン、フラット・カバー、ディー
Sを認識します。スナップと同時にS
イドのルートでは、QBはPSRでS
を投げます。たとえば、ストロングサ
にいるキーの行動を判断して、ボール
定しなければなりません。QBは視界
リー=優先警戒すべき=守備選手を決
最初に、QBの役割を復習します。 くても、特定の配置を観察すれば、対 ん。QBはハードフォーカスして、ど
パスを投げるQBには多数の能力が 象 と な ら な い 守 備 体 型 を 除 外 し た り、 こにボールを投げるかを決定するため
必要です。しかし、誰にもわかるのは、 ハードフォーカス・エリア(注視すべ に、判断のキー(鍵)となるプライマ
マ ン・ ウ イ ズ・ フ リ ー、 マ ン・ ゼ ロ、
ウド)
、2ディープ、マンアンダー2、
基 本 的 な パ ス カ バ レ ッ ジ は、 イ ン
バ ー ト( ス カ イ )
、 ロ ー テ イ ト( ク ラ
ターン)を表示します。
の、特定のパスルートを含む地域(パ
要約にはカバレッジを攻撃するため
か に 攻 撃 す る か の 要 点 を 紹 介 し ま す。
長所や弱点を含めたパスカバレッジ
守備戦術の概要を説明して、それをい
PSRはスローイングの意思決定に
おける最初のステップにしかすぎませ
=状態
Q B は 適 切 な リ ー ド( read
から読み 取 る ) に よ っ て い く つ か の 情
やかに観察する、ソフト・ゲイズ(や
プ3分の1、あるいはディープ4分の
われます。全体のカバレッジが判らな
報の不足分を補わなければなりませ
わらかな擬視)で始まります。目的は
パッシング戦術
ん。プレ ス ナ ッ プ ・ リ ー ド 、 動 き な が
ン・ブリッツ、ローバー、そしてプリ
クォーター・クォーター・ハーフ、ゾー
した深さ)、(2)セフティの人数、(3) 判断して、QBはボールを投げる地域
ベントです。
1をカバーします。そのSSの動きを
ト( 調 整 )、 Q B の 認 識、 予 知、 そ し
ウィークサイド・フラットの守備選手、 を決定します。
50
50
により、
QBはパスルー
○ 守 備 の フ ロ ン ト( 7 人 ま た は 8 人 ) がらのリード)
①8人でカバレッジした場合、5人ま
ストロングサイドのSSとCBの
配 置 を 判 断 し て P S R し ま す。 チ ー
位 置 で ス ト ロ ン (DEの外側でLOS=ライン・オブ・
たはそれ以上の攻撃選手に対して、守
トによってキーをSSからCB、そし
スクリメージ=を離れる)したら、そ
備は3人だけしかパスラッシュ出来な
のタイプを確認するために、FSとS
グサイドを定義
れ は ソ フ ト コ ー ナ ー を 意 味 し、 W は
のウィークネス(短所)
し ま す が、 ス カ
ウ ィ ー ク フ ラ ッ ト の 責 任 を 持 ち ま す。 い。
にラインアップする)またはウォーク
ウ テ ィ ン グ・ レ
もしE(守備エンド)がLOSに上が
着 け ば、 リ ー ド
より浅く配置に
もしSSがCB
投げるつもりなら、DEがラッシュす
スナップと同時にストロングサイドに
などが出来ず、WRに力を加えられな
③バンプなどでインサイドに押し込む
をカバーしなければならない。
彼はラッシュしてくるでしょう。もし (ラージカールと水平のシームを含む)
⑤ストロングサイドのフルッド・ルー
プやフラットのカバーが遅れる。
④ストロング、
ウィークともに、
ストッ
い。
るか、カールまたはフラットを守るか
ん。
イ)
)
ト( パ タ ー ン に 3 人 ま た は 4 人 の レ
カバレッジを確
で守るので危険は少ない。
①安全、つねにディープゾーンを3人
⑦ウィークサイドのフォース(力)が
⑥ウィークフラットが弱い。
人ラッシュとなる。
なければカバー出来ない。つまり、3
認 し ま す。 も し
②攻撃のラッシュに対してストロング
払 い ま す。 も し
イドにも注意を
Bはウィークサ
ま す。 ま た、 Q
3Dと推測出来
ン(封じ込む)に、
7人をパスカバレッ
⑤4人をストロングサイドのコンテイ
ゾーンを守ることができる。
④3メンのラッシュにすれば、8つの
でのストップ、フレアに対応できる。
2人に対して3人を送り込んで作った
③ペリメーター(外側境界線)を守る
②十分なパスプロテクションをする。
ばす)する。
①水平及び垂直にストレッチ(引き延
をいかに攻撃するか
はアウトサイドのアンダー、アンダー (3)3ディープ―インバート(スカイ)
弱い。
W( ウ ィ ー ク サ
ジに向けることができる。
アレー(走路)に投げる。
た は D E の 後 方 (2)
3ディープ―インバート(スカイ) ④ウィークサイド・カール、*ストロ
タ ッ ク( D L ま
イドLB)がス
ミ ド ル に 行 け ば、 ③WRのスプリットにもよるが、SS
マ ー ク を 離 れ、 サイドの力(フォース)が強い
FSがハッシュ
D( 3 デ ィ ー プ ) のストレングス(長所)
F S の 配 置 で 3 (1)
3ディープ―インバート(スカイ) シーバーを走らせる)はDEの助けが
を カ バ ー し ま す。
SSがフラット
ラ ッ ト に い け ば (図1、
3ディープーインバート(スカ
レシーバーがフ
ン バ ー ト で す。 を 事 前 に 判 断 し て お か ね ば な り ま せ
はSSによるイ
認 し て お き ま す。 る か、 3 ポ イ ン ト ス タ ン ス を と れ ば、 ( シ ョ ー ト ゾ ー ン ) の 6 つ の ゾ ー ン
②4人の守備選手でアンダーニース
ポートにより確
ムはTEのいる
40
40
T
1)3ディープ―インバート(スカイ)
て反応、 そ の い ず れ か に し ろ 、 Q B が
SS
スナップを受けてから、ROM(リー
ディング・オン・ザ・ムーブ=動きな
そして(4)ラン守備選手(守備フロ
らのリード、ルートのアジャストメン ( 1) コ ー ナ ー バ ッ ク の デ プ ス( 位 置
1、プレ ス ナ ッ プ ・ リ ー ド
等の対戦と仮定した、戦術の定石です。 ドから2番目の守備選手の配置で、カ
めました 。 あ く ま で 、 能 力 や 技 術 が 同
80
見たこと に 関 連 す る 攻 撃 の 知 識 が 基 本
40
40
LB
と な っ て い ま す。 と く に 重 要 な の は、 ント)の人数を確認することです。
FS
4
5
CB
LB
LB
CB
N
T
LB
プレスナ ッ プ ・ リ ー ド で す 。
