【FPデータ集 平成22年5月作成】 D12 不動産の税務(不動産取得税) ■不動産取得税 税額 = 課税標準(固定資産税評価額) × 税率 税率 本則 特例税率 土地 4.0% 3.0% 建物(住宅) 4.0% 3.0% 建物(住宅以外) 4.0% ー 適用期間 平成24年3月31日まで(平成21年度税制改正) ※平成24年3月31日までの宅地等の取得については、課税標準を価格の2分の1とする。(平成21年度税制改正) 特例の種類 計算式 住宅用土地の特例 固定資産税評価額×1/2×3%-控除額 ※控除額は次の①か②のいずれか多い方の額 ①45,000円 ② (イ)1㎡あたりの土地の固定資産税評価額 (ロ)住宅の床面積×2(200㎡が限度) (イ)×(ロ)×3% 新築住宅の特例 (固定資産税評価額-1,200万円)×3% ※アパート・マンション等、貸家住宅の場合は、 住戸×1,200万円が控除できる。 中古住宅の特例 (固定資産税評価額-控除額)×3% ※控除額は新築時期により以下の通り異なる。 1,200万円 H09/04/01~ 1,000万円 H01/04/01~H09/03/31 450万円 S60/07/01~H01/03/31 420万円 S56/07/01~S60/06/30 350万円 S51/04/01~S56/06/30 適用要件 土地を取得後、3年以内に住宅を取 得すること。 (床面積は50㎡~240㎡) 用途:住宅用(貸家住宅も可) 面積:50㎡以上240㎡以下 貸家住宅は、40㎡以上 240㎡以下 用途:自己の居住用 種類:耐火住宅は築20年以内、 それ以外は20年以内のもの ただし、新耐震基準に適合 していることが証明される ものについては、築年数の 条件はない 面積:50㎡以上240㎡以下 [ 計算例 ]:5,000万円で新築一戸建てを購入した鈴木さんの場合 固定資産税評価額・・・・・・ 建物 土地 1,000万円(延床面積100㎡) 2,400万円(土地面積120㎡) 〔不動産取得税〕 建物 土地 (評価額1,000万円-住宅控除額:新築1200万円)×税率3%=0円(税額) 評価額2,400万円×1/2(宅地特例措置)×税率3%-60万円(注)=0円(税額) (注) ① 4万5千円 ② イ、2,400万円×1/2÷120㎡(土地1㎡当たりの価格)=10万円 ロ、住宅の床面積の2倍(200㎡が限度) ハ、10万円(イ)×200㎡(ロ)×3%=60万円 ③ ①か②のいずれか多い方の額 ①<② ∴ ②60万円 〔固定資産税〕 建物 1,000万円×1.4%×1/2=7万円(当初3年間) (新築1戸建住宅の場合当初3年間1/2となる。3階建以上の対価住宅は5年) 土地 2,400万円×1/6×1.4%=5万6千円 〔都市計画税〕 建物 土地 1,000万円×0.3%=3万円 2,400万円×1/3×0.3%=2万4千円
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