gakkodayori24-13

岩野田小学校だより
平成25年1月10日
NO.13
いよいよ、3 学期がスタートしました。
明けましておめでとうございます。いよいよ3学期が始まります。新年を迎え、気持ちを新たにし、
目を輝かせ、ピーンと張り詰めた緊張感をもちながら、真剣に始業式に臨む子どもたちの姿はとても素
晴らしかったです。
そして、式の中で残り 3 ヶ月となり、
「みどしのいわのだ」を合い言葉にみんなで頑張ろうと誓いま
した。
1・2学期の成果をもとに、さらなる宝物ができるよう頑張ります。
避難訓練実施
(1 月 9 日)
合い言葉と、そこに込めた願いを始業式で
話しました。家庭でも話題にしていただけ
ると有り難いです。
今年度最後(3 回目)の避難訓練を行いました。今回は、休み時間に地震・火災が起きたという想定でした。
1,2 学期の訓練の成果を生かし、南運動場の第二避難場所へスムーズに移動し、安全に避難することができ
ました。自ら考え、行動し、自らの命を守る姿が避難の姿に現れていました。
風の子集会に向けて
2月15日(金)に行われる風の子集会に向けて、朝の運動タイムを利用して、学級毎に長縄飛びに挑戦
しています。学級の団結力を高めながら、どこまで記録を伸ばせるか、とても楽しみです。
岐阜教育事務所長からの表彰
本校の子どもたちの挨拶の姿の素晴らしさが岐阜教育
事務所長さんに認められ、賞状をいただきました。挨拶
については、日頃から、地域の方々からも時々お褒めの
言葉をいただきますが、このような立派な賞状をいただ
き、子どもたちの自信につながります。
あたたかく、さわやかなあいさつを交わし合う岩野田
地域をめざし、今後も取り組んでいきます。
<はじめの一歩>
「目の前にいる今の姿」を大事に
子どもが育つにつれて、親として「これもできるようになってほしい。あれもできるようになってほしい。」
と子どもへの願いが次第に多くなっていきます。
私たちは、子どもの自立や健全育成を願っていますから、願いをもつのは当然の事だと思います。
そして、私たちは、子どもの成長の目安をもち、
「1 年生ならば、この程度は、できるようになってほしい。」
「2年生ならば、この程度は、できるようになってほしい。
」などと目標を立てて育てようとします。
その気持ちから、
「もう、あなたは小学生でしょ。いつまでも甘えてばかりいてはだめよ。」「○年生になっ
たのに、そんなこともできないの?」などと子どもの姿を見て、いろいろな言葉をかけます。
これらの言葉からは、願う姿に育てたい気持ちを強く感じますが、育つのは子どもです。育つ子どもがこの
言葉をどのように受け取るかは育てる側の気持ちと必ずしも一致しているとは限りません。
「よし、頑張ろう。
」と子どもが受け取れば、まだいいのですが、
「そんなこと言ったって・・・」
「私には、
無理だ。
」「そう言われると、やる気がなくなる。
」などと思っていたならば、せっかくの叱咤激励の言葉であ
っても、子どもにとってはマイナスになってしまいます。
はいはいをしている子どもがよちよち歩きを始めた時、
「わあ、歩けるようになった。」と喜んでいたあの頃
のことを思い出してみてください。決して「何しているの、早く歩けるようになりなさい。」
「もうそろそろ歩
いたらどうなの?」などと赤ん坊に言葉をかける方はいないと思います。
それではいつから、子どもに親の願いをぶつけるようになったのでしょう?
ひょっとすると、子どもの成長とは別に
「他の子どもと比較して、うちの子は・・・・・」と他の子どもと比べているのかもしれません。
「あなたが頑張らないと、私が恥ずかしい。
」と親としての評価が気になっているのかもしれません。
「こんな子になってほしい。
」という願いに照らし合わせて見ているのかもしれません。
どれも目の前の子どもを見ているとは言えません。
子どもは、あなたの目の前にいる今の自分を見てほしいと思っています。
・頑張っている私 ・困っている私 ・悩んでいる私
・愛されたい私 ・そばにいてほしい私 ・見ていてほしい私 等
子どもの思いは様々です。目を離さず何を望んでいるのか見てほしいと思います。
子どもにとってあなたは、身近にいて「かつて、私の成長を喜んでくれた人」です。
もし、子どもが「いつ私から離れていったの?」と質問したならば、何と答えるでしょう。
「いいえ、いつもあなたのそばにいるよ。
」
「大丈夫だよ。心配しないで。あなたを愛しているよ。
」
・・・そ
んな答えを子どもは、望んでいるかもしれません。