図1、3ディープ インバート
(スカイ)
⑤SSか ら 逃 げ る ス プ リ ン ト ア ウ ト 。
ングサイ ド ・ カ ー ル
ようにスタックするか、ウォークオフ
たはS)はローテーションから離れる
テーションに関係のないOLB(Wま
のサイドを知ることが出来ます。ロー
とらねばなら
クッションを
WRには深い
と 反 対 側 の
③ローテイト
40
⑥スクエ ア イ ン ・ ル ー ト 、 4 バ ー テ ィ
しなければならないからです。3Dは
ない。
バーできない。
①カバレッジに8人を起用すると、5 ( 3) 3 デ ィ ー
( 2) 3 デ ィ ー プ ― ロ ー テ イ ト( ク ラ
プ―ローテイ
クパス。
③ローテ イ ト 方 向 と 反 対 側 へ の ク イ ッ
②十分に パ ス プ ロ テ ク シ ョ ン す る 。
作ったア レ ー に パ ス 位 を 投 げ る 。
ち5つをカバーできる。
③アンダーニースの6つのゾーンのう
る。
②両方のWRに力を加えることができ
①ランには強い。
2)ストレングス(長所)
⑤コーナー・ルート。
④ウィークサイドのカール。
ドパスに弱い。
構造的なホール
(空間)がある。フェー
③サイドライン沿いの ~ ヤードに
レーンができる。
②フラットを垂直にストレッチすると
40
④ローテ イ ト 方 向 と 反 対 側 へ の ラ ン 。
④4人でパスラッシュ出来る。
⑥フラッドタイプ・ルート。
E
50
40
アウトサイド・レベレッジにいれば(正
されます 。 W が 2 番 目 の レ シ ー バ ー の
ニースの 6 つ の ゾ ー ン は す べ て カ バ ー
を警戒し て ド ロ ッ プ す れ ば 、 ア ン ダ ー
でしょう 。 も し 、 1 人 の D E が カ ー ル
ら、Sは イ ン バ ウ ン ズ ラ イ ン 上 に い る
B の 配 置 を 確 認 し て 下 さ い。 通 常 な
上にあっ た ら 、 ス ト ロ ン グ サ イ ド の D
す。もし ボ ー ル が イ ン バ ウ ン ズ ラ イ ン
⑤ウィークインサイドLBのカールへ
しい。
④ストロングサイドのコンテインが難
らない。
③LBがカールをカバーしなければな
ドルに出る。
②インサイドレシーバーがディープミ
ばならない。
①Sがフィールドの半分をカバーせね
2)ウィークネス(短所)
CBは通常WRの正面に立つか、WR
認 出 来 ま す。 C B が 最 初 の キ ー で す。 ⑤アンダーニースのマンカバーが難し
アンダー・カバレッジ(MUC)と確
なくWRを優先して見ていたら、マン
のCBがWRにより接近して、QBで
Dルック(外観)をとっており、2人
に 近 く、 C B よ り 深 く 位 置 し て )、 2
もし2人のSが(インバウンズライン
C B の 配 置 を 判 断 し て P S R し ま す。 ①ランサポートが弱い。
か、ブラケット出来ます。WRにつく
人 の レ シ ー バ ー を ダ ブ ル カ バ ー す る ( 2) カ バ ー 2 マ ン / マ ン ア ン ダ ー・
⑦バンチ(片側3人のレシーバー)と
ルートに弱い。
⑥クロッシング
(攻撃選手が交差する)
い。
い。
④3ディープゾーンをカバー出来な
難しい。
③モーションされると、偽装するのが
が起こる。
②LBがRBをカバーするミスマッチ
2ディープのウィークネス(短所)
面 に い な け れ ば )、 W は フ ラ ッ ト に 行
の対応が遅い。
側半分の前)に位置します。アンダー
くと想定して、2ディープ5アンダー・
D( デ ィ ー プ ) の ロ ー テ ー シ ョ ン か、 レーンができる。
カバー(秘密の指令があるLB)は正
スナッグ(守備選手を絡ませる)ルー
ションに位置します。攻撃選手をモー
面に立つか、相手をカバーできるポジ
2)をいかに攻撃するか
ションさせれば、アンダーカバーは調
(3)2ディープ―5アンダー(カバー
( 図 2、2 デ ィ ー プ ― 5 ア ン ダ ー( カ
①セフティを水平にストレッチ(引き
整するか、またはレシーバーと共に動 ( 3) カ バ ー 2 マ ン / マ ン ア ン ダ ー・
トに弱い。
バー2))
延ばす)する為にスプレッド体型を使
う。
クォーター・クォーター・ハーフでしょ
のアウトサイド・シェイド(身体の外
パスへの対応が良い。
⑤ゾーンタイプ・ルート、スクリーン
ヘルプがあるので)バンプ出来る。
④すべての守備選手は(トップからの
る。
③すべてのレシーバーはカバーしてい
②4人がパスラッシュ出来る。
ラケット出来る。
①2人のWRをダブルカバーまたはブ
2ディープのストレングス(長所)
( 1) カ バ ー 2 マ ン / マ ン ア ン ダ ー・
くので確認できます。
50
カル・ル ー ト 。
FSの配置で確認出来ます。もしFS
④ローテイト
をカバーできる。
⑤ローテイト
イトしま す 。
人以上の攻撃ブロックに対して3人し
ト( ク ラ ウ ド )
⑤TEを プ レ ー に 参 加 さ せ る 。
⑤アウトを取り除く。
40
2)3デ ィ ー プ ― ロ ー テ イ ト ( ク ラ ウ
がハッシュを離れ、ミドルに寄ってい
らねばならな
ド)
ウド)のストレングス(長所)
い。
と反対側のO
場合、シ ョ ー ト パ ス 攻 撃 を 奪 い 、 ワ イ
①安全、つねに3ディープ
フラッド(同一
たら3Dと判断できます。
ド サ イ ド を 守 る こ と に あ り ま す。 S
②ランに対してローテイト方向に
ゾーンに複数
LBはフラッ
SとCBの配置を判断してPSRし
フォースがある。
のレシーバー
このカ バ レ ッ ジ の ゴ ー ル は 、 攻 撃 が
バウンダ リ ー ( フ ィ ー ル ド の シ ョ ー ト
ま す。 S S は デ ィ ー プ ミ ド ル ま た は
③CBの力を攻撃に加える(ウィーク
を 入 れ る )
・
トを1人で守
ディープ ア ウ ト サ イ ド を 守 る た め に 通
フラットとかアウトを封じ込める)
サイド)にストロングな体型をとった ( 1) 3 デ ィ ー プ ― ロ ー テ イ ト( ク ラ
常 よ り 深 く 位 置 し て い ま す。( す ぐ そ
SSはデ ィ ー プ ミ ド ル ま た は ア ウ ト サ
⑤4人がフォースになりローテイト方
の方向と反対
ル ー ト を カ
イドをカ バ ー す る の で 、 S S の ロ ー テ
向にコンテイン出来、さらに7人がパ
守備セ カ ン ダ リ ー は 両 方 の C B を 上
げて、こ の カ バ レ ッ ジ を デ ィ ス ガ イ ズ
かラッシュ出来ない。
3)2デ ィ ー プ ― 5 ア ン ダ ー ( カ バ ー
⑥TEの進路を妨げる
⑦ ウ ィ ー ク サ イ ド に フ ォ ー ス が あ り、 4)カバー2マン/マンアンダー・2
ディープ
W
S
⑥ワイドなスプリットをとられると
2つのディープゾーンの助けをかり
たマン・トゥ・マン・カバレッジ。2
C
M
C
T
N
E
ば の C B よ り 深 い 位 置 に な り ま す )。 ④3人がラッシュして、8つのゾーン
イト(回 転 す る よ う な 移 動 ) を リ ー ド
に は、 フ ォ ー
スがなくコン
( 偽 装 す る ) す る こ と が あ り ま す。 ス
② ア ン ダ ー ニ ー ス( シ ョ ー ト ゾ ー ン ) を い か に 攻 撃
⑤ディスガイズするのが容易である。
し ま す。 ま た、 こ の カ バ レ ッ ジ で は、 スカバー出来る。
フラット を カ バ ー す る た め に 、 C B は
ナップと 同 時 に 、 ロ ー テ イ ト し な い 方
するか
テインが出来
のCBがディープ3分の1に素早く
の6つのゾーン(ラージカールと水平
① ペ リ メ ー
WRに接 近 す る よ う に サ イ ド に ロ ー テ
バックパ ダ ル し ま す ( ベ イ ル = 逃 げ る
のシームを含む)を4人の守備選手で
タ ー( 外 側 )
ない。
と も 言 い ま す )。 し か し、 Q B は ア ウ
カバーしなければならない。
ウド)のウィークネス(短所)
トサイド L B の 位 置 で ロ ー テ ー シ ョ ン
2)
コンテイン出来る。
用する。
2人の C B と 2 人 の S の 配 置 を 判 断
してPS R し ま す 。 通 常 C B は W R の
を守る2人に対して3人を送り込んで (1)2ディープ―5アンダー(カバー
SS
FS
25
カ バ レ ッ ジ は 除 外 し ま す。 た ぶ ん 3
イ ン の 近 く に C B よ り 深 く 位 置 し ま (2)2ディープ―5アンダー(カバー
アウトサ イ ド に 、 S は イ ン バ ウ ン ズ ラ
20
6
7
図2、2ディープ5アンダー(カバー2)
40
40
50
50
50
50
40
40
40
40
40
40
FS
う)
・ルートを走ら
ン( リ ー ド と も い
②TEにオプショ
クのルート。
①LBを狙うバッ
に攻撃するか
2ディープをいか
ことが出来ます。また、もしSSがカ
このためにCBはアウトのパスを奪う
ア ウ ト サ イ ド に 着 き ま す。 な ぜ な ら、 ⑤ゾーンルートのパスへの対応に優れ
たCBとLBの配置を判断してPSR
バレッジです。レシーバーをカバーし
するFSがいるマン・トゥ・マンのカ
⑥CBのアウトサイド・テクニックに
ミ ド ル は F S の 助 け が あ る か ら で す。 ている。
します。CBはWRの正面か、すこし
より、アウトルートを封じる。
きる。
ので、CBはタイトなマンカバーがで
④ディープミドルのFSの助けがある
優れている。
する)ルート。
ロスする(メッシュ
④複数のWRがク
せる。
捕球して長く走ら
ら せ、 短 い パ ス を
を確認して、
守備が空けたスポット
(た
す。QBはブリッツがくるかこないか
と7人がラッシュする可能性がありま
ことを予期してください。もしかする
ます。QBは5人がパスラッシュする
LBはバックスをマン・トゥ・マンし
④3つのディープゾーンをカバー出来
しい。
③モーションに対して偽装するのが難
け、ミスマッチが起こる。
②バックをカバーするLBが速さで負
①ランサポートが弱い。
クネス(短所)
ド)位置していれば、このMwF(マ ( 2) カ バ ー 1 マ ン / フ リ ー セ ー
ン・ウイズ・フリー)カバレッジです。 フティがいるマン・トゥ・マンのウィー
ブリッツ・カバレッジができる。
⑦スピードにはスピードで対抗、良い
せ、
(TEを劣った
り タ イ ト( 4 ~ 6 ヤ ー ド ) に 位 置 し
守 備 に カ バ ー さ せ ) バーするレシーバーの正面に、通常よ
ミスマッチをつく
て、FSが通常より深く( ~
ヤー
る。
⑤ゾーン間のア
とえばホットリード)にパスを投げる
ない。
③浅いルートを走
レーにいるTE、ま
か、オーディブルでパスプロテクショ
⑦プレーアクションパスに弱い
またはピック)
タイプのセットに弱い。
⑥バンチまたはスナッグ(引っ掛ける、
グ・ルートのカバーが難しい。
⑤クロッシング・ルート、ブレーキン
たはフェイドを走
⑥ランニングプ
レー。
⑦モーションを使
用する。
⑧アウトルートに弱い。
②すべてのポテンシャル・レシーバー
に攻撃するか
①5人ラッシュによるプレッシャー
レングス(長所)
5) カ バ ー 1 マ
ン /フリーセー
フティがいるマン・
をカバー出来る
( 3) カ バ ー 1 マ ン / フ リ ー セ ー
フティがいるマン・トゥ・マンをいか
トゥ・マン
①LBがカバーするバックに投げる。
トップをカバー
マンカバレッジでは通常、SSはTE
せる。
捕球して長く走ら
ら せ、 短 い パ ス を
③浅いルートを走
る。
ミスマッチをつく
ので、CBはこの位置に着きます。Q (マンカバーが見破られる)
。
ジではインサイドからのヘルプがない
レッジだと判断します。このカバレッ
の 配 置 に つ き ま す。 そ れ で こ の カ バ
対するCBはインサイド・レベレッジ
ジではセフティがいないので、WRに
浅く位置します。
とくに、
このカバレッ
③モーションされたら偽装が難しい
チ。
②RBをLBがカバーするミスマッ
①ランサポートが弱い。
ブリッツ ウイズ ノー・ディープセ
フティのウィークネス(短所)
ない。
④3つのディープゾーンをカバー出来
るのを予測します。QBはブリッツが
⑥クロッシングパターン。
ルートを展開する。
ドとして、クロスしてくるレシーバー
⑦ディ―プに助けがなく、弱い。
⑤フラットなどアンダーカバーを守れ
またはフェイドを
に投げるかを決定しておきます。QB
⑧失敗すると穴が開く、ギャンブル守
きたら、守備選手が空けたスポットに
走るWRに投げる。
はオーディブルでパスプロテクション
備。
⑤ゾーン間のア
⑥ランニングプ
を増加することも出来ます。
ない。
レー。
ン・ ト ゥ・ マ ン の
セフティの助け
な し の、 純 粋 の マ
ノ ー・ デ ィ ー プ
セフティ
③インサイドのランニングレーンを塞
性がある。
②ビッグプレー(サックなど)の可能
ネトレーション(侵入)する。
シャー(ブリッツの可能性あり)とペ
①6~7人のパスラッシュでプレッ
④ Q B に 時 間 を 与 え れ ば、 ど こ か が
と第2陣のフォースが弱い。
③ランニングプレーを止めるフォース
しい―ミドルに誰もいない。
②スラントルートをカバーするのが難
ン・オン・ワンになる。
①エンプティ体型―全レシーバーがワ
ブリッツ ウイズ ノー・ディープセ
フティをいかに攻撃するか
( 3) カ バ ー 0 / マ ン・ ト ゥ・ マ ン
に混乱する。
⑨バンチやスナッグ・タイプのセット
りカバレッジをF
Sから遠ざける。
6) カ バ ー 0 / マ ( 1) カ バ ー 0 / マ ン・ ト ゥ・ マ ン ブリッツ ウイズ ノー・ディープセ
フティのスレングス(長所)
カ バ レ ッ ジ。 セ フ
オープンになる。
ぐ。
し て P S R し ま す。 ④攻撃に短いパスを投げさせる。
ティの配置を判断
ブ リ ッ ツ ウ イ ズ
ン・ ト ゥ・ マ ン
ブリッツ ウイズ ノー・ディープ
セフティ)
⑦ ル ッ ク オ フ に よ ( 図 4、 カ バ ー 0 / マ ン・ ト ゥ・ マ ン
レ ー に い る T E、 パスを投げるか、あるいはホットリー
撃 選 手 が 交 差 す る ) Bはブリッツによるプレッシャーがく
④クロッシング(攻
ン ル ー ト を 走 ら せ、 に対面して、FSはウィークサイドに ( 2) カ バ ー 0 / マ ン・ ト ゥ・ マ ン
②TEにオプショ
③スクリーンパスとディレイの対応に
( 1) カ バ ー 1 マ ン / フ リ ー セ ー
フティがいるマン・トゥ・マンのスト
(図3、
カバー1 マン /フリーセー
フティがいるマン・トゥ・マン)
ンを増やします。
15
るWR。
12
8
9
S
T
N
T
W
S
T
W
M
M
CB
FS
T
N
SS
SS
M
M
CB
ゾーン•ディープ•ミドル
CB
CB
図3、
カバー1 マン/フリーセフティがいるマン•トゥ•マン
図4、
カバー0/マン•トゥ•マン ブリッツ ウィズ ノー•ディープセフティ
40
50
40
7)クォ ー タ ー ・ ク ォ ー タ ー ・ ハ ー フ
(図5、クォーター・
クォーター・ハーフのウィークネス(短
クォーター・ハーフ) 所)
①ウィークセーフティがフィールドの
( 1) ク ォ ー タ ー・
②ストロングサイドへのフラッドルー
ク ォ ー タ ー・ ク ォ ー タ ー・ ハ ー フ
(QQH)はディープゾーンを3人の
守備選手 で 守 り ま す が 、 3 つ の デ ィ ー
クォーター・ハーフ
半分をカバーする。
プゾーン の 4 分 の 1 ( Q ) ず つ を 2 人
ト。
⑥ディスガイズは容
イン。
のフォースとコンテ
⑤ウィークサイドへ
シュ。
④4人によるラッ
をカバーできる。
6つのゾーンの5つ
③アンダーニースの
を守る。
のディープ・ルート
す。 ②ストロングサイド
ニックを使用できま
CBはバンプ・テク
⑥トリップスタイプ(3人WRを配置
開する。
⑤カバー出来ないフラッドルートを展
④ウィークサイドのカール
③ストロングサイドのアウトルート
レーンができる。
②フラットを水平にストレッチすれば
にストレッチする。
①セフティがカバーしたハーフを水平
(3)クォーター・クォーター・ハー
フをいかに攻撃するか
ることができる。
⑥ワイドなスプリットでレーンをつく
⑤ウィークインサイドLBがカールを
い。
R へ 力 を 加 え ら れ、 ④ストロングサイドのコンテインが弱
易。
する)の体型とモーション。
8)ゾーン・ブリッツ
カバーしなければならない。
⑦ウィークサイドへ
をダブルカバー(イ
の1人のレシーバー
ンサイド/アウトサ
のスキーム(計画)です。
ドを混乱させるために使用される守備
ゾーン・ブリッツは攻撃ラインのパ
スプロテクションの任務とQBのリー
イド)できる。
( 2) ク ォ ー タ ー・
プンエリアを抜けるディープ・コンビ
シ ャ ー( 正 面
①ランレーンをカバーする。
ス(長所)
9)カバー1“ ローバー ”
ネーションパス。
か ら の ラ ッ
す れ ば、 そ こ
パスだと判断
関 わ り、 も し
撃 ラ イ ン と
短時間だけ攻
DLがカバーする。
カバー出来、アンダーニースゾーンを
⑤アウトサイドレシーバーをダブルで
④ディスガイズが容易である。
③QBのリードを変更させる。
テクション任務を混乱させる。
をリードして、マンかローテーション
2ディープ・ルックス(外見)で使
用します。QBはフィールドのミドル
目的としています。
かかるミドルパスゾーンを守ることを
ダーニースとディープミドルの両方に
け て 進 み ま す。
ギャップを抜
は与えられた
ツ す る 選 手
守備範囲が限定される。 ②アンダーニース・カバレッジを通る
備選手は、守備の技術がなく、しかも
①カバレッジに入ったDL及び他の守
ス(短所)
一 般 的 で は な い カ バ レ ッ ジ な の で、
QBの判断ミスを誘うことが出来ま
バーがミドルを助けるために、マンカ
を 決 め ま す。 こ の カ バ レ ッ ジ は ロ ー
トするか、ディープミドルを攻めるか
かを読み、どこにローバー(M)がい
カバレッジは
クロッシングパターン。
す。エリアを守るのでなく、ローバー
ゾーンに後退
多数あります
③プレーアクション、もし攻撃がプロ
がQBの視線の方向をカバーする、フ
るかで、クロッシング・ルートをヒッ
が、 最 も 一 般
テクト出来たら。
プを守る3人
シャー、ディー
は5人のラッ
イアーゾーン
③スクリーンパス。
②TE対DL。
トレッチ。
①パスゾーンの水平的そして垂直的ス
するか。
②QBの判断を混乱させる。
①ミドルゾーン。
レングス(長所)
ローターと呼ぶ任務を負うことがあり
と中間距離パ
④バックへのパターンのあるプレーア
③ディスガイズが容易である。
イ ア ー ゾ ー
ターンに対応
クションパス
④インサイドレシーバーにダブルカ
ます。
する3人で展
⑤マキシマムプロテクションで、オー
( 1) カ バ ー 1 “ ロ ー バ ー ” の ス ト
(図7、カバー1“ ローバー ”)
開します。
ン で す。 フ ァ ( 3) ゾ ー ン・ ブ リ ッ ツ を い か に 攻 撃
バッレッジでも使用します。
的なのはファ
します。ブリッ ( 2) ゾ ー ン・ ブ リ ッ ツ の ウ ィ ー ク ネ
から彼のパス
シ ャ ー) は、 ②QBにプレッシャーをかける―プロ
ローバー・カバレッジはQBのリー
ドを混乱させる守備の戦術です。アン
ン タ ル・ ラ ッ ( 1) ゾ ー ン・ ブ リ ッ ツ の ス ト レ ン グ
L B や 守 備 (図6、ゾーン・ブリッツ)
ラインのフロ
40
のストレングス(長
40
が守り、 残 り の 2 分 の 1 を 1 人 が 守 り
ます。Q 、 Q 、 ハ ー フ で す 。 ア ン ダ ー
ニースの カ バ ー は 4 人 ま た は 5 人 の 守
備選手が 担 当 し ま す 。 こ の カ バ レ ッ ジ
は、スク ワ ッ ト ・ コ ー ナ ー と ハ ー フ カ
バ レ ッ ジ・ セ フ テ ィ に よ る 伝 統 的 な
ウィーク サ イ ド 2 デ ィ ー プ を 使 用 し て
います。 ス ト ロ ン グ サ イ ド は 多 数 の バ
リ エ ー シ ョ ン( イ ン バ ー ト と ロ ー ル )
を使用し ま す 。 最 も 一 般 的 な の は 、 ス
トロング サ イ ド C B が デ ィ ー プ Q を カ
40
S
S
40
N
E
バーして 、 ス ロ ン グ サ イ ド L B が カ ー
50
50
50
③Sがカールとフラットをカバーしな
E
T
所)
W
ければならない。
図5、
クォーター•クォーター•ハーフ
①ウィークサイドW
C
M
C
ル と フ ラ ッ ト を カ バ ー す る、 ベ イ ル・
E
N
T
E
S
テクニッ ク で す 。
2人の C B と 2 人 の セ フ テ ィ を 判 断
してPS R し ま す 。 ウ ィ ー ク サ イ ド つ
まりQの 反 対 側 の 配 置 は 2 D の よ う に
見えます 。 C B は W R の 正 面 ま た は ア
ウトサイ ド に 位 置 し 、 セ フ テ ィ は ハ ッ
シュマー ク の そ ば で C B よ り 深 く 位 置
します。 ス ト ロ ン グ C B は レ シ ー バ ー
の正面に タ イ ト に 着 き ま す が 、 ス ナ ッ
プと共に ベ イ ル ( 後 方 に 逃 げ 出 し ) し
て6~8 ヤ ー ド に 下 が り ま す 。 S S は
ス ナ ッ プ で は C B と 同 じ 深 さ で す が、
40
40
SS
C
B
B
B
C
同じよう に ベ イ ル ・ テ ク ニ ッ ク を 使 用
FS
10
11
します。
図6、
ゾーン•ブリッツ
50
50
40
40
40
40
できる。
にロックオン
⑤QBの視線
バーできる。
める。
④QBはローバーがいないことを確か
ロッシング・ルート。
③マンカバーのアウトサイドへのク
ト。
対応できる。
④ディープへのパスにも守備バックが
ケットに封じる。
③アウトサイド・ラッシュでQBをポ
ルにも対応。
②アンダー・ディープのアウト、カー
アウトサイド・
レシーバーの
②インサイド
弱い。
マンカバーが
ウトサイドの
①ディープア
す。ファーストダウンになるとチェー (3)プリベントをいかに攻撃するか
プリベントのミドルゾーンを攻めま
耐が必要です。高校や大学レベルでは
得てもプリベントと対したQBには忍
重ねることは許します。簡単な前進を
されることを防ぎ、攻撃が短い前進を
備スキーム(計画)です。素早く得点
①パスゾーンの水平的なストレッチ。
⑤アンダーカバーのシーム。
④クイックルート
③ミドルのフックゾーン。
ス。
②ミドルに出るバックへのディレーパ
プリベントのウィークネス(短所)
プリベントは攻撃が得点をするため (2)
に時間を消費するように計画された守 ①インサイドラン―ドロー。
⑤バウンダリーも防げる。
ブレークに弱
ンを動かすためにゲームクロックが止
②ディープクロッシング・ルート。
)プリベント
⑤クリアなレーンに投げる。
( 2) カ バ ー 1
“ ローバー ”
のウィークネ
い。
まるからです。守備ラインはQBをポ
③
ス(短所)
③プレーアク
ケットに封じ込めるために、アウトサ
ヤードまたはそれ以下のストッ
ションパス。
ルートでアウ
①タイミング・
するか
をいかに攻撃
“ ローバー ”
( 3) カ バ ー 1
でしょう。
ジと呼びます)を起用する場合が多い
守備は3人のDL,1人のLB、7
人の守備バック
(クォーター・カバレッ
なりません。
シーバーが走るのを辛抱強く待たねば
ダーニースにパスを投げ、そこからレ
イドからラッシュします。QBはアン
キャッチ。
⑦アンダーニースでスピードに乗った
⑤ドロー。
④エンプティ・セット。
ニースへのパス。
プ、フラット、アウトなど、アンダー
(後藤完夫)
⑥ディレイして出るバック。
トサイドを攻
める。
①4人の守備選手が守るディープゾー
② プ レ ー ア ク (1)
プリベントのストレングス
(長所)
ションのある
に転向しました。目標の選手は早稲田
ン
す」
。攻撃から見て左側に位置する池
大 1 年 の D B 寺 中 で す。
「今年のUー
ディープ・ルー
田は「相手のランプレーは、プレーサ
ず、R(ローバー)池田将
ツはキャリアに前進を許さ
アウトサイドからのブリッ
え込むことに成功。中でも
ました。後半は1FGに抑
ブロックアサインを狂わせ
は多彩なブリッツで攻撃の
く起用する早大学院の守備
りにLBやDBの選手を多
1、2 名 し か 配 置 せ ず、 代
を多用しました」
。DLを
く ま で あ げ て、 ブ リ ッ ツ
の位置)をスクリメージ近
方からブリッツに入る選手
たので、エアー(DLの後
積極的にプレー出来なかっ
は「相手の攻撃を見すぎて
たか、常に考えて徹底していくことが
か、出来なかった時は何がいけなかっ
レーが求められる役割を果たせている
る 』 こ と で す。
「自分の一つ一つのプ
こ で 意 識 し て い る の が『 役 割 に 徹 す
ら な い 』 と 常 に 言 わ れ て い ま す 」。 そ
絶対におごりをもつことはあってはな
をバネに、緊張感を持って一生懸命練 ☆ Touchdown 月 日発売号『第
習 し て い る が、 う ち に は そ れ が な い。 回全国高校選手権クリスマスボウル詳
は『負けたことがあるチームは悔しさ (王子スタジアム)
覇 を 達 成 し て い ま す。「 濱 部 監 督 か ら
池田の代は1年時から公式戦では無
敗で戦い抜き、クリスマスボウル2連
実にこなしました。
た」という指示通り、池田は役割を忠
に到達できるとコーチから言われまし
しまえば、ブロックされずにキャリア
作戦でした。Rがブリッツで上がって
し、FBがCBをブロックするという
力でプレーしてきたいです」
。
(3)
連 覇 が か か る 高 校 最 後 の 試 合、「 自 分
ら っ た こ と を 覚 え て い ま す 」。 次 は 3
持って試合に臨む』という言葉をも
に自信と自分が活躍できるイメージを
まで教えてもらいました。中でも『常
れの先輩です。プレーの細かいところ
●早大学院対関西学院 月
日
(祝)
報 早 大 学 院 1DL
守備の進化×関学
守備のOゾーン阻止作戦』
23
勝利へのブリッツ
世界選手権の日本代表にもなった憧
之(3年)がタックルを決
勝利に繋がります。
」
イドのWRがRをクラックブロック
め続けました。
先輩の言葉を胸にいざ3連覇へ
の役割を徹底して悔いのないよう、全
無敗の秘訣は
優勝。 年に早大学院のフットボール
池田は、中学時代はサッカーのクラ
ブチームに所属し、埼玉県大会を3度
LBとFSの間に位置するRを両側
に配置する『ダブルローバー』という
部 に 入 部、
「先輩と話したりフラッグ
『役割に徹する』
体 型 を 使 用 し て お り、 吉 田 昌 一 守 備
をやってみて、一つのポジションを極
で
中 央 大 附 高 に 勝 利、 春 季 を 合 わ せ る
コーチは「Rの役割はコンテイン、自
め ら れ る の が 魅 力 に 感 じ ま し た 」。 当
対
と 大 会 6 連 覇 を 達 成 し ま し た。 中 附
分がいるサイドのオープンにキャリア
院 ベ ア ー ズ( 東 京 1 位 ) が
のクイックのランで押し込まれ7対
43
12
早 学 守 備 の要R池田
10
初はLBでプレーし、1年時の秋にR
10
29
W
が走ってきたら上がってタックルしま
24
12
S
の 劣 勢 で 迎 え た 後 半、 濱 部 昇 監 督
27
12
C
SS
M
C
月 日( 祝 )、 関 東 大 会 決 勝 が 駒
沢 陸 上 第 2 競 技 場 で 行 わ れ、 早 大 学
23
12
13
R(ローバー)池田将之(早大学院3年)。175 センチ、71 キロ、40 ヤード4秒8。素早いブリッ
ツでキャリアをロスタックルに仕留めた
FS
ディープ•ミドル
se
11
21
19
図7、
カバー1 ローバー
fen
De
関東地区大会で最優秀ラインに選出された早大学院のLB加藤(3年)
若手が支える守備
ましたが、平均180センチ、110
では、1Qにゴール前まで攻め込まれ
リーグ平均
げ た 試 合 に 勝 利 す る 傾 向 が あ り ま す。
TDに抑えるか、攻撃が4TD以上あ
・9得点を上げる関学大
キロを超える日本大の大型攻撃ライン
のブロックを強引にかいくぐりタック
ル、FGに抑えるなどの活躍で 対
トボール界の中心で活躍する選手を数
の勝利に大きく貢献しました。
すが、東の勝ち星は全て法大が上げて
過去 年、東西の戦績は3勝 敗1
分で、東日本が大きく負け越していま
多く輩出している名門校です。
駒場学園高時代は攻守ラインを兼
任。 1 年 生 時 か ら 既 に 1 8 1 セ ン チ
今季の法政大を支えるのは守備。過
去5年間で最小となる 失点、総喪失
います。
(3)
イントになりそうです。
の得点力をどれだけ抑えられるかがポ
43
111キロの体躯がありました。3年
田(鹿島ディアーズ)など、
日本のフッ
法 政 大 の 2 年DL上田
法政大が4年ぶりに
甲子園ボウル出場!
月 2 日( 日 )、 味 の 素 ス タ ジ ア ム
で行われ た 東 日 本 代 表 決 定 戦 で 法 政 大
22
子園球場で行われる甲子園ボウルで
日(日)に甲
し、4年 ぶ り 度 目 の 甲 子 園 ボ ウ ル 出
せました。近年最高の堅守の要因に下
ヤードに比べて約3分の1まで減少さ
ヤ ー ド し か 奪 わ れ ず、 昨 年 の 7 8 8
ン は 1 7 8 回 2 5 8 ヤ ー ド 平 均 1・4
距離も最少の1032ヤード。特にラ
得しました。高校時代に見せた力強さ
試合に出場、今季からスターターを獲
た。 年に法政大に進学し1年目から
た豪華なプレーでチームをまとめまし
キロになり、サイズと力強さをいかし
生時には現在の180センチ、103
☆ Touchdown 月 日発売号『甲子
園ボウル学生トップ守備対談 法政大
池田雄紀』
LB
子園
● 法 大 対 関 学 大 場を決め ま し た 。 月
チームトップの
川(1年)ら、有望な守備陣を主将D
今年のIFAF第2回Uー 世界選
手権の日本代表に選出されたSF宮
に横浜スタジア
園ボウル出場を決めました。甲子園ボ
定戦でも 対7で名城大に大勝し甲子
田中喜貴×関学
LB
日( 日 )
甲
関 西 学 院 大 と 対 戦 し ま す。 法 政 大 は
級生の活躍があります。中でもDL上
に加え、ブロックにくるOLをコント
5 サ ッ ク( 関 東
E 蔀( 4 年 )
、 L B 田 中( 3 年 ) が ま
日( 日 ) 続 回目のリーグ制覇、西日本代表決
ムで行われたあ
19
12
12
月
1934 年 創 部 、 日 本 一 に 5 度 ( 引 き
田賢吾(2年)が前衛でチームを引っ
ロールし、プレーの展開に合わせて左
右に素早く移動する器用さと機動力も
身につけ進化を続けます。
2位)
、9ロス
とめあげます。関学大は立命館大に
強力守備陣で打倒関学を狙う
タ ッ ク ル( 関 東
4 位 ) を 記 録。 対0、関西大に 対0と快勝し3年連
27
19
ウルでの関学大との直接対決は3勝2
月
28
客13863人) 敗1分、法大が優勝した年は相手を3
68
し て お り、 中 に は 日 本 代 表 Q B 菅 原
大型新人DL上田
11
52
ず ま ボ ウ ル( 観
25
16
( オ ー ビ ッ ク シ ー ガ ル ズ ) や、 R B 丸
2年生ながらポジションで2番目となる181センチ、
103キロのサイズを持つ法政大のDL上田賢吾
位 置 し、 今 季 は
上田は43守
備の前衛中央に
分け優勝 1 回 含 む ) な っ て い ま す 。 X
16
張ります。
20
リーグに は 法 大 出 身 の 選 手 が 人 所 属
トマホー ク ス が 対 6 で 東 北 大 に 快 勝
23
se
12
16
14
15
11
58
12
17
41
37
fen
De
185センチ、90 キロの体躯で機動力を兼備のLB田中(3年)が後衛を守る
選択肢を消す
セ ン チ、
キ ロ の 体 躯。 傷 や 痣
だらけの上腕は100キロ近いサ
イズの選手とほぼ同じほどの太さ
月 2 日( 日 )、 X リ ー グ の フ ァ イ
ナルステージが横浜スタジアムで行わ
た。しかし、「相手をアオテン(タッ
イドラインやスタンドが沸きまし
を持ちます。素早い上がりでハー
れ、 日(月)に東京ドームで行われ
クルやブロックで相手を仰向けに
オービックシーガルズ
タックルは盛り上がりますが、ナ
対
イスタックルではないと思いま
が
原を下し3年連続、鹿
対
で富士通を破り、3年
ば、第3ダウン残り1ヤードでは
る こ と が 変 わ っ て き ま す 」。 例 え
シチュエーション毎に求められ
ぶりに進出します。両
島ディアーズが
す」と古庄、
「 同 じ タ ッ ク ル で も、
でノジマ相模
の 対 戦 カ ー ド が 決 定。 押 し 倒 す 様 ) す る よ う な 激 し い
ドヒットのタックルを決めるとサ
るジャパンXボウルで
L B 古 庄 の タックル論
3連覇狙うオービック
雪辱に燃える鹿島
くことで 、 内 側 に 進 行 方 向 を と ら せ ず
外 側 に 追 い つ め る こ と が で き ま す 」。
相手のプ レ ー ス タ イ ル を 見 抜 き 、 選 択
肢をしぼ り 込 ま せ る こ と で 的 を 徐 々 に
絞ってい き 外 さ れ な い タ ッ ク ル を 決 め
ら れ る と 古 庄 は 言 い ま す。「 そ の た め
なくて、どんな形にでもダウン更
チームの対戦は昨年の 「 突 っ 込 ん で い く こ と が 目 的 で は
ファイナルステージ以
新させない位置で止めることが必
年より進化を遂げてい
ビック)は「鹿島は昨
かし、大橋誠HC(オー
ルをかき出すのか。求められることが
パックを意識するのか、それともボー
か、上がるのか、タックルしたい際に
プの選手の前進を阻むことは出来ませ
それでも相手の体の芯を的確に捉
え、力強いタックルをしなければトッ
ボールの持つクセなどででも「引くの 『相手の選択肢を消す』
要です」
。さらに、
相手の攻撃傾向、
対
来、オービックが
で勝利しました。し
るチーム、試合までの
ことを意識しています」
。キャリアは
ん。
「そのためにはタックルする前の
行きます。この試合、チームトップの
タックルをかわそうと、走る速度に緩
全て違うんです」
。古庄はプレー毎に
8タックルを挙げても「第2ダウンの
急をつけ、左右に体を揺さぶりフェイ
2週間でさらにチーム
シチュエーションで、キャリアを見す
クを入れたり、突進し弾き飛ばそうと
動きが重要で、
『相手の選択肢を消す』
ぎてタックルできず、第1ダウンを与
し て き ま す。
「 例 え ば、 守 備 に は イ ン
を作り上げたいです」
。 最良の判断をしてキャリアに向かって
ナイスタックル論
えてしまった場面がありました。あれ
サイドアウトという技術があって、相
オービックLB古庄の
オービックの守備を
束ねるのが、チームの
はだめですね」と反省しました。
ていたと反省していま
少し試合展開が変わっ
ずつ課題を潰していって、さらに成長
ボウルの2試合、これまで同様に一つ
でもジャパンエックスボウルとライス
手の内側から徐々に間合いを詰めてい
大黒柱、LB古庄直樹
歳 ) で す。 1 7 3
す 」 と 青 木、 T F P は
していく過程で、勝利をつかんでいき
え、うち の 良 さ を 出 し 、 相 手 の 良 さ を
鹿島の 森 清 之 H C は 「 オ ー ビ ッ ク は
穴 の な い チ ー ム。 ミ ス を 最 小 限 に 抑
ました」。昨季、K/P青木大介
( 歳) くしならせるキックで、ファーストス
撃を開始出来なかったことが上げられ
せず、フィールド上でいい位置から攻
チ、 キロ、ムチのように全身を大き
ムを引っ張ってきました。186セン
(
100%と得点源とし
消す、そ う い う 試 合 運 び を し て い か な
は腰の負傷で思うように出場が出来ま
テージの富士通戦では4FG1TFP
を上げ 対 での勝利に貢献。ファイ
ナルステージのノジマ相模原戦ではコ
ます。
(3)
日発売号『第
●ジャパンエックスボウル (月)(東京ドーム)
Touchdown 月
テリ守備』
日
回ジャパンエックスボウル詳報 オー
ビックハイパー攻撃に挑んだ鹿島イン
☆
月
3連覇に向けて、オービックが挑戦し
て も 活 躍 し て い ま す。 たいです」と話しました。前人未到の
「昨年の試合ふくめて
過去2試合負け続けて
い ま す。 力 を 出 し 切 っ
て勝利したいです」
。
オービックはベテラン
K/P金親
歳)
オービックのキッキ
ン グ を 支 え る の は、 K
/ P 金 親 洋 介(
け れ ば な り ま せ ん 」 と 話 し、「 僅 差 の
せんでした。
優勝の原動力になるな
試合にな れ ば ボ ー ル ポ ジ シ ョ ン が 非 常
ントロールパントで守備に優位なボー
ど、 キ ッ キ ン グ で チ ー
に 重 要 に な っ て き ま す 」。 昨 季 の フ ァ
180センチ、 キロ、鍛え抜かれ
ぶ厚くなった下半身から生まれる力強
ルポジションを与え続けました。
イナルス テ ー ジ で オ ー ビ ッ ク に 対
いキッキングで陣地を大幅に回復さ
14
17
にも、ス カ ウ テ ィ ン グ で 相 手 を 常 に 研
14
で 敗 れ た 理 由 に「 青 木 が 出 場 で き な
86
25
12
究し、練 習 で 反 復 し て 体 に し み 込 ま せ
24
45
28
29
ら れ な い と 試 合 で は 出 せ ま せ ん 」。 選
10
3連覇に向けて、大橋HCは「最高
94
12
手ながら L B コ ー チ も 務 め て お り 「 練
習メニュ ー で も こ こ の 時 間 を 最 も 割 き
ますね」。
今季の 鹿 島 は ラ ン を 軸 に 攻 撃 を 組 み
立 て て い ま す。「 1 対 1 で の 勝 負 で ど
れだけタ ッ ク ル を 決 め ら れ る か が 勝 利
年
で す。 今 季 で 社 会 人 9
年 目 の ベ テ ラ ン。
には当時2年目ながら
で 松 下 電 工( 現
2FG3TFPを決め
対
16
の鍵になると思います」。
84
昨年の第4回世界選手権で日本代表として世界3位に貢献した鹿島のK/P青木
パナソニック)を破り
25
勝負をわけるキッキング
鍵を握る鹿島K/P青木
ジャパ ン X ボ ウ ル は 過 去 3 回 、 1 T
D差で勝 敗 を 分 け た 接 戦 が 続 い て い ま
24
20
34
せ ま す。「 自 分 が 出 場 し て い れ ば も う
す。
チームトップの 19 タックル(セントラル2位)をあげたオービックの主将LB古庄直樹
かったこ と も あ り 、 キ ッ キ ン グ が 機 能
45
16
17
20
今季加入のオービックのDLバイロン・ビーティ JR が前衛で力強いプレーをみせる
26
07 年の世界選手権では日本の準優勝に貢献したオービックのK/P金親
31
05
12
17
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fen
De
http://www.touchdown.co.jp/
19
18
NFLトップは驚異の新人
が、パッ サ ー レ ー テ ィ ン グ ( P R ) 部
NFL の リ ー デ ィ ン グ パ サ ー の 争 い
が熾烈と な っ て い ま す 。 特 に 熾 烈 な の
み 鳴 ら す ビ ッ グ プ レ ー を 連 発、 レ ー
スを駆使して、ファンがスタンドを踏
がら強肩、快足、スプレッドオフェン
0・5ポイント差に5人のQB
門。スプ レ ッ ド 攻 撃 の 普 及 で パ ス 全 盛
ティングは堂々の104・2です。
チー
ンチ、101キロのしなやかな身体な
ですが、 残 り 3 試 合 と な る 第 週 終 了
ムは7勝6敗ですが、プレーオフ出場
の可能性は残ります。
月上 旬 で 、 5 人 が 超 一 流 と い わ れ
る100 ポ イ ン ト を 越 え て い ま す 。
の
そのトッ プ に 立 つ の が な ん と 新 人 、 R
このRG3とまったく同率
1 0 4・2 で 首 位 に 並 ぶ の が、 N F L
G3とよ ば れ る ロ バ ー ト ・ グ リ フ ィ ン
歳、 レ ッ ド ス キ ン ズ ) で す。 史上最もクールなQBといわれる、ト
好
評
発
売
中
!
す。
104・2から103・7、
わずか0・
5ポイントの間に5人が並ぶ、激しい
レーティング争いは、超一流の証明で
しょう。
今季終盤の話題は、リーグ優勝を狙
う フ ォ ー テ ィ ナ イ ナ ー ス の 決 断 で す。
2年目のQBケイパニックをスター
ト Q B に 起 用、 上 記 で 紹 介 し た リ ー
グ 3 位 の ス ミ ス が 二 軍 に 落 し ま し た。
ショートパスが主力のスミスでは大舞
決断です。ケイパニックは持ち味の脚
台は乗り切れないとのハーボーHCの
1 0 4・0 で 続 く の が 今 季 ブ ロ ン コ ス
力だけでなく、パスレーティングでも
・5の高評価を記録して、期待に応
に移籍したパスの天才、ペイトン・マ
ニング( 歳)です。昨年は首負傷で
ツを離れた新天地で、一ランク上の精
フ 出 場 を 決 め た の は 彼 の パ ス 力 か ら。 全欠、数々のパス記録を樹立したコル
の コ ル ツ の ア ン ド リ ュ ー・ ラ ッ ク は
えています。ちなみに、今季指名1位
スミス( 歳)です。名将ジム・ハー
フォーティナイナースのアレックス・
現在9勝4敗で西地区トップを走る
パッカーズを一人で支えています。強
者です。今季は主力選手の負傷で悩む
生 中 継 さ れ ま す の で、 ご 観 戦 下 さ い。
ウルです。CS放送G+などでテレビ
リンズで開催される第
しかもカジュアルな人格で全米の人気 (月)早朝(現地時間3日)
、
ニューオー
パスは、最も実践的で、大試合に強く、 ナ メ ン ト 戦 で、 そ の 決 勝 が 2 月 4 日
N F L の ポ ス ト シ ー ズ ン は A F C、
NFC各6チームによる勝ち抜きトー
ボーの指導で昨年に再生復活、安定し
豪揃いのNFC北地区所属で、9勝4
28
こ の ス ミ ス に 僅 か 0・ 1 差、 敗 な が ら プ レ ー オ フ 決 定 は お 預 け で (1)
回スーパーボ
たパス力を発揮しています。
47
三 世(
ベ イ ラ ー 大 で は 学 業 優 秀 で も 知 ら れ、 ム・ブレイディ( 歳)です。ペイト
リオッツが 勝3敗で早くもプレーオ
密 な パ ス で チ ー ム を 一 新 さ せ ま し た。
はすでに6試合、史上最多まであと1
31
パスのQBか、RG3との勝負はこれ
74
14
一巡の2 位 指 名 で プ ロ 入 り 。 1 8 8 セ
激しいラッシュをかわし、冷静かつ知
チーム全体が彼のパスに導かれて上を
試 合 と 迫 っ て い ま す。 勝 て る Q B か、
位、ただし4Qでの逆転勝
的なパスを決める動きに女性ファンの
めざす勢いがあり、 勝3敗でプレー
果の同率です。
パスレーティング1位タイの、QBトム・ブレイディ(ペイトリオッツ)
は雑誌GQの表紙モデルもこなす、洗練された都会派。スーパーボウルM
VP 2 回、10 回地区優勝に導いた史上初のQB
こ の 2 人 に 僅 か 0・1 の 差 で 続 く の ン・ロジャーズ( 歳)です。タフな
が、 今 季 N F C 優 勝 最 右 翼 と い わ れ、 カラダを生かし、左右の動きながらの
66
・5で
歓声が絶えません。
オフ出場決定です。
97
35
RG3が成功率 ・4%で勝り、ブ
レ イ デ ィ が T D 率 5・8 % で 勝 っ た 結
10
PR1位タイの、驚異の新人RG3は沖縄生まれ、高校時代
に400mハードルでジュニア全米一、大学では学業平均点
92 点、プロ 10 試合目に史上最年少でPR満点の 158・3 を出
した。
このペイトンを0・3差で追うのが、 からです。
2年前に優勝したパッカーズのアーロ
10
29
22
20
21
36
http://www.touchdown.co.jp/
12
アメフットのすべて NAVI JANUARY Calender
正解者なし
Firstdown Challenge
2012 発表!
F irstdown 9月号で募集した、ライスボウ
ルでの勝者予想ですが、応募者全員が不正解
でした。まだ、甲子園ボウル、ジャパンXボ
ウルが行われていませんが、上記に出場する
4チームの優勝予想をした応募者がおらず、
全員不正解となります。
エキスポ→エキスポフラッシュフィールド
王子→王子スタジアム
アミノ→アミノバイタルフィールド
等々力→等々力硬式野球場
NFLは日本時間
23
22